JP4123376B2 - 信号処理装置およびバイノーラル再生方法 - Google Patents

信号処理装置およびバイノーラル再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4123376B2
JP4123376B2 JP2004131067A JP2004131067A JP4123376B2 JP 4123376 B2 JP4123376 B2 JP 4123376B2 JP 2004131067 A JP2004131067 A JP 2004131067A JP 2004131067 A JP2004131067 A JP 2004131067A JP 4123376 B2 JP4123376 B2 JP 4123376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
characteristic
microphone
sound
adaptive filter
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004131067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005318061A (ja
Inventor
健司 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004131067A priority Critical patent/JP4123376B2/ja
Priority to US11/105,701 priority patent/US7715568B2/en
Priority to KR1020050033726A priority patent/KR20060047444A/ko
Priority to CN200510068595A priority patent/CN100586228C/zh
Publication of JP2005318061A publication Critical patent/JP2005318061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4123376B2 publication Critical patent/JP4123376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B18/00Breathing masks or helmets, e.g. affording protection against chemical agents or for use at high altitudes or incorporating a pump or compressor for reducing the inhalation effort
    • A62B18/02Masks
    • A62B18/025Halfmasks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/30Control circuits for electronic adaptation of the sound field
    • H04S7/307Frequency adjustment, e.g. tone control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/033Headphones for stereophonic communication
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/16Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using physical phenomena
    • A61L9/18Radiation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Description

この発明は、バイノーラル再生用の信号処理装置、およびバイノーラル再生方法に関する。
音響空間に置かれた各音源からの音声を、その到来方向の情報を確保しつつ収録し、再生する方法として、バイノーラル方式がある。
バイノーラル方式は、小型マイクロフォンを左右の耳の耳道口近傍または耳道内に配置して録音するステレオ収録方法で、原理的には、そのマイクロフォンにより収録された音声信号を、ヘッドフォンなどにより、マイクロフォンを配置した耳道口などで忠実に再現させることによって、収録現場の音場感を忠実に再現することができる。非常に単純な収録再生装置で構成可能であるので、気軽な立体音響収録再生方法として生録分野で活用されることも多い。
バイノーラルを最も効果的に体験できるのは、自らの耳元で収録した音声を自らの耳元で再生するリアルヘッド収録再生である。この場合、いわゆる頭部音響伝達関数(HRTF:Head−Related Transfer Function)のマッチングが極めて良好になるので、音色(周波数−振幅の特性)の自然さ、音像定位感、音像品質などが最も理想的な形で再現されるとされている。
特許文献1(特開平6−217400号公報)には、このようなバイノーラル収録再生方法において、音源を前方に自然な音色で定位させながら、収音系の残響音を3次元的な広がりをもってリスナーに聴取させることが示されている。
上に挙げた先行技術文献は、以下の通りである。
特開平6−217400号公報
しかし、一見理想的に思えるリアルヘッド収録再生であるが、実際に行うと、音色が再現されない、音像が大きくなる、定位が明瞭でないなど、うまく効果が得られないことも少なくない。
これは、収録から再生までの伝達特性がフラットで、かつ左右で等しい、というバイノーラル収録再生方法の暗黙の了解が守られていないことに起因する。すなわち、収録に用いるマイクロフォンの特性がフラットでないこと、左右のマイクロフォンに特性の差があること、再生に用いるヘッドフォンの特性がフラットでないこと、ヘッドフォンの左右の音響変換器に特性の差があること、などによって、バイノーラルの効果が後退してしまうのである。
例えば、音像の上下定位感や前後定位感には、音色が少なからず寄与している。また、左右の耳の間でのレベル差、時間差(位相差を含む)は、左右定位感に大きく影響する。
しかし、この問題は、実際上、やっかいなものである。というのも、例えば、ヘッドフォンは同じものであっても、架け替えるだけで、耳元までの伝達特性が変化してしまうことが多い。特に密閉型など、大型の耳覆い型ヘッドフォンでは、遊びが多いので、聴取中でも伝達特性が変わりやすい。また、安価なヘッドフォンでは、一般に左右の特性の不揃いなものが多い。マイクロフォンについても、特に安価なものは、一般に特性や感度の揃っていないものが多い。
そこで、この発明は、リアルヘッド収録再生における収録から再生までの、フラットでない、左右差のある伝達特性によるバイノーラル効果の低下を軽減し、バイノーラル効果を向上させることができるようにしたものである。
この発明の信号処理装置は、
バイノーラル再生用の信号処理装置であって、
収録用マイクロフォンによって収録された入力音声信号をフィルタリングしてヘッドフォンに供給する補正フィルタと、
前記入力音声信号が供給される適応フィルタと、
前記収録用マイクロフォンと同一の、または前記収録用マイクロフォンと特性が近似した収音用マイクロフォンによって、前記ヘッドフォンにより再生された音声を収音して得られた音声信号と、前記適応フィルタの出力の音声信号との差分を算出し、その差分を前記適応フィルタに送出する残差検出手段とを備え、
前記適応フィルタは、前記入力音声信号と前記差分とから、前記ヘッドフォンから前記収音用マイクロフォンまでの合成特性を求め、この合成特性から求めた近似逆特性を前記補正フィルタの特性とすることを特徴とする信号処理装置
とするものである。
バイノーラル収録に用いたマイクロフォンそのもの、またはそれに特性が近似したマイクロフォンを、収録時と同様に耳に装着し、さらにヘッドフォンを装着して、インパルスなどの音響測定用信号を、そのヘッドフォンから再生し、マイクロフォンで拾った場合、マイクロフォンからの信号の特性は、ヘッドフォンの特性と、ヘッドフォン位置からマイクロフォン位置までの音響伝達特性(空間伝達特性)と、マイクロフォンの特性とが合成された特性となる。
したがって、この合成特性に近似し、かつ合成特性と逆の特性(以下、合成逆特性と称する)が求められれば、その合成逆特性は、ヘッドフォンの特性、ヘッドフォン位置からマイクロフォン位置までの音響伝達特性、およびマイクロフォンの特性を、補正するものとなり得る。
具体的に、この合成逆特性を、補正フィルタによって、収録用マイクロフォンによって収録されたバイノーラル信号に重畳すると、バイノーラル信号には、もともと収録用マイクロフォンの特性が重畳されているが、合成逆特性には、この収録用マイクロフォンの特性と逆の特性が含まれているので、収録用マイクロフォンの特性が補正されて、フラットな特性のマイクロフォンによって収録されたのと同じバイノーラル信号にすることができる。
また、合成逆特性には、ヘッドフォンの特性と逆の特性が含まれているので、再生信号はフラットな特性のヘッドフォンで再生したような信号となる。
さらに、合成逆特性には、ヘッドフォン位置からマイクロフォン位置までの音響伝達特性と逆の特性が含まれているので、ヘッドフォン位置からマイクロフォン位置までフラットな伝達特性で音響が伝送されることになる。すなわち、耳覆い型ヘッドフォンなどを使用した場合の、個々人で異なる耳の形状に左右される空間伝達特性を補正することができる。
この発明の信号処理装置は、以上の考察から、上記のように構成したので、これをバイノーラル再生に用いて、その補正フィルタによって、収録用マイクロフォンによって得られたバイノーラル信号に合成逆特性を重畳することによって、フラットではない、または左右の特性が揃っていないマイクロフォンやヘッドフォンを使用した場合でも、理想的なバイノーラル再生信号を得ることができる。
この場合、収録用マイクロフォンと、収音用マイクロフォン(再生時に使用するマイクロフォン)とは、特性が近似していれば、同一のものである必要はない。
さらに、バイノーラル収録する者(収録者)と、バイノーラル再生する者(リスナー)とは、必ずしも同一人である必要はない。同一人であれば理想的であるが、そうでなくても、上述したようにマイクロフォンやヘッドフォンの特性が補正されることによって、バイノーラル効果を向上させることができる。
さらに、インパルスなどの特殊な音響測定用信号を使用しないで、バイノーラル信号としての通常の音声信号を再生しつつ、適応フィルタにより逐次、ヘッドフォンからマイクロフォンまでの合成特性と逆の特性を求め、得られた合成逆特性を、補正フィルタにより、バイノーラル信号としての通常の音声信号に重畳することによって、マイクロフォンやヘッドフォンの特性を補正することができる。
したがって、この発明の信号処理装置によってバイノーラル再生を行う場合には、リスナーの負担が少なく、しかも、補正フィルタの特性を逐次更新できるため、再生聴取中におけるヘッドフォンの装着状態の変動などによる特性の変動に対しても追従させることができる。
以上のように、この発明によれば、リアルヘッド収録再生における収録から再生までの、フラットでない、左右差のある伝達特性によるバイノーラル効果の低下を軽減し、バイノーラル効果を向上させることができる。しかも、特殊な音響測定用信号を使用しないで、そのようなバイノーラル効果の向上を実現することができるとともに、再生聴取中におけるヘッドフォンの装着状態の変動などによる特性の変動に対しても追従させることができる。
〔バイノーラル収録方法の例:図1〕
図1に、この発明のバイノーラル再生方法の前提となるバイノーラル収録方法の一例を示す。
この例のバイノーラル収録方法では、収録現場において、収録者1の左耳2Lおよび右耳2Rの、それぞれ耳道口近傍に、小型の収録用のマイクロフォン3Lおよび3Rを装着し、そのマイクロフォン3Lおよび3Rによって、収録現場の音響空間の各音源からの音声をステレオ収録する。
収録用のマイクロフォン3Lおよび3Rは、その特性が後述の再生時に使用するマイクロフォンの特性と近似したものであれば、再生時に使用するマイクロフォンと同一のものである必要はない。また、収録者(バイノーラル収録する者)1は、リスナー(バイノーラル再生する者)と同一人でなくてもよい。
マイクロフォン3Lおよび3Rからの、バイノーラル信号としての音声信号SLおよびSRは、記録装置10に入力され、ディスク媒体やメモリカードなどの記録メディア4に記録される。
具体的に、記録装置10では、入力音声信号SLおよびSRが、それぞれ音声増幅回路11Lおよび11Rによって増幅された後、それぞれADコンバータ12Lおよび12Rによってデジタル音声データDLおよびDRに変換され、さらに、その音声データDLおよびDRが、記録処理部13に入力されて、必要に応じて圧縮符号化されるなど、所定フォーマットの音声データとして、記録メディア4に記録される。
なお、記録装置10では、システムコントローラ15によって、記録処理部13およびメディアドライブ14が制御される。
〔バイノーラル再生方法およびバイノーラル再生装置の例:図2〜図5〕
上述したように収録されたバイノーラル信号を再生する際には、図2に示すように、リスナー5は、左耳6Lおよび右耳6Rの、それぞれ耳道口近傍にマイクロフォン7Lおよび7Rを装着し、さらにヘッドフォン9を装着する。
マイクロフォン7Lおよび7Rは、小型の、耳道口を塞がないものとする。また、マイクロフォン7Lおよび7Rとしては、図1に示した収録用のマイクロフォン3Lおよび3Rと同一のものを用いることが望ましいが、マイクロフォン3Lおよび3Rと近似した特性のものであれば、マイクロフォン3Lおよび3Rと別のものを用いてもよい。
ヘッドフォン9は、図示するように、その左チャンネル音響変換器9Lおよび右チャンネル音響変換器9Rがリスナー5の左耳6Lおよび右耳6Rを覆う耳覆い型のものでもよい。
図3に、このようにリスナー5がマイクロフォン7L,7Rおよびヘッドフォン9を装着して、上述したように収録されたバイノーラル信号を再生する場合の、バイノーラル再生方法およびバイノーラル再生装置の一例を示す。
再生装置20では、記録メディア4から、上記のように記録されたバイノーラル信号が読み出され、再生処理部23で、伸長復号化されるなど、必要な処理が実行されて、再生処理部23から、バイノーラル信号であるデジタル音声データDLおよびDRが出力される。
なお、再生装置20では、システムコントローラ25によって、メディアドライブ24および再生処理部23が制御される。
再生装置20の再生処理部23から出力された音声データDLおよびDRは、バイノーラル再生装置30に供給される。
バイノーラル再生装置30は、左チャンネルの系と右チャンネルの系とによって構成され、音声データDLが左チャンネルの系に供給され、音声データDRが右チャンネルの系に供給される。
左チャンネルの系について示すと、音声データDLが、入力音声データx(k)として補正フィルタ31Lおよび適応フィルタ34Lに供給され、補正フィルタ31Lの出力の音声データが、DAコンバータ32Lでアナログ音声信号に変換され、その変換後の音声信号が、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lに供給されて、左チャンネルの音声が再生される。
その再生された音声は、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの近傍のマイクロフォン7Lで収音される。そのマイクロフォン7Lの出力の音声信号が、ADコンバータ33Lでデジタル音声データd(k)に変換され、加算回路35Lにおいて、ADコンバータ33Lの出力の音声データd(k)から適応フィルタ34Lの出力の音声データy(k)が減算され、加算回路35Lの出力の残差データe(k)が、適応フィルタ34Lに送出される。
適応フィルタ34Lは、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ型の適応型線形結合器(フィルタ部)と適応アルゴリズム演算部(フィルタ係数更新演算部)とによって構成され、後述のような適応アルゴリズム(フィルタ係数更新アルゴリズム)によって、補正フィルタ31Lの特性、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの特性、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの位置からマイクロフォン7Lの位置までの空間伝達特性(音響伝達特性)、およびマイクロフォン7Lの特性を合成した伝達特性を同定するものであり、補正フィルタ31Lの特性がフラットであれば、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの特性、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの位置からマイクロフォン7Lの位置までの空間伝達特性、およびマイクロフォン7Lの特性を合成した伝達特性を同定するものである。
補正フィルタ31Lは、FIRフィルタなどによって構成され、そのフィルタ係数が適応フィルタ34Lにより変えられることによって、そのフィルタ特性が更新される。
右チャンネルの系も、ヘッドフォン右チャンネル音響変換器9Rおよびマイクロフォン7Rを含んで、入力音声データDRに対して、同様に、補正フィルタ31R、DAコンバータ32R、ADコンバータ33R、適応フィルタ34Rおよび加算回路35Rによって構成される。
適応フィルタ34Lの同定および補正フィルタ31Lの特性の更新については、理想的には、まず、補正フィルタ31Lの特性をフラットにして、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの特性、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの位置からマイクロフォン7Lの位置までの空間伝達特性、およびマイクロフォン7Lの特性を合成した伝達特性を、適応フィルタ34Lによって同定し、その逆特性が補正フィルタ31Lの特性となるように、補正フィルタ31Lの係数を更新する。同時に、適応フィルタ34Lの特性をフラットにすれば、適応フィルタ34Lは同定することになる。
しかし、実際上、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの特性、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの位置からマイクロフォン7Lの位置までの空間伝達特性、およびマイクロフォン7Lの特性を合成した伝達特性には、ディップという形で信号レベルが低くなる周波数帯域が存在することがあり、その場合、その逆特性は、非常に大きなゲインを有する周波数帯域を持つものとなってしまい、フィルタとして実現性が薄くなる。
そこで、補正フィルタ31Lの特性を更新する際には、このような大きなゲインの周波数帯域を持たないように、リミッタなどによって適宜、信号レベルを一定範囲内に制限することが望ましい。その場合、補正フィルタ31Lの特性に反映されなかった分は、適応フィルタ34Lの特性に残すようにすれば、適応フィルタ34Lは収束することになる。
以上は、適応フィルタ34Lが同定収束するまで、補正フィルタ31Lの特性を更新しない場合であるが、適応フィルタ34Lが同定収束するまでの間でも適宜、補正フィルタ31Lの特性を更新するようにしてもよい。
左チャンネルの系につき、このように補正フィルタ31Lの特性を適宜更新する場合の適応アルゴリズムを、図4に示す。なお、図4はレベル特性のみを示す(図4中の各特性図の横軸fは周波数を、縦軸はレベル〔dB〕を、それぞれ示す)が、適応フィルタ34Lの同定収束および補正フィルタ31Lの特性の更新は、位相(遅延を含む)特性に対しても行われる。また、右チャンネルの系についても、全く同じである。
再生開始時点では、図4に「1.初期状態」として示すように、補正フィルタ31Lは、そのレベル特性を、0dBでフラットな特性とし、すなわち入力信号をそのまま通過させる特性とし、適応フィルタ34Lは、そのレベル特性を、比較的低レベルの特性とする。これによって、入力音声データx(k)に常時、レベルの低い周波数帯域が存在する場合でも、適応フィルタ34Lが同定しやすくなる。なお、図4では、初期状態における適応フィルタ34Lのレベル特性をフラットにしているが、特にフラットにする必要はない。
この状態から、補正フィルタ31Lは、そのままにして、適応フィルタ34Lの係数の更新を、ある程度進めていく。これによって、図4に「2.適応フィルタ更新後」として示すように、適応フィルタ34Lのレベル特性が変化する。ただし、この状態は、いまだ適応フィルタ34Lが同定収束に至っていない状態である。
この時点で、補正フィルタ31Lの特性を更新する。そのために、まず、図4に「3.特性比算出」として示すように、「(適応フィルタのレベル特性)/(補正フィルタのレベル特性)」という特性を算出する。この場合は、補正フィルタ31Lのレベル特性が0dBフラットであるので、「(適応フィルタのレベル特性)/(補正フィルタのレベル特性)」は、適応フィルタ34Lのレベル特性そのものとなる。
次に、その算出された特性を、AdBという、あるレベルを閾値にして、非補正帯域と補正帯域とに分け、レベルがAdB以下の周波数帯域を非補正帯域、レベルがAdBより大きい周波数帯域を補正帯域とする。
そして、図4に「4.両特性更新」として示すように、適応フィルタ34Lについては、非補正帯域では、その帯域における直前のレベル特性を残し、補正帯域ではレベルをAdBとするように、レベル特性を更新し、補正フィルタ31Lについては、非補正帯域ではレベルを0dBのままとし、補正帯域では、AdBから上記の「(適応フィルタのレベル特性)/(補正フィルタのレベル特性)」の特性におけるレベルを差し引いたレベルとするように、レベル特性を更新する。
以後、「2.適応フィルタ更新後」「3.特性比算出」および「4.両特性更新」で示した操作と同様の操作を適宜繰り返すことによって、補正フィルタ31Lとして、レベル特性のピークが抑えられた実際的な補正フィルタが形成され、適応フィルタ34Lも同定収束に向かっていく。
しかも、適応フィルタ34Lおよび補正フィルタ31Lは逐次、特性が更新されるので、再生聴取中に、ヘッドフォン9の装着状態が変動するなどによって、ヘッドフォン左チャンネル音響変換器9Lの位置からマイクロフォン7Lの位置までの空間伝達特性などが変動したときでも、それに追従して、適応フィルタ34Lおよび補正フィルタ31Lの特性が更新され、適応フィルタ34Lは同定収束するようになる。
図5に、その様子を示す。時点tsは再生開始時点で、この時点tsでは、適応フィルタ34Lおよび34Rは非同定収束状態にあるが、上述したように特性が更新されることによって、時点tsから瞬間的な時間を経た時点で、適応フィルタ34Lおよび34Rは同定収束状態となる。その後、時点taで、ヘッドフォン9の装着状態が変動するなど、バイノーラル再生系に乱れを生じると、適応フィルタ34Lおよび34Rは一瞬、非同定収束状態になるが、上述したように特性が更新されることによって、適応フィルタ34Lおよび34Rは直ちに同定収束状態となる。
なお、図4の例は、非補正帯域と補正帯域とを分ける閾値をAdBという一定レベルにする場合であるが、音声周波数帯域を複数の周波数帯域に分割し、各周波数帯域で、非補正帯域と補正帯域とを分ける閾値を異ならせてもよく、または、再生開始時であるか、再生中であるか、などの状況に応じて、非補正帯域と補正帯域とを分ける閾値を変更してもよい。
バイノーラル収録方法の一例を示す図である。 バイノーラル再生でのマイクロフォンおよびヘッドフォンの装着の例を示す図である。 この発明のバイノーラル再生方法およびバイノーラル再生装置の一例を示す図である。 この発明のバイノーラル再生方法における補正フィルタおよび適応フィルタの特性の更新の例を示す図である。 この発明のバイノーラル再生方法における適応フィルタの同定収束の様子を示す図である。
符号の説明
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。

Claims (2)

  1. バイノーラル再生用の信号処理装置であって、
    収録用マイクロフォンによって収録された入力音声信号をフィルタリングしてヘッドフォンに供給する補正フィルタと、
    前記入力音声信号が供給される適応フィルタと、
    前記収録用マイクロフォンと同一の、または前記収録用マイクロフォンと特性が近似した収音用マイクロフォンによって、前記ヘッドフォンにより再生された音声を収音して得られた音声信号と、前記適応フィルタの出力の音声信号との差分を算出し、その差分を前記適応フィルタに送出する残差検出手段とを備え、
    前記適応フィルタは、前記入力音声信号と前記差分とから、前記ヘッドフォンから前記収音用マイクロフォンまでの合成特性を求め、この合成特性から求めた近似逆特性を前記補正フィルタの特性とすることを特徴とする信号処理装置。
  2. 収録用マイクロフォンによって収録された入力音声信号を、補正フィルタを通じてヘッドフォンに供給するとともに、適応フィルタに供給する工程と、
    前記収録用マイクロフォンと同一の、または前記収録用マイクロフォンと特性が近似した収音用マイクロフォンによって、前記ヘッドフォンにより再生された音声を収音し、音声信号を得る工程と、
    この前記収音用マイクロフォンからの音声信号と、前記適応フィルタの出力の音声信号との差分を算出し、その差分を前記適応フィルタに送出する工程と、
    前記適応フィルタにおいて、前記入力音声信号と前記差分とから、前記ヘッドフォンから前記収音用マイクロフォンまでの合成特性を求め、この合成特性から求めた近似逆特性を前記補正フィルタの特性とする工程と、
    を備えることを特徴とするバイノーラル再生方法。
JP2004131067A 2004-04-27 2004-04-27 信号処理装置およびバイノーラル再生方法 Expired - Fee Related JP4123376B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004131067A JP4123376B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 信号処理装置およびバイノーラル再生方法
US11/105,701 US7715568B2 (en) 2004-04-27 2005-04-13 Binaural sound reproduction apparatus and method, and recording medium
KR1020050033726A KR20060047444A (ko) 2004-04-27 2005-04-22 바이노럴 재생장치, 바이노럴 재생방법 및 기록매체
CN200510068595A CN100586228C (zh) 2004-04-27 2005-04-27 双声道立体声重放装置、方法和记录媒介

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004131067A JP4123376B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 信号処理装置およびバイノーラル再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005318061A JP2005318061A (ja) 2005-11-10
JP4123376B2 true JP4123376B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=35136439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004131067A Expired - Fee Related JP4123376B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 信号処理装置およびバイノーラル再生方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7715568B2 (ja)
JP (1) JP4123376B2 (ja)
KR (1) KR20060047444A (ja)
CN (1) CN100586228C (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101218776B1 (ko) 2006-01-11 2013-01-18 삼성전자주식회사 다운믹스된 신호로부터 멀티채널 신호 생성방법 및 그 기록매체
KR100803212B1 (ko) 2006-01-11 2008-02-14 삼성전자주식회사 스케일러블 채널 복호화 방법 및 장치
JP4951985B2 (ja) * 2006-01-30 2012-06-13 ソニー株式会社 音声信号処理装置、音声信号処理システム、プログラム
KR100773560B1 (ko) 2006-03-06 2007-11-05 삼성전자주식회사 스테레오 신호 생성 방법 및 장치
KR100763919B1 (ko) * 2006-08-03 2007-10-05 삼성전자주식회사 멀티채널 신호를 모노 또는 스테레오 신호로 압축한 입력신호를 2 채널의 바이노럴 신호로 복호화하는 방법 및 장치
CN1905763B (zh) * 2006-08-07 2011-11-23 北京中星微电子有限公司 麦克风校正系统、装置和方法
KR100763920B1 (ko) 2006-08-09 2007-10-05 삼성전자주식회사 멀티채널 신호를 모노 또는 스테레오 신호로 압축한 입력신호를 2채널의 바이노럴 신호로 복호화하는 방법 및 장치
DE102006048295B4 (de) * 2006-10-12 2008-06-12 Andreas Max Pavel Verfahren und Vorrichtung zur Aufnahme, Übertragung und Wiedergabe von Schallereignissen für Kommunikationsanwendungen
US7920903B2 (en) * 2007-01-04 2011-04-05 Bose Corporation Microphone techniques
WO2008109826A1 (en) 2007-03-07 2008-09-12 Personics Holdings Inc. Acoustic dampening compensation system
GB0708944D0 (en) * 2007-05-09 2007-06-20 You Care Ltd Audiometer combination device
KR100868245B1 (ko) * 2007-05-29 2008-11-11 강원대학교산학협력단 데메콜친 처리에 의한 효율적인 복제 동물의 생산방법
JP5520456B2 (ja) * 2008-06-26 2014-06-11 株式会社エー・アール・アイ バイノーラル収音再生システム
JP5163685B2 (ja) * 2010-04-08 2013-03-13 ソニー株式会社 頭部伝達関数測定方法、頭部伝達関数畳み込み方法および頭部伝達関数畳み込み装置
US8879743B1 (en) 2010-12-21 2014-11-04 Soumya Mitra Ear models with microphones for psychoacoustic imagery
JP2012182553A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Toshiba Corp 再生装置、オーディオデータ補正装置、および再生方法
JP5085763B2 (ja) 2011-04-27 2012-11-28 株式会社東芝 音信号処理装置、及び音信号処理方法
CN102395070B (zh) * 2011-10-11 2014-05-14 美特科技(苏州)有限公司 双耳录音耳机
CN102543097A (zh) * 2012-01-16 2012-07-04 华为终端有限公司 降噪方法及设备
JP5986426B2 (ja) * 2012-05-24 2016-09-06 キヤノン株式会社 音響処理装置、音響処理方法
JP6102179B2 (ja) * 2012-08-23 2017-03-29 ソニー株式会社 音声処理装置および方法、並びにプログラム
JP6433918B2 (ja) * 2013-01-17 2018-12-05 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. バイノーラルのオーディオ処理
US9020164B2 (en) * 2013-04-09 2015-04-28 Tamar Silberman Apparatus to mitigate ear pressure on airline flights while preserving awareness of the cabin surroundings
WO2015032009A1 (es) * 2013-09-09 2015-03-12 Recabal Guiraldes Pablo Método y sistema de tamaño reducido para la decodificación de señales de audio en señales de audio binaural
CN103945303B (zh) * 2014-04-14 2017-07-07 杨璐馨 一种耳效3d录音环
KR20150142925A (ko) * 2014-06-12 2015-12-23 한국전자통신연구원 스테레오 음향 입력 장치
US9967668B2 (en) 2014-08-21 2018-05-08 Eears LLC Binaural recording system and earpiece set
JP6589437B2 (ja) * 2015-07-23 2019-10-16 株式会社Jvcケンウッド 頭外定位処理装置、頭外定位処理方法、プログラム
JP6561718B2 (ja) * 2015-09-17 2019-08-21 株式会社Jvcケンウッド 頭外定位処理装置、及び頭外定位処理方法
US9584653B1 (en) * 2016-04-10 2017-02-28 Philip Scott Lyren Smartphone with user interface to externally localize telephone calls
WO2019079948A1 (en) * 2017-10-23 2019-05-02 Goertek Inc. HEADER AND METHOD FOR PERFORMING AN ADAPTIVE SELF-ACCORD FOR A HEADPHONES
CN109104669B (zh) * 2018-08-14 2020-11-10 歌尔科技有限公司 一种耳机的音质修正方法、系统及耳机

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3637596B2 (ja) * 1994-01-27 2005-04-13 ソニー株式会社 オーディオ再生装置およびヘッドホン
JPH09185383A (ja) 1995-12-31 1997-07-15 Kenwood Corp 適応音場制御装置
JP3374731B2 (ja) 1997-10-23 2003-02-10 富士ゼロックス株式会社 バイノーラル再生装置、バイノーラル再生用ヘッドホンおよび音源評価方法
JPH11167383A (ja) 1997-12-03 1999-06-22 Alpine Electron Inc 適応等化システムの接続確認方式
JP2001285998A (ja) 2000-03-29 2001-10-12 Oki Electric Ind Co Ltd 頭外音像定位装置
JP4663085B2 (ja) 2000-09-19 2011-03-30 パナソニック株式会社 音響再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN100586228C (zh) 2010-01-27
US7715568B2 (en) 2010-05-11
JP2005318061A (ja) 2005-11-10
CN1691840A (zh) 2005-11-02
US20050238176A1 (en) 2005-10-27
KR20060047444A (ko) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4123376B2 (ja) 信号処理装置およびバイノーラル再生方法
JP5540581B2 (ja) 音声信号処理装置および音声信号処理方法
KR100677119B1 (ko) 와이드 스테레오 재생 방법 및 그 장치
KR100878457B1 (ko) 음상정위 장치
KR100626233B1 (ko) 스테레오 확장 네트워크에서의 출력의 등화
JP3803368B2 (ja) バイノーラル信号処理装置
KR20050060789A (ko) 가상 음향 재생 방법 및 그 장치
CN107039029B (zh) 头盔中具有有源噪声控制的声音再现
US7826630B2 (en) Sound image localization apparatus
JP5691130B2 (ja) 聴者を取り囲むように配置される複数のスピーカで音響再生を行う際にクロストークをキャンセルする装置、方法、プログラム、およびシステム
JPH0795698A (ja) オーディオ再生装置
JP2005223713A (ja) 音響再生装置、音響再生方法
JP2008502200A (ja) ワイドステレオ再生方法及びその装置
JP2003230198A (ja) 音像定位制御装置
JP5520456B2 (ja) バイノーラル収音再生システム
JP2005223714A (ja) 音響収音装置、音響収音方法、記録媒体
JP4951985B2 (ja) 音声信号処理装置、音声信号処理システム、プログラム
JP2007336080A (ja) 音響補正装置
JPH06217400A (ja) 音響装置
JP7432225B2 (ja) 音再生記録装置、及びプログラム
US20060245305A1 (en) System comprising sound reproduction means and ear microphones
JPH04137900A (ja) 信号処理装置及び音響再生装置
JP3942914B2 (ja) ステレオ信号処理装置
JP2008072641A (ja) 音響処理装置および音響処理方法、ならびに音響処理システム
KR200342183Y1 (ko) 개인 머리전달함수 대응 바이노럴 입체 음향 녹음용 이어폰 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080409

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080422

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4123376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees