JP4123039B2 - 水中油型エマルション用安定化剤及びそれを用いた水中油型エマルション - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水中油型エマルション用安定化剤及びそれを含む水中油型エマルションに関する。さらに詳しくは、塗料、染料や粘着剤などに用いられるアクリル系エマルション、石油化学工業、繊維工業など各種製造業における工程水や都市下水・し尿処理場など排水処理工程における発泡対策に適用される消泡剤エマルション、防水剤、撥水剤などに用いられる水中油型エマルションにおいて、製品の貯蔵中又は保管中に、相分離や増粘することのないように安定性を改善する水中油型エマルション用安定化剤及びそれを含む水中油型エマルションに関する。
【0002】
【従来の技術】
水中油型エマルションは、塗料、染料、粘着剤などで水分散型樹脂組成物のアクリル系エマルションとして用いられたり、抄紙工程を始めとする各種の製造工程や排水処理工程で発泡抑制のための消泡剤エマルションとして用いられている。その他、紙、木材、自動車、住宅建造物などの分野で、防水剤や撥水剤として水性ワックスエマルションなどとしても頻用されている(特許文献1参照)。
しかしながら水中油型エマルションは安定性が不十分であり、エマルション製造後の保管中に、エマルションが相分離を起こしたり、凝集物の発生、粘度上昇によるゲル化等による製品の品質低下を招く場合がある。また、増粘及びゲル化したエマルションが工程中に添加されると、トラブルの頻発や安定した操業が行えない等の多大な損害をもたらすことがある。
【0003】
このため、長期保管中でも安定なエマルションが得られるように様々な対策が講じられてきた。例えば、エマルションにノニオン性界面活性剤を配合する方法(特許文献2参照)、エマルションにノニオン性及び/又はアニオン性界面活性剤、ポリアクリル酸のアルカリ金属塩及び/又はアンモニウム塩、並びに微生物多糖類を配合する方法が提案されている(特許文献3参照)。これらの方法は水中油型エマルションが固化することを抑制することはできるが、本質的な問題であるエマルションの相分離や増粘を防止できず、例えば高級アルコールを油相成分に含む消泡剤エマルションでは、ノニオン性界面活性剤を添加しても凝集物の発生や粘度上昇による操業トラブルを防ぎ難い場合があった。その他、アクリル酸、メタアクリル酸、アクリルアミド又はメタアクリアミドの水溶性の単独重合体又は共重合体を安定化剤として配合された水中油型エマルションなども開示されている(特許文献4参照)。このように、エマルションの安定化として幾つか提案される方法では、依然として満足できる、貯蔵・保管中の相分離が起こり難く、増粘及びゲル化による機能低下を抑制された安定性を有するエマルションを得るには至っていない。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−276684号公報(第1欄及び第2欄)
【特許文献2】
特開2001−62204号公報(第2欄22行〜第4欄48行)
【特許文献3】
特開平8−155212号公報(第1欄及び第2欄)
【特許文献4】
特公平06−104165号公報(特許請求の範囲)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、エマルションの貯蔵及び保管中、エマルションの相分離を抑制し、増粘及びゲル化の少ない、エマルションの安定性を改善する水中油型エマルション用安定化剤及びそれを含有する水中油型エマルションを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、水中油型エマルションの経日的な相分離、増粘及びゲル化の抑制などのエマルション安定性について、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩と、アクリル酸及び/又はその塩を必須成分とする単量体混合物を重合して得られる水溶性共重合体からなる水中油型エマルション用安定化剤、及び該安定化剤を含有する水中油型エマルションに関する。
以下本発明を詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
<1>水中油型エマルション用安定剤
本発明の水中油型エマルション用安定剤は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩と、アクリル酸及び/又はその塩とを必須単量体成分とする単量体混合物を重合して得られる、重量平均分子量の範囲が50万〜2,000万の水溶性共重合体である。
【0008】
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩の使用量としては、全単量体の合計モル数を基準として20〜60モル%であり、特に30〜50モル%が好ましい。20モル%未満ではエマルションの水相に対する重合体の溶解性及びエマルションの安定性が十分でなく、60モル%を超えても含有量の増加に見合った性能の向上は得られない。
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又は、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩等が挙げられる。
【0009】
アクリル酸及び/又はその塩の使用量としては、全単量体の合計モル数を基準として40〜80モル%であり、特に50〜70モル%が好ましい。40モル%未満ではエマルションの安定性と増粘抑制のバランスがとれなくなる場合があり、80モル%を超えるとエマルションに対する重合体の溶解性及びエマルションの安定性が不十分となる。
アクリル酸の塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、又は、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩等が挙げられる。
【0010】
本発明の水中油型エマルション用安定化剤は、エマルションの安定性及び得られる共重合体の水溶性を大きく阻害しない範囲で、上記必須成分の他に共重合可能な単量体を用いることもできる。
共重合可能な単量体としては、アニオン性単量体、ノニオン性単量体等の親水性単量体と疎水性単量体があり、それらの具体例として以下のものが挙げられる。
(1)アニオン性単量体
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸以外の(メタ)アクリルアミドアルキルアルカンスルホン酸及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩;メタクリル酸及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等及びそれらのアルカリ金属塩;並びにビニルスルホン酸及びそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩等。
(2)ノニオン性単量体
(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド等のジアルキル(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド等。
(3)その他単量体
スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール及びアリルアミン等。
【0011】
重合体の合成は、ゲル重合法、水溶液重合法及び逆相懸濁重合法などの既に公知の方法が数々あるが、重合体を高分子量化しやすいこと及び重合操作や分子量の調整が容易なことから、ゲル重合法が好ましい。重合操作はバッチ式でも連続式でもよく、連続式の具体例としては単量体水溶液を可動式ベルト上で連続的に重合させる連続ベルト重合法が挙げられる。
重合開始剤としてはレドックス重合開始剤が好ましく、またレドックス重合開始剤の替わりに、光重合開始剤を含有させた単量体水溶液に紫外線等の活性エネルギー線を照射してラジカル重合させることもできる。
【0012】
重合開始剤の具体例としては、過硫酸ナトリウムや過硫酸カリウム等の過硫酸アルカリ金属塩、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素、クメンヒドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキサイド、過酸化ベンゾイル等の有機過酸化物、2,2‘−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド]、2,2‘−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等が挙げられる。また、このときに遷移金属塩や亜硫酸水素塩、L−アスコルビン酸(塩)、エリソルビン酸(塩)、アミン化合物等のレドックス形成用の還元剤を併用することが好ましい。
また、添加する重合開始剤の量は、使用する重合開始剤の種類や目的とする重合体の組成、重合度、粘度などに応じて調整されるが、通常、全単量体の合計量を基準にして、5〜10,000質量ppmが用いられる。好ましくは10〜5,000質量ppm、特に15〜3,000質量ppmがより好ましい。
【0013】
ゲル重合法は、極めて高分子量の水溶性重合体を得るために、有機凝集剤用の高分子製造法において採用されている重合法であり、それによれば生成重合体はゲル状物で得られる。
ゲル重合法の技術的特徴は、単量体の水溶液濃度を20〜50質量%程度とし、かつ重合開始剤の使用量を微少量、すなわち1000ppm以下にすることである。このような条件で初期反応液温度5〜10℃として重合を開始させると、反応液は高粘度なゲルに変換し、反応の途中からもはや攪拌および反応熱除去の操作ができなくなるが、その状態のまま一定時間放置することにより、通常最高到達温度80〜100℃を経た後、重合が完結し、目的とする高分子量の水溶性重合体が得られる。
【0014】
ゲル重合法による重合反応で好ましい重合開始温度は0〜30℃、より好ましくは5〜20℃であり、好ましい重合到達温度は70〜105℃、より好ましくは80〜100℃である。この重合開始温度と重合到達温度の範囲に入るように単量体濃度を調整すればよい。また、好ましい重合時間は30分〜6時間程度である。
【0015】
重合体の分子量は、ポリエチレンオキサイドを基準物質とする水系ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPCと略す)で測定した重量平均分子量である。重量平均分子量の範囲は50万〜2,000万であることが好ましく、100万〜1,000万であることがさらに好ましい。重量平均分子量50万未満の重合体では十分な効果が得られなくなる。
【0016】
本発明の水中油型エマルション用安定化剤は、非イオン性界面活性剤やイオン性界面活性剤などを乳化剤とする等の、従来組成の種々な水中油型エマルションに対して、安定化剤として添加・配合することが可能である。
【0017】
<2>水中油型エマルション
本発明の水中油型エマルションは、前記の水中油型エマルション用安定化剤を0.005〜3.0質量%含有することを特徴とするものである。
【0018】
本発明の水中油型エマルションは、前記の水中油型エマルション用安定化剤を、エマルションの相分離の抑制、増粘及びゲル化の抑制を図るために用いるが、その含有量はエマルションの総質量に対して、0.005〜3.0質量%であり、好ましくは0.01〜2.0質量%であり、さらに好ましくは0.02〜1.0質量%である。水中油型エマルション用安定化剤の含有量が0.005質量%未満であると、均一分散した良好なエマルションが得られない恐れがある。含有量が3.0質量%を超えても、含有量の増加に見合った性能の向上は得られない。
【0019】
以下に、水中油型エマルションの代表的な例を示す。なお、ここに示す例以外に本発明が制限を受けるわけではないことを付記しておく。
【0020】
(アクリル系エマルション)
アクリル系エマルションとしては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする共重合体のエマルションが挙げられる。アクリル系共重合体のエマルションにおいて、単量体の主成分をなす(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n-プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル及び(メタ)アクリル酸ラウリル等が挙げられるが、それらの中でも、アルキル基の炭素数が4〜9の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが特に好ましい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共重合されるその他の単量体の代表例はビニル単量体であり、具体的には例えば、(メタ)アクリロニトリル、α-クロル(メタ)アクリロニトリル等のシアノ基含有ビニル単量体;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のビニル芳香族系単量体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸;フマル酸モノブチルエステル、マレイン酸モノブチルエステル等の不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエステル;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート及びポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリート等の水酸基含有ビニル単量体;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等のエチレン系不飽和カルボン酸アミドおよびそのN置換化合物;アリルアルコール等の不飽和アルコールがあり、さらにその他に(メタ)アクリル酸グリシジル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン等も共重合単量体として使用できる。
【0021】
上記のアクリル系共重合体は、カルボキシル基、水酸基、アミド基又はエポキシ基等の官能基を有する官能性単量体単位を、全単量体単位の合計量を基準にして、10重量%以下さらに好ましくは1〜7重量%の割合で含有することが好ましい。アクリル系共重合体におけるこれらの官能基の存在は、粘着性能の面から有用であると同時に、共重合体エマルションの凝集安定性を向上させる効果も期待することができる。上記官能性単量体単位の割合が10重量%を越えると、得られる共重合体のガラス転位温度や凝集力が高くなり、その結果粘着剤組成物のタックの低下を招く傾向が強くなる。
【0022】
アクリル系エマルションの固形分は、20〜80質量%、好ましくは30〜60質量%である。20質量%未満の場合には、作業効率が低下し好ましくない。80質量%を越える場合には製造時の粘度が高くなり過ぎて好ましくない。また、平均粒子径は、0.2〜2.0μm、好ましくは0.5〜1.0μmである。2.0μmを越えるとアクリル共重合体粒子の経時的な沈降が生じ好ましくない。また、0.2μm未満の場合にはエマルションの安定性が悪くなり好ましくない。
【0023】
(消泡剤エマルション)
消泡剤エマルションの油相成分には、炭素数12〜30の高級脂肪族アルコール及び/又は脂肪酸エステルを用いることができ、両者を併用することが好ましい。炭素数12〜30の高級脂肪族アルコールの量はエマルション油相成分の総質量に対して、15〜80質量%であることが好ましい。炭素数12〜30の高級脂肪族アルコールの量が15質量%未満であると、消泡効果が低下するおそれがある。炭素数12〜30の高級脂肪族アルコールの量が80質量%を超えると、エマルションが経時的に増粘しやすくなる恐れがある。高級脂肪族アルコールは、1種を単独で用いることができ、又は2種以上を混合して用いることもできる。高級脂肪族アルコールのうち、天然アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、エイコサノール、ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、ミリシルアルコール及びオレイルアルコールなどが挙げられる。合成アルコールとしては、チーグラー法で合成された直鎖で非分岐状の飽和アルコール、オキソ法で合成された直鎖第1級アルコール或いは分岐第1級アルコール又はこれらの炭素数の異なるアルコール混合物やパラフインを空気酸化してつくられる直鎖第2級アルコール、更に、合成アルコールの残渣を用いることもできる。
【0024】
脂肪酸エステルとしては、炭素数1〜22の1〜3価アルコールと、炭素数12〜22の脂肪酸とのエステルが好ましく用いられる。これら脂肪酸エステルの量はエマルション油相成分の総質量に対して、5〜60質量%であることが好ましい。脂肪酸エステルは、1種を単独で用いることができ、又は2種以上を混合して用いることもできる。炭素数1〜22の1〜3価アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、デカノール、ステアリルアルコール等の炭素数1〜22の1価アルコール、エチレングリコール等の2価アルコール、グリセリン等の3価アルコールが挙げられる。又、炭素数12〜22の脂肪酸としては、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イコサン酸等が挙げられる。
【0025】
消泡剤エマルションの油相成分には、上記の高級脂肪族アルコール以外に、なお追加して水に不溶な他の群の化合物を含有してよく、エマルションの油相の構成に50質量%まで添加できる。例えば、炭化水素では、パラフイン油、デカン、ドデカン、トリデカン、スピンドル油、灯油等が挙げられる。油脂類では、牛脂、ラード、豚油、イワシ油、鯨油などの動物油脂、大豆油、トウモロコシ油、ヤシ油、ナタネ油、ヒマワリ種子油、オリーブ油、ゴマ油、綿実油、ヒマシ油などの植物油脂を挙げられる。脂肪酸では、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウロレイン酸、フィセトレイン酸、ミリストレイン酸、リノレン酸、アラキドン酸、ステアロール酸、フェニル酢酸、β−フェニルプロピオン酸、リシノレイン酸等が挙げられる。脂肪酸アミドでは、ヘキシルアミド、オクチルアミド、ノニルアミド、デシルアミド、ウンデシルアミド、ラウリルアミド、トリデシルアミド、ミリスチルアミド、パルミチルアミド、ステアリルアミド、リシノール酸アミド、N−メチロールアクリルアミド、ステアリン酸モノメチロールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−ステアリルオレイン酸アミド、N−オレイルパルミチン酸アミド等が挙げられる。金属石鹸では、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸カルシウム、オレイン酸アルミニウム、オレイン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム、パルミチン酸アルミニウム等が挙げられる。
これらは1種類を用いても良いし、2種類以上を組み合わせても良い。
【0026】
消泡剤エマルションの油相成分は、5〜60質量%、好ましくは10〜50質量%、さらに好ましくは15〜45質量%である。5質量%未満の場合には、有効成分が少なく消泡剤エマルションの使用量が多く必要になり作業効率が低下し好ましくない。60質量%を越える場合には製造時の粘度が高く取り扱い難く好ましくない。また、平均粒径は、エマルション消泡剤エマルションでは0.5〜15μm、好ましくは0.5〜10μmである。15μmを越える場合にはエマルションの消泡性能が劣り好ましくない。また、0.5μm未満の場合には製造直後の粘度が高くなり取り扱い難く好ましくない。
【0027】
(防水剤及び撥水剤)
防水剤、撥水剤等の水性ワックスエマルションの油相成分には、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリオレフィンワックス、カルナバワックス、木ロウ、蜜ロウ、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミドなどのワックス類、灯油、軽油、重油等の燃料油、ヘキサン、シクロヘキサン、イソオクタン、鉱油等の脂肪族炭化水素油、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素油、酢酸エチル、ジオクチルフタレート等のエステル油、そのほか流動パラフィン、液状ゴム、シリコーンオイルなどが挙げられる。これらは単独で、あるいは2種以上を使用することができる。エマルション中の油相成分の量は、必要に応じて決定できるが、1〜75質量%とするのが好ましい。
【0028】
本発明の水中油型エマルションは、乳化剤として非イオン性及び/又はアニオン性の界面活性剤が用いられる。乳化剤の配合量は、各種エマルションの成分、界面活性剤の種類などにより異なり、一律に決められないが、一般的には、エマルションの総質量に対して0.1〜10質量%であることが好ましく、0.2〜5質量%であることがより好ましい。乳化剤の含有量が0.1質量%未満であると、適切な粒子径のエマルションを得ることが困難となるおそれがある。乳化剤の含有量が10質量%を超えると、乳化剤の量の割にはエマルションの安定性などの向上は認められず、むしろ得られるエマルションの性能が低下する可能性がある。
【0029】
非イオン性界面活性剤としては、例えばソルビタンモノオレエートやソルビタンジオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートやポリオキシエチレンソルビタンジステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオレイン酸エステルやポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオレイン酸エステルなどのポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルやポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオレイルエーテルなどのポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルやポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテルなどのポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテルなどが挙げられる。また、アニオン性界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウムやオレイル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸塩、ラウリル酸ナトリウムやオレイン酸ナトリウムなどの水溶性脂肪酸塩、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムなどの水溶性ジアルキルスルホコハク酸塩、リグニンスルホン酸ナトリウムなどの水溶性リグニンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などを挙げることができる。これらの界面活性剤は1種類を用いても良いし、2種類以上を組み合わせて用いても良い。
【0030】
本発明の水中油型エマルションには、必要に応じてその他の添加物をエマルションの性能を損なわない範囲で添加できる。例えば、前記の水中油型エマルション用安定化剤以外の粘度安定剤として、セルロース、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、グアーガム、グルコマンナン、キサンタンガム、トラガントガム、アガロース、グリコーゲン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド等が挙げられる。また、防腐剤として、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−エチル)−s−トリアジン、o−フェニル−フェノール、3−メチル−4−クロロ−フェノール、ソジウム ピリジンチオールオキシド、ジチオカルバメート、4−(2−ニトロブチル)モルホリン、1−(3−クロルアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアダマンタンクロリド等が挙げられる。防黴剤として、エチルアルコール、2−プロパノール、フェノール、クレゾール、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸メチルエステル、トリクロサン、ポピドンヨード、ヘキサミン、ケーソン、バイナジン、ナフテン酸銅等が挙げられる。さらに、防錆剤として、ナフテン酸ナトリウム、アビエチン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ダイマー酸ナトリウム、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ロジンアミン、ソルビタンモノオレエート、石油スルホネート、ステアリルリン酸シクロヘキシルアミン、シクロヘキシルアミンエチレンオキサイド付加物、オレイルザルコシン、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト等が挙げられる。
【0031】
本発明の水中油型エマルションの製造方法には特に制限はなく、従来から各々の用途に応じて慣用されている公知の乳化方法を用いることができる。乳化方法としては、a)アクリル系エマルションでの乳化重合法、b)油相成分と乳化剤を混合して加熱溶融し、撹拌しつつ熱水を添加することにより転相乳化する方法、c)乳化剤を溶解させた水に、加熱溶融した油相成分を混合して、撹拌しつつ冷却する方法、d)上記のa)〜c)のいずれかの方法で作成したエマルションの高濃度品に濃度希釈用の水を加える方法、e)上記のa)〜c)のいずれかの方法で作成したエマルションの高濃度品を希釈用の水の中に添加する方法などが挙げられ、いずれの方法でも良い。
【0032】
本発明の水中油型エマルション用安定化剤は、上記の高濃度エマルションを作成する際の水相に添加しても良いし、上記の希釈用の水に溶解して使用しても良いし、エマルションを作成後に撹拌下で継粉を生じないように注意しつつ、添加し溶解させても良い。
【0033】
攪拌混合・乳化分散機としては、通常、プロペラ型攪拌機、ピストン型高圧乳化機、ホモミキサー、ボールミル、超音波分散機、ニーダー、ラインミキサー、超音波式乳化分散機、高速回転高せん断型攪拌分散機などが使用できる。
【0034】
本発明により安定化された水中油型エマルションでは、アクリル系エマルションは、粘着ラベル、粘着テープなどの粘着剤として、消泡剤エマルションは、例えば、繊維工業、化学工業などの抄紙工程や活性汚泥などの排水処理工程における発泡抑制剤として、水性ワックスエマルションは、紙、木材、自動車、住宅建造物などの分野での防水剤、撥水剤や床磨き剤として好適に用いられる。
【0035】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。尚、以下の各例において、特に表示されていない場合の「%」は「質量%」を、「ppm」は「質量ppm」を意味する。
【0036】
(合成例1)
<重合体1の合成>
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム(以下、ATBS−Naという)の50質量%水溶液645.9g(50モル%相当)、アクリル酸ナトリウム(以下、ANaという)の36質量%水溶液184.1g(25モル%相当)、アクリル酸(以下、AAという)50.8g(25モル%相当)、純水119.2gを混合して単量体濃度44質量%の単量体水溶液1kgを調製した。この単量体水溶液をステンレス製デュアー瓶(反応容器)に仕込み、反応容器内の温度を10℃に温調しながら30分間窒素バブリングを行った。次いで重合開始剤として、t−ブチルハイドロパーオキサイド30ppm(全単量体の合計量に対しての質量基準に換算、以下同様)、過硫酸ナトリウム200ppm及びエリソルビン酸ナトリウム30ppmを添加し、そのまま8時間放置して断熱静置レドックス重合を行った。8時間の反応終了後、生成した含水ゲル状重合体を反応容器から取り出し、チョッパーに投入して挽肉状に細断した。細断された含水ゲルを熱風乾燥機で乾燥し、更に粉砕機で粉砕して目的とする粉末状の重合体1を得た。
【0037】
次に、合成例1で得られた重合体1の物性を以下に示す方法に従って試験した。その結果を表1に示す。
(試験方法)
◎0.2質量%水溶液粘度
純水500mlに合成例1で得られた重合体を1.00g加えて3時間攪拌し、十分に溶解して0.2質量%濃度の重合体水溶液を調製した。この重合体水溶液の粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、30℃、30rpmのローター回転数で測定した。
◎pH
上記で調製した0.2質量%濃度の重合体水溶液のpHをpH計で測定した。◎不溶解分
上記で調製した0.2質量%濃度の重合体水溶液400mlを83meshのステンレス製標準篩(JIS Z 8801、内径200mm)で、濾過し、篩上に残った不溶解物の容量を測定した。
◎重量平均分子量
合成例1で得られた重合体の分子量は、水系GPC法により測定した。溶離液には溶質として硫酸ナトリウム(1.33g/l)と水酸化ナトリウム(0.33g/l)を含む水溶液を用いた。重量平均分子量は、ポリエチレンオキサイドを基準物質として検量線を作成し算出した。
【0038】
【表1】
【0039】
(実施例1)
以下の操作により、固形分が32質量%で平均粒径が0.8μmの水中油型エマルションを製造した。まず、200mlのガラスビーカーに水44.8gを仕込み、マグネティックスターラーで攪拌しながら、安定化剤として合成例1で得られた重合体1を0.04g添加し、十分に攪拌して溶解した。次いで固形分が58質量%で平均粒径が0.8μmの水中油型アクリルエマルション原液55.2gを加え、均一になるまで十分に攪拌して目的とする水中油型エマルションを製造した。得られたエマルションの粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、25℃、60rpmのローター回転数で測定したところ23mPa・sであった。
なお、アクリルエマルション原液としては、以下の組成のアクリル系共重合体の水中油型エマルションを用いた。
得られたエマルションの安定性を評価するために、試料を3,500rpmの回転数で20分間遠心分離器にかけた。そのとき、沈降したエマルション粒子の沈降量は固形分全量に対して2%であった。
【0040】
(比較例1)
安定化剤を使用しなかった以外は実施例1と同様にして水中油型エマルションを製造した。得られたエマルションの粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、25℃、60rpmのローター回転数で測定したところ7.5mPa・sであった。又、実施例1と同様に遠心分離器でエマルションの安定性を評価した結果、沈降したエマルション粒子の沈降量は固形分全量に対して13%であった。
【0041】
(比較例2)
安定化剤として重合体1の代わりにポリアクリル酸ナトリウム(東亞合成株式会社製;商品名「アロンA−20P」)を使用した以外は実施例1と同様にして目的とする水中油型エマルションを製造した。得られたエマルションは曳糸性が見られた。エマルションの粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、25℃、60rpmのローター回転数で測定したところ36mPa・sであった。又、実施例2と同様に遠心分離器でエマルションの安定性を評価した結果、沈降したエマルション粒子の沈降量は固形分全量に対して10%であった。
【0042】
(実施例2)
3枚スクリュー羽根の攪拌機を有した2Lのステンレス製反応器内で、以下の操作により、油相が32質量%で平均粒径が3〜5μmの水中油型エマルションを製造した。まず、反応器に水680gを仕込み、攪拌下、安定化剤として合成例1で得られた重合体1を0.4g添加して溶解しながら80℃に昇温した。次いで反応器内の温度を80℃に維持しながら、界面活性剤のポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート10g及びソルビタンモノオレエート10gを投入した。又、別の容器にチーグラー法合成アルコール混合物(C16〜C20)100g、トリステアリン酸グリセライド140g、パラフィン油60gを加えて、攪拌下、80℃に加熱・混合して油相混合物を調製した。この油相混合物を前記の水相反応器内に投入して、均一なエマルションになるまで十分に攪拌した後、平均粒径が3〜5μmとなるように攪拌を調節しながら冷却して目的とする水中油型エマルションを製造した。
得られたエマルションの安定性を評価するために、試料を3,000rpmの回転数で10分間遠心分離器にかけた。そのとき、分離した水量はエマルションに対して2%であった。
【0043】
(比較例3)
安定化剤を使用しなかった以外は実施例2と同様にして水中油型エマルションを製造した。又、実施例2と同様に遠心分離器でエマルションの安定性を評価した結果、分離した水量はエマルションに対して36%であった。
【0044】
(比較例4)
安定化剤として重合体1の代わりにポリアクリル酸ナトリウム(東亞合成株式会社製;商品名「アロンA−20P」)を使用した以外は実施例2と同様にして目的とする水中油型エマルションを製造した。又、実施例2と同様に遠心分離器でエマルションの安定性を評価した結果、分離した水量はエマルションに対して12%であった。
【0045】
【発明の効果】
本発明の水中油型エマルション用安定化剤及びそれを含む水中油型エマルションは、各分野におけるエマルション製品の貯蔵・保管中に、相分離の抑制、増粘及びゲル化の抑制を図ることが可能となり、エマルションの安定性が改善され実用上非常に有用である。
Claims (2)
- 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩20〜60モル%と、
アクリル酸及び/又はその塩40〜80モル%とを必須単量体成分とする単量体混合物を重合して得られる、重量平均分子量の範囲が50万〜2,000万の水溶性共重合体からなる水中油型エマルション用安定剤。 - 前記請求項1の水中油型エマルション用安定剤を0.005〜3.0質量%含有することを特徴とする水中油型エマルション。
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