JP4118522B2 - 直付用スペーサおよび直付型照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば天井に直接取付けるための直付型照明器具に使用する直付用スペーサおよび直付型照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天井の例えば24〜34mmの高さの竿縁に接続手段を介して器具本体を直付けする直付型照明器具では、天井面と器具本体の上面との間のスペースが大きく、ランプ交換の際や、器具の周辺から垂下するスイッチ引き紐を操作する際に器具本体が揺れるという問題があった。
【0003】
このため、従来例(例えば、特開平10−283828)は、図18に示すように器具本体101と天井面102との間に弾性体のスペーサ100を介在したものや、図19に示すように器具本体101に螺通したねじ103の先端を天井面102に当接してスペーサとしたものがあった。
【0004】
これらの図において、104は竿縁、105は接続手段、106はランプ、107はグローブである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の従来例は、スペーサ100の全体が弾性体のため、竿縁104の高さが大きい場合に器具本体101を安定に支持することができないという問題があった。また竿縁104の高さ違いに応じてスペーサ100の種類が多数必要であるか、あるいは共用すると柔らかすぎてスペーサ機能が不十分になることがあった。
【0006】
後者の従来例は、剛体のねじ103そのものが天井面102を押し上げるので天井面102を突き破ったり破損させる恐れがあった。またスイッチ操作等の震動でねじが緩むおそれもあった。
【0007】
したがって、この発明の目的は、器具本体を安定に保持でき、天井面の損傷を防止することができる直付用スペーサおよび直付型照明器具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の直付用スペーサは、直付型照明器具を取付面に取付ける際に器具本体と取付面との間に介在して前記器具本体を安定させる直付用スペーサであって、剛体よりなり前記器具本体の外面に配置される第1の本体と、前記器具本体と前記取付面との間隔に対応して前記第1の本体に移動可能に係止された剛体よりなる第2の本体とを備え、前記第1の本体と前記器具本体との間および前記第2の本体と前記取付面との間の少なくとも一方に弾性部材を圧縮可能に設け、
前記第1の本体と前記第2の本体はその一方が内側筒体で他方が前記内側筒体に嵌合する外側筒体であり、前記内側筒体はその外周面の軸方向に延びかつ前記内側筒体の一端より前記軸方向に先端が突出した突条および前記突条よりも広幅の突条状のガイド片を形成し、前記突条の先端に突出爪部を有し、前記ガイド片の先端の外側に突起を設け、
前記外側筒体はその内周面の軸方向に前記突条および前記ガイド片をそれぞれ案内する複数のガイド溝を形成するとともに前記複数のガイド溝を前記内周面の周方向に複数組形成し、前記複数組の前記複数のガイド溝において前記突条が案内される前記ガイド溝は前記突出爪部が当接することにより前記第1の本体と前記第2の本体の嵌合状態の高さを決定する係止段部がそれぞれ形成され、かつ前記係止段部の相互は前記軸方向の位置が異なっており、前記突起は前記ガイド片が案内される前記ガイド溝に摩擦係止するものである。
【0009】
請求項1記載の直付用スペーサによれば、第1の本体と第2の本体の組み合わせ状態の長さが、天井面と器具本体の外面との間の間隔にほぼ合うように粗調整し、弾性部材により微調整することができるので、従来例と比較して、スペーサ機能が確実であり、かつ天井の傷付けも防止することができる。またスペーサが高さ調整機能を有するので器具のがたつきを抑制することができ、竿縁の高さ違いに対応することができるので、器具本体の汎用性をもたせることができる。
【0010】
請求項2記載の直付用スペーサは、直付型照明器具を取付面に取付ける際に器具本体と取付面との間に介在して前記器具本体を安定させる直付用スペーサであって、剛体よりなり前記器具本体の外面に配置される第1の本体と、前記器具本体と前記取付面との間隔に対応して前記第1の本体に移動可能に係止された剛体よりなる第2の本体とを備え、前記第1の本体と前記器具本体との間および前記第2の本体と前記取付面との間の少なくとも一方に弾性部材を圧縮可能に設け、
前記第1の本体と前記第2の本体は一方が筒体で他方が内筒と外筒からなりかつその間に前記筒体を回動可能に挿入する二重筒体であり、前記筒体は軸方向の一端より軸方向外方に突出する第1の突出片を有し、前記第1の突出片の内面に軸方向の突条を形成し、前記筒体の前記二重筒体と反対側に前記筒体の内周面に沿った円弧状板を設けることにより、前記筒体の内周面との間に円弧状スリットを形成し、
前記二重筒体は前記内筒と前記外筒との間の連結部に、周方向に階段状の段部を有して前記第1の突出片の先端が前記段部のいずれかに当接して前記筒体の挿入量を決めるガイド部を形成し、前記第1の突出片の先端が前記段部に当接したときに前記第1の突出片の前記突条が弾性係止する位置決め溝を前記内筒の外周面に形成し、前記内筒の筒体挿入側端部より軸方向外方に突出して前記筒体の前記円弧状スリットに挿通する第2の突出片を有し前記第2の突出片の先端に前記円弧状板の周縁部に係止する仮止め用爪を形成したものである。
【0011】
請求項2記載の直付用スペーサによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0018】
請求項3記載の直付用スペーサは、請求項1または請求項2において、前記第1の本体が前記器具本体外面への位置決め部を備えたものである。
【0019】
請求項3記載の直付用スペーサによれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、第1の本体を器具本体の所定位置に取付け容易になる。
【0020】
請求項4記載の直付型照明器具は、点灯装置およびランプを備えた器具本体を、取付面に設置した取付具により支持して前記取付面に取付ける直付型照明器具において、請求項1、請求項2または請求項3記載の直付用スペーサを前記器具本体と前記取付面との間にその間隔に対応させて介在したことを特徴とするものである。
【0021】
請求項4記載の直付型照明器具によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果がある。
【0022】
請求項5記載の直付型照明器具は、請求項4において、前記器具本体の略中央を前記取付具で支持し、複数の直付用スペーサを取付具の中心から略等距離となるように前記器具本体で位置決めして設置したものである。
【0023】
請求項5記載の直付型照明器具によれば、請求項4と同様な効果のほか、器具に取付けるとき、直付用スペーサの位置決めが容易にでき、丸形や角型等の器具本体の形状にかかわらず器具中心からスペーサの距離を一定に保つことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1から図11により説明する。すなわち、この直付用スペーサ1は、直付型照明器具を取付面に取付ける際に器具本体2と取付面3との間に介在して器具本体2の取付けを安定させるものである。
【0025】
器具本体2は、実施の形態において略円板形であり、上面が凹溝となり下面が突条となるリブを形成するリング部4を有し、器具本体2の略中央が取付具5で支持されている。取付具5は竿縁7に設けた配線器具等、例えば引掛シーリングボディ6aと、これに引っ掛けるアダプタ6bと、器具本体2に設けられてアダプタ6bに係脱自在に係止するホルダ8からなる。器具本体2のリング部4に本体カバー9が取付けられ本体カバー9の内側に点灯装置(図示せず)およびホルダ10が設けられ、本体カバー9よりランプソケット(図示せず)が露出し、ランプソケットに接続されるランプ12および豆ランプ13は本体カバー9の外面に配設される。14は器具本体2の側縁部から外方に張出したスイッチレバー、15はその引き紐、16は本体パッキンである。また器具本体2はその両側が木ねじ17で竿縁7にねじ込まれてがたつきを防止している。なお、器具本体2は図3(a)に示すように四角形平板でもよい。またグローブを図示省略している。直付用スペーサは、図4に示すように第1の本体20と、第2の本体21と、弾性部材22を有する。
【0026】
第1の本体20は、剛体よりなり器具本体2の外面に配置される。実施の形態では第1の本体20がABS樹脂製の有底円筒形であり、器具本体2の外面への位置決め部23を備え、複数の直付用スペーサ1を取付具5の中心から略等距離となるように器具本体2のリング部4で位置決めして設置している。この位置決め部23は外底面の周縁部より軸方向に突出してリング部4の溝縁に係止する円弧状の突片としている。また第1の本体20の外底面に例えば剥離紙付き粘着剤24を設けておき、器具本体2に貼付するなどにより取付けている。
【0027】
一方第1の本体20の取付方向の端部より複数の突出爪部25を突出している。実施の形態では、ガイド片26と2本の突出爪部25を第1の本体20の円周方向に均等の間隔で軸方向に突出し、かつそれぞれ第1の本体20の外周面上の軸方向にガイド片26および突出爪部25に連続して突条を設けている。ガイド片26は位置決め部23と軸方向が一致する位置に設け、その突条部分は位置決め部23の外面上に行き渡っている。ガイド片26の突条の外面に軸方向に溝27を形成し、ガイド片26の先端の外面に爪状の突起28を形成し、ガイド片26の両側の縁部に弾性を付与するための切込み29を形成している。ガイド片26の突起28が第2の本体21の内周面に弾性的に当接し摩擦係止することにより器具取付時に不用意に外れることが防止できる。突出爪部25とガイド片26の各内面にこれらの肉厚を第1の本体20の肉厚とほぼ等しくするための軸方向の溝25′、26′を形成している。またガイド片26の幅は誤挿入防止のため、突出爪部25の幅よりも大きくしている。
【0028】
第2の本体21は、剛体よりなり器具本体2と取付面3との間隔に対応して移動可能に第1の本体20に係止される。第1の本体20と第2の本体21とは、互いに位置関係を変えて係止可能にされるもので、周方向の互いの位置関係を変えることで器具本体2と取付面3との間隔方向の互いの位置関係を変更可能となる関係にしている。すなわち、第2の本体21には突出爪部25の先端面がそれぞれ当接する係止段部30a、30bを有し、これら係止段部30a、30bを器具本体2と取付面3との間隔方向に関し複数の位置関係に形成するように、段部高さを異ならせている。実施の形態の第2の本体21は、ABS樹脂製であり、図10(b)に示すように突出爪部25を案内するガイド溝31a〜31cを各突出爪部25ごとに3つ並べて内周面に形成し、各係止段部30a、30bはそれぞれ2つのガイド溝31a、31bの各底部に高さを異ならせて、すなわち係止段部30aが高く、係止段部30bが低くなるように形成している。また第2の本体21の内周面にガイド片26を案内するガイド溝32a〜32cも形成している。ガイド片26が通る溝32a〜32cの底部は貫通穴33を設けている。第2の本体21の外周面にはガイド片26の挿入される位置に位置決め用のV溝35a〜35cを刻印して表示部として分かりやすくしている。ガイド片26は突出爪部25より幅が広いのでガイド溝31a〜31cには挿入できず、したがって表示部があることにより挿入しやすくなる。34a、34bはガイド溝32a、32bの底面側に設けられ、係止段部30a、30bの高さにそれぞれ等しく形成された突起片であり、突出爪部25が係止段部30aに当接するときガイド片26が突起片34aに当接し、突出爪部25が係止段部30bに当接するときガイド片26が突起片34bに当接する。
【0029】
係止段部30a、30bの高さは、竿縁7の高さに応じて決定し、例えば竿縁7の高さが31〜34mmの場合に対応して係止段部30aの高さを決め、竿縁7の高さが27〜31mm未満に対応して係止段部30bの高さを決め、竿縁7の高さ24〜27mmに対応してガイド溝31cの係止段部のないものとしている。
【0030】
弾性部材22は、第2の本体21と取付面3との間に圧縮可能に設けている。実施の形態では例えば発泡ゴムなどのパッキンなどを用い、両面粘着テープ等の接着剤で接着するなどにより取付けている。
【0031】
また、器具本体2を取付面3に設置した取付具5により支持して取付面3に取付ける場合に、直付用スペーサ1により、器具本体2と取付面3との間にその間隔に対応させて介在した直付型照明器具が得られる。
【0032】
この照明器具の取付手順は、竿縁7の高さに合わせて第2の本体21を第1の本体20に対して高さ調整する。例えば竿縁7の高さが27〜31mmの場合、図5(b)および図6に示すように第1の本体20の溝27をV溝35bに合うように第1の本体20を第2の本体21に嵌合し、ガイド片26の弾性による摩擦に抗して押し込み、突出爪部25の先端を係止段部30bの表面に当接し、これにより高さが決まる。またガイド片26の弾性により第1の本体20の突起28が第2の本体21の内面に摩擦係止する。竿縁高さが上記と異なる場合は溝27をV溝35aまたはV溝35cに合わせて第1の本体20を第2の本体21に嵌合すると、図5(b)よりも高い図5(a)の高さ、または図5(b)よりも低い図5(c)の高さとなる。
【0033】
図11に示すように器具本体2の上面のリング部4の溝に第1の本体20の位置決め部23を引掛けるように直付用スペーサ1の第1の本体20を粘着テープで取付ける。器具本体2を竿縁7の配線器具にアダプタを介して取付け、図3に示すように木ねじ17を器具本体2に通して竿縁7にねじ込み器具本体2を竿縁7に固定する。
【0034】
第1の実施の形態によれば、第1の本体20が第2の本体21の中に入る構造のため、照明器具を天井に取付後でも外観を損なわない。第1の本体20と第2の本体21にそれぞれ溝27およびV溝35a〜35cを設けているので嵌合後、正しい位置にあるか確認しやすい。また第1の本体20が第2の本体21の中に入る構造とすると、第2の本体21に弾性部材22を設けていないとき、第1の本体20の内部にあったガイド片26が貫通孔33の外部に見えてくるので挿入後の高さ関係が一目でわかるようになり、刻印等の目印をなくすことができる。
【0035】
高さ調整用のV溝35a〜35cを外面に設けることで容易に差し込み位置がわかる。第2の本体21の第1の本体20との接触部に高さ違いで係止段部31a、31bを第2の本体21に設けたので、第1の本体20の差し込み位置が変わっても常に3点支持で底当てできる状態が保てる。
【0036】
ガイド片26の突出部28は摩擦係止用の爪として、第2の本体21との嵌合後器具本体1の天井取付けまでの作業時に容易に外れてしまうことを防いでいる。また2つの突出爪部25とガイド片26の幅の大きさを変えたことで一定の位置以外で嵌合できない構造となっている。さらにガイド片26の本体付根部の両サイドに切込み29を設けたことでガイド片26に柔軟性と弾性をもたせることができ、誤挿入時の取外しができるようになり、取外しやすくなる。第1の本体20の底面に位置決め部23を設けたことで、器具本体2への取付時に位置決めができるようになった。さらにリング部4により、本体カバー9の取付けのガイドとなり、また器具本体2の強度アップとなり、さらに直付用スペーサ1の位置決めとなる。
【0037】
この発明の第2の実施の形態を図12から図16により説明する。直付用スペーサ1の第1の本体20と第2の本体21とは、互いに周方向に回転可能に係止され、周方向の互いの位置関係を変えることで器具本体と取付面との間隔方向に関し複数の位置関係を維持可能としている。器具本体2は第1の実施の形態と同様である。
【0038】
実施の形態において、第1の本体20および第2の本体21はABS樹脂製の円筒形であり、第1の本体20は一端に器具本体への取付手段として例えば粘着テープを設け、他端の周縁部より軸方向に突出し周方向に所定の幅をもつ複数の突出片40を第1の本体20の周方向に均等の位置に設けている。突出片40の内面にはそれぞれ軸方向の突条41をリブ形成している。また第1の本体20の内部の中心部57と、内周面を3等分する部分とを一体に結ぶ3本の支持体42を設け、一対の支持体42間に第1の本体20に同心に円弧状板43を形成し、円弧状板43の周縁と第1の本体20の内周面との間に所定幅の円弧状スリット44を形成している。突出片40は第1の本体20の径方向に弾性を付与するため付根部の両側に切込みを設けてもよい。
【0039】
第2の本体21は、二重筒形であり、内筒46と外筒47との間の連結部48を図14に示すように3段の段部49a〜49cからなる階段状のガイド部50で形成され、段部49a〜49cの相互間の案内部56a、56bは傾斜している。内筒46と外筒47との間に第1の本体20が嵌合できるように寸法が定められ、第1の本体20の各突出片40の先端がガイド部50の表面に当接し、ガイド部50の段部49a〜49cの高さにより挿入量が決められる。またガイド部50の各段部49a〜49cに対して突条41を弾性係止して位置決めできるように内筒46の外周面に位置決め溝51a〜51cが形成されている。内筒46の先端部には周方向の均等の複数個所例えば3個所に第1の本体20の内側に係合する突出片52を設け、1つの突出片52は第1の段部49aの溝51aのある位置に設けて溝51aに連続する溝を形成している。突出片52のうち円弧状スリット44に挿入するものは円弧状板43の周縁部にスライド自在に係止する仮止め用爪53を形成している。
【0040】
弾性部材22は第2の本体21の端部外面に設けている。
【0041】
この実施の形態によれば、第1の本体20と第2の本体21は挿入後回転することによって高さを調整することができる。第2の本体21の内部の段部49a〜49cの相互間のガイド部56a、56bをスロープにすることで第1の本体20と第2の本体21を取外して分離しなくても相互に回転することで高さを調整することができ、しかも回転容易になる。また図14に示すように本体の内部に回転止め突条55をリブ形成することで必要以上に回ることがなくなる。第2の本体21の突出片52の内側に仮止め用爪53を設けることで挿入後容易に抜けるのを防止することができる。回転による位置決めを位置決め溝51a〜51cと突条41とで容易にすることができる。また突条41が内筒46の外周面に接触するので回転時に第1の本体20の全周で接触するのと比較して3点接触のため摩擦抵抗を減らすことができる。さらに外筒47を設けたため、外観を良くすることができる。
【0042】
この発明の第3の実施の形態を図17により説明する。第1の本体20と第2の本体21とは、互いに螺合されて互いの位置関係を変更可能としている。実施の形態では、第1の本体20は金属製であり、例えば円板形の取付板60と、取付板60の中心に立設したねじ部61からなっている。第1の本体20は例えば粘着テープ等の取付手段により器具本体2に取付けられる。
【0043】
第2の本体21は、ねじ部61が螺合されるねじ孔部62を形成した円柱または円筒形であり、第2の本体21の端部にパッキン等の弾性部材22を設けている。
【0044】
この実施の形態によれば、第1の本体20と第2の本体21をねじ式に組み合わせることによって高さを調節するため、自在に高さの変更ができ、直付用スペーサ1に用いる弾性部材22を薄くすることができ、これによって器具のがたつきを小さくすることができる。またねじ部61の径を大きくし第1の本体20の全体をねじ構造とすることも可能である。
【0045】
なお、この発明において、第2の本体21の弾性部材22をそのまままたは除去して、第1の本体20と器具本体2との間に弾性部材を設けてもよい。また高さ調整可能な構成であるので、第1の本体20が第2の本体21の構造を有し、第2の本体21が第1の本体20の構造を有してもよい。さらに第1の実施の形態において、複数の係止段部30a、30bの高さを相互に異ならせたが、複数の突出爪部25の突出量も相互に異ならせるようにしたり、あるいは係止段部30a、30bは同じ高さにしておき複数の突出爪部25の突出量を相互に異ならせてもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の直付用スペーサによれば、第1の本体と第2の本体の組み合わせ状態の長さが、天井面と器具本体の外面との間の間隔にほぼ合うように粗調整し、弾性部材により微調整することができるので、従来例と比較して、スペーサ機能が確実であり、かつ天井の傷付けも防止することができる。またスペーサが高さ調整機能を有するので器具のがたつきを抑制することができ、竿縁の高さ違いに対応することができるので、器具本体の汎用性をもたせることができる。
【0047】
請求項2記載の直付用スペーサによれば、請求項1と同様な効果がある。
【0051】
請求項3記載の直付用スペーサによれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、第1の本体を器具本体の所定位置に取付け容易になる。
【0052】
請求項4記載の直付型照明器具によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果がある。
【0053】
請求項5記載の直付型照明器具によれば、請求項4と同様な効果のほか、器具に取付けるとき、直付用スペーサの位置決めが容易にでき、丸形や角型等の器具本体の形状にかかわらず器具中心からスペーサの距離を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の半断面側面図である。
【図2】一部拡大断面図である。
【図3】照明器具の天井取付状態の平面図である。
【図4】直付用スペーサの分解斜視図である。
【図5】直付用スペーサの高さの異なる態様を示す側面図である。
【図6】直付用スペーサの底面図である。
【図7】第1の本体を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図8】(a)は第1の本体の半断面側面図、(b)は底面図である。
【図9】直付用スペーサの第2の本体を示し、(a)は底面図、(b)は側面図、(c)半断面図である。
【図10】(a)は第2の本体の半断面側面図、(b)は平面図である。
【図11】器具本体の上側部分を概略的に示す斜視図である。
【図12】第2の実施の形態の側面図である。
【図13】第1の本体と第2の本体の斜視図である。
【図14】第2の本体の段部を説明するための斜視図である。
【図15】(a)は第2の本体の半断面図、(b)は底面図、(c)は平面図である。
【図16】(a)は第1の本体の平面図、(b)はその半断面図、(c)は底面図である。
【図17】第3の実施の形態の分解斜視図である。
【図18】第1の従来例の断面図である。
【図19】第2の従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 直付用スペーサ
2 器具本体
3 取付面
4 リング部
7 竿縁
20 第1の本体
21 第2の本体
22 弾性部材
23 位置決め部
24 粘着剤
25 突出爪部
26 ガイド片
27 溝
28 突起
29 切込み
30a、30b 係止段部
31a〜31b ガイド溝
32a〜32b ガイド溝
35a〜35c V溝
40 突出片
41 突条
44 円弧状スリット
49a〜49c 段部
50 ガイド部
51a〜51b 位置決め溝
56a、56b 案内部
60 取付板
61 ねじ部
62 ねじ孔部
Claims (5)
- 直付型照明器具を取付面に取付ける際に器具本体と取付面との間に介在して前記器具本体を安定させる直付用スペーサであって、剛体よりなり前記器具本体の外面に配置される第1の本体と、前記器具本体と前記取付面との間隔に対応して前記第1の本体に移動可能に係止された剛体よりなる第2の本体とを備え、前記第1の本体と前記器具本体との間および前記第2の本体と前記取付面との間の少なくとも一方に弾性部材を圧縮可能に設け、
前記第1の本体と前記第2の本体はその一方が内側筒体で他方が前記内側筒体に嵌合する外側筒体であり、前記内側筒体はその外周面の軸方向に延びかつ前記内側筒体の一端より前記軸方向に先端が突出した突条および前記突条よりも広幅の突条状のガイド片を形成し、前記突条の先端に突出爪部を有し、前記ガイド片の先端の外側に突起を設け、
前記外側筒体はその内周面の軸方向に前記突条および前記ガイド片をそれぞれ案内する複数のガイド溝を形成するとともに前記複数のガイド溝を前記内周面の周方向に複数組形成し、前記複数組の前記複数のガイド溝において前記突条が案内される前記ガイド溝は前記突出爪部が当接することにより前記第1の本体と前記第2の本体の嵌合状態の高さを決定する係止段部がそれぞれ形成され、かつ前記係止段部の相互は前記軸方向の位置が異なっており、前記突起は前記ガイド片が案内される前記ガイド溝に摩擦係止する直付用スペーサ。 - 直付型照明器具を取付面に取付ける際に器具本体と取付面との間に介在して前記器具本体を安定させる直付用スペーサであって、剛体よりなり前記器具本体の外面に配置される第1の本体と、前記器具本体と前記取付面との間隔に対応して前記第1の本体に移動可能に係止された剛体よりなる第2の本体とを備え、前記第1の本体と前記器具本体との間および前記第2の本体と前記取付面との間の少なくとも一方に弾性部材を圧縮可能に設け、
前記第1の本体と前記第2の本体は一方が筒体で他方が内筒と外筒からなりかつその間に前記筒体を回動可能に挿入する二重筒体であり、前記筒体は軸方向の一端より軸方向外方に突出する第1の突出片を有し、前記第1の突出片の内面に軸方向の突条を形成し、前記筒体の前記二重筒体と反対側に前記筒体の内周面に沿った円弧状板を設けることにより、前記筒体の内周面との間に円弧状スリットを形成し、
前記二重筒体は前記内筒と前記外筒との間の連結部に、周方向に階段状の段部を有して前記第1の突出片の先端が前記段部のいずれかに当接して前記筒体の挿入量を決めるガイド部を形成し、前記第1の突出片の先端が前記段部に当接したときに前記第1の突出片の前記突条が弾性係止する位置決め溝を前記内筒の外周面に形成し、前記内筒の筒体挿入側端部より軸方向外方に突出して前記筒体の前記円弧状スリットに挿通する第2の突出片を有し前記第2の突出片の先端に前記円弧状板の周縁部に係止する仮止め用爪を形成した直付用スペーサ。 - 前記第1の本体は前記器具本体外面への位置決め部を備えた請求項1または請求項2記載の直付用スペーサ。
- 点灯装置およびランプを備えた器具本体を、取付面に設置した取付具により支持して前記取付面に取付ける直付型照明器具において、請求項1、請求項2または請求項3記載の直付用スペーサを前記器具本体と前記取付面との間にその間隔に対応させて介在したことを特徴とする直付型照明器具。
- 前記器具本体の略中央を前記取付具で支持し、複数の直付用スペーサを取付具の中心から略等距離となるように前記器具本体で位置決めして設置した請求項4記載の直付型照明器具。
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