JP4123657B2 - 通信装置 - Google Patents
通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4123657B2 JP4123657B2 JP30426099A JP30426099A JP4123657B2 JP 4123657 B2 JP4123657 B2 JP 4123657B2 JP 30426099 A JP30426099 A JP 30426099A JP 30426099 A JP30426099 A JP 30426099A JP 4123657 B2 JP4123657 B2 JP 4123657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balanced
- coaxial
- unbalanced
- converter
- unbalanced converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Microwave Amplifiers (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
- Transmitters (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置に関し、特に、プッシュプル増幅回路及び平衡不平衡変換器を有して構成される通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に、移動体通信(例えば、PHS)の基地局に採用された送信装置における電気回路構成を示す。この図に示す送信装置は、増幅回路1、バンドパスフィルタ2a、2b、平衡不平衡変換器3a、3b、整合回路4a〜4d、DCカット用コンデンサ5a〜5c、プッシュブル増幅回路6及びアンテナ7を有する。
【0003】
このものにおいて、バンドパスフィルタ2a、2bは、グランドに対する不平衡回路を構成し、プッシュブル増幅回路6は、整合回路4a〜4c及びDCカット用コンデンサ5a〜5cとともに、平衡回路を構成している。
【0004】
ここで、平衡不平衡変換器3a、3bとしては、軸芯と外側導体を有して分布定数回路を構成する同軸ケーブルが採用され、この同軸ケーブルは直線状に形成されている。平衡不平衡変換器3aは、整合回路4a、4bとバンドパスフィルタ2aとの間に接続され、平衡不平衡変換器3bは、整合回路4c、4dとバンドパスフィルタ2bとの間に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した平衡不平衡変換器3a、3bとしては、直線状に形成された同軸ケーブルが採用され、不要な電磁波(不要輻射)を受けたとき、同軸ケーブルの長手方向の寸法に応じた受信アンテナとして作動する。
【0006】
従って、平衡不平衡変換器3a、3bとしては、不要な電磁波による干渉波による影響を受けることになる。具体的には、平衡不平衡変換器3a、3bにおいては、不要な電磁波による干渉波が、本来目的とする信号に対して重畳して、スプリアスの増加を招くといった問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記点に鑑み、不要な電磁波による平衡不平衡変換器への影響を受け難くするようにした通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、プッシュプル増幅回路(16)と、このプッシュプル増幅回路の入力側および出力側に接続された平衡不平衡変換器(13a、13b)とを有する通信装置であって、プッシュプル増幅回路の入力側および出力側のうち少なくとも一方に接続された平衡不平衡変換器は、L字状に形状されていることを特徴とする。
【0009】
これにより、平衡不平衡変換器としては、不要な電磁波の感度方向に対する長手方向の寸法を短くし得るので、共振周波数を高域側に移行させ得る。従って、平衡不平衡変換器への干渉波の周波数としては、本来目的とする信号の周波数よりも高域側に移行させる得る。従って、平衡不平衡変換器としては、実質的に、不要な電磁波による影響をを受け難くすることができる。また、同時に回路実装時の回路全長を短くできる利点もある。
【0011】
さらに、請求項1に記載の発明では、平衡不平衡変換器は、L字状に形状された直線部分を有するものであって、該平衡不平衡変換器を全体に亘り直線状としたものに比べて2倍以上の共振周波数を有するように直線部分の長手方向寸法を、プッシュプル増幅回路の入力側および出力側のうち少なくとも一方に接続された平衡不平衡変換器の長手方向寸法の半分としたことを特徴とする。
【0012】
これにより、平衡不平衡変換器としては、直線部分以外の部分の長手方向寸法は、平衡不平衡変換器の全長の半分以下の寸法になる。従って、平衡不平衡変換器としては、全体に亘り直線状に形成されたものを採用したときに比べて、2倍以上の共振周波数を有することになるため、平衡不平衡変換器への干渉波の周波数としては、2倍以上になる。このため、平衡不平衡変換器としては、より一層、不要な電磁波による影響をを受け難くすることができる。
【0013】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す各実施形態について説明する。
【0015】
(第1実施形態)
図1に本発明に係る平衡不平衡変換器が適用された移動体通信用基地局の送信装置の第1実施形態を示す。図1は送信装置の電気回路構成を示す。送信装置は、増幅回路11、バンドパスフィルタ12a、12b、同軸平衡不平衡変換器13a、13b、整合回路14a〜14d、DCカット用コンデンサ15a〜15c、プッシュブル増幅回路16、及びアンテナ17から構成されている。
【0016】
増幅回路11は、入力された高周波の信号を増幅して増幅信号を出力し、バンドパスフィルタ12aは、増幅信号を受けフィルタ信号を出力する。ここで、バンドパスフィルタ12aは、グランドに対して不平衡回路(不平衡システム)を構成する。なお、本実施形態では、入力された高周波の周波数fとしては、1.9GHzが採用されている。
【0017】
同軸平衡不平衡変換器(同軸バラン)13aは、軸芯(電気導体)130aと外側導体(電気導体)131aとを有する同軸ケーブル(Z0=50Ω)であって、同軸ケーブルの全長寸法としては、フィルタ信号(高周波の信号)の1/4波長に相当するように設定されている。
【0018】
ここで、同軸平衡不平衡変換器13aのうち一端側132の芯線130aは、バンドパスフィルタ12aから出力されたフィルタ信号を入力するための入力端子となっており、上記一端側132の外側導体131aは接地されている。
【0019】
これにより、同軸平衡不平衡変換器13aは、芯線130aと外側導体131aと有して分布定数回路を構成することになる。なお、同軸平衡不平衡変換器13aの他端側133の芯線130aは、整合回路14aの一端子に接続され、当該他端側133の外側導体131aは、整合回路14bの一端子に接続されている。
【0020】
整合回路14a、14bは、インピーダンス変換回路であって、整合回路14aの他端子は、DCカット用コンデンサ15aを介してプッシュブル増幅回路16のpチャネル電界効果型トランジスタ(以下、FETという)16aに接続されている。整合回路14bの他端子は、DCカット用コンデンサ15bを介してプッシュブル増幅回路16のFET16bに接続されている。
【0021】
プッシュブル増幅回路16は、プッシュブル接続(直列接続)されたFET16a、16bとともに、接合コンデンサ16c、16dから構成されている。プッシュブル増幅回路16は、整合回路14a、14bから出力されたフィルタ信号(高周波の信号)に応じて、プッシュブル増幅動作を行う。
【0022】
ここで、プッシュブル増幅回路16には、この図面には記載されてないが、FET16a、16bを駆動するための電源が接続される。なお、接合コンデンサ16cは、FET16a及びFET16bの双方のゲート間に接続され、接合コンデンサ16dは、FET16a及びFET16bの双方のドレイン間に接続され、FET16a及びFET16bの双方のソースは接地されている。
【0023】
整合回路14c、14dは、整合回路14a、14bと同様に、インピーダンス変換回路である。なお、整合回路14cの一端子は、DCカット用コンデンサ15cを介してプッシュブル増幅回路16のFET16aのドレインに接続され、整合回路14dの一端子は、DCカット用コンデンサ15dを介してプッシュブル増幅回路16のFET16bのドレインに接続されている。
【0024】
ここで、図1に示すように、プッシュブル増幅回路16は、整合回路14a〜14d及びDCカット用コンデンサ15a〜15cとともに平衡回路(平衡システム)を構成している。
【0025】
同軸平衡不平衡変換器13bは、同軸平衡不平衡変換器13aと実質的に同様に、軸芯130bと外側導体131bとを有する同軸ケーブルであって、同軸ケーブルの全長寸法としては、フィルタ信号の1/4波長に設定されている。
【0026】
ここで、同軸平衡不平衡変換器13bの一端側134の芯線130bは、整合回路14cから出力された信号を入力するための入力端子となっており、一端側134の外側導体131bは、整合回路14dから出力された信号を入力するための入力端子となっている。
【0027】
なお、同軸平衡不平衡変換器13bの他端側135の外側導体131bは、接地され、上記他端側135の芯線130bは、バンドパスフィルタ12bの一端子に接続されている。これにより、同軸平衡不平衡変換器13bは、芯線130bと外側導体131bと有して分布定数回路を構成することになる。
【0028】
また、バンドパスフィルタ12bは、グランドに対する不平衡回路を構成し、整合回路14c、14dからの信号を受けアンテナ17に信号を出力する。
【0029】
次に、本実施形態に係る送信装置の作動につき図1により説明する。
【0030】
先ず、増幅回路11は、高周波の信号を受け線形増幅し増幅信号を出力し、バンドパスフィルタ12aは、増幅信号を受けフィルタ信号を、同軸平衡不平衡変換器13aの軸芯130a、整合回路14a及びDCカットコンデンサ15aを通してプッシュブル増幅回路16に出力する。
【0031】
ここで、プッシュブル増幅回路16のFET16aは、フィルタ信号の負側振幅部分によって駆動する。従って、FET16aは、アンテナ17からバンドパスフィルタ12b、同軸平衡不平衡変換器13bの軸芯130b、整合回路14c及びDCカットコンデンサ15cを通してグランドに電流を流す。
【0032】
しかして、同軸平衡不平衡変換器13aの外側導体131aでは、フィルタ信号による電磁誘導作用に基づいて、フィルタ信号の逆極性の信号(以下、逆極性信号という)が発生する。
【0033】
すると、プッシュブル増幅回路16のFET16bは、逆極性信号の負側振幅部分によって、駆動する。これにより、FET16bは、同軸平衡不平衡変換器13bの外側導体130b、整合回路14d及びDCカットコンデンサ15dを通して、グランドに電流を流す。
【0034】
但し、フィルタ信号と逆極性信号とは互いに逆極性であるため、FET16aは、FET16bと交互に駆動する。
【0035】
しかして、同軸平衡不平衡変換器13bの軸芯130bには、同軸平衡不平衡変換器13bの外側導体130bに流れる電流による電磁誘導作用によって、当該電流の逆極性の電流(以下、逆極性電流という)が流れる。
【0036】
従って、同軸平衡不平衡変換器13bの軸芯130bには、FET16aの駆動による電流が流れるとともに、上記逆極性電流とが流れることになる。すなわち、同軸平衡不平衡変換器13bの軸芯130bとしては、FET16aの駆動による電流と逆極性電流とを合成し、フィルタ信号の増幅信号として出力する。
【0037】
よって、フィルタ信号の増幅信号は、同軸平衡不平衡変換器13bの軸芯130bからバンドパスフィルタ12bを通してアンテナ17に出力される。
【0038】
以下、本実施形態の送信装置において、その外部から(他から)フィルタ信号と同一周波数帯の電磁波が放射された例につき図2、図8を参照して説明する。
【0039】
先ず、図8に示す同軸平衡不平衡変換器3aとして直線状に形成された同軸ケーブルを採用した例につき説明する。ここで、同軸平衡不平衡変換器3aとしての同軸ケーブルの全長は、1/4波長に設定されている。
【0040】
このため、同軸平衡不平衡変換器3aにおいて、その外部からフィルタ信号と同一周波数帯の電磁波が放射されたとき、同軸平衡不平衡変換器3aの全長に亘り、受信アンテナとして動作する。この様子を図2に示す。図2中の21は、周辺の他回路の放射源、22は他回路のラインをアンテナとしてモデル化したものである。
【0041】
従って、アンテナ22から放射された電磁波は、同軸平衡不平衡変換器3aによって受信される。このため、周辺の他回路において、同軸平衡不平衡変換器3aと共振する信号源が存在すると、同軸平衡不平衡変換器3aが受信アンテナとなって周辺回路からの信号を干渉波として受信することになる。
【0042】
特に、同軸平衡不平衡変換器3aの周辺において、プリント基板のグランドパターンあるいは金属ケースが存在すると、同軸平衡不平衡変換器3aは、1/4波長モノポールアンテナとして動作し、同軸平衡不平衡変換器3aとして動作させている周波数帯の信号を拾いやすくなる。
【0043】
その結果、周辺の他回路からの電磁波が干渉波として同軸平衡不平衡変換器3aに重畳されるので、スプリアスの増加、あるいは隣接チャネル漏洩電力の増加をもたらしたり、ノイズの発生あるいはプッシュプル回路6(図8参照)に発振が発生する。
【0044】
これに対して本実施形態では、同軸平衡不平衡変換器13aとしては、L字状に(直交するように)屈曲した形状の同軸ケーブルが採用されている。こうすることで、電磁波の感度方向に対する同軸平衡不平衡変換器13aの見かけの全長を短くすることができる。
【0045】
しかして、本実施例では、同軸平衡不平衡変換器13aの全長1/4波長の半分になるように1/8波長の長さで直交するように屈曲させている。これにより共振周波数を2倍の高周波域へ移行できる。
【0046】
よって、不要な電磁波による干渉波の周波数としては、直線状に形成された同軸平衡不平衡変換器3aを採用したときに比べて、2倍の高周波域に移行(シフト)し得るので、同軸平衡不平衡変換器13aとして動作させる周波数帯において、周辺の他回路からの電磁波としての干渉波の影響を実質的に少なくできる。
【0047】
但し、干渉波の周波数としては、直線状に形成された同軸平衡不平衡変換器3aを採用したときに比べて、2倍の高周波域に移行し得るので、干渉波としては、減衰し易くなる。
【0048】
ここで、同軸平衡不平衡変換器13a自体の機能としては、長手方向の寸法及び特性インピーダンスにより定まるので、上述の如く、直交するように屈曲させても、問題を生じることはない。
【0049】
従って、同軸平衡不平衡変換器13aとしては、同軸平衡不平衡変換器13a自体の機能を果たしつつ、スプリアスの抑制、隣接チャネル漏洩電力の増加を減少化、ノイズの発生の抑制、及びプッシュプル回路16の発振を防止できる。
【0050】
なお、同軸平衡不平衡変換器13bとしては、同軸平衡不平衡変換器13aと同様に、全長1/4波長の半分になるように1/8波長の長さで直交するように屈曲させているので、同軸平衡不平衡変換器3aと同様の効果が得られる。
【0051】
さらに、上記第1実施形態では、同軸平衡不平衡変換器13a、13bの双方を全長1/4波長の半分になるように1/8波長の長さで直交するように屈曲させた例につき説明したが、これに限らず、同軸平衡不平衡変換器13a、13bの少なくとも一方を全長1/4波長の半分になるように1/8波長の長さで直交するように屈曲させるようにしてもよい。
【0052】
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、同軸平衡不平衡変換器13a、13bの双方を全長1/4波長の半分になるように1/8波長の長さで直交するように屈曲させた例につき説明したが、これに限らず、階段状(鍵状)に形成された同軸ケーブルを採用してもよい。この場合の構成を図3に示す。
【0053】
本実施形態では、同軸平衡不平衡変換器13cは、同軸平衡不平衡変換器13aに代えて採用され、同軸平衡不平衡変換器13dは、同軸平衡不平衡変換器13bに代えて採用されている。同軸平衡不平衡変換器13c、13dは、階段状に形成された同軸ケーブルが採用されている。同軸平衡不平衡変換器13c、13dの直線部分の寸法(図3中m)は、全長の半分になっている。なお、同軸平衡不平衡変換器13c、13dは、軸芯130c、130d及び外側導体131c、131dをそれぞれ有して構成されている。
【0054】
以下、同軸平衡不平衡変換器を複数個配置したワーストケースとして、2つの同軸平衡不平衡変換器を平行に配置したときの相互結合度につき図3(a)〜(c)、図4を参照して説明する。
【0055】
先ず、同軸平衡不平衡変換器として、直線状の同軸ケーブル、L字状の同軸ケーブル、及び階段状の同軸ケーブルを採用して、それぞれの同軸平衡不平衡変換器同士の相互結合度を測定したところ、以下の結果が得られた。
【0056】
すなわち、図3(a)に示すように、直線状の同軸ケーブルを並列に配置したときの相互結合度を図4に示すように0dBとすると、図3(b)に示すL字状の同軸ケーブルを並列に配置したときの相互結合度を図4に示すように−8dBとなった。また、図3(b)に示す鍵状の同軸ケーブルを並列に配置したときの相互結合度を図4に示すように−9dBとなった。
【0057】
以上により、L字状の同軸ケーブルを並列に配置したときは、直線状の同軸ケーブルを並列に配置したときに比べて、相互結合度は小さく、鍵状の同軸ケーブルを並列に配置したときは、L字状の同軸ケーブルを並列に配置したときに比べて、相互結合度は小さくなる。
【0058】
従って、鍵状の同軸ケーブルを並列に配置したときは、L字状の同軸ケーブルを並列に配置したときに比べて、周辺の他回路からの干渉波としての電磁波の影響を実質的に少なくできる。
【0059】
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、平衡不平衡変換器としては、同軸ケーブルを採用した例につき説明したが、これに限らず、プリント基板上にマイクロストリッブラインを用いて構成した例につき説明する。この場合の構成につき図6を参照して説明する。
【0060】
本実施形態では、図6に示す平衡不平衡変換器30としては、図3に示す同軸平衡不平衡変換器13a(平衡不平衡変換器13b、13c、13d)に代えて採用されている。平衡不平衡変換器30としては、プリント基板31と、L字状に形成されマイクロストリッブライン32、33とから構成されている。
【0061】
ここで、マイクロストリッブライン32は、プリント基板31上に搭載されて、マイクロストリッブライン33は、プリント基板31を挟んでマイクロストリッブライン32と対向するように配置されている。なお、マイクロストリッブライン32、33としては、全長が1/4波長になるように設定され、全長の半分になるように1/8波長の長さで直交するように屈曲させている
(第4実施形態)
上記第3実施形態では、マイクロストリッブライン32、33としては、L字状に形成された例につき説明したが、これに限らず、図7に示すように、鍵状に形成するようにしてもよい。
【0062】
なお、マイクロストリッブライン32、33としては、全長が1/4波長になるように設定され、マイクロストリッブライン32、33のうちの直線部分の寸法(図3中m)は、全長の半分になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の送信装置を示す電気回路図である。
【図2】図1に示す平衡不平衡変換器の効果を説明するための図である。
【図3】本発明の第2実施形態の送信装置を示す電気回路図である。
【図4】(a)〜(c)は平衡不平衡変換器の形状を示す斜視図である。
【図5】平衡不平衡変換器を並列に配置したときの相互結合度を測定結果を示す図表である。
【図6】(a)は本発明の第3実施形態の平衡不平衡変換器を示す斜視図、(b)は(a)中A−A断面図である。
【図7】(a)は本発明の第4実施形態の平衡不平衡変換器を示す斜視図、(b)は(a)中B−B断面図である。
【図8】従来技術の基地局の送信装置を示す電気回路図である。
【符号の説明】
16…プッシュプル回路、13a〜13d、30…平衡不平衡変換器。
Claims (1)
- プッシュプル増幅回路(16)と、このプッシュプル増幅回路の入力側および出力側に接続された平衡不平衡変換器(13a、13b、30)とを有する通信装置であって、
前記プッシュプル増幅回路の入力側および出力側のうち少なくとも一方に接続された前記平衡不平衡変換器は、L字状に形状された直線部分を有するものであって、該平衡不平衡変換器を全体に亘り直線状としたものに比べて2倍以上の共振周波数を有するように前記直線部分の長手方向寸法を、前記プッシュプル増幅回路の入力側および出力側のうち少なくとも一方に接続された前記平衡不平衡変換器の長手方向寸法の半分としたことを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30426099A JP4123657B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30426099A JP4123657B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001127650A JP2001127650A (ja) | 2001-05-11 |
JP4123657B2 true JP4123657B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=17930924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30426099A Expired - Fee Related JP4123657B2 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4123657B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4834551B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-12-14 | 宏 畑 | 平面結合器を一体成形したアンテナシステム |
JP2006157900A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-06-15 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 増幅器 |
US7847630B2 (en) | 2004-11-05 | 2010-12-07 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | Amplifier |
JP2012205018A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 高出力電力増幅器 |
JP5831642B2 (ja) * | 2012-09-14 | 2015-12-09 | 日本電気株式会社 | 送信増幅器、送信機 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30426099A patent/JP4123657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001127650A (ja) | 2001-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6803835B2 (en) | Integrated filter balun | |
RU2143160C1 (ru) | Симметрирующее устройство, устройство радиосвязи и способ конструирования антенной системы | |
US6545542B2 (en) | Power amplifier with coupler for cross-coupling amplifiers for reduction of differential frequency component | |
WO2000028673A1 (fr) | Circuit radioelectrique haute frequence | |
JPH07283620A (ja) | 同軸ケーブルの結合装置及びアンテナ装置 | |
US20100117759A1 (en) | Coplanar differential bi-strip delay line, higher-order differential filter and filtering antenna furnished with such a line | |
JP6052616B2 (ja) | レクテナ装置及び受電整流方法 | |
JP2009027617A (ja) | 方向性結合器及びこれを用いた高周波回路 | |
JP4123657B2 (ja) | 通信装置 | |
JP3436850B2 (ja) | 周波数の異なる複数の信号に整合する無線通信機用の高周波増幅器 | |
JPH08162812A (ja) | 高周波結合器 | |
EP1545014B1 (en) | Antenna circuit | |
US8253486B2 (en) | Wireless apparatus having shielding function | |
US10454436B2 (en) | Wireless transceiver | |
KR101134832B1 (ko) | 프론트앤드모듈의 공진기 | |
JPS6315761B2 (ja) | ||
JPH09232822A (ja) | 高周波結合線路 | |
JPH0528811Y2 (ja) | ||
US6816030B2 (en) | Impedance matching circuit for rejecting an image signal via a microstrip structure | |
JP3566024B2 (ja) | アンテナ給電回路 | |
JP3183360B2 (ja) | 電力増幅器 | |
JP3664657B2 (ja) | ローノイズアンプ回路 | |
JPS6361501A (ja) | 周波数コンバ−タ一体型平面アンテナ | |
KR19980026768A (ko) | 고주파 전력 증폭기 | |
JP3890197B2 (ja) | 送受信器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080415 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |