JP4118925B2 - スタンド付き額縁 - Google Patents

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Description

本発明は建物の壁面に対する吊り掛け使用と、テーブル面への据え立て使用とを選択できる便利なスタンド付き額縁に関する。
スタンド付きの額縁としては、既に特開平10−33335号と実用新案登録第3075177号並びに同第3119945号が提案されており、これらが本発明に近似する公知技術であると考えられる。
特開平10−33335号公報 実用新案登録第3075177号公報 実用新案登録第3119945号公報
ところが、先ず特開平10−33335号のスタンド付き額縁は、あくまでも設置台(9)へ据え立て使用するそれとして、その設置台(9)に対する額縁(1)の仰角(θ1)(θ2)を大小変更できるよう構成されているに過ぎない。
そのため、そのスタンド(5)の突当板(8)から突出するボス(6a)(6b)を、額縁(1)の裏面(3)に開口分布するボス受孔(4a)(4b)(4c)(4d)から取りはずしたとしても、その額縁(1)を建物の壁面へ吊り掛け使用することができず、未だ不便である。
次に、実用新案登録第3075177号の着脱スタンド付き額は、壁掛け用穴付きボックス(3)の背面に縦位置用壁掛け穴(5)と横位置用壁掛け穴(6)との2種が開口分布されているため、建物の壁面へ吊り掛け使用できるとしても、その穴付きボックス(3)から取りはずした着脱スタンド(4)の後始末に困ることとなり、紛失するおそれがある。
又、5面の透明な板体(1)とセットした壁掛け用穴付きボックス(3)を、建物の壁面へ密着状態に直か付けするようになっており、その板体(1)の傾斜角度が調整不能であるため、壁面の高所へ直か付け使用すると、写真やポスター(2)を下方から直視し難くなり、その取り付け位置に制約を受けることとなる。
着脱スタンド(4)を壁掛け用穴付きボックス(3)へ取り付けた場合には、縦位置でも横位置でも美しく自立する旨として説明されているが、そのテーブル面に対するスタンド(4)の接地面は縦位置と横位置とで格別に相違し、特にその横位置での自立姿勢が著しく不安定となり、縦位置での自立姿勢と同等の安定状態に保つことができない。
更に、別な実用新案登録第3119945号は本発明者から提案したものであり、これによれば左右対称な一対の支持脚(スタンド)(22)が折りたたみ式として、額縁本体(10)の左右両サイド辺に付属しているため、上記着脱式のスタンドと異なって、その取りはずし後の始末に困ったり、紛失したりするおそれはないが、その額縁本体(10)を建物の壁面へ吊り掛ける場合と、テーブル面へ据え立てる場合との何れにあっても、これを絵画や写真、色紙、賞状などの各種枚葉観賞品(M)に応じて、その縦長と横長との方向変換状態に選択使用することができず、その意味から未だ利便性と汎用性に劣る。
本発明はこのような諸問題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するための構成として、請求項1では透視窓を有する化粧枠と、その背面の縁取り状態に固着一体化された背面板との前後相互間へ、絵画や写真などの各種枚葉観賞品を出し入れ自在に収納して、その観賞品を上記透視窓から透視する長方形な額縁本体と、
その額縁本体の背面板へ1個の支点軸を介して、縦向きと横向きとの少なくとも90度方向変換できるように枢着された回動ベース板と、その回動ベース板へ上記額縁本体の1辺と平行な稜線を開閉ヒンジとする起伏的な開閉操作自在に枢支連結された接地脚座とから、上記額縁本体の背後へ隠れる全体的な大きさに造形された折りたたみ式スタンドと、
そのスタンドを挾める間隔の対応位置関係として、上記額縁本体における背面板の4隅部へ各々抜け止め状態に取り付けられた第1〜4索条とを備え、
その第1〜4索条の隣り合う2本づつを上記額縁本体の短辺に沿う平行な延在状態と、同じく額縁本体の長辺に沿う平行な延在状態との選択的に締結して、
その締結した下側の2本により上記スタンドの接地脚座を回動ベース板へ折りたたみ伏倒した閉合状態に拘束する一方、同じく締結した上側の2本を建物の壁面から突出するフック金具へ止させることにより、上記額縁本体を縦長又は横長として吊り掛け使用できるほか、
上記接地脚座の拘束状態に締結している下側の2本を解除して、その接地脚座を回動ベース板から引き起し開脚させることにより、上記額縁本体をやはり縦長又は横長としてテーブル面へ据え立て使用することもできるように定めたことを特徴とする。
又、請求項2ではスタンドの回動ベース板と接地脚座とを互いに同じ大きさの長方形に造形して、その額縁本体の1辺と平行な稜線からのほぼ半折り状態に枢支連結すると共に、
上記回動ベース板の中央部を1個の回動支点軸により、額縁本体における背面板の短辺側へ片寄った偏心位置に枢着したことを特徴とする。
請求項3では額縁本体における化粧枠と背面板との前後相互間を観賞品収納スペースとして画定し、その化粧枠へ透視窓の遮蔽可能な透明の防塵カバーを裏当て状態に貼り付けると共に、
上記観賞品収納スペースと連通する観賞品出し入れスリットを、上記額縁本体の1辺又は隣り合う2辺に開口形成したことを特徴とする。
請求項4ではスタンドの接地脚座を長方形又は等脚台形に造形して、その接地脚座へ横断状態に巻き付けた無端な伸縮バンドにより、メモ用紙や新聞などからの切り抜き記事、カード類、その他の枚葉保管物を、上記接地脚座へ押さえ付けることができるように定めたことを特徴とする。
更に、請求項5ではスタンドの接地脚座が回動ベース板と向かい合う内面又は外面へ、化粧用鏡又は黒板やホワイトボードなどの筆記板を埋設一体化したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、回動ベース板と接地脚座とから成る折りたたみ式スタンドの回動ベース板が、長方形な額縁本体の背面板へ支点軸を介して、縦向きと横向きとの少なくとも90度方向変換できるように枢着されている一方、そのスタンドを挟める対応位置関係の第1〜4索条が、上記背面板の4隅部に予じめ取り付けられているため、その第1〜4索条の隣り合う2本づつを各種枚葉観賞品の見やすい方向性に応じ、縦向き又は横向きに締結し変えるだけで、その上側を締結した2本の索条により、額縁本体を縦長又は横長として、建物の壁面から吊り掛け使用することができる。
そして、スタンドの接地脚座を回動ベース板への折りたたみ閉合状態に拘束すべく、その下側の締結状態にある2本の索条を解除し、上記スタンドの回動ベース板を90度方向変換して、その回動ベース板から接地脚座を引き起し開脚させることにより、上記額縁本体をやはり縦長又は横長として、テーブル面へ安定良く据え立て使用することもできるため、使用上の利便性と各種枚葉観賞品への汎用性に優れる。
その場合、請求項2の構成を採用するならば、額縁本体における長辺と短辺との差が大きい場合でも、その折りたたみ式スタンドを額縁本体の背後へ確実に隠れる大きさとして、無理なく造形することができ、額縁本体の各種長方形に対応しやすくなる。
又、請求項3の構成を採用するならば、額縁本体の観賞品収納スペースに収納された各種枚葉観賞品を、その透明な防塵カバーによって防塵状態に保つことができるほか、額縁本体の化粧枠に背面板が固着一体化されているとしても、その観賞品出し入れスリットから観賞品収納スペースに対して、各種枚葉観賞品を容易に出し入れ操作し得る効果がある。
更に、請求項4や請求項5の構成を採用するならば、額縁本体に付加価値を与えることができ、日常生活上の利便性も向上する。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、先ず図1〜9はそのスタンド付き額縁の第1実施形態を示しており、(F)は合成樹脂や軽金属、厚紙、経木、化粧合板、無垢な木材などの硬質材料から、例えば長辺(y):約340mm×短辺(x):約250mmの長方形に製作された平盤状の額縁本体であって、中央部に適当な大きさ(一例として約270mm×約180mm)の透視窓(10)を有する化粧枠(11)と、その化粧枠(11)の背面へ4辺を縁取る状態に固着一体化された背面板(12)とから成る。
そして、化粧枠(11)とその背面板(12)との前後相互間が、絵画や写真、色紙、賞状、証書、その他の各種枚葉観賞品(M)を収納できる観賞品収納スペース(13)として画定されている。
その場合、長方形な化粧枠(11)又は/及び背面板(12)の周辺部を折り返し重合状態に厚肉化したり、図3のような断面チャンネル型や断面アングル型に造形したり、或いはその化粧枠(11)と背面板(12)との前後相互間へ、別個なスペーサー(図示省略)を縁取り状態に介在させたりして、上記観賞品(M)の複数枚を収納できるように、その収納スペース(13)を広く確保しても良い。
何れにしても、上記化粧枠(11)とその背面板(12)とから形作られた長方形な額縁本体(F)の1辺又は隣り合う2辺には、上記観賞品収納スペース(13)と連通する観賞品出し入れスリット(14)が開口形成されており、ここから観賞品(M)をその収納スペース(13)に対して、円滑に出し入れ操作できるようになっている。
(S)は回動ベース板(15)と接地脚座(16)とから成る折りたたみ式のスタンドであり、そのうちの回動ベース板(15)が上記額縁本体(F)の背面板(12)へ1個の支点軸(17)を介して、縦向きと横向きとの少なくとも90度(α)(図例では360度)回動操作できるように枢着されている一方、接地脚座(16)がその回動ベース板(15)における上記額縁本体(F)の1辺と平行な稜線(h−h)を開閉ヒンジ(18a)(18b)として、回動ベース板(15)へ起伏的な開閉操作自在に枢支連結されている。
このような折りたたみ式のスタンド(S)も、上記額縁本体(F)と同種の硬質材料から製作されている。その額縁本体(F)の背面板(12)に対する回動ベース板(15)の回動支点軸(17)としては、リベットやピン、硬質な紙管などを採用すれば良く、又回動ベース板(15)に対する上記接地脚座(16)の開閉ヒンジ(18a)(18b)としては、その開脚した一定な交叉角度(γ)で停止する蝶番を採用してもさしつかえないが、図4に例示するような開閉操作手を放しても、バネの弾性付勢力や摩擦抵抗力などにより、その任意位置での安定良く停止し得る所謂フリーストップヒンジを採用することが望ましい。
しかも、上記スタンド(S)はその接地脚座(16)を回動ベース板(15)と閉合する伏倒状態に折りたたんだ時、これを回動支点軸(17)の廻りに縦向きと横向きとの90度(α)方向変換するも、額縁本体(F)の4辺から決して張り出し露呈せず、その額縁本体(F)の背後へ隠れる大きさに造形されている。
つまり、スタンド(S)の回動ベース板(15)に対する接地脚座(16)の開閉ヒンジ(18a)(18b)から、その廻りに折りたたまれた接地脚座(16)の下辺部までの間隔距離(L)が最大でも、額縁本体(F)の短辺(x)と同等以下の長さに寸法化されているわけである。
そのために、上記額縁本体(F)における長辺(y)と短辺(x)との差が比較的大きい第1実施形態では、そのスタンド(S)の回動ベース板(15)と接地脚座(16)とを、互いに同じ約200mm×約170mmの長方形な大きさとして、図2、3のような上記稜線(h−h)からのほぼ半折り状態に枢支連結すると共に、その回動ベース板(15)の中央部を回動支点軸(17)により、上記額縁本体(F)における背面板(12)の短辺(x)側へ片寄った偏心位置に枢着している。
但し、上記回動ベース板(15)から開閉ヒンジ(18a)(18b)の廻りに引き起す如く開脚された接地脚座(16)の下辺部が、テーブル面(T)へ水平状態での安定良く接地し得るならば、回動ベース板(15)の大きさを接地脚座(16)よりも小さく、又その回動ベース板(15)の形状を接地脚座(16)のそれと相違変化させてもさしつかえない。接地脚座(16)の下辺部へ滑り止め用の被膜(図示省略)を付属一体化させることも考えられる。
殊更、上記スタンド(S)の接地脚座(16)を図2のような長方形に造形した場合、これに無端な伸縮バンド(19)を上記開閉ヒンジ(18a)(18b)との平行な横断状態として、着脱自在に巻き付け使用することが好ましい。
そうすれば、日常生活上記憶しておくべき重要事項のメモ用紙や新聞などからの切り抜き記事、紙幣、カード類、その他の枚葉保管物(20)をその伸縮バンド(19)によって、上記回動ベース板(15)から折りたたみ閉合される接地脚座(16)の内面へ、弾力的に押さえ付け秘蔵することができ、著しく便利である。
(21a)(21b)(21c)(21d)は上記折りたたみ式スタンド(S)の就中接地脚座(16)を挾める間隔の対応位置関係として、額縁本体(F)を形作る背面板(12)の4隅部(P1)(P2)(P3)(P4)へ、各々抜け止め状態に取り付け一体化された紐やその他の索条であり、その合計4本の隣り合う2本づつを横向き又は縦向きとして、選択的に締結使用するようになっている。
即ち、図5、7は建物の壁面(W)に対する本発明の吊り掛け使用状態を示しているが、合計4本ある第1〜4索条(21a)〜(21d)のうち、今図2のように第1、2索条(21a)(21b)の2本と第3、4索条(21c)(21d)の2本を、各々額縁本体(F)の短辺(x)に沿う平行な延在状態として締結し、その締結した何れか一方の第1、2索条(21a)(21b)を上側として、壁面(W)から一体的に突出するフック金具(22)へ掛止させることにより、額縁本体(F)を図5のような縦長の吊り掛け使用状態に保つことができる。
その際、残る下側を締結した他方の第3、4索条(21c)(21d)により、上記スタンド(S)の接地脚座(16)を図2、3、5のような回動ベース板(15)へ折りたたみ伏倒した閉合状態に拘束することができ、その接地脚座(16)の不慮に開脚したり、上記回動ベース板(15)の振れ廻りガタ付いたりするおそれはない。
又、上記第1、2索条(21a)(21b)の締結状態と第3、4索条(21c)(21d)の締結状態を何れも一旦解除し、図6のように第1、3索条(21a)(21c)の2本と第2、4索条(21b)(21d)の2本を、各々額縁本体(F)の長辺(y)に沿う平行な延在状態として締結し変えると共に、上記スタンド(S)の回動ベース板(15)を回動支点軸(17)の廻りに90度(α)方向変換し、その締結した何れか一方の第1、3索条(21a)(21c)を上側として、やはり壁面(W)から突出するフック金具(22)へ掛止させることにより、上記額縁本体(F)を図7のような横長の吊り掛け使用状態に保てるのである。
その際にも、残る下側を締結した他方の第2、4索条(21b)(21d)により、やはりスタンド(S)の接地脚座(16)を図6、7のような回動ベース板(15)へ折りたたみ伏倒した閉合状態に拘束して、その接地脚座(16)の開脚や回動ベース板(15)の振れ廻りを防止することができる。
上記縦長の吊り掛け使用状態と、横長の吊り掛け使用状態との何れにあっても、そのフック金具(22)へ掛止される第1、2索条(21a)(21b)や第1、3索条(21a)(21c)の作用長さを、適宜長短変化させることにより、建物の壁面(W)に対する額縁本体(F)の傾斜角度(β)を、常に下方から直視しやすく大小調整することができる。
他方、図2の締結状態にある下側の第3、4索条(21c)(21d)や、図6の締結状態にある下側の第2、4索条(21b)(21d)を各々解除し、開閉自由になった上記スタンド(S)の接地脚座(16)を、その回動ベース板(15)から背後方向へ引き起して、適当な交叉角度(γ)だけ開脚させることにより、上記額縁本体(F)を図8のような縦長や図9のような横長として、テーブル面(T)へ安定良く据え立て使用することも可能である。
その場合、上記締結状態を解除した第3、4索条(21c)(21d)の2本や第2、4索条(21b)(21d)の2本は、図8、9から明白なように、これを各々スタンド(S)の回動ベース板(15)又は額縁本体(F)の背面板(12)へ、その横断状態に締結しておくことにより、見苦しく垂れ下がらないように後始末すれば良い。尚、上側に残っている第1、2索条(21a)(21b)や第1、3索条(21a)(21c)は、その締結状態のままに放置すれば足る。
次に、図10〜14は本発明に係るスタンド付き額縁の第2実施形態を示しており、これから明白なように、額縁本体(F)における長辺(y)と短辺(x)との差が比較的小さい場合には、その折りたたみ式スタンド(S)における回動ベース板(15)の偏心部を回動支点軸(17)により、額縁本体(F)における背面板(12)の中央部へ枢着すると共に、接地脚座(16)をそのほぼ半円形の回動ベース板(15)よりも大きな下広がりのほぼ等脚台形に造形しても良い。
このように構成したとしても、回動支点軸(17)の廻りに90度(α)方向変換されるスタンド(S)の接地脚座(16)が、その折りたたみ状態において額縁本体(F)の4辺から張り出し露呈するおそれはなく、そのほぼ等脚台形の大きな接地脚座(16)によって、額縁本体(F)をテーブル面(T)へ一層安定良く据え立て使用できるからである。
その第2実施形態に示す如く、透明な合成樹脂板や合成樹脂フィルム、ガラス板などの防塵カバー(23)を、額縁本体(F)の化粧枠(11)へ裏当て付属状態に貼り付けて、その化粧枠(11)の透視窓(10)を透視できるように遮蔽しても良い。
又、額縁本体(F)における背面板(12)の4隅部(P1)(P2)(P3)(P4)へ、背後から別個な吊り環(24)を各々回動自在に枢着して、その各吊り環(24)へ上記第1〜4索条(21a)〜(21d)を通し込み状態や結束状態に係止させることにより、その索条(21a)〜(21d)だけを新品と交換できるように定めても良い。
更に、上記スタンド(S)の接地脚座(16)が回動ベース板(15)と向かい合う内面に、カード収納用ポケット(25)を切り欠き形成したり、或いはその接地脚座(16)の内面や外面へ、化粧用鏡(26)又は黒板やホワイトボードなどの筆記板(図示省略)を埋設一体化したりすることも考えられる。
そうすれば、その接地脚座(16)のポケット(25)へ収納した診察券やポイントカード、その他の各種カード類(27)を、上記伸縮バンド(19)での脱落不能に押さえ付け固定でき、その紛失しない保管上の利便性や額縁の付加価値が向上する。
尚、本発明の第2実施形態におけるその他の構成と使用法並びに使用状態は、上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図10〜14に図1〜9との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
本発明に係るスタンド付き額縁の第1実施形態を示す正面図である。 図1の背面図である。 図2の3−3線断面図である。 開閉ヒンジを抽出して示す断面図である。 縦長として壁面へ吊り掛けた使用状態を示す側断面図である。 図2からスタンドを90度方向変換させ、第1〜4索条を締結し変えた状態の背面図である。 横長として壁面へ吊り掛けた使用状態を示す図5に対応する側断面図である。 縦長としてテーブル面へ据え立てた使用状態を示す側断面図である。 横長としてテーブル面へ据え立てた使用状態を示す側断面図である。 本発明に係るスタンド付き額縁の第2実施形態を示す背面図である。 図10の11−11線断面図である。 図10からスタンドを90度方向変換させ、第1〜4索条を締結し変えた状態の背面図である。 図11の額縁を壁面へ吊り掛けた使用状態の側断面図である。 図11の額縁をテーブル面へ据え立てた使用状態の側断面図である。
符号の説明
(10)・透視窓
(11)・化粧枠
(12)・背面板
(13)・観賞品収納スペース
(14)・観賞品出し入れスリット
(15)・回動ベース板
(16)・接地脚座
(17)・回動支点軸
(18a)(18b)・開閉ヒンジ
(19)・伸縮バンド
(20)・枚葉保管物
(21a)・第1索条
(21b)・第2索条
(21c)・第3索条
(21d)・第4索条
(22)・フック金具
(23)・防塵カバー
(24)・吊り環
(25)・ポケット
(26)・鏡
(27)・カード類
(F)・額縁本体
(M)・観賞品
(S)・スタンド
(T)・テーブル面
(W)・壁面
(P1)(P2)(P3)(P4)・止着点
(x)・短辺
(y)・長辺
(h−h)・折り曲げ稜線
(α)・回動角度
(β)・傾斜角度
(γ)・交叉角度

Claims (5)

  1. 透視窓(10)を有する化粧枠(11)と、その背面の縁取り状態に固着一体化された背面板(12)との前後相互間へ、絵画や写真などの各種枚葉観賞品(M)を出し入れ自在に収納して、その観賞品(M)を上記透視窓(10)から透視する長方形な額縁本体(F)と、
    その額縁本体(F)の背面板(12)へ1個の支点軸(17)を介して、縦向きと横向きとの少なくとも90度(α)方向変換できるように枢着された回動ベース板(15)と、その回動ベース板(15)へ上記額縁本体(F)の1辺と平行な稜線(h−h)を開閉ヒンジ(18a)(18b)とする起伏的な開閉操作自在に枢支連結された接地脚座(16)とから、上記額縁本体(F)の背後へ隠れる全体的な大きさに造形された折りたたみ式スタンド(S)と、
    そのスタンド(S)を挾める間隔の対応位置関係として、上記額縁本体(F)における背面板(12)の4隅部(P1)(P2)(P3)(P4)へ各々抜け止め状態に取り付けられた第1〜4索条(21a)(21b)(21c)(21d)とを備え、
    その第1〜4索条(21a)〜(21d)の隣り合う2本づつを上記額縁本体(F)の短辺(x)に沿う平行な延在状態と、同じく額縁本体(F)の長辺(y)に沿う平行な延在状態との選択的に締結して、
    その締結した下側の2本により上記スタンド(S)の接地脚座(16)を回動ベース板(15)へ折りたたみ伏倒した閉合状態に拘束する一方、同じく締結した上側の2本を建物の壁面(W)から突出するフック金具(22)へ止させることにより、上記額縁本体(F)を縦長又は横長として吊り掛け使用できるほか、
    上記接地脚座(16)の拘束状態に締結している下側の2本を解除して、その接地脚座(16)を回動ベース板(15)から引き起し開脚させることにより、上記額縁本体(F)をやはり縦長又は横長としてテーブル面(T)へ据え立て使用することもできるように定めたことを特徴とするスタンド付き額縁。
  2. スタンド(S)の回動ベース板(15)と接地脚座(16)とを互いに同じ大きさの長方形に造形して、その額縁本体(F)の1辺と平行な稜線(h−h)からのほぼ半折り状態に枢支連結すると共に、
    上記回動ベース板(15)の中央部を1個の回動支点軸(17)により、額縁本体(F)における背面板(12)の短辺(x)側へ片寄った偏心位置に枢着したことを特徴とする請求項1記載のスタンド付き額縁。
  3. 額縁本体(F)における化粧枠(11)と背面板(12)との前後相互間を観賞品収納スペース(13)として画定し、その化粧枠(11)へ透視窓(10)の遮蔽可能な透明の防塵カバー(23)を裏当て状態に貼り付けると共に、
    上記観賞品収納スペース(13)と連通する観賞品出し入れスリット(14)を、上記額縁本体(F)の1辺又は隣り合う2辺に開口形成したことを特徴とする請求項1記載のスタンド付き額縁。
  4. スタンド(S)の接地脚座(16)を長方形又は等脚台形に造形して、その接地脚座(16)へ横断状態に巻き付けた無端な伸縮バンド(19)により、メモ用紙や新聞などからの切り抜き記事、カード類、その他の枚葉保管物(20)を、上記接地脚座(16)へ押さえ付けることができるように定めたことを特徴とする請求項1記載のスタンド付き額縁。
  5. スタンド(S)の接地脚座(16)が回動ベース板(15)と向かい合う内面又は外面へ、化粧用鏡(26)又は黒板やホワイトボードなどの筆記板を埋設一体化したことを特徴とする請求項1記載のスタンド付き額縁。
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