JP4119010B2 - 積算システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の作業で構成される事業における総費用を各作業毎の費用を全ての作業に亘って積算することによって算出する積算システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工場建設、ビル建設、道路建設、河川の堰堤建設、ダム建設等のハード的作業のみで構成される大規模施設や、商品開発の計画立案等のハード的作業のみならずソフト的作業を含むプロジェクト等の事業は、前述したように、多数の作業で構成されている。そして、新規にこの事業を行う前には、この事業を行うために必要な総費用を予め算出するようにしている。
【0003】
通常、このような大規模な事業の総費用を算出する場合、多数の担当者で分担して行う。図13は多数の担当者で事業の総費用を算出するための積算システムの概略構成図である。この例においては、道路建設、河川の堰堤建設、ダム建設等の主に土木工事を伴う事業に適用した場合を説明する。
【0004】
各担当者が操作するクライアント1は1台のサーバ2に接続されている。サーバ2及び各クライアント1には歩掛ファイル3が設けられている。この歩掛ファイル3内には、図15に示すように、該当事業を構成する各作業の費用を算出するための、該当作業を実施する場合における費用が、例えば[単位]の形式で記憶されている。
【0005】
この例においては、「土砂掘削」の作業に対して、該当作業の具体的作業対象や具体的作業環境を示す「ブルトーザ掘削押土」〜「入力積込」等の各作業属性及びその[単位]が記憶されている。そして、この「土砂掘削」の作業に対して、どの作業属性を選択するかが設問(質問)/回答形式で記憶されている。
【0006】
各クライアント1は、この歩掛ファイル3に記憶されている設問と該当設問に対する回答候補を表示画面に表示して、担当者に選択させる。この場合、通常、一つの作業に対して、作業難易度を含めて多数の設問が設定されていて、結果的に一つの作業に対して、多数の作業属性が選択されることになる。
【0007】
そして、クライアント1は、担当者が表示画面上で選択した作業属性に付された[単位]を加算することによって、該当作業の費用を算出する。
サーバ2は、各クライアント1で算出された各作業の費用を全部の作業に亘って積算することによって事業全体の総費用を算出する。
【0008】
このような構成の積算システムにおいて、新しい作業方法が開発されたり、年度が改まる時における費用に相当する[単位]の改訂が頻繁に行われる。また、同一作業であって作業名称のみが変更される場合もある。したがって、歩掛ファイル3の記憶内容は頻繁に更新される。しかし、大規模な事業は長期間に亘って行われるので、歩掛ファイル3における更新履歴を管理しておく必要がある。
【0009】
このようなことから、図14に示すように、歩掛ファイル3が更新される毎に、メンテナンスアプリケーション4が起動して、更新後の歩掛ファイル3の他に、更新前の各歩掛ファイル3a、3bも同時に記憶保持している。
【0010】
さらに事業規模が大きくなると、一つのサーバで対応できなくなり、図16に示すように、それぞれクライアント1aが接続された複数にサブサーバ5に対して、前述した歩掛ファイルが組込まれたデータファイル3aを設けている。そして、各サブサーバ5をメインサーバ6に接続している。すなわち、この検索システムは、一つのデータ検索システムを構成する。
【0011】
このような構成のデータ検索システムにおいて、各担当者は、自己のクライアント1aを操作して、自己に接続されたサブサーバ5のデータファイル3aに記憶されている歩掛ファイル内の自己が費用計算を実行しようとする作業の設問及び回答に関する部分を自己のクライアント1aへダウンロードさせる。
【0012】
そして、このダウンロードされた前述した該当作業の設問及び回答に関するデータを用いて、該当作業の費用を算出するようにしている。各クライアント1aで算出された各作業の費用は、サブサーバ5を介して、メインサーバ6で集計される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に示す積算システム及び図16に示すデータ検索システムにおいても、まだ改良すべき次のような課題があった。
すなわち、データ検索システムにおけるデータファイル3aをも含めて各システムに組込まれる歩掛ファイル3内には、事業を構成する膨大な数の作業に関する設問及び該当設問に対する回答候補が記憶されている。
【0014】
したがって、図13の積算システムおける各クライアント1が必要とする記憶容量が大きくなり、積算システム全体の必要記憶容量が増大する。
さらに、歩掛ファイル3の記憶内容が更新される毎に、更新履歴を確保するために、図14に示すように、更新された最新の歩掛ファイル3の他に、更新前の各歩掛ファイル3a、3bも同時に記憶保持しているので、より一層必要とする記憶容量が増加する。
【0015】
また、歩掛ファイル3の記憶内容が更新されると、全てのクライアント1に設けられた歩掛ファイル3に対する前述した更新処理を実施する必要があるので、この積算システムの管理者の維持管理作業が煩雑になる。
【0016】
また、図16に示すデータファイル3a内に歩掛ファイル3が組込まれたデータ検索システムにおいて、各サブサーバ5の必要記憶容量を低減させるために、各データファイル毎に異なるデータを記憶保持させる場合がある。この場合、各クライアント1aの各担当者は、原則的に、自己のクライアント1aが接続されたサブサーバ5に設けられたデータファイル3aに記憶された前述した各作業に関するデータを自己クライアント内に取込んで、該当作業に対する費用を算出する。
【0017】
場合によっては、他のサブサーバ5に設けられたデータファイル3aに記憶されている各作業に関するデータを用いて、該当作業に対する費用を算出する必要が生じる場合がある。
【0018】
しかしながら、このままのデータ検索システムにおいては、各クライアント1aは、自己が接続されていない他のサブサーバ5のデータファイル3aを検索して必要なデータを取得する術がなかった。
【0019】
さらに、各クライアント1aに対して、自己が接続されたサブサーバ5に設けられたデータファイル3aに新規データの書込を可能とするシステムもある。この場合、データファイル3aがデータベースで構成されていた場合で、かつ書込データ量が多い場合は、サブサーバ5側において、データベースに新規のデータを登録するのに多大の処理時間が必要であった。
【0020】
当然、このデータベースに対する新規データの登録処理期間中においては、サブサーバ5は、他のクライアント1aから通常のデータ検索を受付ないので、サブサーバ5に対して、頻繁にデータ登録要求が発生すると、データ検索システム全体の処理能率が大幅に低下する問題が生じる。
【0021】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、各作業の費用を算出するために用いていた歩掛ファイルの内容を複数のテーブルからなるリレーショナル・データベースで構成することにより、各クライアントはこのリレーショナル・データベースを遠隔から検索でき、各クライアントにおける歩掛ファイルを除去でき、システム全体の必要な記憶容量を大幅に減少でき、またクライアントの処理負担を大幅に低減できる積算システムを提供すること目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、サーバとクライアントとで構成され、複数の作業で構成され事業における各作業の費用を、記憶された各作業単価、該当作業の各作業属性に基づいて算出して、算出した各作業の費用を全ての作業に亘って積算することによって前記事業の総費用を導出する積算システムに適用される。
【0024】
そして、サーバに対して、事業を構成する各作業の作業単価を記憶する記憶部と、各作業毎に該当作業の費用を算出するに際して、当該作業の具体的作業内容を示す作業属性の選択の設問を記憶する設問テーブルと、設問テーブルに設定された各設問毎に該当設問に対する複数の具体的作業内容の項目の回答候補を記憶する回答テーブルと、各項目毎に、前記作業の費用を算出するときに用いる費用に関する係数を記憶する係数テーブルと、各作業毎に該当作業の費用を、該当作業の作業単価と該当作業の各作業属性の項目の係数とを用いて算出する方程式を記憶する方程式テーブルとを記憶するリレーショナル・データベースを備えている。
さらに、サーバに対して、クライアントから作業属性の各項目の受信に応じて、この受信した各項目の係数を前記係数テーブルから読出す係数読出し手段と、
方程式テーブルに記憶されている方程式に前記各係数を代入することによって、各作業の費用を算出する作業費用算出手段と、この算出した各作業の費用をクライアントへ送出する手段とを有している。
【0025】
一方、クライアントに対して、自己の表示部に前記サーバと同一構成の設問テーブル及び回答テーブルを表示した状態で、操作指定された回答テ−ブルに表示された作業属性の項目を抽出する作業属性の項目抽出手段と、この抽出された各項目を前記サーバへ送信する手段と、サーバから受信した各作業の費用を表示出力する手段とを備えている。
【0026】
このように構成された積算システムにおいては、リレーショナル・データベースを構成する方程式テーブルと設問テーブルと回答テーブルとは、設問、回答、及びこの回答に対応する係数等で関連付けられている。
【0027】
したがって、例えば、クライアントにおいて、該当作業に対する設問に答えると、この回答に基づいてリレーショナル・データベース検索指令が作成されて、方程式が計算されて、該当作業の費用が算出される。
【0028】
このように、従来の歩掛ファイルを、方程式テーブルと設問テーブルと回答テーブルと係数テーブルとからなるリレーショナル・データベース構成とすることによって、従来の歩掛ファイルにおける重複データ記載を省略でき、従来の歩掛ファイルに比較して、必要記憶容量を節減できる。
【0029】
さらに、この積算システムを、クライアントサーバシステムで構成した場合に、サーバにリレーショナル・データベースを設置して、各クライアントからサーバのリレーショナル・データベースを検索することが可能となるので、各クライアントに対して、歩掛ファイルやデータベースを設ける必要がない。その結果、システム全体の必要記憶容量をさらに節減できる。
【0030】
また別の発明は、上述した発明の積算システムに対して、さらに、操作入力された作業属性の更新要求に応じて、前記設問テーブルに作業属性を追加する設問追加手段とを備えている。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる積算システムの概略構成を示すブロック図である。
【0044】
この積算システムは、図示するように、1台のサーバ11と複数台のクライアント12とで構成されている。サーバ11内にはリレーショナル・データベース14とこのリレーショナル・データベース14に対してデータ検索を実行すると共に、このリレーショナル・データベース14に対して維持管理を行うリレーショナル・データベース管理部13(以下RDB管理部と略する)とが組込まれている。
【0045】
リレーショナル・データベース14内には、設問テーブル15,回答テーブル16,仮想View テーブル17,方程式テーブル18及び複数の係数テーブル19a〜19cからなる係数テーブル群19が組込まれている。さらに、RDB管理部13内には、回答受信部20,設問テーブル付加部21,SQL文作成部22、検索部23,検索結果出力部24が設けられている。
【0046】
また、クライアント12内には、リレーショナル・データベース14内の設問テーブル15及び回答テーブル16と同一構成の設問回答テーブル25,入力操作部26,回答作成部27,回答送信部28,表示部29,設問付加指示部30が組込まれている。
【0047】
前記リレーショナル・データベース14内の設問テーブル15内には、図2に示すように、この積算システムで算出すべき事業を構成する各作業の作業属性における各項目の設問が記憶されている。図2においては、「土木」の作業に対して、3つの項目に対する設問Q1,Q2,Q3が設定されている。具体的設問名称として例えば図4(a)に示すような「土砂オープン掘削費」等が設定されている。
【0048】
回答テーブル16内には、図3(a)に示すように、上述した各設問Q1,Q2,Q3に対する回答の候補が記憶されている。例えば設問Q1に対して、2個の回答の候補A1,A2が設定されている。具体的回答名称として例えば図4(b)に示すような「ブルトーザ掘削押土」,「バックホウ掘削積込」等が設定されている。さらに、各回答に対して、回答番号及び対応する「T1」,「T2」等の係数テーブル名が設定されている。
【0049】
方程式テーブル18内には、図3(b)に示すように、各作業の費用に対応する[単位]を算出するための方程式が、該当作業の作業単価と各作業属性の係数との関数で記憶されている。
【0050】
係数テーブル群19の各係数テーブル19a、19b、19c内には、図3(c)に示すように、回答テーブル16に設定された各回答番号に対応する実際の係数が設定されている。例えば、「T1」の係数テーブル19aには、回答番号[1]に対して[0.1]の係数が設定されている。
【0051】
したがって、一つの設問に対する回答が入力されると、回答番号が定まり、その結果、実際の係数が定まるので、方程式テーブル18の方程式に実際の係数を代入することによって、該当作業の費用に対応する単位が求まる。
【0052】
次に、この積算システムにおける各部の動作を説明する。
クライアント12において、設問回答テーブル25に設定された各設問及び回答候補が表示部29に表示され、操作者が入力操作部26を介して、例えば複数の回答候補のなかの一つの回答を選択すると、回答作成部27が回答を作成して、回答送信部28がその回答をサーバ11へ送信する。
【0053】
サーバ11におけるRDB管理部13の回答受信部20で受信された回答は回答テーブル16及びSQL文作成部22へ送られる。このSQL文作成部22は、入力された回答と方程式テーブル18の方程式からリレーショナル・データベース14を検索するためのSQL文を作成する。
【0054】
例えば、担当者が設問Q1に対してA1を回答し、設問Q2に対してB2を回答し、設問Q3に対してC1を回答したとする。この場合、方程式
(3600*T1)/T2*T3
の係数T1はT1.1(T1テーブルの1カラム目「0.1」)
係数T2はT2.2(T2テーブルの2カラム目「1.0」)
係数T3はT3.1(T3テーブルの1カラム目「1.0」)
に書き換えられ、以下のSQL文を作成する。
【0055】
SELECT(3600*T1.1)/T2.2*T3.1
FROM
係数テーブル
WEHRER
T1式名=‘土木量’AND
T2式名=‘土木量’AND
T3式名=‘土木量
検索部23は、作成された検索文で係数テーブル群19を検索することによって、該当作業の単位で示される費用を算出して、検索結果出力部24を介して、検索要求元のクライアント12へ送信する。
【0056】
クライアント12は受信した作業の費用を表示部29へ表示出力する。
このように、サーバ11上において、従来の歩掛ファイルを、方程式テーブル18と設問テーブル15と回答テーブル16と係数テーブル群19からなるリレーショナル・データベース14の構成とすることによって、従来の歩掛ファイルにおける重複データ記載を省略でき、従来の歩掛ファイルに比較して、必要記憶容量を節減できる。
【0057】
次に、このような構成の積算システムにおいて、歩掛ファイルにおける設問項目の一部が追加されて、その結果、リレーショナル・データベース14の設問テーブル15に新たな設問項目が追加された場合におけるRDB管理部13の設問テーブル付加部21のリレーショナル・データベース14に対する処理動作を具体例を挙げて説明する。
【0058】
いま、例えば、図4(a),(b)に示すように、設問テーブル15にある作業に対して一つの設問が設定されており、回答テーブル16にこの設問に対して4つの回答が設定されているとする。なお、設問及び回答欄における終了日における[9999999 ]は現在時点においても有効であることを示す。
【0059】
この状態で、設問の名称が変更(修正)になったとする。この場合、変更前(修正前)の設問の名称も使用されるので、両方を残す必要がある。したがって、図5(a)に示すように、修正後の設問テーブル15aには、変更前の設問と変更(修正)後の設問との2つの設問が登録される。但し、変更前の設問の終了日には変更した実際の日付が書込まれる。
【0060】
当然、変更(修正)後の設問に対しても、変更前の設問と同様に、4っの回答が設定される。したがって、回答テーブル16には、8っの回答が設定されるはずである。しかし、変更後の設問に対する回答は変更前の設問に対する回答と同じであるので、図5(b)に示すように、回答テーブル16に、変更後の設問に対する回答を追加登録していない。
【0061】
その代りに、SQL文作成部23は、図5(a)(b)の質問テーブル15a及び回答テーブル16から、この質問テーブル15a及び回答テーブル16を、図6に示す質問テーブル15a及び回答テーブル16を直積した状態の仮想View テーブル17があたかも存在するように取扱う。
【0062】
すなわち、この仮想View テーブル17内には、変更前と変更後とに対応する合計8個の回答及び設問が徹底される。
SQL文作成部23における仮想View テーブル17を作成するためのSQL文を示す。
【0063】
CRATE VIEW VIEWテーブルAS
SELECT 設問UK
設問CD 設問・設問CD,
開始日 設問・開始日,
終了日 設問・終了日,
設問名称 設問・設問名称,
回答UK 回答・UK,
設問CD 回答・設問CD,
開始日 回答・開始日,
終了日 回答・終了日,
回答名称 回答・回答名称
このように、この第1実施形態の積算システムにおいては、リレーショナル・データべース14における仮想View テーブル17の手法を採用することによって、設問が更新された場合において、回答テーブルを増設する必要がない。
【0064】
すなわち、この仮想View テーブル17の手法を採用することによって、歩掛ファイルの共有化とそれに伴うディスク容量の削減が可能となる。また、変更が発生した場合には最小限の変更データを作成することによって、履歴を含めた容易な検索を行うことができる。
【0065】
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態に係わるデータ検索システムの概略構成を示すブロック図である。
【0066】
このデータ検索システムにおいては、内部にデータベース32が形成された1台のサーバ31と、このサーバ31のデータベース32を検索する複数台のクライアント39とで構成されている。
【0067】
サーバ31内には、前記データベース32の他に、インデックス情報メモリ33、一般データファイル34が形成されている。一般データファイル34内には、各クライアント39からデータベース32に対する登録要求があったデータが一時的に記憶される。インデックス情報メモリ33内には、図8に示すように、一般データファイル34内に一時記憶されている各データにおける一般データファイル34内の格納位置が記憶されている。
【0068】
さらに、サーバ31内には、データベース管理部35、一般ファイル管理部36,データ書込部37、バッチ処理部38が設けられている。
一方、各クライアント39内には、サーバ31に対してデータ検索指令を送出する検索部40、サーバ31から検索データ(検索結果)を受信する検索データ受信部41、受信した検索データを表示する検索データ表示部42、データ作成部43、データ送信部44等が組込まれている。
【0069】
次に、このように構成されたデータ検索システムにおける各部の詳細動作を説明する。
各クライアント39からサーバ31のデータベース32に新規のデータを登録する場合は、担当者がクライアント39において、新規のデータを操作入力すると、データ作成部43が起動して、データを作成する。そして、データ送信部44が作成されたデータをサーバ31へ送信する。
【0070】
サーバ31のデータ書込部37は、受信したデータを一般データファイル34へ書込む。さらに、データ書込部34は、一般データファイル34に書込んだデータの一般データファイル34内の格納位置をインデックス情報メモリ33内に登録する。
【0071】
このような状態において、担当者がクライアント39において、例えば、データ名を指定した検索要求を入力すると、検索部40が起動して、この検索要求をサーバ31へ送信する。
【0072】
サーバ31のデータベース管理部35は、先ずデータベース32を検索して、該当データがデータベース32に存在する場合は、このデータを読出してクライアント39へ送信する。なお、該当データがデータベース32に存在しない場合は、インデックス情報メモリ33を調べる。そして、このインデックス情報メモリ33に該当データの一般データファイル34内の格納位置が要録されていた場合、一般ファイル管理部36へその格納位置を送る。一般ファイル管理部36は、一般データファイル34から該当データを読出して、データベース管理部35へ送る。データベース管理部35はこのデータを要求元のクライアント39へ送信する。
【0073】
クライアント39は、検索データ受信部41で該当データを受信して、検索データ表示部41に表示出力する。
バッチ処理部38は、例えば真夜中等のクライアント39から検索要求が入力されることの少ない所定のタイミングで、一般データファイル34に書込まれているデータをデータベースへ32一括登録するとともに、インデックス情報メモリ33の記憶内容をクリアする。
【0074】
このように構成された第2実施形態のデータ検索システムにおいては、クライアント39からサーバ31のデータベース32にデータを登録する場合は、一旦、サーバ31の一般データファイル34に書込まれて、インデックス情報メモリ33に登録される。したがって、この新規に書込まれたデータは、結果的にデータベース32に元から登録されているデータと同一条件でデータ検索が可能である。
【0075】
この場合、一般データファイル34にデータを書込み、インデックス情報メモリ33に登録する処理時間は、データを正規にデータベース32に登録する処理時間に比較して格段に短い。よって、データをサーバ31に登録することにより、他のクライアント39のサーバ31に対するデータ検索業務に支障を与えることはない。
【0076】
(第3実施形態)
図9は本発明の第3実施形態に係わるデータ検索システムの概略構成を示すブロック図である。
【0077】
このデータ検索システムにおいては、内部にインデックス情報メモリ52が形成された1台のメインサーバ51と、このメインサーバ51に接続されたそれぞれ個別のデータファイル54を有する複数のサブサーバ53と、各サブサーバ53に接続された複数のクライアント55とで構成されている。
【0078】
各サブサーバ53に設けられた各データファイル54は、システム全体の必要記憶容量を節減するために、原則として、それぞれ自己に接続された各クライアント55を操作する各担当者に割当てられた業務に関するデータのみを記憶する。
【0079】
メインサーバ51のインデックス情報メモリ52内には、図10に示すように、全てのサブサーバ53のデータファイル54に記憶されている全部のデータに亘って各データ毎に、該当データが格納されているデータファイル54の所属サブサーバ名(格納ホスト名)と、該当データファイル54内の格納位置が記憶されている。
【0080】
このような構成のデータ検索システムにおいて、通常状態において、各担当者は、自己のクライアント55を操作して、自己のクライアント55が接続されたサブサーバ53に必要なデータのデータ名を指定した検索要求を送出する。サブサーバ53は、クライアント55からの検索要求を受信すると、自己のデータファイル54を検索して、該当データを読出して、検索要求元のクライアント55へ送出する。なお、該当データが検索できなかった場合は、その旨を検索要求元のクライアント55へ送出する。
【0081】
図11は、該当データが検索できなかった場合における各クライアント55の動作を示す流れ図である。自己に接続されたサブサーバ53にて正常にデータ検索が可能な場合(S1)、前述したように通常のデータ検索処理を行う(S2)。
【0082】
該当データが検索できなかった場合、このサブサーバ53を介してメインサーバ51へインデックス情報の送信要求を送出する(S3)。メインサーバ51からインデックス情報メモリ52に記憶されているインデックス情報を受領すると(S4)、この受領したインデックス情報を表示出力する(S5)。そして、担当者がこのインデックス情報に基づいて目的とするデータのデータ名を指定すると(S6)、該当データの送信要求をサブサーバ53を介してメインサーバ51へ送出する(S7)。メインサーバ51からサブサーバ53を介して、目的とするデータを受信すると(S8)、この受信データを表示する(S9)。
【0083】
図12は各サブサーバ53の動作を示す流れ図である。
メインサーバ51からインデックス情報が入力されると(Q1)、このインデックス情報を要求元のクライアント55へ送信する(Q2)。また、メインサーバ51からのデータ名を指定したデータ送信要求の場合(Q3)、自己のデータファイル54に記憶されている該当データを読出してデータ送信要求元のメインサーバ51へアップロードする(Q4)。
【0084】
また、メインサーバ51からのデータのダウンロードがあると(Q5)、該当データの要求元のクライアント55へこのデータを再度ダウンロードする(Q6)。
【0085】
さらに、クライアント55からのインデックス情報の送信要求が入力されると(Q7)、この入力したインデックス情報の送信要求をメインサーバ51へ送信する。
【0086】
さらに、メインサーバ51は、サブサーバ53を介したクライアント55からのインデックス情報の送信要求が入力されると、インデックス情報メモリ52に記憶されたインデックス情報をサブサーバ53を介して送信要求元のクライアント55へ送信する。
【0087】
また、メインサーバ51は、サブサーバ53を介したクライアント55からのサブサーバ53を指定したデータの送信要求が入力されると、該当サブサーバ53に対して該当データを自己にアップロードさせるデータ送信要求を送信する。さらに、該当サブサーバ53からアップロードされたデータを、サブサーバ53を介してデータ送信要求元のクライアント55へダウンロードする。
【0088】
このように構成された第3実施形態のデータ検索システムにおいては、メインサーバ51に、各データと該当データが格納されているデータファイル54の所属サブサーバ53との関係を示すインデックス情報を記憶するインデックス情報メモリ52が設けられている。
【0089】
したがって、各クライアント55は、検索目標とするデータが記憶されているデータファイル54の所属サブサーバ53を特定できる。よって、各クライアント55は、自己が接続されたサブサーバ53以外の他のサブサーバ53のデータファイル54に記憶されているデータもメインサーバ51を介して簡単に検索して取得できる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の積算システムにおいては、各作業の費用を算出するために用いていた歩掛ファイルの内容を複数のテーブルからなるリレーショナル・データベースで構成している。
【0091】
したがって、各クライアントはこのリレーショナル・データベースを遠隔から検索でき、各クライアントにおける歩掛ファイルを除去でき、シスレム全体の必要な記憶容量を大幅に減少でき、またクライアントの処理負担を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる積算システムの概略構成を示すブロック図
【図2】同積算システムに組込まれた質問テーブルの記憶内容を示す図
【図3】同積算システムに組込まれた回答テーブル、方程式テーブル及び係数テーブルの各記憶内容を示す図
【図4】同積算システムに組込まれた質問テーブル及び回答テーブルの具体的記憶内容を示す図
【図5】同積算システムに組込まれた質問項目を付加した状態の質問テーブル及び回答テーブルの具体的記憶内容を示す図
【図6】同積算システムのサーバで作成される仮想View テーブルを示す図
【図7】本発明の第2実施形態に係わるデータ検索システムの概略構成を示すブロック図
【図8】同データ検索システムのサーバ内に形成されたインデックス情報メモリの記憶内容を示す図
【図9】本発明の第3実施形態に係わるデータ検索システムの概略構成を示すブロック図
【図10】同データ検索システムのサーバ内に形成されたインデックス情報メモリの記憶内容を示す図
【図11】同データ検索システムに組込まれた各クライアントの動作を示す流れ図
【図12】同データ検索システムに組込まれた各サブサーバの動作を示す流れ図
【図13】従来の積算システムの概略構成を示すブロック図
【図14】同積算システムにおける歩掛ファイルの更新状態を示す図
【図15】同積算システムにおける歩掛ファイルの具体的記憶内容を示す図
【図16】従来のデータ検索システムの概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
11,31…サーバ
12,39,55…クライアント
13…RDB管理部
14…リレーショナル・データベース
15,15a…設問テーブル
16…回答テーブル
17…仮想View テーブル
18…方程式テーブル
19…係数テーブル群
20…回答受信部
21…設問テーブル付加部
22…SQL文作成部
23…検索部
27…回答作成部
32…データベース
33,52…インデックス情報メモリ
34…一般データファイル
35…データベース管理部
36…一般ファイル管理部
38…バッチ処理部
53…サブサーバ
54…データファイル

Claims (2)

  1. サーバとクライアントとで構成され、複数の作業で構成され事業における各作業の費用を、記憶された各作業単価、該当作業の各作業属性に基づいて算出して、算出した各作業の費用を全ての作業に亘って積算することによって前記事業の総費用を算出する積算システムにおいて、
    前記サーバは、
    記事業を構成する各作業の作業単価を記憶する記憶部と、
    前記各作業毎に該当作業の費用を算出するに際して、当該作業の具体的作業内容を示す作業属性の選択の設問を記憶する設問テーブルと、
    前記設問テーブルに設定された各設問毎に該当設問に対する複数の具体的作業内容の項目の回答候補を記憶する回答テーブルと、
    前記各項目毎に、前記作業の費用を算出するときに用いる費用に関する係数を記憶する係数テーブルと、
    前記各作業毎に該当作業の費用を、該当作業の作業単価と該当作業の各作業属性の項目の係数とを用いて算出する方程式を記憶する方程式テーブルと
    を記憶するリレーショナル・データベースを備え、
    前記クライアントから作業属性の各項目の受信に応じて、この受信した各項目の係数を前記係数テーブルから読出す係数読出し手段と、
    前記方程式テーブルに記憶されている方程式に前記各係数を代入することによって、前記各作業の費用を算出する作業費用算出手段と、
    この算出した各作業の費用をクライアントへ送出する手段と
    を有し、
    前記クライアントは、
    自己の表示部に前記サーバと同一構成の設問テーブル及び回答テーブルを表示した状態で、操作指定された前記回答テ−ブルに表示された作業属性の項目を抽出する作業属性の項目抽出手段と、
    この抽出された各項目を前記サーバへ送信する手段と、
    前記サーバから受信した各作業の費用を表示出力する手段と
    を有する
    ことを特徴とする積算システム。
  2. 操作入力された作業属性の更新要求に応じて、前記設問テーブルに作業属性を追加する設問追加手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の積算システム。
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