JP4121630B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、出金の指示に応じて紙幣の出金が可能な金種別スタッカを複数備えた紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来の紙幣処理装置の構成を示した説明図である。
【0003】
図11に示した従来の紙幣処理装置11は、一万円札が底面上に積み重ねられて収納される万円スタッカ101と、千円札が底面上に積み重ねられて収納される千円スタッカ102と、万円スタッカ101から一万円札を繰り出す万円繰出手段103と、千円スタッカ102から千円札を繰り出す千円繰出手段104と、繰り出された紙幣の種類を識別する識別部105と、識別部105により一万円札又は千円札であると識別された紙幣を、出金枚数が揃うまで一時的に保留する出金保留部106と、出金する紙幣を放出する紙幣出金口107と、識別部105により一万円札又は千円札であると識別されなかった紙幣を収納する出金リジェクト部108と、装置の精査を行う際に万円スタッカ101及び千円スタッカ102から繰り出され搬送されてきた紙幣、及び、紙幣出金口107から所定時間内に取り出されず、取り忘れ紙幣として搬送されてきた紙幣を回収する係員回収口兼取り忘れ口109と、万円スタッカ101に補充する紙幣を一時的に収納する万円補充部113と、千円スタッカ102に補充する紙幣を一時的に収納する千円補充部114とから構成されている。
【0004】
従来の紙幣処理装置11から出金を行うときは、出金指示に応じた金種及び枚数の紙幣を万円スタッカ101,千円スタッカ102から万円繰出手段103、千円繰出手段104により繰り出し、識別部105により識別してから出金保留部106に保留し、出金指示に応じた金種及び枚数の紙幣が揃うと、紙幣出金口107から紙幣を放出する。この出金に際しては、繰り出した紙幣枚数を万円スタッカ101,千円スタッカ102の在高からそれぞれ減算することにより、出金後の万円スタッカ101,千円スタッカ102の在高を管理する。
【0005】
また、万円スタッカ101又は千円スタッカ102に紙幣を補充するときは、オペレータが装置背面の扉を開き、万円補充部113又は千円補充部114に紙幣を手で直接補充すると共に、補充した金種及び枚数についてのデータを紙幣処理装置11に接続されている端末から入力することにより、補充した紙幣を補充部からスタッカへ収納し、補充した紙幣の金額を万円スタッカ101又は千円スタッカ102内の在高に加算して、補充後の万円スタッカ101及び千円スタッカ102の在高を管理する。
【0006】
紙幣処理装置11の精査を行うときは、万円スタッカ101,千円スタッカ102からそれぞれ紙幣を繰り出し、100枚単位で1回以上の回数に分けて回収を行い、最終回の回収の際は100枚未満でもそのまま回収する。そして、補充合計枚数から出金合計枚数と回収合計枚数とを差し引いた枚数が、出金リジェクト部108に収納されている各紙幣の枚数と一致するかどうかを確認することにより、精査を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の紙幣処理装置11においては、紙幣補充の際における人為的なミスにより、以下のような現金管理上の問題が発生する場合があった。
【0008】
例えば、万円スタッカ101に誤って千円札を補充すると、出金処理の際に装置の動作上の異常が発生し、オペレータが装置背面の扉を開いて直接対処しなければならない。
【0009】
また、補充紙幣は人手により計数していたので、万円スタッカ101に一万円札を100枚補充すべきところを99枚補充し、装置にデータ入力する際には補充枚数100枚というデータを入力するということも起こり得る。このような場合、回収処理後の精査時に紙幣の枚数が一致せず、現金管理上の問題が発生する。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、金種別スタッカへの紙幣の正確かつ容易な補充処理を可能とし、正確な現金管理及びその負担の軽減も可能とする構成の紙幣処理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成に係る紙幣処理装置によれば、紙幣が金種別に収納される複数の紙幣スタッカから、出金指示に応じた金額分の紙幣を繰り出し、出金口から放出する紙幣処理装置において、複数の紙幣スタッカのいずれかに補充すべき紙幣が収納され、複数の紙幣スタッカへの紙幣補充のための各装着位置への装着が可能な補充カセットと、補充カセットが各装着位置のうちのいずれかに装着されたことを検知する補充カセット検知手段と、補充カセットに収納されている紙幣を繰り出す補充紙幣繰出手段と、補充カセットから繰り出された紙幣を複数の紙幣スタッカのいずれかに収納するための紙幣の搬送を行う補充紙幣搬送手段と、補充紙幣搬送手段による紙幣の搬送路上に配設され、搬送されてきた紙幣の金種を識別する補充紙幣識別手段と、補充カセット検知手段により検知された装着位置に対応する紙幣スタッカへの補充処理を行う制御手段と、を備え、補充カセット検知手段は、検知した装着位置に応じて、紙幣スタッカへの補充処理を行う金種を決定し、制御手段は、補充カセット検知手段により検知された装着位置に応じて決定された補充処理を行う金種と補充紙幣識別手段による識別結果とが一致したときに、紙幣スタッカへの補充紙幣枚数の計数を行うことを特徴とし、
本発明の第2の構成に係る紙幣処理装置によれば、紙幣が金種別に収納される複数の紙幣スタッカから、出金指示に応じた金額分の紙幣を繰り出し、出金口から放出する紙幣処理装置において、複数の紙幣スタッカのいずれかに補充すべき紙幣が収納され、複数の紙幣スタッカへの紙幣補充のための各装着位置への装着が可能な補充カセットと、補充カセットが各装着位置のうちのいずれかに装着されたことを検知する補充カセット検知手段と、補充カセットに収納されている紙幣を繰り出す補充紙幣繰出手段と、補充カセットから繰り出された紙幣を複数の紙幣スタッカのいずれかに収納するための紙幣の搬送を行う補充紙幣搬送手段と、補充紙幣搬送手段による紙幣の搬送路上に配設され、搬送されてきた紙幣の情報を検出する補充紙幣識別手段と、補充カセット検知手段により検知された装着位置に対応する紙幣スタッカへの補充処理を行う制御手段と、を備え、補充カセット検知手段は、検知した装着位置に応じて、紙幣スタッカへの補充処理を行う金種を決定し、制御手段は、補充紙幣識別手段からの情報に基づいて金種を識別し、補充カセット検知手段により検知された装着位置に応じて決定された補充処理を行う金種と補充紙幣識別手段からの情報に基づいて識別した金種とが一致したときに、紙幣スタッカへの補充紙幣枚数の計数を行うことを特徴とし、
上記第1又は第2の構成により、金種別に設けられた紙幣スタッカに補充すべき紙幣の金種を誤ることがなく、補充枚数の計数も正確に行われ、正確な現金管理を容易に行うことができる。
【0012】
制御部は、一の紙幣について金種が正常に識別されず、識別された異常が紙幣補充処理の再試行により解消し得るものである場合には、一の紙幣が補充カセットに収納されるまで紙幣補充処理を逆行させた後、紙幣補充処理の再試行をさせるものとすると、再試行により解消し得ない異常の場合にのみ人手による異常要因の除去作業を行うこととすることができ、人手による異常要因の除去作業が低減され、補充カセットから紙幣スタッカへの紙幣補充の際における異常紙幣を収納する補充処理用リジェクトボックスを設ける必要もない。
【0013】
紙幣補充処理の再試行の回数は、所定回数に制限されているものとすると、紙幣補充処理の再試行の無駄な繰り返しを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙幣処理装置の実施の一形態について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1,図2,図3は、本発明に係る紙幣処理装置の概略構成を示した説明図であり、図4は、本発明に係る紙幣処理装置の斜視図である。図4における符号120はオペレータが紙幣の補充及び回収操作を行うオペレータ操作面を示し、符号130は保守作業員が保守作業を行う保守面を示し、符号107は顧客が紙幣を受け取るために顧客操作面側に設けられた紙幣出金口を示している。図1及び図2は、図4における保守面130側からみた本発明に係る紙幣処理装置の構成を示している。但し、図2は、装置内の各構成部分の位置関係をより正確に表しているため、重なり合って図示されていない構成部分もあるのに対し、図1は、装置内の各構成部分の位置関係は必ずしも正確に表していないが、本発明に係る紙幣処理装置の概略構成を説明するために必要な各構成部分が示されている。また、図3は、図4における紙幣出金口107側からみた本発明に係る紙幣処理装置の構成を示しているが、図2と同様に、装置内の各構成部分の位置関係をより正確に表しているため、重なり合って図示されていない構成部分もある。
【0016】
図1乃至図4に示した本発明に係る紙幣処理装置は、一万円札が底面部上に積み重ねられて収納される万円スタッカ101と、千円札が底面部上に積み重ねられて収納される千円スタッカ102と、万円スタッカ101から一万円札を繰り出す万円繰出手段103と、千円スタッカ102から千円札を繰り出す千円繰出手段104と、繰り出された紙幣の種類を識別する識別部105と、識別部105により一万円札又は千円札であると識別された紙幣を、出金枚数が揃うまで一時的に保留する出金保留部106と、出金する紙幣を放出する紙幣出金口107と、識別部105により一万円札又は千円札であると識別されなかった紙幣を収納する出金リジェクト部108と、装置の精査を行う際に万円スタッカ101及び千円スタッカ102から繰り出され搬送されてきた紙幣、及び、紙幣出金口107から所定時間内に取り出されず、取り忘れ紙幣として搬送されてきた紙幣を回収する係員回収口兼取り忘れ口109と、万円スタッカ101又は千円スタッカ102に紙幣を補充するために、一万円札又は千円札が底面部上に積み重ねられて収納され、補充部に装着されて万円スタッカ101への補充位置又は千円スタッカ102への補充位置に移動可能な補充カセット110と、補充カセット110から補充紙幣を繰り出す補充紙幣繰出手段111と、補充カセット110から繰り出された補充紙幣の状態及び種類を識別する補充紙幣識別部112と、補充カセット110から搬送されてきて万円スタッカ101に補充される補充紙幣を一時的に保留する万円一時保留部113と、補充カセット110から搬送されてきて千円スタッカ102に補充される補充紙幣を一時的に保留する千円一時保留部114と、補充カセット110が万円スタッカ101への補充位置に装着されたことを検知するセットスイッチSW1と、補充カセット110が千円スタッカ102への補充位置に装着されたことを検知するセットスイッチSW2と、補充カセット110から繰り出された補充紙幣を万円一時保留部113又は千円一時保留部114まで搬送する補充紙幣搬送手段である補充搬送路121とから構成されている。また、図1乃至図4には示されていないが、装置全体の動作を制御する制御部も備えられている。
【0017】
図5は、本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分の機能的構成を示したブロック図である。
【0018】
図5に機能的構成として示された本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分は、補充処理の動作を制御する制御部51と、補充カセットから紙幣一時保留部までの搬送路における紙幣の有無を検知する搬送路紙幣検知手段52と、補充カセット内の紙幣の有無を検知する紙幣有無検知手段53と、補充カセットが所定の位置に配置されたことを検知する補充カセット検知手段54と、補充カセットから紙幣を繰り出す繰出手段55と、補充カセットから繰り出された紙幣を搬送する搬送手段56と、補充カセットから繰り出された紙幣の種類及び状態を識別する補充紙幣識別部57と、補充カセット底面部に設けられ、補充カセット底面部上に積み重ねられた紙幣を上昇及び下降させるステージ手段58とから構成されており、搬送路紙幣検知手段52,紙幣有無検知手段53,補充カセット検知手段54,繰出手段55,搬送手段56,補充紙幣識別部57及びステージ手段58はそれぞれ制御部51に接続されている。搬送路紙幣検知手段52,紙幣有無検知手段53,補充カセット検知手段54からの検知信号に基づき、制御部51が、繰出手段55,搬送手段56,ステージ手段58に制御信号を送信し、補充紙幣識別部57との間で制御信号及び識別信号を送受信することにより、後述するように、紙幣補充動作が行われる。
【0019】
図6乃至図9は、本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分のより具体的な構成を示した補充処理の動作についての説明図である。尚、図面及び説明を簡潔にするため、ここでは、一万円札の補充に関連する部分の構成のみを示しているが、千円札の補充に関連する部分の構成も同様の構成である。
【0020】
図6乃至図9に示した本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分は、一万円札が底面部上に積み重ねられて収納される万円スタッカ101と、万円スタッカ101から一万円札を繰り出す万円繰出手段103と、万円スタッカ101底面部上に積み重ねられた紙幣を上下させる万円スタッカステージ116と、万円スタッカ101又は千円スタッカ102(図6乃至図9には図示せず。)に紙幣を補充するために、一万円札又は千円札が底面部上に積み重ねられて収納され、補充部に装着されて万円スタッカ101への補充位置又は千円スタッカ102への補充位置に移動可能な補充カセット110と、補充カセット110底面部に設けられ、補充カセット110底面部上に積み重ねられた紙幣を上下させる補充カセットステージ115と、補充カセット110から搬送されてきて万円スタッカ101に補充される補充紙幣を一時的に保留する万円一時保留部113と、万円一時保留部113と万円スタッカ101との間の仕切を形成することにより、万円一時保留部113に収納された補充紙幣を保持し、万円一時保留部113と万円スタッカ101との間の仕切を開放することにより、万円一時保留部113に収納された補充紙幣を万円スタッカ101に収納する補充紙幣保持板117と、補充カセット110から補充紙幣を繰り出す補充紙幣繰出手段111と、補充カセット110から繰り出された補充紙幣を万円一時保留部113まで搬送する補充紙幣搬送手段である補充搬送路121と、補充カセット110近傍に配設され、補充カセット110から繰り出された補充紙幣の有無を検知し、紙幣繰出を確認する第1の補充紙幣検知手段PS1LRと、補充カセット110と万円スタッカ101との間の補充紙幣搬送路上に配設され、搬送されてきた補充紙幣の種類及び状態を識別する第2の補充紙幣検知手段PS2LRと、万円スタッカ101近傍に配設され、補充カセット110から繰り出され搬送されてきた補充紙幣の有無を検知し、万円一時保留部113への紙幣の集積を確認する第3の補充紙幣検知手段PS3LRと、補充カセット110内の補充紙幣の有無を検知する第4の補充紙幣検知手段PS4と、補充カセット110が万円スタッカ101への補充位置に装着されたことを検知するセットスイッチSW1と、補充カセット110から繰り出され、万円スタッカ101に補充される補充紙幣を一時的に保留する万円一時保留部113とから構成されている。補充カセット110には紙幣151が、万円一時保留部113には紙幣152が、万円スタッカ101には紙幣153がそれぞれ収納された補充処理途中の状態を示すものとする。尚、補充処理の開始前は、万円一時保留部113に紙幣152は無く、空の状態である。第1の補充紙幣検知手段PS1LR,第2の補充紙幣検知手段PS2LR及び第3の補充紙幣検知手段PS3LRは、紙幣搬送路の左右に設けられた2組の検知識別手段からそれぞれ構成されている。また、千円スタッカ102側にも以上と同様の各構成物が備えられている。但し、補充カセット110は、万円スタッカ101側及び千円スタッカ102側で共用されており、万円スタッカ101側の補充位置に装着されていることがセットスイッチSW1により検出された場合には万円スタッカ101側の補充処理が行われ、千円スタッカ102側の補充位置に装着されていることがセットスイッチSW2により検出された場合には千円スタッカ102側の補充処理が行われる。また、上述のように、補充カセット110は、万円スタッカ101側の補充位置と千円スタッカ102側の補充位置との間を、例えばレールを設けることにより、移動可能なものとすると便利である。図3を参照すると、補充カセット110は、万円一時保留部113又は千円一時保留部114の背面側に装着され、万円一時保留部113側と千円一時保留部114側との間を水平方向に移動可能なものとし、セットスイッチSW1及びSW2により補充位置を検出するとよい。
【0021】
第1の補充紙幣検知手段PS1LR及び第3の補充紙幣検知手段PS3LRは図5における搬送路紙幣検知手段52に、第2の補充紙幣検知手段PS2LRは図5における補充紙幣識別部57に、第4の補充紙幣検知手段PS4は図5における紙幣有無検知手段53に、セットスイッチSW1は図5における補充カセット検知手段54に、補充紙幣繰出手段111は図5における繰出手段55に、ステージ115は図5におけるステージ手段58に、それぞれ対応している。また、図5における搬送手段55には補充搬送路121が対応し、補充カセット110から繰り出された補充紙幣を一時保留部113まで搬送する。また、図1における補充紙幣識別部112は、図5における補充紙幣識別部57に対応している。
【0022】
図10は、本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充の際における動作手順を示したフローチャートである。図1乃至図9、特に、図6乃至図9を参照しながら、図10のフローチャートに従って、本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充の際における動作について説明する。
【0023】
最初に、補充カセット110底面部のステージ115上に補充紙幣151を積み重ねて収納し(ステップS1)、補充カセット110を補充部に装着すると、万円スタッカ101側のセットスイッチSW1又は千円スタッカ102側のセットスイッチにより、補充カセット110の装着位置が検知される。即ち、万円スタッカ101側のセットスイッチSW1が補充カセット110の装着を検知しているかどうか(ステップS2)、又は、千円スタッカ102側のセットスイッチが補充カセット110の装着を検知しているかどうか(ステップS3)が識別され、万円スタッカ101側のセットスイッチSW1が補充カセット110の装着を検知している場合には一万円札の補充処理を行い、千円スタッカ102側のセットスイッチが補充カセット110の装着を検知している場合には千円札の補充動作を行う。ここでは、一万円札の補充処理を行うものとして動作の説明をするが、千円札の補充処理を行う場合の動作も以下と同様である。
【0024】
万円スタッカ101側のセットスイッチSW1が補充カセット110の装着を検知していることが識別されると、先ず、補充処理に異常が発生した場合に補充処理のリトライ(再試行)回数を計数し、カウントアップされるリトライカウンタのカウント値がクリア(リセット)され、0に戻される(ステップS4)。次に、補充カセット110内の補充紙幣151を繰り出すことができるように、補充カセット110底面部に設けられたステージ115を上昇させ(ステップS5)、ステージ115上に積み重ねられた補充紙幣151を上から順に補充紙幣繰出手段111により繰り出す(ステップS6)。図6乃至図9に示した例においては、補充処理途中の状態を示し、紙幣1が繰り出され、次に紙幣2が繰り出されたものとする。
【0025】
補充カセット110から紙幣1が繰り出されたことが第1の補充紙幣検知手段PS1LRにより確認された後、搬送路上を搬送されてきた紙幣1は第2の補充紙幣検知手段PS2LRの信号に基づいて補充紙幣識別部57で紙幣の種類が識別される。先ず、搬送されてきた紙幣1が、2枚以上の紙幣が重なったものでないかどうか、2枚以上の紙幣が連鎖して搬送されてきたものでないかどうか、1枚の紙幣が斜行して搬送されてきたものでないかどうか、又は、識別されたパターンが異常であるために紙幣の種類の識別が正常に行われないパターン異常でないかどうか等、紙幣1の種類がいずれかの金種であることが正常に認識できるかどうかについての識別が行われる。制御部51は、補充紙幣識別部57から識別結果を受け取り、その識別結果を判断する(ステップS7)。ステップS7で判断される紙幣1の種類の異常は、補充処理のリトライにより解消し得るものが対象となる。同時に、搬送されてきた紙幣1が、補充しようとしている種類の紙幣であるかどうか、ここでは一万円札であるか異金種であるか、また、一万円札であるか異金種であるか関わらず、切断された紙幣又は折れ曲がった紙幣である半券でないかどうかについて補充紙幣識別部57からの識別結果に基づいて判断が行われる(ステップS8)。ステップS8で判断される紙幣1の種類は、紙幣1が正常な一万円札ではなく、補充処理のリトライにより解消し得ないものであるかどうかが対象となる。ステップS7及びステップS8の識別の順序は順不同であり、通常は同時に行われる。また、ステップS7及びステップS8における判断のための識別の結果は、図7及び図8における搬送路上の所定位置Aを紙幣1が通過するまでに補充紙幣識別部57から得られる。
【0026】
ステップS7の判断の結果、紙幣1の種類が、2枚以上の紙幣が重なったもの、2枚以上の紙幣が連鎖して搬送されてきたもの、又は、1枚の紙幣が斜行して搬送されてきたもの、パターン異常により紙幣の状態及び種類の識別が正常に行われなかったもの等、補充処理のリトライにより解消し得る異常なものである場合には、先ず、補充紙幣の繰出及び搬送の停止処理を行う(ステップS14)。搬送の停止処理は、異常なものであると識別された紙幣1が、図8における搬送路上の所定位置Bを通過するまでに行われるものとする。即ち、紙幣1が第3の補充紙幣検知手段PS3LRの間を通過して万円一時保留部113に収納された紙幣として計数される前に、搬送の停止処理を行う。補充紙幣の繰出及び搬送の停止処理後、補充カセット110内のステージ115を所定位置まで下降させ(ステップS15)、紙幣1と紙幣1に後続する搬送中の総ての紙幣とを逆送し、図9に示すように、各紙幣が最初に積み重ねられていたのと同じ順序で補充カセット110内に集積する(ステップS16)。そして、リトライカウンタのカウント値を1だけ加算し(ステップS17)、加算後のカウント値が3を超えていない場合は、補充処理のリトライを行う(ステップS18)。即ち、ステップS5以降の動作を再度繰り返す。一方、加算後のカウント値が3を超えている場合は、補充処理のリトライを既に3回繰り返したにもかかわらず、紙幣1の異常が解消されない場合であるので、さらに補充処理のリトライは行わず、オペレータによる点検を要求する表示を図示しない表示手段で行い、点検の結果必要である場合にはオペレータによる紙幣抜取処理を行わせた後(ステップS19)、ステップS4以降の動作を再度行う。あるいは、オペレータによる点検を要求する表示を行わず、装置をダウンさせるようにしてもよい。
【0027】
ステップS8の判断の結果、紙幣1の種類が異金種又は半券である等、紙幣1が正常な一万円札ではなく、補充処理のリトライにより解消し得ないものである場合には、先ず、補充紙幣の繰出及び搬送の停止処理を行う(ステップS20)。搬送の停止処理は、正常な一万円札以外のものであると識別された紙幣1が、図8における搬送路上の所定位置Bを通過するまでに行われるものとする。即ち、紙幣1が第3の補充紙幣検知手段PS3LRの間を通過して万円一時保留部113に収納された紙幣として計数される前に、搬送の停止処理を行う。補充紙幣の繰出及び搬送の停止処理後、補充カセット110内のステージ115を所定位置まで下降させ(ステップS21)、紙幣1と紙幣1に後続する搬送中の総ての紙幣とを逆送し、図9に示すように、各紙幣が最初に積み重ねられていたのと同じ順序で補充カセット110内に集積する(ステップS22)。そして、補充処理のリトライは行わず、オペレータによる点検を要求する表示を図示しない表示手段で行い、点検の結果必要である場合にはオペレータによる紙幣抜取処理を行わせた後(ステップS23)、ステップS4以降の動作を再度行う。あるいは、オペレータによる点検を要求する表示を行わず、装置をダウンさせるようにしてもよい。
【0028】
一方、ステップS7及びステップS8の結果、紙幣1が正常な状態の一万円札であると判断された場合には、そのまま補充処理を続行し、紙幣1が第3の補充紙幣検知手段PS3LRの間を通過すると、万円一時保留部113に収納された紙幣として計数し(ステップS9)、紙幣が正常に万円一時保留部113に収納されるごとにリトライカウンタのカウント値をクリアする(ステップS10)。ステップS7からステップS10までの動作は、第4の補充紙幣検知手段PS4により補充カセット110内の補充紙幣が検知されなくなるまで繰り返される(ステップS11)。
【0029】
第4の補充紙幣検知手段PS4により補充カセット110内の補充紙幣が検知されなくなると、万円一時保留部113に収納された紙幣の枚数を万円スタッカ101の在高に加算する現金管理処理を行い(ステップS12)、万円一時保留部113に収納された紙幣を万円スタッカ101に収納して紙幣補充処理を終了する(ステップS13)。即ち、万円一時保留部113と万円スタッカ101との間の仕切を形成することにより、万円一時保留部113に収納された補充紙幣を保持していた補充紙幣保持板117を開放し、万円一時保留部113に収納された補充紙幣を万円スタッカ101に収納して紙幣補充処理を終了する。尚、補充紙幣保持板117の開放時には、万円スタッカ101の底面部に設けられた万円スタッカステージ116を、万円スタッカ101内の紙幣153の枚数に応じた位置まで予め上昇させておき、補充紙幣保持板117の開放後、万円スタッカステージ116を元の位置まで下降させる。尚、上記実施の形態では、補充紙幣を識別する機能を補充紙幣識別部57に設けているが、補充紙幣識別部57は第2の補充紙幣検知手段PS2LRを対応させ、第2の補充紙幣検知手段PS2LRからの信号(情報)を制御部51で受けて、制御部51で識別するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る紙幣処理装置によれば、紙幣補充用の補充カセットを設け、補充カセットの装着位置によって補充紙幣の金種を自動的に決定し、かつ、補充紙幣がセットされた補充カセットを正常に検知したときに補充紙幣の計数を行うので、金種別に設けられた紙幣スタッカに補充すべき紙幣の金種を誤ることがなく、補充紙幣の計数も正確に行われ、正確な現金管理を容易に行うことができる。また、補充処理において補充紙幣の識別結果に異常が発生した場合であっても、再試行により解消し得る異常の場合には、異常が発生する前の状態まで補充処理を逆行させて補充処理の再試行を自動的に行い、再試行により解消し得ない異常の場合にのみ人手による異常要因の除去作業を行うこととしたので、人手による異常要因の除去作業が低減され、補充カセットから紙幣スタッカへの紙幣補充の際における異常紙幣を収納する補充処理用リジェクトボックスを設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙幣処理装置の概略構成を示した説明図。
【図2】本発明に係る紙幣処理装置の概略構成を示した説明図。
【図3】本発明に係る紙幣処理装置の概略構成を示した説明図。
【図4】本発明に係る紙幣処理装置の斜視図。
【図5】本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分の機能的構成を示したブロック図。
【図6】本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分のより具体的な構成を示した補充処理の動作についての説明図。
【図7】本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分のより具体的な構成を示した補充処理の動作についての説明図。
【図8】本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分のより具体的な構成を示した補充処理の動作についての説明図。
【図9】本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充に関連する部分のより具体的な構成を示した補充処理の動作についての説明図。
【図10】本発明に係る紙幣処理装置の紙幣補充の際における動作手順を示したフローチャート。
【図11】従来の紙幣処理装置の構成を示した説明図。
【符号の説明】
51 制御部
52 搬送路紙幣検知手段
53 紙幣有無検知手段
54 補充カセット検知手段
55 繰出手段
56 搬送手段
57 補充紙幣識別部
58 ステージ手段
101 万円スタッカ
102 千円スタッカ
103 万円繰出手段
104 千円繰出手段
105 識別部
106 出金保留部
107 紙幣出金口
108 出金リジェクト部
109 係員回収口兼取り忘れ口
110 補充カセット
111 補充紙幣繰出手段
112 補充紙幣識別部
113 万円一時保留部
114 千円一時保留部
115 補充カセットステージ
116 万円スタッカステージ
117 補充紙幣保持板
121 補充搬送路
PS1LR,PS2LR,PS3LR,PS4 補充紙幣検知手段
SW1,SW2 セットスイッチ
Claims (4)
- 紙幣が金種別に収納される複数の紙幣スタッカから、出金指示に応じた金額分の紙幣を繰り出し、出金口から放出する紙幣処理装置において、
前記複数の紙幣スタッカのいずれかに補充すべき紙幣が収納され、前記複数の紙幣スタッカへの紙幣補充のための各装着位置への装着が可能な補充カセットと、
前記補充カセットが前記各装着位置のうちのいずれかに装着されたことを検知する補充カセット検知手段と、
前記補充カセットに収納されている紙幣を繰り出す補充紙幣繰出手段と、
前記補充カセットから繰り出された紙幣を前記複数の紙幣スタッカのいずれかに収納するための紙幣の搬送を行う補充紙幣搬送手段と、
前記補充紙幣搬送手段による紙幣の搬送路上に配設され、搬送されてきた紙幣の金種を識別する補充紙幣識別手段と、
前記補充カセット検知手段により検知された前記装着位置に対応する前記紙幣スタッカへの補充処理を行う制御手段と、
を備え、
前記補充カセット検知手段は、検知した前記装着位置に応じて、前記紙幣スタッカへの補充処理を行う金種を決定し、
前記制御手段は、前記補充カセット検知手段により検知された前記装着位置に応じて決定された補充処理を行う金種と前記補充紙幣識別手段による識別結果とが一致したときに、前記紙幣スタッカへの補充紙幣枚数の計数を行うことを特徴とする紙幣処理装置。 - 紙幣が金種別に収納される複数の紙幣スタッカから、出金指示に応じた金額分の紙幣を繰り出し、出金口から放出する紙幣処理装置において、
前記複数の紙幣スタッカのいずれかに補充すべき紙幣が収納され、前記複数の紙幣スタッカへの紙幣補充のための各装着位置への装着が可能な補充カセットと、
前記補充カセットが前記各装着位置のうちのいずれかに装着されたことを検知する補充カセット検知手段と、
前記補充カセットに収納されている紙幣を繰り出す補充紙幣繰出手段と、
前記補充カセットから繰り出された紙幣を前記複数の紙幣スタッカのいずれかに収納するための紙幣の搬送を行う補充紙幣搬送手段と、
前記補充紙幣搬送手段による紙幣の搬送路上に配設され、搬送されてきた紙幣の情報を検出する補充紙幣識別手段と、
前記補充カセット検知手段により検知された前記装着位置に対応する前記紙幣スタッカへの補充処理を行う制御手段と、
を備え、
前記補充カセット検知手段は、検知した前記装着位置に応じて、前記紙幣スタッカへの補充処理を行う金種を決定し、
前記制御手段は、前記補充紙幣識別手段からの情報に基づいて金種を識別し、前記補充カセット検知手段により検知された前記装着位置に応じて決定された補充処理を行う金種と前記補充紙幣識別手段からの情報に基づいて識別した金種とが一致したときに、前記紙幣スタッカへの補充紙幣枚数の計数を行うことを特徴とする紙幣処理装置。 - 前記制御部は、一の紙幣について金種が正常に識別されず、識別された異常が紙幣補充処理の再試行により解消し得るものである場合には、前記一の紙幣が前記補充カセットに収納されるまで紙幣補充処理を逆行させた後、紙幣補充処理の再試行をさせるものであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の紙幣処理装置。
- 前記紙幣補充処理の再試行の回数は、所定回数に制限されていることを特徴とする請求項3に記載の紙幣処理装置。
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