JP4119429B2 - アレイアンテナのビーム制御のための方法及びユニット - Google Patents

アレイアンテナのビーム制御のための方法及びユニット Download PDF

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Description

本発明は通信或いはセンサアレイアンテナに関するものであり、特に、アレイアンテナの1つ以上のアンテナビームを動的に制御する方法及び装置に関するものである。
先進的な通信システムやレーダのようなセンサシステムにおいてカバレッジと周波数バンド幅との少なくともいずれかに関し、所望の柔軟性を得るために、制御可能なビーム形成を行う大きなアレイアンテナが必要である。多数のアンテナ要素をもつアレイアンテナは、アナログビーム形成が関与するか或いはデジタルビーム形成が関与するかに係らず、各アンテナ要素がその値をビーム形成器に配信しなければならないので、扱いにくい大量の情報転送が必要となる。柔軟性とリーズナブルな価格効率を可能にするため、今日の全てのビーム形成は実際にはデジタル信号処理によってなされている。
今日用いられているデジタルビーム形成を伴うアレイアンテナシステムはたいていは高度に複雑なため、その結果、価格が高く、高い電力を消費するものとなっている。第1の例は、各アンテナ要素がその無線周波数(RF)信号をアナログ−デジタル変換(A/D)とこれに続くデジタル信号処理とを実行する集中型ビーム形成器にフィードする構成のシステムである。この第1の例に従うシステムでは、アンテナ要素の数が増すにつれて、即座にやっかいな大量のRF結合ネットワークが必要な結果となる。そのようなシステムはまた、非常に先進的な信号プロセッサをも要求する。
第2の例では、各アンテナ要素は何らかの必要なアナログ前処理とA/D変換とを実行する。各アンテナ要素からのデジタル信号値はそれから、中央デジタルビーム形成器に直接接続されて非常に多くのケーブルとコネクタとが必要な結果とならねばならないか、或いは、非常に広域の大容量のデータバスを必要とし、そして高価な、デジタルデータバスにより中央デジタルビーム形成器に接続しなければならないであろう。第2の例に従うシステムはまた、所望のビーム或いは複数のビームを計算するために非常に先進的な中央信号処理装置も必要とする。
第3の例は、データビーム形成とアナログビーム形成との両方を行うハイブリッドシステムである。アレイアンテナは、夫々がより管理可能な数のアンテナ要素を有した複数のサブユニットに分割される。各サブユニットのアンテナ要素は、A/D変換がなされ、中央デジタルビーム形成ユニットに転送される前に、アナログ的に結合されてビーム形成される。第3の例はしばしば、適切な妥協と考えられているが、デジタルビーム形成の利点の全てを提供している訳ではない。従って、非常に多くの数のアンテナ要素をもったアレイアンテナにおけるデジタルビーム形成の分野では、更なる改良の余地があると思われる。
本発明の目的は、上述の欠点を克服する方法及びアレイアンテナユニットを定義することにある。
本発明の更なる目的は、費用効率のよい方法で製造可能な方法及びアレイアンテナ装置を定義することにある。
上述の目的は、本発明によれば、数多くの類似のアンテナモジュールによりデジタルビーム形成信号を生成する方法により、そして、その方法を実施するシステムを提供することにより達成される。このことは、各アンテナモジュールに信号処理を導入し、アンテナモジュールを通して非同期シリアル加算チェインを創成して少なくとも部分的にデジタルビーム形成信号を計算することにより達成される。本発明に従う有利な実施例では、時間的に空間的に信号処理の多重化を実行して付加的なデジタルビーム形成信号を計算する。
上述の目的はまた、電磁波の受信に応答して複数のアンテナ要素のアレイにより生成される出力信号を用いてデジタルビーム形成信号を生成する方法によって達成される。各アンテナ要素はアンテナモジュールに直接関係し、各アンテナモジュールは対応するアンテナ要素により生成される出力信号を処理する。本発明によれば、この方法は、いくつかの工程を有している。第1の工程では、各アンテナモジュールが対応する関係したアンテナ要素により生成された出力信号からの動作周波数信号を提供する。第2の工程では、各アンテナモジュールがその動作周波数信号を第1のデータ率で複素デジタルアンテナ信号に変換する。第3の工程では、各アンテナモジュールがその複素デジタルアンテナ信号を複素ビーム係数で乗算し、第2のデータ率で複素ビーム要素信号を生成する。その複素ビーム係数は、最も一般的には複数のアンテナモジュールの全てにおいて同じではないが、所望のビームに依存するものであり、そのアレイのアンテナ要素はアンテナモジュールに関係している。第4の工程では、その生成された複素ビーム要素信号は、少なくとも2つのアンテナモジュールを有するグループにおいて、非同期的に加算される。従って、複素ビーム信号は、シリアル非同期複素数加算チェインを形成するために内部結合された各アンテナモジュールにおける複素数加算器により形成される。最後に、第5の工程では、デジタルビーム形成信号が形成/生成された複素ビーム信号から提供される。
ある変形例では、前記第1のデータ率と第2のデータ率とは同じである。別の例では、前記第2のデータ率は第1のデータ率の倍数であり、その方法はさらに、各アンテナモジュールにおいて、複素ビーム係数を第2のデータ率の速度に合わせて変化させ、これにより、第1のデータ率で、夫々が所定のビームを表現する多数の複素ビーム信号を生成する工程を有することが適切である。
ある変形例では、前記多数の複素ビーム信号はシリアル非同期複素数加算チェインで時間的多重化がなされる。別の例では、各アンテナモジュールはさらに、各アンテナモジュールに関係した多数のシリアル非同期複素数加算チェインを形成する複数の複素数加算器をさらに有する。この時、多数の複素ビーム信号は、多数のシリアル非同期複素数加算チェインで空間的に多重化される。さらに別の例では、各アンテナモジュールはさらに、各アンテナモジュールに関係した多数のシリアル非同期複素数加算チェインを形成する複数の加算器を有するが、その時、多数の複素ビーム信号は、多数のシリアル非同期複素数加算チェインで空間的にも時間的にも多重化される。
前記生成された複素ビーム要素信号を非同期に加算する工程において、ある例では、加算は全てのアンテナモジュールを有するグループにおいて実行されるが、別の例では、複数のアンテナモジュールは少なくとも2つのグループに分割され、前記複素ビーム信号からデジタルビーム形成信号を提供する工程は、付加的に、各グループのシリアル非同期複素数加算チェインのデジタルビーム形成信号から複素ビーム信号を決定する。
本発明に従う上記異なる方法の1つ以上の特徴は、複数の特徴が矛盾しない限り、如何様にも組み合わせることができる。
上記目的はまた、本発明に従って、電磁波の受信用に構成された少なくとも2つのアンテナ要素を有するアレイアンテナにより達成される。そのアレイアンテナは、少なくとも1つの受信ビームを形成するために構成されたビーム形成器を有する。本発明によれば、そのビーム形成器の少なくとも一部が各アンテナ要素に直接関係している。アンテナ要素に直接関係するビーム形成器の各部は、そのアンテナ要素のアンテナ要素モジュールを形成する。アンテナ要素モジュールは、受信器と、アナログ−デジタル変換器とI/Qスプリッタと、乗算器と、要素ラッチと、非同期複素数加算器とを有する。その受信器は、動作周波数信号を提供するために構成されている。アナログ−デジタル変換器とI/Qスプリッタとは、その受信器からの動作周波数信号をI及びQデジタル複素信号に第1のデータ率で変換するように構成されている。乗算器は、複素デジタルI及びQ信号を複素ビーム係数で乗算して、第2のデータ率で複素ビーム要素信号を形成するように構成されている。要素ラッチは、複素ビーム要素信号をクロック信号でフリーズしてラッチされた複素ビーム要素信号を形成するように構成されている。非同期複素数加算器は、ラッチされた複素ビーム要素信号を入力複素部ビーム信号で加算し、出力複素部ビーム信号を形成するように構成されている。さらに、1つのアンテナ要素モジュールの出力部ビーム信号は、さらなるアンテナ要素モジュールの入力複素部ビーム信号に結合され、従って、複素ビーム信号を生成するアンテナ要素モジュールのラッチされた複素ビーム要素信号のシリアル非同期総計経路を形成する。シリアル非同期総計経路における第1のアンテナモジュールは、その入力複素部ビーム信号としてフィード値を加算するが、フィード値はテスト値或いは初期値、例えば、方程式における定数で良い。シリアル非同期総計経路における最後のアンテナモジュールは、その出力部ビーム信号として、所定のビームを表現する複素ビーム信号か、或いは所定のビームを表現するための付加的な処理を必要とする複素ビーム信号を配信する。後者の場合は、問題とするシリアル非同期総計経路がただ、アレイアンテナのアンテナ要素全てのサブセットを含む場合である。
そのアンテナはさらに、クロック信号によって複素ビーム信号を格納するように構成されたビームラッチを有すると都合が良い。その要素ラッチとビームラッチとは両方とも同時にクロックされる。ある実施例では、その要素ラッチとビームラッチとは第1のデータ率でクロックされる。別の実施例では、その要素ラッチとビームラッチとは第2のデータ率でクロックされる。その第2のデータ率は第1のデータ率の倍数であり、その時、複素ビーム係数は、第2のデータ率の速度に合わせて変更され、これにより、第1のデータ率で、夫々が所定のビームを表現する多数の複素ビーム信号を生成する。その時、多数の複素ビーム信号はシリアル非同期総計経路で時間的多重化がなされると都合が良い。さらに別の実施例では、第2のデータ率は第1のデータ率の倍数である。その時、その複素ビーム係数は、第2のデータ率の速度に合わせて変更され、これにより、第1のデータ率で、多数の複素ビーム要素信号を生成する。これら複素ビーム要素信号夫々は所定のビームを表現する。そのような実施例において、アンテナ要素モジュール各々はさらに、1つ以上の付加的な要素ラッチと、1つ以上の付加的な非同期複素数加算器とを有することが適当である。1つ以上の付加的な要素ラッチは、複素ビーム要素信号をクロック信号でフリーズして、1つ以上の付加的なラッチされた複素ビーム要素信号を第3のデータ率で形成するように構成される。1つ以上の付加的な非同期複素数加算器は夫々、1つ以上の付加的なラッチされた複素ビーム要素信号の1つを入力複素部ビーム信号で加算し、夫々が付加的な出力複素部ビーム信号を形成するように構成される。その時、1つのアンテナ要素モジュールの付加的出力部ビーム信号各々がさらなるアンテナ要素モジュールの対応する付加入力複素部ビーム信号に結合され、従って、1つ以上の付加的複素ビーム信号を生成するアンテナ要素モジュールの1つ以上の付加的なラッチされた複素ビーム要素信号の1つ以上の付加的なシリアル非同期総計経路を形成する。
そのアンテナはさらに、付加的なシリアル非同期総計経路各々のための1つの付加的なビームラッチを有することが適切である。各付加的なビームラッチは、クロック信号により付加的な複素ビーム信号を格納するように構成される。1つ以上の付加的な要素ラッチと1つ以上の要素ラッチとは同時にクロックされる。ある実施例では、第3のデータ率は第1のデータ率と同じである。各対応する要素ラッチとビームラッチとは、従って、第1のデータ率でクロックされ、複素ビーム信号全ては、シリアル非同期総計経路と1つ以上の付加的なシリアル非同期総計経路で空間的に多重化される。また、別の実施例では、第3のデータ率は第2のデータ率の倍数であり、要素ラッチとビームラッチとは、第3のデータ率でクロックされる。その時、多数の複素ビーム信号全ては、従って、シリアル非同期総計経路全てで空間的にも時間的にも多重化される。
アレイアンテナの全てのアンテナ要素モジュールは、シリアル非同期総計経路全てに含まれているか、或いは、夫々が分離したシリアル非同期総計経路を有する少なくとも2つのグループに分割されることが都合が良い。その時、複数のビーム信号は対応するビームの最終計算のために中央ビーム形成器部へとフィードされる。
本発明に従うアレイアンテナシステムの上記異なる実施例の特徴は、矛盾が生じない限り、如何様にも組み合わせることができる。
本発明に従うデジタルビーム形成信号を得る方法とアレイアンテナシステムとを提供することにより、従来の方法やシステムを越える複数の利点が得られる。本発明の主要な目的は、アンテナ要素の数が数100から数万の範囲において、非常に大規模なアレイアンテナの構築を可能にすることである。本発明に従えば、信号処理の実質的な部分を各アンテナ要素と直接に関係/接続するアンテナモジュールへと移転させることにより、このことがまず可能になる。さらに、アンテナモジュールを簡単で類似なものに保ち、シリアル非同期複素数加算チェインにより達成するのであるが異なる多数のクロック信号の必要を取り除くことで、アンテナモジュールは交換可能となり、大量にコスト効率よく生産可能である。本発明の他の利点は、詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明を説明するために図面を参照してより詳細に述べるが、これは限定する目的があるのではない。
本発明に従う方法と機器を明瞭にするために、いくつかの例を用い、図1〜図8との関連で説明する。
図1は中央信号処理ユニット109を備えたアレイアンテナシステムの例を図示している。そのアレイアンテナシステムはアンテナ要素110、111、112、113を有しており、それらは直接、102、104、106、108により中央信号処理ユニット109に接続されるか、或いは、102、104、106、108によりアンテナ要素110、111、112、113に或いは近くに構成される各受信器101、103、105、107を介して接続される。そのようなアレイアンテナは非常に限定された数のアンテナ要素しかもたない構成、例えば、そのアンテナ要素の最大数が数10の範囲にあるものには受け入れられるものである。もし、アンテナ要素の数が多くなるなら、必要な接続102、104、106、108の数は管理不能になり、中央信号処理ユニット109に必要な計算能力は非常に大きなものになる。もし、各アンテナ要素に関係する受信器やA/D変換器があるなら、アンテナ要素の受け入れ可能な上限値はより大きなものになり、これにより受信値をデジタル的に転送することができる。これらの理由、そしてたぶんそうであろうが提供される柔軟性は、焦点をアナログ信号処理からは離し、その代わりにデジタル信号処理へと移すものである。より高速で、より安価で、より正確なA/D変換器とデジタル信号プロセッサのこれまでにはない利用可能性は、研究所の外に大きなアレイアンテナシステムを実現するのに重要な役割を果たしている。
数100から数万の範囲にわたるアンテナ要素を有した大きなアレイアンテナシステムを実現することが可能であるために本発明に従う重要な側面は、デジタル信号処理を分散化すること、即ち、受信信号を各アンテナ要素で或いはその近くで少なくとも部分的にはデジタル的に処理することである。必要とされるデジタル計算それ自身は、相対的な単純であり、本発明に従えば、分散が可能である。ビームL、特定のアンテナ要素nと関係する異なる複素係数an、N個のアンテナ要素の複素(I/Q)受信信号Vn、複素数乗算器、及び複素数加算器が必要である。数学的に、L=Σann、n=1〜Nと表現する。分散型デジタル信号処理はまた、アンテナ要素の数が決定される所望のビーム数よりも大きくなるとき、複数のアンテナ要素と中央処理ユニットとの間の必要なバンド幅、即ち、転送能力を小さくすることによっても動機付けられる。このことはおそらく、100以上のアンテナ要素をもつアレイアンテナに対して生じるであろう。それ故に、本発明に従えば、本発明に従うアレイアンテナのビーム形成器が少なくとも部分的にアンテナ要素各々に分散され、局所的に少なくとも部分的に所望のビームを計算する。
図2Aは分離したアンテナ要素210、211、212、213と直接に関係して少なくとも部分的に信号処理を行うそのようなアレイアンテナの例を図示している。図2Bも参照されるが、図2Bは図2Aに従うアレイアンテナシステムについてのタイムチャートを図示している。各アンテナ要素210、211、212、213はそれに関係したアンテナモジュール290、291、292、293をもっている。即ち、アンテナモジュール290、291、292、293は夫々に対応するアンテナ要素210、211、212、213の位置にあるか、或いは非常に近接したところにある。各アンテナモジュール290、291、292、293は典型的には、A/D変換器とI/Qスプリッタとを有し、複素アンテナ信号271とI/Qアンテナ信号とを配信する受信器201を有している。I/Qアンテナ信号271は、ビーム形成デジタル信号処理へと入力される。それはまず、ビーム固有のI/Qアンテナ信号271を、アンテナモジュール290、291、292、293固有の複素重み係数W1、W2、W3、W4で乗算し、複素ビーム要素信号273を生成する複素数乗算器225を有している。各アンテナモジュール290、291、292、293の複素ビーム要素信号273は、乗算器225が準備完了であるとみなされ、最終的に決定した出力値273をもつとき、ラッチクロックCLK Lの正側のクロックエッジ250、259で対応する乗算ラッチ230、231、232、233へとラッチされる。本願ではラッチは正側のクロックエッジで値を入力すると仮定する。
第1のサイクルでは、乗算器ラッチ230、231、232、233は全て、そのクロック信号CLK Lの正側のエッジ250でロードされる。第1のアンテナモジュール290の加算器240は、それが加算チェインにおける最初であるので、乗算器ラッチ230においてラッチされた複素ビーム要素信号にデフォルト値227を加算する。加算器240が出力値を決定したとみなされたとき、即ち、加算が終了したとき、加算器のラッチクロック信号CLK A1の正側のエッジ252により第1のアンテナモジュール290の結果をその加算器ラッチ220へとラッチする。第2のアンテナモジュール291の加算器241はその時、その加算器ラッチ231の値に第1のアンテナモジュール290の結果を加算する。加算器241が出力値を決定したとみなされたとき、加算器ラッチクロック信号CLK A2の正側のエッジ254により第2のアンテナモジュール291の結果をその加算器ラッチ221へとラッチする。
第3のアンテナモジュール292の加算器242はその時、ラッチされた複素ビーム要素信号をもった乗算器ラッチ232の値に第2のアンテナモジュール291の結果を加算する。加算器242が出力値を決定したとき、加算器ラッチクロック信号CLK A3の正側のエッジ256により第3のアンテナモジュール292の結果をその加算器ラッチ222へとラッチする。最後に、この例はわずかに4つのアンテナモジュール290、291、292、293を有しているだけなので、第4のアンテナモジュール293の加算器243は、第3のアンテナモジュール292により与えられた計算値にその加算器ラッチ233にラッチされた複素ビーム要素信号を加算する。所定の時間後、加算器243が出力値を決定したとみなされたとき、加算器ラッチクロック信号CLK A3の正側のエッジ258により、第4のアンテナモジュール293の結果をその加算器ラッチ223にラッチして、所望のビーム形成がなされた複素ビーム信号229を与えることになる。
上記のことから明らかなように、アンテナモジュール290、291、292、293の全ては、異なるクロック信号CLK A1、CLK A2、CLK A3、CLK A4を必要とする。クロック信号CLK A1、CLK A2、CLK A3、CLK A4はさらにアンテナモジュール290、291、292、293の数だけあり、配信される複素ビーム信号229の速度よりも周波数においてより高い倍数である。加算をインタリーブすることにより、スループットは各固有のアンテナモジュール290、291,292、293についての異なるクロック信号という犠牲を払っても改善する。加算チェインにおいて50以上のアンテナモジュールをもつアレイアンテナシステムは構築することが非常に難しい。
本発明に従えば、これらの不利益は、シリアル非同期複素数加算チェインの導入により克服される。図3Aは、分離したアンテナ要素310、311、312、313各々に直接関係した改善された信号処理を行うそのようなアレイアンテナを図示している。図3Aは完全に開発された発明の基本的な概念を図示している。図3Bも参照するが、図3Bは図3Aのアレイアンテナシステムの信号処理についてのタイムチャートを図示している。前に説明したアンテナモジュールのように、図3Aに従う各アンテナモジュール390、391、392、393はそれに関係したアンテナ要素310、311、312、313をもっており、さらにA/D変換のための手段とI/Qスプリッティングのための手段とを有した受信器301を有している。各アンテナモジュール380、381、382、383はさらに、I/Qアンテナ信号を各ビーム係数W1、W2、W3、W4で乗算する複素数乗算器325を有している。その乗算結果は、クロック信号CLKの正側のエッジ350、359で、乗算器ラッチ330、331、332、333へとラッチ/格納される。
ラッチされた複素ビーム要素信号は従って、正のエッジ350により、シリアル非同期複素数加算チェインに対して利用可能となる。そのシリアル非同期複素数加算チェインは、各アンテナモジュール380、381、382、383の1つの複素数加算器340、341、342、343を有している。複素数加算器340、341、342、343は、中間的な結果のための何らかの中間的なクロックされたラッチを用いることなく直接的に互いに結合される。そのラッチされた複素ビーム要素信号とデフォルト値327が加算器340、341、342、343に対して利用可能とされるとき、各加算器はその入力値を加算して決定出力値を提供する。その出力値の決定は加算器を介して波及する。即ち、そのチェインの最初の加算器340はその出力を決定するや否や、そのチェインの次の加算器341がすぐにこれに続くなどである。それから、最後の加算器343の決定が終わったと判断されたなら、即ち、シリアル非同期複素数加算チェインの決定時刻の後、最後の加算器343の結果は複素ビーム信号ラッチ328へとラッチされ、これにより、クロック信号CLKの正のエッジ359により複素ビーム信号を提供し、それと同時に新しい値を乗算器ラッチ330、331、332、333へとラッチする。
アンテナモジュールは特別なラッチクロック信号をもたねばならないラッチをもつ必要がないことにより複雑さがより少なくなる。最大の利点はおそらく、固有のアンテナモジュールに対して異なる多相クロック信号を避けることができることであろう。本発明に従えば、複数アンテナモジュールは同じものであり、同じクロック信号を必要とする。この例では、ただ1つのクロック信号CLKが必要とされ、即ち、それは受信器301からの情報フィードと同じ周波数のものであり、即ち、A/D変換器の変換率である。シリアル非同期複素数加算チェインの決定時間は、図2Aと図2Bとに関係して説明したのと同じ数のアンテナモジュールを介して複素ビーム信号をクロックするのに要する時間よりも短いので、スループットが向上する。そのアンテナモジュールを単純にそして同じにすることにより、信頼性が向上する。
しばしば、いくつかのビームを同時に計算/決定することが望ましい。決定される各付加的なビームに対して複数のアンテナモジュール全てを二重化しなければならないのは望ましいことではない。しかしながら、専用の複素数乗算器と加算器とは、所望のフィード/サンプル率、即ち、解像度レンジと比較して、速度に関しては非常に高速のものが利用可能である。また、A/D変換器の解像度に関係したA/D変換速度においても制限があり、アンテナモジュールの可能なフィード/サンプル率を制限する。
図4Aは、A/D変換器からの各サンプルに関して時間多重化で4つの異なるビームを計算する能力をもつ改良された信号処理を行うアレイアンテナの例を図示している。図4Bも参照されるが、図4Bは図4Aのアレイアンテナシステムの信号処理についてのタイムチャートを図示している。図3Aに従うアンテナモジュールのように、図4Aに従うアンテナモジュール480、481、482、483は、関係するアンテナ要素410、411、412、413、A/D変換器とI/Qスプリッタとを有する受信器401、乗算器425、乗算器ラッチ430、431、432、433、及びシリアル非同期複素数加算チェインの複素数加算器440、441、442、443をもっている。
図4Aに従うアンテナモジュール480、481、482、483は、クロック信号制御の係数セレクタ415を有しており、それは各クロック信号についての新しいビームについて1つの新しい係数を選択する。異なる係数を備えるこの方法は、どのようにそれがなされるのかの例に過ぎない。さらに、この例に従えば、4つの異なるビームが計算され、異なるアンテナモジュール480、481、482、483に対して、夫々には、異なる係数W1A、W1B、W1C、W1D、W2A、W2B、W2C、W2D、W3A、W3B、W3C、W3D、W4A、W4B、W4C、W4Dがある。これらの係数はメモリへと適切にロードされる。獲得された4つの異なる複素ビーム信号429は、I/Qアンテナ信号のサンプル率FEEDの4倍のクロック信号を用いて1つのシリアル非同期複素数加算チェインで時間多重化される。サンプル率FEEDの立ち上がりエッジ450と一致するクロック信号CLKの最初の立ち上がりエッジ451で、第1のビームに対する係数W1A、W2A、W3A、W4Aが選択されて、以前のI/Qアンテナ信号と乗算される4番目のビームについての係数W1D、W2D、W3D、W4Dの結果を乗算器ラッチ430、431、432、433にラッチする。そして、以前のI/Qアンテナ信号の第3のビームの複素ビーム信号が複素ビーム信号ラッチ428へとラッチされる。クロック信号CLKの2番目の立ち上がりエッジ452で、第2のビームに対する係数W1B、W2B、W3B、W4Bが選択されて、現在のI/Qアンテナ信号と乗算される1番目のビームについての係数W1A、W2A、W3A、W4Aの結果を乗算器ラッチ430、431、432、433にラッチする。そして、以前のI/Qアンテナ信号の第4のビームの複素ビーム信号が複素ビーム信号ラッチ428へとラッチされる。クロック信号CLKの3番目の立ち上がりエッジ453で、第3のビームに対する係数W1C、W2C、W3C、W4Cが選択されて、現在のI/Qアンテナ信号と乗算される2番目のビームについての係数W1B、W2B、W3B、W4Bの結果を乗算器ラッチ430、431、432、433にラッチする。そして、現在のI/Qアンテナ信号の第1のビームの複素ビーム信号が複素ビーム信号ラッチ428へとラッチされる。クロック信号CLKの4番目の立ち上がりエッジ454で、第4のビームに対する係数W1D、W2D、W3D、W4Dが選択されて、現在のI/Qアンテナ信号と乗算される3番目のビームについての係数W1C、W2C、W3C、W4Cの結果を乗算器ラッチ430、431、432、433にラッチする。そして、現在のI/Qアンテナ信号の第2のビームの複素ビーム信号が複素ビーム信号ラッチ428へとラッチされる。クロック信号の5番目の立ち上がりエッジ455は、新しいサイクルが始まることを示すサンプル率FEEDの新しい立ち上がりエッジと一致する。このようにして、4つの異なるビームは単一のサンプル率FEED期間内で時間多重化される。
なお、複数のアンテナモジュール全ては依然として1つのクロック信号がその信号処理に必要なだけであり、そのクロック信号は全てのアンテナモジュールに対して同じであり、計算されたビームの率に対応する周波数をもっている。
関係するデータ率と、複素数加算器と複素数乗算器との速度とに依存して、所望のアプリケーションに対しては十分には高速とはいえない複素数加算器や複素数乗算器しか利用可能ではないために、ボトルネックが存在するかもしれない。図5は信号処理に用いられる複素数加算器に関係して用いられる複素数乗算器の相対的な遅さを克服するための代替的乗算器構成を図示している。図5では、アンテナ要素510に関係したアンテナモジュールの一部のみを図示している。A/D変換器とI/Qスプリッタとを有する受信器501は、アンテナ要素により受信した電磁波信号を後に続く信号処理のために前処理を行う。受信器501からのI/Qアンテナ信号は、この例では、2つの複素数乗算器524、525にフィードされる。各乗算器524、525はI/Qアンテナ信号を異なるビーム係数Wa、Wbで乗算する。その乗算結果、2つの異なるビーム要素信号が、夫々のクロック信号CLKa、CLKbで夫々の乗算器ラッチ534、535へとラッチされる。たいていのアプリケーションでは、これらは同じクロック信号である。ラッチされた複素ビーム要素信号503は、図4Aに関係して説明したように、乗算器ラッチ534、535を交互に動作可能とすることにより、1つのシリアル非同期複素数加算チェインにフィードするか、或いは、図6Aに関係して説明される種類の分離型シリアル非同期複素数加算チェインにフィードする。
図6Aは、空間多重化、即ち、多数のシリアル非同期複素数加算チェインをもつ改良された信号処理を行うアレイアンテナの例を図示している。そのようなアンテナモジュール680、681、682、683は、例えば、シリアル非同期複素数加算チェインの速度が、サンプル間隔当たり計算される数多くの所望のビームの要求に合致できないときに、用いられる。アンテナモジュール680、681、682、683は夫々、対応する関係したアンテナ要素610、611、612、613から信号を受信する。この例では、アンテナモジュール680、681、682、683はさらに図4Aに従うものと類似の複素数乗算器625と係数セレクタ615とが備えられる。アンテナモジュール680、681、682、683は、その代わりに4つの複素数乗算器が備えられる。それらのクロック信号はもちろん異なっている。
アンテナモジュール680、681、682、683各々はさらに、4つの乗算器ラッチ630、631、632、633を有しており、これらは夫々、複素数加算器640、641、642、643に接続される。各アンテナモジュール680、681、682、683の4つの複素数加算器640、641、642、643は分離したシリアル非同期複素数加算チェインに属しており、各チェインにはそれ自身の初期フィード値A0、B0、C0、D0、夫々の複素ビーム信号ラッチ660、661、662、663でラッチされるそれ自身の複素ビーム信号出力A1、B2、C3、D4がある。
さて、図6Bも参照するが、図6Bは図6Aのアレイアンテナシステムの信号処理についてのタイムチャートを図示している。係数クロック信号CLK Wの立ち上がりエッジ650は、第1の非同期加算チェインに関し、現在のI/Qアンテナ信号により乗算される第1のビームについての係数W1A、W2A、W3A、W4Aを選択する。係数クロック信号CLK Wの2番目の立ち上がりエッジ651は、第2の非同期加算チェインに関し、現在のI/Qアンテナ信号により乗算される第2のビームについての係数W1B、W2B、W3B、W4Bを選択する。係数クロック信号CLK Wの3番目の立ち上がりエッジ652は、第3の非同期加算チェインに関し、現在のI/Qアンテナ信号により乗算される第3のビームについての係数W1C、W2C、W3C、W4Cを選択する。係数クロック信号CLK Wの4番目の立ち上がりエッジ653は、第4の非同期加算チェインに関し、現在のI/Qアンテナ信号により乗算される第4のビームについての係数W1D、W2D、W3D、W4Dを選択する。係数クロック信号CLK Wの5番目の立ち上がりエッジ659は、第1の非同期加算チェインに関し、次のI/Qアンテナ信号により乗算される第1のビームについての係数W1A、W2A、W3A、W4Aを選択する。従って、そのサイクルは繰り返す。第1の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Aの立ち上がりエッジ655により、現在のI/Qアンテナ信号で乗算された第1のビーム係数W1A、W2A、W3A、W4Aの結果を、第1の非同期加算チェインの乗算器ラッチ630夫々へとラッチする。また、第1の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Aの立ち上がりエッジ655により、以前のI/Qアンテナ信号の第1のビーム複素ビーム信号を、第1の非同期加算チェインの複素ビーム信号ラッチ660へとラッチする。第2の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Bの立ち上がりエッジ656により、現在のI/Qアンテナ信号で乗算された第2のビーム係数W1B、W2B、W3B、W4Bの結果を、第2の非同期加算チェインの乗算器ラッチ631夫々へとラッチする。また、第2の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Bの立ち上がりエッジ656により、以前のI/Qアンテナ信号の第2のビーム複素ビーム信号を、第2の非同期加算チェインの複素ビーム信号ラッチ661へとラッチする。第3の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Cの立ち上がりエッジ657により、現在のI/Qアンテナ信号で乗算された第3のビーム係数W1C、W2C、W3C、W4Cの結果を、第3の非同期加算チェインの乗算器ラッチ632夫々へとラッチする。また、第3の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Cの立ち上がりエッジ657により、以前のI/Qアンテナ信号の第3のビーム複素ビーム信号を、第3の非同期加算チェインの複素ビーム信号ラッチ662へとラッチする。第4の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Dの立ち上がりエッジ658により、現在のI/Qアンテナ信号で乗算された第4のビーム係数W1D、W2D、W3D、W4Dの結果を、第4の非同期加算チェインの乗算器ラッチ633夫々へとラッチする。また、第4の非同期加算チェインの係数クロック信号CLK Dの立ち上がりエッジ658により、以前のI/Qアンテナ信号の第4のビーム複素ビーム信号を、第4の非同期加算チェインの複素ビーム信号ラッチ663へとラッチする。
なお、複数のアンテナモジュール全ては、この種の実施例ではいくつかのクロック信号を必要とするにも係らず、依然として信号処理に関して同じクロック信号CLK A、CLK B、CLK C、CLK Dを必要とするだけである。たいていのクロック信号CLK A、CLK B、CLK C、CLK Dは、サンプル率FEEDと同じ率である。
図6Aに従って説明したような空間多重化と図4Aに従って説明したような時間多重化を行うビーム形成は、もちろん結合できる。図7は、空間多重化と時間多重化の両方を行うビーム形成を有する、夫々が分離したアンテナ要素に直接関係する改良した信号処理を行うそのようなアレイアンテナシステムのブロック図を図示している。アンテナモジュール780、781、783の夫々は、関連するアンテナ要素710、711、713によって受信された電磁波信号を、所望の、後続のA/D変換器とI/Qスプリッタ775に適した振幅と周波数に変換する受信器701を有している。アンテナモジュール780、781、783はさらに、1つ以上の複素数乗算器725、異なる所望のビームに対して1つ以上の複素係数715を備えるストレージ、シリアル非同期複素数加算チェインに対して1つ以上の複素数加算器740を有している。アレイアンテナシステムは、そのシリアル非同期加算チェインについての初期値A0、B0、C0、D0、E0を備え、シリアル非同期加算チェインの結果に対する複素ビーム信号ラッチ728と、複数の時間的空間的に多重化された複素ビーム信号A1−Am、B1−Bm、C1−Cm、D1−Dm、E1−Emをもつ。
アレイアンテナにおけるアンテナ要素の数が非常に多くなると、シリアル非同期複素数加算チェインはあまりにも長くなるかもしれない。そのような場合、シリアル非同期複素数加算チェインは分割され、分割されたサブ的な結果が最終処理のために中央信号処理ユニットにフィードされる。図8は、分割されたシリアル非同期複素数加算チェインを備えた分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行う拡張型アレイアンテナシステムのブロック図を図示している。図示されているのは、3つのアレイアンテナのサブモジュール885、886、887であり、それらは夫々アンテナ要素810、811、812と、関係したアンテナモジュール880、881、882を有している。アレイアンテナのサブモジュール885、886、887のシリアル非同期複素数加算チェインは、複素ビーム信号ラッチ802、804、806で終了する。これらラッチの値はそれから、最後の処理のために中央信号処理ユニット809へと803、805、807でフィードされる。
要約すると、本発明は基本的には方法とシステムとにより説明される。それは、各々がアンテナモジュールと直接関係している複数のアンテナ要素を有するアレイアンテナから1つ以上のビーム形成信号を、そのアンテナモジュール間に分散されたシリアル非同期複素数加算チェインを使用することで創成する効率的な方法を提供している。本発明は上述した実施例によって限定されるものではなく、添付した請求の範囲内では変形が許されても良い。
図1は中央信号処理ユニットをもつアレイアンテナシステムの例を図示している。
101 対応する第1のアンテナ要素における第1の可能性のある受信機
102 受信機を伴うか或いは伴わない第1のアンテナ要素と中央信号処理ユニットとの間の第1の接続/ケーブル
103 対応する第2のアンテナ要素における第2の可能性のある受信機
104 受信機を伴うか或いは伴わない第2のアンテナ要素と中央信号処理ユニットとの間の第2の接続/ケーブル
105 対応する第3のアンテナ要素における第3の可能性のある受信機
106 受信機を伴うか或いは伴わない第3のアンテナ要素と中央信号処理ユニットとの間の第3の接続/ケーブル
107 対応する第4のアンテナ要素における第4の可能性のある受信機
108 受信機を伴うか或いは伴わない第4のアンテナ要素と中央信号処理ユニットとの間の第4の接続/ケーブル
109 中央信号処理ユニット
110 アレイアンテナの第1のアンテナ要素
111 アレイアンテナの第2のアンテナ要素
112 アレイアンテナの第3のアンテナ要素
113 アレイアンテナの第4のアンテナ要素。
図2Aは分離したアンテナ要素各々と直接関連した少なくとも部分的な信号処理を行うアレイアンテナの例を図示している。
201 受信機、第1のアンテナモジュールのA/D変換器及びI/Qスプリッタ
210 アレイアンテナの第1のアンテナ要素
211 アレイアンテナの第2のアンテナ要素
212 アレイアンテナの第3のアンテナ要素
213 アレイアンテナの第4のアンテナ要素
220 第1のアンテナモジュールの加算器ラッチ
221 第2のアンテナモジュールの加算器ラッチ
222 第3のアンテナモジュールの加算器ラッチ
223 第4のアンテナモジュールの加算器ラッチ
225 受信アンテナ値に係数W1を乗算する第1のアンテナ要素の乗算器
227 加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
229 加算器チェインの結果、複素ビーム信号
230 第1のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
231 第2のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
232 第3のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
233 第4のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
240 デフォルト値に乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第1のアンテナモジュールの加算器ラッチに格納される
241 第1のアンテナモジュールの加算器ラッチの値に乗算器でラッチされた値を加算する第2のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの加算器ラッチに格納される
242 第2のアンテナモジュールの加算器ラッチの値に乗算器でラッチされた値を加算する第3のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第3のアンテナモジュールの加算器ラッチに格納される
243 第3のアンテナモジュールの加算器ラッチの値に乗算器でラッチされた値を加算する第4のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第4のアンテナモジュールの加算器ラッチに格納される
271 I/Qアンテナ信号
273 係数W1で乗算されたI/Qアンテナ信号
290 第1のアンテナモジュール
291 第2のアンテナモジュール
292 第3のアンテナモジュール
293 第4のアンテナモジュール
CLKA1 第1のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKA2 第2のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKA3 第3のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKA4 第4のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKL 全てのアンテナモジュールの乗算器ラッチをロードするためのクロック信号
W1 所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W2 所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W3 所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W4 所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値。
図2Bは図2Aに従うアレイアンテナシステムのタイムチャートを図示している。
250 乗算器ラッチのクロック信号の立ち上がりエッジであり、これで係数で乗算されたI/Qアンテナ信号を対応する乗算器ラッチにロードする
252 第1のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号の立ち上がりエッジであり、これにより第1のアンテナモジュールの加算器は加算を終了する
254 第2のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号の立ち上がりエッジであり、これにより第2のアンテナモジュールの加算器は加算を終了する
256 第3のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号の立ち上がりエッジであり、これにより第3のアンテナモジュールの加算器は加算を終了する
258 第4のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号の立ち上がりエッジであり、これにより第4のアンテナモジュールの加算器は加算を終了する
259 加算器ラッチのクロック信号の立ち上がりエッジであり、新しいサイクルの始まりを示す
CLKA1 第1のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKA2 第2のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKA3 第3のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKA4 第4のアンテナモジュールの加算器ラッチをロードするためのクロック信号
CLKL 全てのアンテナモジュールの乗算器ラッチをロードするためのクロック信号。
図3Aは分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行うアレイアンテナを図示している。
301 受信機、第1のアンテナモジュールのA/D変換器及びI/Qスプリッタ
310 アレイアンテナの第1のアンテナ要素
311 アレイアンテナの第2のアンテナ要素
312 アレイアンテナの第3のアンテナ要素
313 アレイアンテナの第4のアンテナ要素
325 受信アンテナ値に係数W1を乗算する第1のアンテナ要素の乗算器
327 加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
328 複素ビーム信号ラッチ
329 加算器チェインの結果、複素ビーム信号
330 第1のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
331 第2のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
332 第3のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
333 第4のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
340 デフォルト値に乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの加算器にフィードされる
341 第1のアンテナモジュールの加算器の値に乗算器でラッチされた値を加算する第2のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第3のアンテナモジュールの加算器にフィードされる
342 第2のアンテナモジュールの加算器の値に乗算器でラッチされた値を加算する第3のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第4のアンテナモジュールの加算器にフィードされる
343 第3のアンテナモジュールの加算器の値に乗算器でラッチされた値を加算する第4のアンテナモジュールの加算器で、その結果は複素ビーム信号ラッチにフィードされる
380 第1のアンテナモジュール
381 第2のアンテナモジュール
382 第3のアンテナモジュール
383 第4のアンテナモジュール
CLK 全てのアンテナモジュールの乗算器ラッチをロードし、完全な加算器チェインから複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
W1 所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W2 所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W3 所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W4 所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値。
図3Bは図3Aに従うアレイアンテナシステムの信号処理のタイムチャートを図示している。
350 乗算器ラッチのクロック信号の立ち上がりエッジであり、これで係数で乗算されたI/Qアンテナ信号を対応する乗算器ラッチにロードし、複素ビーム信号を非同期の加算チェインからのラッチにロードする
359 新しいサイクルの始まりを示すクロック信号の立ち上がりエッジ
CLK 全てのアンテナモジュールの乗算器ラッチをロードし、複素ビーム信号を完全な非同期加算チェインからロードするためのクロック信号。
図4Aは時間多重化を行う改良された信号処理を行うアレイアンテナの例を図示している。
401 受信機、第1のアンテナモジュールのA/D変換器及びI/Qスプリッタ
410 アレイアンテナの第1のアンテナ要素
411 アレイアンテナの第2のアンテナ要素
412 アレイアンテナの第3のアンテナ要素
413 アレイアンテナの第4のアンテナ要素
415 クロック信号制御の係数セレクタ
425 受信アンテナ値に係数W1を乗算する第1のアンテナ要素の乗算器
427 加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
428 複素ビーム信号ラッチ
429 加算器チェインの結果、複素ビーム信号
430 第1のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
431 第2のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
432 第3のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
433 第4のアンテナモジュールの乗算器ラッチ
440 デフォルト値に乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの加算器にフィードされる
441 第1のアンテナモジュールの加算器の値に乗算器でラッチされた値を加算する第2のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第3のアンテナモジュールの加算器にフィードされる
442 第2のアンテナモジュールの加算器の値に乗算器でラッチされた値を加算する第3のアンテナモジュールの加算器で、その結果は第4のアンテナモジュールの加算器にフィードされる
443 第3のアンテナモジュールの加算器の値に乗算器でラッチされた値を加算する第4のアンテナモジュールの加算器で、その結果は複素ビーム信号ラッチにフィードされる
480 第1のアンテナモジュール
481 第2のアンテナモジュール
482 第3のアンテナモジュール
483 第4のアンテナモジュール
CLK 全てのアンテナモジュールの乗算器ラッチをロードし、完全な加算器チェインから複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
W1A 第1の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W1B 第2の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W1C 第3の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W1D 第4の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W2A 第1の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W2B 第2の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W2C 第3の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W2D 第4の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W3A 第1の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W3B 第2の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W3C 第3の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W3D 第4の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W4A 第1の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値
W4B 第2の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値
W4C 第3の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値
W4D 第4の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値。
図4Bは図4Aのアレイアンテナシステムの信号処理タイムチャートを図示している。
450 現在のアンテナ信号値フィード供給の立ち上がりエッジ
451 クロック信号の立ち上がりエッジであり、これで係数で乗算されたI/Qアンテナ信号を対応する乗算器ラッチにロードし、複素ビーム信号を非同期の加算チェインからのラッチにロードし、新しいビームに対して新しい係数を選択する。即ち、W1A、W2A、W3A、及びW4Aが選択され、W1D、W2D、W3D、及びW4Dが以前のI/Qアンテナ信号に乗算されて各乗算器ラッチにロードされ、以前のI/Qアンテナ信号の複素ビーム信号W1C、W2C、W3C、及びW4Cがラッチにロードされる
452 W1B、W2B、W3B、及びW4Bが選択され、W1A、W2A、W3A、及びW4Aが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて各乗算器ラッチにロードされ、以前のI/Qアンテナ信号の複素ビーム信号W1D、W2D、W3D、及びW4Dがラッチにロードされる
453 W1C、W2C、W3C、及びW4Cが選択され、W1B、W2B、W3B、及びW4Bが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて各乗算器ラッチにロードされ、現在のI/Qアンテナ信号の複素ビーム信号W1A、W2A、W3A、及びW4Aがラッチにロードされる
454 W1D、W2D、W3D、及びW4Dが選択され、W1C、W2C、W3C、及びW4Cが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて各乗算器ラッチにロードされ、現在のI/Qアンテナ信号の複素ビーム信号W1B、W2B、W3B、及びW4Bがラッチにロードされる
455 W1A、W2A、W3A、及びW4Aが選択され、W1D、W2D、W3D、及びW4Dが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて各乗算器ラッチにロードされ、現在のI/Qアンテナ信号の複素ビーム信号W1C、W2C、W3C、及びW4Cがラッチにロードされる
459 新しいサイクルの始まりを示し、次の新しい信号値を供給するクロック信号の立ち上がりエッジ
CLK 全てのアンテナモジュールの乗算器ラッチをロードし、完全な非同期加算器チェインからの複素ビーム信号、多数のフィード率をロードし、従っていくつかのビームを計算するためのクロック信号
FEED A/D変換器のフィード率/更新率。
図5は信号処理において用いられる加算器に関係して用いられる乗算器の相対的な遅さを克服するための代替的乗算器構成を図示している。
501 受信機、A/D変換器、及びI/Qスプリッタ
503 非同期加算器チェインへの信号
510 アンテナ要素
524 受信アンテナ値に係数Wbを乗算する第1の乗算器
525 受信アンテナ値に係数Waを乗算する第2の乗算器
534 第1の乗算器に関係した第1の乗算器ラッチ
535 第2の乗算器に関係した第2の乗算器ラッチ
CLKa 第1のクロック信号
CLKb 第2のクロック信号
Wa 第1の係数
Wb 第2の係数。
図6Aは空間的多重化を伴う改良された信号処理を行う、即ち、多重非同期加算器チェインをもつアレイアンテナの例を図示している。
601 受信機、第1のアンテナモジュールのA/D変換器及びI/Qスプリッタ
610 アレイアンテナの第1のアンテナ要素
611 アレイアンテナの第2のアンテナ要素
612 アレイアンテナの第3のアンテナ要素
613 アレイアンテナの第4のアンテナ要素
615 クロック信号制御の係数セレクタ
625 受信アンテナ値に係数を乗算する第1のアンテナ要素の乗算器
630 第1のアンテナモジュールの、第1の非同期加算器チェインの乗算器ラッチ
631 第1のアンテナモジュールの、第2の非同期加算器チェインの乗算器ラッチ
632 第1のアンテナモジュールの、第3の非同期加算器チェインの乗算器ラッチ
633 第1のアンテナモジュールの、第4の非同期加算器チェインの乗算器ラッチ
640 デフォルト値に第1の非同期加算器チェインの乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの第1の非同期加算器チェインの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの第1の非同期加算器チェインの加算器にフィードされる
641 デフォルト値に第2の非同期加算器チェインの乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの第2の非同期加算器チェインの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの第2の非同期加算器チェインの加算器にフィードされる
642 デフォルト値に第3の非同期加算器チェインの乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの第3の非同期加算器チェインの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの第3の非同期加算器チェインの加算器にフィードされる
643 デフォルト値に第4の非同期加算器チェインの乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの第4の非同期加算器チェインの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの第4の非同期加算器チェインの加算器にフィードされる
660 第1の非同期加算器チェインの複素ビーム信号のラッチ
661 第2の非同期加算器チェインの複素ビーム信号のラッチ
662 第3の非同期加算器チェインの複素ビーム信号のラッチ
663 第4の非同期加算器チェインの複素ビーム信号のラッチ
680 第1のアンテナモジュール
681 第2のアンテナモジュール
682 第3のアンテナモジュール
683 第4のアンテナモジュール
0 第1の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1 第1の非同期加算器チェインの結果、第1の複素ビーム信号
0 第2の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1 第2の非同期加算器チェインの結果、第2の複素ビーム信号
0 第3の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1 第3の非同期加算器チェインの結果、第3の複素ビーム信号
0 第4の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1 第4の非同期加算器チェインの結果、第4の複素ビーム信号
CLKA 全てのアンテナモジュールの第1の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第1の非同期加算器チェインからの第1の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKB 全てのアンテナモジュールの第2の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第2の非同期加算器チェインからの第2の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKC 全てのアンテナモジュールの第3の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第3の非同期加算器チェインからの第3の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKD 全てのアンテナモジュールの第4の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第4の非同期加算器チェインからの第4の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKW 係数セレクタのためのクロック信号
W1A 第1の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W1B 第2の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W1C 第3の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W1D 第4の所望のビームのための第1のアンテナモジュールの係数値
W2A 第1の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W2B 第2の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W2C 第3の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W2D 第4の所望のビームのための第2のアンテナモジュールの係数値
W3A 第1の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W3B 第2の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W3C 第3の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W3D 第4の所望のビームのための第3のアンテナモジュールの係数値
W4A 第1の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値
W4B 第2の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値
W4C 第3の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値
W4D 第4の所望のビームのための第4のアンテナモジュールの係数値。
図6Bは図6Aのアレイアンテナシステムの信号処理のためのタイムチャートを図示している。
650 係数クロック信号の立ち上がりエッジであり、これで新しいビームのための新しい係数、現在のI/Qアンテナ信号により乗算されるために選択された第1の非同期加算チェインのためのW1A、W2A、W3A、及びW4Aを選択する。
651 現在のI/Qアンテナ信号により乗算されるために選択された第2の非同期加算チェインのためのW1B、W2B、W3B、及びW4B
652 現在のI/Qアンテナ信号により乗算されるために選択された第3の非同期加算チェインのためのW1C、W2C、W3C、及びW4C
653 現在のI/Qアンテナ信号により乗算されるために選択された第4の非同期加算チェインのためのW1D、W2D、W3D、及びW4D
655 W1A、W2A、W3A、及びW4Aが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて第1の非同期加算器チェインの各乗算器ラッチにロードされ、以前のI/Qアンテナ信号の第1の複素ビーム信号がラッチにロードされる
656 W1B、W2B、W3B、及びW4Bが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて第2の非同期加算器チェインの各乗算器ラッチにロードされ、以前のI/Qアンテナ信号の第2の複素ビーム信号がラッチにロードされる
657 W1C、W2C、W3C、及びW4Cが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて第3の非同期加算器チェインの各乗算器ラッチにロードされ、以前のI/Qアンテナ信号の第3の複素ビーム信号がラッチにロードされる
658 W1D、W2D、W3D、及びW4Dが現在のI/Qアンテナ信号に乗算されて第4の非同期加算器チェインの各乗算器ラッチにロードされ、以前のI/Qアンテナ信号の第4の複素ビーム信号がラッチにロードされる
659 次のI/Qアンテナ信号により乗算されるために選択されたW1A、W2B、W3A、及びW4A
CLKA 全てのアンテナモジュールの第1の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第1の非同期加算器チェインからの第1の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKB 全てのアンテナモジュールの第2の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第2の非同期加算器チェインからの第2の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKC 全てのアンテナモジュールの第3の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第3の非同期加算器チェインからの第3の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKD 全てのアンテナモジュールの第4の非同期加算器チェインの乗算器のラッチをロードし、完全な第4の非同期加算器チェインからの第4の複素ビーム信号をロードするためのクロック信号
CLKW 係数セレクタのためのクロック信号
FEED A/D変換器のフィード率/更新率、現在のI/Qアンテナ信号値をフィード供給する立ち上がりエッジ。
図7は分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行うアレイアンテナシステムのブロック図を図示している。
701 第1のアンテナモジュールの受信機
710 アレイアンテナの第1のアンテナ要素
711 アレイアンテナの第2のアンテナ要素
712 アレイアンテナの第3のアンテナ要素
713 アレイアンテナの第4のアンテナ要素
715 係数供給
725 受信アンテナ値に係数を乗算する第1のアンテナモジュールの乗算器
728 複素ビーム信号ラッチ
740 デフォルト値に各非同期加算器チェインの乗算器でラッチされた値を加算する第1のアンテナモジュールの第1の非同期加算器チェインの加算器で、その結果は第2のアンテナモジュールの各非同期加算器チェインの加算器にフィードされる
775 第1のアンテナモジュールのA/D変換器及びI/Qスプリッタ
780 第1のアンテナモジュール
781 第2のアンテナモジュール
783 第nのアンテナモジュール
0 第1の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1−Am 第1の非同期加算器チェインの結果、複数の時間多重化された複素ビーム信号
0 第2の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1−Bm 第2の非同期加算器チェインの結果、複数の時間多重化された複素ビーム信号
0 第3の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1−Cm 第3の非同期加算器チェインの結果、複数の時間多重化された複素ビーム信号
0 第4の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1−Dm 第4の非同期加算器チェインの結果、複数の時間多重化された複素ビーム信号
0 第5の非同期加算器チェインのデフォルト/テストエントリ
1−Em 第5の非同期加算器チェインの結果、複数の時間多重化された複素ビーム信号。
図8は分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行う拡張アレイアンテナのブロック図を図示している。
802 第1のアレイアンテナのサブモジュールの複素ビーム信号ラッチ
803 第1のアレイアンテナのサブモジュールと中央処理ユニットとの間の接続/ケーブル
804 第2のアレイアンテナのサブモジュールの複素ビーム信号ラッチ
805 第2のアレイアンテナのサブモジュールと中央処理ユニットとの間の接続/ケーブル
806 第nのアレイアンテナのサブモジュールの複素ビーム信号ラッチ
807 第nのアレイアンテナのサブモジュールと中央処理ユニットとの間の接続/ケーブル
809 中央処理ユニット
810 第1のアレイアンテナのサブモジュールのアンテナ要素
811 第2のアレイアンテナのサブモジュールのアンテナ要素
812 第nのアレイアンテナのサブモジュールのアンテナ要素
880 第1のアレイアンテナのサブモジュールのアンテナモジュール
881 第2のアレイアンテナのサブモジュールのアンテナモジュール
882 第nのアレイアンテナのサブモジュールのアンテナモジュール
885 第1のアレイアンテナのサブモジュール
886 第2のアレイアンテナのサブモジュール
887 第nのアレイアンテナのサブモジュール。
中央信号処理ユニットを伴うアレイアンテナシステムの例を図示している。 分離したアンテナ要素各々と直接関連した少なくとも部分的な信号処理を行うアレイアンテナの例を図示している。 図2Aに従うアレイアンテナシステムのタイムチャートを図示している。 分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行うアレイアンテナを図示している。 図3Aのアレイアンテナシステムの信号処理タイムチャートを図示している。 時間多重化を伴う改良された信号処理を行うアレイアンテナの例を図示している。 図4Aのアレイアンテナシステムの信号処理タイムチャートを図示している。 信号処理において用いられる加算器に関係して用いられる乗算器の相対的な遅さを克服するための代替的乗算器構成を図示している。 空間的多重化を伴う改良された信号処理を行う、即ち、多重非同期加算器チェインをもつアレイアンテナの例を図示している。 図6Aのアレイアンテナシステムの信号処理のためのタイムチャートを図示している。 分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行うアレイアンテナシステムのブロック図を図示している。 分離したアンテナ要素各々に直接関係した改良された信号処理を行う拡張アレイアンテナのブロック図を図示している。

Claims (18)

  1. 電磁波の受信に応答して複数のアンテナ要素のアレイにより生成される出力信号を用いてデジタルビーム形成信号を生成する方法であって、各アンテナ要素はアンテナモジュールに直接関係し、各アンテナモジュールは対応するアンテナ要素により生成される出力信号を処理するものであり、
    前記方法は、
    各アンテナモジュールが前記対応する関係したアンテナ要素により生成された前記出力信号からの動作周波数信号を提供する工程と、
    各アンテナモジュールが前記動作周波数信号を第1のデータ率で複素デジタルアンテナ信号に変換する工程と、
    各アンテナモジュールが、該各アンテナモジュールの複素乗算器ごとに、前記複素デジタルアンテナ信号を複素ビーム係数で乗算し、受信器からの情報フィードと同じ周波数であり、全てのアンテナモジュールに対して単一のクロック信号を用いて第2のデータ率で複素ビーム要素信号を生成する工程と、
    直接に内部結合された各アンテナモジュールにおける複素数加算器により複素ビーム信号を形成する少なくとも2つのアンテナモジュールを有するグループにおいて、前記生成された複素ビーム要素信号を非同期的に加算し、夫々のシリアル非同期複素数加算チェインを形成する工程と、
    前記複素ビーム信号から前記デジタルビーム形成信号を提供する工程を有することを特徴とする方法。
  2. 前記第1のデータ率と前記第2のデータ率とは同じであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のデータ率は前記第1のデータ率の倍数であり、
    前記方法はさらに、
    各アンテナモジュールにおいて、前記複素ビーム係数を前記第2のデータ率の速度に合わせて変化させ、これにより、前記第1のデータ率で、夫々が所定のビームを表現する多数の複素ビーム信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記多数の複素ビーム信号は前記シリアル非同期複素数加算チェインで時間的多重化がなされることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 各アンテナモジュールはさらに、各アンテナモジュールに関係した多数のシリアル非同期複素数加算チェインを形成する複数の複素数加算器を有し、
    前記多数の複素ビーム信号は、前記多数のシリアル非同期複素数加算チェインで空間的に多重化されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 各アンテナモジュールはさらに、各アンテナモジュールに関係した多数のシリアル非同期複素数加算チェインを形成する複数の加算器を有し、
    前記多数の複素ビーム信号は、前記多数のシリアル非同期複素数加算チェインで空間的にも時間的にも多重化されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. 前記非同期に前記生成された複素ビーム要素信号を加算する工程において、加算は全てのアンテナモジュールを有するグループにおいて実行されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記非同期に前記生成された複素ビーム要素信号を複数のグループで加算する工程において、前記複数のアンテナモジュールは少なくとも2つのグループに分割され、
    前記複素ビーム信号から前記デジタルビーム形成信号を提供する工程において、付加的に、各グループのシリアル非同期複素数加算チェインのデジタルビーム形成信号から前記複素ビーム信号を決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  9. 電磁波の受信用に構成された少なくとも2つのアンテナ要素を有し、少なくとも1つの受信ビームを形成するために構成されたビーム形成器を有するアレイアンテナであって、
    前記ビーム形成器の少なくとも一部が各アンテナ要素に直接関係し、アンテナ要素に直接関係する前記ビーム形成器の各部がそのアンテナ要素のアンテナ要素モジュールを形成するものであり、
    アンテナ要素モジュールは、
    動作周波数信号を提供するために構成された受信器と、
    前記受信器からの前記動作周波数信号をI及びQデジタル複素信号に第1のデータ率で変換するように構成されたアナログ−デジタル変換器とI/Qスプリッタと、
    前記複素デジタルI及びQ信号を複素ビーム係数で乗算して、前記受信器からの情報のフィードと同じ周波数であり、全てのアンテナ要素モジュールに対して用いられる単一のクロック信号を用いて第2のデータ率で複素ビーム要素信号を形成するように構成された複素乗算器と、
    前記複素ビーム要素信号をクロック信号でフリーズしてラッチされた複素ビーム要素信号を形成するように構成された要素ラッチと、
    前記ラッチされた複素ビーム要素信号を入力複素部ビーム信号で加算し、出力複素部ビーム信号を形成するように構成された非同期複素数加算器とを有し、
    各アンテナ要素モジュールの前記非同期複素数加算器は直接ともに結合され、
    1つのアンテナ要素モジュールの出力部ビーム信号がさらなるアンテナ要素モジュールの入力複素部ビーム信号に結合され、従って、複素ビーム信号を生成する前記アンテナ要素モジュールの前記ラッチされた複素ビーム要素信号のシリアル非同期総計経路を形成することを特徴とするアレイアンテナ。
  10. 前記アンテナはさらに、前記クロック信号によって前記複素ビーム信号を格納するように構成されたビームラッチを有し、
    前記要素ラッチと前記ビームラッチとは両方とも同時にクロックされることを特徴とする請求項9に記載のアレイアンテナ。
  11. 前記要素ラッチと前記ビームラッチとは前記第1のデータ率でクロックされることを特徴とする請求項10に記載のアレイアンテナ。
  12. 前記要素ラッチと前記ビームラッチとは前記第2のデータ率でクロックされ、
    前記第2のデータ率は前記第1のデータ率の倍数であり、
    前記複素ビーム係数は、前記第2のデータ率の速度に合わせて変更され、これにより、前記第1のデータ率で、夫々が所定のビームを表現する多数の複素ビーム信号を生成することを特徴とする請求項10に記載のアレイアンテナ。
  13. 前記多数の複素ビーム信号は前記シリアル非同期総計経路で時間的多重化がなされることを特徴とする請求項12に記載のアレイアンテナ。
  14. 前記第2のデータ率は前記第1のデータ率の倍数であり、
    前記複素ビーム係数は、前記第2のデータ率の速度に合わせて変更され、これにより、前記第1のデータ率で、夫々が所定のビームを表現する多数の複素ビーム信号を生成し、
    前記アンテナ要素モジュールの各々はさらに、
    複素ビーム要素信号をクロック信号でフリーズして、1つ以上の付加的なラッチされた複素ビーム要素信号を第3のデータ率で形成するように構成された1つ以上の付加的な要素ラッチと、
    前記1つ以上の付加的なラッチされた複素ビーム要素信号の1つを入力複素部ビーム信号で加算し、夫々が付加的な出力複素部ビーム信号を形成するように構成された1つ以上の付加的な非同期複素数加算器とを有し、
    1つのアンテナ要素モジュールの付加的出力部ビーム信号各々がさらなるアンテナ要素モジュールの対応する付加的な入力複素部ビーム信号に結合され、従って、1つ以上の付加的複素ビーム信号を生成する前記アンテナ要素モジュールの前記1つ以上の付加的なラッチされた複素ビーム要素信号の1つ以上の付加的なシリアル非同期総計経路を形成し、
    前記アンテナはさらに、各付加的なシリアル非同期総計経路のための1つの付加的なビームラッチを有し、
    各付加的なビームラッチは前記クロック信号により前記付加的な複素ビーム信号を格納するように構成され、
    前記1つ以上の付加的な要素ラッチと前記1つ以上の要素ラッチとは同時にクロックされることを特徴とする請求項10に記載のアレイアンテナ。
  15. 前記第3のデータ率は前記第1のデータ率と同じであり、
    従って、各対応する要素ラッチとビームラッチとは、前記第1のデータ率でクロックされ、
    前記複素ビーム信号全ては、前記シリアル非同期総計経路と前記1つ以上の付加的なシリアル非同期総計経路で空間的に多重化されることを特徴とする請求項14に記載のアレイアンテナ。
  16. 前記第3のデータ率は前記第2のデータ率の倍数であり、
    前記要素ラッチと前記ビームラッチとは、前記第3のデータ率でクロックされ、
    前記多数の複素ビーム信号全ては、従って、前記シリアル非同期総計経路全てで空間的にも時間的にも多重化されることを特徴とする請求項14に記載のアレイアンテナ。
  17. 前記アレイアンテナの全てのアンテナ要素モジュールは、前記シリアル非同期総計経路全てに含まれていることを特徴とする請求項9乃至16のいずれかに記載のアレイアンテナ。
  18. 前記アレイアンテナの複数のアンテナ要素モジュールは少なくとも2つのグループに分割され、
    各グループは分離したシリアル非同期総計経路を有し、
    前記複数のビーム信号は前記対応するビームの最終計算のために中央ビーム形成器部へとフィードされることを特徴とする請求項9乃至16のいずれかに記載のアレイアンテナ。
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