JP2007250497A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】器具本体に、器具本体に固定されて器具本体からほぼ水平に延びる支持腕と、感震スイッチ並びに感震スイッチの動作により点灯する光源を有する感震ユニットを設けることにより薄型で、かつ既存の照明器具の基本構造を変更する必要がない感震ユニットを備える照明器具を提供することができる。
【選択図】図1
Description
しかし、従来の感震ユニットを有する照明器具では、照明器具本体取付け部近傍に感震ユニットを設置するため往々にして照明器具が縦長になってしまうという問題があった。
また、感震ユニットと器具本体とを一体に形成するので、これらを天井に取付けるための専用スペースを取付け部近傍に設ける必要があり、照明器具が大型化してしまうとともに、新たに設計が必要になるため生産ラインも別に必要になり、生産コストが高くなってしまうという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解消すべくなされたもので、薄型でかつ既存の照明器具の基本構造を変更する必要がない、感震ユニットを備える照明器具を提供することを目的とする。
前記感震スイッチは、支持腕上を長手方向に移動可能となるように設けることができ、かつ所定の位置で固定可能とすることもできる。
支持腕は設置時にほぼ水平になるように器具本体に取付けることが望ましいので感震ユニットなどの重量による撓みを考慮してやや上向きに取付けるようにすることもできる。
そして、感震ユニットが器具本体に対して略水平となると、感震ユニットの所定の感度を比較的容易に保持することが可能となる。
感震ユニット又は支持腕と天井の間に設けられる間隔調整手段として例えば、ゴム又はパッキンなどを介すことができる。
「遮断時のみ」とは、例えば、充電電源と二次電池との電気的接続を意図的に解除しなければ二次電池を交換することができない機械的構造であったり、充電電池と二次電池との電気的な接続が遮断されたことを検出することにより、二次電池を取外せる状態とする電気的制御構成などでもよい。
要するに、二次電池の充電状態を解除した後でなければ、二次電池の交換が不可能となる構成であればよい。
感震スイッチは、水平度により感度が大きい影響を受ける。したがって調整手段は、感震スイッチの取付け角度を調整可能となるように設けられていればよい。そして、調整手段としては例えば、感震スイッチと支持腕との固定部の感震スイッチ側又は支持腕側に1個又は複数個のレベル調整ねじを設けることである。これにより水平度の調整を容易に行うことが可能となる。
また、支持腕を、器具本体に対して例えばねじ止めで固定しねじを緩めることによって取外し可能としたり、器具本体に固定した時の支持腕の仰角を支持腕又は器具本体側に設けたレベル調整用ねじの操作で調整可能とすることもできる。
照明器具がプルスイッチ付きの場合には、支持腕の一端を器具本体の中心を挟んでプルスイッチの反対側の縁部に固定し他端をプルスイッチから遠ざかる方向に伸ばして、その自由端側に感震スイッチを固着することにより、プルスイッチ操作時の振動による影響を少なくすることができる。なお、「対向する位置」とはプルスイッチから見て180°の位置のみではなく前後数10°の範囲も含まれるものである。
また、間隔調整手段は、弾性体であるので、取付け面と支持腕との間に配設されたとしても地震などの振動は感震スイッチで確実に検出することができる。
請求項4の発明によれば、二次電池は、主電源の遮断時のみ交換可能とされているので、交換作業時の安全性を確実に得ることができる。
さらに、請求項6の発明によれば、感震スイッチをプルスイッチに対して器具本体の中心を介して対向する位置に固定されているので、プルスイッチの操作時の振動による誤作動を防止することができる。
図1は本発明の一つの実施形態にかかる照明器具の構成を示す平面図である。図2は図1の照明器具を一部透視して示す側面図である。図3は図1及び図2の照明器具を天井に取付けた時の構成を一部透視して示す側面図である。図4は感震スイッチ、二次電池などを筐体に納めた感震ユニットの平面図である。図5は図4の感震ユニットを支持部材に取付けたときの構成を示す平面図である。図6は図5の感震ユニットを支持部材に取付けたときの構成を示す側面図である。図7は図3の感震ユニットの下面の平面図である。図8は本発明の他の実施形態にかかる照明器具を一部透視して示す側面図である。図9は他の実施形態にかかる支持部材の傾き調整を一部透視して示す側面拡大図である。
器具本体3には、複数の蛍光灯用のホルダー10が所定の間隔をおいて環状に配設され、中央にはベビー球用のホルダー11が設けられている。
支持部材4は設置時にほぼ水平になるようにシャーシ2の所定の個所に取付けることが望ましいので感震ユニット5などの重量による支持部材4の撓みを考慮して、支持部材4はシャーシ2の水平から任意の角度θ分上方に傾斜して取付けられている。任意の角度θ分上方に取付けられることにより支持部材4が撓んでも感震ユニット5が器具本体3に対して略水平となるように配設される。すなわち外観性が低下することがない。
支持部材4の上面にはパッキン25が設けられている。
感震ユニット5は、支持部材4に長手方向に摺動可能に装着されており、ねじ7により支持部材4の所定の位置に係止されている。シャーシ2の支持部材4を取付けた縁部と中心をはさんだ反対側にはプルスイッチ用の穴8が形成され、ここからプルスイッチ9が垂下している。感震ユニット5は、支持部材4の長手方向に移動可能とされているので、固定位置の調整により設置個所のスペースの状況に応じた形態とすることができる。
給電ケーブル15は、図5及び図6に示すように支持部材4のケーブル導出孔17から支持部材4の上面に導かれ、支持部材4に沿って器具本体3(図示せず)に案内され、コネクタ18を介して器具本体3の図示を省略した充電回路に設けたソケットに接続される。
そして、取外すためには照明器具1を天井面から外すか、又は支持部材4を器具本体3から外すか、又は感震ユニット5を支持部材4から外すかしかない。よって結果的に感震ユニット5への電気的接続が遮断された状態でのみ電池交換が行えるようになり電池交換作業時の安全性を確実に得ることができる。つまり二次電池の交換は、コネクタ18より感震ユニット5ごと、必要に応じて支持部材4ごと給電ケーブル15を取外し、上蓋12aを取外すことで行なわれる。
なお、感震ユニット5の設置位置は器具本体3の中心を介した個所ならば実施例で示す位置に限らず器具本体3の中心位置以降の側であれば任意の場所とすることができる。
この実施例はプルスイッチ付きのものであるが、蛍光灯とベビーランプの点滅をリモコンで制御する照明器具にも同様に適用することができる。
なお、この実施例では感震ユニット5の筐体12の側面に二次電池交換用の窓19が設けられており、二次電池を交換する場合には、感震ユニット5又は支持部材4を器具本体3から取外した後この二次電池交換用窓19より交換を行なう。
従来、感震スイッチのメンテナンスや保安灯、二次電池などの交換を行う場合には、照明器具に装着された蛍光灯などをいちいち取外さなければならず非常に手間のかかるという問題があったが本実施例の照明器具では、支持部材4を介して感震ユニット5を器具本体3の外側に出してあるため、二次電池の交換を手間を掛けずに行なうことができる。
また、二次電池交換用窓19は実施例で示す位置に限らず筐体12の任意の面に設けることができる。
Claims (6)
- 器具本体と;
前記器具本体に一端を固定されて該器具本体からほぼ水平に延びる支持腕と;
前記支持腕の他端に固定された感震スイッチと、該感震スイッチの動作により点灯する光源とを有する感震ユニットと;
を有することを特徴とする照明器具。 - 前記器具本体は天板を有し、前記支持腕は、前記天板から上方に傾斜するように前記器具本体に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
- 前記感震ユニット又は支持腕には、該支持腕の上面よりも上方に突出する弾性体からなる間隔調整手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
- 前記光源の電源として常時は充電電源から充電される二次電池を有し、該二次電池は充電電源の遮断時のみ交換可能とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明器具。
- 前記器具本体又は前記支持腕には、前記支持腕の仰角を調整する調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明器具。
- 前記感震ユニットを、前記器具本体の一端に設けられた主電源を入切するためのプルスイッチと前記器具本体の中心を介して対向する位置に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明器具。
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JP2006076201A JP2007250497A (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 照明器具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103185275A (zh) * | 2011-12-30 | 2013-07-03 | 北京谊安医疗系统股份有限公司 | 手术灯 |
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2006
- 2006-03-20 JP JP2006076201A patent/JP2007250497A/ja active Pending
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