JP4118024B2 - 看護情報管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被看護者の看護情報を管理する看護情報管理システムに関する。
【0002】
【従来技術】
患者や介護者に対する看護業務(介護業務)において、従来の経験的な看護ではなく科学的に看護業務を分析するEBN(Evidence-Based Nursing)が注目されている。看護業務においては看護内容である質的充実と時間的充実は看護にとって重要な要素であり、EBNにおいてもこれらの要因によって被看護者に対する影響を分析することが課題となっている。
【0003】
質的要因については看護者、被看護者双方による主観的認識が存在するため、客観的に評価を行うことは難しいが、時間的要因については看護録等に記載された看護時間、看護内容をもとに客観的に数値で評価することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、看護録から患者毎に対する看護時間等を別に抜き出し、これを統計処理等行なって時間的要因について評価を行うことは、看護者にとって手間であり作業負担の増大となってしまう。
【0005】
上記従来技術の問題点に鑑み、看護者の手間を掛けることなく、看護情報の管理を行うことのできる看護情報管理システムを提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
(1) 各々の被看護者に付帯又は各々の被看護者を他と区別する位置に設けられると共に、その各々の被看護者を区別する識別情報の信号を無線発信する情報発信ユニットと、各々の看護者に付帯される情報管理ユニットであって、前記情報発信ユニットと所定の距離にあるときに前記識別情報の信号を受信する情報受信ユニットと、時間を計測する計時手段とを持ち、前記情報発信ユニットと前記情報受信ユニットとが所定の距離にあるときの時間を前記計時手段に計測させ、計測された時間を被看護者の前記識別情報に対応させて記憶する情報管理ユニットと、前記情報管理ユニットから伝送される看護データを蓄積し、被看護者毎の看護時間を処理する情報処理装置と、からなることを特徴とする。
(2) 各々の被看護者に付帯され,その各々の被看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第1情報発信ユニットと、各々の看護者に付帯され,その各々の看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第2情報発信ユニットと、医療施設内で被看護者及び看護者が移動した際もその移動位置を検知可能に適当な間隔を置いて複数の位置に設けられ、前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号を受信する複数の受信器と、時間を計測する計時手段を持ち、前記複数の受信器により受信された前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号に基づいて被看護者及び看護者の位置を特定し、両者が所定の接近状態にあるときの時間を前記計時手段に計測させ、計測した時間を被看護者及び看護者の前記識別情報に対応させて記憶する情報処理装置と、からなることを特徴とする。
(3) 各々の被看護者に付帯され,その各々の被看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第1情報発信ユニットと、各々の看護者に付帯され,その各々の看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第2情報発信ユニットと、医療施設内で被看護者及び看護者が移動した際もその移動位置を検知可能に所定の区域毎に設けられ、前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号を受信する複数の受信器と、時間を計測する計時手段を持ち、前記複数の受信器により受信された前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号に基づいて被看護者及び看護者が入っている区域を特定し、両者が同じ区域内にいる間の時間を前記計時手段に計測させ、計測した時間を被看護者及び看護者の前記識別情報に対応させて記憶する情報処理装置と、からなることを特徴とする。
【0008】
(2) (1)の看護情報管理システムにおいて、前記情報受信ユニットは所定周波数の電波を発信する発信手段を有し、前記所定の距離とは前記情報発信ユニットが前記発信手段から発信する電波を受信可能な距離であることを特徴とする。
【0009】
(3) (1)の看護情報管理システムにおいて、前記情報受信ユニットはその情報受信ユニットを付帯する看護者を特定する識別情報を記憶する手段を持ち、看護情報管理システムはさらに前記情報受信ユニットで受信された被看護者の識別情報とその受信時間、及び看護者の識別情報から被看護者に対する看護者の看護時間を割り出す情報処理手段を備えることを特徴とする。
【0010】
(4) 看護者に付帯される情報発信ユニットであって,その看護者又はそのユニットを区別する識別情報を無線発信する情報発信ユニットと、被看護者を他と区別する場所に設けられ,前記情報発信ユニットが所定の接触状態にあるときに前記識別情報を受信する情報受信ユニットと、該情報受信ユニットが前記識別情報を受信した時間を計測する計時手段と、からなることを特徴とする。
【0011】
(5) (4)の看護情報管理システムにおいて、前記情報受信ユニットは被看護者の病室又は所定エリア内に前記情報受信ユニットが出入りしたことを検知する検知手段を持ち、前記計時手段は前記検知手段の検知結果に基づいて前記識別情報を受信した経過時間を計測することを特徴とする。
【0012】
(6) 被看護者に付帯され,その被看護者を区別するための識別情報を無線発信する第1情報発信ユニットと、看護者に付帯され,その看護者を区別するための識別情報を無線発信する第2情報発信ユニットと、医療施設内の適当な場所に設けられ,前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの識別情報をそれぞれ受信して両者が所定の接触状態にあることを検知する検知手段と、該検知手段により検知された両者の接触状態の時間を計測する計時手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の看護情報管理システムに関する実施の形態を図面に示しながら説明する。
【0014】
<実施例1>
図1は看護情報管理システムの1実施例を示す図である。A、Bは被看護者、Cは看護者である。被看護者A、Bには無線通信式記憶媒体の1種である無線タグ1が、看護者Cには看護情報を記憶しておくための管理ボックス10が各々付帯されている。20は別室に設けられたコンピュータからなる情報処理装置であり、管理ボックス10に記憶された看護者の各種データを蓄積し、統計処理等を行うことができるようになっている。
【0015】
図2(a)は無線タグ1の構成を示した図である。2は送受信用アンテナ2である。3は被看護者を識別するための識別情報(例えば、ID番号等)が記憶されているメモリ、4は駆動電源となる電池である。5はアンテナ2より受信された電波の解析を行う受信回路、メモリ3に記憶された識別情報をアンテナ2より送信させるための送信回路、所定周波数の受信電波に対して同調する同調回路、これらの制御を行うCPU(Central Processing Unit)等からなる制御部である。
【0016】
無線タグ1はアンテナ2にて所定周波数の電波を受信(所定周波数の電波に同調)すると、制御部5によりメモリ3に記憶してある識別情報を電波としてアンテナ2より送信するようになっている。
【0017】
看護者Cには患者情報を管理するための管理ボックス10が付帯されている。図3は管理ボックス10の構成を示した図である。11は送受信用アンテナである。12は看護情報を記憶しておくためのメモリ、13は駆動電源となる電池、14は現在の日時、看護時間を計測するためのタイマー部である。メモリ12には看護者を識別するための識別情報が予め記憶されている。
【0018】
15はアンテナ11より受信された電波の解析を行う受信回路、所定周波数の電波をアンテナ11より送信させるための送信回路、これらの制御を行うCPU等からなる制御部である。16は管理ボックス10外部に設けられた複数のスイッチからなるスイッチ部である。スイッチ部16には看護内容(例えば、リハビリ、治療、投薬等)を指定するスイッチ、メモリ12に記憶された各種データを外部へ送信するためのデータ送信スイッチ等が設けられている。17はプリンタポート、RS232C等の外部にデータを送信するための出力部である。18は管理ボックス10外部に設けられているLEDである。LED18は無線タグ1からの電波を受信している間は点灯しており、看護者に受信中であることを報知する手段として使用される。
【0019】
以上のような構成を備える看護情報管理システムにおいて、その動作について説明する。
【0020】
看護者Cは被看護者Aに対して看護を行うために接近する。このとき、看護者Cに取り付けられている管理ボックス10からは、制御部15により所定周波数の電波が常時発信されており、電波による問い合わせが行われている。看護者Cと被看護者Aとの距離が所定距離(例えば1m)まで接近すると、無線タグ1に設けられたアンテナ2により電波が受信される。
【0021】
アンテナ2により所定周波数の電波が受信されると、所定周波数の電波が受信され続けている間は、無線タグ1の制御部5は受信状態である旨を管理ボックス10側に検知させるための信号をアンテナ2を通して送信する。また同時に制御部5はメモリ3に記憶してある識別情報(被看護者のID番号)を管理ボックス10へ送信する。
【0022】
管理ボックス10がアンテナ11により無線タグ1からの信号及び識別情報を受信すると、制御部15はLED18を点灯させ、無線タグ1からの信号を受信していることを報知するとともに、タイマー部14により受信開始からの経過時間をカウントする。
【0023】
看護者Cは管理ボックス10のスイッチ部16のスイッチを用いて看護内容を選択する。制御部15は看護日時、看護内容、被看護者の識別情報を同じグループの情報としてメモリ12に記憶させておく。看護が終了し、看護者Cが被看護者Aに対して所定距離離れ、無線タグ1に管理ボックス10からの所定周波数の電波が受信されなくなると、無線タグ1の制御部5は信号を送信するのを止める。無線タグ1からの信号が止まり、管理ボックス10のアンテナ11から信号が受信されなくなると制御部15はLED18を消灯させ、無線タグ1からの信号を受信されていないことを報知する。また、同時に制御部15はタイマー部14による受信経過時間のカウントを止め、これまでの経過時間を被看護者Aに対する看護時間としてメモリ12に記憶させて受信処理を終了する。
【0024】
次に、看護者Cは同じ作業を被看護者Bに対しても行う。看護者Cは看護を行うため被看護者Bに所定距離内まで接近すると、管理ボックス10から発信される電波が被看護者Bに取り付けられた無線タグ1に受信される。被看護者Bに取り付けた無線タグ1に管理ボックス10から発信される電波が受信されると、無線タグ1の制御部5は受信状態である旨を管理ボックス10側に検知させるための信号を送信する。また同時に制御部5はメモリ3に記憶してある識別情報(被看護者BのID番号)を管理ボックス10へ送信する。
【0025】
看護者Cは無線タグ1からの信号を管理ボックス10が受信していることを確認し、スイッチ部16にて看護内容を指定し、看護を行う。
【0026】
管理ボックス10の制御部15は被看護者を識別するための識別情報が前回(被看護者A)と異なっていることを検知すると、被看護者の看護情報を前回と異なるグループの情報としてメモリ12に記憶する。また、無線タグ1からの信号を受信している間はタイマー部14により経過時間のカウントを行う。
【0027】
看護が終了し、看護者Cが被看護者Bに対して所定距離離れ、無線タグ1に所定周波数の電波が受信されなくなると、無線タグ1の制御部5は信号を送信するのを止める。無線タグ1からの信号が受信されなくなると、制御部15はタイマー部14による受信経過時間のカウントを止め、経過時間を被看護者Bの看護時間としてメモリ12に記憶し、受信処理を終了する。
【0028】
すべての看護業務を終了した後、看護者Cは管理ボックス10と情報処理20とを出力部17を通じて接続させ、スイッチ部16のデータ送信スイッチを使用してメモリ12に記憶した被看護者A及びBの看護情報と看護者Cの識別情報(看護者CのID番号)とを情報処理装置20に伝送する。伝送された看護情報はメモリ12より消去される。
【0029】
このように、看護者は看護作業後に改めて看護録に記録することなく看護情報を作製、管理をすることができる。また、情報処理装置20に看護データが蓄積されているため、各種の統計作業を簡単に行うことができ、EBN等に役立てことができる。
【0030】
以上の実施例では管理ボックス、無線タグは看護者、被看護者が各々身につけるものとしているが、これに限るものではなく看護者、被看護者の側に置いておいてもよい。例えば無線タグ1は被看護者のベッドに取り付けておくこともできる。
【0031】
また、実施例では無線タグ1は所定の周波数を受信すると電波を発信するものとしたが、これに限るものではなく、無線タグ1自身から常に電波を発するようにしておき、これを管理ボックス10が受信するようにしてもよい。
【0032】
さらに、実施例では管理ボックス10から常時電波を出すものとしているが、所定間隔毎(例えば1分間間隔)に管理ボックス10から電波を発信するようにすることにより、管理ボックス10の消費電力を抑えることもできる。
【0033】
<実施例2>
次に本発明における別の実施の形態を実施例2として図4、図5に示し、以下に説明する。
【0034】
被看護者が個室にいるような場合(部屋毎に1人しか被看護者がいないような場合)には個室の入り口にゲートを設けておき、看護者の個室への出入りにより看護作業が行われているか否かを判断することもできる。
【0035】
図4はゲートを設けたときの構成を示す図である。この場合、被看護者Aが居る部屋の入り口にゲート30を設置しておく。ゲート30は図5に示すように送受信用アンテナ31、制御部32、タイマー部33、メモリ34、出力部35等からなる。また、ゲート30はアンテナ31より所定周波数の電波が発信されている。受信用アンテナ31は並列に2つ内蔵されており、通過方向により入室・退室を識別することができる。
【0036】
無線タグ1を携帯した看護者Cが被看護者Aの居る部屋へ入室するためにゲートを通ると、無線タグ1は所定周波数の電波を受信し、看護者Cの識別情報を持った信号を発信する。ゲート30に設けられた制御部32は無線タグ1からの信号を受信すると看護者Cが部屋に入室したことを検知し、タイマー部33にて入室してからの経過時間をカウントする。このとき制御部32は看護者Cがゲート30から遠ざかり、無線タグ1が電波を発信しなくなってもタイマー部33による時間の計測を止めずにメモリ34にその経過時間をカウントする。
【0037】
看護者Cが被看護者Aの看護作業を終えて退室のためゲート30を通ると、再び無線タグ1から電波が発信され、ゲート30側に受信される。制御部32は再び無線タグ1からの信号を受信すると、タイマー部33による経過時間のカウントを止めて、メモリ34にこれまでの経過時間と看護者と被看護者の識別情報、看護日時、経過時間等を看護情報として記憶させる。その後、ケーブル36を通じて情報処理装置20に送信する。
【0038】
また、看護内容を看護情報として扱いたい場合には、ゲート30に各看護内容を指定することのできるスイッチを複数設けておき、使用されたスイッチに基づいて看護内容を看護情報としてメモリ34に記憶しておけばよい。
【0039】
上記の実施の形態では、ゲート30にタイマー部33、メモリ34等を備えるものとしたが、これに限るものではなく、ゲート30は単純に看護者の識別情報を受信するための受信器として扱うこともできる。この場合、情報処理装置20にゲート30を通過したときの時間(入室及び退室)を記録するタイマー部を設けておく。看護者Cがゲート30を通り入室すると情報処理装置20にて入室時間の記録を行い、再びゲート30を通って退出する際に退出時間を記録する。そしてこの入室時間と退室時間との差から看護者Cの病室における滞在時間(看護時間)を求めるような構成としてもよい。また、入室時間と退室時間との差から滞在時間を求めるのではなく、入室から退室までの時間を計測していてもよい。
【0040】
また、被看護者A,B、看護者Cには各々の識別情報を発信する無線タグ1を付帯させておくとともに、この無線タグ1から発信される識別情報を受信するゲートを病室の入り口だけでなく、廊下等にも一定間隔で設けておくこともできる。この構成を図8に示す。
【0041】
100a〜100dは無線タグ1からの識別情報を受信するゲートである。ゲート100a〜100dは部屋の入り口や廊下等に一定間隔にて設けられており、ゲート毎に受け持つ区域(セル)を設定している。また、ゲート100a〜100dは並列に2つの受信アンテナが内蔵されており、看護者A,Bや被看護者Cがどの方向から来たのかを検知することができるようになっている。
【0042】
例えば看護者Cが紙面左方向からやってきてゲート100aを通ると、ゲート100aは看護者Cが付帯する無線タグ1からの信号を受信し、情報処理装置20へ伝送する。これにより情報処理装置20は看護者Cが現在セルαにいることを認知する。看護者Cはさらに廊下を進み、被看護者Bを看護するため被看護者Bのいるセルγへ入る。被看護者Bにも無線タグ1が付帯されており、情報処理装置20では被看護者Bがセルγ内にいることが認識されている。
【0043】
情報処理装置20はゲート100a〜100cから送られてくる信号から看護者Cがセルγに入ったことを認識すると、両者(被看護者Bと看護者C)が同じセルにいる間、その時間を看護時間として計測を行ない、その時間を記憶する。
【0044】
このように、看護時間や被看護者の特定を意識することなく自動的に両者の接触時間を計測するため、看護者の負担がなく意識せずに看護情報が情報処理装置20に記憶されていくこととなる。
【0045】
<実施例3>
次に本発明における別の実施の形態を実施例3として図6、図7に示し、以下に説明する。
【0046】
被看護者D,E、看護者Fは各々の現在位置を特定させるための電波発信器40a〜40cを付帯している。電波発振器40a〜40cは付帯者を特定するために異なる波長の電波を発信している。41a〜41iは受信アンテナであり、電波発振器40a〜40cの電波を受信する。受信アンテナ41a〜41iは廊下、病室等に所定の間隔(例えば5m間隔)にて設置されており、電波発振器40a〜40cから発信する電波をどの場所においても受信できるようになっている。また、看護者、被看護者の正確な位置を検知させるためには、部屋の中に3〜4個の受信アンテナを取り付けておくことが好ましい。
【0047】
50は別室に設けられた情報処理装置である。51は被看護者と看護者の現在地を割り出すための位置検出部である。位置検出部には予め受信アンテナ41a〜41iの位置と識別情報が与えられており、受信アンテナ41a〜41iとはケーブル42にて接続されている。52は制御部、53はメモリ、54はタイマー部である。
【0048】
以上のような構成を持つ看護情報管理システムについてその動作を説明する。
【0049】
被看護者D,E、看護者Fが携帯する電波発振器40a〜40cから発信する電波を受信アンテナ41a〜41iが受信すると、その受信状況がケーブル42を通して位置検出部51に送られる。情報処理装置50では位置検出部51では受信アンテナ41a〜41iからの受信状態により電波発振器40a〜40cの位置(看護者F、被看護者D,Eの現在位置)を特定する。
【0050】
制御部52は位置検出部51で得られた各電波発信器40a〜40cの位置情報を基に看護者Fと被看護者D,Eとの距離を算出する。制御部52は看護者Fと被看護者D,Eとの距離が所定距離(例えば1m)に近づくと看護作業が行われていると認識し、タイマー部54にて看護作業の経過時間をカウントさせる。看護者Fと被看護者D,Eとの距離が所定距離より離れると、制御部52はタイマー部54による経過時間のカウントを止め、これまでの経過時間を被看護者と看護者の識別情報とともに看護情報としてメモリ53に記憶させる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明では看護者と被看護者の接近状態を電波により検知し、これを看護作業時間として記憶するため、看護者の手間を掛けることなく、看護情報の管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の看護情報管理システムの構成を示す図である。
【図2】無線タグ1の制御系の構成を示す図である。
【図3】管理ボックス10の制御系の構成を示す図である。
【図4】入り口にゲートを設けた実施例2の看護情報管理システムの構成を示す図である。
【図5】ゲートを使用した際の看護情報管理システムの制御系を示す図である。
【図6】複数の受信アンテナを設けた実施例3の看護情報管理システムの構成を示す図である。
【図7】実施例3の制御系の構成を示す図である。
【図8】実施例2の変容例を示す図である。
【符号の説明】
1 無線タグ
2 送受信用アンテナ
3 メモリ
5 制御部
10 管理ボックス
11 送受信用アンテナ
12 メモリ
14 タイマー部
15 制御部
16 スイッチ部
20 情報処理装置

Claims (3)

  1. 各々の被看護者に付帯又は各々の被看護者を他と区別する位置に設けられると共に、その各々の被看護者を区別する識別情報の信号を無線発信する情報発信ユニットと、各々の看護者に付帯される情報管理ユニットであって、前記情報発信ユニットと所定の距離にあるときに前記識別情報の信号を受信する情報受信ユニットと、時間を計測する計時手段とを持ち、前記情報発信ユニットと前記情報受信ユニットとが所定の距離にあるときの時間を前記計時手段に計測させ、計測された時間を被看護者の前記識別情報に対応させて記憶する情報管理ユニットと、前記情報管理ユニットから伝送される看護データを蓄積し、被看護者毎の看護時間を処理する情報処理装置と、からなることを特徴とする看護情報管理システム。
  2. 各々の被看護者に付帯され,その各々の被看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第1情報発信ユニットと、各々の看護者に付帯され,その各々の看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第2情報発信ユニットと、医療施設内で被看護者及び看護者が移動した際もその移動位置を検知可能に適当な間隔を置いて複数の位置に設けられ、前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号を受信する複数の受信器と、時間を計測する計時手段を持ち、前記複数の受信器により受信された前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号に基づいて被看護者及び看護者の位置を特定し、両者が所定の接近状態にあるときの時間を前記計時手段に計測させ、計測した時間を被看護者及び看護者の前記識別情報に対応させて記憶する情報処理装置と、からなることを特徴とする看護情報管理システム。
  3. 各々の被看護者に付帯され,その各々の被看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第1情報発信ユニットと、各々の看護者に付帯され,その各々の看護者を区別するための識別情報の信号を無線発信する第2情報発信ユニットと、医療施設内で被看護者及び看護者が移動した際もその移動位置を検知可能に所定の区域毎に設けられ、前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号を受信する複数の受信器と、時間を計測する計時手段を持ち、前記複数の受信器により受信された前記第1情報発信ユニット及び第2情報発信ユニットからの信号に基づいて被看護者及び看護者が入っている区域を特定し、両者が同じ区域内にいる間の時間を前記計時手段に計測させ、計測した時間を被看護者及び看護者の前記識別情報に対応させて記憶する情報処理装置と、からなることを特徴とする看護情報管理システム。
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