JP4119573B2 - 割付処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は割付処理装置に関し、特に、コンピュータを利用してディスプレイ画面上に表示させた所定の割付対象領域内に、文字列、図形、画像などを割り付ける作業を行うための割付処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータを利用したDTP(Desk Top Publishing )技術の発達により、印刷業界では、雑誌、書籍、チラシ、カタログなどの印刷物の割付処理を、コンピュータを利用したデジタル処理で行うことが一般的になってきている。印刷物の版面を構成するには、各頁の所定位置に文字列、図形、画像などのオブジェクトを割り付ける処理が必要になる。特に、雑誌などの商業印刷物を作成する工程では、専門のデザイナーによってこの割付処理が行われる。すなわち、デザイナーは、専用の割付処理装置を用いて、ディスプレイ画面上に割付対象となる版面に相当する割付ウインドウを表示させ、この割付ウインドウ上で、種々のオブジェクトの割付位置や割付態様を指定する作業を行うことになる。このデザイナーによる割付指定の結果は、通常、割付指定紙という形式で紙面上に出力され(あるいはデジタルデータのまま出力され)、印刷会社に手渡される。印刷会社では、この割付指定紙上の指示に基いて、専門のオペレータがDTPシステムに対して、製版に必要な種々の情報を入力する作業を行うことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
文字列、図形、画像などのオブジェクトを割り付ける場合、割付位置とともに割付態様を定める必要がある。たとえば、文字列であれば、書体、文字サイズ、文字色などの割付態様を定める必要があり、図形であれば、輪郭線の線幅、輪郭線の色、図形内部の色などの割付態様を定める必要がある。また、写真などの画像であれば、原画像を割り付ける際の画像倍率を定める必要がある。一般的な割付処理装置では、個々のオブジェクトに対して特定の割付態様を定めると、個々のオブジェクトがそれぞれの割付態様で割り付けられた状態がディスプレイ画面上に表示されるので、オペレータは、各オブジェクトに対して正しい割付態様が設定されたか否かをディスプレイの画面上で確認することができる。
【0004】
しかしながら、ディスプレイの画面上に割り付けられたオブジェクトからは、割付態様の正確な情報を得ることは困難である。たとえば、オブジェクトの色の場合、ディスプレイ画面上に実際に表示されたオブジェクトから、ある程度の色を認識することは可能であるが、その色を構成する各色成分の正確な数値を認識することはできない。
【0005】
そこで本発明は、ディスプレイ画面上に割り付けられた個々のオブジェクトについて、正確な割付態様を容易に認識することが可能な割付処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の態様は、割付作業を行うための割付対象領域を表示するディスプレイと、
このディスプレイの画面上の1点を示すポインタの位置を指示するとともに、ボタンが押された状態か放された状態かを検知することができるポインティングデバイスと、
ディスプレイに表示された割付対象領域内の所定位置に、所定のオブジェクトを、所定の割付態様で割り付けることを示す割付情報を作成し、これを保持する割付情報作成手段と、
この割付情報に基いて、ディスプレイ上の割付対象領域内に各オブジェクトを表示するオブジェクト表示手段と、
ポインティングデバイスのポインタが、所定のオブジェクト上の第1の点に位置するときに、ポインティングデバイスのボタンが押された状態になり、このボタンが押されたままの状態で、ポインタが、第2の点に移動した後、ボタンが放された状態になった場合に、第1の点で指示されたオブジェクトに関する割付情報の中から、割付態様を示す情報を読み出し、読み出した情報を第2の点に対応する位置に表示する割付態様表示手段と、
を割付処理装置に設けるようにしたものである。
【0008】
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係る割付処理装置において、
割付情報作成手段が、文字列からなるオブジェクトに対して、書体、変形、文字サイズ、送り、文字色、組方、段間罫などの割付態様を指定する割付情報を作成し、
割付態様表示手段が、文字列からなるオブジェクトに対して、書体、変形、文字サイズ、送り、文字色、組方、段間罫などから選択された情報のみを表示するようにしたものである。
【0009】
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1の態様に係る割付処理装置において、
割付情報作成手段が、図形からなるオブジェクトに対して、輪郭線の線幅、輪郭線の色、図形内部の色などの割付態様を指定する割付情報を作成し、
割付態様表示手段が、図形からなるオブジェクトに対して、輪郭線の線幅、輪郭線の色、図形内部の色などから選択された情報のみを表示するようにしたものである。
【0010】
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1の態様に係る割付処理装置において、
割付情報作成手段が、画像からなるオブジェクトに対して、原画像を割り付ける際の画像倍率を指定する割付情報を作成し、
割付態様表示手段が、画像からなるオブジェクトに対して、画像倍率を表示できるようにしたものである。
【0011】
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1〜第4の態様に係る割付処理装置において、
割付態様表示手段が、第1の点と第2の点とを結ぶ引き出し線を表示することができるようにしたものである。
【0012】
(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1〜第5の態様に係る割付処理装置において、
割付対象領域内に割り付けられた特定のオブジェクトに関して、文字列からなるコメントを入力し、これを保持するコメント登録手段を更に設け、
割付態様表示手段が、ディスプレイの画面上において、所定のオブジェクト上の第1の点とこの第1の点とは別の第2の点とを指定する指示をポインティングデバイスから受けたときに、第1の点で指示されたオブジェクトに関するコメントを読み出し、読み出したコメントを第2の点に対応する位置に表示することができるようにしたものである。
【0013】
(7) 本発明の第7の態様は、上述の第6の態様に係る割付処理装置において、
ポインティングデバイスのポインタが、いずれのオブジェクトも割り付けられていない背景領域上の第3の点に位置するときに、ポインティングデバイスのボタンが押された状態になり、このボタンが押されたままの状態で、ポインタが第4の点に移動した後、ボタンが放された状態になった場合に、コメント登録手段が、第4の点に対応する位置に、いずれのオブジェクトにも関連しないコメントを入力し、これを第4の点の位置に対応づけて保持する機能を有し、割付態様表示手段が、このコメントを第4の点に対応する位置に表示することができるようにしたものである。
【0014】
(8) 本発明の第8の態様は、上述の第6または第7の態様に係る割付処理装置において、
コメント登録手段が、過去に入力されたコメントをリストとして提示し、このリストの中から任意のコメントを選択する操作により、新たなコメント入力を行う機能を有するようにしたものである。
【0015】
(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1〜第8の態様に係る割付処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配付できるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る割付処理装置の基本構成を示すブロック図である。この装置は、指示入力手段10、割付情報作成手段20、コメント作成手段30、オブジェクト表示手段40、割付態様表示手段50、ディスプレイ60によって構成されている。
【0017】
指示入力手段10は、オペレータからの指示を入力するための構成要素であり、この実施形態では、ポインティングデバイス11およびキーボード12によって構成されている。ここでは、ポインティングデバイス11としてマウスを用いる例を示すが、ポインティングデバイス11としては、ディスプレイ60の画面上の1点を指示することができれば、トラックパッド、トラックボール、タブレットなど、どのような入力機器を用いてもかまわない。ディスプレイ60には、割付作業を行うための割付対象領域が割付ウインドウ内に表示される。オペレータは、この割付ウインドウ内の割付対象領域に対して割付作業を行うことになる。
【0018】
割付情報作成手段20は、オペレータの指示に基いて、この装置本来の機能である割付処理を実行する構成要素である。すなわち、割付情報作成手段20は、指示入力手段10から与えられる指示に基いて、割付対象領域内の所定位置に、所定のオブジェクトを、所定の割付態様で割り付けることを示す割付情報を作成し、これを保持する機能を有する。図示の例では、既に3つの割付情報1〜3が作成され、割付情報作成手段20内に保持されている状態が示されている。各割付情報は、いずれも、オブジェクト、割付位置、割付態様を示す情報から構成されている。たとえば、割付情報1は、オブジェクトO1を、割付位置P1に、割付態様M1で割り付けることを示している。オブジェクトを示す情報は、オブジェクトそのものを示すデータによって構成することもできるし、オブジェクトそのものを示すデータの所在を示すデータによって構成することもできる。たとえば、図形のような簡単なオブジェクトであれば、当該図形そのものを示すデータによってオブジェクトを示す情報を構成することができるが、写真画像のような複雑なオブジェクトであれば、当該写真画像そのものを示すデータ(原画像ファイル)の所在を示すデータ(たとえば、ファイル名)によってオブジェクトを示す情報を構成した方が効率的である。
【0019】
オブジェクト表示手段40は、こうして割付情報作成手段20によって作成された割付情報に基いて、ディスプレイ60上の割付対象領域内(本実施形態の場合、割付ウインドウ内)に、各オブジェクトを表示する機能を有する。たとえば、図2には、割付ウインドウ内に3つのオブジェクトO1,O2,O3が表示された例が示されている。図示の例では、オブジェクトO1は文字列からなるオブジェクトであり、オブジェクトO2は図形からなるオブジェクトであり、オブジェクトO3は写真画像からなるオブジェクトである。もっとも、文字列からなるオブジェクトO1は、現時点では文字玉(1文字1文字の大きさおよび位置を示すための指標)のみから構成されている。具体的な文字は、原稿執筆者からの入稿があった後に、個々の文字玉の位置へ流し込まれることになる。これらのオブジェクトO1〜O3は、図1に示す割付情報作成手段20内に保持されている割付情報1〜3に基いて表示されたものである。
【0020】
すなわち、図1の割付情報作成手段20内に保持されている割付情報1を構成する「オブジェクトO1」なる情報は、図2に示す文字列オブジェクトO1を示すデータであり、「割付位置P1」なる情報は、図2に示す文字列オブジェクトO1の割付位置P1(この例では、左上隅点)を示すデータであり、「割付態様M1」なる情報は、図2に示す文字列オブジェクトO1の割付態様、すなわち、文字列の書体、変形、文字サイズ、送り、文字色、組方、段間罫などを示すデータである。また、図1の割付情報作成手段20内に保持されている割付情報2を構成する「オブジェクトO2」なる情報は、図2に示す図形オブジェクトO2を示すデータであり、「割付位置P2」なる情報は、図2に示す図形オブジェクトO2の割付位置P2(この例では、円の中心点)を示すデータであり、「割付態様M2」なる情報は、図2に示す図形オブジェクトO2の割付態様、すなわち、図形の輪郭線の線幅、輪郭線の色、図形内部の色などを示すデータである。一方、図1の割付情報作成手段20内に保持されている割付情報3を構成する「オブジェクトO3」なる情報は、図2に示す写真画像オブジェクトO3を示すデータ(実際には、写真画像そのものを示すデータではなく、原画像ファイルF内に用意されている原画像ファイルのファイル名を示すデータ)であり、「割付位置P3」なる情報は、図2に示す写真画像オブジェクトO3の割付位置P3(この例では、左上隅点)を示すデータであり、「割付態様M3」なる情報は、図2に示す写真画像オブジェクトO3の割付態様、すなわち、原画像を割り付ける際の画像倍率を指定するデータである。なお、図では説明の便宜上、各割付位置P1〜P3を黒点で示してあるが、これらの黒点は、実際のディスプレイ画面上には表示されない。
【0021】
結局、オペレータが、ディスプレイ60の画面上に表示された割付対象領域(割付ウインドウ)を見ながら、指示入力手段10に対して所定の指示を与えながら、個々のオブジェクトを割り付ける作業を行うと、割付情報作成手段20によって、個々のオブジェクトについての割付情報が作成され、オブジェクト表示手段40によって、実際に各オブジェクトが指示どおりに割り付けられた状態がディスプレイ60の画面上に表示されることになる。したがって、オペレータは、ディスプレイ60上で直ちに割付結果を確認することができる。もっとも、このような機能をもった割付処理装置は、既に公知の装置であり、これまで述べてきた指示入力手段10、割付情報作成手段20、オブジェクト表示手段40、ディスプレイ60といった構成要素は、現在利用されている一般的な割付処理装置が備えている基本的な構成要素である。
【0022】
本発明に係る割付処理装置の特徴は、このような割付処理装置に、更に、割付態様表示手段50およびコメント作成手段30を付加した点にある。割付態様表示手段50は、ディスプレイ60の画面上に割り付けられた個々のオブジェクトについて、それぞれ正確な割付態様を表示するための構成要素である。上述したように、個々のオブジェクトは、それぞれ特有の割付態様で割り付けられている。たとえば、文字列からなるオブジェクトであれば、文字の書体、文字サイズ、送り、文字色など種々の割付態様が定められている。もちろん、文字の大きさや送りなどの情報は、図2に示すように、画面上に表示された文字玉の大きさや間隔などから直観的に把握することは可能であるが、数値的な正確な値は把握することはできない。図形オブジェクトの線幅や、写真画像オブジェクトの倍率などの割付態様も同様である。割付態様表示手段50は、オペレータから要求があった場合、特定のオブジェクトについて、割付情報作成手段20内の割付態様を文字情報として正確に提示する機能を有している。また、コメント作成手段30は、特定のオブジェクトに対して、または割付対象領域内の特定の位置に対して、任意の文字列からなるコメントを入力し、これを保持する機能を有しており、割付態様表示手段50は、このコメントを提示する機能も有している。以下、これらの特徴について、順に説明する。
【0023】
まず、割付態様表示手段50による割付態様の提示機能について、具体例に即して説明する。たとえば、オペレータが、図2に示されているオブジェクトO1についての割付態様を正確に認識したい、と考えたとしよう。この場合、オペレータは、次のような操作を行うことにより、ディスプレイ画面上に割付態様を提示させることができる。まず、割付態様提示モードに移行するための指示を入力する。この実施形態では、割付態様提示モードを示すアイコンをコマンドメニュー(図示されていない)に用意し、マウスでこのアイコンをクリックすることにより、割付態様提示モードへ移行できるようにしてあり、このモードでは、マウスポインタMPが図2に示すような指型になるようにしてある。そして、この指型のマウスポインタMPによって、割付態様の提示対象となるオブジェクトを指示する。すなわち、図2に示すように、マウスポインタMPをオブジェクトO1上の任意の点Q1へともってゆき、この位置でマウスボタンを押した状態にする。そして、図3に示すように、マウスボタンを押したままの状態で、マウスポインタMPを別な点Q2まで移動する。このとき、点Q1,Q2間に引き出し線(図では破線で示す)が表示されるようにしてある。そして、この点Q2の位置において、マウスボタンを放すと、図4に示すように、点Q2に対応する位置に(この例では、点Q2の右隣の位置に)、オブジェクトO1についての割付態様M1が表示されることになる。
【0024】
図示の例の場合、割付態様M1は「細明朝体,12Q,横組,字送12H,行送18H」なる情報によって構成されている。ここで、「細明朝体」はオブジェクトO1を構成する文字列の書体を示し、「12Q」は文字サイズを示し、「横組」は組方を示している。また、「字送12H,行送18H」は、文字の送り幅(文字の間隔)と行の送り幅(行の間隔)を示している(単位は、H:歯数である)。このような割付態様M1は、割付情報作成手段20内にデジタルデータとして格納されている情報であり、文字列からなるオブジェクトO1を、割付位置P1にどのような態様で割り付けるべきかを示す情報である。もちろん、オブジェクトO1として画面上に表示されている文字玉を見れば、文字サイズ,字送,行送などの情報をある程度は認識することができるが、図4に示す割付態様M1のように、実際の数値を提示させるようにすれば、正確な値として認識することが可能になる。
【0025】
割付態様表示手段50は、このように、ディスプレイ60の画面上に、オペレータが指定した特定のオブジェクトについての割付態様を、オペレータが指定した特定の位置に表示する機能を果たす。すなわち、オペレータが、ディスプレイ60の画面上において、所定のオブジェクトO1上の第1の点Q1と、この第1の点Q1とは別の第2の点Q2とを指定する指示を、ポインティングデバイス11に対して与えると、割付態様表示手段50は、第1の点Q1で指示されたオブジェクトO1に関する割付情報1の中から、割付態様M1を示す情報を読み出し、読み出した情報を第2の点Q2に対応する位置に表示する機能を有している。より具体的には、図2に示すように、ポインティングデバイスのポインタMPが、所定のオブジェクトO1上の第1の点Q1に位置するときに、このポインティングデバイスのボタンが押された状態になり、このボタンが押されたままの状態で、ポインタMPが、図3に示すように、第2の点Q2に移動した後、ボタンが放された状態になった場合、第1の点Q1で指示されたオブジェクトO1に関する割付情報1の中から、割付態様M1を示す情報を読み出し、図4に示すように、この読み出した情報を第2の点Q2に対応する位置に表示する処理が行われることになる。なお、ここでは、説明の便宜上、点Q1,Q2などを黒点で示しているが、これらの黒点は、ディスプレイ画面上に実際に表示されるわけではない。
【0026】
割付態様表示手段50によって実現されるこのような割付態様表示機能は、オペレータに対して、極めて高い操作性を提供する。すなわち、オペレータは、画面上に割り付けられている特定のオブジェクトについて、その正確な割付態様を確認したいと思った場合、当該オブジェクトの上(点Q1)にマウスポインタMPを移動させ、そこでマウスボタンを押したままドラッグ操作を行い、任意の位置(点Q2)でマウスボタンを放せばよい。これだけの操作で、ボタンを放した位置(点Q2)に、指定したオブジェクトについての割付態様が表示されることになる。オペレータの操作視点から見れば、「このオブジェクトについての割付態様をここへ表示せよ」という直観的な指示入力を行うだけで、所望の情報を所望の位置へ表示させることができる。
【0027】
ここでは、図4に示す状態において、今度は、オブジェクトO2についての割付態様を正確に認識したいと考えたとしよう。この場合、まず、図5に示すように、マウスポインタMPをオブジェクトO2上の1点Q3へもってゆき、ここでマウスボタンを押したままマウスポインタMPを点Q4まで移動させ、マウスボタンを放す操作を行えばよい。その結果、図6に示すように、今度は、点Q4の位置にオブジェクトO2についての割付態様M2が表示されることになる。図示の例の場合、割付態様M2は「線幅6mm,M:50,K:100,地色Y:80」なる情報によって構成されている。ここで、「線幅6mm,M:50,K:100」は、オブジェクトO2を構成する円の輪郭線の線幅および色(M,Kはそれぞれマゼンタ,黒の濃度値を示す)を示しており、「地色Y:80」は、オブジェクトO2を構成する円の内部の色(Yは黄色の濃度値を示す)を示している。このような割付態様M2は、割付情報作成手段20内にデジタルデータとして格納されている情報であり、円からなるオブジェクトO2を、割付位置P2にどのような態様で割り付けるべきかを示す情報である。もちろん、オブジェクトO2として画面上に表示されている円を見れば、輪郭線の線幅や各部の色などをある程度は認識することができるが、図6に示す割付態様M2のように、実際の数値を提示させるようにすれば、正確な値として認識することが可能になる。
【0028】
ここで、更に、オブジェクトO3についての割付態様を正確に認識したいと考えたとしよう。この場合、まず、図7に示すように、マウスポインタMPをオブジェクトO3上の1点Q5へもってゆき、ここでマウスボタンを押したままマウスポインタMPを点Q6まで移動させ、マウスボタンを放す操作を行えばよい。その結果、図8に示すように、点Q6の位置にオブジェクトO3についての割付態様M3が表示されることになる。図示の例の場合、割付態様M3は「倍率70%」なる情報によって構成されており、これは、原画像が70%に縮小されて割り付けられることを示している。この割付態様M3も、割付情報作成手段20内にデジタルデータとして格納されている情報であり、実際の倍率を数値として提示させることにより、正確な認識が可能になる。
【0029】
図8に示す例では、結果的に、3つのオブジェクトO1〜O3のすべてについて、それぞれ割付態様M1〜M3を表示させているが、もちろんオペレータは必要なオブジェクトについての割付態様のみを表示させればよい。また、必要があれば、個々の割付態様M1〜M3の表示位置を移動させることも可能である。たとえば、割付態様M2の表示位置を変更する場合、マウスでこの割付態様M2上をクリックすると、図9に示すように、割付態様M2の表示部分の外側四隅にハンドルHが表示され、選択された状態になる。この状態で、割付態様M2の表示部分をドラッグすると、任意の位置へ移動させることができる。また、図9に示すように、割付態様M2の表示部分が選択された状態で、たとえば削除キーなどを押すと、割付態様M2の表示自体を削除することができる。このように、割付態様表示手段50によって表示された割付態様の各表示は、移動したり、削除したりすることが可能であり、一般のオブジェクトと同様に取り扱うことができる。
【0030】
本実施形態では、割付態様の表示項目を、各項目ごとに個別に指定する機能を設けている。このような個別指定を行う場合、オペレータは、まず、表示指定を行うためのコマンドを入力する。すると、図10に示すような表示指定ウインドウが表示されるので、このウインドウ内で各表示項目ごとに表示/非表示を指定すればよい。なお、ここに示す例では、表示指定ウインドウは、版下に関する割付態様項目の表示/非表示指定を行うための版下指定欄70と、製版に関する割付態様項目の表示/非表示指定を行うための製版指定欄80と、その他の一般的なコメントの表示/非表示指定を行うためのコメント指定欄90と、の3つの欄に分けて構成してある。
【0031】
版下指定欄70内の個別指定欄71には、スタイル名,書体名,サイズ,組方,変形,送りなる項目名が表示されており、各項目名の先頭に正方形の枡が配置されている。この枡内をマウスクリックすると、X印のマークが現れたり消えたりする。X印のマークが現れた状態となっている項目のみが、割付態様表示手段50によって表示されることになる。この個別指定欄71に示された項目は、いずれも文字列からなるオブジェクトについての割付態様であり、書体名,サイズは割り付けられる文字についての書体およびサイズを示し、組方は縦組か横組かの別を示し、変形は平体,長体,斜体などの種別を示し、送りは文字送りおよび行送りの数値を示す。また、スタイル名は、他の各項目の特定の組み合わせをスタイルとして登録した場合の登録名を示している。たとえば、図4に示すような割付態様M1の表示を得るためには、個別指定欄71における書体名,サイズ,組方,送りの各項目名の枡にX印が現れている状態にしておけばよい。
【0032】
なお、この表示指定ウインドウの指定内容は、個々のオブジェクトごとに独立して設定されることになる。たとえば、割付ウインドウ上で特定のオブジェクトO1を選択した状態で、表示指定ウインドウを開くと、このオブジェクトO1についての現時点での指定内容が表示されることになり、ここで入力した内容は、当該オブジェクトO1に対する指定として取り扱われる。したがって、個々のオブジェクトごとに、それぞれ異なる表示項目を指定することが可能である。なお、コメント指定欄90の最下欄に配置されたOKボタン94は、表示指定ウインドウへの入力内容あるいは変更内容を実際に有効にするためのボタンであり、オペレータが、表示指定ウインドウ上で種々の入力や変更を行った後、このOKボタン94をマウスでクリックすると、入力や変更した事項が実際に適用されることになる。また、その隣りのキャンセルボタン95は、入力や変更した事項を実際に適用することなしに、表示指定ウインドウを閉じるためのボタンである。
【0033】
版下用コメント入力欄72は、版下に関する任意のコメントを文字列として入力するために利用される欄である。オペレータが、割付ウインドウ上に割り付けられている任意のオブジェクトを選択した状態で表示指定ウインドウを表示させ、入力欄72にキーボード12から任意の文字列を入力すると、図1に示す装置におけるコメント作成手段30によって、入力した文字列が、当該選択オブジェクトに関するコメントとして登録されることになる。たとえば、図2に示すように、3つのオブジェクトO1〜O3が割り付けられている状態において、オブジェクトO1を選択して表示指定ウインドウを開き、図11に示すように、版下用コメント入力欄72に「5/10入稿予定」なるコメント文aを入力し、OKボタン94をクリックすると、図1に示すように、コメント作成手段30内にコメントAなる情報が登録されることになる。コメントAなる情報は、実際には、オブジェクトO1を示すデータとコメント文aを構成する文字列のデータとによって構成されることになる。
【0034】
図1に示す割付態様表示手段50は、ディスプレイ60の画面上に、特定のオブジェクトに関する割付態様とともに、コメント文を表示する機能を有している。たとえば、オペレータが、オブジェクトO1についての割付態様を表示させる旨の操作(たとえば、図3に示すように、点Q1から点Q2までマウスドラッグを行う操作)を行ったとすると、割付態様表示手段50は、割付情報作成手段20からオブジェクトO1に対応する割付態様M1を読み出すとともに、コメント作成手段30からオブジェクトO1に対応するコメント文aを読み出し、読み出した割付態様M1とコメント文aとを表示させる処理を行うことになる。その結果、図12に示すように、オブジェクトO1についての割付態様M1とともに、コメント文aが一緒に表示されることになる(図11に示す例では、個別指定欄71に対する指定が書体名とサイズのみとなっているので、図12に示す割付態様M1の表示も、書体名とサイズのみとなっている)。
【0035】
製版指定欄80内の指定についてもほぼ同様である。すなわち、個別指定欄81には、線,平網,画像倍率,文字色,段間罫なる項目名が表示されており、各項目名の先頭に正方形の枡が配置されている。この枡内にX印のマークをつけると、当該項目が表示されるようになる。ここで、線および平網は、図形オブジェクトについての割付態様であり、線は図形の輪郭線の線幅、平網は図形各部の色を意味する。また、画像倍率は、写真などの画像オブジェクトについての割付態様であり、割付時の倍率を意味する。更に、文字色,段間罫は、文字列オブジェクトについての割付態様であり、文字の色および段間罫に関する情報を意味する。また、製版用コメント入力欄82は、製版に関する任意のコメントを文字列として入力するために利用される欄であり、版下用コメント入力欄72へ入力したコメントと同様に、ここに入力された文字列は、コメント作成手段30内に登録され、必要に応じて割付態様とともに表示されることになる。
【0036】
一方、コメント指定欄90の「引き出し線」なる項目欄91は、引き出し線を表示させたままにするか否かを指定するための項目である。既に述べたように、マウスドラッグによる割付態様表示操作を行うと、2点間に引き出し線が一時的に表示される。たとえば、図3に示すように、点Q1においてマウスボタンを押し、そのままドラッグ操作によりマウスポインタMPを任意の点Q2の位置まで移動させると、点Q1,Q2間に引き出し線(図では破線で示されている)が表示される。このような引き出し線は、「オブジェクトO1に関する割付態様情報を、点Q2の付近に表示せよ」という指示を視覚に訴えて表現するという意味で、重要な役目を果たしている。ただ、これまで述べた実施形態では、この点Q2の位置でマウスボタンを放すと、図4に示すように、点Q2の付近に割付態様M1が表示されるようになるが、この時点では、引き出し線は表示されない状態となっている。項目欄91の枡にX印のマークをつけると、割付態様の表示を削除しないかぎり、引き出し線も表示されたままの状態となる。
【0037】
たとえば、項目欄91の枡にX印のマークがついていない状態では、図8に示すように、3つのオブジェクトO1〜O3についての割付態様M1〜M3を順次表示させたとしても、最終的には、いずれについての引き出し線も表示されていない。ところが、項目欄91の枡にX印のマークをつけた状態では、3つのオブジェクトO1〜O3についての割付態様M1〜M3を順次表示させると、図13に示すように、すべての引き出し線が表示されたまま残ることになる。図8に示すように引き出し線を残さない方が見やすいか、あるいは、図13に示すように引き出し線を残した方が見やすいか、はケースバイケースであり、オペレータは、項目欄91をクリックすることにより、いずれかを選択することができる。
【0038】
一般コメント入力欄92は、版下にも、製版にも関連づけたくない一般的なコメントを文字列として入力するために利用される欄である。ここに入力されたコメントは、版下用コメント入力欄72や製版用コメント入力欄82に入力されたコメントと同様に、割付態様とともに表示されることになる。ただ、これまで述べた版下用コメント入力欄72や製版用コメント入力欄82に入力されたコメントは、特定のオブジェクトに関連したコメントであったが、この一般コメント入力欄92に入力するコメントは、必ずしも特定のオブジェクトに関連づけられていなくてもかまわない。以下、いずれのオブジェクトにも無関係なコメントを入力する具体的な操作を説明しながら、この一般コメント入力欄92の利用形態の一例を説明する。
【0039】
いま、図14に示すように、マウスポインタMPが点Q7の位置にあるときにマウスボタンを押し、そのままドラッグ操作でマウスポインタMPを点Q8の位置まで移動させ、ここでマウスボタンを放したとしよう。点Q7は、いずれのオブジェクトも割り付けられていない背景領域上の点であり、いずれのオブジェクトにも無関係な任意の点である。すると、図15に示すように、点Q8の近傍に「(新規コメント)」なる文字列からなるコメント文が表示され、その周囲にハンドルHが表示される。ハンドルHは、このコメント文が選択された状態であることを示している。ここで、この「(新規コメント)」なる文字列を任意の文字列に置換することにより、任意のコメントを入力することが可能になる。図16は、「A社の担当の校正要す」なるコメント文bを入力した状態を示している。このように、いずれのオブジェクトにも関連しないコメント文bは、図1に示すコメント作成手段30内において、コメントBのような情報として保持されることになる。コメントBは、位置Q8を示すデータとコメント文bを示すデータとによって構成されている。
【0040】
図16に示すコメント文bは、マウスクリックにより選択状態にすることができ、必要に応じて移動させることもできる。また、削除キーを押して削除することも可能であるが、本実施形態の装置では、削除した場合、図1に示すコメント作成手段30内のコメントBなる情報自体が削除され、情報はすべて失われてしまう。また、コメント文bを選択した状態で表示指定ウインドウを開くと、一般コメント入力欄92に、コメント文bが入力された状態となっているので、この一般コメント入力欄92上でコメント文bを編集することも可能である。
【0041】
最後に、図10に示す表示指定ウインドウにおけるリストボタン73,83,93の機能について説明する。これらのボタンは、各コメント入力欄72,82,92に入力されたコメントをリスト上に登録するとともに、リスト上に登録されているコメントを流用する操作を行うために利用される。たとえば、リストボタン73をクリックすると、図17に示すようなリスト74が表示される。リスト74の上段部74aはリスト本体であり、過去にリストとして登録されたコメントの一覧が表示されている。図示の例では、「5/10入稿予定」,「スキャナ再入力」,「要トリミング」なる3種類のコメントがリストに登録されており、オペレータは、このうちのいずれかをマウスで選択することにより、当該コメントをコメント入力欄72に自動入力することができる。図18は、このような自動入力後の状態を示している。
【0042】
前述したように、本実施形態では、表示指定ウインドウ上で指定した内容は、コメントを含めて、個々のオブジェクトごとに別個に設定されることになる。リストボタン73は、複数のオブジェクトについて、同一のコメントを設定する場合に便利である。たとえば、いくつかのオブジェクトについて、それぞれ「スキャナ再入力」なるコメントを設定する必要がある場合、とりあえず第1のオブジェクトについて、「スキャナ再入力」なるコメント文をキーボードから入力して設定した後、このコメント文をリスト上に登録する操作を行っておけば、第2番目以降のオブジェクトについての設定操作は、リストボタン73をクリックして図17のようにリスト74を表示させ、「スキャナ再入力」なるコメント文をマウスクリックで選択するだけの操作で済む。なお、リスト74の下段部74bの「登録」なるコマンドは、コメント入力欄72にその時点で入力されているコメント文を新たにリストに登録することを指示するコマンドであり、この「登録」コマンドによってリストに登録されたコメント文は、次回から上段部74aに表示されることになる。また、下段部74bの「ソート」なるコマンドは、上段部74aのリストの掲載内容をソートする指示を与えるコマンドである。
【0043】
以上、本発明に係る割付処理装置を図示する実施形態に基いて説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特に、図1に示すブロック図は、本発明に係る割付処理装置を機能ブロックとして示したものであり、実際には、この装置は、汎用コンピュータのハードウエアに、本発明を実施するために開発した固有のソフトウエアを組み込むことにより実現することができる。また、そのような固有のソフトウエアは、磁気記録媒体や光記録媒体などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配付することが可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のとおり本発明に係る割付処理装置によれば、ポインティングデバイスによる指示により、ディスプレイ画面上に割り付けられた任意のオブジェクトについての割付態様を表示させることができるようにしたため、個々のオブジェクトの正確な割付態様を容易に認識することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る割付処理装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す割付処理装置におけるディスプレイ画面上の割付ウインドウ内に3つのオブジェクトO1,O2,O3が表示された例を示す画面図である。
【図3】図2に示す文字列オブジェクトO1についての割付態様を表示させる操作を示す画面図である。
【図4】図2に示す文字列オブジェクトO1についての割付態様M1を表示させた状態を示す画面図である。
【図5】図2に示す図形オブジェクトO2についての割付態様を表示させる操作を示す画面図である。
【図6】図2に示す図形オブジェクトO2についての割付態様M2を表示させた状態を示す画面図である。
【図7】図2に示す写真画像オブジェクトO3についての割付態様を表示させる操作を示す画面図である。
【図8】図2に示す写真画像オブジェクトO3についての割付態様M3を表示させた状態を示す画面図である。
【図9】図8に示す割付態様M2をマウスクリックにより選択した状態を示す画面図である。
【図10】図1に示す割付処理装置におけるディスプレイ画面上に表示された表示指定ウインドウの一例を示す画面図である。
【図11】図10に示す表示指定ウインドウを用いて、コメント入力を行っている状態を示す画面図である。
【図12】図11に示すコメント入力に基いて表示されたコメント文aを示す画面図である。
【図13】図1に示す割付処理装置において、各割付態様表示と各オブジェクトとの間に引き出し線を表示させた状態を示す画面図である。
【図14】図1に示す割付処理装置において、オブジェクトとは無関係な背景部分にコメント文を記述するための操作を示す図である。
【図15】図14に示す操作によって作成されたコメント文入力領域を示す画面図である。
【図16】図15に示すコメント文入力領域にコメント文bを入力した状態を示す画面図である。
【図17】表示指定ウインドウ上にコメント文流用のためのリスト74を表示させた状態を示す画面図である。
【図18】図17に示すリスト74を用いてコメント文を自動入力した例を示す画面図である。
【符号の説明】
10…指示入力手段
11…ポインティングデバイス(マウス)
12…キーボード
20…割付情報作成手段
30…コメント作成手段
40…オブジェクト表示手段
50…割付態様表示手段
60…ディスプレイ
70…版下指定欄
71…個別指定欄
72…版下用コメント入力欄
73…リストボタン
74…リスト
74a…リストの上段部
74b…リストの下段部
80…製版指定欄
81…個別指定欄
82…製版用コメント入力欄
83…リストボタン
90…コメント指定欄
91…個別指定欄
92…一般用コメント入力欄
93…リストボタン
94…OKボタン
95…キャンセルボタン
A,B…コメント情報
a,b…コメント文
F…原画像ファイル
H…選択状態を示すハンドル
M1〜M3…割付態様(割付態様の表示)
MP…マウスポインタ
O1〜O3…オブジェクト
P1〜P3…割付位置を示す点
Q1〜Q8…マウスによる指定点

Claims (9)

  1. 割付作業を行うための割付対象領域を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイの画面上の1点を示すポインタの位置を指示するとともに、ボタンが押された状態か放された状態かを検知することができるポインティングデバイスと、
    前記割付対象領域内の所定位置に、所定のオブジェクトを、所定の割付態様で割り付けることを示す割付情報を作成し、これを保持する割付情報作成手段と、
    前記割付情報に基いて、ディスプレイ上の割付対象領域内に各オブジェクトを表示するオブジェクト表示手段と、
    前記ポインティングデバイスのポインタが、所定のオブジェクト上の第1の点に位置するときに、前記ポインティングデバイスのボタンが押された状態になり、このボタンが押されたままの状態で、前記ポインタが、第2の点に移動した後、前記ボタンが放された状態になった場合に、前記第1の点で指示されたオブジェクトに関する割付情報の中から、割付態様を示す情報を読み出し、読み出した情報を前記第2の点に対応する位置に表示する割付態様表示手段と、
    を備えることを特徴とする割付処理装置。
  2. 請求項1に記載の割付処理装置において、
    割付情報作成手段が、文字列からなるオブジェクトに対して、書体、変形、文字サイズ、送り、文字色、組方、段間罫のうちの1つまたは複数の割付態様を指定する割付情報を作成する機能を有し、
    割付態様表示手段が、文字列からなるオブジェクトに対して、書体、変形、文字サイズ、送り、文字色、組方、段間罫のうちの選択された情報のみを表示する機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  3. 請求項1に記載の割付処理装置において、
    割付情報作成手段が、図形からなるオブジェクトに対して、輪郭線の線幅、輪郭線の色、図形内部の色のうちの1つまたは複数の割付態様を指定する割付情報を作成する機能を有し、
    割付態様表示手段が、図形からなるオブジェクトに対して、輪郭線の線幅、輪郭線の色、図形内部の色のうちの選択された情報のみを表示する機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  4. 請求項1に記載の割付処理装置において、
    割付情報作成手段が、画像からなるオブジェクトに対して、原画像を割り付ける際の画像倍率を指定する割付情報を作成する機能を有し、
    割付態様表示手段が、画像からなるオブジェクトに対して、画像倍率を表示する機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の割付処理装置において、
    割付態様表示手段が、第1の点と第2の点とを結ぶ引き出し線を表示する機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の割付処理装置において、
    割付対象領域内に割り付けられた特定のオブジェクトに関して、文字列からなるコメントを入力し、これを保持するコメント登録手段を更に設け、
    割付態様表示手段が、ディスプレイの画面上において、所定のオブジェクト上の第1の点とこの第1の点とは別の第2の点とを指定する指示をポインティングデバイスから受けたときに、前記第1の点で指示されたオブジェクトに関するコメントを読み出し、読み出したコメントを前記第2の点に対応する位置に表示する機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  7. 請求項6に記載の割付処理装置において、
    ポインティングデバイスのポインタが、いずれのオブジェクトも割り付けられていない背景領域上の第3の点に位置するときに、前記ポインティングデバイスのボタンが押された状態になり、このボタンが押されたままの状態で、前記ポインタが、第4の点に移動した後、前記ボタンが放された状態になった場合に、コメント登録手段が、前記第4の点に 対応する位置に、いずれのオブジェクトにも関連しないコメントを入力し、これを前記第4の点の位置に対応づけて保持する機能を有し、
    割付態様表示手段が、前記コメントを前記第4の点に対応する位置に表示する機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  8. 請求項6または7に記載の割付処理装置において、
    コメント登録手段が、過去に入力されたコメントをリストとして提示し、このリストの中から任意のコメントを選択する操作により、新たなコメント入力を行う機能を有することを特徴とする割付処理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の割付処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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