JP4118588B2 - 金属薄帯鋳造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属薄帯鋳造装置に関するものであり、更に詳しくは、隔壁で画成された上方の溶解室のタンディッシュのノズルから下方の回転する冷却ロールへ差圧によって溶湯をキャストして金属薄帯を鋳造する装置において、鋳造時にタンディッシュの底面部が膨張変形することなく差圧が維持される金属薄帯鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属の溶湯を急冷して薄帯状、または粉末状やフレーク状の鋳造物を製造することは既に行われているところであり、これに関しては多くの技術が提案され一部で実用化されている。例えば図4は特公昭59−42586号公報に例示されている連続ストリップ製造装置100の斜視図であり、誘導加熱コイル109を備え、溶融金属を保持する溜め108と冷却ロール107とからなる。溜め108はスロット付きノズル110と繋がっており、このノズル110は冷却ロール107の表面に極めて近接して取り付けられている。また図示されていないが溜め108には圧力をかけて溶融金属をノズル110から排出させる手段が設けられている。すなわち、この連続ストリップ製造装置100においては、溜め108に圧力をかけることにより内部の溶融金属がノズル110から例えば0.15mmの間隔を開けて回転する冷却ロール107の表面へ排出され、直ちに冷却固化されて厚さ0.05mmの連続ストリップ111が形成されるようになっている。この溜め108は内部を加圧するものであり、溜め108の内部に真空シールを要する箇所はなく、事実、真空シールに付いての記述はない。
【0003】
その他、特開平5−47538号公報、特開平5−123835号公報、特開平8−229641号公報にも、溶融金属を冷却ロールによって急冷して金属薄帯または金属鋳片を得る製造方法が開示されている。特開平5−47538号公報は、図5に示すような金属薄帯鋳造装置200が示されている。すなわち、真空チャンバー201内に冷却ロール202、冷却ロール202に近接して石英ノズル203が配置されており、石英ノズル203の回りには高周波誘導コイル204が巻装されている。また石英ノズル203の上端部はノズル位置制御部205に接合されており、その途中にはガス加圧部206が設けられている。ガスは調圧タンク210から調整弁207を経て供給される。この方法においてもノズル203内での真空シールは不要であると思われ、当然のことながら、それに関する記述はない。また、特開平5−123835号公報には、ノズルの本体(タンディッシュ)からノズルを経て冷却ロールの表面へ注湯する場合に、発熱体を埋め込んだノズルを使用することが開示されている。この場合、ノズルおよび本体内に真空シールを要する箇所はなく、真空シールについての言及はない。更にまた、特開平8−229641号公報にも、溶解炉からタンディッシュへ出湯された溶融金属をタンディッシュのノズルから冷却ロールへ注湯し金属鋳片を製造する方法が開示されているが、同様にタンディッシュの真空シールについての記述はない。
【0004】
他方、本願出願人の出願による特願2000−234957号には、溶解室への加圧力とタンディッシュ内の溶湯のヘッドとの和を一定にして溶解室の圧力とし、この溶解室の圧力とロール室の圧力との差圧によってノズルのスリットからから溶湯を冷却ロールの外周冷却面へキャストする方法を開示している。また、冷却ロールの軸心方向に長いスリットは例えば長辺の寸法が50mmであるに対し短辺の寸法は0. 5mmと狭く、ともすれば溶湯の温度が低下し粘度が上昇することによってノズル詰まりを生起し易い。これに対して本願出願人の出願による特願2000−264140号には、ノズル詰まりを全く発生させないものとして、タンディッシュ(またはルツボ)本体および下端側のノズルの外周に誘導加熱コイルを巻装した鋳造装置、更には熱伝導性の大きい窒化ホウ素からなるノズルを備えた鋳造装置を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特願2000−234957号による溶解室とロール室との差圧によって溶湯をノズルから注湯する方法は均一な厚さの金属薄帯を製造するには欠くべからざる方法であり、特願2000−264140号によるダンディッシュとそのノズルに誘導加熱コイルを巻装することはノズル詰まりを防ぐには回避し難い手法である。そして両者を単純に組合せた場合には図6の断面図に示すような構成の金属薄帯鋳造装置300となる。
【0006】
すなわち、金属薄帯鋳造装置300は隔壁304によって、タンディッシュ315が設けられている溶解室310と、冷却ロール321が設けられているロール室320とに画成されている。そして、タンディッシュ315は隔壁304に形成された挿通開口306からロール室320側へ吊り下げるように挿入されており、上端のフランジ315fと隔壁304との間に溶解室310とロール室320との間の差圧をシールするシールリング319が介装されている。そして、タンディッシュ315内には温度1000〜1600℃の溶湯Mが収容され、タンディッシュ315とノズル316の外周には、内部を冷却水が流れる中空の誘導加熱コイル318が巻装されており、溶湯Mを加熱し保温する。そして溶解室310の圧力をロール室320の圧力よりも高くし、その差圧によって溶湯Mをタンディッシュ315のノズル316に形成されたスリット317から回転する冷却ロール321の外周冷却面へキャストされる。
【0007】
ロール室320には、ノズル316の直下に位置して例えば水冷で直径400mmの冷却ロール321が設置されており、ノズル316の下端と冷却ロール321の外周冷却面との間隔は例えば0.5mmとされ、冷ロール321は回転速度1500〜2000rpmとし矢印で示す方向へ回転され、注湯された溶湯を急冷して金属薄帯を形成させる。
【0008】
然るに、図6に示した金属薄帯鋳造装置300においては、次に示すような問題点を有している。
1) 冷却が行われるロール室320内に高温度のタンディッシュ315を吊り下げることは好ましいことではなく、タンディッシュ315からの輻射熱が冷却ロールおよびその近傍を加熱し冷却能を阻害する。
2)誘導加熱コイル318内に水を流しても、タンディッシュ315からの輻射熱によって水温が上昇し気泡を発生するなどして誘導加熱コイル318の温度上昇を十分に防ぎ得ない。
3)吊り下げられたタンディッシュ315は振動され易く、それによってノズル316のスリット317と冷却ロール321の外周冷却面との間隙が変動することを避け難い。
【0009】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、金属薄帯鋳造装置の本体内が隔壁によって、タンディッシュの設置された溶解室と冷却ロールの設置されたロール室とに画成されており、溶解室の圧力をロール室より高くし、その差圧によって溶湯をタンディッシュのノズルから冷却ロールの外周冷却面へキャストする装置において、タンディッシュは、少なくとも、スリット付きノズルを有するルツボ型溶湯容器と、その外周に巻装された誘導加熱コイルと、コイル支持部材と、それらを収容する有底の筒状ハウジングとからなるものとして、タンディッシュの下端部を隔壁の挿通穴からロール室側へ挿通し、ノズルの直下に冷却ロールを位置させる構成において、鋳造時にタンディッシュの底面部が膨張変形することなくスリットを除いて気密にシールされ、同時にタンディッシュの外周面と隔壁との間が気密にシールされており、金属薄帯の鋳造時に溶解室とロール室との差圧がシール漏れせず、かつノズル下端と冷却ロールの間隔が常に一定に維持される金属薄帯鋳造装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は請求項1の構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれば、次の如くである。
【0011】
請求項1の金属薄帯鋳造装置は、隔壁により溶解室とロール室が上下に画成された本体と、前記溶解室に設置され、誘導加熱コイルを有するタンディッシュと、前記隔壁に形成され、前記タンディッシュの下端部が挿通する挿通穴と、前記タンディッシュの下端部に設けられたノズルと、前記ロール室に設けられ、前記ノズルから供給された溶解金属を急冷する冷却ロールと、前記タンディッシュの下端部の外周面と前記隔壁との間を気密にシールするシーリング材とを備える
【0012】
このような金属薄帯鋳造装置は、隔壁の挿通穴を挿通されるタンディッシュのハウジングの底面部、およびタンディッシュの外周面と隔壁との間がシールされているので、溶解室とロール室との間の差圧が一定に維持され、タンディッシュ内の溶湯には常に一定の圧力がかかることから、ノズルのスリットから冷却ロールの外周冷却面へ溶湯が定量的にキャストされ、冷却されて形成される金属薄帯の厚さを一定化させる。
【0013】
請求項1の金属薄帯鋳造装置は更に、前記タンディッシュの底面部は、前記ノズルの周囲に配置された同心でサイズの異なる複数の環状支持体から構成されており、各環状支持体の間には耐熱性のシート状シール材が介装されている。
【0014】
このような金属薄帯鋳造装置は、各環状支持体間は固定されておらず、シート状シール材を介して面接触しているだけであるので、仮に多少の熱膨張があるとしても面接触箇所でズレを生じるのみであり、底面部が膨張し変形してシール漏れを生ずるようなトラブルを発生させない。
【0015】
請求項に従属する請求項の金属薄帯鋳造装置は、前記複数の環状支持体は、最内周部に位置する内周側環状支持体と、この内周側環状支持体の外周部に位置し内部冷却水路を備える中間環状支持体と、この中間環状支持体の外周部に位置し内部冷却水路を備える外周側環状支持体とからなり、前記各環状支持体は何れも内周部が低く外周部が高い段差付き形状とされているとともに、前記シート状シール材は、前記各環状支持体間の面接触箇所に介装されている。
【0016】
このような金属薄帯鋳造装置は、高温度のノズルを支持する内周側環状支持体を支持する中間環状支持体および外周側環状支持体が水冷されて熱膨張を抑制されているほか、中間環状支持体は内周側環状支持体および外周側環状支持体とは固定されず面接触しているだけであるので、内周側環状支持体や中間環状支持体が多少熱膨張しても面接触箇所に生じるズレによって、底面部の直径が大になるようなことはなく、底面部の変形によるトラブルを発生させない。
【0017】
請求項に従属する請求項の金属薄帯鋳造装置は、前記シート状シール材が可撓性グラファイトからなることを特徴とする。
【0018】
このような金属薄帯鋳造装置は、シート状シール材に耐熱性、シール性に優れた可撓性グラファイトが用いられているので、タンディッシュの底面部はノズルを除いて気密にシールされ、溶解室とロール室との差圧が維持される。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の金属薄帯鋳造装置は、真空または不活性ガスの雰囲気下に、高速回転する冷却ロールの外周冷却面へ、タンディッシュの下端部に設けられ、冷却ロールの軸心方向に長いスリットを備えたノズルから金属の溶湯を供給し急冷して金属薄帯を形成させる金属薄帯鋳造装置において、金属薄帯鋳造装置内で隔壁を介してタンディッシュが上方の溶解室に設置され、冷却ロールが下方のロール室に設置されており、隔壁の挿通穴を挿通されるタンディッシュの下端部のノズルが冷却ロールの外周冷却面の直上に配置されており、溶解室の圧力をロール室の圧力よりも高くし、その差圧によって溶湯がノズルから冷却ロールの外周冷却面へキャストされるように構成されているタンディッシュ、下端にスリット付きノズルを備えたルツボ型溶湯容器と、ルツボ型溶湯容器の外周に若干の間隔をあけて設けられた断熱用外套と、断熱用外套の外側に巻装された誘導加熱コイルと、誘導加熱コイルの支持部材と、これらの要素を収容する有底筒形状のハウジングとからなり、少なくともノズルの外周部を支持するハウジングの底面部が鋳造時に膨張変形することなくスリット部分を除いて気密にシールされると共に、ハウジングの外周面と隔壁とが気密にシールされている装置である。
【0020】
実施形態におけるタンディッシュとは、上述したように、下端にスリット付きのノズルを備えたルツボ型溶湯容器と、ルツボ型溶湯容器を囲うように設けられた断熱用外套と、断熱用外套の外側に巻装された誘導加熱コイルと、誘導加熱コイルの支持部材と、これらを収容する有底筒形状のハウジングとから構成されているものである。ルツボ型溶湯容器のスリット付きノズルは窒化ホウ素(BN)からなるものが使用される。また、ルツボ型溶湯容器はアルミナ(Al23)からなるものが使用されるが、アルミナ以外のセラミックス、例えば窒化ホウ素からなるものとしてもよい。そして、ルツボ型溶湯容器内の溶湯が温度低下して粘度が上昇するとノズル詰まりを生起して冷却ロールの外周冷却面への円滑なキャスティングが期待できなくなるので、後述するように、ルツボ型溶湯容器とその下端のノズルの外周には誘導加熱コイルを巻装して加熱し溶湯の温度を一定に保持することを要する。この誘導加熱コイルは内部に水路を備えた水冷の誘導加熱コイルとされる。そして、少なくともスリット付きノズルはハウジングの底面部で支持することを要する。
【0021】
更には、温度が1000〜1600℃になるルツボ型溶湯容器の輻射熱によって誘導加熱コイル中の冷却水に気泡を生じ冷却効果が低下することを避けるために、また誘導加熱コイル以外に、例えばハウジングの側壁の温度上昇も抑制する要があることから、ルツボ型溶湯容器の外周には若干の間隔をあけて断熱用外套を設けることを要する。この断熱用外套もアルミナ等のセラミックスによるものが使用される。そして、この断熱用外套の外周側に所要のターン数の誘導加熱コイルが巻装される。また誘導加熱コイルはハウジング内で支えることを要するが、コイル支持部材としてはハウジングの底面部にコイル支柱を立設し、誘導加熱コイルを支持するように、コイル支柱からハウジングの中心部へ向けて支持梁を設けてもよく、また同様な支持梁をハウジングの内壁面に設けるようにしてもよい。このようなコイル支持部材は通常はハウジングの側壁と同様にSUS(ステンレス鋼)製とされる。
【0022】
上記のような構成において、ハウジングの底面部はノズルを支持する部分では高温度となるが、ハウジングの側壁の下端部と接続される外周部ではシール用ゴムリングが使用可能な温度に低下させること、また底面部が熱膨張し変形してトラブルとなることを防ぐことが必要であり、かつスリット部分を除くハウジングの底面部は溶解室とロール室との間の差圧をシールするものであること要する。更には、タンディッシュの下端部が隔壁の挿通穴へ挿通されていることから、タンディッシュの外周面であるハウジングの側壁と隔壁との間も気密にシールされていなければならない。
【0023】
タンディッシュの底面部に付いての上記のような要請に対して、本発明のタンディッシュは、スリット付きノズルを備えたルツボ型溶湯容器、断熱用外套、誘導加熱コイル、およびコイル支持部材を収容する有底筒形状のハウジングの底面部を同心でサイズの異なる複数の環状支持体から構成されるものとしている。すなわち、ノズルの外周部を支持する第1環状支持体、第1環状支持体の外周部を支持する第2環状支持体、一般化して第(n−1)環状支持体の外周部を支持する第n環状支持体からなるものとし、高温度のノズルの第1環状支持体を除く各環状支持体は水冷可能なものとして、各環状支持体が面接触する箇所には耐熱性のシート状シール材を介装させている。そして、第n環状支持体の外周部はハウジングの側壁に一体的に接合されたものとされる。すなわち、底面部は各環状支持体間の面接触によって底面部の上方と下方とが気密にシールされるので、各環状支持体間で熱膨張の度合いに違いがあっても面接触箇所でズレを生じ、底面部が膨張し変形してシール漏れを生ずるようなトラブルには至らない。上記において、nは2以上の整数であるが、5以上としても底面部が複雑化するだけで、複雑化に見合う効果は得られないので、通常的には3ないし4とされる。
【0024】
そして、nが3である実質的な場合の一例を説明すると、底面部はノズルの外周部および断熱用外套の下端を支持する内周側環状支持体と、内周側環状支持体の外周部を支持し冷却するための内部水路を備えた中間環状支持体と、中間環状支持体の外周部および要すればコイル支持部材の下端を支持し冷却するための内部水路を備えた外周側環状支持体とし、かつ内周側環状支持体、中間環状支持体、外周側環状支持体は何れも内周部が低く外周部が高い段差付き形状として、ノズルを支持する内周側環状支持体の外周部の下面に中間環状支持体の内周部の上面が接して支持し、中間環状支持体の外周部の下面に外周側環状支持体の内周部の上面が接して支持しするものとし、内周側環状支持体と中間環状支持体とが面接触する箇所、および中間環状支持体と外周側環状支持体とが面接触する箇所には耐熱性のシート状シール材を介装したものとしている。そして、外周側環状支持体の外周部はハウジングの側壁の下端部と一体的に接続したものとしている。
【0025】
スリット付きノズルには、耐熱性が大で熱伝導性が良好な窒化ホウ素からなるものが好適に使用される。そして、ノズルの外周部を支持する内周側環状支持体には耐熱性が大でモース硬さの小さいグラファイトによるものが好適に使用される。また、水冷の中間環状支持体には熱伝導性に優れている銅(Cu)または銅合金によるものが使用される。この銅系で水冷の中間環状支持体によって、内周側環状支持体から伝達されるノズルの熱は効果的に除去される。勿論、熱伝導性が良好な銅系金属以外の金属類の使用を排除するものではない。そして外周側環状支持体としては、通常はハウジングの側壁と同一材料で水冷のSUSからなるものとすることにより、外周側環状支持体は温度上昇が抑制されると共に、ハウジングの側壁と一体化させたシーリングが可能となる。勿論、SUS以外のものとしてもよい。そして、各環状支持体間の接触面に介装する耐熱性のシート状シール材としては、グラファイトを酸処理し熱膨張させた可撓性グラファイトが耐熱性、シール性に優れているので好適に使用される。
【0026】
上述したように、高温度のノズルを支持するタンディッシュの底面部すなわちハウジングの底面部が、同心でそれぞれ異なる特性に応じた好適な材料による環状支持体によって構成され、中間環状支持体と外周側環状支持体とは水冷としていること、および高温度のルツボ型溶湯容器の外周側に断熱用外套を設けることにより、タンディッシュの外周面すなわちハウジングの側壁はゴム製シーリング材の使用が可能な温度となり、タンディッシュの下端部の外周面と、タンディッシュの挿通穴が形成された隔壁との間は一般的なゴム製リングによって隔壁の上下の差圧がシールされるようになる。
【0027】
【実施例】
次に、本発明の金属薄帯鋳造装置を実施例により図面を参照して具体的に説明する。
【0028】
図1は実施例の金属薄帯鋳造装置1の全体の内部構成を示す正面図であり、図2は図1における[2]−[2]線方向の同様な側面図である。図1、図2を参照して、金属薄帯鋳造装置1は型鋼のフレーム2で囲われた本体3内に隔壁4を介して上下に溶解室10とロール室20が画成されており、溶解室10には溶解炉11とタンディッシュ15が設置され、ロール室20には冷却ロール21が移動台車31に設置された状態で挿入されている。なお、移動台車31は走行用モータ37と車輪38を有する自走式とされており、冷却ロール21はメンテナンス時には引き出される。
【0029】
図2を参照し、溶解室10においては、誘導加熱用ケーブル14を備えた溶解炉11が両側の傾動軸12によって支持されており、本体3の外側の図示を省略した傾動機構の軸、図1においてフレーム2に固定された傾動軸受13に軸支された傾動軸12の回りに傾動されて内部の溶湯をタンディッシュ15へ出湯する。また、同様に誘導加熱用ケーブル17を備えた図2に示すタンディッシュ15は、図1に示すように、スリット付きのノズル16を備えた下端部が隔壁4の挿通穴6からロール室20へ挿通された状態とされている。そして、タンディッシュ15の下端部の外周面と隔壁4との間は気密にシールされており、タンディッシュ15内の溶湯のヘッドを含む溶解室10の圧力を下方のロール室20の圧力より高くし、その差圧によってタンディッシュ15内の溶湯が下端のスリット付きのノズル16からキャストされるようになっている。なお詳細は省略するが、タンディッシュ15はジャッキ91によって上下方向(Z方向)の移動が可能とされ、クロス・リニアガイド51によって図1で左右の方向(Y方向)および図2で左右の方向(X方向)の位置調整が可能とされている。そのほか、機構の図示は省略するが、図1においてタンディッシュ15のZ方向の中心軸のZY面内(紙面内)における傾きの調整も可能とされている。
【0030】
図1は冷却ロール21が移動台車31によって本体3の側壁3wに形成された挿入開口5からロール室20内へ挿入されている状態を示すが、挿入開口5は移動台車31に取り付けられた蓋板35によって挿入と同時に密閉される。そして、冷却ロール21の挿入端側の回転軸22はロール室20内へ挿入される移動台車31の片持梁33に立設されたサポート34上の軸受23によって支持され、移動台車31側の回転軸22は移動台車31に固定されて回転軸22を気密に回転させる回転軸受25によって支持されている。そして、冷却ロール21は挿入された時点で、移動台車31において本体3の外側となる部分に設置された駆動モータ27により、回転軸22上のプーリー24と駆動モータ27のプーリー28とに巻装されたタイミングベルト29によってベルト駆動されて回転する。なお、冷却ロール21は直径400mmφの水冷であり、1600rpmの回転速度で回転される。
【0031】
図3は図1においてタンディッシュ15と冷却ロール21が隔壁4を介してセットされている部分において本発明の要部を説明するに必要な構成要素を拡大して示す図である。なお図3では、スリット付きのノズル61の下端と冷却ロール21の外周冷却面とは接触しているように描かれているが、実際には例えば0.5mm程度の間隙があけられる。図3に示すように、タンディッシュ15は、冷却ロール21の軸心方向に長いスリット(開口サイズ50mm×0.4mm)を備えたノズル61を下端に有するルツボ型溶湯容器60と、若干の間隔をあけてルツボ型溶湯容器60を囲うように設けられた断熱用外套62と、断熱用外套62の外周側に所定の巻き(ターン)数で巻装された誘導加熱コイル63と、後述の底面部72と同心円の円周上に90度の等角度間隔に設けられ、それぞれから中心へ向かう水平方向の支持梁65によって誘導加熱コイル63を支持する4本のコイル支柱64と、これらの構成要素を収容するハウジングク70、すなわち側壁71と底面部72とからなる有底円筒形状のハウジング70とからなっている。なお、断熱用外套はルツボ型溶湯容器の高温が誘導加熱コイル、その他に影響することを防ぐものであるが、ルツボ型溶湯容器を保温する効果もあることは言うまでもない。
【0032】
底面部72は、ルツボ型溶湯容器60の下端のBNからなるスリット付きノズル61の外周部の下面および断熱用外套62の下端を支持するグラファイトの内周側環状支持体73と、内周側環状支持体73の外周部を支持し内部に冷却水路75を有する銅製の中間環状支持体74と、中間環状支持体74の外周部を支持し内部に冷却水路77を有し、コイル支柱65の下端を支持するSUS製の外周側環状支持体76とからなっている。そして、図3に示すように、内周側環状支持体73、中間環状支持体74、外周側環状支持体76は、何れも内周部が低く外周部が高い段差付きの形状とされており、スリット付きノズル61の外周部の下面に内周側環状支持体73の内周部の上面が接してノズル61を支持し、内周側環状支持体73の外周部の下面に中間環状支持体74の内周部の上面が接して内周側環状支持体73を支持し、中間環状支持体74の外周部の下面に外周側環状支持体76の内周部の上面が接して中間環状支持体74を支持しており、内周側環状支持体73と中間環状支持体74との接触面、および中間環状支持体74と外周側環状支持体76との接触面にはシート状の可撓性グラファイト78がシール材として介装されている。そして、外周側環状支持体76の外周部は同じSUS製の側壁71の下端部と一体的に接続されている。
【0033】
また、実施例のタンディッシュ15は、図3に示すように、下端部が隔壁4の挿通穴6へ挿通されているが、タンディッシュ15のハウジング70の側壁71と隔壁4とは気密にシールされている。すなわち、隔壁4上に固定されたクロス・リニアガイド51の下板52の上面に接し、ハウジング70の側壁71に接する断面がL字形の環状中間部材81を設け、側壁71と環状中間部材81との間にO−リング82a、クロス・リニアガイド51の下板52の上面との間にO−リング82bを介装して、下板52と一体的な隔壁4とハウジング70の側壁71との間をシールするが、環状中間部材81の浮き上がりを防ぐために、90度の等角度間隔に配置した押圧機構83により、コロ保持部材87に転動可能に保持されたコロとしての球体88介して環状中間部材81により押圧するように構成されている。そして、O−リング82bを押圧する力は、図3に示したタンディッシュ支持板80、および一点鎖線で示すクロス・リニアガイド51を上下に遊挿する押圧棒84の周囲のコイルバネ86に依っている。すなわち、タンディッシュ支持板80の下面と、押圧棒84に螺着された鍔材85との間のコイルバネ86によって押圧棒84は下方へ付勢されており、コロ保持部材87に保持された球体88を介して環状中間部材81を押圧して、O−リング82bによるシールが行われている。
【0034】
上記において球体88を使用するのは、溶湯のキャストを開始する前の、タンディッシュ15のX方向、Y方向、Z方向の位置を調整し、タンディッシュ15の中心軸の傾きを垂直にする段階で、環状中間部材81をタンディッシュ15の移動、傾きの修正に追従させるために、環状中間部材81を強く押圧しない状態で隔壁4と一体的な下板52の上面を摺動させることを要するからである。
【0035】
そして図1、図2を参照し、溶解炉11において溶解した鉄/ネオジウム系合金の温度1400℃の溶湯をタンディッシュ15内の予熱されたルツボ型溶湯容器60内へ出湯し、ロール室20の圧力を1×10-1Paとして、溶解室10への加圧力とルツボ型溶湯容器60内の溶湯Mのヘッドとの和である溶解室10の圧力をロール室20の圧力より常に5kPa高く保持し、その差圧によって溶湯Mをノズル61のスリットから回転する冷却ロール21の外周冷却面へキャストして金属薄帯を鋳造した。この時、図3を参照して、タンディッシュ15のノズル61の下端と冷却ロール21の外周冷却面との間隔0.5mmは変化せず、また、溶解室10とロール室21との差圧はタンディッシュ20のハウジング70の底面部72においてシール漏れすることなく、またハウジング70の側壁71と隔壁4との間においてもシールされていることにより所定通りに維持され、溶湯Mがノズル61から冷却ロール21へ定量的にキャストされることにより、金属薄帯は常に一定の厚さ(約10μm)で鋳造された。
【0036】
以上、本発明の金属薄帯鋳造装置を実施例によって説明したが、勿論、本発明はこれによって限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0037】
例えば本実施例においては、タンディッシュ15を構成するハウジング70の側壁71や外周側環状支持体73、コイル支持柱65をSUS製としたが、SUS以外の金属、例えばニッケル(Ni)系合金によるものとしてもよい。
また本実施例においては、内周側環状支持体としてグラファイトからなるものを使用したが、これに換えて、内周側環状支持体をモリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、またはタングステン(W)のような高融点金属によるものとしてもよい。
【0038】
また本実施例においては、シーリング材としてゴム製のシールリングを使用したが、これに換えて例えばアルミニウムの中空リングのようなシールリングを使用してもよい。
また本実施例においては、各環状支持体間の接触面に介在させるシール材として可撓性グラファイトを使用したが、これに換えてアルミナ・ペーパーと称されるものも使用し得る。
また本実施例においては、ルツボ型溶湯容器を支持する内周側環状支持体に耐熱用外套支持させるようにしたが、中間環状支持体に支持させるようにしてもよい。
【0039】
また本実施例においては、内周側環状支持体、中間環状支持体、外周側環状支持体を何れも内周部が低く外周部が高い段差付きの環状体としたが、段差を持たない環状体としてもよい。
また本実施例においては、ルツボ型溶湯容器は予め予熱しておき、溶解炉で溶解された金属の溶湯が出湯される容器として説明したが、誘導加熱コイルを備えているので、溶解炉として使用することも可能である。
また本実施例においては、鉄/ネオジウム系合金による金属薄帯の鋳造を例示したが、本発明の金属薄帯鋳造装置は、上記以外の金属薄帯、例えば鉄/ニッケル/燐/ホウ素の合金などの鉄系合金、銅合金、またはアルミニウム合金による金属薄帯の鋳造にも適用され得る。
【0040】
【発明の効果】
本発明の金属薄帯鋳造装置によれば、溶解室とロール室との間の差圧を一定に維持でき、タンディッシュ内の溶湯に常に一定の圧力をかけることができるので、ノズルのスリットから冷却ロールの外周冷却面へ溶湯を定量的にキャストでき、厚さが一定の金属薄帯を形成することができる。また、タンディッシュ底面部の膨張変形によるシール漏れの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の金属薄帯鋳造装置の内部構成を示す正面図である。
【図2】図1における[2]−[2]線方向の同様な側面図である。
【図3】図1におけるタンディシュと冷却ロール、およびそれらの近傍を示す拡大図である。
【図4】従来例の金属薄帯鋳造装置である連続ストリップにおける溶湯の溜めと冷却ロールとを示す斜視図である。
【図5】他の従来例の金属薄帯鋳造装置の構成要素を示す断面図である。
【図6】第3の従来例の金属薄帯鋳造装置の構成要素を示す断面図である。
【符号の説明】
1 金属薄帯鋳造装置
4 隔壁
6 挿通穴
10 溶解室
15 タンディッシュ
20 ロール室
21 冷却ロール
51 クロス・リニアガイド
60 ルツボ型溶湯容器
61 スリット付きノズル
62 断熱用外套
63 誘導加熱コイル
65 コイル支柱
70 ハウジング
71 側壁
72 底面部
73 内周側環状支持体
74 中間環状支持体
76 外周側環状支持体
78 可撓性グラファイト
81 環状中間部材
83 押圧機構

Claims (3)

  1. 隔壁により溶解室とロール室が上下に画成された本体と、
    前記溶解室に設置され、誘導加熱コイルを有するタンディッシュと、
    前記隔壁に形成され、前記タンディッシュの下端部が挿通する挿通穴と、
    前記タンディッシュの下端部に設けられたノズルと、
    前記ロール室に設けられ、前記ノズルから供給された溶解金属を急冷する冷却ロールと、
    前記タンディッシュの下端部の外周面と前記隔壁との間を気密にシールするシーリング材とを備えるとともに、
    前記タンディッシュの底面部は、前記ノズルの周囲に配置された同心でサイズの異なる複数の環状支持体から構成されており、各環状支持体の間には耐熱性のシート状シール材が介装されていることを特徴とする金属薄帯鋳造装置。
  2. 前記複数の環状支持体は、最内周部に位置する内周側環状支持体と、この内周側環状支持体の外周部に位置し内部冷却水路を備える中間環状支持体と、この中間環状支持体の外周部に位置し内部冷却水路を備える外周側環状支持体とからなり、
    前記各環状支持体は何れも内周部が低く外周部が高い段差付き形状とされているとともに、前記シート状シール材は、前記各環状支持体間の面接触箇所に介装されていることを特徴とする請求項1に記載の金属薄帯鋳造装置。
  3. 前記シート状シール材が可撓性グラファイトからなることを特徴とする請求項2に記載の金属薄帯鋳造装置。
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