JP4118712B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の入力バッファおよび出力バッファに関するものであり、特にインピーダンス・コントロール機能付き入力バッファまたはインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファを有する半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
システムボード上には複数の半導体集積回路が搭載されている。その中の半導体集積回路の1つが、たとえば、システムボード上の複数の半導体集積回路を制御している場合、その伝送経路は長短複雑なものとなる。半導体集積回路が、最も長い伝送経路を介して信号を伝送するためには、駆動能力の大きい出力バッファを用いなければならない。すなわち、内部インピーダンスの低い出力バッファを用いなければならない。
【0003】
しかしながら、内部インピーダンスの低い出力バッファを用いると反射、干渉、ノイズ等の影響が大きくなってしまう。したがって、反射、干渉、ノイズ等の影響を考えると、駆動能力の小さい出力バッファ(内部インピーダンスの高い出力バッファ)を用いたほうがよい。
【0004】
また、システムボード上の伝送経路が長い場合には、伝送経路の特性インピーダンスに適した内部インピーダンスを有する出力バッファで駆動しないと、反射が大きくなってしまう。
【0005】
このような問題を改善するために、伝送経路に適応した内部インピーダンスに調整することができるインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファがある。従来のインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファは、PチャンネルトランジスタとNチャンネルトランジスタをそれぞれ複数段備えている。インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファの出力が“H”の場合には、Nチャンネルトランジスタのゲートに接続されている制御信号によりすべてのNチャンネルトランジスタをオフにする。そして、Pチャンネルトランジスタのゲートに接続された制御信号によりPチャンネルトランジスタをそれぞれオンまたはオフにしてインピーダンスを調整する。インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファの出力が“L”の場合には、Pチャンネルトランジスタのゲートに接続された制御信号によりすべてのPチャンネルトランジスタをオフにする。そして、Nチャンネルトランジスタのゲートに接続された制御信号によりNチャンネルトランジスタをそれぞれオンまたはオフにしてインピーダンスを調整する(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−177380号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、制御信号により内部インピーダンスを切り替えて伝送経路に適したインピーダンスに調整することはできるが、インピーダンスを切り替える際に出力信号にノイズが生じるという問題がある。すなわち、PチャンネルトランジスタまたはNチャンネルトランジスタのオン/オフの切り替えにより出力信号にノイズが生じ、その信号により駆動されるシステムボード上の半導体集積回路が誤動作してしまうという問題がある。
【0008】
また、システムボード上に搭載する半導体集積回路すべてがインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファを備えているとは限らない。制御信号を出力する半導体集積回路がインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファを備えていない場合には、制御される側の半導体集積回路の入力バッファにおいて伝送経路の特性インピーダンスに適したインピーダンスを調節しなければならない。しかしながら、上記従来技術では、入力バッファの内部インピーダンスを制御する技術は開示されていない。したがって、上記従来技術では、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファを備えていない半導体集積回路に制御される場合、伝送経路の特性インピーダンスに適応することができずに、反射、干渉、ノイズ等の影響が大きくなってしまうという問題があった。
【0009】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファまたはインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファのインピーダンスを切り替える際に発生するノイズに影響を受けることなくデータを出力する半導体集積回路を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明にかかる半導体集積回路は、任意のタイミングで変化するPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号に基づいて外部に出力する出力データの出力インピーダンスを変更する機能を有する半導体集積回路において、複数のPチャンネルトランジスタおよび複数のNチャンネルトランジスタを有し、前記出力データが第1の出力レベルの場合、前記複数のNチャンネルトランジスタにより出力インピーダンスを決定し、前記出力データが第2の出力レベルの場合、前記複数のPチャンネルトランジスタにより出力インピーダンスを決定するインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファと、前記Pチャンネル制御信号と前記Nチャンネル制御信号とを保持する複数のフリップフロップ回路を含む制御信号保持部を有し、前記出力データが前記第1の出力レベルの場合に前記フリップフロップ回路にて前記Pチャンネル制御信号を保持し前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し、前記出力データが前記第2の出力レベルの場合に前記フリップフロップ回路にて前記Nチャンネル制御信号を保持し、前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力するように前記Pチャンネル制御信号および前記Nチャンネル制御信号のタイミングを制御するインピーダンス制御部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、インピーダンス制御部は、出力データが“L”の時にPチャンネル制御信号をインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し、出力データが“H”の時にNチャンネル制御信号をインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体集積回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
実施の形態1.
図1〜図5を用いて本発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明における実施の形態1の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。この発明における実施の形態1の半導体集積回路は、インピーダンス制御部10と、レベルシフタ20と、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30とを備えている。
【0014】
インピーダンス制御部10は、データDIN,インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のインピーダンスを制御するためのn(n>1,nは自然数)本のPチャンネ制御信号PCNT1〜PCNTnとn本のNチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTn,クロックCKおよびリセットRBに基づいて、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のインピーダンスを所定のタイミングで切り替えるためのn本のPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnとn本のNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnを生成する。nは、後述するインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30の最終端トランジスタの数で決定する。生成したPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnおよびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnをインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30に出力する。また、データDINをクロックCKに同期させた同期データDOUTをレベルシフタ20に出力する。
【0015】
図2は、図1のインピーダンス制御部10の一例を示す回路図である。インピーダンス制御部10は、クロック端子Tに入力される信号の立ち上がりでデータをラッチするリセット機能付きフリップフロップ101,121〜12nと、クロック端子Tの立下りでデータをラッチするフリップフロップ111〜11nとを備えている。リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ101は、クロックCKの立ち上がりでデータDINをラッチして、同期データDOUTとして出力する。また、フリップフロップ101は、同期データDOUTをフリップフロップ111〜11n,121〜12nのクロック端子Tに出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ101は、同期データDOUTを“L”にする。
【0016】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ111〜11nは、同期データDOUTの立下りでPチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnをラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnを出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ111〜11nは、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnをすべて“L”にする。
【0017】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ121〜12nは、同期データDOUTの立ち上がりでNチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTnをラッチしてNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnを出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ121〜12nは、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnをすべて“L”にする。
【0018】
レベルシフタ20は、同期データDOUTをインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30に合わせたレベルに調整して、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAを生成する。生成したPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAをインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30に出力する。
【0019】
インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30は、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnおよびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnに基づいたインピーダンスで出力データOUTを出力する。
【0020】
図3は、図1に示したインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30の最終端トランジスタの構成の概略図である。インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30は、反転ゲートであるインバータIV1〜IVnと、ナンドゲートであるND0〜NDnと、ノアゲートであるNR0〜NRnと、PチャンネルトランジスタPTr0〜PTrnと、NチャンネルトランジスタNTr0〜NTrnとを備えている。
【0021】
ナンドゲートND0の一方にはPチャンネルトランジスタ用データPDATAが入力され、もう一方の入力には、電源電圧VDDが入力される。ナンドゲートND0の出力は、PチャンネルトランジスタPTr0のゲートに接続される。すなわち、PチャンネルトランジスタPTr0は、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“H”の時の、最小インピーダンスとなる。
【0022】
ナンドゲートND1〜NDnの一方にはPチャンネルトランジスタ用データPDATAが、もう一方の入力には、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnがそれぞれ入力される。ナンドゲートND1〜NDnの出力は、それぞれPチャンネルトランジスタPTr1〜PTrnのゲートに接続される。すなわち、ナンドゲートND1〜NDnは、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“H”の時に、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnに基づいてn個のPチャンネルトランジスタPTr1〜PTrnを制御(オンまたはオフ)してインピーダンスを決定する。
【0023】
ノアゲートNR0の一方にはNチャンネルトランジスタ用データNDATAが入力され、もう一方の入力は接地される。ノアゲートNR0の出力は、NチャンネルトランジスタNTr0のゲートに接続される。すなわち、NチャンネルトランジスタNTr0は、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“L”の時の、最小インピーダンスとなる。
【0024】
ノアゲートNR1〜NRnの一方にはNチャンネルトランジスタ用データNDATAが、もう一方の入力には、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnがインバータIV1〜IVnを介してそれぞれ入力される。ノアゲートNR1〜NRnの出力は、それぞれNチャンネルトランジスタNTr1〜NTrnのゲートに接続される。すなわち、ノアゲートNR1〜NRnは、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“L”の時に、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnに基づいてn個のNチャンネルトランジスタNTr1〜NTrnを制御(オンまたはオフ)してインピーダンスを決定する。
【0025】
つぎに、図4および図5のタイムチャートを参照して、この実施の形態1の半導体集積回路の動作を説明する。図4および図5のタイムチャートは、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のPチャンネルトランジスタおよびNチャンネルトランジスタの数nがそれぞれ5の時のタイムチャートである。
【0026】
ます、図4のタイムチャートを参照して、リセットRBがネゲート(この場合“H”)の場合の半導体集積回路の動作を説明する。フリップフロップ101は、クロックCKの立ち上がりに同期してデータDINをラッチして、同期データDOUTをフリップフロップ111〜11nのクロック端子Tに出力する。すなわち、フリップフロップ101は、データDINが“H”の場合、クロックCKの立ち上がりで同期データDOUTを“H”に、データDINが“L”の場合、クロックCKの立ち上がりで同期データDOUTを“L”にする。
【0027】
時刻t1において、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1が“10h”から“12h”に変化する。すなわち、Pチャンネル制御信号PCNT2が“L”から“H”に変化する。しかし、同期データDOUTが“H”であるのでPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY2は“L”のまま変化しない。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜1は、“10h”のまま変化しない。
【0028】
時刻t2において、同期データDOUTが“H”から“L”に変化すると、フリップフロップ115〜111は、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1をラッチして、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1を出力する。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY2が“L”から“H”に変化して、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1が“10h”から“12h”に変化する。このとき、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“10h”から“12h”に変化しているが、同期データDOUTは“H”から“L”に変化しているためNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は、“10h”のまま変化しない。
【0029】
同期データDOUTが“H”から“L”に変化するとレベルシフタ20は、同期データDOUTのレベルを調整してPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAをそれぞれ“H”から“L”にする。
【0030】
Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“H”から“L”に変化すると、ナンドゲートND5〜ND0はそれぞれ出力を“H”にする。これにより、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0はオフになる。
【0031】
一方、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“H”から“L”に変化すると、ノアゲートNR0は出力を“H”にする。これにより、NチャンネルトランジスタNTr0がオンになる。また、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“10h”である。したがって、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“H”から“L”に変化すると、ノアゲートNR5〜NR1は出力を“10h”にする。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1が有効となり、NチャンネルトランジスタNTr5がオンに、NチャンネルトランジスタNTr4〜NTr1がオフになる。これにより、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0で決定されていたインピーダンスは、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0で決定したインピーダンスに変更される。そして、出力データOUTは“L”になる。
【0032】
時刻t3において、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“12h”から“11h”に変化する。しかし、同期データDOUTが“L”のままであるのでNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“10h”のまま変化しない。
【0033】
時刻t4において、同期データDOUTが“L”から“H”に変化すると、フリップフロップ125〜121は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1をラッチしてNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1を“11h”にする。
【0034】
同期データDOUTが“L”から“H”に変化するとレベルシフタ20は、同期データDOUTのレベルを調整してPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAをそれぞれ“L”から“H”にする。
【0035】
Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“L”から“H”に変化すると、ノアゲートNR5〜NR0はそれぞれ出力を“L”にする。これにより、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0はオフになる。
【0036】
一方、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“L”から“H”に変化すると、ナンドゲートNR0は出力を“L”にする。これにより、PチャンネルトランジスタPTr0がオンになる。また、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1は“12h”である。したがって、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“L”から“H”に変化すると、ナンドゲートND5〜ND1は、出力を“0dh”にする。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1が有効となり、PチャンネルトランジスタPTr4,PTr3,PTr1がオフに、PチャンネルトランジスタPTr5,PTr2がオンになる。これにより、時刻t2から時刻t4までNチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0で決定されていたインピーダンスは、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0で決定したインピーダンスに変更される。そして、出力データOUTは“H”になる。
【0037】
時刻t5において、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1が“11h”に変化するが、時刻t1と同様に同期データDOUTが“H”であるので、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号は“12h”のまま変化しない。
【0038】
時刻t6において、同期データDOUTが“H”から“L”に変化すると、レベルシフタ20は、時刻t2と同様にPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAを“L”にする。これにより、ナンドゲートND5〜ND0の出力が“H”になり、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0がオフになる。また、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1が有効となる。すなわち、時刻t4から時刻t6までPチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0で決定されていたインピーダンスは、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0で決定したインピーダンスに変更される。そして、出力データOUTは“L”になる。
【0039】
つぎに、図5のタイムチャートを参照して、リセットRBがアサートの場合の半導体集積回路の動作を説明する。時刻t11において、リセットRBがアサート(この場合“L”)に変化する。リセットRBが“L”になると、フリップフロップ101,115〜111,125〜121は、それぞれ出力を“L”する。すなわち、データDIN,Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1およびNチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1の値に関係なく、同期データDOUT,Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1,Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1がすべて“L”になる。
【0040】
同期データDOUTが“H”から“L”に変化するとレベルシフタ20は、同期データDOUTのレベルを調整してPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAをそれぞれ“H”から“L”にする。
【0041】
Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“H”から“L”に変化すると、ナンドゲートND5〜ND0はそれぞれ出力を“H”にする。これにより、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0はオフになる。
【0042】
一方、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“H”から“L”に変化すると、ノアゲートNR0は出力を“H”にする。これにより、NチャンネルトランジスタNTr0がオンになる。また、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“00h”である。したがって、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“H”から“L”に変化すると、ノアゲートNR5〜NR1は、出力を“00h”にする。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1が有効となりNチャンネルトランジスタNTr5〜NTr1がすべてオフになる。これにより、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0で決定されていたインピーダンスは、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr1で決定されたインピーダンスに変更される。すなわち、NチャンネルトランジスタNTr0だけがオンとなり、最小インピーダンスとなる。そして、出力データOUTは“L”になる。
【0043】
時刻t12において、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“10h”から“12h”に変化する。しかし、リセットRBが“L”であるので、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“00h”のまま変化しない。
【0044】
時刻t13において、リセットRBがネゲート(この場合“H”)になる。しかし、同期データDOUTは“L”のままであるのでPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は変化しない。すなわち、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のインピーダンスは変化しない。
【0045】
時刻t14において、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“12h”から“11h”に変化する。しかし、同期データDOUTは“L”のままであるので、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“00h”のまま変化しない。
【0046】
時刻t15において、同期データDOUTが“L”から“H”に変化すると、フリップフロップ125〜121は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1をラッチして、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1を“11h”にする。
【0047】
同期データDOUTが“L”から“H”に変化すると、レベルシフタ20は、同期データDOUTのレベルを調整してPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAをそれぞれ“L”から“H”にする。
【0048】
Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“L”から“H”に変化すると、ノアゲートNR5〜NR0はそれぞれ出力を“L”にする。これにより、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0はオフになる。
【0049】
一方、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“L”から“H”に変化すると、ナンドゲートNR0は出力を“L”にする。これにより、PチャンネルトランジスタPTr0がオンになる。また、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1は、“00h”である。したがって、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAが“L”から“H”に変化すると、ナンドゲートND5〜ND1は、出力を“1fh”にする。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1が有効となり、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr1がすべてオフになる。これにより、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr1で決定されていたインピーダンスは、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr1で決定されたインピーダンスに変更される。すなわち、PチャンネルトランジスタPTr0だけがオンとなり、最小インピーダンスとなる。そして、出力データOUTは“H”になる。
【0050】
時刻t16において、同期データDOUTが“H”から“L”に変化すると、フリップフロップ115〜111は、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1をラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1を“11h”にする。
【0051】
同期データDOUTが“H”から“L”に変化すると、レベルシフタ20は、同期データDOUTのレベルを調整してPチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAをそれぞれ“H”から“L”にする。
【0052】
Pチャンネルトランジスタ用データNDATAが“L”から“H”に変化すると、ナンドゲートND5〜ND0はそれぞれ出力を“H”にする。これにより、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0はオフになる。
【0053】
一方、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“H”から“L”に変化すると、ノアゲートNR0は出力を“H”にする。これにより、NチャンネルトランジスタNTr0がオンになる。また、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は、“11h”である。したがって、Nチャンネルトランジスタ用データNDATAが“H”から“L”に変化すると、ノアゲートNR5〜NR1は、出力を“11h”にする。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1が有効となり、NチャンネルトランジスタNTr4〜NTr2がオフに、NチャンネルトランジスタNTr5,NTr1がオンになる。これにより、PチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0で決定されていたインピーダンスは、NチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0で決定されたインピーダンスに変更される。そして、出力データOUTは“L”になる。
【0054】
このように、インピーダンス制御部10は、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のPチャンネルトランジスタPTr5〜PTr1がオフになる時にPチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1をラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1を変化させる。また、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のNチャンネルトランジスタNTr5〜NTr1がオフになる時にNチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1をラッチしてNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1を変化させるようにしているため、インピーダンスを切り替える際に出力データのノイズの発生を防止することができる。
【0055】
実施の形態2.
図6〜図8を用いて本発明の実施の形態2を説明する。実施の形態1では、インピーダンス制御部が、Pチャンネル制御信号を出力データが“L”の時にインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し、Nチャンネル制御信号を出力データが“H”の時にインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力するようにして、インピーダンスを切り替える際に出力データのノイズの発生を防止している。しかしながら、図5に示したように、リセットRBをアサートからネゲートにした場合、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファのインピーダンスをPチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1またはNチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1により指定されたインピーダンスに変更する時間(時刻t13から時刻t16)は、データDATAの変化に依存してしまう。すなわち、リセットRBがネゲートになっても、すぐに所望のインピーダンスに変更することができないという問題があった。
【0056】
この実施の形態2では、このような問題を改善するために、リセットRBがアサートの場合にもPチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1またはNチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1に基づいてインピーダンスの変更を可能とし、リセットRBがネゲートになった場合に、データDATAに依存することなく所望のインピーダンスに変更することができるようにするものである。
【0057】
図6は、この発明における実施の形態2の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。この実施の形態2における半導体集積回路では、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnおよびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnのタイミングを制御するためのストローブSTRBがインピーダンス制御部40に入力されている。実施の形態1と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0058】
図7は、図6に示したインピーダンス制御部40の一例を示すブロック図である。インピーダンス制御部40は、反転回路であるインバータIV11〜IV1n,IV21〜IV2nと、オアゲートであるOR11〜OR1n,OR21〜OR2n,OR31〜OR3n,OR41〜OR4nと、クロック端子Tに入力される信号の立ち上がりでデータをラッチするリセット機能付きフリップフロップ201と、クロック端子Tに入力される信号の立ち上がりでデータをラッチするセット・リセット機能付きフリップフロップ211〜21n,221〜22n,241〜24nと、クロック端子Tに入力される信号の立下りでデータをラッチするセット・リセット機能付きフリップフロップ231〜23nとを備えている。
【0059】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ201は、クロックCKの立ち上がりでデータDINをラッチして、同期データDOUTとして出力する。また、フリップフロップ201は、同期データDOUTをフリップフロップ231〜23n,241〜24nのクロック端子Tに出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ101は、同期データDOUTを“L”にする。
【0060】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフリップ211〜21nは、ストローブSTRBの立ち上がりでPチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnをラッチして、フリップフロップ231〜23nに出力する。フリップフロップ231〜23nは、同期データDOUTの立下りでフリップフロップ211〜21nの出力をラッチして、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnを出力する。すなわち、フリップフロップ231〜23nは、フリップフロップ211〜21nを介してPチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTn1をラッチして、同期データDOUTの立下りに同期してPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnを出力する。
【0061】
リセットRBがアサートの場合、オアゲートOR11〜OR1nは、インバータIV11〜IV1nを介して入力されたPチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnをフリップフロップ211〜21n,231〜23nのセット端子Sに出力する。オアゲートOR21〜OR2nは、Pチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnをフリップフロップ211〜21n,231〜23nのリセット端子Rに出力する。これにより、フリップフロップ211〜21n,231〜23nは、Pチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnの値を出力する。すなわち、リセットRBがアサートの場合、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTYnには、Pチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnの値がスルーで出力される。
【0062】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフリップ221〜22nは、ストローブSTRBの立ち上がりでNチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTnをラッチして、フリップフロップ241〜24nに出力する。フリップフロップ241〜24nは、同期データDOUTの立ち上がりでフリップフロップ221〜22nの出力をラッチして、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnを出力する。すなわち、フリップフロップ241〜24nは、フリップフロップ221〜22nを介してNチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTnをラッチして、同期データDOUTの立ち上がりに同期してNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTYnを出力する。
【0063】
リセットRBがアサートの場合、オアゲートOR31〜OR3nは、インバータIV21〜IV2nを介して入力されたNチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTnをフリップフロップ221〜22n,241〜24nのセット端子Sに出力する。オアゲートOR31〜OR3nは、Nチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTnをフリップフロップ221〜22n,241〜24nのリセット端子Rに出力する。これにより、フリップフロップ221〜22n,241〜24nは、Nチャンネル制御信号NCNT1〜NCNTnの値を出力する。すなわち、リセットRBがアサートの場合、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜 NCNTYnには、Nチャンネル制御信号PCNT1〜PCNTnの値がスルーで出力される。
【0064】
つぎに、図8のタイムチャートを参照して、この実施の形態2の半導体集積回路の動作を説明する。図8のタイムチャートは、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30のPチャンネルトランジスタおよびNチャンネルトランジスタの数nがそれぞれ5の時のタイムチャートである。インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30が、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY1〜PCNTY5およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY1〜NCNTY5に基づいてインピーダンスを切り替える動作については実施の形態1と同様の動作となるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0065】
時刻t21において、リセットRBがアサート(この場合“L”)に変化する。リセットRBが“L”になると、フリップフロップ201は、同期データDOUTを“L”にする。オアゲートOR15〜OR11は、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1を反転させた信号をフリップフロップ215〜211,235〜231のセット端子Sに出力する。ここでは、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1が“12h”であるので、フリップフロップ215,212,235,232のセット端子Sには“L”が、フリップフロップ214,213,211,234,233,231のセット端子Sには“H”が入力される。オアゲートOR25〜OR21は、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1の値を出力する。すなわち、フリップフロップ215,212,235,232のリセット端子Rには“H”が、フリップフロップ214,213,211,234,233,231のリセット端子Rには“L”が入力される。これにより、フリップフロップ215〜211,235〜231は、Pチャンネル制御信号PCNT5〜PCNT1の値を出力する。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTY5〜PCNTY1は“12h”になる。
【0066】
オアゲートOR35〜OR31は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1を反転させた信号をフリップフロップ225〜221,245〜241のセット端子Sに出力する。ここでは、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“11h”であるので、フリップフロップ225,221,245,241のセット端子Sには“L”が、フリップフロップ224〜222,244〜242のセット端子Sには“H”が入力される。オアゲートOR45〜OR41は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1の値を出力する。すなわち、フリップフロップ225,221,245,241のリセット端子Rには“H”が、フリップフロップ224〜222,244〜242のリセット端子Rには“L”が入力される。これにより、フリップフロップ225〜221,245〜241は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜PCNT1の値を出力する。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“11h”になる。
【0067】
同期データDOUTが“L”であるので、レベルシフタ20は、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAは、それぞれ“L”になる。インピーダンス・コントロール付出力バッファ30は、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1を有効にして、インピーダンスを決定する。
【0068】
時刻t22において、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“11h”から“12h”に変化する。オアゲートOR35〜OR31は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1を反転させた信号をフリップフロップ225〜221,245〜241のセット端子Sに出力する。ここでは、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“12h”であるので、フリップフロップ225,222,245,242のセット端子Sには“L”が、フリップフロップ224,223,221,244,243,241のセット端子Sには“H”が入力される。オアゲートOR45〜OR41は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1を出力する。すなわち、フリップフロップ225,222,245,242のリセット端子Rには“H”が、フリップフロップ224,223,221,244,243,241のリセット端子Rには“L”が入力される。これにより、フリップフロップ225〜221,245〜241は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜PCNT1の値を出力する。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1は“12h”になり、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1がスルーで出力されたことになる。
【0069】
Pチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAが“L”であるので、インピーダンス・コントロール付出力バッファ30は、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1に基づいてインピーダンスを決定する。すなわち、NチャンネルトランジスタNTr2がオフからオンに、NチャンネルトランジスタNTr1がオフからオンになる。この場合、出力データOUTを出力しているNチャンネルトランジスタが変化するため、出力データOUTにノイズが発生することがある。しかし、リセット時であるため、システムボード上に搭載されている他の半導体集積回路もリセットされており、ノイズによる影響はない。
【0070】
時刻t23において、リセットRBがネゲート(この場合“H”)に変化する。オアゲートOR11〜OR15,OR21〜OR25,OR31〜OR35,OR41〜OR45は、それぞれ出力を“H”にする。これにより、フリップフロップ211〜215,221〜225はストローブSTRBの立ち上がりで、フリップフロップ231〜235は同期データDOUTの立下りで、フリップフロップ241〜245は同期データDOUTの立ち上がりで、それぞれ端子Dの値をラッチして出力する動作となる。
【0071】
時刻t24において、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1が“12h”から“11h”に変化する。時刻t25において、フリップフロップ225〜221は、Nチャンネル制御信号NCNT5〜NCNT1をラッチしてフリップフロップ245〜241に出力する。
【0072】
時刻t26において、フリップフロップ201は、データDINをラッチして同期データDOUTを“H”にする。同期データDOUTが“L”から“H”に変化すると、フリップフロップ245〜241は、フリップフロップ225〜221の出力、すなわち、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNT1をラッチして、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTY5〜NCNTY1を“11h”にする。
【0073】
同期データDOUTが“H”であるので、Pチャンネルトランジスタ用データPDATAおよびNチャンネルトランジスタ用データNDATAがそれぞれ“H”になる。これにより、インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ30は、インピーダンスを決定するトランジスタをNチャンネルトランジスタNTr5〜NTr0からPチャンネルトランジスタPTr5〜PTr0に切り替える。そして、出力OUTを“H”にする。
【0074】
このようにこの実施の形態2では、インピーダンス制御部が、リセットがアサートの場合、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号にPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号をスルーで出力するようにしているため、リセット時およびリセットから復帰した場合でも所望のインピーダンスを有することができる。
【0075】
実施の形態3.
図9〜図13を用いて本発明の実施の形態3を説明する。図9は、この発明における実施の形態3の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。この発明における実施の形態3の半導体集積回路は、入力インピーダンス制御部60と、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50とを備えている。
【0076】
インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTI1〜PCNTImおよびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTI1〜NCNTImに基づいてインピーダンスを決定する。
【0077】
図10は、図9に示したインピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50がm(m>1,mは自然数)個のPチャンネルトランジスタとNチャンネルトランジスタとのインピーダンスを終端抵抗として取り扱う場合の構成の概略図である。インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、反転回路であるインバータIV51〜IV5mと、ナンドゲートであるND21〜ND2mと、ノアゲートであるNR21〜NR2mと、PチャンネルトランジスタPTr111〜PTr11mと、NチャンネルトランジスタNTr111〜NTr11mと、比較器300と、抵抗R1,R2とを備えている。
【0078】
ナンドゲートND21〜ND2mの一方にはPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTI1〜PCNTImが入力される。ナンドゲートND21〜ND2mのもう一方の入力には電源電圧VDDが入力される。ナンドゲートND21〜ND2mの出力は、PチャンネルトランジスタPTr111〜PTr11mのゲートに接続される。すなわち、ナンドゲートND21〜ND2mは、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTI1〜PCNTImに基づいてPチャンネルトランジスタPTr111〜PTr11mを制御(オンまたはオフ)してインピーダンスを決定する。
【0079】
ノアゲートNR21〜NR2mの一方にはNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTI1〜NCNTImがインバータIV51〜IV5mを介して入力される。ノアゲートNR21〜NR2mのもう一方は接地される。ノアゲートNR21〜NR2mの出力は、NチャンネルトランジスタNTr111〜NTr11mのゲートに接続される。すなわち、ノアゲートNR21〜NR2mは、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTI1〜NCNTImに基づいてNチャンネルトランジスタNTr111〜NTr11mを制御(オンまたはオフ)してインピーダンスを決定する。
【0080】
PチャンネルトランジスタPTr111〜PTr11mのソースは、電源電圧に接続される。PチャンネルトランジスタPTr111〜PTr11mのドレインは、抵抗R1に接続される。NチャンネルトランジスタNTr111〜NTr11mのソースは、抵抗R2に接続される。NチャンネルトランジスタNTr111〜NTr11mのドレインは接地される。抵抗R1と抵抗R2は比較器300の反転入力に接続される。
【0081】
比較器300は、反転入力に入力された基準電圧VREFと半導体集積回路の外部端子から比較器300の非反転入力に入力される入力データDATAINとを比較して、比較した結果であるデータBDATAを入力インピーダンス制御部60に出力する。
【0082】
入力インピーダンス制御部60は、Pチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImおよびNチャンネル制御信号NCNTI1〜NCNTImに基づいて、データBDATAをラッチするタイミングとは異なるタイミングでPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmおよびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmをインピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50に出力する。
【0083】
図11は、図9に示した入力インピーダンス制御部60の一例を示す回路図である。入力インピーダンス制御部60は、クロック端子Tに入力される信号の立ち上がりでデータをラッチするフリップフロップ301,311〜31m,321〜32mと、クロック端子Tに入力される信号の立下りでデータをラッチするフリップフロップ302とを備えている。
【0084】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ311〜31mは、クロックCKの立ち上がりでPチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImをラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmを出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ311〜31mは、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmを“L”にする。
【0085】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ321〜32mは、クロックCKの立ち上がりでNチャンネル制御信号NCNTI1〜NCNTImをラッチしてNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmを出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ321〜21mは、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmを“L”にする。
【0086】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ301は、クロックCKの立ち上がりでデータBDATAをラッチして出力データY0を出力する。フリップフロップ302はクロックの立下りでデータBDATAをラッチして出力データY1を出力する。リセットがアサートの場合、フリップフリップ301,302は、出力データY1,Y2をそれぞれ“L”にする。
【0087】
つぎに、図12および図13のタイムチャートを参照して、この実施の形態3の半導体集積回路の動作を説明する。図12および図13のタイムチャートは、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50のPチャンネルトランジスタおよびNチャンネルトランジスタの数mがそれぞれ5の時のタイムチャートである。
【0088】
ます、図12のタイムチャートを参照して、リセットRBがネゲート(この場合“H”)の場合の半導体集積回路の動作を説明する。時刻t31において、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1が“10h”から“12h”に変化する。
【0089】
時刻t32において、クロックCKが立ち上がると、フリップフロップ301は、データBDATAをラッチして出力データY0を出力する。フリップフロップ315〜311は、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1をラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール制御信号PCNTIY5〜PCNTIY1を出力する。フリップフロップ325〜321は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1をラッチしてNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1を出力する。時刻t31において、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1が“10h”から“12h”に変化しているので、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1が“10h”から“12h”に変化する。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY2が“L”から“H”に変化する。ナンドゲートND22は出力を“L”にして、PチャンネルトランジスタPTr112をオンにする。これにより、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50のインピーダンスが切り替わり、基準電圧VREFにノイズが発生し、データBDATAにもノイズが発生する。このノイズは、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1が変化してから、ナンドゲートND25〜ND21およびインバータIV55〜IV51とノアゲートNR25〜NR21を介してPチャンネルトランジスタPTr115〜PTr111およびNチャンネルトランジスタNTr115〜NTr111を切り替える遅延を持って発生する。ここでは、データBDATAをラッチするフリップフロップ301とインピーダンスを切り替えるためのPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1を出力するフリップフロップ315〜311,325〜321とをクロックCKで同期させている。これにより、フリップフロップ301は、ノイズが発生する前のデータBDATAをラッチすることができる。
【0090】
時刻t33において、クロックCKが立下がると、フリップフロップ302は、データBDATAをラッチして出力Y1を出力する。すなわち、フリップフロップ302は、インピーダンスを切り替えてからクロックCKの1/2周期たった後にデータBDATAをラッチして出力Y1を出力する。
【0091】
時刻t35において、クロックCKが立ち上がると、フリップフロップ301は、データBDATAをラッチして出力データY0を出力する。フリップフロップ315〜311は、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1をラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール制御信号PCNTIY5〜PCNTIY1を出力する。フリップフロップ325〜321は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1をラッチしてNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1を出力する。時刻t34において、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1が“10h”から“11h”に変化しているので、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1が“10h”から“11h”に変化する。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1が“L”から“H”に変化する。オアゲートOR21は出力を“H”にして、NチャンネルトランジスタNTr112をオンにする。これにより、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50のインピーダンスが切り替わり、基準電圧VREFにノイズが発生し、データBDATAにもノイズが発生する。
【0092】
時刻t36において、クロックCKが立下がると、フリップフロップ302は、データBDATAをラッチして出力Y1を出力する。すなわち、フリップフロップ302は、インピーダンスを切り替えてからクロックCKの1/2周期たった後にデータBDATAをラッチして出力Y1を出力する。
【0093】
つぎに、図13のタイムチャートを参照して、リセットRBがアサートの場合の半導体集積回路の動作を説明する。時刻t41において、リセットRBがアサート(この場合“L”)に変化する。リセットRBが“L”になると、フリップフロップ301,302,315〜311,325〜321は、それぞれ出力を“L”にする。すなわち、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50の入力データDATAINの値に関係なく、半導体集積回路内部への出力データY0,Y1は“L”になる。また、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1およびNチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1の値に関係なく、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1はすべて“L”になる。
【0094】
Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1がそれぞれ“00h”となり、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50のインピーダンスが切り替わる。このとき、フリップフロップ301,302は、リセットRBにより出力データY0,Y1を“L”にするので、出力データY0,Y1にノイズは発生しない。
【0095】
時刻t42において、リセットRBがネゲート(この場合“H”)になる。時刻t43において、クロックCKが立ち上がると、フリップフロップ301は、データBDATAをラッチして出力データY0を出力する。フリップフロップ315〜311は、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1をラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール制御信号PCNTIY5〜PCNTIY1を出力する。Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1は“12h”であるので、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1が“00h”から“12h”に変化する。
【0096】
フリップフロップ325〜321は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1をラッチしてPチャンネルインピーダンスコントロール制御信号NCNTIY5〜NCNTIY1を出力する。Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1は“11h”であるので、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1が“00h”から“11h”に変化する。
【0097】
Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1が変化すると、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、インピーダンスを切り替える。すなわち、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、リセットRBがネゲートになった後、つぎのクロックCKの立ち上がりでPチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1およびNチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1で指定されたインピーダンスとなる。
【0098】
このようにこの実施の形態3では、入力インピーダンス制御部60が、任意のタイミングで変化するPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号を、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50の出力をラッチするタイミングとは異なるタイミングでインピーダンスを切り替えるようにしている。これにより、インピーダンスの切り替えによるノイズの影響を受けることなく、半導体集積回路内部に出力データY0,Y1を供給することができる。
【0099】
実施の形態4.
図14〜図16を用いて本発明の実施の形態4を説明する。実施の形態3では、入力インピーダンス制御部が、任意のタイミングで変化するPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号を、インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファの出力をラッチするタイミングとは異なるタイミングでインピーダンスを切り替えるようにして、ノイズの影響を受けることなく半導体集積回路内部に出力データを供給するようにした。しかしながら、図13に示したように、リセットがアサートからネゲートにした場合、つぎのクロックの立ち上がりまでの時間(時刻t42から時刻t43)は、所望のインピーダンスにすることができないという問題があった。
【0100】
この実施の形態4では、このような問題を改善するために、リセットがアサートの場合にもPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号に基づいてインピーダンスの変更を可能とし、リセットがネゲートになった場合に、すぐに所望のインピーダンスに変更することができるようにするものである。
【0101】
図14は、この発明における実施の形態4の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。この実施の形態4における半導体集積回路では、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmおよびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmのタイミングを制御するためのストローブSTRBが入力インピーダンス制御部70に入力されている。実施の形態3と同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0102】
図15は、図14に示した入力インピーダンス制御部70の一例を示すブロック図である。入力インピーダンス制御部70は、反転回路であるインバータIV31〜IV3m,IV41〜IV4mと、オアゲートであるOR51〜OR5m,OR61〜OR6m、OR71〜OR7m,OR81〜OR8mと、クロック端子Tに入力される信号の立ち上がりでデータをラッチするセット機能付きフリップフロップ401と、クロック端子Tに入力される信号の立下りでデータをラッチするセット機能付きフリップフロップ402と、クロック端子Tに入力される信号の立ち上がりでデータをラッチするセット・リセット機能付きフリップフロップ411〜41m,421〜42m,431〜43m,441〜44mとを備えている。
【0103】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ401は、クロックCKの立ち上がりでデータBDATAをラッチして出力データY0として出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ401は、出力データY0を“L”にする。
【0104】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフロップ402は、クロックCKの立下りでデータBDATAをラッチして出力データY1として出力する。リセットRBがアサートの場合、フリップフロップ402は、出力データY1を“L”にする。
【0105】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフリップ411〜41mは、ストローブSTRBの立ち上がりでPチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImをラッチして、フリップフロップ431〜43mに出力する。フリップフロップ431〜43mは、クロックCKの立ち上がりでフリップフロップ411〜41mの出力をラッチして、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmを出力する。すなわち、フリップフロップ231〜23mは、フリップフロップ411〜41mを介してPチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImをラッチして、クロックCKに同期してPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmを出力する。
【0106】
リセットRBがアサートの場合、オアゲートOR51〜OR5mは、インバータIV31〜IV3mを介して入力されたPチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImをフリップフロップ411〜41m,431〜43mのセット端子Sに出力する。オアゲートOR61〜OR6mは、Pチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImをフリップフロップ411〜41m,431〜43mのリセット端子Rに出力する。これにより、フリップフロップ411〜41m,431〜43mは、Pチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImの値を出力する。すなわち、リセットRBがアサートの場合、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIYmには、Pチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImの値がスルーで出力される。
【0107】
リセットRBがネゲートの場合、フリップフリップ421〜42mは、ストローブSTRBの立ち上がりでNチャンネル制御信号NCNTI1〜NCNTImをラッチして、フリップフロップ441〜44mに出力する。フリップフロップ441〜44mは、クロックCKの立ち上がりでフリップフロップ421〜42mの出力をラッチして、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmを出力する。すなわち、フリップフロップ441〜44mは、フリップフロップ421〜42mを介してNチャンネル制御信号をラッチして、クロックCKの立ち上がりに同期してNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmを出力する。
【0108】
リセットRBがアサートの場合、オアゲートOR41〜OR4mは、インバータIV41〜IV4mを介して入力されたNチャンネル制御信号NCNTI1〜NCNTImをフリップフロップ421〜42m,441〜44mのセット端子Sに出力する。オアゲートOR81〜OR8mは、Nチャンネル制御信号NCNTI1〜NCNTImをフリップフロップ421〜42m,441〜44mのリセット端子Rに出力する。これにより、フリップフロップ421〜42m,441〜44mは、Nチャンネル制御信号NCNTI1〜NCNTImの値を出力する。すなわち、リセットRBがアサートの場合、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIYmには、Nチャンネル制御信号PCNTI1〜PCNTImの値がスルーで出力される。
【0109】
つぎに、図16のタイムチャートを参照して、この実施の形態4の半導体集積回路の動作を説明する。図16のタイムチャートは、インピーダンス・コントロール付き入力バッファ50のPチャンネルトランジスタおよびNチャンネルトランジスタの数mがそれぞれ5の時のタイムチャートである。Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY1〜PCNTIY5およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY1〜NCNTIY5に基づいてインピーダンスを切り替える動作については実施の形態3と同様の動作となるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0110】
時刻t51において、リセットRBがアサート(この場合“L”)に変化する。リセットRBが“L”になると、フリップフロップ401,402は、それぞれ出力データY0,Y1を“L”にする。オアゲートOR55〜OR51は、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1を反転させた信号をフリップフロップ415〜411,435〜431のセット端子Sに出力する。ここでは、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1が“12h”であるので、フリップフロップ415,412,435,432のセット端子Sには“L”が、フリップフロップ414,413,411,434,433,431のセット端子Sには“H”が入力される。オアゲートOR65〜OR61は、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1の値を出力する。すなわち、フリップフロップ415,412,435,432のリセット端子Rには“H”が、フリップフロップ414,413,411,434,433,431のリセット端子Rには“L”が入力される。これにより、フリップフロップ415〜411,435〜431は、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1の値を出力する。すなわち、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1は“12h”になる。
【0111】
オアゲートOR75〜OR71は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1を反転させた信号をフリップフロップ425〜421,445〜441のセット端子Sに出力する。ここでは、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1が“10h”であるので、フリップフロップ425,445のセット端子Sには“L”が、フリップフロップ424〜421,444〜441のセット端子Sには“H”が入力される。オアゲートOR85〜OR81は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1の値を出力する。すなわち、フリップフロップ425,445のリセット端子Rには“H”が、フリップフロップ424〜421,444〜441のリセット端子Rには“L”が入力される。これにより、フリップフロップ425〜421,445〜441は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜PCNTI1の値を出力する。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1は“10h”になる。
【0112】
インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1に基づいてインピーダンスを変更する。
【0113】
時刻t52において、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1が“10h”から“11h”に変化する。オアゲートOR75〜OR71は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1を反転させた信号をフリップフロップ425〜421,445〜441のセット端子Sに出力する。ここでは、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1が“11h”であるので、フリップフロップ425,421,445,441のセット端子Sには“L”が、フリップフロップ424〜422,444〜442のセット端子Sには“H”が入力される。オアゲートOR85〜OR81は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜NCNTI1の値を出力する。すなわち、フリップフロップ425,421,445,441のリセット端子Rには“H”が、フリップフロップ424〜422,444〜442のリセット端子Rには“L”が入力される。これにより、フリップフロップ425〜421,445〜441は、Nチャンネル制御信号NCNTI5〜PCNTI1の値を出力する。すなわち、Nチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1は“11h”になる。
【0114】
インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1に基づいてインピーダンスを変更する。
【0115】
時刻t53において、リセットRBがネゲート(この場合“H”)に変化する。オアゲートOR51〜OR55,OR61〜OR65,OR71〜OR75,OR81〜OR85は、それぞれ出力を“H”にする。これにより、フリップフロップ411〜415,421〜425はストローブSTRBの立ち上がりで、フリップフロップ431〜435,441〜445はクロックCKの立ち上がりで、それぞれ端子Dの値をラッチして出力する動作となる。
【0116】
時刻t54において、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1が“12h”から“11h”に変化する。時刻t55において、フリップフロップ415〜411は、ストローブSTRBの立ち上がりでPチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1をラッチしてフリップフロップ435〜431に出力する。フリップフロップ435〜431は、クロックCKの立ち上がりでフリップフロップ415〜411の出力、すなわち、Pチャンネル制御信号PCNTI5〜PCNTI1をラッチして、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1を“11h”にする。
【0117】
インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50は、Pチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスこのトロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1に基づいてインピーダンスを切り替える。これにより、データBDATAにノイズが発生するが、実施の形態3で説明したように、データBDATAをラッチするフリップフロップ401とインピーダンスを切り替えるためのPチャンネルインピーダンスコントロール信号PCNTIY5〜PCNTIY1およびNチャンネルインピーダンスコントロール信号NCNTIY5〜NCNTIY1を出力するフリップフロップ435〜431,445〜441とをクロックCKで同期させているため、フリップフロップ401は、ノイズが発生する前のデータBDATAをラッチすることができる。
【0118】
時刻t56において、クロックCKが立下がると、フリップフロップ402は、データBDATAをラッチして出力Y1を出力する。すなわち、フリップフロップ402は、インピーダンスを切り替えてからクロックCKの1/2周期たった後にデータBDATAをラッチして出力Y1を出力する。
【0119】
このようにこの実施の形態4では、入力インピーダンス制御部は、リセットがアサートの場合も、Pチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号を有効にするようにしているため、リセット時およびリセットから復帰した場合でも所望のインピーダンスを有することができる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる半導体集積回路によれば、インピーダンス制御部は、Pチャンネル制御信号を出力データが“L”の時にインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し、Nチャンネル制御信号を出力データが“H”の時にインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力するようにしているため、インピーダンスを切り替える際に出力データのノイズの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における実施の形態1の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したインピーダンス制御部の一例を示す回路図である。
【図3】 図1に示したインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファの最終端トランジスタの構成の概略図である。
【図4】 この発明における実施の形態1の半導体集積回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】 この発明における実施の形態1の半導体集積回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図6】 この発明における実施の形態2の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示したインピーダンス制御部の一例を示す回路図である。
【図8】 この発明における実施の形態2の半導体集積回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図9】 この発明における実施の形態3の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示したインピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ50が複数個のPチャンネルトランジスタとNチャンネルトランジスタとのインピーダンスを終端抵抗として取り扱う場合の構成の概略図である。
【図11】 図9に示した入力インピーダンス制御部の一例を示す回路図である。
【図12】 この発明における実施の形態3の半導体集積回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図13】 この発明における実施の形態3の半導体集積回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図14】 この発明における実施の形態4の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
【図15】 図14に示した入力インピーダンス制御部の一例を示す回路図である。
【図16】 この発明における実施の形態4の半導体集積回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
10,40 インピーダンス制御部、20 レベルシフタ、30 インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファ、50 インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファ、60,70 入力インピーダンス制御部、300 比較器、101,111〜11n,121〜12n,201,211〜21n,221〜22n,231〜23n,241〜24n,301,302,311〜31m,321〜32m,401,402,411〜41m,421〜42m,431〜43m,441〜44m フリップフロップ、IV1〜IVn,IV11〜IV1n、IV21〜IV2n,IV31〜IV3m,IV41〜IV4m,IV51〜IV5m インバータ、ND1〜NDn,ND21〜ND2m ナンドゲート、OR11〜OR1n,OR21〜OR2n,OR31〜OR3n,OR41〜OR4n,OR51〜OR5m,OR61〜OR6m,OR71〜OR7m,OR81〜OR8m オアゲート、NR1〜NRn,NR21〜NR2mノアゲート、PTr1〜PTrn,PTr111〜PTr11m Pチャンネルトランジスタ、NTr1〜NTrn,NTr111〜NTr11m Nチャンネルトランジスタ。
Claims (5)
- 任意のタイミングで変化するPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号に基づいて外部に出力する出力データの出力インピーダンスを変更する機能を有する半導体集積回路において、
複数のPチャンネルトランジスタおよび複数のNチャンネルトランジスタを有し、前記出力データが第1の出力レベルの場合、前記複数のNチャンネルトランジスタにより出力インピーダンスを決定し、前記出力データが第2の出力レベルの場合、前記複数のPチャンネルトランジスタにより出力インピーダンスを決定するインピーダンス・コントロール機能付き出力バッファと、
前記Pチャンネル制御信号と前記Nチャンネル制御信号とを保持する複数のフリップフロップ回路を含む制御信号保持部を有し、前記出力データが前記第1の出力レベルの場合に前記フリップフロップ回路にて前記Pチャンネル制御信号を保持し前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し、前記出力データが前記第2の出力レベルの場合に前記フリップフロップ回路にて前記Nチャンネル制御信号を保持し、前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力するように前記Pチャンネル制御信号および前記Nチャンネル制御信号のタイミングを制御するインピーダンス制御部と、
を備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 前記インピーダンス制御部は、リセット信号に応じて出力が制御され、
前記リセット信号が非活性状態であれば、前記出力データが前記第1の出力レベルの場合に前記Pチャンネル制御信号を前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し、前記出力データが前記第2の出力レベルの場合に前記Nチャンネル制御信号を前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファに出力し
前記リセット信号が活性状態であれば、前記出力データの状態に関わらず前記Pチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号を前記インピーダンス・コントロール機能付き出力バッファにスルーで出力することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。 - 任意のタイミングで変化するPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号に基づいて入力インピーダンスを変更する機能を有する半導体集積回路において、
複数のPチャンネルトランジスタおよび複数のNチャンネルトランジスタを有し、前記Pチャンネル制御信号および前記Nチャンネル制御信号に基づいて入力インピーダンスを変更するとともに、前記半導体集積回路内部に外部データを入力するインピーダンス・コントロール機能付き入力バッファと、
前記Pチャンネル制御信号と前記Nチャンネル制御信号とを保持する複数のフリップフロップ回路を含む制御信号保持部を有し、前記フリップフロップ回路にて保持する前記Pチャンネル制御信号および前記Nチャンネル制御信号を切り替えるクロックと前記外部データをラッチするクロックとを同一のクロックを用いる入力インピーダンス制御部と、
を備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 任意のタイミングで変化するPチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号に基づいて入力インピーダンスを変更する機能を有する半導体集積回路において、
複数のPチャンネルトランジスタおよび複数のNチャンネルトランジスタを有し、前記Pチャンネル制御信号および前記Nチャンネル制御信号に基づいて入力インピーダンスを変更するとともに、前記半導体集積回路内部に外部データを入力するインピーダンス・コントロール機能付き入力バッファと、
前記Pチャンネル制御信号と前記Nチャンネル制御信号とを保持する複数のフリップフロップ回路を含む制御信号保持部を有し、前記フリップフロップ回路にて保持する前記Pチャンネル制御信号および前記Nチャンネル制御信号を切り替えるタイミングとは異なるタイミングで前記外部データをラッチする入力インピーダンス制御部と、
を備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 前記インピーダンス制御部は、リセット信号に応じて出力が制御され、
前記リセット信号が活性状態の場合、前記Pチャンネル制御信号およびNチャンネル制御信号を前記インピーダンス・コントロール機能付き入力バッファにスルーで出力することを特徴とする請求項3または4に記載の半導体集積回路。
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