JP4127380B2 - 縦型真空包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋の内容物の充填を行う縦型充填装置と充填済みの袋に真空処理及び袋口シールを施す縦型真空処理装置が併設されてなる縦型真空包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
縦型真空包装機は、一般に、袋の両側縁を把持する複数組のグリッパーが間欠回転するテーブルの周囲に等間隔で設けられ、テーブルが一回転する間にグリッパーへの袋の供給、袋内への内容物の充填等が行われるロータリー式縦型充填装置と、内容物を充填した袋を把持するグリッパーをそれぞれ内部に備えた蓋開閉自在の真空チャンバーが間欠回転又は連続回転するテーブルの周囲に等間隔で設けられ、テーブルが一回転する間に袋を真空チャンバー内に受け入れ、真空処理するとともに袋口をシールするようにしたロータリー式縦型真空処理装置と、内容物を充填した袋を充填装置のグリッパーから受取り、真空処理装置のグリッパーへ引渡す袋受渡し装置からなる(例えば特許第2538473号公報、特開平11−236009号公報等参照)。
このような2ローター式の縦型真空包装機は、ロータリー式縦型充填装置のグリッパーに袋が1個ずつ供給され、その袋に対して充填操作が順次行われ、袋受渡し装置が前記グリッパーから充填済みの袋を1個ずつ受取り、ロータリー式縦型真空処理装置のグリッパーに引き渡し、各真空チャンバー内において袋1個ずつに対し真空処理及びシールを行うようになっている。
【0003】
ところで、袋口のシールを行うタイプ(真空処理を行わない内容物を充填するタイプ)のロータリー式縦型充填装置では、例えば特開2002−36392号公報に記載されているように、隣接する2組のグリッパーに同時に1個ずつの袋を供給し(すなわち同時に2個の袋を供給)、その後の内容物の充填及び袋口シール等の充填操作も2個の袋に対して同時に行い、生産性を向上させたものが知られている。このようなロータリー式縦型充填装置は、2組のグリッパーにより吊り下げられた隣接する2個の袋を同時に取り扱うことから、当該2個の袋が並んで吊り下げられた形態を模してW型と呼ばれている。
また、ロータリー式ではないが、複数の袋に同時に内容物を充填し、それを真空チャンバーに入れて同時に複数の袋の真空処理を行い、生産性を向上させた縦型真空包装機が知られている(特公昭57−33205号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、2ローター式の縦型真空包装機においても、ロータリー式縦型充填装置とロータリー式縦型真空処理装置の双方をW型にし、生産能率を向上させるという考え方自体はすでに存在する。しかし、この場合、ロータリー式縦型真空包装機全体が余りに大型化し、それに伴う欠点が大きく、W型の2ローター式縦型真空包装機は未だ実用化に到っていない。
すなわち、まずロータリー式縦型充填装置においては、W型にすることにより回転テーブルの周囲に多数組のグリッパーが配置されると、回転テーブルの径が大きくなり、装置がその分大型化する。また、ロータリー式縦型充填装置のグリッパーは袋の両側縁を把持するタイプであるため、隣接するグリッパーに把持された2個の充填済みの袋の間隔(同時に充填操作が施された2個の袋の間隔)はある程度開いた状態とならざるを得ず、当該2個の袋がロータリー式縦型真空処理装置の真空チャンバーの1つに同時に受け入れられるとすれば、当該真空チャンバーの幅方向の寸法を袋2個分の幅より相当大きく設定する必要がある。ロータリー式縦型真空処理装置の回転テーブルは多数の真空チャンバーを円周方向に備えているから、真空チャンバー単体の幅方向の寸法はロータリー式縦型真空処理装置全体の大きさに大きく影響し、従って、ロータリー式縦型真空処理装置全体がきわめて大型化してしまう。
さらに、ロータリー式縦型真空処理装置において真空チャンバーが大型化すると、減圧時間が長くなり生産性向上の妨げとなり、それをカバーするため大型の真空ポンプを設置するとさらに装置の大型化につながる。
【0005】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、W型の縦型充填装置と同じくW型のロータリー式縦型真空処理装置が併設された縦型真空包装機において、真空チャンバー及び縦型真空包装機全体のコンパクト化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る縦型真空包装機は、袋の両側縁を把持する複数組のグリッパーが円形経路又は往復経路に沿って間欠移動し、各停止位置において隣接する2組のグリッパーへの袋の供給及び当該2組のグリッパーに把持された2個の袋に対する充填操作等が同時に行われるW型の縦型充填装置と、内容物を充填した2つの袋を把持するグリッパーをそれぞれ内部に備えた蓋開閉自在の複数の縦型真空チャンバーが水平な円形経路に沿って回転し、それが一回転する間に袋の真空処理及び袋口のシールが行われるW型のロータリー式縦型真空処理装置と、それぞれ1個ずつ袋を把持する2つのグリッパーが袋の幅方向に所定間隔を置いて配置され、その向きを変えることなく受取り位置と引渡し位置の間を同時に往復移動し、かつ受取り位置から引渡し位置への移動の過程で相互の間隔を狭め、前記受取り位置において前記縦型充填装置の隣接する2組のグリッパーに把持された2個の充填済みの袋を同時に受け取り、前記引渡し位置において前記ロータリー式縦型真空処理装置のグリッパーへ同時に引渡す袋受渡し装置を備えたことを特徴とする。
【0007】
上記縦型充填装置は、袋の両側縁を把持する複数組のグリッパーが水平な円形経路に沿って間欠移動するロータリー式縦型充填装置であることが望ましい。しかし、例えば特開2001−18921の図3及び関連する説明に記載されたタイプの縦型充填装置(グリッパーが往復経路に沿って間欠移動するタイプ)を利用することもできる。
上記ロータリー式縦型真空処理装置は、間欠回転式と連続回転式の双方が考えられる。そのグリッパーは、真空チャンバー内に水平に取り付けた固定把持部と、真空チャンバーの回転方向の遅角側を基端部として水平回動する可動把持部を備え、固定把持部と可動把持部の間で2個の袋を同時に把持するようになっていることが望ましい。このグリッパーは前記特許第2538473号公報又は特開平11−236009号公報に記載されたものと同タイプである。
【0008】
さらに、前記袋受渡し装置は、前記2つのグリッパーを前記受取り位置と引渡し位置の間で当該グリッパーの向きを変えることなく往復移動させる往復移動機構と、前記2つのグリッパーが前記受取り位置から引渡し位置に移動する過程で該2つのグリッパーの相互の間隔を狭め、かつ引渡し位置から受取り位置に移動する過程で相互の間隔を広げる接離機構を備えることが望ましい。このグリッパーは、閉じたとき袋の上縁を上から把持するタイプが望ましく、特に袋の上縁を袋幅の大部分又はほぼ全幅に渡り把持し得るものが望ましい。また、往復移動の方向は、袋の幅方向に対し垂直方向であることが望ましい。
なお、縦型真空包装機に好適に使用し得る袋受渡し装置は、閉じたとき袋の上縁を上から把持する2つのグリッパーが、幅方向に沿って並んだ2個の袋を把持し得るように所定間隔を置いて左右に配置され、前記2つのグリッパーを同時に開閉する開閉機構と、前記2つのグリッパーを所定距離離れた受取り位置と引渡し位置の間で当該グリッパーの向きを変えることなく同時に往復移動させる往復移動機構と、前記2つのグリッパーが受取り位置から引渡し位置に向けて移動する過程で該2つのグリッパーの相互の間隔を狭め、かつ引渡し位置から受取り位置に向けて移動する過程で相互の間隔を広げる接離機構を備える。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本発明に係る縦型真空包装機を具体的に説明する。
図1において、機台1上にW型のロータリー式縦型充填装置2と同じくW型のロータリー式縦型真空処理装置3が設置されている。
ロータリー式縦型充填装置2では、間欠回転するテーブルTの周囲に、袋Wの両側縁を把持する2×8組のグリッパー(図示せず、グリッパーが移動する円形経路のみを一点鎖線で図示)が2組ずつ等間隔で配置され、テーブルTが間欠回転する過程で、各停止位置(I〜VIII)において袋の供給及び充填操作等が次のように行われる。なお、このロータリー式縦型充填装置2は、袋口の完全なシールが行われない点を除いて、従来のW型のロータリー式縦型充填装置(例えば特開2002−36392参照)と基本的に同じである
【0010】
停止位置I;停止した2組のグリッパーに給袋装置4により同時に1個ずつ(計2個)の袋が供給され、前記グリッパーにより両側縁を把持される。
停止位置II;2組のグリッパーに把持された2個の袋の袋面に、印字装置5により製造年月日等が印字される。
停止位置III;2個の袋の両面が真空吸盤6に吸着されて袋口が開口され、袋口から挿入されたコーンヘッド7の先端から吹き出すエアにより袋全体が広げられる。
停止位置IV;2個の袋に対しそれぞれ袋口からホッパー8が挿入され、固形物が袋に充填される。
停止位置V;2個の袋に対しそれぞれ袋口からノズル(ノズル昇降装置9を図示)が挿入され、液状物が袋に充填される。
停止位置VI;空き工程。袋口の仮シール(袋内から袋外へのエア通路を残すシール)を行う場合もある。
停止位置VII;充填済みの2個の袋がロータリー式縦型真空処理装置3に引き渡される。
停止位置VIII;空き工程。
【0011】
一方、ロータリー式縦型真空処理装置3では、間欠回転するテーブルTの周囲に10個の真空チャンバー11が等間隔で配置され、各真空チャンバー11は本体11aと所定のタイミングで開閉される蓋11bからなり、本体11aの内部には袋を把持するグリッパー12(図2、4参照)が備わっている。真空チャンバー11内に受け入れられた2個の袋はグリッパー12で同時に把持され、テーブルTが一回転する間に真空処理及び袋口のシール等の工程が順に行われ、シールされた2個の製品袋Bは排出コンベア13上に排出される。グリッパー12は、図2及び図4に示すように、本体11a内に水平に固定された固定把持部12aと真空チャンバー11の回転方向の遅角側(後方側)を基端部として水平回動する可動把持部12bからなり、可動把持部12bが所定のタイミングで水平回動(開閉)し、固定把持部12aとの間で2個の袋の袋口近傍(シール部の下方位置)を幅方向に挟持する。2個の袋Aを一緒に把持するため、グリッパー12の幅は袋Aの2個分の幅と同等又はやや広く形成されている。なお、このロータリー式縦型真空処理装置3は、W型に対応させた点を除いて、従来のロータリー式縦型真空処理装置(例えば特許第2538473号公報、特開平11−236009号公報参照)と基本的に同じである。
【0012】
この2ローター式縦型真空包装機では、ロータリー式縦型充填装置2とロータリー式縦型真空処理装置3の間に袋受渡し装置14が設置され、この袋受渡し装置14は、ロータリー式縦型充填装置2から袋(同時に2個)を受取り、これをロータリー式縦型真空処理装置3に引渡す。袋受渡し装置14は、図2〜図4に示すように、機台1に立設するスタンド15の上端に固定されたフレーム16、該フレーム16に平行に固定された2本のガイド軸17、18、ガイド軸17、18に填められたスライド部材19、20、スライド部材19にスライド軸受21を介して摺動自在にはめられたスライド軸22、スライド部材20にスライド軸受23を介して摺動自在にはめられたスライド軸24、スライド軸22、24の各先端に設置された把持機構25、26等からなる。スライド部材19、20は、連結部材38により互いに固定連結されている。
【0013】
把持機構25は、スライド軸22の先端に固定されたグリッパー取付ブロック27、その先端部側面に固定された軸支持部28、グリッパー取付ブロック27を貫通し軸支持部28に回動自在にはめられた開閉軸29、開閉軸29に固定された開閉レバー30、後端が前記グリッパー取付ブロック27に固定された取付部材31に取り付けられ、ピストンロッド32及び開閉レバー30を介して開閉軸29を回動させるエアシリンダ33、さらに、軸支持部28の外周に固定された固定把持部34aと開閉軸29の外周に固定された可動把持部34bからなるグリッパー34で構成される。グリッパー34の下端部(把持部)は、袋の上縁をほぼその袋幅全体に渡って把持できるように幅広とされ、可動把持部34bの下端挟持部には把持ラバー37が貼り付けられている。把持機構26は、同じく固定把持部35aと可動把持部35bからなるグリッパー35を有し、他の構造も把持機構25とほぼ同じであるが、そのグリッパー取付ブロック36に前記スライド軸22が遊嵌する孔が形成されている点で把持機構25と異なっている。この例では、エアシリンダ33とピストンロッド32から開閉軸29までの連結機構が本発明でいう開閉機構を構成する。
【0014】
スライド軸22、24には、それぞれ取付軸41、42を介してカムローラ43、44が水平面内で回転自在に取り付けられ、該カムローラ43、44はフレーム16の上壁に形成された長孔状のカム溝45、46に沿って転動自在である。前記カム溝45、46は、カムローラ43、44がカム溝45、46に沿って前方(図2において左方向)に移動したとき、カムローラ43、44が同じ距離だけ互いに接近するように形成されている。カムローラ43、44が接近すれば、スライド軸22、24を介してグリッパー34、35が水平面内において中心に向かって同じ距離だけ互いに接近する。この例では、カムローラ43、44、カム溝45、46、スライド軸22、24及びスライド部材19、20等が、本発明でいう接離機構を構成する。
【0015】
また、スライド部材19の上面に軸部47が突設され、これがフレーム16の上壁に形成された長孔48を抜け、この軸部47に連結リンク49を介して駆動レバー50の一端が連結されている。駆動レバー50はフレーム16の側方を下降してフレーム16内に入り、その端部がスタンド15の内部に配置された駆動軸51(図示しない駆動源に連結され所定のタイミングで往復回動する)に固定されている。
駆動軸51が回動すると、駆動レバー50は駆動軸51を中心として揺動し、スライド部材19、20が前後に往復移動し、これによりスライド軸22、24、さらにグリッパー34、35が前後に同じだけ往復移動する。この例では、駆動軸51からスライド軸22、24までの連結機構が本発明でいう往復移動機構を構成する。
【0016】
図2に示すように、グリッパー34、35(特にその先端把持部)は、幅方向に所定間隔を置いて左右に配置されている。揺動レバー50が揺動してスライド軸22、24が前後に往復移動すると、それに伴い、図2に示すようにグリッパー34、35が前後に往復移動する(実線が最も前方に移動した位置、仮想線が最も後方に移動した位置を示す)が、この往復移動の間も幅方向に沿って左右に配置された状態は変化しない。すなわち、グリッパー34、35はその向きを往復移動の間変えることなく(すなわち、各グリッパー34、35は往復移動のあいだ一種の並進運動を行う)、同時に同じだけ移動する。その移動の方向はグリッパー34、35の幅方向に対し垂直である。
【0017】
一方、スライド軸22が前後に往復移動するのに伴いカムローラ43がカム溝45に沿って移動し、同時にスライド軸24も前後に往復移動してカムローラ44がカム溝46に沿って移動する。これにより、スライド軸22、24が前方(図2において左方向)に移動するとき、すなわちグリッパー34、35が前方に移動するときはグリッパー34、35の相互の間隔が狭まり、スライド軸22、24が後方(図2において右方向)に移動するとき、すなわちグリッパー34、35が後方に移動するときはグリッパー34、35の相互の間隔が広がる。この状態は、図2の実線及び仮想線に示されている。
【0018】
次に袋受渡し装置14による袋の受渡しの手順の一例を、図2及び図4を参照して説明する。
(1)袋受渡し装置14のグリッパー34、35が最も後方の仮想線位置(以後、受取り位置という)に停止し、可動把持部34a、35aを開いて待機する。
(2)ロータリー式縦型充填装置2の停止位置VIIに、充填済みの袋Aの両側縁を把持したグリッパー53(2組)が停止する。前記受取り位置は、グリッパー53が把持した袋Aが停止する位置に設定されている。
(3)エアシリンダ33が作動してグリッパー34、35が閉じ(可動把持部34a、35aが閉じ)、それぞれ袋Aの上縁部を把持する。直後にグリッパー53が開く。
【0019】
(4)駆動軸51が回動し駆動レバー50が揺動して、グリッパー34、35が前方の実線位置(以後引渡し位置という)に向けて移動する。この過程でグリッパー34、35の相互の間隔が狭まり、2個の袋Aの相互の間隔も狭まる。
(5)グリッパー34、35が引渡し位置に到達した後又は到達する直前のタイミングで、ロータリー式縦型真空処理装置3の真空チャンバー11が停止位置Iに停止する。前記引渡し位置は、グリッパー34、35に把持された袋Aが、ロータリー式縦型真空処理装置3のグリッパー12の把持位置にくるように設定されている。
(6)揺動支点軸54が回動し、グリッパーアーム55及び可動把持部12bが回動し、2個の袋Aの袋口近傍(グリッパー34、35が把持した箇所の下方位置)を固定把持部12aと可動把持部12bの間で同時に把持する。なお、可動把持部12bには幅方向の一部(2個の袋Aに対応して少なくとも2箇所)に凹部aが形成されており、ここが袋内から袋外へのエア通路となる。
(7)直後にエアシリンダ33が逆に作動してグリッパー34、35が開き(図4の仮想線参照)、次いで駆動軸51が逆に回動し駆動レバー50が逆に揺動して、グリッパー34、35が受取り位置に向けて移動する。この過程でグリッパー34、35の相互の間隔が広がる。
【0020】
なお、上記ロータリー式縦型真空処理装置3は、2個の袋Aを真空チャンバー11内に受け入れた後、一回転する間に2個の袋Aに対し真空処理を施すとともにその上縁部をシールする。図4において、56はチャンバー本体11aに設置されたヒータ装置(ヒータ受け台はチャンバー蓋11bに設置されている)、57は駆動用のエアシリンダであり、この例では、2個の袋Aを1つのヒータ装置56及び受け台により同時にシールするようになっている。
【0021】
上記縦型真空包装機によれば、袋受渡し装置14において、グリッパー34、35を受取り位置から引渡し位置に移動させる間に相互の間隔を狭め、その結果、真空チャンバー11が受け入れる2個の袋Aの間隔を狭めることができるので、真空チャンバー11のグリッパー12の幅を袋2個分の幅と余り変わらない寸法にまで小さくできる。従って、W型であるにもかかわらず真空チャンバー11の大きさを抑え、ロータリー式真空処理装置全体をコンパクトにすることができる。
また、2つのグリッパー34、35(及び2個の袋A)が受取り位置と引渡し位置の間をその向きを変えることなく往復移動するので、例えば特開平8−301232号公報に記載された回転式のピッチ変更装置と異なり、充填済みの袋Aが振り回されることがなく、袋の中身がこぼれたり袋の把持位置がずれたりすることが防止される。さらにグリッパーを水平面内で幅方向に対して垂直方向に移動させることで、グリッパーの移動距離を最短に抑えることができる。
【0022】
一方、上記の例ではロータリー式縦型真空処理装置3は間欠回転式であったが、連続回転式のロータリー式縦型真空処理装置にも本発明は適用できる。これは袋受渡し装置14のグリッパー34、35が、引渡し位置においてロータリー式縦型真空処理装置の回転に追随する動作を行う(例えば、袋がロータリー式縦型真空処理装置のグリッパーに把持される直前から、グリッパー34、35が開となって真空チャンバーから離れるまで)ことで可能となる。また、上記の例では、真空チャンバー11内において、固定把持部12aと水平回動する可動把持部12bからなるグリッパー12を用いて2個の袋を一緒に把持したが、間隔が狭められた2個の袋を把持できるものであれば他の形態のグリッパーを使用することも可能であり、あるいは2個の袋をそれぞれ別のグリッパーで把持することも可能である。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、W型の縦型充填装置と同じくW型のロータリー式縦型真空処理装置が併設された縦型真空包装機において、真空チャンバー及び縦型真空包装機全体のコンパクト化を図ることができ、また、減圧時間を減らして生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る縦型真空包装機の模式的な平面図である。
【図2】 本発明に係る袋受渡し装置の平面図である。
【図3】 その一部側面断面図である。
【図4】 その一部正面図である。
【符号の説明】
2 ロータリー式縦型充填装置
3 ロータリー式縦型真空処理装置
11 真空チャンバー
12 ロータリー式縦型真空処理装置のグリッパー
12a グリッパーの固定把持部
12b グリッパーの可動把持部
14 袋受渡し装置
34、35 袋受渡し装置のグリッパー
53 ロータリー式縦型充填装置のグリッパー

Claims (4)

  1. 袋の両側縁を把持する複数組のグリッパーが円形経路又は往復経路に沿って間欠移動し、各停止位置において隣接する2組のグリッパーへの袋の供給及び当該2組のグリッパーに把持された2個の袋に対する充填操作等が同時に行われるW型の縦型充填装置と、内容物を充填した2つの袋を把持するグリッパーをそれぞれ内部に備えた蓋開閉自在の複数の縦型真空チャンバーが水平な円形経路に沿って回転し、それが一回転する間に袋の真空処理及び袋口のシールが行われるW型のロータリー式縦型真空処理装置と、それぞれ1個ずつ袋を把持する2つのグリッパーが袋の幅方向に所定間隔を置いて配置され、その向きを変えることなく受取り位置と引渡し位置の間を同時に往復移動し、かつ受取り位置から引渡し位置への移動の過程で相互の間隔を狭め、前記受取り位置において前記縦型充填装置の隣接する2組のグリッパーに把持された2個の充填済みの袋を同時に受け取り、前記引渡し位置において前記ロータリー式縦型真空処理装置のグリッパーへ同時に引渡す袋受渡し装置を備えた縦型真空包装機。
  2. 前記縦型充填装置は、袋の両側縁を把持する複数組のグリッパーが水平な円形経路に沿って間欠移動するロータリー式縦型充填装置であることを特徴とする請求項1に記載された縦型真空包装機。
  3. 前記ロータリー式縦型真空処理装置のグリッパーは、真空チャンバー内に水平に取り付けた固定把持部と、真空チャンバーの回転方向の遅角側を基端部として水平回動する可動把持部を備え、固定把持部と可動把持部の間で2個の袋を同時に把持することを特徴とする請求項1又は2に記載された縦型真空包装機。
  4. 前記袋受渡し装置は、前記2つのグリッパーを前記受取り位置と引渡し位置の間で当該グリッパーの向きを変えることなく往復移動させる往復移動機構と、前記2つのグリッパーが前記受取り位置から引渡し位置に移動する過程で該2つのグリッパーの相互の間隔を狭め、かつ引渡し位置から受取り位置に移動する過程で相互の間隔を広げる接離機構を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された縦型真空包装機。
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