JP4117237B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4117237B2 JP4117237B2 JP2003305263A JP2003305263A JP4117237B2 JP 4117237 B2 JP4117237 B2 JP 4117237B2 JP 2003305263 A JP2003305263 A JP 2003305263A JP 2003305263 A JP2003305263 A JP 2003305263A JP 4117237 B2 JP4117237 B2 JP 4117237B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dipole antenna
- reception
- boom
- band
- wavelength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
(例えば,特許文献1参照)
本発明は,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,小型で良好な広帯域特性を有し,取り扱い性が良く,流通コストを低減可能なアンテナ装置を提供することにある。
ブームの一端側には,
コイルを中央に取付けた線状ダイポールアンテナからなる導波器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作する導波器が配置されており,
前記ブームにおいて前記導波器から所定間隔離れた位置には,
前記ブームの中心軸から,前記第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置に,コイルを夫々2個づつ配置した折返しダイポールアンテナからなる放射器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する折返しダイポールアンテナとして動作する放射器が配置されており,
前記ブームの他端側には,構造物への取付手段が配置されており,
前記放射器である折返しダイポールアンテナにおいて,当該折返しダイポールアンテナに配置したコイルより外側部分の1次線と2次線は,当該1次線と2次線との左右の軸線の延長線が相互に交叉する点が,前記ブームの軸線上であって,当該放射器の中心点より前記取付手段方向側となるように形成されていることを特徴とする。
ブームの一端側には,
当該ブームの中心軸から,第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置に,コイルを配置した線状ダイポールアンテナからなる導波器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作する導波器が配置されており,
前記ブームにおいて前記導波器から所定間隔離れた位置には,
前記ブームの中心軸から,前記第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置に,コイルを夫々2個づつ配置した折返しダイポールアンテナからなる放射器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する折返しダイポールアンテナとして動作する放射器が配置されており,
前記ブームの他端側には,構造物への取付手段が配置されており,
前記放射器である折返しダイポールアンテナにおいて,当該折返しダイポールアンテナに配置したコイルより外側部分の1次線と2次線は,当該1次線と2次線との左右の軸線の延長線が相互に交叉する点が,前記ブームの軸線上であって,当該放射器の中心点より前記取付手段方向側となるように形成されていることを特徴とする。
また,ブームにおいて導波器から所定間隔離れた位置には,ブームの中心軸から第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置にコイルを夫々2個づつ配置した折返しダイポールアンテナからなり,第1の受信帯域に対しては線状ダイポールアンテナとして動作し,第2の受信帯域に対しては折返しダイポールアンテナとして動作する放射器が配置されている。
このため,請求項1に記載の発明によれば,良好な広帯域特性を持った小型で取り扱い性の良いアンテナ装置を提供でき,延いては梱包材等の削減による省資源化や流通コストの削減が可能となる。
また,ブームにおいて,導波器から所定間隔離れた位置には,請求項1と同様に構成された折り返しダイポールアンテナからなる放射器が配置されており,ブームの他端側には,構造物への取付手段が配置されている。
このため,請求項2に記載の発明によれば,請求項1に記載の発明と同様,良好な広帯域特性を持った小型で取り扱い性の良いアンテナ装置を提供でき,延いては梱包材等の削減による省資源化や流通コストの削減が可能となる。
このため,請求項1及び請求項2に記載のアンテナ装置によれば,建造物等の取り付けが容易に行えるばかりでなく,方位角の調整がより広範囲に行えるようになり,取り付け場所を選ばないアンテナ装置を提供できる。
図1及び図2は本発明に係るアンテナ装置の実施例1を示す。図3(a),(b)は本発明に係る他の実施例を示す。図4は本発明のアンテナ装置の使用例を示す斜視図である。
このアンテナ装置1において,2は本発明のアンテナ装置1の放射器であり,広帯域に良好な特性が得られる折返しダイポールアンテナである。この折返しダイポールアンテナはVHF帯域に対しては,全長が受信VHF周波数の0.35〜0.65波長(波長=自由空間波長。以下同様)の長さに形成された折返しダイポールアンテナアンテナとして動作している。3はコイルであり,このコイル3は,VHF Low帯域(以下,VHF Lと記載する。)では小さいインピーダンスを示し,VHF High帯域(以下,VHF Hと記載する。)では大きいインピーダンスを示すことにより,VHF Lでは折返しダイポールアンテナとして動作し,VHF Hでは前記コイル3の接続されている端子で切り離された状態の折返しダイポールアンテナとして動作するよう構成されている。
11はコイルであり,UHF帯域に対しては,このコイル4によって線状ダイポールアンテナはコイル部分で切り離された状態となり,受信UHF周波数の0.35〜0.65波長となる線状ダイポールアンテナとして動作するように構成されている。
尚,この導波器9は実施例に示したように備えさせても良いし,なくても良い。
この導波器も線状ダイポールアンテナからなり,この導波器の中心から左右方向にはコイル11,11が備えられている。このコイル11,11によってこの線状ダイポールは,VHF帯域に対しては全長が受信VHF周波数の0.35〜0.65波長の長さに形成された線状ダイポールアンテナとして動作している。またUHF帯域に対しては,このコイル11,11によって線状ダイポールアンテナの外側部分がインピーダンスが大きい状態となって,コイル部分で切り離された状態となり,受信UHF周波数の0.35〜0.65波長となる線状ダイポールアンテナとして動作するように構成されている。
また,本願の実施例においては,前記コイルは樹脂製材料でもって成形されたケースでもって防水面や強度面の保護がなされている。この概略形状は図4に示す。
更に,コイル3や給電端子5,5は本願の実施例においては,樹脂製材料でもって成形されたケースに収納されて,信頼性の向上を図っている。この概略形状についても図4に示す。
また,ブーム20と取付手段21との組み合わせによって,水平偏波受信用にも垂直偏波受信用にも対応可能なように構成されている。
更には,建造物に取り付けが済んだならば,左右方向にアンテナの方位角が調整できるように構成されていることで,取り扱い性の高いアンテナ装置となっている。
即ち,図3の(a),(b)に示すように,折返しダイポールアンテナ2の,コイル4より外側に配置されたエレメントが,アンテナの指向性方向に向かって前傾させてある。このように前記折返しダイポールアンテナ2の,コイル4より外側に配置されたエレメントを前傾させたことにより,前記実施例1に示すアンテナ装置よりも,アンテナの方位角の調整範囲がより広くなり,更に利便性の良いアンテナ装置となっている。
また,本発明の実施例1と実施例2において,第1の受信帯域をUHF帯として,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域をVHF帯としての,UHF及びVHF共用のアンテナ装置の実施例を示したが,これらの実施例に限定されるものではなく,例えば,第1の周波数帯をUHFの高域を受信すると共に,第2の周波数帯をUHFの低域を受信するように構成しても良いし,受信周波数帯域は特に限定するものではない。
Claims (3)
- ブームの一端側には,
コイルを中央に取付けた線状ダイポールアンテナからなる導波器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作する導波器が配置されており,
前記ブームにおいて前記導波器から所定間隔離れた位置には,
前記ブームの中心軸から,前記第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置に,コイルを夫々2個づつ配置した折返しダイポールアンテナからなる放射器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する折返しダイポールアンテナとして動作する放射器が配置されており,
前記ブームの他端側には,構造物への取付手段が配置されており,
前記放射器である折返しダイポールアンテナにおいて,当該折返しダイポールアンテナに配置したコイルより外側部分の1次線と2次線は,当該1次線と2次線との左右の軸線の延長線が相互に交叉する点が,前記ブームの軸線上であって,当該放射器の中心点より前記取付手段方向側となるように形成されていることを特徴とするアンテナ装置。 - ブームの一端側には,
当該ブームの中心軸から,第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置に,コイルを配置した線状ダイポールアンテナからなる導波器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作する導波器が配置されており,
前記ブームにおいて前記導波器から所定間隔離れた位置には,
前記ブームの中心軸から,前記第1の受信帯域における受信周波数の0.15〜0.35波長の長さだけ左右方向に離れた位置に,コイルを夫々2個づつ配置した折返しダイポールアンテナからなる放射器であって,第1の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する線状ダイポールアンテナとして動作し,前記第1の受信帯域より低い第2の受信帯域に対しては受信周波数の0.35〜0.65波長の長さを有する折返しダイポールアンテナとして動作する放射器が配置されており,
前記ブームの他端側には,構造物への取付手段が配置されており,
前記放射器である折返しダイポールアンテナにおいて,当該折返しダイポールアンテナに配置したコイルより外側部分の1次線と2次線は,当該1次線と2次線との左右の軸線の延長線が相互に交叉する点が,前記ブームの軸線上であって,当該放射器の中心点より前記取付手段方向側となるように形成されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第1の受信帯域はUHF帯であり,前記第2の受信帯域はVHF帯であることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003305263A JP4117237B2 (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003305263A JP4117237B2 (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005079708A JP2005079708A (ja) | 2005-03-24 |
JP4117237B2 true JP4117237B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=34408730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003305263A Expired - Fee Related JP4117237B2 (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4117237B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7233913B2 (ja) * | 2018-12-18 | 2023-03-07 | Fcnt株式会社 | アンテナ装置および無線端末 |
-
2003
- 2003-08-28 JP JP2003305263A patent/JP4117237B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005079708A (ja) | 2005-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6781556B2 (en) | Built-in antenna apparatus | |
JP4308786B2 (ja) | 携帯無線機 | |
US6606071B2 (en) | Multifrequency antenna with a slot-type conductor and a strip-shaped conductor | |
JP4555019B2 (ja) | Uhf帯用広帯域アンテナ | |
US7292192B2 (en) | Antenna system and portable terminal having the antenna system | |
JP2002084130A (ja) | Uhfアンテナ | |
JP2008113407A (ja) | 反射体付広帯域アンテナ | |
JP4117237B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2005347958A (ja) | アンテナ装置 | |
JP4878024B2 (ja) | アンテナ | |
JP2011066713A (ja) | 統合アンテナ | |
JP4938561B2 (ja) | アンテナ装置及び水平偏波用水平面無指向性アンテナ | |
JP2005167730A (ja) | 多周波アンテナおよびそれを備えた情報端末機器 | |
US11349218B2 (en) | Antenna assembly having a helical antenna disposed on a flexible substrate wrapped around a tube structure | |
JP2007006062A (ja) | 無指向性アンテナ | |
KR101593416B1 (ko) | 커플링 엘리먼트를 이용하는 안테나 | |
JP4943280B2 (ja) | マルチビームアンテナ | |
JP4836142B2 (ja) | アンテナ | |
JP2005079982A (ja) | 複合アンテナ | |
JP2007005924A (ja) | アンテナ | |
US20220285848A1 (en) | Antenna Assembly Having a Helical Antenna Disposed on a Flexible Substrate Wrapped Around a Tube Structure | |
JP2006014152A (ja) | 平面アンテナ | |
WO2004004070A1 (ja) | アンテナ装置およびその指向性利得調整方法 | |
JP2018067835A (ja) | 偏波共用アンテナ | |
JP4133712B2 (ja) | 指向性アンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060807 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080108 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080401 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080421 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |