JP4117501B1 - トイレ用設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上面が取付状態において略水平となる設置基準面とされ、前記設置基準面に対向する下面に温風を吹き出す吹出口が設けられ、前縁に向かって厚みが薄くなるように前記下面が傾斜してなることを特徴とするトイレ用暖房装置が提供される。また、トイレ室の壁面に沿って設けられる棚板と、前記棚板の下面に取り付けられる上記のトイレ用暖房装置と、を備えたことを特徴とするトイレ用設備が提供される。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態に係るトイレ用暖房装置が設置されたトイレ室を例示する模式図である。
また、図2は、このトイレ用暖房装置を正面から眺めた模式図である。
また、図3は、このトイレ用暖房装置を横から眺めた模式図である。
棚板100の下には、トイレットペーパー590を保持するペーパーホルダ500が設けられている。また、棚板100の下には、キャビネット600、602などを設置してもよい。また、棚板100には、水栓170を付設した手洗いボウル160を設けてもよい。
またさらに、便器800から万が一水が溢れでたような場合でも、トイレ用暖房装置700の冠水を防止できる。
本実施形態においては、温風は矢印Aで表したように、トイレ室900の略対角方向に沿って斜め下方に向けて吹き出される。トイレ用暖房装置700から吹き出された温風は、便器800の前端800Pの付近の床面の近くを流れ、広がりながら対角方向に向けて上昇する。このように、トイレ室900の略対角方向に沿って温風を吹き出すことにより、トイレ室900をむらなく効率的に暖めることが可能となる。また特に、便器800の前端800Pの付近の床面の近くに温風が供給されることにより、使用者の足下が暖まり、極めて効率的な暖房が可能となる。
一方、夏場などは、ヒータを停止させ、涼風を送風させることにより、トイレ室900の空気を循環させて快適な空間をつくることもできる。
また、図6は、このトイレ用暖房装置700の風路を表す模式図である。
トイレ用暖房装置700の吸気口702には防塵フィルタ708が設けられている。防塵フィルタ708は着脱可能とされ、洗浄や交換を容易に行うことができる。また、吸気口702の内側には脱臭触媒シート709が設けられている。ファン712により吸気されたトイレ室900の空気に含まれる臭気成分を脱臭触媒シート709に吸着させ、臭気を除去することができる。また、サーミスタ710を設けて室内の温度を計測可能としている。
図7は、標準的なトイレ室における平面配置関係を表す模式図である。
多くのトイレ室900において、ドアの配置は、便器800に対して側面の端に設けられるか(902A)、または対向正面の端に設けられる(902B)。本実施形態によれば、これらいずれの場合も、ドア902A、902Bを開けてトイレ室900に入室する使用者の視線からトイレ用暖房装置700をほぼ外すことができる。
この時、ドア902Aからトイレ用暖房装置700の後端までの距離は、1573ミリメータである。身長の5パーセントタイル値によると、成人女性の視点の高さは、1321ミリメータである。つまり、成人女性の95パーセントの視点は、1321ミリメータよりも高い。同様に、成人男性の95パーセントの視点は、1432ミリメータよりも高い。
この時、ドア902Bからトイレ用暖房装置700の後端までの距離は、1581ミリメータである。図9においても、成人女性及び男性の視点の高さの5パーセントタイル値に基づいて視線を表した。
例えば、キャビネット600の下方に設けられた吹出口790あるいはキャビネット600の前面に設けられた吹出口792から温風を吹き出す比較例の場合、便器800の後方にまで温風を行き渡らせることが容易ではない。つまり、トイレ室900の前半部のみに温風が滞留しやすく、むらのない暖房のためには改善の余地がある。
本実施形態のトイレ用暖房装置700は、単独で独立制御による動作を可能としてもよい。また一方、図11に表したように、リモコンや温水洗浄便座装置810からの制御により動作させてもよい。すなわち、図11に表した具体例の場合、ビルトインリモコン200と、電源ユニット610と、による制御系が設けられている。ビルトインリモコン200からの有線による制御信号が電源ユニット610に送信され、電源ユニット610から有線により電力と制御信号がトイレ用暖房装置700に出力される。
棚板100の下には、ビルトインリモコン200が取り付けられている。そして、リモコン200の前部の下にはペーパーホルダ500が固定ピース510により固定されている。一方、ペーパーホルダ500の背後において、棚板100の裏面にL型アングル350が取り付けられている。電源ユニット610は、L型アングル350にネジ353で締め付けることにより取り付けられている。そして、電源ユニット610には、トイレ用暖房装置700などに電力を供給するためのコンセント612が設けられている。
トイレ用暖房装置700の下面700Sには、電源のオンオフやヒータのオンオフ、風量の切り替えなどの操作スイッチを適宜設けることができる。これら操作スイッチは、下面700Sに設けられた操作部740の操作面742に配置することができる。この場合、操作部740を可動にして、図13(a)に表したように収納させた状態においては、操作面742が下面700Sと略同一面となるようにすれば、トイレを使用する使用者にとって目立つことがなく、見栄えや美観を損ねることもない。一方、図13(b)に表したように、操作部740を引き出せば、操作面742は正面方向を向くので、使用者は操作面742に設けられたスイッチ類を操作しやすく便利である。
本発明者は、本実施形態にかかるトイレ用暖房装置と、比較例のトイレ用暖房装置と、についてそれぞれシミュレーションによる解析を行った。
ここでは、比較例として、図10に表したキャビネット600の下方の吹出口790から温風を吹き出すものを採用した。暖房開始前のトイレ室900の室内温度は5℃、吹出口704および吹出口790の温度は100℃、とし、暖房を開始した後のトイレ室900における15℃の等温線の広がり方を比較した。
前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ用暖房装置の形状やサイズ、及びトイレ用暖房装置を構成する各要素の構造やサイズ、形状、配置関係、数、材料などについて当業者が適宜変更したものも、本発明の要旨を含む限り本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (4)
- 便器と、
トイレ室の壁面に沿って設けられる棚板と、
前記棚板の前記便器に近い端部の下面に取り付けられ前記トイレ室の床面から離間したトイレ用暖房装置と、
を備え、
前記トイレ用暖房装置は、前記棚板の前記下面に取り付けられる上面と、前記上面に対向する下面と、を有し、
前記トイレ用暖房装置の前記下面は、前記トイレ用暖房装置の厚みが前縁に向かって薄くなるように傾斜してなり、
前記トイレ用暖房装置の前記下面には、温風を吹き出す吹出口が設けられ、
前記トイレ用暖房装置は、前記吹出口から斜め下方に向け且つ前記トイレ室の略対角方向に向けて前記温風を吹き出すことを特徴とするトイレ用設備。 - 前記トイレ用暖房装置の空気を吸い込む吸気口は、前記トイレ用暖房装置の前記下面に設けられたことを特徴とする請求項1記載のトイレ用設備。
- 前記トイレ用暖房装置の操作スイッチが配置された操作面は、前記トイレ用暖房装置の前記下面から突出可能に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ用設備。
- 前記棚板は、天板と、前記天板の前縁に結合された幕板と、を有し、
前記幕板は、前記トイレ用暖房装置の前記前縁を隠蔽してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレ用設備。
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