JP4121908B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転可能なカメラユニットを搭載した携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置が普及する中で、これらにカメラユニットを備えたものが供給されるようになっている。このように、カメラユニットを搭載した携帯端末装置として、異なる撮影方向に回転自在なカメラを備えているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この携帯端末装置は、略円筒形のカメラユニットがその筒軸を中心として回動することによって撮影方向を変える構成となっている。また、筐体の表面側及び背面側に開口部が設けられ、この開口部のいずれかに露出可能に配されたカメラを備えた携帯端末装置も提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−164273号公報(図1等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末に備えられたカメラを用いて撮影しようとする際に、使用者側にカメラが見えている場合は、使用者はカメラを所望の方向に向けることができる。しかし、カメラが隠れている場合には、カメラが見える位置まで移動させなければカメラ向きが把握しづらいため煩わしい。特に瞬時にカメラ位置を特定できない場合には、一瞬のシャッターチャンスを逃すことにもなる。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、カメラの位置を容易に特定することができる携帯端末装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、以下の手段を提供する。
本発明に係る携帯端末装置は、筐体と、カメラを内蔵するカメラユニットとを備え、前記筐体に、その一の表面側及び該一の表面以外の他の表面側にそれぞれ開口する2つの開口部を有する収容部が設けられ、前記カメラユニットが、前記カメラを前記2つの開口部にそれぞれ露出させるように、前記収容部内に回転可能に配置されるとともに、前記カメラユニットの外面に、前記カメラがいずれの開口部からも露出しない位置に配置されたときに前記開口部の少なくともいずれかより露出させる指標部材を設けたことを特徴とする携帯端末装置を提供する。
【0006】
また、上記携帯端末装置は、前記カメラユニットが、軸方向に沿う分割線に沿って分割可能な2つのケーシングを備え、前記指標部材が前記分割線をまたがって貼り付けられたラベル部材からなることが好ましい。
【0007】
また、上記携帯端末装置は、前記ラベル部材が、透明な材質からなり、前記ラベル部材のカメラユニット側の面または該ラベル部材を貼り付けるカメラユニットの外面のいずれかに、前記分割線を隠す印刷が施されていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る携帯端末装置について、図面を参照して説明する。本実施形態では、携帯端末装置として、携帯電話機を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る携帯電話機1は、図1及び図2に示すように、表示側筐体(筐体)2と、操作側筐体3と、ヒンジ部4とを備えている。この携帯電話機1は、非使用時には、表示側筐体2と操作側筐体3とがヒンジ部4を支点として折り畳み可能となっている。
【0009】
前記表示側筐体2は、表示部21と、カメラユニット22とを備えている。また、表示側筐体2には収容部23が設けられており、この収容部23は、表示側筐体2の表面24から裏面(他の表面)25まで貫通して形成されており、表面24及び裏面25に対向する位置に開口する第1の開口部26及び第2の開口部27を備えている。
【0010】
前記カメラユニット22は、図3に示すように、表示側筐体2に内蔵され回動可能な略円筒状のケーシング28と、このケーシング28内に設けられたカメラ29と、前記ケーシング28の外面の2箇所に配された第1の指標部材31,第2の指標部材32とを備えている。なお、カメラユニット22は、カメラ29の向きが図3における右向き/下向き/左向きの3ヶ所にてクリック感を持たせて係止可能となるように表示側筐体2に組み込まれており、図3における上側にカメラ29が向かぬ様に規制されている。すなわち、カメラ29は図3における、右向き/下向き/左向きの3ヶ所のみに向けることができる。
前記ケーシング28は、図4に示すように、第1のケーシング28aと第2のケーシング28bとから構成されている。そして、第2のケーシング28bには、撮像部としてのカメラ29と、発光部30とが配置され、これらを第1のケーシング28aにより覆う構造になっている。これにより、第1のケーシング28aと第2のケーシング28bとの分割線Aは、カメラ29が向いている方向とは異なる位置に存在することになる。
【0011】
前記第1の指標部材31及び第2の指標部材32は、ケーシング28の回転軸線を挟んで相互の分割線Aをまたがって設けられている。また、これら2つの指標部材31,32は、透明シリコン樹脂からなる第1のラベル部材33と、第2のラベル部材34とを、ケーシング28aと28bとで挟み込むようにして備えている。そして、これら2つのラベル部材33,34のケーシング28側の外面35,36には、分割線Aを隠す文字が印刷されている。この文字は、例えば本実施形態では、カメラのFナンバーが記載されているが、これに限定されるものではなく、カメラ29の向きを示す矢印等であっても良い。例えば、カメラ29の向きにより、ズーム比率や画像反転、画質調整等の処理を変更するならば、この旨を記載しておけば、使用者としては状況に見合ったカメラ29の起動を行い易い。これらの文字等は開口部26,27から露出されていることが重要であって、露出されている文字等によって、使用者は使っている間にケーシング28の回転方向を認知することができる。
【0012】
また、前記カメラユニット22は、図1に示すように、表示側筐体2側にカメラ29が向いた状態で撮影する場合、表示部21を見ながら表示部21側の被写体を撮影することが可能となっている。また、表示部21側にカメラ29が向いた状態から、ケーシング28を指等で、図1に示すAからB方向に90度回転させると、図3に示すように、第1の開口部26から第1の指標部材31,第2の開口部27から第2の指標部材32が現れるようになっている。このとき、カメラ29は、表示側筐体2の内部に向けられている。
【0013】
この図3に示す状態から、さらにケーシング28をAからB方向に90度回転させると、裏面25側にカメラ29が向いた状態となり、この状態で撮影すると、表示部21を見ながら裏面25側にある被写体を撮影することが可能となっている。この状態では、開口部26側には指標部材31もしくは指標部材32は露出しないようになっている。一方、図3に示す状態から、ケーシング28をBからA方向に90度回転させると、表面24側にカメラ29が向けられるようになっている。この状態においては、開口部27側には指標部材31もしくは指標部材32は露出しないようになっている。
【0014】
このように構成された本実施形態に係る携帯電話機の作用について、以下に説明する。
この携帯電話機1を用いて裏面25側の被写体を撮影する場合、図3に示すように、第1の開口部26から指標部材31が現れているときには、表示側筐体2内にカメラ29が向けられている。このため、AからB方向にケーシング28を90度回転させることにより、カメラ29が裏面25側に向けられる。そして、被写体にカメラ29を向けた後、所定のシャッターボタンを押下することによって、撮影を行う。
【0015】
すなわち、本実施形態に係る携帯電話機1は、第1の指標部材31及び第2の指標部材32を設けることにより、第1の開口部26,第2の開口部27から第1の指標部材31,第2の指標部材32が露出しているときには、カメラ29は表面24側あるいは裏面25側のどちらも向いていないことを視覚で確認することが可能となる。したがって、カメラ29の位置を特定することができ、ケーシング28の回転方向を認知することが容易となる。また、携帯電話機1を折り畳んだ状態においても、第2の指標部材32の有無により、カメラ29の位置を特定することが可能となる。さらに、開口部26もしくは開口部27の一方のみを使用者が見たときに、指標部材31もしくは指標部材32が露出している場合、カメラ29が表示側筐体2の内部を向いており、露出していない場合、使用者の見ていない側の開口部26もしくは開口部27にカメラ29が向いていることが分かる。
【0016】
また、ケーシング28aとケーシング28bとの分割線Aをまたがってラベル部材33,34を設けることにより、継ぎ目を覆うことができるため、美観を損なうことのないカメラユニット22を形成することが可能となる。
また、ケーシング28の外面35,36に印字されている文字をラベル部材35,36で覆うことにより、ケーシング28を指等によって回転させる操作に伴う文字の劣化を防ぐことができる。
【0017】
なお、本実施形態に係る携帯電話機1は、指標部材31,32に用いるラベル部材として指を滑りにくくするため、特に、透明なシリコン樹脂を用いたが、これに代えて、紙のラベルであっても良く、さらには、アクリルやガラス等であっても良い。
また、ラベル部材33,34に接するケーシング28側の面に文字を印字したが、これに代えてケーシング28に対向するラベル部材33,34の表面に文字を印字しても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る携帯端末装置によれば、カメラユニットの外面に指標部材を設けることにより、カメラの位置を特定することが容易となる。このため、瞬時にカメラをシャッターチャンスを逃すことなく被写体を撮影することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の開いた状態を前面側から見た斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の開いた状態を裏面側から見た斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る携帯電話機の表示側筐体の概略拡大断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る携帯電話機に設けられたカメラユニットの展開図である。
【符号の説明】
A 分割線
1 携帯電話機(携帯端末装置)
2 表示側筐体(筐体)
22 カメラユニット
23 収容部
24 表面
25 裏面(他の表面)
26 第1の開口部(開口部)
27 第2の開口部(開口部)
28 ケーシング
29 カメラ
31 第1の指標部材(指標部材)
32 第2の指標部材(指標部材)
33 第1のラベル部材(ラベル部材)
34 第2のラベル部材(ラベル部材)
35,36 外面
Claims (3)
- 筐体と、カメラを内蔵するカメラユニットとを備え、
前記筐体に、その一の表面側及び該一の表面以外の他の表面側にそれぞれ開口する2つの開口部を有する収容部が設けられ、
前記カメラユニットが、前記カメラを前記2つの開口部にそれぞれ露出させるように、前記収容部内に回転可能に配置されるとともに、
前記カメラユニットの外面に、前記カメラがいずれの開口部からも露出しない位置に配置されたときに前記開口部の少なくともいずれかより露出させる指標部材を設けたことを特徴とする携帯端末装置。 - 前記カメラユニットが、軸方向に沿う分割線に沿って分割可能な2つのケーシングを備え、前記指標部材が前記分割線をまたがって貼り付けられたラベル部材からなることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記ラベル部材が、透明な材質からなり、
前記ラベル部材のカメラユニット側の面または該ラベル部材を貼り付けるカメラユニットの外面のいずれかに、前記分割線を隠す印刷が施されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
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