JP4124813B2 - 誤動作防止手動弁 - Google Patents
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Description
センターロッド204下端の弁体201が上昇すると、それまで弁体201によって押さえつけられていたダイアフラム203が解放されて弁座211から離間する。こうして弁が開けられると、入力ポート251から流入した流体が弁座211の弁孔から弁室253へ流入し、更に出力側流路254を通って出力ポート255から流出する。
ので、誤って弁が開閉してしまう誤動作の防止が可能になり、また、弁を開閉させる際の操作性を損なわないようにすることが可能になった。さらに、ゆっくりとした開閉弁の動作を実現することが可能になった。
なお、用語として「上方」とはハンドル側、「下方」とはバルブボディ側を意味するものとする。
この誤動作防止手動弁1は、入力側流路51及び出力側流路52の形成されたバルブボディ50が不図示のベースブロックなどの上に搭載され、上端のハンドル72の回転によって弁の開閉が行われるものである。
ホルダ59の中にはステム61が上下に摺動するように装填されている。ステム61が上から押し下げられてない場合には、ダイアフラム53がそのバネ力によって弁座55から離間し、そのステム61を上方に持ち上げている。
図1に戻って、ロッド64の上部には固定リング65が設けられ、そこには2本の回転伝達ピン66,66が軸方向に圧入されている。そして、サブハンドル73には、この回転伝達ピン66,66に対応した回転伝達穴84,84が形成されている。従って、この回転伝達穴84,84に回転伝達ピン66,66が入り込むことによって、ハンドル72の回転がロッド64にまで伝達されるようになっている。
そして、本実施形態の誤動作防止手動弁1は、オペレータがハンドル72を押し下げるだけでロックを解除することができ、開閉位置では手を離すだけでロックバネ77によってロック状態になる。従って、特別な工具を用いることなく、しかも片手でできる非常に操作性の良いものとなった。
また、ロッド64をアダプタ58との間で螺合させることにより、ゆっくりとした開閉弁の動作を実現することが可能になった。
図3乃至図6は、第2実施形態の誤動作防止手動弁を示した断面図である。このうち図3及び図4は開弁状態を示しており、更に図3はロック状態を示し、図4はロック解除状態を示している。また図5及び図6は閉弁状態を示しており、更に図5はロック解除状態を示し、図6がロック状態を示している。
この誤動作防止手動弁2は、入力側流路151及び出力側流路152の形成されたバルブボディ150が不図示のベースブロックなどの上に搭載され、上端のハンドル172の回転によって弁の開閉が行われるものである。
ホルダ159の中にはステム161が上下に摺動するように装填されている。ステム161が上から押し下げられてない場合には、ダイアフラム弁体153がそのバネ力によって弁座155から離間し、そのステム161を上方に持ち上げている。
ロッド164の上方にはロッド164と嵌合するハンドルロッド166が設けられている。ロッド164とハンドルロッド166は嵌合しているが、軸方向にクリアランスが存在し、そのクリアランス分ロッド164とハンドルロッド166は軸方向に遊離することできる。ハンドルロッド166に形成された雄ネジとロッドガイド162に形成された雌ネジとは螺設されている。
ロッド164の下方にはスプリング受け191があり、ロッドガイド162とスプリング受け191の間にはスプリング192が配設され、スプリング192の付勢力に対抗しうるようスプリング受け191は、ロッド164内に挿入された平行ピン193で支えられている。
すなわち、この誤動作防止手動弁2は、ハンドルロッド166に回転が与えられるとその雄ネジが雌ネジに沿って螺進し、これによりハンドルロッド166及びロッド164が軸方向に上下することによりステム161が押さえ付けられ、また解放されて弁の開閉が行われるようになっている。
ここで、図8は、ハンドル172、サブハンドル173、ハンドルロッド166により構成されるロック機構の概要図を示す。
ここで、図8に示すようにサブハンドル173とハンドルロッド166とは、軸方向の動きには互いに干渉しないが、周方向の動きには同じ回転位相で回転するように連結されている。
従って、押し下げた状態でハンドル172を回転すると、その回転がサブハンドル173を介してハンドルロッド166へと伝えられる。
そして、本実施形態の誤動作防止手動弁2は、オペレータがハンドル172を押し下げるだけでロックを解除することができ、開閉位置では手を離すだけでスプリング177によってロック状態になる。従って、特別な工具を用いることなく、しかも片手でできる非常に操作性の良いものとなった。
また、ハンドル172のカム溝172aのロック解除部分172cは実際に開閉弁状態になる位置よりも余裕をみてその長さを形成している。従って、ハンドル172を回転しきった状態でハンドル172を押し下げるのを解除させると、弁部は確実に開閉弁状態になるものとなった。その開閉弁状態は、施錠孔195に例えば南京錠を取り付けることにより確実に維持することができるようになった。
さらに、ハンドルロッド166を螺進させることにより、ゆっくりとした開閉弁の動作を実現することが可能になった。
そして、本実施形態の誤動作防止手動弁2は、オペレータがハンドル172を押し下げるだけでロックを解除することができ、開閉位置では手を離すだけでスプリング177によってロック状態になる。従って、特別な工具を用いることなく、しかも片手でできる非常に操作性の良いものとなった。
また、ハンドル172のカム溝172aのロック解除部分172cは実際に開閉弁状態になる位置よりも余裕をみてその長さを形成している。従って、ハンドル172を回転しきった状態でハンドル172を押し下げるのを解除させると、弁部は確実に開閉弁状態になるものとなった。その開閉弁状態は、施錠孔195に例えば南京錠を取り付けることにより確実に維持することができるようになった。
さらに、ハンドルロッド166を螺進させることにより、ゆっくりとした開閉弁の動作を実現することが可能になった。
この誤動作防止手動弁3は、入力側流路11及び出力側流路12が形成されたバルブボディ10に弁部が構成され、ハンドル31を回転させてセンターロッド21を上下させることによって弁の開閉を操作するものである。
弁3は、開弁又は閉弁のいずれの場合でも通常は図10及び図12に示すようにロック状態になっている。すなわち、ロックバネ35に付勢されたロックプレート33がハンドル31に突き当てられ、そのハンドル31の回転が禁止されて誤動作防止状態になっている。つまり、ロックプレート33には不動の案内ピン34が差し込まれているため回転が禁止され、更にその回転が禁止されたロックプレート33のロック穴37に入り込んだロックピン36がハンドル31に固定されているため、そのハンドル31の回転も禁止される。
従って、オペレータがこの誤動作防止手動弁3の開閉を操作する以外は、ロックバネ35によって常にこの状態が保たれているため、隣の手動弁の開閉を操作する際に誤ってハンドル31が回ってしまうことはなく、弁の開閉が切り換えられてしまうこともない。
例えばオペレータは、図14(a)に示す状態のハンドル31を手で覆うようにして握り、指先でロックプレート33を下方に押す。すると図14(b)に示すようにロックプレート33が下降してハンドル31から下方に突設されたロックピン36が、ロックプレート33のロック穴37から外れる。これによってロックが解除されるため、オペレータはロックプレート33を押し下げたままハンドル31を90度回転させる。
そして、本実施形態の誤動作防止手動弁3は、オペレータがハンドル31を握った手の
指先でロックプレート33を押し下げるだけでロックを解除することができ、開閉位置ではロックバネ35によってロックプレート33が押し上げられてロック状態になる。従って、特別な工具を用いることなく、しかも片手でできる非常に操作性の良いものである。
誤動作防止手動弁4のロック機構は、先ず、ロックプレート41がハウジング22にネジ止めされて固定されている。ロックプレート41にはロック孔42が穿設され、そこにハンドル43に差し込まれたロックピン44が挿入されるようになっている。
そこで、本実施形態の誤動作防止手動弁4の場合、弁を開閉させるにはロックピン44を引っ張り上げてロックプレート41のロック孔42から抜く。これによりハンドル43の回転が自由になる。そのため、前述したようにハンドル43を回転すれば、カム25によってラジアルベアリング26,26の位置が上下するのに合わせてセンターロッド21が上下し、これによりダイアフラム13が弁座15に対して当接・離間して弁の開閉が行われる。
そして、本実施形態の誤動作防止手動弁4は、オペレータがハンドル43を握った手の指先でロックピン44を摘んで引っ張り上げてロックを解除することができ、開閉位置ではロックバネ45によってロックプレート33が押し上げられてロック状態になる。従って、特別な工具を用いることなく、しかも片手でできる非常に操作性の良いものとなった。
この誤動作防止手動弁5は、その開閉機構が前記第5実施形態のものと同様に構成され、上方に突き出たサブロッド91を回転させると、その回転が中の螺設されたロッドにも伝えられる。そして、そのロッドが上下することによりステムを介してダイアフラムを押圧又は解放することによって弁の開閉が行われる。
一方、ハウジング95には、その上端面にハンドル93の回転を禁止する突起部95aが形成されている。突起部95aは、サブロッド91を中心とした90度の角度の範囲に設けられており、ハウジング95の上端面においてハンドル93の回転領域は90度になっている。つまり、誤動作防止手動弁4は、ハンドル93をサブロッド91を中心に90度回転させることにより弁の開閉が行われる。
93を回してしまうようなことはない。
そして、本実施形態の誤動作防止手動弁5は、オペレータが立てたハンドル93を摘んで弁の開閉を操作するので、特別な工具を用いることなく、しかも片手でできる非常に操作性の良いものとなった。
また、ハンドル93は、倒伏可能であり、常時倒れた状態になっているので、弁の全体高さを低くしてコンパクトなものとすることができた。
50、150 バルブボディ
51、151 入力側流路
52、152 出力側流路
53、153 ダイアフラム弁体
55、155 弁座
61、161 ステム
64、164 ロッド
71,171 ハウジング
72、172 ハンドル
73,173 サブハンドル
66 回転伝達ピン
75 平行ピン
158 ベース
162 ロッドガイド
166 ハンドルロッド
175 スプリングピン
Claims (3)
- 弁の開閉を操作するための回転可能なハンドルと、ハウジング側に螺設されて前記ハンドルの回転軸に沿って上下方向に移動可能なロッドと、前記ハンドルから前記ロッドにかけて回転を伝達して螺進するロッドを上下方向に運動させる動力伝達機構と、前記ロッドの上下運動によって弁体が弁座に対して当接離間する弁部と、前記ハンドルの回転を禁止するロック機構とを有する誤動作防止手動弁において、
ハウジングに固定された回転止部材と、
前記ハンドルに設けられ前記回転止部材が挿入されるカム溝と、
前記ハンドルと一体であって付勢部材によって付勢される前記動力伝達機構と、
からなる前記ロック機構を有することを特徴とする誤動作防止手動弁。 - 請求項1に記載する誤動作防止手動弁において、
前記回転止部材は、前記ハウジングの径方向に対をなして前記ハウジングに固定された平行ピンであり、前記カム溝は下方に開口する略コの字型で形成され、前記動力伝達機構は前記ロッドと上下方向においては遊離できるものであることを特徴とする誤動作防止手動弁。 - 請求項1に記載する誤動作防止手動弁において、
前記ロッドは第1ロッドと第2ロッドから構成され、
前記第1ロッドと前記第2ロッドは軸方向に嵌合および遊離するものであることを特徴とする誤動作防止手動弁。
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- 2004-03-29 JP JP2004096620A patent/JP4124813B2/ja not_active Expired - Fee Related
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