JP4126137B2 - 自動販売機の商品投入幅調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は缶またはビン入り飲料等の商品を販売する自動販売機の商品投入幅調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の自動販売機には、上下方向に延びる蛇行状の商品通路を有する、いわゆるサーペンタイン式の商品収納装置が用いられている。この商品収納装置は、装置本体の幅方向に対向する一対の側板間に前後方向に対向する多数の円弧板を設け、各円弧板間に前記商品通路を形成している。また、商品収納装置の上部には商品通路の上端側に通ずる商品投入口が設けられ、商品投入口に装置本体の前面方向から商品を投入することにより、商品通路内に商品が収納されるようになっている。
【0003】
ところで、前記自動販売機で販売される飲料缶のサイズは、外径寸法及び長さがそれぞれ複数種類あり、これに応じて商品投入口の高さ方向及び左右方向の幅を調整する必要がある。そこで、左右方向の幅を調整する商品投入幅調整装置として、例えば特開平6−187561号公報に記載されているように、商品投入口の通路に左右方向に移動可能な幅調整部材を設け、販売商品の長さに合わせて幅調整部材の左右位置を変更するようにしたものが知られている。この幅調整装置は、幅方向調整部材の前面部分に窓を形成する一方、通路の底側前面に幅方向調整部材の設定位置に対応した数字を表記しており、これにより、幅調整部材を移動した際、窓を通じて視認される数字を見て商品投入者が幅方向調整部材の設定位置を認識できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記前面において幅方向調整部材の設定位置を認識する幅調整装置では、幅調整部材の前面は僅かな大きさのため、この前面部分に窓を形成するのに高度な加工技術及び多大な加工時間を要し、結果、幅調整装置の製造コストが高くつくという問題点があった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造で製造コストを削減でき、且つ幅方向調整部材の設定位置を認識し易い自動販売機の商品投入幅調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、商品投入口から投入された商品を商品収納部に案内する商品案内板と、商品案内板の左右方向に移動可能に設けられた幅調整部材とを備え、幅調整部材を所要の位置に移動することにより商品投入口の商品幅に合わせて幅を調整する自動販売機の商品投入幅調整装置において、商品案内板の手前側に上下に貫通する貫通孔を左右方向に複数並設するとともに、該各貫通孔の設置位置は商品に対応して移動設置された前記幅調整部材の端部が各貫通孔を横切るよう設定している。これにより、商品投入口の左右方向の幅の調整は幅調整部材を左右に移動することで達成され、このとき幅調整部材の端部は商品案内板の貫通孔を前後方向に横切る。
【0007】
また、請求項2では、請求項1記載の自動販売機の商品投入幅調整装置において、前記各貫通孔の形状を前記幅調整部材の設置位置ごとに異なる形状としている。これにより、幅調整部材の端部が横切る貫通孔の形状から幅調整部材の設定位置が確認される。
【0008】
また、請求項3では、請求項1または2記載の商品投入幅調整装置において、前記幅調整部材及び前記各貫通孔を左右一組としている。これにより、商品投入口の幅の調整は、左右両側の各幅調整部材を移動することで達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1及至図5は本発明の自動販売機の商品投入幅調整装置の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の外観斜視図、図2は自動販売機の概略側面断面図、図3は自動販売機の商品投入幅調整装置の分解斜視図、図4及び図5は自動販売機の商品投入幅調整装置の斜視図である。
【0010】
本実施形態の商品投入幅調整装置の備わる自動販売機は、図1及び図2に示すように、自動販売機本体1の内部に商品を収納・搬出する商品収納装置2を有している。この商品収納装置2はその幅方向に対向する一対の側板2aを有し、各側板2a間には円弧板を対向させて上下に蛇行して延びる商品通路2bを形成している。また、各側板2a間の上部には商品を充填するための商品投入口3が形成されている。この商品投入口3と商品通路2bとの間には商品投入幅調整装置4が設定されており、この商品投入幅調整装置4により、商品投入口3から投入された商品を商品通路2bに案内し、且つ、商品投入幅を調整している。
【0011】
以下、本発明の特徴的構成である商品投入幅調整装置4の構造を図3乃至図5を参照して説明する。
【0012】
商品投入幅調整装置4は、それぞれ商品投入口3に設けられた一対の幅調整部材5と商品案内板6とから構成され、商品投入口3の左右方向の幅を調整している。
【0013】
各幅調整部材5は、前後方向に延びる側面部5aと底面部5bとから成る略L字状に形成されており、側面部5aを側板2a側とし、底面部5bが商品投入口3の底部側となるように配置されている。底面部5bの商品投入口3中央側の側端下部には商品案内板6と係合する前後方向に延びる突起5cが設けられており、即ち、この突起5cは幅調整部材5の位置決め部材として機能している。
【0014】
商品案内板6は平板状に形成され、左右端部には上方向に延びるフランジを有するとともに、複数の係合孔7及び複数の貫通孔8が設けられている。この商品案内板6により投入された商品は、商品収納部2へと案内される。
【0015】
各係合孔7は、商品案内板6に左右に並設され、突起5cと係合するよう前後方向に延びる形状に形成されている。ここで、各係合孔7は各幅調整部材5の側面部5a間の長さが投入される商品の左右方向の長さに対応するように設けられている。
【0016】
各貫通孔8は、商品に対応して配置された幅方向調整部材5の商品案内板6中央側の端部がその上方を前後方向に横切るように、幅調整部材5の設定位置ごとに商品案内板6の手前側に左右方向に複数並設されている。ここで、投入される商品の左右方向の長さに対応して、一対の各幅調整部材5が同形状の一対の貫通孔8を横切るようになっている。この場合においては、商品Aに対応する各貫通孔8は長孔状、商品Bに対応する各貫通孔8は四角状、商品Cに対応する各貫通孔8は円状に形成されている。
【0017】
以上のように構成された商品投入幅調整装置4においては、係合孔7に突起5cを係合された各幅調整部材5によって商品投入口3の左右方向の幅が規制される。ここで、商品投入口3の幅を新たな商品の幅に変更する場合は、各幅調整部材5の突起5cと各係合孔7との係合を解除し、各幅調整部材5の各側面部5a間の長さとなる係合孔7に突起5cを挿入する。この際、商品に対応した形状の各貫通孔8を底面部5bの端部が横切るように各幅調整部材5を移動させればよい。
【0018】
このように、本実施形態の自動販売機の商品幅調整装置によれば、各幅調整部材5の底面部5bの端部が貫通孔8の上方を横切るようにしたので、一部が塞がれている貫通孔8を確認することにより容易に商品投入口3の左右の幅を認識することができる。また、各幅調整部材5及び各貫通孔8は簡単な構造で部品の加工が容易であり、商品幅投入装置の製造コストを削減できる。さらに、従来のように商品案内板6の前面に幅調整部材5の設定位置に対応する数字等を表記する必要がないので、装置の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
【0019】
また、各貫通孔8を各幅調整部材5の設置位置により異なる形状としたので、商品投入口3の幅を変更する場合に、商品投入者は所望の商品に対応した各幅調整部材5の設定位置を瞬時に判断でき、また、各幅調整部材5を誤った位置に設置することもない。
【0020】
また、一対の各幅調整部材5により商品投入口3の左右方向の長さを調整するようにしたので、投入される商品の左右方向の長さが短い場合でも、商品を側板2a間の任意の位置へ投入することができる。この場合は、商品を側板2a間の中央へ投入することにより、商品収納室2に収納される商品が左右どちらか一方に片寄ることを防止している。
【0021】
尚、本実施形態においては、各貫通孔8を投入される商品に対応して異なる形状としたものを示したが、各貫通孔8を同一の形状のものとしてもよい。
【0022】
また、本実施形態においては、一対の幅調整部材5及び一対の各貫通孔8を設けたものを示したが、図6に示すように左右どちらか一方に幅調整部材5及び各貫通孔8を設けるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の自動販売機の商品投入幅調整装置によれば、幅調整部材の端部は商品投入口の底部の貫通孔を前後方向に横切るようにしたので、一部が塞がれている貫通孔を確認することにより容易に商品投入口の左右の幅を認識することができる。また、幅調整部材及び貫通孔の構造が簡単で加工が容易であり、商品投入幅調整装置の製造コストを削減できる。さらに、従来のように商品投入口の通路の前面に幅調整部材の設定位置に対応する数字等を表記する必要がないので、装置の高さ方向の寸法を小さくすることができる。
【0024】
また、請求項2の自動販売機の商品投入幅調整装置によれば、請求項1の効果に加え、貫通孔の形状を幅調整部材の設置位置に対応して異なる形状としているので、商品投入口の幅を変更する場合に、商品投入者は所望の商品に対応した幅調整部材の設定位置を瞬時に判断でき、また、幅調整部材を誤った位置に設置することもない。
【0025】
また、請求項3の自動販売機の商品投入装置によれば、請求項1または2の効果に加え、幅調整部材及び各貫通孔を左右一組としたので、投入される商品の左右方向の長さが短い場合に、商品投入口の左右方向の位置を任意に設定することができる。例えば、サーペンタイン式の商品収納室を有する自動販売機の場合に、投入される商品が商品収納室の中央付近に収納されるように設定することができ、商品収納室に収納される商品が左右どちらか一方に片寄ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である商品投入幅調整装置を備えた自動販売機の外観斜視図
【図2】自動販売機の概略側面断面図
【図3】商品投入幅調整装置の斜視図
【図4】商品投入幅調整装置の斜視図
【図5】商品投入幅調整装置の分解斜視図
【図6】商品投入幅調整装置の分解斜視図
【符号の説明】
1…自動販売機本体、3…商品投入口、4…商品投入幅調整装置、5…幅調整部材、6…商品案内板、8…貫通孔。
Claims (3)
- 商品投入口から投入された商品を商品収納部に案内する商品案内板と、商品案内板の左右方向に移動可能に設けられた幅調整部材とを備え、幅調整部材を所要の位置に移動することにより商品投入口の商品幅に合わせて幅を調整する自動販売機の商品投入幅調整装置において、
商品案内板の手前側に上下に貫通する貫通孔を左右方向に複数並設するとともに、該各貫通孔の設置位置は商品に対応して移動設置された前記幅調整部材の端部が各貫通孔を横切るよう設定した
ことを特徴とする自動販売機の商品投入幅調整装置。 - 前記各貫通孔の形状を前記幅調整部材の設置位置ごとに異なる形状とした
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機の商品投入幅調整装置。 - 前記幅調整部材及び各貫通孔を左右一組とした
ことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機の商品投入幅調整装置。
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JP26176499A JP4126137B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 自動販売機の商品投入幅調整装置 |
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1999
- 1999-09-16 JP JP26176499A patent/JP4126137B2/ja not_active Expired - Fee Related
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