JP4118057B2 - コンテンツ記録装置およびコンテンツ再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明はコンテンツ記録装置およびコンテンツ再生装置に関し、特にたとえばコンテンツをレーザ光を用いてディスク記録媒体に間欠的に記録するコンテンツ記録装置信号およびレーザ光を用いてディスク記録媒体から間欠的に再生されたコンテンツをバッファメモリを介して出力するコンテンツ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のディスク装置では、ディスクに信号を記録する場合やディスクから信号を再生する場合には、光ピックアップからレーザ光がディスクの記録面に照射される。ディスクに信号を記録する場合には、一旦バッファメモリに信号が蓄積され、たとえば、32セクタ×64に相当する一定量の信号(データ)単位でディスクに記録される。一方、ディスクから信号を再生する場合には、ディスクから読み出された信号が一旦バッファメモリに蓄積され、その後、所定の再生処理が施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術では、記録時には、一定量の信号毎に記録するようにしているため、バッファメモリに一定量の信号が蓄積されていない場合には、実質的には信号をディスクに書き込んでいない状態となる。また、再生時には、バッファメモリに記録時とは異なる一定量以上の信号が蓄積されている場合には、オーバフローによるバッファメモリの破綻を避けるため、実質的にはディスクから信号を読み出していない状態となる。このような状態では、いずれの場合にも光ピックアップは待機状態となり、同じトラックを継続的にトレースすることになる。つまり、レーザ光が同じ位置に照射され続けることになり、これによって、ディスクに記録されている信号(記録信号)が劣化してしまうという問題があった。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、レーザ光の照射による信号劣化を防止できる、コンテンツ記録装置およびコンテンツ再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、マルチタスクOSを搭載したプロセサを備え、バッファメモリに連続的に取り込まれるコンテンツをレーザ光を用いてディスク記録媒体に間欠的に記録するコンテンツ記録装置において、プロセサは、バッファメモリに格納されたコンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生する第1タスク、および退避命令に応答してレーザ光の照射先を退避エリアに退避させる第2タスクを並行して実行することを特徴とする、コンテンツ記録装置である。
【0006】
第2の発明は、マルチタスクOSを搭載したプロセサを備え、レーザ光を用いてディスク記録媒体から間欠的に再生されたコンテンツをバッファメモリを介して連続的に出力するコンテンツ再生装置において、プロセサは、バッファメモリに格納されたコンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生する第1タスク、および退避命令に応答してレーザ光の照射先を退避エリアに退避させる第2タスクを並行して実行することを特徴とする、コンテンツ再生装置である。
【0007】
【作用】
コンテンツ記録装置は、連続的にバッファメモリに入力される画像や音声(音楽)などの所望のコンテンツに対応する信号(データ)を間欠的にディスク記録媒体に記録するものである。このコンテンツ記録装置は、マルチタスクOSを搭載したCPUのようなプロセサを備えており、このプロセサは、バッファメモリに格納されたコンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生する第1タスクおよびその退避命令に応答してレーザ光の照射先を退避エリアに退避させる第2タスクを並行して実行する。つまり、光ピックアップをテストエリアのような退避エリアに退避(移動)させる。
【0008】
たとえば、第1タスクは、データ量が閾値(一定量)を上回れば、記録命令を発生する記録命令発生処理を実行し、逆に一定量以下のとき退避命令を発生する退避命令発生処理を実行するので、コンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生できる。また、第2タスクは、記録命令が発生したときにはバッファメモリに格納されたコンテンツをディスク記録媒体に記録する記録処理を実行し、一方、退避命令が発生したときにはレーザ光の照射先を退避させる退避処理を実行するので、退避命令に応答して光ピックアップをテストエリアに退避させることができる。
【0009】
また、ディスク記録媒体は、トラックが形成された、かつレーザ光が照射される記録面を有しおり、発生手段は退避命令に関係なくレーザ光を出力し続け、また、トラッキング制御手段はレーザ光のトラッキングを制御する。つまり、退避した場合であっても、光ピックアップはテストエリア内のトラック(テストトラック)をトレースするので、現在位置を認識でき、次の記録命令に対して遅滞なく応答することができる。
【0010】
コンテンツ再生装置は、レーザ光を用いてディスク記録媒体から間欠的に再生された画像や音声(音楽)などの所望のコンテンツに対応する信号(データ)をバッファメモリを介して連続的に出力するものである。このコンテンツ再生装置は、マルチタスクOSを搭載したCPUのようなプロセサを備えており、このプロセサは、バッファメモリに格納されたコンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生する第1タスクおよびその退避命令に応答してレーザ光の照射先を退避エリアに退避させる第2タスクを並行して実行する。つまり、光ピックアップをテストエリアのような退避エリアに退避(移動)させる。
【0011】
たとえば、第1タスクは、データ量が閾値(一定量)を下回れば、再生命令を発生する再生命令発生処理を実行し、逆に一定量以上のとき退避命令を発生する退避命令発生処理を実行するので、コンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生できる。また、第2タスクは、再生命令が発生したときにはディスク記録媒体からコンテンツを再生する再生処理を実行し、一方、退避命令が発生したときにはレーザ光の照射先を退避させる退避処理を実行するので、退避命令に応答して光ピックアップをテストエリアに退避させることができる。
【0012】
また、ディスク記録媒体は、トラックが形成された、かつレーザ光が照射される記録面を有しおり、発生手段は退避命令に関係なくレーザ光を出力し続け、また、トラッキング制御手段はレーザ光のトラッキングを制御する。つまり、退避した場合であっても、光ピックアップはテストエリア内のトラック(テストトラック)をトレースするので、現在位置を認識でき、次の再生命令に対して遅滞なく応答することができる。
【0013】
【発明の効果】
これらの発明によれば、記録時または再生時において実際にディスク記録媒体に信号を書き込んだりディスクから信号を読み出したりしていない場合には、レーザ光の照射先を退避エリアに退避させるので、レーザ光の照射による信号の劣化を防止することができる。
【0014】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【実施例】
図1を参照して、この実施例のカメラシステム(以下、単に「システム」という。)10は、ディスク装置12およびディジタルカメラ14を含む。ディスク装置12は、光ピックアップ16を含み、光ピックアップ16には対物レンズ16aが設けられる。対物レンズ16aは図示しないトラッキングアクチュエータおよびフォーカスアクチュエータによって支持される。
【0016】
また、図示は省略するが、光ピックアップ16はラックピニオン或いはボールねじ機構(リードスクリュ)によってスレッドモータ18に連結される。したがって、スレッドモータ18が回転することにより、光ピックアップ16はディスク20の径(スレッド)方向に変移(移動)される。
【0017】
ディスク20は、たとえば、AS−MO(Advanced Storage Magneto Optical)のような光磁気ディスクであり、図示しないスピンドル上に載置され、スピンドルモータ22によって回転される。また、ディスク20は、ZCLV(Zone Constant Linear Velocity) 方式のディスクであり、回転数は光ピックアップ16がディスク20の内周から外周に移動するにつれて低下する。光ピックアップ16に設けられたレーザダイオード(LD)16bから出力されたレーザ光が対物レンズ16aで収束されて、ディスク20の記録面に照射される。これにより、所望の信号がディスク20の記録面に記録され、或いは、ディスク20に記録されている信号(記録信号)が読み出される。
【0018】
記録面からの反射光は、同じ対物レンズ16aを通過してフォトディテクタ(光検出器)16cに照射される。光検出器16cの出力は、フォーカスエラー(FE)信号検出回路24およびトラッキングエラー(TE)信号検出回路26に入力され、FE信号およびTE信号がそれぞれで検出される。検出されたFE信号およびTE信号は、図示しないA/D変換器を介してDSP28にそれぞれ与えられる。
【0019】
DSP28は、FE信号に基づいてフォーカスサーボ処理を実行し、TE信号に基づいてトラッキングサーボ処理およびスレッドサーボ処理を実行する。フォーカスサーボ処理によってフォーカスアクチュエータ制御電圧が生成され、フォーカスアクチュエータ制御電圧はD/A変換器(ドライバ)34を介してフォーカスアクチュエータに出力される。また、トラッキングサーボ処理によってトラッキングアクチュエータ制御電圧が生成され、トラッキングアクチュエータ制御電圧はD/A変換器(ドライバ)36を介してトラッキングアクチュエータに出力される。対物レンズ16aの光軸方向の位置はフォーカスアクチュエータ制御電圧によって制御され、対物レンズ16aのディスク20のスレッド方向についての位置はトラッキングアクチュエータ制御電圧によって制御される。DSP28はさらに、スレッドサーボ処理によってスレッド制御電圧を生成し、スレッド制御電圧はD/A変換器(ドライバ)38を介してスレッドモータ18に出力される。
【0020】
記録時には、CPU30は書き込み(WRITE)コマンドをDSP28に出力するとともに、バッファメモリ32内の信号を読み出し、エンコーダ(ECCエンコーダ)40に与える。たとえば、この実施例のCPU30は、μITRONと呼ばれるプロセサ(CPU)であって、マルチタスクOSを搭載したものである。DSP28は、WRITEコマンドを受信すると、光ピックアップ16のレーザドライブ(図示せず)を駆動する。すると、LD16bからパルス変調されたレーザ光が出力される。また、DSP28は、エンコードされた信号を読み出し、ヘッドドライバ42を駆動する。したがって、ディスク20を挟んで光ピックアップ16に対向して変移可能に設けられる磁気ヘッド44が駆動され、信号に応じた磁界がディスク20に与えられる。これにより、信号(記録信号)がディスク20に記録される。
【0021】
一方、再生時には、CPU30は読み出し(READ)コマンドをDSP28に出力する。DSP28は、READコマンドを受信すると、これに応じてレーザドライブを駆動する。したがって、高周波の重畳されたレーザ光がLD16bから放出され、ディスク20の記録面から記録信号が読み出される。読み出された記録信号は、RFアンプ46で増幅され、デコーダ(ECCデコーダ)48でデコードされた後、バッファメモリ32に一旦書き込まれる。そして、出力端子Pを介して図示しない再生系で所定の再生処理が施された後、出力される。
【0022】
また、ディジタルカメラ14はフォーカスレンズ50を含み、フォーカスレンズ50を経た被写体の光像はCCDイメージャ52の受光面に入射される。受光面では、入射された光像に対応するカメラ信号(映像信号)が光電変換によって生成される。
【0023】
CCDイメージャ52は、CPU30の指示の下、タイミングジェネレータ(TG)54によって読み出し制御される。つまり、TG54は、CPU30から処理命令が与えられたとき、CCDイメージャ52から所定フレームレートでカメラ信号を繰り返し読み出す。読み出されたカメラ信号は、CDS/AGC回路56において周知のノイズ除去およびレベル調整を経て、A/D変換器58でディジタル信号に変換される。
【0024】
また、ディジタルカメラ14はマイク62を含み、信号処理回路64はCPUから処理命令が与えられたとき、マイク62から音声信号を取得する。取得された音声信号は周知の信号処理を経て、A/D変換器66でディジタル信号に変換される。
【0025】
A/D変換器58およびA/D変換器66でディジタル信号に変換されたカメラ信号および音声信号は信号処理回路60にそれぞれ入力される。入力されたカメラ信号および音声信号は、所定の信号処理を経てバッファメモリ32に書き込まれる。このように、バッファメモリ32に蓄積されたカメラ信号および音声信号の少なくとも一方が記録信号として、上述したように、CPU30の指示の下、DSP28によってディスク20に記録される。
【0026】
CPU30は、ディジタルカメラ14に設けられたシャッタボタン68からのシャッタ信号を受けて、TG54および信号処理回路64に処理命令を与える。また、CPU30は、モード切換ボタン70の操作によって、記録(撮影)/再生モードなどを判断する。
【0027】
上述したように、記録信号の記録/再生時(モード)では、光ピックアップ16からレーザ光がディスク20の記録面に照射される。しかし、記録/再生時であっても、実際に記録信号をディスク20に書き込んでいない状態や記録信号をディスク20から読み出していない状態では、光ピックアップ16はスレッド方向への移動がなく、同じ位置で待機することになる。
【0028】
たとえば、この実施例のディスク装置12では、記録時には、バッファメモリ32に蓄積された信号を一定量(たとえば、32セクタ×64に相当する量)単位で間欠的にディスク20に書き込むため、バッファメモリ32に一定量の信号が蓄積されていない場合には、その一定量の信号が蓄積されるのを待機する必要があり、この状態が記録信号をディスク20に書き込んでいない状態である。
【0029】
また、再生時には、ディスク20から読み出した信号を一旦バッファメモリ32に書き込んでから再生処理を施すため、オーバフローにより、バファメモリ32が破綻してしまうのを回避する必要がある。したがって、予め試験等により決定した所定のデータ量以上になった場合には、そのデータ量が或る程度減少するのを待機する必要があり、この状態がディスク20から記録信号を読み出していない状態である。
【0030】
さらに、この実施例では、記録時/再生時において、マルチタスクOSからCPU30に制御コマンドが与えられない状態が所定時間(たとえば、1秒)経過した場合にも記録信号をディスク20に書き込んでいない状態或いはディスク20から記録信号を読み出していない状態としている。
【0031】
このような(待機)状態では、ディスク20の記録面の同じ位置(トラック)を継続的にレーザ光が照射することとなり、記録信号の劣化を招くおそれがある。
【0032】
これを回避するため、レーザ(LD16b)をオフしたり、光ピックアップ16をディスク20の内周および外周に交互に移動させたり(ウォブリング)することにより、同じ位置にレーザ光が入射されないようにすることが考えられる。
【0033】
しかし、前者の場合には、一旦レーザをオフすると、記録信号の読み出しや書き込みの命令があったときに、再度レーザを起動し、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボをオンし、現在位置を認識してから読み出し位置/書き込み位置をシークする必要があり、記録/再生に時間がかかってしまうという問題がある。
【0034】
また、後者の場合にも、記録信号の読み出しや書き込みの命令があると、現在位置を認識してから読み出し位置/書き込み位置をシークする必要があり、同様に、時間がかかってしまうという問題がある。
【0035】
そこで、この実施例では、記録/再生時であっても、実際に記録信号をディスク20に書き込んでいない状態や記録信号をディスク20から読み出していない状態では、現在位置から一番近くに存在するテストエリアに光ピックアップ16を退避するようにしてある。
【0036】
図2に示すように、たとえば、ISO/IEC15041に従ったディスク20の一部を拡大すると、ユーザの所望の信号(データ)を記録するためのデータの領域(データエリア)を挟むように、すなわちデータエリアの内周側と外周側とにバッファトラックの領域(バッファエリア)がそれぞれ設けられ、データエリアと外周側のバッファエリアとの間にテストトラックの領域(テストエリア)が設けられる。このような構成で、データエリア、バッファエリアおよびテストエリアがディスク20の最内周から最外周に渡って複数設けられる。
【0037】
ここで、テストトラックは、通常、ディスク装置10(セット)が試し書きをして、レーザパワーを決定するために用いるトラックである。つまり、テストトラックには、記録信号が記録されることはない。このため、この実施例では、上述したような所定の状態では、テストトラック(テストエリア)に光ピックアップ16を退避させるようにしてある。すなわち、レーザ光の照射先をテストエリアのような退避エリアに退避させるようにしてある。
【0038】
具体的には、CPU30が図3および図4に示すフロー図を処理するとともに、図5および図6に示すフロー図を処理する。つまり、CPU30は、異なる2つのタスクを並行に処理している。
【0039】
なお、この実施例では、説明の便宜上、図3および図4に示すCPU30の処理をタスク1ということもあり、図5および図6に示すCPU30の処理をタスク2ということもある。
【0040】
図3を参照して、CPU30は、ステップS1でマルチタスクOS(アプリケーション)からのコマンドを受信したかどうかを判断する。ステップS1で“YES”であれば、つまりコマンドを受信すれば、ステップS3でコマンドが“READ”かどうかを判断する。
【0041】
ステップS3で“NO”であれば、つまりコマンドが“READ”でなければ、ステップS15に進む。一方、ステップS3で“YES”であれば、つまりコマンドが“READ”であれば、ステップS7でバッファメモリ32に該当データ(所定のデータ量の記録信号)が無いかどうかを判断する。
【0042】
ステップS7で“YES”であれば、つまりバッファメモリ32に再生すべき記録信号が無ければ、ステップS9でタスク2にREAD命令(“READ”コマンド)を送信して、ステップS13に進む。
【0043】
一方、ステップS7で“NO”であれば、つまりバッファメモリ32に所定のデータ量以上の記録信号が有れば、記録信号の読み出し中でないと判断して、ステップS11でタスク2に退避命令を送信して、ステップS13に進む。ステップS13では、CPU30内部に設けられるタイマ(図示せず)をクリアする。そして、ステップS1に戻る。
【0044】
また、ステップS15では、コマンドが“WRITE”かどうかを判断する。ステップS15で“YES”であれば、つまりコマンドが“WRITE”であれば、ステップS17でバッファメモリ32に少なくとも一定量のデータ(記録信号)が有るかどうかを判断する。ステップS17で“YES”であれば、つまりバッファメモリ32に少なくとも一定量の記録信号が有れば、ステップS19でタスク2にWRITE命令(“WRITE”コマンド)を送信してステップS13に進む。一方、ステップS17で“NO”であれば、つまりバッファメモリ32に一定量の記録信号が無ければ、記録信号の書き込み中でないと判断して、ステップS21でタスク2に退避命令を送信してからステップS13に進む。
【0045】
また、ステップS1で“NO”であれば、つまりアプリケーションからコマンドを受信しなければ、図4に示すステップS23に進む。同様に、ステップS15で“NO”であれば、つまりコマンドが“WRITE”でなければ、ステップS23に進む。
【0046】
図4に示すステップS23では、CPU30内部のタイマがスタートかどうかを判断する。ステップS23で“NO”であれば、つまりタイマがスタートしていなければ、ステップS25でタイマをスタートしてからステップS27に進む。
【0047】
一方、ステップS23で“YES”であれば、つまりタイマがスタートしていれば、そのままステップS27に進む。ステップS27では、1秒経過したかどうかを判断する。つまり、コマンドを受信しない時間が1秒を超えたかどうかを判断する。ステップS27で“NO”であれば、つまり1秒経過していなければ、そのままステップS1に戻る。しかし、1秒経過すれば、つまりステップS27で“YES”であれば、記録信号の書き込み中或いは読み出し中でないと判断して、ステップS29でタスク2に退避命令を送信して図3に示したステップS13に進み、タイマをクリアしてからステップS1に戻る。
【0048】
図5を参照して、CPU30は、ステップS41でタスク1からのコマンドを受信したかどうかを判断する。ステップS41で“NO”であれば、つまりコマンドを受信していなければ、同じステップS41に戻って、コマンドがあるのを待機する。
【0049】
一方、ステップS41で“YES”であれば、つまりコマンドを受信すれば、ステップS43でコマンドが“起動”かどうかを判断する。ステップS43で“YES”であれば、つまりコマンドが“起動”であれば、ステップS45で各コンポーネントの起動(オン)をDSP28に指示してからステップS41に戻る。具体的には、DSP28は、スピンドルモータ22をオンし、レーザ(LD16b)をオンし、フォーカスオンし、トラックオンし、そして、スレッドモータ18をオンする。
【0050】
ステップS43で“NO”であれば、つまりコマンドが“起動”でなければ、ステップS47でコマンドが“停止”かどうかを判断する。ステップS47で“YES”であれば、つまりコマンドが“停止”であれば、ステップS49で各コンポーネントの停止(オフ)をDSP28に指示してからステップS41に戻る。つまり、DSP28は、スレッドモータ18をオフし、トラックオフし、フォーカスオフし、LD16bをオフし、そして、スピンドルモータ18をオフする。
【0051】
一方、ステップS47で“NO”であれば、つまりコマンドが“停止”でなければ、ステップS51でコマンドが“一時停止”かどうかを判断する。ステップS51で“NO”であれば、つまりコマンドが“一時停止”でなければ、図6に示すステップS55に進む。しかし、ステップS51で“YES”であれば、つまりコマンドが“一時停止”であれば、ステップS53で現在位置(現在アドレス)での待機をDSP28に指示し、ステップS41に戻る。つまり、DSP28は、光ピックアップ16がディスク20のトラックを追従しないように制御し、現在位置で停止させる。そして、CPU30から他の指示があるのを待機する。
【0052】
図6に示すステップS55では、コマンドが“READ”かどうかを判断する。ステップS55で“NO”であれば、つまりコマンドが“READ”でなければ、ステップS63に進む。一方、ステップ55で“YES”であれば、つまりコマンドが“READ”であれば、ステップS57で現在アドレスを確認する。続くステップS59でREADコマンドに対応する読み出し位置のシーク(検索)をDSP28に指示し、ステップS61で読み出しを実行してから図5に示したステップS41に戻る。
【0053】
ステップS63では、コマンドが“WRITE”かどうかを判断する。ステップS63で“NO”であれば、つまりコマンドが“WRITE”でなければ、ステップS71に進む。一方、ステップS63で“YES”であれば、ステップS65で現在アドレスを確認し、ステップS67でWRITEコマンドに対応する書き込み位置のシークをDSP28に指示し、ステップS69で書き込みを実行してからステップS41に戻る。
【0054】
ステップS71では、コマンドが“退避”かどうかを判断する。ステップS71で“NO”であれば、つまりコマンドが“退避”でなければ、コマンド受信を誤ったと判断し、そのままステップS41に戻る。一方、ステップS71で“YES”であれば、つまりコマンドが“退避”であれば、ステップS73で現在アドレスを確認してからステップS75で現在アドレスに一番近いテストトラック(テストエリア)を決定する。そして、ステップS77では、決定したテストトラックのシークをDSP28に指示し、ステップS79でシークした現在アドレスでの待機をDSP28に指示し、ステップS41に戻る。つまり、光ピックアップ16は、テストエリアに退避され、そのエリア中のテストトラックをトレースする。
【0055】
この実施例によれば、実際に信号を読み出したり書き込んだりしていない場合には、光ピックアップをテストエリアに退避させるので、必要以上にレーザ光がデータエリアを照射することはない。したがって、レーザ光の照射によるデータ劣化を可及的に防止することができる。
【0056】
なお、この実施例では、データ(信号)を記録/再生可能なディスク装置について説明したが、ディスク装置は再生専用または記録専用のものであってもよい。つまり、レーザ光の照射による記録信号の劣化を防止できればよい。
【0057】
また、この実施例では、ディジタルカメラのような撮像装置から映像および音声のようなコンテンツに対応する信号を入力するようにしたが、撮像装置に限定される必要はなく、そのようなコンテンツをバッファメモリに連続的に与えられるメディアであれば任意の装置を接続したシステムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例に示すディスクのデータ領域を説明するための図解図である。
【図3】図1に示すCPUの処理の一部を示すフロー図である。
【図4】図1に示すCPUの処理の他の一部を示すフロー図である。
【図5】図1に示すCPUの処理のその他の一部を示すフロー図である。
【図6】図1に示すCPUの処理のさらに他の一部を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 …カメラシステム
12 …ディスク装置
14 …ディジタルカメラ
16 …光ピックアップ
20 …ディスク
28 …DSP
30 …CPU
32 …バッファメモリ
40 …エンコーダ
44 …磁気ヘッド
48 …デコーダ
52 …CCDイメージャ
60,64 …信号処理回路
62 …マイク
Claims (6)
- マルチタスクOSを搭載したプロセサを備え、バッファメモリに連続的に取り込まれるコンテンツをレーザ光を用いてディスク記録媒体に間欠的に記録するコンテンツ記録装置において、
前記プロセサは、前記バッファメモリに格納されたコンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生する第1タスク、および前記退避命令に応答して前記レーザ光の照射先を現在の光ピックアップの位置に最も近いテストトラックに退避させる第2タスクを並行して実行することを特徴とする、コンテンツ記録装置。 - 前記第1タスクは、前記データ量が閾値を上回るとき記録命令を発生する記録命令発生処理、および前記データ量が前記閾値以下のとき前記退避命令を発生する退避命令発生処理を含み、
前記第2タスクは、前記記録命令が発生したとき前記バッファメモリに格納されたコンテンツを前記ディスク記録媒体に記録する記録処理、および前記退避命令が発生したとき前記レーザ光の照射先を退避させる退避処理を含む、請求項1記載のコンテンツ記録装置。 - 前記ディスク記録媒体はトラックが形成されたかつ前記レーザ光が照射される記録面を有し、
前記退避命令に関係なく前記レーザ光を出力し続ける発生手段、および前記退避命令に関係なく前記レーザ光のトラッキングを制御するトラッキング制御手段をさらに備える、請求項1または2記載のコンテンツ記録装置。 - マルチタスクOSを搭載したプロセサを備え、レーザ光を用いてディスク記録媒体から間欠的に再生されたコンテンツをバッファメモリを介して連続的に出力するコンテンツ再生装置において、
前記プロセサは、前記バッファメモリに格納されたコンテンツのデータ量に応じて退避命令を発生する第1タスク、および前記退避命令に応答して前記レーザ光の照射先を現在の光ピックアップの位置に最も近いテストトラックに退避させる第2タスクを並行して実行することを特徴とする、コンテンツ再生装置。 - 前記第1タスクは、前記データ量が閾値を下回るとき再生命令を発生する再生命令発生処理、および前記データ量が前記閾値以上のとき前記退避命令を発生する退避命令発生処理を含み、
前記第2タスクは、前記再生命令が発生したとき前記ディスク記録媒体からコンテンツを再生する再生処理、および前記退避命令が発生したとき前記レーザ光の照射先を退避させる退避処理を含む、請求項4記載のコンテンツ再生装置。 - 前記ディスク記録媒体はトラックが形成されたかつ前記レーザ光が照射される記録面を有し、
前記退避命令に関係なく前記レーザ光を出力し続ける発生手段、および前記退避命令に関係なく前記レーザ光のトラッキングを制御するトラッキング制御手段をさらに備える、請求項4または5記載のコンテンツ再生装置。
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