JP4122047B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池、特に高分子電解質形燃料電池に関する。
高分子電解質形燃料電池は、水素等の燃料ガスと空気等の酸化剤ガスとをガス拡散電極であるアノード及びカソードにおいてそれぞれ電気化学的に反応させ、電気と熱とを同時に発生させる電池である。図10に、このような高分子電解質燃料電池の一般的な基本構成の要部の概略分解断面図を示す。燃料電池100は、図10に示すように、主として膜電極接合体(MEA)105と、膜電極接合体105を挟持する一対の板状のセパレータ、即ちアノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bを含む構成の単電池を少なくとも1つ具備する。
膜電極接合体105は、アノード104a及びカソード104bの間に陽イオン(水素イオン)を選択的に輸送する高分子電解質膜101が配置された構成を有している。更に、アノード104aは、高分子電解質膜101側に密着した状態で配置される触媒層102aと、当該触媒層102aとアノード側セパレータ106aとの間に配置されるガス拡散層103aとを少なくとも含み、カソード104bは、高分子電解質膜101側に密着した状態で配置される触媒層102bと、当該触媒層102bとカソード側セパレータ106bとの間に配置されるガス拡散層103bとを少なくとも含む。
触媒層102a、102bは、電極触媒(例えば白金系金属)を担持した導電性炭素粉末を主成分とする層である。また、ガス拡散層103a、103bは、ガス通気性と導電性を兼ね備えた層である。このガス拡散層103a、103bは、例えばカーボンからなる導電性多孔質基材の上に導電性炭素粉末とフッ素樹脂とからなる導電性撥水層を形成して得られる。
ここで、図10に示すように、MEA105においては、ガス漏れを防止するためガスケット109a、109bを配置する観点から、高分子電解質膜101の主面の大きさが、アノード104a及びカソード104bの主面の大きさよりも大きく、かつ、高分子電解質膜101の全外縁部がアノード104a及びカソード104bの外縁部よりも外側に突出するような構成を有している。なお、本明細書においては、これらのアノード104a及びカソード104bの外縁部よりも外側に突出した高分子電解質膜101の外縁部を「はみ出し部」ともいう(図10中のP)。
アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bは、導電性を有しており、MEA105を機械的に固定するとともに、MEA105を複数積層する場合に隣接するMEA105同士を互いに電気的に直列に接続するものである。また、アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bには、アノード104a及びカソード104bに反応ガスを供給し、電極反応により生成した生成物や未反応の反応物を含むガスをMEA105の外部に運び去るための燃料ガス用流路107a及び酸化剤ガス用流路107bが一方の面(即ちアノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bの、それぞれアノード104a及びカソード104bに接する側の主面)に形成されている。
更に、アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bの他方の面には、電池温度をほぼ一定に調節するための冷却流体(冷却水等)を導入するための冷却流体流路108a、108bが形成されている。冷却流体を燃料電池と外部に配置した熱交換器との間で循環させる構成とすることにより、反応により発生した熱エネルギーを、温水等の形で利用することができる。
燃料ガス用流路107a及び酸化剤ガス用流路107bは、製造工程を簡素化できる等の利点から、アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bの、それぞれアノード104a及びカソード104bに接する側の主面に、溝を設けて形成する方式が一般的である。また、冷却流体流路108a、108bは、アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bの外側の主面に溝を設けて形成する方式が一般的である。
また、複数のMEA105間にアノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bを介在させ、複数のMEA105を電気的に直列に積層して得られる、いわゆる積層型の燃料電池(燃料電池スタック)においては、燃料電池に供給される反応ガスを分岐させて各MEA105に供給するためのマニホールド(アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bに設けられた反応ガス供給用マニホールド孔及び反応ガス排出用マニホールド孔が連続的に積層された状態で組み合わされて形成されるマニホールド(図示せず))が設けられる。
また、燃料電池に供給される冷却流体を分岐させて各MEA105に供給するためのマニホールド(アノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bに設けられた冷却流体用マニホールド孔及び冷却流体排出用マニホールド孔が連続的に積層された状態で組み合わされて形成されるマニホールド(図示せず))が設けられる。上記のように燃料電池の内部に形成されるマニホールドを内部マニホールドといい、このような「内部マニホールド型」の燃料電池が一般的である。
ここで、図11は、図10に示すIII-III線断面を示す図(即ち、従来の燃料電池100におけるアノード側セパレータ106aを燃料ガス用流路107a側からみた正面図)であり、アノード側ガスケット109aが当接する部分はハッチングで示されている。図示しないが、従来の燃料電池100におけるカソード側セパレータ106bを酸化剤ガス用流路107b側からみた正面図も同様である。
図11に示すように、アノード側セパレータ106aには、燃料ガス供給用マニホールド孔114、燃料ガス排出用マニホールド孔115、冷却流体用マニホールド孔118、冷却流体排出用マニホールド孔119、酸化剤ガス供給用マニホールド孔116、及び酸化剤ガス排出用マニホールド孔117が設けられている。同様に、カソード側セパレータ106bにも各マニホールド孔が設けられている。
つぎに、図12は、図10におけるIV−IV線断面を示す図(即ち、図10の燃料電池100からアノード側セパレータ106aを取り外し、当該アノード側セパレータ106a側(取り外し前)から見た正面図)である。ここでは図示しないが、図10の燃料電池100からカソード側セパレータ106bを取り外し、当該カソード側セパレータ106b側(取り外し前)から見た正面図も同様である。
従来の燃料電池100においては、反応ガスのガス漏れ(燃料ガスのカソード104b側への漏れ、酸化剤ガスのアノード104a側への漏れ、MEA105外部への反応ガスの漏れ等)を防止するために、互いに対向するアノード側セパレータ106a及びカソード側セパレータ106bの間において、MEA105の外縁部(アノード104a及びカソード104bの外部であって高分子電解質膜101のはみ出し部P)に、ガスシール機能を有する一対の対向するガスケット、即ちアノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bが配置されている。
これらのアノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bは、例えば断面形状が略矩形の連続環状体構造を有し、例えばOリング、ゴム状シート、弾性樹脂と剛性樹脂との複合シート等を用いて従来公知の方法によって作製することができ、先に述べた高分子電解質膜の全てのはみ出し部Pを挟み込んでいる。MEA105の取り扱い性の観点からは、ある程度の剛性を有する複合材系のガスケットをMEA105と一体化させて用いることが多い。
そして、このようなアノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bを、先に述べた高分子電解質膜101の全てのはみ出し部を挟み込むようにして配置することにより、アノード側セパレータ106a、高分子電解質膜101及びアノード側ガスケット109aにより、アノード104aを包み込む一つの閉空間が形成され、カソード側セパレータ106b、高分子電解質膜101及びカソード側ガスケット109bにより、カソード104bを包み込むまた別の閉空間が形成される。これらの閉空間によって、アノード104a及びカソード104bに供給される反応ガスのガス漏れの防止が図られている。
ここで、アノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bを上述の位置に配置する際は、部材の加工公差や組み立て公差等がどうしても生じる。そのため、それぞれアノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bと、アノード104a及びカソード104bの端面とを十分に密着させることは極めて困難である。従って、図10〜12に示すように、アノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bを上述の位置に配置する場合、それぞれアノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bとアノード104a及びカソード104bとの間に隙間(即ちアノード側隙間110a及びカソード側隙間110b)が形成され易い。
このようなアノード側隙間110a及びカソード側隙間110bが形成されると、反応ガスがアノード側隙間110a及びカソード側隙間110bに漏れる場合がある。また、反応ガスの一部がアノード104a及びカソード104bの内部を流れずに当該アノード側隙間110a及びカソード側隙間110b内を進行してMEA105の外に放出されてしまい、効率的な発電性能を維持することが極めて困難になるという問題もある。
また、積層型の燃料電池スタックを作製する際には、アノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bと、アノード104a及びカソード104bとが重なり合ってしまうことを防ぐために、あえてアノード側隙間110a及びカソード側隙間110bを設計段階から設け、生産性向上が図られているという一面もあり、かかる点からもアノード側隙間110a及びカソード側隙間110bを無くすことは困難であった。
しかしながら、アノード側隙間110a及びカソード側隙間110bに別のシール材を配置する上記の従来技術によっては、別のシール材により触媒層102a、102bやアノード側ガスケット109a及びカソード側ガスケット109bを歪ませてしまうことがあり、上述の問題を解決するには未だ改善の余地があった。更に、この従来技術においても、部材の加工公差や組み立て公差等が生じることは防ぐことができないため、別のシール材とアノード104a及びカソード104bの端面とを十分に密着させることは極めて困難であり、アノード側隙間110a及びカソード側隙間110bを完全にシールすることは極めて困難であった。
本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであり、それぞれアノード側ガスケット及びカソード側ガスケットとアノード及びカソードの端面との間に上述のような隙間が形成される場合であっても、その隙間に反応ガスを流すことを防ぎ、反応ガスを電極反応に対して有効に利用することができ、簡単な構成で、十分な発電性能を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、
水素イオン伝導性を有する高分子電解質膜並びに高分子電解質膜を挟むアノード及びカソードを含む膜電極接合体と、
アノードに燃料ガスを供給及び排出するための燃料ガス用流路を含む導電性を有するアノード側セパレータと、
カソードに酸化剤ガスを供給及び排出するための酸化剤ガス用流路を含む導電性を有するカソード側セパレータと、
アノード側セパレータ及びカソード側セパレータの膜電極接合体側の面において、膜電極接合体の外周部に配置され、それぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスをシールするためのアノード側ガスケット及びカソード側ガスケットと、
を具備する単電池を含んでおり、
アノード側及びカソード側において、それぞれアノード側ガスケット及びカソード側ガスケットと膜電極接合体との間に略矩形のアノード側隙間及びカソード側隙間が形成された構成を有し、
アノード側ガスケット及びカソード側ガスケットのうちの少なくとも一方が、膜電極接合体の外周部に沿って配置された環状の本体部と;アノード側隙間及びカソード側隙間において互いに対向する二対の隙間部分のうちの、燃料ガス用流路及び酸化剤ガス用流路の上流側から下流側に向けて燃料ガス及び酸化剤ガスの圧力勾配の大きいほうの一対の隙間部分、と交差するように本体部に連結された追加シール部と;を有すること、
を特徴とする燃料電池を提供する。
このような本発明の構成を有していれば、アノード側ガスケット及びカソード側ガスケットと膜電極接合体との間に形成されたアノード側隙間及びカソード側隙間に反応ガスが流れ込んでしまったとしても、追加シール部によってその流れを遮断することができ、反応ガス供給用マニホールドから反応ガス排出用マニホールドまで電極反応に用いられることなく直接的に排出されることを効果的に抑制することができる。
したがって、反応ガス供給用マニホールドの近傍でアノード側隙間又はカソード側隙間に反応ガスが流れ込んでも、当該反応ガスを追加シール部で確実にアノード又はカソード面内に導くことができ、電極反応で反応ガスを効率的に使用して発電性能を良好に向上させることが可能な燃料電池を提供することができる。
すなわち、本発明によれば、反応ガスを電極反応に対して有効に利用することができ、簡単な構成で、十分な発電性能を確保することが可能な高分子電解質形燃料電池を容易かつ確実に実現することができる。
なお、本明細書における「反応ガス」には、燃料ガス及び酸化剤ガスはもとより、当該燃料ガス及び酸化剤ガスが、電極反応により生成した生成物や未反応の反応物を含む場合も含まれる。
本発明によれば、ガスケットの構造としてMEAを複数に分割するための追加シール部を設けることによって、ガスケットとMEAとの間に形成される隙間に流れ込んでしまった反応ガスをそのシール部で遮断する。この結果、隙間に流れ込んだ反応ガスが供給用マニホールドから排出用のマニホールドまで直接的に流れることがなく、供給用マニホールド近傍で隙間に反応ガスが流れ込んでも追加シール部で確実にアノードあるいはカソード面内に導くことができる。
したがって、燃料電池の作製時にその組立性向上を図るためのガスケットとMEAとの間のクリアランス(隙間)があっても燃料電池の発電で反応ガスを効率的に使用して発電性能を良好に向上させることが可能な燃料電池を提供することができる。
また、本発明によれば、反応ガス用流路が蛇行形状であり、反応ガス用流路の長手方向に追加シール部を設けることによって、ガスケットとMEAとの間の隙間に流れ込んだ反応ガスを確実に追加シール部で遮断することが可能となる。反応ガス用流路が供給用マニホールドから排出用マニホールドまで直線で流路構成されている場合は、蛇行形状に比べて反応ガス用流路の流路長が短くなるため反応ガスが流れる際の圧力損失が蛇行形状より相対的に小さくなる。
その結果、直線的な流路構成であれば反応ガスがガスケットとMEAとの間の隙間に流入する可能性が小さくなる。仮に直線流路であってもアスペクト比の大きい、流路長の長い流路構成で圧力損失を大きくすると反応ガス用流路に対するアノード側隙間及びカソード側隙間の割合が無視できないため、本発明を用いて電極面内に追加シール部を設けることが有効となるが、燃料電池の全体形状がアンバランスとなるおそれもある。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
[第一実施形態]
図1は、本発明の高分子電解質形燃料電池の第一実施形態の基本構成の要部を示す概略分解断面図である。本発明の燃料電池10は、図1に示す構成要素を破線で示される位置関係で組み合わせることにより構成され、主として膜電極接合体(MEA)5と、膜電極接合体5を挟持する一対の板状のセパレータ、即ちアノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bを含む構成の単電池を少なくとも1つ具備する。
膜電極接合体5は、アノード4a及びカソード4bの間に陽イオン(水素イオン)を選択的に輸送する高分子電解質膜(例えば米国Du Pont社製のパーフルオロカーボンスルホン酸からなるNafion112膜(商品名))1が配置された構成を有している。更に、アノード4aは、高分子電解質膜1側に密着した状態で配置される触媒層2aと、当該触媒層2aとアノード側セパレータ6aとの間に配置されるガス拡散層3aとを少なくとも含み、カソード4bは、高分子電解質膜1側に密着した状態で配置される触媒層2bと、当該触媒層2bとカソード側セパレータ6bとの間に配置されるガス拡散層3bとを少なくとも含む。
触媒層2a、2bは、電極触媒(例えば白金系金属)を担持した導電性炭素粉末(例えばカーボンブラック)を主成分とする層である。このような触媒層2a、2bは、電極触媒を担持した導電性炭素粒子と、陽イオン(水素イオン)伝導性を有する高分子電解質と、分散媒と、を含む触媒層形成用インクを用いて、当該分野で公知の方法により形成することができる。
また、ガス拡散層3a、3bは、ガス通気性と導電性を兼ね備えた層である。このガス拡散層3a、3bは、例えばカーボンからなる導電性多孔質基材の上に導電性炭素粉末(例えばカーボンブラック)とフッ素樹脂とからなる導電性撥水層を形成して得られる。上記導電性多孔質基材としては、例えばカーボンペーパー、織布、フェルト等の一般的なものを用いることができる。
ここで、図1に示すように、MEA5においては、ガス漏れを防止するためガスケット9a、9bを配置する観点から、高分子電解質膜1の主面の大きさが、アノード4a及びカソード4bの主面の大きさよりも大きく、かつ、高分子電解質膜1の全外縁部(はみ出し部P)がアノード4a及びカソード4bの外縁部よりも外側に突出するような構成を有している。
アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bは、導電性を有しており、MEA5を機械的に固定するとともに、MEA5を複数積層する場合に隣接するMEA5同士を互いに電気的に直列に接続するものである。また、アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bには、アノード4a及びカソード4bに反応ガスを供給し、電極反応により生成した生成物や未反応の反応物を含むガスをMEA5の外部に運び去るための燃料ガス用流路7a、7bが一方の面(即ちアノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bの、それぞれアノード4a及びカソード4bに接する側の主面)に形成されている。
一方、アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bの他方の面には、電池温度をほぼ一定に調節するための冷却流体(冷却水等)を導入するための冷却流体流路8a、8bが形成されている。冷却流体を燃料電池と外部に配置した熱交換器との間で循環させる構成とすることにより、反応により発生した熱エネルギーを、温水等の形で利用することができる。
燃料ガス用流路7a、7bは、製造工程を簡素化できる等の利点から、アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bの、それぞれアノード4a及びカソード4bに接する側の主面に、溝を設けて形成する方式が一般的である。また、冷却流体流路8a、8bは、アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bの外側の主面に溝を設けて形成されている。
また、本発明の燃料電池10は、複数のMEA5間にアノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bを介在させ、複数のMEA5を電気的に直列に積層して得られる、いわゆる積層型の燃料電池(燃料電池スタック)として用いることができる。この場合、燃料電池に供給される反応ガスを分岐させて各MEA5に供給するためのマニホールド(アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bに設けられた反応ガス供給用マニホールド孔及び反応ガス排出用マニホールド孔が連続的に積層された状態で組み合わされて形成されるマニホールド(図示せず))が設けられる。
また、燃料電池に供給される冷却流体を分岐させて各MEA5に供給するためのマニホールド(アノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bに設けられた冷却流体用マニホールド孔及び冷却流体排出用マニホールド孔が連続的に積層された状態で組み合わされて形成されるマニホールド(図示せず))が設けられる。
ここで、図2は、図1に示すI−I線断面を示す図(即ち、本実施形態の燃料電池10におけるアノード側セパレータ6aを燃料ガス用流路7a側からみた正面図)であり、アノード側ガスケット9aが当接する部分はハッチングで示されている。なお、図示しないが、燃料電池10におけるカソード側セパレータ6bを酸化剤ガス用流路7b側からみた正面図も同様である。
図2に示すように、アノード側セパレータ6aには、燃料ガス供給用マニホールド孔14、燃料ガス排出用マニホールド孔15、冷却流体用マニホールド孔18、冷却流体排出用マニホールド孔19、酸化剤ガス供給用マニホールド孔16、及び酸化剤ガス排出用マニホールド孔17が設けられている。同様に、カソード側セパレータ6bにも各マニホールド孔が設けられている。
つぎに、図3は、図1におけるII−II線断面を示す図(即ち、図1の燃料電池10からアノード側セパレータ6aを取り外し、当該アノード側セパレータ6a側(取り外し前)から見た正面図)である。なお、図示しないが、燃料電池10からカソード側セパレータ6bを取り外し、当該カソード側セパレータ6b側(取り外し前)から見た正面図も同様である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の燃料電池10においては、反応ガスのガス漏れ(燃料ガスのカソード4b側への漏れ、酸化剤ガスのアノード4a側への漏れ、MEA5外部への反応ガスの漏れ等)を防止するために、互いに対向するアノード側セパレータ6a及びカソード側セパレータ6bの間において、MEA5の外縁部(アノード4a及びカソード4bの外部であって高分子電解質膜1のはみ出し部P)に、ガスシール機能を有する一対の対向するガスケット、即ちアノード側ガスケット9a及びカソード側ガスケット9bが配置されている。
ここではアノード側ガスケット9aに代表させて説明するが、アノード側ガスケット9aは、例えば断面形状が略矩形の連続環状体構造を有する環状の本体部(シール部)12aを有し、この環状の本体部12aは、例えばOリング、ゴム状シート、弾性樹脂と剛性樹脂との複合シート等を用いて従来公知の方法によって作製することができ、先に述べた高分子電解質膜の全てのはみ出し部Pを挟み込んでいる。MEA5の取り扱い性の観点からは、ある程度の剛性を有する複合材系のガスケットをMEA5と一体化させて用いることが多い。
そして、このようなアノード側ガスケット9aの環状の本体部12aを、先に述べた高分子電解質膜1の全てのはみ出し部を挟み込むようにして配置することにより、アノード側セパレータ6a、高分子電解質膜1及び環状の本体部12aにより、アノード4aを包み込む一つの閉空間が形成される。これらの閉空間、即ちアノード側隙間10aによって、アノード4aに供給される反応ガスのガス漏れの防止が図られている。
図示しないが、アノード側と同様に、カソード側ガスケット9bも環状の本体部を有し、カソード側ガスケット9b、カソード側セパレータ6b、高分子電解質膜1及び当該環状の本体部により、カソード4bを包み込むまた別の閉空間、即ちカソード側隙間10bが形成されている(図1参照)。
上述した従来のガスケットと同様に、環状の本体部12aのみからなるアノード側ガスケット9a及び環状の本体部(図示せず)のみからなるカソード側ガスケット9bを上述の位置に配置する際は、部材の加工公差や組み立て公差等により、アノード側隙間10a及びカソード側隙間10bが形成され、反応ガスがアノード側隙間10a及びカソード側隙間10bに漏れ、反応ガスの一部がアノード4a及びカソード4bの内部を流れずに当該アノード側隙間10a及びカソード側隙間10b内を進行してMEA5の外に放出されてしまい、効率的な発電性能を維持することが極めて困難になる等の問題がある。
ここで、本実施形態においては、図2及び図3に示すように、アノード側ガスケット9aを、環状の本体部12aと追加シール部11aとで構成する。より具体的には、アノード側ガスケット9aの環状の本体部12aに、アノード側隙間10aにおいて互いに対向する二対の隙間部分のうち、燃料ガスの上流側から下流側に向けて燃料ガスの圧力勾配の大きいほうの一対の隙間部分と交差するように、追加シール部11aを設ける。
即ち、環状の本体部12aにおいて互いに対向する二対の辺のうち、上記のような圧力勾配の大きいほうの一対の隙間部分に隣接する一対の辺を連結する追加シール部11aを設ける。この追加シール部11aは環状の本体部12aとは独立して形成して、両者を接着して用いてもよいが、製造工程上の問題等から、両者は一体的に形成するのが好ましい。
図3に示すように、燃料ガス供給用マニホールド孔14から燃料ガス排出用マニホールド孔15に繋がる燃料ガス用流路7aは2本の並行する溝で構成されているが、上流側から下流側に向けては燃料ガスの圧力勾配が生じる。したがって、略矩形のアノード側隙間10aにおいても、矢印D2の方向と略平行な圧力勾配の小さい一対の隙間部分と、矢印D1の方向と略平行な圧力勾配の大きい一対の隙間部分(図3における一対のハッチング部分10a1、10a2)と、が含まれることになる。
そこで、本実施形態においては、上記のような圧力勾配によって燃料ガスがより進行し易い矢印D1の方向と略平行な圧力勾配の大きい一対の隙間部分(図3における一対のハッチング部分10a1、10a2)と交差するように、環状の本体部12aに連結した追加シール部11aを設けるのである。
また、図4に、図3におけるX−X線断面のアノード4a側の要部を示す概略分解断面図を示す。図4に示すように、本実施形態におけるアノード側ガスケット9aは、環状の本体部12aと追加シール部11aとを有しており、追加シール部11aの断面においてアノード4aと嵌合する部分R1では環状の本体部12aと追加シール部11aとの間に段差があり、直角形状を有している。
これにより、アノード側隙間10aが確実に遮断されるとともに、アノード4aが追加シール部11aに押しつぶされずかつ確実に固定(位置決め)されるという効果が得られる。なお、追加シール部11aと燃料ガス用流路7aとが接触する部分には、仕切板57aを設けて、燃料ガスの漏れを防止すればよい。
なお、図示しないが、カソード側にも、アノード側ガスケット9aと同様の追加シール部、及び仕切板を設ける。
本実施形態によれば、上記のような追加シール部を設けることにより、アノード側ガスケット9a及びカソード側ガスケット9bと膜電極接合体5との間に形成されたアノード側隙間10a及びカソード側隙間10bに反応ガスが流れ込んでしまったとしても、追加シール部によってその流れを遮断することができ、反応ガス供給用マニホールドから反応ガス排出用マニホールドまで電極反応に用いられることなく直接的に排出されることを効果的に抑制することができる。
したがって、反応ガス供給用マニホールドの近傍でアノード側隙間10a又はカソード側隙間10bに反応ガスが流れ込んでも、当該反応ガスを追加シール部で確実にアノード4a又はカソード4b面内に導くことができ、電極反応で反応ガスを効率的に使用して発電性能を良好に向上させることが可能な燃料電池を提供することができる。
なお、本実施形態における燃料ガス用流路7aは、図2に示すように、燃料ガス供給用マニホールド孔14から燃料ガス排出用マニホールド孔15に繋がる2本の並行する溝で構成されており、この溝は、複数の直線部27aと、隣接する直線部27aを連結する曲線部37aと、を含む蛇行形状を有しており、図示しないが、酸化剤ガス用流路7bも同様の形状を有している。そして、追加シール部11aは、複数の直線部27aの間のリブ47aに位置するように設けられている。なお、カソード側も同様である。
このような構成によって、アノード側隙間10a及びカソード側隙間10bそれぞれの二対の隙間部分に、圧力勾配の大きい一対の組合せと、圧力勾配の小さい一対の組合せと、を確実に形成することができ、燃料ガス用流路7a、7bにおける燃料ガス及び酸化剤ガスの流れを妨げることなく上記のような本発明の効果をより確実に得ることができる。
さらに、追加シール部11aは、図2に示すように、燃料ガス用流路7aの出口側(即ち、燃料ガス排出用マニホールド孔15側)より入口側(即ち、燃料ガス供給用マニホールド孔14側)に位置することが好ましい。
アノード側ガスケット9aと膜電極接合体5の間のアノード側隙間10aに流れる燃料ガスの量は、追加シール部11aまでのアノード側隙間10aの圧力損失と、同じく追加シール部11aまでの燃料ガス用流路7aの圧力損失が等しくなったときのガス量である。また、追加シール部11aを設けることによってその上流側でアノード側隙間10aを流れていた燃料ガスは、燃料ガス用流路7aを流れていた燃料ガスと追加シール部11aで混合され、その下流側へ流れていく。そのため、追加シール部11a以降の電極(アノード4a)面では、燃料ガスのアノード側隙間10a流入による損失はキャンセルされる。
例えば、燃料ガスの10%がアノード側ガスケット9aと膜電極接合体5の間のアノード側隙間10aに流れることが許容される場合、追加シール部11aまでのアノード側隙間10aへ燃料ガスの10%が流れ込んだ際の圧力損失と、燃料ガス用流路7aにその残りの90%が流れた時の追加シール部11aまでの圧力損失が等しくなる位置に追加シール部11aを設けることとなる。
したがって、電極面において必要な燃料ガス量に応じて追加シール部11aを設置する位置が決まる。発電時には燃料ガスが消費されるため燃料ガス用流路7aの入口側から急激にガス圧力が低下する。そのため、結果的に追加シール部11aで仕切られた2つのアノード4a面で燃料ガス用流路7aの入口側の面積が小さくなるように追加シール部11aを設置することがアノード側隙間10aへの燃料ガスの流れ込みによる電池性能の影響を抑制することができる。
酸化剤ガスの流れるカソード側についても、上記と同様の理由により、酸化剤ガス用流路7bの出口側(即ち、酸化剤ガス排出用マニホールド孔17側)より入口側(即ち、酸化剤ガス供給用マニホールド孔16側)に位置することが好ましい。
また、アノード側隙間10a及びカソード側隙間10bのうちの少なくとも一方の幅が0.3mm超で1.5mm未満であることが好ましい。本発明においては、従来反応ガスの回り込みを生じることによって好ましくないとされていたアノード側隙間10a及びカソード側隙間10bを確保するとともに積極的に利用し、上記のような効果を奏するものであり、その幅が上記範囲にあれば、より確実に本発明の効果を得ることができる。
なお、図5に、本実施形態の追加シール部11aの変形例を示す。図5は、図3におけるX−X線断面のアノード4a側の要部(変形例)を示す概略分解断面図である。図5に示すように、本変形例におけるアノード側ガスケット9aは、環状の本体部12aと追加シール部11aとを有しており、追加シール部11aの断面においてアノード4aの角部と接触する部分R2は、斜め形状を有している。これにより、アノード側隙間10aが確実に遮断されるとともに、アノード4aが追加シール部11aに押しつぶされる程度を低減させることができ、かつ確実に固定されるという効果が得られる。
[第二実施形態]
次に、本発明の燃料電池の第二実施形態について説明する。この第二実施形態の燃料電池(図示せず)は、図1に示した第一実施形態の燃料電池10におけるアノード4a、カソード4b及び追加シール部11aを異なる構成に代えたものであり、アノード4a、カソード4b及び追加シール部11a以外の構成は第一実施形態の燃料電池10と同様である。以下、第二実施形態の燃料電池に備えられるアノード4a、カソード4b及び追加シール部11aについて説明する。
図6は、第一実施形態における図3に相当し、図1におけるII−II線断面を示す図(図1の燃料電池10からアノード側セパレータ6aを取り外し、当該アノード側セパレータ6a側(取り外し前)から見た正面図)である。なお、図示しないが、燃料電池10からカソード側セパレータ6bを取り外し、当該カソード側セパレータ6b側(取り外し前)から見た正面図も同様である。
図6に示すように、本実施形態におけるアノード4aは、追加シール部11aの部分で略同一の面積を有するように分割されており、このように分割されている部分では追加シール部11aはアノード4aを押しつぶすことがない。
そして、図7に、本実施形態の図6におけるX2−X2線断面のアノード4a側の要部を示す概略分解断面図を示す。
図7に示すように、本実施形態におけるアノード側ガスケット9aは、環状の本体部12aと追加シール部11aとを有しているが、第一実施形態と異なり、直角形状を有する部分R1を設けず、環状の本体部12aの高さと追加シール部11aの高さとを略同一にすることができる。これにより、アノード側隙間10aが確実に遮断されるとともに、アノード4aが追加シール部11aに押しつぶされることがないという効果が得られる。なお、図示しないが、カソード側にも、アノード側ガスケット9aと同様の追加シール部を設ける。
本実施形態によれば、上記のような追加シール部を設けることにより、アノード側ガスケット9a及びカソード側ガスケット9bと膜電極接合体5との間に形成されたアノード側隙間10a及びカソード側隙間10bに反応ガスが流れ込んでしまったとしても、追加シール部によってその流れを遮断することができ、反応ガス供給用マニホールドから反応ガス排出用マニホールドまで電極反応に用いられることなく直接的に排出されることを効果的に抑制することができる。
したがって、反応ガス供給用マニホールドの近傍でアノード側隙間10a又はカソード側隙間10bに反応ガスが流れ込んでも、当該反応ガスを追加シール部で確実にアノード4a又はカソード4b面内に導くことができ、電極反応で反応ガスを効率的に使用して発電性能を良好に向上させることが可能な燃料電池を提供することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の燃料電池の第三実施形態について説明する。この第三実施形態の燃料電池(図示せず)は、図1に示した第一実施形態の燃料電池10における追加シール部11aを異なる構成に代えたものであり、追加シール部11a以外の構成は第一実施形態の燃料電池10と同様である。以下、第三実施形態の燃料電池に備えられる追加シール部11aについて説明する。
図8は、第一実施形態における図2に相当し、第三実施形態において図1におけるI-I線断面を示す図(即ち、本実施形態の燃料電池10におけるアノード側セパレータ6aを燃料ガス用流路7a側からみた正面図)であり、アノード側ガスケット9aが当接する部分はハッチングで示されている。なお、図示しないが、燃料電池10におけるカソード側セパレータ6bを酸化剤ガス用流路7b側からみた正面図も同様である。
本実施形態における追加シール部は、第一の追加シール部11a1及び第二の追加シール部11a2とで構成されている。即ち、上記第一実施形態において説明したように、略矩形のアノード側隙間10aにおいても、矢印D2の方向と略平行な圧力勾配の小さい一対の隙間部分と、矢印D1の方向と略平行な圧力勾配の大きい一対の隙間部分(図3におけるハッチング部分)と、が含まれることになるため、上記のような圧力勾配によって燃料ガスがより進行し易い矢印D1の方向と略平行な圧力勾配の大きい一対の隙間部分(図3におけるハッチング部分)と交差するように、環状の本体部12aに連結した第一の追加シール部11a1及び第二の追加シール部11a2とを設ける。図示しないが、カソード側にも二つの追加シール部を設ける。
本実施形態によれば、上記のような二つの追加シール部を設けることにより、アノード側ガスケット9a及びカソード側ガスケット9bと膜電極接合体5との間に形成されたアノード側隙間10a及びカソード側隙間10bに反応ガスが流れ込んでしまったとしても、追加シール部によってその流れをより確実に遮断することができ、反応ガス供給用マニホールドから反応ガス排出用マニホールドまで電極反応に用いられることなく直接的に排出されることを効果的に抑制することができる。
したがって、反応ガス供給用マニホールドの近傍でアノード側隙間10a又はカソード側隙間10bに反応ガスが流れ込んでも、当該反応ガスを二つの追加シール部でより確実にアノード4a又はカソード4b面内に導くことができ、電極反応で反応ガスを効率的に使用して発電性能を良好に向上させることが可能な燃料電池を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。また、それぞれの実施形態において他の実施形態の構成の一部を採用することも可能である。
例えば、上記実施形態においては、環状の本体部12aにおいて互いに対向する二対の辺のうち、上記のような圧力勾配の大きいほうの一対の隙間部分に隣接する一対の辺を連結する追加シール部11aを設ける態様について説明したが、例えば第一実施形態においては追加シール部11aが、上記のような圧力勾配の大きいほうの一対の隙間部分に交差していればよく、途中で切断されていてもよい(図9参照)。図9においては、追加シール部11aの途中に切断部Sが設けられている。第二実施形態及び第三実施形態においても同様に追加シール部に切断部が設けられていてもよい。
また、第三実施形態においては、第一実施形態で説明した図4及び図5に示されたいずれの断面構造を有する追加シール部11aも採用することができ、また、第二実施形態で説明した図7に示す断面構造を有する追加シール部11aを採用するとともに、アノード4a及びカソード4bをそれぞれ三分割して配置してもよい。
また、例えば、水素と酸素との化学量論反応を考慮すると、水素は酸素の2倍体積必要となるが、酸化剤ガスに空気を用いる場合、空気中の酸素濃度は約20体積%であるため、カソードへの空気の流量がアノードへの燃料ガスの流量よりも多くなる。更に、燃料利用率の向上という点からも、燃料ガスの流量を少なくする必要がある。
そのため、燃料ガス用流路は、酸化剤ガス用流路よりも蛇行部分が多くかつ長くなって、燃料ガス用流路の長さとアノード側隙間の長さとの差が、酸化剤ガス用流路の長さとカソード側隙間の長さとの差よりも大きくなるため、反応ガスはカソード側隙間よりもアノード側隙間に流れ易い環境となる。従って、アノード側において追加シール部を優先的に設けることが、より有効である。
また、上記実施形態のように、燃料ガス用ガス流路及び酸化剤ガス用流路が複数本の溝からなる場合、複数本の溝間で屈曲方向の数の違いより流路長(行路長)に差が生じる。この場合、複数本の溝のうち、反応ガス供給用マニホールド孔から反応ガス排出用マニホールド孔までの距離が長い方の溝の断面積を、反応ガス供給用マニホールド孔から反応ガス排出用マニホールド孔までの距離が短い方の溝の断面積よりも大きくするのが好ましい。この構成によれば、流路長の異なる溝間における圧損差をなくすことができ、反応ガスの流れを安定させることができる。
さらに、上流側の燃料ガス用流路及び酸化剤ガス用流路と下流側の燃料ガス用流路及び酸化剤ガス用流路とが隣接する領域においては、流路間の幅(即ちリブ部の幅)を太くすることが好ましい。これにより、上流側の流路から下流側の流路へと反応ガスが直接流れ込むことを防止することができる。
燃料ガスと酸化剤ガスとのクロスリークを防止するとともに、両者がガス流路の部分を流れることを有効に防止するという観点からは、アノード側セパレータ6aにおいては、燃料ガス供給用マニホールド孔14の位置と燃料ガス排出用マニホールド孔15の位置とを離し、カソード側セパレータ6bにおいては、酸化剤ガス供給用マニホールド孔18の位置と酸化剤ガス排出用マニホールド孔19の位置とを離しておくのも好ましい。仮にマニホールド孔同士を近接させる場合には、マニホールド孔近辺において当該マニホールド孔に連通する流路間のリブ部の幅を厚めに設定するのが好ましい。
本発明においては、アノード側セパレータにおける燃料ガス用流路の構成と、カソード側セパレータにおける酸化剤ガス用流路の構成と、を適宜変更してもよく、両者の構成を同じ構成としても異なる構成としても構わない。また、上記の直線部の数及び曲線部の数も特に限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範囲で適宜設定することが可能である。
加えて、アノード側セパレータにおける冷却流体流路及びカソード側セパレータにおける冷却流体流路の形状としては、特に限定されず、冷却流体供給用マニホールド孔と冷却流体排出用マニホールド孔とを連通する従来と同様の構成を採用することができる。例えば、冷却流体流路は、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータのうちの少なくとも一方に設ければよく、必ずしも両方に設ける必要はない。
更に、単電池を複数積層する場合には、単電池2個毎に1つの冷却流体流路を形成してもよい。この場合、例えばアノード側セパレータの一方の面に燃料ガス用流路を形成するとともに、他方の面に冷却流体流路を形成し、カソード側セパレータの一方の面に酸化剤ガス用流路を形成するとともに、他方の面は平面状としておいてもよい。
以下に、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明は、これらのみに限定されるものではない。
《実施例1》
MEAとしては、図1に示した構成を有する株式会社ジャパンゴアテックス製の「PRIMEA(商品名)」を用意し、ホットプレスにより、図1に示した構成となるように高分子電解質膜の外周部にガスケットを接合した。
ここで、本実施例では、カソード側のガス拡散層とガスケットの間に3mm幅のバイトンのシール材をはめ込んで、図2〜図4に示した追加シール部11aとした。その具体的な設置位置は、酸化剤ガスの圧力損失が大きくなる1対の辺を横断するように設置し、上流と下流部の真ん中の位置になるようにした。
アノード側セパレータ、カソード側セパレータにMEAを配置し、その両端にそれぞれ集電板および絶縁板を重ね合わせ、その積層体を一対のエンドプレートの間に配置し、バネおよび締結具を用いて積層体を一対のエンドプレートの間に固定することにより本実施例の燃料電池を得た。
なお、アノード側セパレータ及びカソード側セパレータは、上記MEAの大きさにあわせた導電性の平板の一方の主面にガス流路を切削加工により形成した。
ここで、この実施例1においては、2本のガス流路のかわりに3本のガス流路を形成したこと以外は図2に示したガス流路と同様の幾何学的条件でアノード側セパレータの燃料ガスのガス流路を形成した。
また、この実施例1においては、2本のガス流路のかわりに7本のガス流路を形成したこと以外は図2に示したガス流路と同様の幾何学的条件でカソード側セパレータの酸化剤ガスのガス流路を形成した。
《比較例1》
実施例1の燃料電池と比較し、追加シール部がないこと以外は実施例1と同一の構成を有する燃料電池を作成した。
[評価試験]
実施例1の燃料電池及び比較例1の燃料電池スタックを用い、以下の作動条件で限界酸素ガス利用率を測定した。結果を表1に示す。
なお、この評価試験においては、実施例1の燃料電池スタック及び比較例1の燃料電池ごとに限界酸素ガス利用率を求め、相加平均を算出してこれを限界酸素ガス利用率とした。また、「限界酸素ガス利用率」とは、燃料電池が電圧降下を起こさずに安定して発電できる最大の酸素ガス利用率をいう。
・燃料電池温度:62℃
・燃料ガス(H2)利用率:75%
・酸化剤ガス(O2)利用率:50〜98%
・燃料ガス及び酸化剤ガス加湿温度:66℃
Figure 0004122047
実施例1においては、酸素ガス利用率を98%にしても、電圧降下が起こらなかった。一方、比較例1においては、酸素ガス利用率が87%を超えると電圧降下が始まった。
表1に示した結果から明らかなように、本発明の燃料電池は、高い限界酸素ガス利用率を有し、充分な発電性能を発揮することが確認された。
本発明の固体高分子型燃料電池は、反応ガスの利用効率低下を抑制し、高分子型固体電解質膜を用いた燃料電池、特に定置型コジェネレーションシステムや電気自動車等に好適に応用することができる。
図1は、本発明の高分子電解質形燃料電池の第一実施形態の基本構成の要部を示す概略分解断面図である。 図1に示すI-I線断面を示す図(即ち、第一実施形態の燃料電池10におけるアノード側セパレータ6aを燃料ガス用流路7a側からみた正面図)である。 図1におけるII−II線断面を示す図(即ち、図1の燃料電池10からアノード側セパレータ6aを取り外し、当該アノード側セパレータ6a側(取り外し前)から見た正面図)である。 図3におけるX−X線断面のアノード4a側の要部を示す概略分解断面図である。 図3におけるX−X線断面のアノード4a側の要部(変形例)を示す概略分解断面図である。 第二実施形態において、図1におけるII−II線断面を示す図(図1の燃料電池10からアノード側セパレータ6aを取り外し、当該アノード側セパレータ6a側(取り外し前)から見た正面図)である。 第二実施形態の図3におけるX2−X2線断面のアノード4a側の要部を示す概略分解断面図である。 第三実施形態において、図1におけるI-I線断面を示す図(即ち、第三実施形態の燃料電池10におけるアノード側セパレータ6aを燃料ガス用流路7a側からみた正面図)である。 第一実施形態の燃料電池10の変形例におけるアノード側セパレータ6aを燃料ガス用流路7a側からみた正面図)である。 従来の高分子電解質形燃料電池の要部の一般的な基本構成の要部を示す概略分解断面図である。 図10に示すIII-III線断面を示す図(即ち、従来の燃料電池100におけるアノード側セパレータ106aを燃料ガス用流路107a側からみた正面図)でありる。 図10におけるIV−IV線断面を示す図(即ち、図10の燃料電池100からアノード側セパレータ106aを取り外し、当該アノード側セパレータ106a側(取り外し前)から見た正面図)である。

Claims (6)

  1. 水素イオン伝導性を有する高分子電解質膜並びに前記高分子電解質膜を挟むアノード及びカソードを含む膜電極接合体と、
    前記アノードに燃料ガスを供給及び排出するための燃料ガス用流路を含む導電性を有するアノード側セパレータと、
    前記カソードに酸化剤ガスを供給及び排出するための酸化剤ガス用流路を含む導電性を有するカソード側セパレータと、
    前記アノード側セパレータ及び前記カソード側セパレータの前記膜電極接合体側の面において、前記膜電極接合体の外周部に配置され、それぞれ前記燃料ガス及び前記酸化剤ガスをシールするためのアノード側ガスケット及びカソード側ガスケットと、
    を具備する単電池を含んでおり、
    前記アノード側及び前記カソード側において、それぞれ前記アノード側ガスケット及び前記カソード側ガスケットと前記膜電極接合体との間に略矩形のアノード側隙間及びカソード側隙間が形成された構成を有し、
    前記アノード側ガスケット及び前記カソード側ガスケットのうちの少なくとも一方が、前記膜電極接合体の外周部に沿って配置された環状の本体部と;前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間において互いに対向する二対の隙間部分のうちの、前記燃料ガス用流路及び前記酸化剤ガス用流路の上流側から下流側に向けて前記燃料ガス及び前記酸化剤ガスの圧力勾配の大きいほうの一対の前記隙間部分の一部、と交差するように前記本体部に連結された追加シール部と;を有すること、
    を特徴とする燃料電池。
  2. 前記燃料ガス用流路及び前記酸化剤ガス用流路のうちの少なくとも一方が、複数の直線部と、隣接する前記直線部を連結する曲線部と、を含む蛇行形状を有すること、を特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記追加シール部が、前記複数の直線部の間のリブに位置すること、を特徴とする請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記追加シール部が、前記追加シール部と前記本体部とを連結している1対の連結部分に隣接する一対の隙間部分の間で切断されていること、を特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  5. 前記アノード側隙間及び前記カソード側隙間のうちの少なくとも一方の幅が0.3mm超で1.5mm未満であること、特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  6. 前記追加シール部が、前記燃料ガス用流路及び前記酸化剤ガス用流路の出口側より入口側に位置すること、を特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
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