JP4123054B2 - 制限速度情報提供装置および制限速度情報提供用プログラム - Google Patents
制限速度情報提供装置および制限速度情報提供用プログラム Download PDFInfo
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Description
【技術分野】
本発明は、車両に搭載され、制限速度の変化量に応じて制限速度を提供し、特に、不要な制限速度の提示を抑制する制限速度情報提供装置、制限速度の提供を制御するプログラムに関する。
【0002】
【背景技術】
車両に搭乗するユーザに対し、走行中の道路の制限速度を提示する技術がある。たとえば、特許文献1には、安全速度が記録されたナビゲーション装置から自車両の位置を中心とした安全速度を取得し、ドライバへの表示および定速走行制御の目標値に用いる技術が示されている。また、特許文献2には、画像処理を用いて道路標識より制限速度を検出し、自車速が制限速度を超えている場合に、加減速や制限速度の超過時間に応じてドライバにその旨を提示する技術が示されている。
【0003】
しかしながら、従来の技術は、自車両の位置直近の制限速度をそのまま提示するものであるため、制限速度が適用される区間の距離が短い場合であっても制限速度が提示され、実際の走行における状況が考慮されないという問題があった。すなわち、制限速度の変化に応じて高い制限速度を運転者に提示したが、その制限速度が提供される区間距離が短く、すぐに次の低い制限速度が提示された場合、運転者は提示された制限速度に従って加速したにもかかわらず、すぐに減速しなければならないという不都合があった。
【0004】
このような場合、運転者は、不要な制限速度が提示されたと感じ、提示される制限速度への信頼度が低下するという問題があった。また、制限速度の変化量が大きい場合、スムーズな速度制御ができないという不都合があった。
【0005】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平7−182598号公報
【特許文献2】
特開2002−163643号公報
【0006】
【発明の開示】
本発明は、自車両の走行する道路の制限速度の変化度に応じて制限速度の出力を制御することにより、適切な制限速度を適切なタイミングで提供することを目的とする。
この発明によれば、道路の制限速度を外部に向けて出力する制限速度情報提供装置であって、自車両が走行する道路の制限速度を順次取得する制限速度取得手段と、前記制限速度が変化する変化点を順次検出する変化点検出手段と、前記変化点検出手段により検出された変化点の位置に応じて、前記制限速度を出力させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記制限速度が変化する2つの変化点に区切られた区間の距離に応じて当該区間の制限速度の出力を制御する制限速度情報提供装置、および制限速度提供用プログラムを提供することができる。
【0007】
これにより、滑らかな速度制御に寄与する制限速度の提供を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る4つの実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本実施形態の制限速度情報提供装置100は、制限速度取得手段1と、変化点算出手段2と、制御手段3とを少なくとも備えている。具体的には、少なくとも、2つの変化点に区切られた区間の距離に応じて制限速度の出力を制御するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、制御手段3として機能するCPUと、情報を取得して少なくとも一時的に記憶するRAMとを備えている。
【0009】
本実施形態の制限速度情報提供装置100は、ナビゲーション装置200およびナビゲーション装置200とシステムを構成するデータベース210にアクセス可能である。また、制限速度情報提供装置100は、制限速度をユーザ(ドライバなど)に提供するディスプレイ、スピーカーと情報の送受信が可能なように接続されている。さらに、制限速度情報提供装置100は、受信した「制限速度」を、定速走行制御の設定車両速度の上限値として用いる等による車両の走行支援又は走行制御を行う車両コントロールユニット(C/U)と情報の送受信が可能なように接続されている。また、車両コントロールユニット、ナビゲーション装置が本実施形態の制限速度情報提供装置100を備えてもよい。
【0010】
制限速度情報提供装置100と相互にアクセス可能なナビゲーション装置200は、地図情報、地図情報に対応づけられた道路の制限速度を少なくとも含むデータベース210と、GPS(Global Positioning System)機能や自律航法を用いた自車位置検出機能、ユーザから目的地の入力を受け付ける目的地設定機能、自車両の位置から目的地までの誘導経路を算出する誘導経路設定機能を備えた誘導手段220と、自車位置の検出結果をデータベースに含まれる道路上にマッチングさせ自車両が走行する道路前方(進行方向側前方)の地図情報を読込む地図情報プレビュー機能230、ビーコン、FM多重放送などの情報提供インフラを用いて、制限速度、当該制限速度が適用される区間その他の道路に関する情報を受信するアンテナおよびコンバータを備えた無線通信機能240とを有している。
【0011】
制限速度取得手段1は、自車両が走行する道路の制限速度を、ナビゲーション装置200の自車位置検出機能を利用し、データベース210に記憶された「道路の制限速度」から順次取得する。たとえば、GPS(Global Positioning System)を用いた車両搭載のナビゲーション装置200を用いて自車両の現在位置を検出し、検出した自車両の位置を道路情報が含まれる地図情報にマッチングさせて「自車両の走行する道路」を特定する。この特定した「自車両の走行する道路」について、自車両が走行する方向に向かって自車両に近い位置から制限速度を順次取得する。また、自車両の走行する方向や目的地情報を利用して、地図情報プレビュー機能230がプレビューした自車両から目的地に至る誘導経路を算出し、算出した誘導経路に沿って制限速度を順次取得してもよい。無線通信機能240を介し、ビーコン、FM多重放送などの情報提供インフラを利用して制限速度を取得することも可能である。自車両の位置から走行方向に沿って前方の制限速度を取得する範囲は、ある一定領域(例えば自車位置から500m先まで)としてもよく、下記のような式を用いて車速に応じて変化させてもよい。 Preview[m]=MAX(15[s]×Vsp[m/s]、200)
データベース210に記憶された道路の制限速度は、地図上の道路に関する情報と、道路の各制限速度とが対応づけられている。制限速度は、道路の種別、道路の区間その他の任意の単位ごとの制限速度を含んでいる。本実施形態の「制限速度」は少なくとも「道路Xの位置Aから位置Bまでの制限速度はY」という情報を含んでいる。位置Aおよび位置Bは、制限速度の「変化点」に相当し、絶対位置情報、地図座標その他の地図上の位置を特定できる手法を用いて表現されることが好ましい。
【0012】
変化点検出手段2は、データベース210の制限速度に基づいて、自車両が走行する道路の制限速度が変化する位置を、「変化点」として検出する。「変化点」は自車両の位置から走行方向に沿って順次取得される。もちろん、無線通信機能240を介し、ビーコン、FM多重放送などの情報提供インフラを利用して制限速度を取得することも可能である。
【0013】
第1実施形態の制御手段3は、区間検出部31と、区間距離算出部32と、決定部34と、出力部35とを有し、変化点検出手段2により検出された変化点の位置に応じて制限速度を出力させる。「変化点の位置に応じて制限速度を出力する」とは、自車両と変化点との位置関係を基準として制限速度を出力することである。たとえば、「自車両と変化点との距離が所定の距離となったタイミング(自車両が変化点に接近したタイミング)に制限速度を出力する」ようにしてもよいし、「自車両が変化点を通過したタイミングに制限速度を出力する」ようにしてもよい。
【0014】
区間検出部31は、変化点検出手段2により検出された2つの変化点(第1の変化点、第2の変化点を含む)に区切られた区間を検出する。2つの変化点は任意に選択することができ、互いに隣り合う2つの変化点であってもよいし、他の変化点が間に所在する2つの変化点であってもよい。
【0015】
区間距離算出部32は、区間検出部31により検出された区間の距離を算出する。区間の始点となる変化点の位置と、区間の終点となる変化点の位置とを比較し、2つの変化点の間の経路の距離を算出する。区間距離の算出は、データベース210の地図情報に基づいて行う。
【0016】
決定部34は、区間距離算出部32により算出された、2つの変化点に区切られた区間の距離に応じて、出力する制限速度と、出力するタイミングを決定する。出力する制限速度は、自車両が走行している区間(n)を基準として出力する制限速度の区間(n+α)を特定することにより決定することができる。出力するタイミングは、自車両が走行している道路の変化点(Pn)を基準として決定することができる。具体的には、自車両が変化点(Pn)にxm以内に接近したタイミングで制限速度を出力すると決定してもよいし、変化点(Pn)を通過したタイミングで制限速度を出力すると決定してもよい。
【0017】
出力部35は、変化点検出手段2により検出された変化点の位置に応じて制限速度を、制限速度をナビゲーション装置200または外部機器300に出力する。
【0018】
制限速度が出力される外部機器としての車両コントロールユニット300は、走行支援や走行制御における制限速度として利用する。受信した制限速度を直接ディスプレイおよび/またはスピーカによりドライバに提供してもよい。
【0019】
次に、制御手段3の処理手順を図2および図3に基づいて説明する。第1実施形態に係る制御手段3は、2つの変化点に区切られた区間の距離に応じて制限速度を出力する。
【0020】
図2に本制御例のフローチャートを示した。図2に示した制御手順を図3の概略図を用いて説明する。
【0021】
制限速度取得手段1は、自車両に近い位置から走行方向に沿って、自車両が走行する道路の制限速度を順次取得する(111)。取得する制限速度の数は特に限定されないが、図3に示す本実施形態では、自車両が走行する道路の制限速度(Vn−1)(Vn)(Vn+1)の3つの区間の制限速度を取得する。車両前方の制限速度は、ナビゲーション装置200の地図情報プレビューが機能が、自車両の位置および走行方向に基づいて地図情報を展開させて取得したものであってもよい。
【0022】
変化点検出手段2は、取得した制限速度を比較して、制限速度が変化した位置を示す「変化点」を検出する(112)。図3には、制限速度(Vn−2)(図示せず)から制限速度(Vn−1)に変化した制限速度変化点Pn−1と、制限速度(Vn−1)から制限速度(Vn)に変化した制限速度変化点Pnと、制限速度(Vn)から制限速度(Vn+1)に変化した制限速度変化点Pn+1と、を「変化点」として示した。
【0023】
制御手段3の区間検出部31は、2つの変化点に挟まれた区間を検出する(113)。図3(a)に示す例では、車両の現在位置に最も近い制限速度変化点Pnと、このPnに隣接する制限速度変化点Pn+1とに挟まれた部分を区間nとして検出する。ここでは制限速度が変化した区間であって、互いに隣り合う区間を検出したが、制限速度の変化量の増減を基準として区間を検出してもよいし、制限速度の変化量の大きさを基準として区間を検出してもよい。
【0024】
区間距離検出部32は、検出された区間nの距離Lnを算出する(114)。距離Lnの算出は制限速度変化点Pnと制限速度変化点Pn+1との位置を、地図情報を基準として比較して算出する。
【0025】
決定部34は、検出された区間nの距離Lnと、予め設定された所定値(距離)とを比較する(115)。検出された区間nの距離Lnが所定値よりも短い場合、区間nの制限速度(Vn)を出力しないことを決定し、区間nに隣接する区間(n+1)の制限速度(Vn+1)を、予め、区間nの始点となる変化点Pnの位置に応じて出力することを決定する。たとえば、自車両が変化点Pnに所定距離以内に接近したタイミングで制限速度(Vn+1)を出力させることを決定する。自車両が変化点Pnを通過したタイミングで制限速度(Vn+1)を出力させてもよい。
【0026】
他方、検出された区間nの距離が所定値よりも長い場合、区間nの制限速度(Vn)を変化点の位置に応じて出力することを決定し、区間(n+1)の制限速度(Vn+1)を、変化点Pn+1の位置に応じて出力させることを決定する。具体的なタイミングとして、変化点Pnに所定距離以内に接近したタイミング(または通過したタイミング)を制限速度(Vn)の出力タイミングとして決定し、変化点Pn+1に所定距離以内に接近したタイミング(または通過したタイミングで)を制限速度(Vn+1)の出力タイミングとして決定する。
【0027】
図3(b)に示す例であれば、自車両が走行する道路の制限速度が50km/h、次の区間の制限速度が40km/h、2つ先の区間の制限速度が30km/hである場合、40km/hが適用される区間の距離L2が所定値よりも短い場合には、変化点P2において40km/hではなく、次の区間の30km/hを制限速度として出力する。
【0028】
本実施形態によれば、制限速度が適用される区間が短い場合に、この制限速度の出力を中止(スキップ)させることができる。短い区間の制限速度の提示を行わないため、ドライバーは無駄な減速・加速を行わずに済む。最終的に減速する制限速度が早めに出力されるため、最終的な制限速度までの減速が滑らかに行える。また、速度制御を行う車両コントロールユニット300は、制御速度が適用される区間の距離を考慮して滑らかな走行による走行支援を行うことができる。
【0029】
<第2実施形態>
第2実施形態の制限速度情報提供装置100は、区間の距離と、制限速度の変化量の増減(変化量の正負)とに応じて制限速度を出力することを特徴とする。
【0030】
第2実施形態のブロック構成を図4に示した。第2実施形態の構成は、基本的に第1実施形態の構成と基本的に共通する。異なる点は、第2実施形態の制限速度提供装置100は、制御手段3が「変化量算出部33」を有する点である。変化量算出部33は、変化点検出手段2により検出された変化点における制限速度の変化量を算出する。本実施形態の制御手段3の決定部34は、第1の変化点と第2の変化点とに区切られた区間の距離と、第2の変化点における制限速度の変化量とに応じて、出力する制限速度と、制限速度を出力するタイミングとを決定する。
【0031】
以下、第2実施形態の制御手順について、図5のフローチャートおよび図6〜図9に基づいて説明する。本制御は、メインプログラムから一定周期で呼び出されている。
【0032】
図5に示すS211〜S214までのステップは、第1実施形態において説明した図2のS111〜S114までのステップと共通する。すなわち、制限速度取得手段1が制限速度を順次取得し、変化点検出手段2が変化点を検出し、制御手段3の区間検出部31が第1の変化点と第2の変化点とに区切られた区間を検出し、区間距離算出部32が検出された区間の距離を算出する。
【0033】
変化量算出部33は、検出された区間の制限速度の変化量を算出する。変化量算出部33は、自車両に近い第1の変化点Pn−1と区間を形成する第2の変化点Pnにおける制限速度の変化量を式:ΔVn=Vn+1-Vnより算出する(215)。第1の変化点と第2の変化点とは隣合う2つの変化点であってもよいし、他の変化点を間に有する2つの変化点であってもよい。
【0034】
決定部34は、算出された制限速度の変化量の増減と区間の長さとに応じて、出力する制限速度および出力するタイミングを決定する。本実施形態では、(1)制限速度が連続して低下する場合、(2)制限速度が一度上昇した後に低下する場合、(3)制限速度が連続して増加する場合、(4)制限速度が一度減少した後に上昇する場合、との4つの場合に分けて制限速度の出力を制御する。これらの4つのパターンの制御例を図6〜9に示した。
【0035】
以下、図5〜図9に基づいて本実施形態の制御手順を説明する。
[第1制御例]
第1制御例は、制限速度が連続して低下する場合の制御例である。この制御手順が用いられる例を図6に示した。
【0036】
制限速度取得手段1は、自車両から走行方向に向かって区間の制限速度を順次取得する。制限速度を取得する区間の数は任意に決定できるが、図6の例において、制限速度取得手段1は、自車両に近い位置から順に、3つの区間の制限速度V1〜V3を取得する。
【0037】
変化量算出部33は、区間の制限速度の変化量を算出する。自車両が走行している区間1と区間2との制限速度の変化量(ΔVa)は、自車両の走行する道路の制限速度V1と区間2の制限速度V2との差から求める(ΔVa=V2-V1)。自車両の走行する位置に最も近い変化点における変化量については、自車両の走行速度VSPと区間2の制限速度V2との差から求めてもよい(ΔVa=V2-Vsp)。区間2と区間3との制限速度の変化量ΔVbは、区間2の制限速度V2と区間3の制限速度V3との差から求めることができる(ΔVb=V3-V2)。
【0038】
決定部34は、制限速度の変化量に応じて出力する制限速度を決定する。決定部34は、自車両の位置から走行方向に沿って順次検出した変化点における制限速度の変化量が正であるか、負であるかを判断する(図5のS216)。制限速度の変化量が負である場合、次の変化量についても判断する。この判断は、正の変化量が算出されるまで順次継続する。そして、変化量が連続して負であると判断された区間について、次のステップ217の処理を行う。すなわち、自車両位置から走行方向に向かって検出される変化点において、負の変化量が最初に算出された第1の変化点から、その後、正の変化量が最初に検出された第2の変化点までの区間の長さを、予め設定した所定値と比較する。
【0039】
図6に示す例では、自車両が走行している区間1の制限速度はV1であり、区間1に隣接する区間2の制限速度はV2である。V1>V2であるため、変化点(P2)における変化量は負である。区間2に隣接する区間3の制限速度はV3である。V2>V3であるため、変化点(P3)における変化量は負である。区間3に隣接する区間4の制限速度はV4である。V3<V4であるため、変化点(P4)における変化量は正である。すなわち、区間1〜区間3までにおいて、制限速度は連続して低下している。この第1の変化点(P2)から第2の変化点(P4)までの区間についてはステップS217の処理を行う。他方、制限速度が連続して負とならない場合にはステップ221へ進む。
【0040】
ステップ217では、この第1の変化点(P2)から第2の変化点(P4)までの区間の距離(制限速度が連続して低下する区間の距離)と、予め設定された所定距離との大小関係を判断する。たとえば、制限速度が連続してn回低下した場合、制限速度が連続して低下する区間の距離は、自車両の位置から最も近い制限速度変化点P1から制限速度が上昇する前の変化点Pnまでの距離SLn(SLn=L2+L3+…+Ln)である。本例の制限速度が連続して低下する区間の距離は、負の変化量が算出された第1の変化点(P2)から正の変化量が算出された第2の変化点(P4)までの距離SLn(sLn=L2+L3)である。
【0041】
決定部34は、求められた制限速度が連続して減少する区間の距離と、予め設定された所定値(Lth)とを比較する。求められた制限速度が連続して減少する区間の距離が予め設定された所定値(Lth)よりも短い場合、ステップ218へ進む。
【0042】
ステップ218において、決定部34は、制限速度が連続して減少する区間の距離(第1の変化点から第2の変化点までの距離)とその区間の制限速度の変化量の大きさとに応じて、制限速度の出力を制御する。本実施形態では、「制限速度が連続して減少する区間の距離」と「その区間の制限速度の変化量」との関係を「車両の減速度」により表す。車両の減速度(Dn)は、距離に対する減速の度合いを示す関係であり、車両の減速が急であるか、緩やかであるかを示す値である。
【0043】
車両速度をVn+1にまで減速させる車両の減速度(Dn)は、SLnとΔVspnとを用いて下記の式より求めることができる。
(Dn)=(ΔVspn)2/2SLn[m/s2]
決定部34は、自車両が走行する道路の制限速度V1と、連続してn回低下した後の制限速度Vn+1との差分ΔVspnを求める。自車両が走行する道路の制限速度Vspは、自車両の現在の走行速度を用いてもよい。SLnは、第1の変化点と第2の変化点とに区切られた区間(制限速度が連続して減少している区間)の距離であり、ステップ217により求めることができる。
【0044】
決定部34は、求められたDnがある設定値Dlim以上(例えば、0.3×9.8[m/s2])の場合(218)、ステップ219へ進み、予め、変化点Pnの位置に応じて、予めVn+1をディスプレイ、スピーカ、または車両コントロールユニットへ送信する。求められたDnがある設定値Dlim未満である場合は、一つ手前の制限速度変化点Pn−1について同様にSLn−1およびΔVspn−1を求め、さらに上式からDn-1を算出してDlimと比較する。求められたDnがDlim以上となった区間については、ステップ219へ進む。この手順を自車位置から2番目に近い制限速度変化点(P2)についてまで繰り返す。制限速度変化点(Pn)におけるDnがDlimを超えなかった場合、S223へ進み、Vn,Vn+1,Vn+2と自車両の現在位置に近い順に制限速度を出力する。
【0045】
なお、ステップ217の後、ステップ218の処理を行わずに、ステップ219へ進む処理を行ってもよい。
【0046】
本実施形態の制御によれば、制限速度が連続して低下する場合、すなわちユーザが減速制御を継続する場合に応じた制限速度の出力を行うことができる。
【0047】
制限速度が連続して低下する場合に、区間の距離に応じて制限速度を出力することにより、無駄な制限速度の出力を抑制し、滑らかな走行速度制御を補助することができる。すなわち、連続して低下する制限速度の区間の距離が所定の値よりも短い場合に、先の区間の制限速度を早めに出力することにより、最終的な制限速度までの減速が滑らかに行えるように、最終的に減速する制限速度を早めに出力することができる。
【0048】
[第2制御例]
第2制御例は、制限速度が連続して低下せず、一度上昇した後に再び低下する場合の制御例である。この制御手順が用いられる例を図7に示した。制限速度取得手段1は、自車両に近い位置から順に、3つの区間の制限速度V1〜V3を取得する。区間検出部31は2つの変化点に区切られた区間を検出する。区間距離算出部32は検出された区間の距離を算出する。変化量算出部33は第1制御例と同様に区間の制限速度の変化量の増減を算出する。決定部34は、区間の距離に応じて出力する制限速度と出力するタイミングとを決定する。
【0049】
決定部34は、自車両の位置から走行方向に沿って順次検出した変化点における制限速度の変化量が正であるか、負であるかを判断する(図5のS216)。制限速度の変化量が連続して負でない場合であって、変化量が上昇後に低下する場合(S221)、その上昇から下降するまでの区間について、次のステップ222の処理を行う。
【0050】
図7に示す例では、自車両が走行している区間1の制限速度はV1であり、区間1に隣接する区間2の制限速度はV2である。V1<V2であるため、区間1の制限速度V1と区間2の制限速度V2との変化量は正である。区間2に隣接する区間3の制限速度はV3である。V2>V3であるため、区間2の制限速度V2と区間3の制限速度V3との変化量は負である。すなわち、区間1から区間2の変化点(P2)において制限速度が一度上昇し、その後区間2から区間3の変化点(P3)において、制限速度が低下している。この正の変化量が算出された第1の変化点(P2)から負の変化量が算出された第2の変化点(P3)までの区間についてはステップS222の処理を行う。他方、制限速度が上昇後に低下しない場合にはステップ223へ進む。
【0051】
ステップ222では、この第1の変化点(P2)から第2の変化点(P3)までの区間の距離と、予め設定された所定距離Lth2(例えば200m)との大小関係を判断する。ステップ222では、S221において検出された制限速度が上昇後に低下する変化点が(Pn)の場合、(P2)から(Pn)までの距離SLnを求め、これがある設定値Lth2(例えば200m)以下の場合はS219へ進み、上昇後に低下した(低下後の)Vn+1を、予め、変化点Pnの位置に応じてディスプレイ、スピーカ、または車両コントロールユニットへ送信する。図7の例で説明すると、制限速度が上昇した変化点(P2)と制限速度が低下した変化点(P3)との間の距離L2が所定の距離以下である場合、自車両が変化点(P2)に所定距離まで接近したタイミングで低下後の制限速度V3を出力する。
【0052】
第1の変化点(P2)から第2の変化点(P3)までの区間の距離が、予め設定された所定距離Lth2(例えば200m)よりも大きい場合には、S223へ進み、Vn,Vn+1,Vn+2と自車両の現在位置に近い順に、各制限速度の変化点の位置に応じて制限速度を出力する。
【0053】
本実施形態の制御によれば、制限速度が一度上昇してその後低下する場合、すなわちドライバが加速と減速を繰り返す場合に応じた制限速度の出力を行うことができる。
【0054】
自車位置前方の制限速度が一度上昇して再度低下し、制限速度が増加する第1の変化点から制限速度が減少する第2の変化点とに区切られた区間の距離が短い場合、無駄な制限速度の出力を抑制し、滑らかな走行速度制御を援助することができる。すなわち、一度上昇して再度低下する制限速度の区間の距離が所定の値よりも短い場合には、最終的な制限速度を早めに出力することができ、ドライバは制限速度の頻繁な変更をしなくてすむ。
【0055】
[第3制御例]
第3制御例は、制限速度が連続して増加する場合の制御例である。この制御手順が用いられる例を図8に示した。制限速度取得手段1は、自車両に近い位置から順に、3つの区間の制限速度V1〜V3を取得する。変化量算出部33は、第1制御例と同様に区間の制限速度の変化量を算出する。決定部34は、制限速度の変化量に応じて出力する制限速度を決定する。決定部34は、自車両の位置から走行方向に沿って順次検出した変化点における制限速度の変化量が正であるか、負であるかを判断する(図5のステップ216)。制限速度の変化量が連続して負でない場合であって、制限速度が連続して上昇する場合、ステップ223へ進み、Vn,Vn+1,Vn+2と自車両の現在位置に近い順に制限速度を出力する。図8に示した例では、自車両が走行する道路において、変化点P2に所定距離まで接近したタイミングで制限速度V2を出力し、変化点P3に所定距離まで接近したタイミングで制限速度V3を出力する。
【0056】
本実施形態の制御によれば、制限速度が連続して増加する場合に応じた制限速度の出力を行うことができる。加速を継続する場合に、制限速度を順次出力することによって滑らかな走行速度制御を補助することができる。
【0057】
[第4制御例]
第4制御例は、制限速度が一度減少した後に上昇する場合の制御例である。この制御手順が用いられる例を図9に示した。制限速度取得手段1は、自車両に近い位置から順に、3つの区間の制限速度V1〜V3を取得する。変化量算出部33は、第1制御例と同様に区間の制限速度の変化量を算出する。決定部34は、制限速度の変化量に応じて出力する制限速度を決定する。決定部34は、自車両の位置から走行方向に沿って順次検出した変化点における制限速度の変化量が正であるか、負であるかを判断する(図5のS216)。制限速度の変化量が連続して負でない場合であって、制限速度が一度減少した後に上昇する場合、ステップ223へ進み、Vn,Vn+1,Vn+2と自車両の現在位置に近い順に制限速度を出力する。図9に示した例では、自車両が走行する道路において、変化点P2に所定距離まで接近したタイミングで制限速度V2を出力し、変化点P3に所定距離まで接近したタイミングで制限速度V3を出力する。
【0058】
本実施形態の制御によれば、制限速度が一度減少した後に上昇する場合に応じた制限速度の出力を行うことができる。すなわち、減速が必要な制限速度を提示して、適切な走行速度制御を補助することができる。
【0059】
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。
【0060】
本実施形態の構成は、第1実施形態として図1に示した構成または第2実施形態として図4に示した構成と共通する。第1実施形態または第2実施形態と異なる点は、取得する制限速度が、自車両の現在位置から目的地までの誘導道路の制限速度である点である。そのため、第3実施形態の制限速度情報提供装置100は、GPS機能を用いて自車両の現在位置を取得する自車位置検出機能と、目的地の入力を受け付ける目的地設定機能と、自車両を現在位置から目的地へ誘導する誘導経路を算出して設定する誘導経路設定機能とを有する誘導手段220を備えている。
【0061】
制限速度取得手段1は、誘導手段220が算出した誘導経路における制限速度を順次取得する。また、変化点算出手段2は、誘導手段220の算出した誘導経路における制限速度が変化する変換点を順次検出する。
【0062】
制御手段3は、第1実施形態と同様に、区間検出部31と、区間距離算出部32と、決定部34と、出力部35とを有し、図2に示した制御手順に従い制限速度を出力する。また、制御手段3は、第2実施形態と同様に、区間検出部31と、区間距離算出部32と、変化量算出部33と、決定部34と、出力部35とを有し、図5に示した制御手順に従い制限速度を出力してもよい。
【0063】
例えば図10に示した例のように、誘導手段220が設定した経路が幹線道路を横切って一般公道に戻るような場合には、制限速度が一時的に上昇し、すぐに制限速度が低下する。本実施形態では、自車両が目的地に至るまでの経路の制限速度を順次取得することから、幹線道路の制限速度が適用される区間の距離が所定の距離以下である場合、幹線道路に対応する区間の制限速度値を出力しないようにすることができる。
【0064】
本実施形態によれば、現在位置から目的地に至るまでの経路について、第1実施形態、第2実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
【0065】
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。
【0066】
本実施形態の構成は、図1に示した第1実施形態の構成、または図4に示した第2実施形態の構成と共通する。第1実施形態または第2実施形態と異なる点は、決定部34が、制限速度を出力する1又は2以上の外部装置ごとに、出力する制限速度と、出力するタイミングとを決定する点である。
【0067】
すなわち、ナビゲーション装置200に出力する場合、車両コントロールユニットに出力する場合、ディスプレイまたはスピーカを介してユーザに出力する場合などの出力先に応じて、制限速度に関する制御手法を変更する。
【0068】
たとえば、第2実施形態に係る制御において、図5に示すステップ218のDlimの値をディスプレイ、スピーカ、車両コントロールユニット等の出力先ごとに別々に設定する。具体的には、ディスプレイ、スピーカ出力用の減速度設定値Dlim_iを例えば、0.3×9.8[m/s2](0.3G)、車両コントロールユニット出力用の減速設定値Dlim_cを例えば、0.1×9.8[m/s2](0.1G)に設定する。
【0069】
算出された減速度Dnが0.2Gである場合、ディスプレイ、スピーカ出力用の減速度設定値Dlim_i(0.3G)未満であるため、制限速度は自車位置に近い順にディスプレイ、スピーカへ出力する。その一方で、算出された減速度Dn(0.2G)は、車両コントロールユニット出力用の減速度設定値Dlim_c(0.1G)以上であるため、2番目の制限速度をスキップして予め2つ先の制限速度を車両コントロールユニットへ出力する。
【0070】
このように、ドライバには制限速度の変化を逐次提供しつつ、車両コントロールユニットによる減速制御は滑らかに行われるようにすることができる。
【0071】
また、他の例として、第1実施形態に係る制御において、図2に示されたステップ115の「所定値」を変更させる例と、第2実施形態に係る制御において、図5に示されたステップ217のLth1の値、ステップ222のLth2の値を変更させる例とを挙げることができる。たとえば、第2実施形態のステップ222において、制限速度が上昇後に低下する区間距離に関する閾値Lth2を、ディスプレイ、スピーカ出力用にLth2_i(例えば、200m)、車両コントロールユニット出力用にLth2_c(例えば、500m)とそれぞれ個別に設定する。
【0072】
算出された区間の距離SLnが300mである場合、車両コントロールユニット出力用の減速度設定値Dlim_c(500m)未満であるため、2番目の制限速度をスキップして予め2つ先の制限速度が車両コントロールユニットへ出力される。その一方で、算出された区間の距離SLn(300m)は、ディスプレイ、スピーカ出力用の減速度設定値Dlim_I(200m)以上であるため、制限速度は自車位置に近い順にディスプレイ、スピーカへ出力される。
【0073】
このように、ドライバには制限速度の変化を逐次提供しつつ、車両コントロールユニットによる速度制御は滑らかに行われるようにすることができる。
【0074】
以上のように出力する制限速度の制御基準(閾値)をディスプレイ、スピーカ等の情報提示装置と車両コントロールユニットとで別々に設定することにより、ディスプレイ、スピーカ等の情報提示装置と車両コントロールユニットとに適した制限速度をそれぞれ出力することができる。
【0075】
本実施形態では制限速度情報提供装置100について説明したが、本発明の制限速度情報提供用プログラムにより動作するコンピュータは、制限速度情報提供装置100と同様に作用し、同様の効果を奏する。
【0076】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の制限速度情報提供装置のブロック図である。
【図2】第1実施形態のおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図3】図3(a)(b)は、第1実施形態の制御を説明するための図である。
【図4】第2実施形態の制限速度情報提供装置のブロック図である。
【図5】第2実施形態のおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図6】第2実施形態の第1制御例を説明するための図である。
【図7】第2実施形態の第2制御例を説明するための図である。
【図8】第2実施形態の第3制御例を説明するための図である。
【図9】第2実施形態の第4制御例を説明するための図である。
【図10】第3実施形態の制御を説明するための図である。
【符号の説明】
100…制限速度情報提供装置
1…制限速度取得手段
2…変化点検出手段
3…制御手段
31…区間検出部31
32…区間距離算出部32
33…変化量算出部33
34…決定部
35…出力部
200…ナビゲーション装置
300…外部機器
Claims (10)
- 道路の制限速度を外部に向けて出力する制限速度情報提供装置であって、
自車両が走行する道路の制限速度を順次取得する制限速度取得手段と、
前記制限速度が変化する変化点を順次検出する変化点検出手段と、
前記自車両と前記変化点との位置関係に基づいて制限速度を出力させる制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記変化点検出手段により検出された変化点のうち、前記制限速度が変化する2つの変化点により区切られた区間の距離を算出し、前記算出した区間の距離が予め設定した所定値未満である場合、当該区間の制限速度を出力せず、前記算出した区間の距離が予め設定した所定値以上である場合、当該区間に所定距離以内に接近したタイミングで、当該区間の制限速度を出力する制限速度情報提供装置。 - 道路の制限速度を外部に向けて出力する制限速度情報提供装置であって、
自車両が走行する道路の制限速度を順次取得する制限速度取得手段と、
前記制限速度が変化する変化点を順次検出する変化点検出手段と、
前記自車両と前記変化点との位置関係に基づいて制限速度を出力させる制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記変化点検出手段により検出された変化点のうち、前記制限速度が変化する2つの変化点により区切られた区間の距離と前記区間の制限速度の変化量を順次算出し、前記制限速度の変化量が連続して負である場合、負の変化量が最初に算出された第1の変化点とその後に正の変化量が算出された少なくとも2以上の第nの変化点とに区切られた区間の距離を算出し、前記算出した第1の変化点と第nの変化点により区切られた区間の距離が予め設定した所定値未満である場合、負の変化量が最初に算出された第1の変化点に所定距離以内に接近したタイミングで、前記第nの変化点と第n+1の変化点により区切られた区間の制限速度を出力する制限速度情報提供装置。 - 道路の制限速度を外部に向けて出力する制限速度情報提供装置であって、
自車両が走行する道路の制限速度を順次取得する制限速度取得手段と、
前記制限速度が変化する変化点を順次検出する変化点検出手段と、
前記自車両と前記変化点との位置関係に基づいて制限速度を出力させる制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記変化点検出手段により検出された変化点のうち、前記制限速度が変化する2つの変化点により区切られた区間の距離と前記区間の制限速度の変化量を順次算出し、前記制限速度の変化量が上昇後に低下する場合、正の変化量が最初に算出された第1の変化点とその後に負の変化量が算出された少なくとも2以上の第nの変化点とに区切られた区間の距離を算出し、前記算出した第1の変化点と第nの変化点により区切られた区間の距離が予め設定した所定値未満である場合、正の変化量が最初に算出された第1の変化点に所定距離以内に接近したタイミングで、前記第nの変化点と第n+1の変化点により区切られた区間の制限速度を出力する制限速度情報提供装置。 - 請求項2又は3に記載の処理に加えて、
前記制御手段は、前記制限速度の変化量が連続して上昇する場合は、正の変化量が最初に算出された変化点と次に正の変化量が算出された変化点により区切られた区間の制限速度を、前記正の変化量が先に算出された変化点に所定距離以内に接近したタイミングで出力させる請求項2又は3に記載の制限速度情報提供装置。 - 請求項2又は3に記載の処理に加えて、
前記制御手段は、前記制限速度の変化量が低下後、これに連なる区間で上昇する場合は、負の変化量が算出された変化点とその後に正の変化量が算出された変化点により区切ら れた区間の制限速度を、前記負の変化量が算出された変化点に所定距離以内に接近したタイミングで出力させる請求項2又は3に記載の制限速度情報提供装置。 - 自車両の現在位置を取得し、入力された目的地へ自車両を誘導する誘導経路を算出する誘導手段をさらに備え、
前記制限速度取得手段は、前記誘導手段の算出した誘導経路の制限速度を順次取得し、
前記変化点検出手段は、前記誘導手段の算出した誘導経路における制限速度が変化する変化点を順次検出する、請求項1〜5のいずれかに記載の制限速度情報提供装置。 - 前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の制限速度情報提供装置を備えた車両コントロールユニット。
- 車両搭載のコンピュータに、
自車両が走行する道路の制限速度を順次取得するステップと、
前記制限速度が変化する変化点を順次検出するステップと、
前記検出された変化点のうち、前記制限速度が変化する2つの変化点により区切られた区間の距離を算出し、前記算出した区間の距離が予め設定した所定値未満である場合は当該区間の制限速度を出力せず、前記算出した区間の距離が予め設定した所定値以上である場合、当該区間に所定距離以内に接近したタイミングで、当該区間の制限速度を出力するステップと、を実行させるためのプログラム。 - 車両搭載のコンピュータに、
自車両が走行する道路の制限速度を順次取得するステップと、
前記制限速度が変化する変化点を順次検出するステップと、
前記順次検出された変化点における制限速度の変化量を順次算出するステップと、
前記検出された変化点のうち、前記制限速度が変化する2つの変化点により区切られた区間の距離と前記区間の制限速度の変化量を順次算出するステップと、
前記制限速度の変化量が連続して負である場合、負の変化量が最初に算出された第1の変化点とその後の正の変化量が算出された少なくとも2以上の第nの変化点とに区切られた区間の距離を算出し、前記算出した第1の変化点と第nの変化点により区切られた区間の距離が予め設定した所定値未満である場合、負の変化量が最初に算出された第1の変化点に所定距離以内に接近したタイミングで、前記第nの変化点と第n+1の変化点により区切られた区間の制限速度を出力するステップとを実行させるためのプログラム。 - 車両搭載のコンピュータに、
自車両が走行する道路の制限速度を順次取得するステップと、
前記制限速度が変化する変化点を順次検出するステップと、
前記順次検出された変化点における制限速度の変化量を順次算出するステップと、
前記検出された変化点のうち、前記制限速度が変化する2つの変化点により区切られた区間の距離と前記区間の制限速度の変化量を順次算出するステップと、
前記制限速度の変化量が上昇後に低下する場合、正の変化量が最初に算出された第1の変化点とその後に負の変化量が算出された少なくとも2以上の第nの変化点とに区切られた区間の距離を算出し、前記算出した第1の変化点と第nの変化点により区切られた区間の距離が予め設定した所定値未満である場合、正の変化量が最初に算出された第1の変化点に所定距離以内に接近したタイミングで、前記第nの変化点と第n+1の変化点により区切られた区間の制限速度を出力するステップとを実行させるためのプログラム。
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