JP4121051B2 - 注射針型縫合器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切り傷や裂傷等の患部を縫合する際に用いて好適な注射針型縫合器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のこの種の注射針型縫合器の構造を示したものである。この注射針型縫合器は、先端に突刺し部1aを設けた金属製で注射針状をなす直線状の中空針部1と、該中空針部1の基端に平行する向きで固定された樹脂製の把持部2と、該把持部2内に空洞として設けられた糸収納部3と、該糸収納部3内に収納されて先端部4aが中空針部1内を通って突刺し部1aで外に導出されている縫合糸4と、糸収納部3の後端を開閉すべく把持部2の後端に嵌め付けられた蓋5とで構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の注射針型縫合器では、中空針部1は一般に直線状に形成されていたため、患部を縫合する際に、縫合すべき患部を持ち上げた状態で中空針部1を該患部に突き通さなければならず、縫合の作業性が悪い問題点があった。
【0004】
また、前記の中空針部1には湾曲させたものも提案されているが、この中空針部1に固定される把持部2は中空針部1の基端に平行する向きで固定されているので、縫合すべき患部に対して湾曲された中空針部1の突刺し部1aを突き通す際には、手首を大きく曲げるだけでなく、手首、肘そして腕の大きな動きを伴い、縫合の作業性が悪い問題点があった。
【0005】
また、従来の注射針型縫合器は金属製の中空針部1と樹脂製の把持部2が分離できる構造となってないため、使用後に中空針部1と把持部2の分別廃棄ができないといった問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、縫合すべき患部を持ち上げず、しかも手首の僅かな動きでもって、中空針部の先端の突刺し部を患部に突き通すことができる注射針型縫合器を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、金属製の中空針部と樹脂製の把持部の分別廃棄を可能にした注射針型縫合器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、内部が空洞に形成され、該空洞内部に縫合糸を収納する糸収納部が形成されている把持部と,前記縫合糸を送通する中空状に形成され、患部を縫合する中空針部と,によって構成されるものであって,
前記把持部は,
後端部の開口部に、該開口部を閉塞する蓋を設け,
先端部の該把持部の軸心と交差する軸心方向の位置に、外周が先端方向に小径となる円錐状に形成され、前記把持部内に形成される前記糸収納部に連通し、前記縫合糸を前記把持部の軸心と交差する軸心方向に前記糸収納部から外部に導出する筒状嵌合凸部を設け,
てなり,
前記中空針部は,
予め所要の曲率で湾曲され、金属製で構成され,
先端には斜めに切断して形成する突刺し部を設け,
基端部には前記筒状嵌合凸部に嵌合する嵌合孔が形成された支持部を設け
前記支持部の嵌合孔に前記把持部の筒状嵌合凸部を嵌合することにより、筒状嵌合凸部に支持部を保持し、前記中空針部の基端部が把持部に取り付け、前記基端部の軸心と前記把持部の軸心とが交差する方向着脱可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする。
【0009】
このような注射針型縫合器では、中空針部が湾曲されているので、患部を縫合する際には縫合すべき患部を持ち上げないでも中空針部を突き刺して反対側で突刺し部を外に出すことができる。そして、中空針部の基端部は把持部に、前記基端部の軸心と把持部の軸心とが交差する方向をもって基端部の軸心を中心に角度変更可能に取り付けられているので、把持部を把持したときの手首の向きが湾曲された中空針部の基端部の軸心と交差するようになり、患部の縫合に際し中空針部の先端の突刺し部を縫合位置に当てて押し込むようにして手首を把持部の軸心を中心にして回転させることにより、中空針部を患部に突き通すことができる。このときの手首の曲がりも少なく、その動きも無理のない僅かな動きだけで、肘や腕の動きも殆ど伴わず、縫合作業を容易に行うことができる。更に、中空針部をその基端部の軸心を中心に角度をかえることにより、把持部に対する中空針部の角度を縫合する患部の位置により縫合し易いように、そして把持部を把持したときの手が患部への視覚の妨げになら内容に調整することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係る注射針型縫合器における実施の形態の一例を示したもので、図1は本例の注射針型縫合器の縦断側面図、図2は本例の注射針型縫合器の分解斜視図である。なお、前述した図4と対応する部分には同一符号を付けて示している。
【0011】
本例の注射針型縫合器では、金属製の中空針部1は予め所要の曲率で湾曲されている。中空針部1の先端には、中空針部1の先端を斜めに切断して突刺し部1aが設けられている。前記中空針部1の基端部1bは把持部2に、前記基端部1bの軸心C2と把持部2の軸心C1とが交差する方向をもって着脱可能に且つ基端部1bの軸心C2を中心に角度変更可能に取り付けられている。
【0012】
把持部2内に空洞として形成されている糸収納部3には、把持部2の後部の開口部から縫合糸4が収納されている。把持部2の後部の開口部は蓋5で閉塞されている。縫合糸4の先端部4aは、把持部2に取り付けられた前記中空針部1内を通って先端の突刺し部1aから外に導出されている。
【0013】
前記中空針部1の基端部1bを把持部2に取り付ける構造は次のようになっている。把持部2の先端側下部に、把持部2の軸心C1と交差する方向に取付用筒状嵌合凸部6が形成されている。この筒状嵌合凸部6は把持部2内に形成されている糸収納部3と連通しており、糸収納部3に収納されている縫合糸4は筒状嵌合凸部6から外に導出されている。筒状嵌合凸部6の外周は先端方向に小径となる円錐状に形成されている。
【0014】
また、中空針部1の基端部1bには前記筒状嵌合凸部6の外周に圧入され密に嵌合する嵌合孔が形成された支持部7が設けられている。この支持部7の嵌合孔に前記把持部2の筒状嵌合凸部6を圧入することにより、筒状嵌合凸部6に支持部7が保持され、これにより中空針部1の基端部1bが把持部2に取り付けられるようになっている。そして、筒状嵌合凸部6に支持部7を支持部7の軸心を中心とする角度を任意に変えて嵌合することにより、或いは筒状嵌合凸部2に嵌合した支持部を嵌合した状態のまま回すことにより、中空針部1を把持部2に、基端部1bの軸心C2を中心に角度変更可能に取り付けられるようになっている。前記支持部7の嵌合孔の孔底は中空針部1内と連通しており、把持部2内の糸収納部3に収納されている縫合糸4は、筒状嵌合凸部2から支持部6を通り、そして中空針部1を通って先端の突刺し部1aから外に導出されている。
【0015】
このようにして取り付けられた中空針部1と把持部2の分離にあっては、把持部2の筒状嵌合凸部6に嵌合した支持部7を回転を加えながら強く分離方向に引くことにより筒状嵌合凸部6から支持部7を外すことができ、これにより中空針部1と把持部2が分離される。
【0016】
なお、前記中空針部1の基端部1bを把持部2に取り付ける手段にあっては、中空針部1の基端部1bが把持部2に、前記基端部1bの軸心C2と把持部2の軸心C1とが交差する方向をもって着脱可能に且つ基端部1bの軸心C2を中心に角度変更可能に取り付けられる限り、上記構造に限定されるものではない。
【0017】
上記のように構成される注射針型縫合器は、図示しないが保管時には中空針部1には保護カバーを嵌めて保護するようになっている。このような注射針型縫合器は、予め全体的に減菌してシール包装体により減菌包装しておけば、使用時には該包装体から取り出すことによりそのまま使用できる。
【0018】
図3(A)(B)は、本例の注射針型縫合器で患部を縫合する過程を示したものである。
図3(A)に示すように、湾曲した中空針部1の先端の突刺し部1aが患部8の傷口9を横切ることができるように、把持部2を傷口8に対してほぼ平行する向きにする。かかる状態で、中空針部1の先端の突刺し部1aを患部8に押し当て、手首を把持部2の軸心を中心にして回転させるようにして、即ち把持部2を矢印で示すように回転させて突刺し部1aを患部8に突き刺し、図3(B)に示すように湾曲した中空針部1で傷口9を横切らせ、突刺し部1aを反対側に出す。
【0019】
このようにすると、縫合すべき患部8を持ち上げないでも中空針部1を突き刺して反対側で突刺し部1aを外に出すことができる。そして、中空針部1の基端部1bは把持部2に、前記基端部1bの軸心C2と把持部2の軸心C1とが交差する方向をもって基端部1bの軸心C2を中心に角度変更可能に取り付けられているので、把持部2を把持したときの手首の向きが湾曲された中空針部1の基端部1bの軸心C2と交差するようになり、患部8の縫合に際し中空針部1の先端の突刺し部1aを縫合位置に当てて押し込むようにして手首を把持部2の軸心C1を中心にして回転させることにより、中空針部1を患部8に突き通すことができる。このときの手首の曲がりも少なく、その動きも無理のない僅かな動きだけで、肘や腕の動きも殆ど伴わず、縫合作業を容易に行うことができる。更に、中空針部1をその基端部1bの軸心C2を中心に角度をかえることにより、把持部2に対する中空針部1の角度を縫合する患部8の位置により縫合し易いように、そして把持部2を把持したときの手が患部8への視覚の妨げになら内容に調整することができる。
【0020】
さて、前記のようにして患部8の反対側に突刺し部1aが出たら縫合糸4の先端部4aを他方の手の指先で持ち、把持部2を逆に回転して中空針部1を患部7から抜き出して、縫合糸4が患部8の傷口9を貫通して横切る状態にする。かかる状態で、患部8の傷口9を貫通して横切っている縫合糸4の両端を持って結んだ後、突刺し部1a側の縫合糸4を鋏などで切断する。必要に応じて、このような縫合操作を繰り返して使用される。
【0021】
使用後にあっては、本例の注射針型縫合器は、中空針部1の基端部1bが把持部2に着脱可能に取り付けられているので、金属製の中空針部と樹脂製の把持部を分別して廃棄することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る注射針型縫合器によれば、患部の縫合作業を容易に行うことができ、そして、使用後にあっては、金属製の中空針部と樹脂製の把持部を分別して廃棄することができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る注射針型縫合器における実施の形態の一例を示す縦断側面図である。
【図2】本例の注射針型縫合器の分解斜視図である。
【図3】(A)(B)は本例の注射針型縫合器で患部を縫合する過程を示す説明図である。
【図4】従来の注射針型縫合器の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 中空針部
1a 突刺し部
1b 基端部
2 把持部
3 糸収納部
4 縫合糸
4a 先端部
5 蓋
6 筒状嵌合凸部
7 支持部
8 患部
9 傷口

Claims (1)

  1. 内部が空洞に形成され、該空洞内部に縫合糸を収納する糸収納部が形成されている把持部と,前記縫合糸を送通する中空状に形成され、患部を縫合する中空針部と,によって構成されるものであって,
    前記把持部は,
    後端部の開口部に、該開口部を閉塞する蓋を設け,
    先端部の該把持部の軸心と交差する軸心方向の位置に、外周が先端方向に小径となる円錐状に形成され、前記把持部内に形成される前記糸収納部に連通し、前記縫合糸を前記把持部の軸心と交差する軸心方向に前記糸収納部から外部に導出する筒状嵌合凸部を設け,
    てなり,
    前記中空針部は,
    予め所要の曲率で湾曲され、金属製で構成され,
    先端には斜めに切断して形成する突刺し部を設け,
    基端部には前記筒状嵌合凸部に嵌合する嵌合孔が形成された支持部を設け
    前記支持部の嵌合孔に前記把持部の筒状嵌合凸部を嵌合することにより、筒状嵌合凸部に支持部を保持し、前記中空針部の基端部が把持部に取り付け、前記基端部の軸心と前記把持部の軸心とが交差する方向着脱可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする注射針型縫合器。
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