JP4127294B2 - ハイブリッド駆動装置の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド駆動装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4127294B2
JP4127294B2 JP2006156166A JP2006156166A JP4127294B2 JP 4127294 B2 JP4127294 B2 JP 4127294B2 JP 2006156166 A JP2006156166 A JP 2006156166A JP 2006156166 A JP2006156166 A JP 2006156166A JP 4127294 B2 JP4127294 B2 JP 4127294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
generator
shift
motor
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006156166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006306393A (ja
Inventor
弘淳 遠藤
竜哉 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006156166A priority Critical patent/JP4127294B2/ja
Publication of JP2006306393A publication Critical patent/JP2006306393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4127294B2 publication Critical patent/JP4127294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

この発明は、車両の走行のための動力源として二種類の動力源を備えているハイブリッド駆動装置に関し、特に第1の動力源から動力の伝達される出力部材に、変速機を介して第2の動力源が連結されているハイブリッド駆動装置を対象とする制御装置に関するものである。
この種のハイブリッド駆動装置の一例が、特許文献1記載されている。この特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置では、エンジンと第1モータ・ジェネレータとが、シングルピニオン型遊星歯車機構からなる合成分配機構を介して相互に連結されるとともに、その合成分配機構に出力部材がトルク伝達可能に連結され、さらにその出力部材に変速機構を介して第2モータ・ジェネレータが連結されている。
したがって特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置では、エンジンの出力トルクと第1モータ・ジェネレータのトルクとを、シングルピニオン型遊星歯車機構のギヤ比に応じて合成したトルクが出力軸に現れるとともに、第1モータ・ジェネレータによってエンジンの回転数を制御できるので、エンジンを最適燃費で運転でき、車両の燃費を向上させることができる。また、エンジンを最適燃費で運転している状態で第1モータ・ジェネレータによって発電(すなわちエネルギー回生)をおこない、その電力で第2モータ・ジェネレータを駆動することにより、出力軸にトルクを付加でき、したがって燃費を悪化させることなく必要十分な駆動力を得ることができる。さらに、変速機で設定される変速比を“1”より大きくすることにより、第2モータ・ジェネレータの出力するトルクを増大させて出力軸に伝達でき、かつその変速比を小さくした場合(例えば変速機を高速段に設定した場合)には、第2モータ・ジェネレータの回転数を低下させることができるので、第2モータ・ジェネレータを小型化あるいは低出力型のものとすることができる。
また従来、エンジンの出力側に低速段と直結段とに変速できる変速機を連結し、その変速機の出力部材から駆動輪にトルクを伝達する一方、その出力部材にモータのトルクを伝達するように構成したハイブリッド装置であって、その変速機を低速段に変速した後にモータによってエンジンを始動するように構成した装置が、特許文献2に記載されている。
さらに従来、エンジンと第1モータ・ジェネレータとを遊星歯車機構からなる合成分配機構に連結するとともに、その合成分配機構に出力部材を連結し、さらにその出力部材に第2モータ・ジェネレータを直接連結した構成のハイブリッド装置において、第1モータ・ジェネレータの動力でエンジンを始動する際に、第2モータ・ジェネレータのトルクを出力部材に付加することにより、エンジンの始動を好適におこなうように構成した装置が、特許文献3に記載されている。
特開2002−225578号公報 特開平8−216700号公報 特許第3129204号公報
上述した特許文献1に記載されているいわゆる機械分配式のハイブリッド駆動装置においては、第2のモータ・ジェネレータを変速機を介して出力軸に連結しているので、その変速機での変速の際の出力軸トルクの変動を、内燃機関および第1モータ・ジェネレータを含むいわゆる主動力源の出力で補償することができ、また反対に主動力源によるトルクの過不足を第2モータ・ジェネレータによって補うことができる。しかしながら、いわゆる主動力源からの出力トルクが内燃機関の始動や内燃機関の回転数を制御する第1モータ・ジェネレータの制御内容の変化などによって変化し、また第2モータ・ジェネレータから出力軸に伝達されるトルクが変速機による変速の実行によって変化するにも関わらず、従来では、これらのトルクの変動要因が重畳することや、その場合の制御について従来では考慮されていない。そのため、走行中における出力軸トルクの変動が生じたり、それに伴ってドライバビリティが悪化し、あるいはエンジンの始動や主動力源のトルク制御を所期どおりに実行できないなどの可能性があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、第1の動力源および第2の動力源でのトルク変動要因に好適に対処して出力軸トルクの変動を防止することのできるハイブリッド駆動装置の制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、内燃機関および第1のモータ・ジェネレータがこれら内燃機関と第1のモータ・ジェネレータとの間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構に連結されてなる第1の動力源と、その第1の動力源が出力したトルクをデファレンシャルを介して駆動輪に伝達する出力部材と、その出力部材に変速機を介して連結された第2の動力源とを備えたハイブリッド駆動装置の制御装置において、前記遊星歯車機構によるトルクの合成もしくは分配の状態が変化することに伴う前記内燃機関の回転数の変化量が予め定めた所定量より大きいか否かを判断する判断手段と、前記内燃機関の回転数の変化量が前記所定量以下であることが前記判断手段で判断された場合に前記変速機での変速を許可する許可手段と、前記許可手段で変速が許可されていることに伴う前記変速機での変速を判定する変速判定手段と、前記変速機による変速中であることが前記変速判定手段で判定された場合に前記第1の動力源の停止を制限する停止制御制限手段とを備えていることを特徴とする制御装置である。
さらに、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記判断手段によって、前記内燃機関の回転数の変化量が前記所定量より大きいことが前記判断手段で判断され、かつ前記変速判定手段で前記変速機での変速が判定された場合に前記変速機による変速を制限する変速制限手段とを更に備えていることを特徴とする制御装置である。
そして、この発明における第2の動力源は、請求項3に記載されているように、他のモータ・ジェネレータによって構成することができる。
したがってこの発明では、請求項2の構成に加えて、前記トルクの合成もしくは分配の状態が急速に変化する状態のときに前記第2の動力源の出力を制御する出力制御手段を更に備えていることができる。
請求項1の発明によれば、遊星歯車機構によるトルクの合成もしくは分配の状態の変化に伴う前記内燃機関の回転数の変化量が所定値以下であって内燃機関の回転数が安定している場合に、変速機での変速が許可され、それに伴って出力部材のトルクの変動要因となる変速機での変速が実行されている場合には、出力部材にトルクを与える第1の動力源の停止が制限されるので、出力部材のトルク変動の要因が重畳的に生じることが回避され、その結果、出力部材のトルクすなわち出力軸トルクの変動を防止もしくは抑制することができる。
さらに、請求項2の発明によれば、請求項1の発明による効果と同様の効果を得られることに加えて、内燃機関の出力トルクがモータ・ジェネレータと出力部材とに分配され、あるいは内燃機関のトルクとモータ・ジェネレータのトルクとが合成されて出力部材に伝達される機構でのトルクの合成もしくは分配の状態の急変時に、変速機での変速が制限されるので、第1の動力源からの出力トルクの変動を第2の動力源のトルクで補完もしくは吸収でき、その結果、いわゆる出力軸トルクを安定させることができると同時に、出力部材のトルクを維持して前記機構でのトルクの合成・分配状態の急変を確実なものとすることができる。
つぎにこの発明を具体例に基づいて説明する。先ず、この発明で対象とするハイブリッド駆動装置について説明すると、この発明で対象とするハイブリッド駆動装置は、一例として車両に搭載されるものであって、図3に示すように、主動力源(すなわち第1の動力源)1のトルクが出力部材2に伝達され、その出力部材2からデファレンシャル3を介して駆動輪4にトルクが伝達される。一方、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギーを回収する回生制御の可能なアシスト動力源(すなわち第2の動力源)5が設けられており、このアシスト動力源5が変速機6を介して出力部材2に連結されている。したがってアシスト動力源5と出力部材2との間で伝達するトルクを変速機6で設定する変速比に応じて増減するようになっている。
上記の変速機6は、設定する変速比が“1”以上となるように構成することができ、このように構成することにより、アシスト動力源5でトルクを出力する力行時に、アシスト動力源5で出力したトルクを増大させて出力部材2に伝達できるので、アシスト動力源5を低容量もしくは小型のものとすることができる。しかしながら、アシスト動力源5の運転効率を良好な状態に維持することが好ましいので、例えば車速に応じて出力部材2の回転数が増大した場合には、変速比を低下させてアシスト動力源5の回転数を低下させる。また、出力部材2の回転数が低下した場合には、変速比を増大させることがある。
上記のハイブリッド駆動装置を更に具体的に説明すると、主動力源1は図4に示すように、内燃機関(以下、エンジンと記す)10と、モータ・ジェネレータ(以下、仮に第1モータ・ジェネレータもしくはMG1と記す)11と、これらエンジン10と第1モータ・ジェネレータ11との間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構12とを主体として構成されている。そのエンジン10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、例えば、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(E−ECU)13によっておこなうように構成されている。
また、第1モータ・ジェネレータ11は、一例として同期電動機であって、電動機としての機能と発電機としての機能とを生じるように構成され、インバータ14を介してバッテリーなどの蓄電装置15に接続されている。そして、そのインバータ14を制御することにより、第1モータ・ジェネレータ11の出力トルクあるいは回生トルクを適宜に設定するようになっている。その制御をおこなうために、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG1−ECU)16が設けられている。
さらに、遊星歯車機構12は、外歯歯車であるサンギヤ17と、そのサンギヤ17に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ18と、これらサンギヤ17とリングギヤ18とに噛合しているピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持しているキャリヤ19とを三つの回転要素として差動作用を生じる公知の歯車機構である。前記エンジン10の出力軸がダンパー20を介して第1の回転要素であるキャリヤ19に連結されている。言い換えれば、キャリヤ19が入力要素となっている。
これに対して第2の回転要素であるサンギヤ17に第1モータ・ジェネレータ11が連結されている。したがってサンギヤ17がいわゆる反力要素となっており、また第3の回転要素であるリングギヤ18が出力要素となっている。そして、そのリングギヤ18が出力部材(すなわち出力軸)2に連結されている。
一方、変速機6は、図4に示す例では、一組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわちそれぞれ外歯歯車である第1サンギヤ(S1)21と第2サンギヤ(S2)22とが設けられており、その第1サンギヤ21にショートピニオン23が噛合するとともに、そのショートピニオン23がこれより軸長の長いロングピニオン24に噛合し、そのロングピニオン24が前記各サンギヤ21,22と同心円上に配置されたリングギヤ(R)25に噛合している。なお、各ピニオン23,24は、キャリヤ(C)26によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ22がロングピニオン24に噛合している。したがって第1サンギヤ21とリングギヤ25とは、各ピニオン23,24と共にダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成し、また第2サンギヤ22とリングギヤ25とは、ロングピニオン24と共にシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成している。
そして、第1サンギヤ21を選択的に固定する第1ブレーキB1と、リングギヤ25を選択的に固定する第2ブレーキB2とが設けられている。これらのブレーキB1,B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1,B2は、油圧や電磁力などによる係合力に応じてそのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。さらに、第2サンギヤ22に前述したアシスト動力源5が連結され、またキャリヤ26が前記出力軸2に連結されている。
したがって、上記の変速機6は、第2サンギヤ22がいわゆる入力要素であり、またキャリヤ26が出力要素となっており、第1ブレーキB1を係合させることにより変速比が“1”より大きい高速段が設定され、第1ブレーキB1に替えて第2ブレーキB2を係合させることにより、高速段より変速比の大きい低速段が設定されるように構成されている。この各変速段の間での変速は、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運転状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。その制御をおこなうためのマイクロコンピュータを主体とした電子制御装置(T−ECU)27が設けられている。
なお、図4に示す例では、アシスト動力源5として、トルクを出力する力行およびエネルギーを回収する回生の可能なモータ・ジェネレータ(以下仮に、第2モータ・ジェネレータもしくはMG2と記す)が採用されている。この第2モータ・ジェネレータ5は、インバータ28を介してバッテリー29に接続されている。そして、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG2−ECU)30によってそのインバータ28を制御することにより、力行および回生ならびにそれぞれの場合におけるトルクを制御するように構成されている。なお、そのバッテリー29および電子制御装置30は、前述した第1モータ・ジェネレータ11についてのインバータ14およびバッテリー(蓄電装置)15と統合することもできる。
上述したトルク合成分配機構としてのシングルピニオン型遊星歯車機構12についての共線図を示せば、図5の(A)のとおりであり、キャリヤ(C)19に入力されるエンジン10の出力するトルクに対して、第1モータ・ジェネレータ11による反力トルクをサンギヤ(S)17に入力すると、出力要素となっているリングギヤ(R)18には、エンジン10から入力されたトルクより大きいトルクが現れる。その場合、第1モータ・ジェネレータ11は、発電機として機能する。また、リングギヤ18の回転数(出力回転数)を一定とした場合、第1モータ・ジェネレータ11の回転数を大小に変化させることにより、エンジン10の回転数を連続的に(無段階に)変化させることができる。すなわち、エンジン10の回転数を例えば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、第1モータ・ジェネレータ11を制御することによっておこなうことができる。
さらに、図5の(A)に一点鎖線で示すように、走行中にエンジン10を停止させていれば、第1モータ・ジェネレータ11が逆回転しており、その状態から第1モータ・ジェネレータ11を電動機として機能させて正回転方向にトルクを出力させると、キャリヤ19に連結されているエンジン10にこれを正回転させる方向のトルクが作用し、したがって第1モータ・ジェネレータ11によってエンジン10を始動(モータリングもしくはクランキング)することができる。その場合、出力軸2にはその回転を止める方向のトルクが作用する。したがって走行のための駆動トルクは、第2モータ・ジェネレータ5の出力するトルクを制御することにより維持でき、同時にエンジン10の始動を円滑におこなうことができる。なお、この種のハイブリッド形式は、機械分配式あるいはスプリットタイプと称されている。
また、変速機6を構成しているラビニョ型遊星歯車機構についての共線図を示せば、図5の(B)のとおりである。すなわち第2ブレーキB2によってリングギヤ25を固定すれば、低速段Lが設定され、第2モータ・ジェネレータ5の出力したトルクが変速比に応じて増幅されて出力軸2に付加される。これに対して第1ブレーキB1によって第1サンギヤ21を固定すれば、低速段Lより変速比の小さい高速段Hが設定される。この高速段Hにおける変速比も“1”より大きいので、第2モータ・ジェネレータ5の出力したトルクがその変速比に応じて増大させられて出力軸2に付加される。
なお、各変速段L,Hが定常的に設定されている状態では、出力軸2に付加されるトルクは、第2モータ・ジェネレータ5の出力トルクを変速比に応じて増大させたトルクとなるが、変速過渡状態では各ブレーキB1,B2でのトルク容量や回転数変化に伴う慣性トルクなどの影響を受けたトルクとなる。また、出力軸2に付加されるトルクは、第2モータ・ジェネレータ5の駆動状態では、正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
上述したハイブリッド駆動装置は、主動力源1とアシスト動力源5との二つの動力源を備えているので、これらを有効に利用して低燃費で排ガス量の少ない運転がおこなわれる。またエンジン10を駆動する場合であっても、第1モータ・ジェネレータ11によって最適燃費となるようにエンジン10の回転数が制御される。さらに、コースト時には車両の有する慣性エネルギーが電力として回生される。そして、第2モータ・ジェネレータ5を駆動してトルクアシストする場合、車速が遅い状態では変速機6を低速段Lに設定して出力軸2に付加するトルクを大きくし、車速が増大した状態では、変速機6を高速段Hに設定して第2モータ・ジェネレータ5の回転数を相対的に低下させて損失を低減し、効率の良いトルクアシストが実行される。
上述したハイブリッド駆動装置についてのこのような基本的な制御の例を図6にフローチャートで示してある。図6に示す例では、先ず、シフト位置の検出がおこなわれる(ステップS1)。このシフト位置とは、車両を停止状態に維持するパーキングP、後進走行させるリバースR、ニュートラル状態とするニュートラルN、前進走行するためのドライブD、出力軸2の回転数に対してエンジン回転数を相対的に大きく維持して駆動トルクを大きくし、あるいはコースト時に制動力を増大させるエンジンブレーキSなどのシフト装置(図示せず)で選択されている各状態であり、ステップS1ではリバースR、ドライブD、エンジンブレーキSの各シフト位置を検出する。
ついで、要求駆動力が決定される(ステップS2)。例えば、シフト位置やアクセル開度さらには車速などの車両の走行状態に関する情報ならびに駆動力マップなどの予め記憶している情報に基づいて要求駆動力が決定される。
さらに、走行モードが決定される(ステップS3)。この走行モードとは、第2モータ・ジェネレータ5を動力源とした走行形態(以下、EV走行と記す。)、エンジン10を主たる動力源とした走行形態(以下、エンジン走行と記す。)を意味している。この走行モードは、要求駆動力に加えて、前述したバッテリー15,29の充電量(すなわち充電残量)SOCやバッテリー15,29や各モータ・ジェネレータ5,11などの各部の温度、さらにはハイブリッド駆動装置全体としてフェイルなどの動作状態を考慮して決定(すなわち選択)される。なおここで、エンジン10を始動する制御が実行されている状態はEV走行に含まれないとし、また、エンジン10を停止させる制御が実行されている状態はEV走行に含まれるものとしている。
さらに、上記のステップS2で決定された要求駆動力に基づいて変速段が決定される(ステップS4)。すなわち前述した変速機6で設定すべき変速段が低速段Lあるいは高速段Hに決定される。後述するように変速が制限される場合があるので、変速が制限された状態での変速段の決定も含む。
その変速機6で設定すべき変速段への変速中か否かが判断される(ステップS5)。この判断は、変速を実行すべきか否かの判断であり、ステップS4で決定された変速段が、その時点に設定されている変速段とは異なっている場合に、ステップS4で肯定的に判断される。
ステップS5で肯定的に判断された場合には、ステップS4で決定された変速段を設定するための変速を実行するように油圧が制御される(ステップS6)。この油圧は、前述した各ブレーキB1,B2の油圧であり、例えば係合側のブレーキについては、係合直前の状態にするために油圧を一次的に増大させるファーストフィルの後に所定の低い油圧に維持する低圧待機の制御をおこない、これに対して解放側のブレーキについては、所定油圧までステップダウンさせた後、第2モータ・ジェネレータ5の回転数に応じて次第に解放させるように油圧を低下させる制御をおこなう。
各ブレーキB1,B2の係合圧をこのように制御することにより第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間で伝達されるトルクが制限されるので、パワーオン状態では、出力トルクが低下する。そのトルクの低下量は、変速機6におけるブレーキB1,B2のトルク容量に応じたものとなるので、ブレーキトルクが推定される(ステップS7)。これは、各ブレーキB1,B2の油圧指令値に基づいて推定することができる。
推定されたブレーキトルクが出力トルクの低下量に対応しているので、出力トルクの低下を補うための主動力源1によるトルク補償制御量(MG1目標回転数)が求められる(ステップS8)。図4に示すハイブリッド駆動装置では、主動力源1がエンジン10と第1モータ・ジェネレータ11ならびに遊星歯車機構12によって構成されているので、第1モータ・ジェネレータ11のトルクを制御することにより、変速時のトルク補償をおこなうことができ、したがってステップS8では第1モータ・ジェネレータ11の補償制御量が求められる。
前述したように変速機6での変速は、各ブレーキB1,B2の係合・解放状態を変化させることにより実行され、その過程では出力軸トルクが低下することがあるので、その出力軸トルクの低下を第2モータ・ジェネレータ5で補償するために第2モータ・ジェネレータ5の出力トルクを一時的に増大させる。そこで、第1モータ・ジェネレータ11の補正制御量の算出と併せて、第2モータ・ジェネレータ5のトルク補正量が求められる(ステップS9)。
ついで、上記のようにして求められた各制御量もしくは補正量が出力される。すなわち上記のステップS6で求められたブレーキ油圧を制御するための指令信号が出力され(ステップS10)、ステップS8で求められたMG1目標回転数を設定する指令信号が出力され(ステップS11)、ステップS9で求められた第2モータ・ジェネレータ5のトルクを設定する指令信号が出力される(ステップS12)。
一方、変速中ではないことによりステップS5で否定的に判断された場合には、定常走行時(非変速時)のブレーキ油圧が算出される(ステップS13)。そのブレーキ油圧は、第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間で伝達するトルクに対応したトルク容量を設定するための油圧であり、したがって第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間で伝達することが要求されているトルクに基づいて算出することができる。
また、定常走行時の第2モータ・ジェネレータ5のトルクが算出される(ステップS14)。定常走行時には、エンジン10は燃費が良好になるように制御され、その状態での要求駆動力に対する主動力源1の出力の過不足分を第2モータ・ジェネレータ5で補うから、第2モータ・ジェネレータ5のトルクは、エンジン10および第1モータ・ジェネレータ11によって出力されるトルクと要求されているトルクとに基づいて算出することができる。なお、この第2モータ・ジェネレータ5の制御には、第1モータ・ジェネレータ11を電動機として動作させてエンジン10を始動する際に出力軸2に作用するトルクに相当する反力トルクを第2モータ・ジェネレータ5で補償する制御も含まれる。
前述したようにエンジン10の回転数は、第1モータ・ジェネレータ11によって制御することができ、定常走行状態では、最適燃費となるようにエンジン10を運転するので、第1モータ・ジェネレータ11の回転数として、エンジン10の燃費が最適となる回転数が目標として算出される(ステップS15)。なお、この制御には、エンジン10を始動するために第1モータ・ジェネレータ11を電動機として機能させるための制御が含まれる。
その後、前述したステップS10ないしステップS12に進み、ステップS13で求められたブレーキ油圧を設定するための指令信号、ステップS14で求められた第2モータ・ジェネレータ5のトルクを設定するための指令信号、ステップS15で算出された第1モータ・ジェネレータ11の回転数を設定するための指令信号が、それぞれ出力される。
上述したように、図3あるいは図4に示すハイブリッド駆動装置では、車速や要求駆動力などの走行状態に応じて走行モードが選択され、また変速段が選択される。したがって第1モータ・ジェネレータ11を電動機として機能させてエンジン10が始動されたり、あるいはエンジン10を停止して第2モータ・ジェネレータ5の動力で走行したり、さらに第2モータ・ジェネレータ5による駆動トルクを確保し、もしくは第2モータ・ジェネレータ5の回転数を低下させるために変速機6での変速が生じる。これら主動力源1側での制御および変速機6での制御は、いずれも出力軸2のトルクの変動要因となり、あるいは他方の制御を補完することがある。そこで、この発明に係る制御装置は、これら主動力源1側の制御および変速機6での制御を以下のようにして実行する。
図1はその制御例を説明するためのフローチャートであって、先ず、EV走行中か否かが判断される(ステップS21)。前述した図6に示すステップS3で走行モードが決定されるので、その決定された走行モードがEV走行か否かを判断することになる。なお、エンジン10の始動制御中の状態はEV走行に含まれず、エンジン10の停止制御中の状態はEV走行に含まれる。
このステップS21で否定的に判断された場合には、エンジン10の始動制御中か否かが判断される(ステップS22)。前述した図4に示すハイブリッド駆動装置においては、エンジン10と第1モータ・ジェネレータ11と出力軸2との三者が、シングルピニオン型の遊星歯車機構を主体とするトルクの合成分配機構に連結され、図5の(A)の共線図で示す関係になっているので、第1モータ・ジェネレータ11を電動機として機能させれば、すなわちバッテリー15から電力を出力して第1モータ・ジェネレータ11を正回転させれば、出力軸2が前進走行時の正回転方向とは反対の逆回転方向にトルクを受けつつ、エンジン10の回転数が引き上げられる。すなわちエンジン10がモータリング(もしくはクランキング)されてエンジン10が始動される。このようなエンジン10の始動制御は、例えば第1モータ・ジェネレータ11を発電機として機能させて充電の必要が生じた場合や要求駆動力が増大してエンジン10からトルクを出力する必要が生じた場合など、前述したステップS3で決定される走行モードが変更された場合に生じる。
エンジン10の始動制御が実行されていることによりステップS22で肯定的に判断された場合には、変速機6での変速を実行するべき判断が有ったか否か、すなわち走行状態に基づく変速判断が成立しているか否かが判断される(ステップS23)。これは、前述した図1におけるステップS4で決定された変速段が、その時点に設定されている変速段とは異なることにより変速の判断が成立する。
このステップS23で肯定的に判断された場合には、変速を中止する(ステップS24)。すなわち変速判断をキャンセルして変速を実行しないこととする。また所定の条件が成立するまで変速機6での変速を実行しないようにするために、変速禁止フラグをオンにして変速を禁止する(ステップS25)。その結果、第2モータ・ジェネレータ5と出力軸2との間のトルクの伝達状態が従前のままに維持される。なお、ステップS23で否定的に判断された場合には、エンジン10の始動制御中での変速機6による変速をおこなわないようにするために、ステップS25に進んで、変速を禁止する。
前述したようにエンジン10の始動は、第1モータ・ジェネレータ11を電動機として機能させてエンジン10をモータリング(クランキング)することによりおこなわれるが、その場合、出力軸2に対してこれを逆回転させる方向にトルクが作用する。これに対して、第2モータ・ジェネレータ5から出力軸2にトルクを伝達する変速機6の動作状態あるいは伝達トルク容量が従前のままに維持されるので、第2モータ・ジェネレータ5の出力トルクを制御することにより、出力軸2のトルクを所期どおりに制御できる。すなわち、出力軸トルクの変動要因が重畳して生じることが回避される。
したがって、エンジン10の始動に伴う反力トルクを第2モータ・ジェネレータ5によって出力軸2に付加することができ、その結果、エンジン10を支障なく始動することができる。また走行中であっても、エンジン10の始動に伴う負トルクを第2モータ・ジェネレータ5が補うように第2モータ・ジェネレータ5を制御することにより、駆動トルクの低下やそれに伴うドライバビリティの悪化を防止することができる。
一方、エンジン10の始動制御中でないことによりステップS22で否定的に判断された場合には、出力軸2に主動力源1側から掛かるトルクが変動する他の要因として、前述したシングルピニオン型の遊星歯車機構を主体として構成されているトルクの合成分配機構(動力分配部)でのトルクの合成もしくは分配状態が急速に変化しているか否か(急変速中か否か)が判断される(ステップS26)。これは、一例としてエンジン回転数Ne の変化量ΔNe が所定値より大きいか否かを判断することによりおこなうことができる。
このステップS26で肯定的に判断された場合には、主動力源1から出力軸2に出力されるトルクが変化する不安定な状態になっているので、上述したエンジン10の始動制御中の場合と同様に、ステップS23に進んで、変速機6での変速を制限する。したがってこの場合も、出力軸トルクの変動要因が重畳して生じることが回避され、その結果、出力軸2のトルクを第2モータ・ジェネレータ5を制御することにより維持し、トルク合成分配機構での急変速を円滑に実行できると同時に、ドライバビリティの悪化を防止できる。
これに対してステップS26で否定的に判断された場合には、トルク合成分配機構での急変速が生じておらず、主動力源1側のトルクの変動が特に生じていないので、変速が許可され、変速禁止フラグがオフにされる(ステップS27)。そして、変速機6での変速制御中か否かが判断される(ステップS28)。この判断は、前述した図1でのステップS5での判断と同様にしておこなうことができる。
変速制御中であることによりステップS28で肯定的に判断された場合には、エンジン10の停止が禁止される(ステップS29)。出力軸トルクの変動要因が重畳的に生じることを回避するためである。したがって出力軸トルクの変動やそれに起因するドライバビリティの悪化などが防止される。
これとは反対にステップS28で否定的に判断された場合には、エンジン10の停止が許可される(ステップS30)。出力軸トルクの変動要因が重畳的に生じることがないからである。
さらにまた、EV走行中であることによりステップS21で肯定的に判断された場合には、変速が禁止され、変速禁止フラグがオンとされる(ステップS31)。EV走行は、第2モータ・ジェネレータ5を電動機として機能させてその出力トルクを変速機6を介して出力軸2に伝達する走行の形態であるから、変速機6によるトルクの伝達状態を維持して出力軸トルクの変動を抑制し、ひいてはドライバビリティや乗り心地を維持するために、変速機6での変速を禁止することとしたのである。
上述した制御をおこなった場合のタイムチャートを図2に示してある。変速機6を低速段Lに設定している走行中の所定時点t1 にエンジン10を始動する判定が成立すると、エンジン10がモータリング(クランキング)されて回転数Ne が次第に増大し始める。その後のt2 時点に低速段Lから高速段Hへの変速判断が成立すると、変速判断値がLowからHighに変化する。その場合、エンジン10の始動制御が実行されていることにより、変速禁止フラグがオン(禁止)となっており、そのため変速出力値はLowのままに維持される。なお、エンジン停止許可フラグはオフ(許可)となっている。
エンジン回転数Ne が次第に増大してエンジン10の完爆の判定(始動完了の判定)が成立すると(t3 時点)、変速禁止フラグがオフ(許可)に切り替わり、その結果、変速出力値がLowからHighに切り替わって変速が実行される。エンジン10の始動制御が既に終了しているからである。
変速機6での変速が実行されることによりエンジン停止許可フラグがオン(禁止)とされる。そして、変速機6での変速が完了して変速終了の判定が成立すると(t4 時点)、エンジン停止許可フラグがオフ(許可)とされ、所定のエンジン停止条件が成立した場合には、エンジン10が停止することが可能になる。
以上述べたように、この発明に係る制御装置によれば、主動力源1側のトルクが変動するなどの不安定状態においては、変速機6での変速が制限されるので、出力軸トルクの変動要因が重畳的に生じることが回避され、その結果、出力軸トルクの変動やそれに起因するドライバビリティあるいは乗り心地などの悪化を防止もしくは抑制することができる。特に出力軸2からの反力を使用してエンジン10を始動する場合、第2モータ・ジェネレータ5から変速機6を介して出力軸2に伝達されるトルクが変動もしくは低下することが制限されるので、エンジン10を確実もしくは円滑に始動することができる。これは、第1モータ・ジェネレータ11を制御してエンジン10の出力状態を急速に変化させる場合も同様であり、したがってトルク合成分配機構での急変速を伴うエンジン10の出力状態の変化を確実もしくは円滑におこなうことができる。さらに、変速機6での変速時には第2モータ・ジェネレータ5側の機構が出力軸トルクの変動要因となるので、その場合にはエンジン10の停止を禁止して主動力源1側でのトルクの変動を制限するので、出力軸トルクの変動を抑制してドライバビリティあるいは乗り心地などの悪化を防止もしくは抑制することができる。
さらに、エンジン10の始動時には、第2モータ・ジェネレータ5の出力するトルクを増大することにより、エンジン10の始動に要するトルクを補完し、出力軸トルクの低下を抑制するので、駆動トルクの落ち込みやそれに伴う違和感などを防止もしくは抑制することができる。これは、変速機6での変速の場合も同様であって、変速機6での変速の際に第2モータ・ジェネレータ5から出力軸2に伝達できるトルクが低下するが、これを補うように第1モータ・ジェネレータ11を制御して主動力源1からのトルクを増大させることにより、変速時の駆動トルクの落ち込みやそれに伴う違和感などを防止もしくは抑制することができる。
ここで、上述した各具体例とこの発明との関係を簡単に説明すると、上述した図1に示すステップS26の機能的手段がこの発明の判断手段に相当する。一方、ステップS24あるいはステップS25の機能的手段が、この発明の変速制限手段に相当する。また、図1に示すステップS29の機能的手段が、この発明の停止制御制限手段に相当する。
なお、この発明は上述した各具体例に限定されない。この発明における変速機は、高低の二段に変速できる構成以外に更に多段に変速できる変速機や無段変速機などであってもよい。
この発明の制御装置による制御例を説明するための概略的なフローチャートである。 図1に示す制御を実行した場合のタイムチャートを示す図である。 この発明で対象とするハイブリッド駆動装置の一例を模式的に示すブロック図である。 そのハイブリッド駆動装置を更に具体的に示すスケルトン図である。 図4に示す各遊星歯車機構についての共線図である。 そのハイブリッド駆動装置を対象としたこの発明の制御装置による全体的な制御例を説明するための概略的なフローチャートである。
符号の説明
1…主動力源、 2…出力部材(出力軸)、 5…アシスト動力源(第2モータ・ジェネレータ)、 6…変速機、 10…内燃機関(エンジン)、 11…第1モータ・ジェネレータ、 12…遊星歯車機構。

Claims (3)

  1. 内燃機関および第1のモータ・ジェネレータがこれら内燃機関と第1のモータ・ジェネレータとの間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構に連結されてなる第1の動力源と、その第1の動力源が出力したトルクをデファレンシャルを介して駆動輪に伝達する出力部材と、その出力部材に変速機を介して連結された第2の動力源とを備えたハイブリッド駆動装置の制御装置において
    前記遊星歯車機構によるトルクの合成もしくは分配の状態が変化することに伴う前記内燃機関の回転数の変化量が予め定めた所定量より大きいか否かを判断する判断手段と、
    前記内燃機関の回転数の変化量が前記所定量以下であることが前記判断手段で判断された場合に前記変速機での変速を許可する許可手段と、
    前記許可手段で変速が許可されていることに伴う前記変速機での変速を判定する変速判定手段と、
    前記変速機による変速中であることが前記変速判定手段で判定された場合に前記第1の動力源の停止を制限する停止制御制限手段と
    を備えていることを特徴とするハイブリッド駆動装置の制御装置。
  2. 記判断手段によって、前記内燃機関の回転数の変化量が前記所定量より大きいことが前記判断手段で判断され、かつ前記変速判定手段で前記変速機での変速が判定された場合に前記変速機による変速を制限する変速制限手段と
    を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
  3. 前記第2の動力源は、モータの機能と発電機の機能とを有する他のモータ・ジェネレータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド駆動装置の制御装置。
JP2006156166A 2006-06-05 2006-06-05 ハイブリッド駆動装置の制御装置 Expired - Fee Related JP4127294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006156166A JP4127294B2 (ja) 2006-06-05 2006-06-05 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006156166A JP4127294B2 (ja) 2006-06-05 2006-06-05 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002374974A Division JP4127049B2 (ja) 2002-12-25 2002-12-25 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006306393A JP2006306393A (ja) 2006-11-09
JP4127294B2 true JP4127294B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=37473747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006156166A Expired - Fee Related JP4127294B2 (ja) 2006-06-05 2006-06-05 ハイブリッド駆動装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4127294B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006054740A1 (de) * 2006-11-21 2008-06-12 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Verfahren und Vorrichtung zum Zuschalten eines Verbrennungsmotors in einem Hybrid-Fahrzeugantrieb
JP5528854B2 (ja) * 2010-03-08 2014-06-25 本田技研工業株式会社 自動変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006306393A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3963868B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP3852402B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP3783714B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP3804669B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2009012726A (ja) ハイブリッド車両用の制御装置
JP4001013B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP2008120233A (ja) ハイブリッド駆動装置
JP3852404B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP4127049B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP2009160951A (ja) 車両用駆動装置の制御装置
JP4779936B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
JP6070451B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP4158773B2 (ja) 車両の制御装置
JP4135022B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP3852403B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP3758650B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP4178947B2 (ja) 変速機の制御装置
JP4127294B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
JP3651469B2 (ja) 変速機の制御装置
JP4165461B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
JP4127055B2 (ja) 変速機の制御装置
JP2019044896A (ja) 駆動力制御装置
JP4070666B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2006347311A (ja) ハイブリッド車両
JP3928600B2 (ja) ハイブリッド車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080505

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4127294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees