JP4123673B2 - 融雪制御装置および太陽光発電システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池上に積もった氷や雪を融雪する融雪装置を制御する融雪制御装置および該融雪制御装置を備えた太陽光発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、太陽光発電(分散型電源)と系統電源(商用電源)とをインバータを介して連系し、太陽光発電によって使用機器の電力を供給して余った電力を系統側に逆潮流し、太陽光発電だけでは電力が賄えない場合に、その電力を系統側から供給するようにした太陽光発電システムが開発されている。
【0003】
このような太陽光発電システムにおいては、日照によって発電するものであるから、日照が遮られると発電できない。この日照を遮るものの一つとして、太陽電池上の積雪がある。積雪の多い地域では、昼間の晴天であるにも拘わらず、太陽電池上の積雪によって日照が遮られる結果、太陽電池の発電を利用できないという不具合がある。
【0004】
そこで、太陽電池上の積雪を融雪できるように融雪装置を備えた太陽光発電システムも既に開発されている。例えば、系統電源を、インバータを内蔵したパワーコンディショナに供給し、このパワーコンディショナで昇降圧処理して太陽電池に発熱電流を供給することにより、太陽電池を発熱させて融雪するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、融雪が完了したか否かの判断が容易でないため、従来では、例えば、予め定めた一定時間で融雪動作を停止させたり、あるいは、パワーコンディショナから太陽電池への過電流を検出して停止させていた。
【0006】
融雪動作を、予め定めた一定時間で停止させる従来例では、実際には、太陽電池上の雪が融けて融雪が完了して発電できる状態であっても、融雪動作を継続する場合があり、システム使用効率が低下するという難点がある。
【0007】
太陽電池は、複数の太陽電池モジュールを直列接続してなるストリングの複数を、並列接続して構成されるのであるが、パワーコンディショナから太陽電池へ流れる過電流を検出して停止させる従来例では、ストリング毎の融雪状態に相違があって、特定のストリングに過電流が流れたようなときにも融雪動作を停止させる場合があり、他のストリングは、融雪が完了していないにも拘わらず、融雪動作を停止させて再度融雪動作を開始させねばならないといった難点がある。
【0008】
本発明は、前記のような課題に鑑みて為されたものであって、融雪が完了したストリングに発熱電流を供給したり、あるいは、融雪が完了していないのも拘わらず、融雪動作を停止させるといった事態を回避してシステムの使用効率を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上述の目的を達成するために、複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリングを複数並列に接続して構成される太陽電池に発熱電流を供給して、該太陽電池上の氷雪を融かす融雪動作の制御を行う融雪制御装置において、前記各ストリング毎に、該ストリングに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段を備え、更に、融雪動作時に前記各電流検出手段の検出値に基づいて前記各ストリング毎に融雪が完了したか否かの判定を行う判定手段と、該判定手段の判定結果に基づいて前記各ストリング毎に融雪動作の制御を行う制御手段とを備え、前記判定手段が、前記太陽電池に発熱電流を供給するために印加する電圧または電流を増減させた時に、この増減前後の前記各電流検出手段による検出値の変化に基づいて前記各ストリング毎に融雪が完了したか否かの判定を行うという手段を採用している。
【0010】
よって、融雪が完了したと判定された前記ストリングの融雪動作を停止することができるので、融雪が完了したストリングに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことができ、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0011】
前記電流検出手段は電流センサ等で構成され、また前記判定手段および前記制御手段はマイクロコンピュータ等で実現される。
【0019】
さらに、本発明の他の実施の態様では、前記記載の融雪制御装置と、前記太陽電池と、通常動作時には、前記太陽電池からの発電電力を交流電力に変換する一方、融雪動作時には、系統電源からの交流電力を直流電力に変換して前記太陽電池に発熱電流を供給するパワーコンディショナとを備え、太陽光発電システムを構成している。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面によって本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、後述する実施の形態1〜6のうち、実施の形態3が請求項1もしくは2に係る発明に対応しており、他の実施の形態は参考例として示している。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、 以下、この太陽光発電システム1の構成について、動作とともに説明する。
【0022】
通常動作時には、複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリング5a〜5cを複数(例えば図1に示す例では3つ)並列に接続して構成された太陽電池2で発電された直流電力は、該太陽電池2の各ストリング5a〜5cに個別的に対応する逆流防止ダイオード7a〜7cを介して、パワーコンディショナ4に送られる。該パワーコンディショナ4は、前記太陽電池2からの直流電力を一般の商用電源である系統電源6と同期のとれた交流電力に変換(DC/AC変換)して負荷に供給している。また、前記パワーコンディショナ4は、単独運転時やその他の異常時には開閉器を解列して動作を停止させるといった保護動作などを行う。
【0023】
一方、スイッチ操作などによって融雪動作指令が与えられると融雪制御装置3の制御手段11を介して前記各逆流防止ダイオード7a〜7cに並列にそれぞれ接続された各開閉器8a〜8cをオンする。同時に、前記パワーコンディショナ4は前記系統電源6からの交流電力を直流電力に変換(AC/DC変換)して前記各ストリング5a〜5cに発熱電流を供給し、該各ストリング5a〜5cを発熱させてその上に積もっている雪あるいは凍結している氷を融かすという融雪動作を行う。
【0024】
ところで、太陽電池は、照度および太陽電池の温度によって電流−電圧特性が相異しており、例えば図2に示すような電流−電圧特性を示す。この図2において、特性曲線▲2▼は積雪によって照度がない状態を、特性曲線▲1▼は夜間において積もった雪が融けて融雪した状態を、特性曲線▲3▼は昼間において融雪した状態を示している。
【0025】
すなわち、融雪動作を行った場合、積雪した雪が太陽電池上に残って融けていない状態では、太陽電池2の発熱は、雪の融解に使用されるために太陽電池2の温度上昇はほとんどないが、雪が融けて融雪が完了すると、太陽電池2の自己発熱によって温度上昇を起こす。一定電圧Voを印加した状態で、太陽電池2のセル温度が上昇すると、夜間においては特性曲線▲2▼から特性曲線▲1▼へと変化していくことになる。一方、昼間においては雪が融けて融雪が完了すると、前記太陽電池2への照度が増すため特性曲線▲2▼から特性曲線▲3▼へと変化していくことになる。
【0026】
さらに、前記各ストリング5a〜5c毎に積雪あるいは融雪の状態に差が生じる場合があるので、時間経過とともに前記各ストリング5a〜5cにおける電流−電圧特性は違ってくることになる。
【0027】
よって、融雪動作時には、前記各ストリング5a〜5cにそれぞれ個別的に対応した電流センサ等の電流検出手段9a〜9cは、前記各ストリング5a〜5cに流れる電流の向きおよびその値を検出する。
【0028】
前記検出された前記各ストリング5a〜5cに流れる電流の向きおよびその値は、判定手段10に通知され、該判定手段10ではこの検出値の平均を算出して判定値とする。次に、前記判定手段10は、前記判定値と前記各ストリング5a〜5cの検出値とを比較することにより前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かの判定を行う。すなわち、前記判定手段10は、前記各ストリング5a〜5cの検出値が前記判定値に対して偏差が大きい場合(例えば前記判定値を基準に所定の値幅に含まれない場合等)に当該ストリングの融雪が完了したと判定し、制御手段11に通知する。
【0029】
該制御手段11は融雪が完了したと判定されたストリング(ここでは前記ストリング5aとする)に対応する各開閉器8aをオフしてパワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断する。そして、全ての開閉器8a〜8cがオフされた時点で全てのストリング5a〜5cの融雪動作が完了したことになり、前記制御手段11は前記パワーコンディショナ4の融雪動作を停止させる。その後、通常動作指令を出力して前記パワーコンディショナ4を通常の発電動作に移行させる。なお、全てのストリング5a〜5cでの融雪動作の完了ではなく、融雪動作の完了したストリング5a〜5cが所定数以上になった場合に、前記制御手段11は前記パワーコンディショナ4の融雪動作を停止させて通常の発電動作に移行させることも可能である。
【0030】
また、本実施の形態では融雪が完了したとして対応する開閉器8aをオフして前記パワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断されたストリング5aからの発電電流を、融雪が完了していない他のストリング5b〜5cに供給できるように構成している。
【0031】
なお、本実施の形態では前記判定手段10では前記検出値の平均を算出して判定値としているが、これに限られるものではなく、例えば算出した平均値に任意のオフセット値を加算して判定値と、または全てのストリング5a〜5cの平均ではなく前記検出値が最大や最小になるストリングの検出値を除いた平均値を判定値とする等であっても構わない。
【0032】
また、本実施の形態では、前記太陽電池2から前記パワーコンディショナ4へ流れる電流の向きを正としているが、判定基準が変わるだけで逆向きとしてもよい。さらに、前記開閉器8a〜8cは、トランジスタなどのスイッチング素子で構成してもよい。
【0033】
以上のように、前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かを判定して融雪が完了したと判定された前記ストリング5a〜5cには、前記パワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断するようにしているので、融雪が完了したストリング5a〜5cに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことができ、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0034】
(実施の形態2)
本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムについて説明するが、システムの構成は前記実施の形態1と同様であり、以下相異する点を説明する。
【0035】
上述したように前記太陽電池は、照度および太陽電池の温度によって電流−電圧特性が相異しており、例えば図3に示すような電流−電圧特性を示す場合もあり得る。このような場合における前記判定手段10の前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かの判定動作について、以下説明する。
【0036】
この図3において、特性曲線▲1▼▲2▼は図2と同じであるが、昼間において融雪した状態を示す特性曲線▲3▼bは照度および太陽電池の温度等の関係により図3に示すように特性曲線▲2▼と前記パワーコンディショナ4が制御している一定電圧Vo付近で交差している。このような場合には、前記一定電圧Voでの電流の検出値では例えば所定の値との比較によって、前記各ストリング5a〜5cの融雪が完了したか否かの判定できない。
【0037】
そこで、本実施の形態では、まず所定時間ごとに前記パワーコンディショナ4が制御している一定電圧Voを任意に変化させる。例えば図3では一定電圧Voを一定電圧Vaに変化させている。次に、前記電流検出手段9a〜9cは前記各ストリング5a〜5cに流れる電流の向きおよびその値が検出し、前記判定手段10に通知する。該判定手段10では、この一定電圧Vaにおける検出値とあらかじめ設定された所定の値とを比較することで前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かの判定を行う。例えば、昼間であれば前記一定電圧Vaにおける検出値が0A以上の時に前記ストリング5a〜5cで発電が行われていることになり、融雪が完了したと判定する。このようにして融雪が完了したと判定された前記ストリング5a〜5cを、前記制御手段11に通知することになる。以降の動作については、実施の形態1と同様である。
【0038】
なお、本実施の形態では前記パワーコンディショナ4が印加している一定電圧Voを任意に変化させているが、電圧に代えて電流を任意に変化させた後、前記電流検出手段9a〜9cにより前記各ストリング5a〜5cに流れる電流の向きおよびその値を検出することも可能である。
【0039】
また、前記判定を前記各ストリング5a〜5c毎ではなく、全てのストリング5a〜5cを一括で行うことももちろん可能である。
【0040】
以上のように、前記パワーコンディショナ4が制御している一定電圧Voでの電流の検出値では前記判定を行うことできような場合であっても、前記判定を行うことができ、融雪が完了したストリング5a〜5cに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くして、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0041】
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態2における前記判定手段10で行っている前記各ストリング5a〜5cの融雪が完了したか否かの判定を他の方法で行う場合であり、以下に説明する。
【0042】
まず、実施の形態2と同様に、所定時間ごとに前記パワーコンディショナ4が制御している一定電圧Voを任意に変化させる。次に、前記電流検出手段9a〜9cは前記各ストリング5a〜5cに流れる電流の向きおよびその値が検出し、前記判定手段10に通知する。該判定手段10では、この一定電圧Vaにおける検出値と、電圧を変化させる前の一定電圧Voにおける検出値との変化(電流変化量または電流の向き)に基づいて前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かの判定を行う。
【0043】
すなわち、前記判定手段10は、例えば夜間であれば、前記電流変化量があらかじめ設定された所定の値以上の時に、前記各ストリング5a〜5cの融雪が完了したと判定する。一方、昼間であれば、前記判定手段10は、前記一定電圧Vaにおける検出値と前記一定電圧Voにおける検出値とで電流の向きが反転した時に、前記各ストリング5a〜5cの融雪が完了したと判定する。このようにして融雪が完了したと判定された前記ストリング5a〜5cを、前記制御手段11に通知することになる。以降の動作については、前記各実施の形態と同様である。
【0044】
なお、本実施の形態についても前記パワーコンディショナ4が印加している一定電圧VoVを任意に変化させているが、これに代えて前記パワーコンディショナ4の出力電流を任意に変化させた後、前記電流検出手段9a〜9cにより前記各ストリング5a〜5cに流れる電流の向きおよびその値を検出することも可能である。
【0045】
以上のように、前記パワーコンディショナ4が制御している一定電圧Voでの電流の検出値では前記判定を行うことできような場合であっても、前記判定を行うことができ、融雪が完了したストリング5a〜5cに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くして、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0046】
(実施の形態4)
図4は、本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、以下この太陽光発電システムについて説明する。なお、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0047】
本実施の形態では、実施の形態1の構成に加えて、前記各ストリング5a〜5c毎に、該ストリング5a〜5cにかかる電圧をそれぞれ検出する電圧検出手段12a〜12cを備えている。
【0048】
融雪動作時には、前記各ストリング5a〜5cに前記パワーコンディショナ4より発熱電流が供給されているが、所定時間ごとに一旦前記開閉器8a〜8cをオフすることにより前記発熱電流の供給を停止する。
【0049】
この時、前記各逆流防止ダイオード7a〜7cのカソード側は前記パワーコンディショナ4の出力電圧、アノード側は前記各ストリング5a〜5cの開放電圧になる。よって、前記各電圧検出手段12が前記各ストリング5a〜5cの開放電圧をそれぞれ検出し、前記判定手段10に通知する。該判定手段10では、この検出値と、あらかじめ設定された所定の値とを比較することで前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かの判定を行う。例えば前記開放電圧が発生していれば、前記ストリング5a〜5cで発電が行われていることになり、融雪が完了したと判定する。このようにして融雪が完了したと判定されたストリング(ここでは前記ストリング5aとする)を、前記制御手段11に通知することになる。該制御手段11は融雪が完了したと判定された前記ストリング5aに対応する各開閉器8aをオフのままとして、それ以外のストリング5b〜5cに対応する各開閉器8b〜8cをオンすることによりパワーコンディショナ4からの発熱電流の供給を再開する。そして、全ての開閉器8a〜8cがオフされた時点で全てのストリング5a〜5cの融雪動作が完了したことになり、前記制御手段11は前記パワーコンディショナ4の融雪動作を停止させる。その後、通常動作指令を出力して前記パワーコンディショナ4を通常の発電動作に移行させる。
【0050】
以上のように、前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かを判定して融雪が完了したと判定された前記ストリングには、前記パワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断するようにしているので、融雪が完了したストリングに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことができ、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0051】
(実施の形態5)
図5は、本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、以下この太陽光発電システムについて説明する。なお、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0052】
本実施の形態では、実施の形態1の構成に加えて、前記各ストリング5a〜5c毎に該ストリング5a〜5cをそれぞれ短絡させる短絡手段13a〜13cを備えている。
【0053】
融雪動作時には、前記各ストリング5a〜5cに前記パワーコンディショナ4より発熱電流が供給されているが、所定時間ごとに一旦前記開閉器8a〜8cをオフすることにより前記発熱電流の供給を停止する。次に、前記各短絡手段13a〜13cがそれぞれ前記各ストリング5a〜5cを短絡させる。そして、前記各電流検出手段9a〜9cが前記各ストリング5a〜5cに流れる短絡電流をそれぞれ検出し、前記判定手段10に通知する。該判定手段10では、この検出値と、あらかじめ設定された所定の値とを比較することで前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かの判定を行う。例えば前記短絡電流が発生していれば、前記ストリング5a〜5cで発電が行われていることになり、融雪が完了したと判定する。このようにして融雪が完了したと判定された前記ストリング5a〜5cを、前記制御手段11に通知することになる。以降の動作については、実施の形態4と同様である。
【0054】
以上のように、前記各ストリング5a〜5c毎に融雪が完了したか否かを判定して融雪が完了したと判定された前記ストリング5a〜5cには、前記パワーコンディショナ4からの発熱電流を遮断するようにしているので、融雪が完了したストリング5a〜5cに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことができ、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0055】
(実施の形態6)
図6は、本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図であり、以下この太陽光発電システムについて説明する。なお、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0056】
上述したように融雪動作を行っている場合、太陽電池は照度および太陽電池の温度によって電流−電圧特性が変化する。このため、前記ストリング5a〜5cの融雪が完了したと判定する条件を、昼間と夜間において同じに規定することは実施の形態1以外では困難であった。
【0057】
そこで、本実施の形態では、昼間には照度のある状態で有効となる判定条件を、夜間には照度のない状態で有効となる判定条件を使用するように、時間に応じて前記判定条件を変更する変更手段14を備えている。該変更手段14はタイマー機能を有し、例えば所定の時間帯を夜間として実施の形態2に示したように前記ストリング5a〜5cの融雪が完了したか否かの判定を行い、それ以外の時間帯を昼間として実施の形態4に示したように前記ストリング5a〜5cの融雪が完了したか否かの判定を行うように変更している。
【0058】
このように、昼間と夜間とで前記ストリング5a〜5cの融雪が完了したとする判定条件を切り替えることにより、より確実に融雪が完了したとする判定を行っているので、融雪が完了したストリング5a〜5cに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことが確実にでき、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【0059】
なお、上述の各実施の形態では、前記パワーコンディショナ4によって前記太陽電池2の発熱電流を供給しているが、本発明は、前記パワーコンディショナ4に限らず、他の融雪装置から発熱電流を前記太陽電池2へ供給する構成に適用してもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、各ストリング毎に融雪が完了したか否かを判定して融雪が完了したと判定された前記ストリングには、前記パワーコンディショナからの発熱電流を遮断するようにしているので、融雪が完了したストリングに発熱電流を供給するといった電力の無駄を無くすことができ、システムの使用効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図2】融雪動作を説明するための太陽電池の電流−電圧特性図である。
【図3】融雪動作を説明するための太陽電池の電流−電圧特性図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成図である。
【符号の説明】
1 太陽光発電システム
2 太陽電池
3 融雪制御装置
4 パワーコンディショナ
5a〜5c ストリング
6 系統電源
7a〜7c 逆流防止ダイオード
8a〜8c 開閉器
9a〜9c 電流検出手段
10 判定手段
11 制御手段
12a〜12c 電圧検出手段
13a〜13c 短絡手段
14 変更手段

Claims (2)

  1. 複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリングを複数並列に接続して構成される太陽電池に発熱電流を供給して、該太陽電池上の氷雪を融かす融雪動作の制御を行う融雪制御装置において、
    前記各ストリング毎に、該ストリングに流れる電流をそれぞれ検出する電流検出手段を備え、
    更に、融雪動作時に前記各電流検出手段の検出値に基づいて前記各ストリング毎に融雪が完了したか否かの判定を行う判定手段と、
    該判定手段の判定結果に基づいて前記各ストリング毎に融雪動作の制御を行う制御手段とを備え、
    前記判定手段が、前記太陽電池に発熱電流を供給するために印加する電圧または電流を増減させた時に、この増減前後の前記各電流検出手段による検出値の変化に基づいて前記各ストリング毎に融雪が完了したか否かの判定を行うことを特徴とする融雪制御装置。
  2. 請求項1に記載の融雪制御装置と、
    複数の太陽電池モジュールが直列に接続されてなるストリングを複数並列に接続して構成される太陽電池と、
    通常動作時には、前記太陽電池からの発電電力を交流電力に変換する一方、融雪動作時には、系統電源からの交流電力を直流電力に変換して前記太陽電池に発熱電流を供給するパワーコンディショナとを備えることを特徴とする太陽光発電システム。
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