JP4114546B2 - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、田畑、ゴミ集積所、建物、養殖池などに、烏、鳩、雀、鷺、鴎などの鳥類が飛来するのを防ぎ、鳥類による被害を防止することができる鳥類飛来防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、繁華街、住宅街、農山村、漁村などの場所を問わず、各地で烏、鳩、雀、鷺、鴎などの鳥類による人的、物理的な被害が目立つものであった。
【0003】
耕作地を持つ農山村では、水田や田畑で稲、陸稲を栽培しているが、稲、陸稲の穀物が雀に狙われて収穫量の一部が食い荒らされる被害にあっている。ブドウ、びわなどを植えている果樹園や苺、トマトなどを栽培している田畑であっては、烏、鳩などにより果実や野菜が食い荒らされる被害が続出していて、農家の悩みの元であった。養魚場や生け簀を持つ漁村であっては、鷺や鴎などにより養殖魚や生魚がついばまれる被害があり、出荷高の減少の原因となっていた。これらの被害は金銭的な被害であり、農業や漁業に従事している人にとっては死活問題となっていた。
【0004】
郊外地域にある農漁村ばかりか、市街地の繁華街であっても鳥類の被害は目立つものであった。繁華街に設置されたゴミ集積所では、烏が餌を求めて群がり、生ゴミ、残飯、飲食物を収納したゴミ収集袋をついばむ被害が毎日のように起きている。このような鳥害では、烏がゴミ集積所に置かれているゴミ収集袋の中から残飯だけを引きずり出すため、残飯などによって路上が汚されることになる。すると、ゴミが路上に散乱して街の美観が損なわれるばかりか、その清掃に多大の出費が必要となる被害が発生することになった。
【0005】
また、住居地域における住宅や建物では、烏や鳩が屋根、軒にとまることにより、鳥類が排出した糞による被害が目立っていた。鳥類の糞が建物の屋根やベランダに落下すると、その部分に糞の成分が付着して汚損されるものである。また、糞が乾燥すると、その糞の微粉末が飛散するため、微粉末を媒介にして各種の病原菌が伝染し、呼吸器系疾患の要因となっていた。
【0006】
このように、鳥類による各種の被害は年々激しくなっており、それらの被害を最小限に抑えるための有効な対策が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、鳥類の被害は農漁村、市街地を問わず発生しているため、以前から鳥類の接近を回避し、鳥類が耕作地、養魚場、建物に近づかせない装置や道具が提案されてきている。しかし、それぞれの装置や道具であっては、一長一短であり、万能なものは開発されていなかった。以下に、従来から知られている鳥類飛来防止装置の例とその欠点を説明する。
【0008】
威嚇による脅かし。
【0009】
古来から鳥類を田畑に寄せつけない方法に、人間に似た案山子を田畑の付近に立てることが知られている。この威嚇方法では一時的に効果があるが、案山子が攻撃性の無い置物に過ぎないと雀などが判断すると、その上に止まって遊んだりするようになり、全く効き目が無いものであった。このため、雀や鳩の天敵の鷹や鳶などの猛禽類を模した模型をする威嚇も考えられたが、同様に時間とともに鳥類が慣れてしまう欠点があった。この猛禽類に似せた模型に本物のような動きをつけて威嚇しても、鳥類がそれらに慣れる時間が長くなるだけで同じような結果となっていた。また、大きな目玉のようなビニール製の風船で脅かすことも試みられたが、同じように鳥類は慣れてしまう結果となっていた。
【0010】
光線を反射する材料での忌避。
【0011】
鳥類は強い光に拒絶反応を示すため、太陽光を反射してキラキラと光る金色や銀色のテープを田畑や果樹園に張りめぐらすことも考えられた。同じように、表面に金属膜を蒸着させたプラスチック製の反射鏡を吊り下げ、太陽光を反射させるようにした方法も試された。この方法であっても、長期的に使用すると鳥類には慣れが生じ、初期の効果を維持できなものであった。
【0012】
網による取り囲み。
【0013】
物理的に鳥類が進入しない網目の網を張りめぐらすことが実施されている。田畑や果樹園の全体を網で覆ったり、ベランダの開口部を網で塞ぐ方法である。この方法では、飛来する鳥類は絶対に内部に進入できないため、極めて効果が高いものである。しかし、田畑や果樹園の全域を防鳥網で覆うことなると、膨大な費用がかかるものとなり、農作業において不便になるものであった。また、ベランダに網を張りめぐらすと、建物の外観が悪くなり、美観の点からすればあまり良いものではない。さらに、防鳥網はその繊維が細いため破れることがあり、交換したり修繕したりしなければならず、設置後における保守の費用がかかるものであった。
【0014】
爆発音や威嚇音による脅かし。
【0015】
ガスや火薬類を使用して、間欠的に爆発を起こさせ、その衝撃音によって鳥類を驚かせて忌避させる方法も考えられた。また、スピーカーにより鳥類の嫌がる不快音響を鳴らすことも試されたが、いずれの方法でも音響に鳥類が慣れてしまい、継続的な忌避には役に立たないものであった。さらに、住宅に接近した耕作地であっては、爆発音や不快音が鳴らされると、近隣に住む住人からの騒音の苦情が出てくることになった。
【0016】
磁石による忌避。
【0017】
鳥類は磁性により方向感覚が失われる、言われるため、風などにより振動する磁石を設けて鳥類を忌避させる方法も考えられた。しかし、磁気による忌避であってはどの程度の効果が得られるか疑問であり、長年の使用では鳥類が慣れてしまうことも多いものであった。
【0018】
超音波による忌避。
【0019】
超音波発生機によりスピーカーから鳥類が集まる方向に向けて超音波を発射し、鳥類を忌避する方法も考えられた。この方法では広い範囲に超音波を発射させようとすると、膨大な費用が掛かり、実用的なものではなかった。
【0020】
忌避剤を使用する方法。
【0021】
鳥類が嫌がる匂いを混ぜた忌避剤を塗布することで、鳥類を近くに寄せつけない方法も考えられた。この方法では、忌避剤を鳥類が飛来するような屋根やベランダに塗布し、その場所に留まらないようにして忌避させるものである。この方法では直接的な効果があるが、忌避剤はもともと薬品であり、農作物などの食品に関連するような場所には使用することができないものであった。
【0022】
レーザー光による忌避。
【0023】
鳥類に向けて強力なレーザー光線を照射し、光によって鳥類を追い払う方法も試されている。光が強力であることから、鳥類はその光線を嫌がり、レーザー発射装置の付近には寄りつかなくなる。だが、レーザー光線が強力であると、人間の網膜にも支障が生じ、視覚障害を発生させることとなり、このような装置は人間に危険なものとなった。
【0024】
本発明は従来の欠点を改善して、半永久的に鳥類を耕作地、田畑、建物、養魚池などに寄せつけないように忌避させることができる鳥類飛来防止装置を提供するものである。また、本発明の特徴は、チタンを素材とする金属反射片の表面を酸化し、独特の色彩を付着させることにより、鳥類の学習効果を無くして忌避効果を継続させることができる鳥類飛来防止装置に関するものである。さらに、薬害が無く、電気などの原動力を使用しないためランニングコストが安く、光線などを使用しないため人体に安全な鳥類飛来防止装置を提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明は、やや水平に張られた横ロープと、横ロープに挿通されてその周方向に回転自在に保持されたフリーパイプと、フリーパイプのやや中央にその上端が結束された吊り下げ紐と、吊り下げ紐の下端にその上部が連結された細長い金属反射片とから構成された鳥類飛来防止装置を提供するものである(請求項1)。
【0026】
本発明は、やや水平に張られた横ロープと、横ロープに挿通されてその周方向に回転自在に保持された二本のフリーパイプと、一方のフリーパイプの端であって、他のフリーパイプに近い位置にその上端が結束された吊り下げ紐と、吊り下げ紐の下端にその上部が連結された細長い金属反射片とから構成された鳥類飛来防止装置を提供するものである。(請求項2)
本発明は、前記金属反射片は、細長い形状の素材を上下端で反転するように捩じり、プロペラ状に形成したことを特徴とする鳥類飛来防止装置を提供するものである。(請求項3)
本発明は、前記金属反射片は、金属チタンを素材として、その表面には酸化皮膜を形成してあり、複数の色彩を発色させたことを特徴とする鳥類飛来防止装置を提供するものである。(請求項4)
本発明は、前記吊り下げ紐は、その長さ方向に伸縮できる弾性のある素材で形成したことを特徴とする鳥類飛来防止装置を提供するものである。(請求項5)
本発明は、前記吊り下げ紐には、その途中に風鈴を設けたことを特徴とする鳥類飛来防止装置を提供するものである。(請求項6)
本発明は、前記金属反射片には、磁性を持つ磁石を取り付けたことを特徴とする鳥類飛来防止装置を提供するものである。(請求項7)
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。図1は本発明の第一の実施の形態であり、鳥類飛来防止装置を構成する部材を分解して、それぞれの構造を示したものである。この図1における構成が一つのユニットとなっていて、単一或いは複数のユニットを使用することにより鳥類が装置の付近に飛来することを忌避させることができるものである。装置の一つのユニットは、金属反射片11、吊り下げ紐13、フリーパイプ14、結束バンド15、16、横ロープ17より構成されている。なお、横ロープ17は複数のユニットを共通して保持することができるので、ユニットの単位とはならないが、ここでは部材の一つとして説明する。
【0028】
金属反射片11は短冊状をした細長い金属片をその上下で百八十度に捩じり、全体をプロペラの羽根のように形成してあり、その上部中央には通し穴12を開口してある。金属反射片11の素材はチタンであり、その表面は電気分解により酸化させて発色させてある。この金属反射片11の形状と加工の手順を図2により説明する。図2中の(1)は加工する前の金属反射片11であり、四つの角が丸められた細長い長方形をした平坦な形状をしている。この形状では、下辺の幅が上辺の幅よりも少し長い短冊状をしていて、その上部には通し穴12が貫通開口してある。この金属反射片11を図2中(1)で示すように、その上端はそのままの位置にあり、下端をC方向に百八十度捻る。このため、金属反射片11は図2中(2)で示すように全体を捩じったややプロペラ状に加工されている。そして、金属反射片11は金属チタンを素材としており、金属反射片11の表面は陽極酸化法により酸化皮膜を形成してある。陽極酸化法による酸化皮膜の形成方法は従来から周知の技術であり、電解液に金属反射片11を浸しながら序々に引き上げ、同時に加えらている電圧を変動させて酸化皮膜の厚みを変化させる。この処理により、金属反射片11の表面の酸化皮膜の厚みは順次変化し、その上下方向では光の屈折作用により発色する色彩が変わってくる。実施例の図2中(2)では、金属反射片11の下部から紫色31、橙色32、黄色33、金色34、青色35の順になだらかにその表面の色彩が変化している。このため、金属反射片11の表面には、屈折光により一見すると虹のような変化に富んだ鮮やかな発色が施されている。この虹色は、酸化皮膜の厚みにより発色される色彩が微妙に変わってくることから生じるものであり、従来から良く知られている。
【0029】
次に、吊り下げ紐13は伸縮性があるゴム等の材料で形成されており、その断面は円形であり、その下端及び上端には紐輪13−a、13−bが環状に形成してある。この吊り下げ紐13は両端を引っ張ると伸縮できる弾性を持り、その断面が円形であることが特徴である。このため紐輪13−a、13−bを形成しようとすると簡単には結び目が形成できない。結び目は図3の手順によって形成する。吊り下げ紐13の先端41を反転させ、図3(1)のように吊り下げ紐13の側面に密着させて折り曲げ部42を形成する。二重になった上部を円形となるように下方に曲げ、図3(2)で示すように二重部分だけで輪空間43を形成する。この輪空間43に折り曲げ部42の先端をD方向に入れ、形成した空間の裏側から引き出す。折り曲げ部42を輪空間43に挿入した状態が図3(3)で示されている。この状態で、折り曲げ部42をF方向に強く引き出すと、輪空間43の内径が狭められて、図3(4)で示すように固い結び目44が形成される。このように結び目44を形成することで、紐輪13−a、13−bはほつれることなく、その結ばれた形状を維持することができる。
【0030】
また、フリーパイプ14はポリプロピレン等の合成樹脂で形成した両端が開口した円筒形状をしたもので、このフリーパイプ14の全長は吊り下げ紐13の長さの二倍よりも少し長く設定してある。つまり、吊り下げ紐13の上端をフリーパイプ14の中央に固定しても、吊り下げ紐13の下端はフリーパイプ14の左右の端部にまでは届かない長さとなっている。結束バンド15、16は合成樹脂で形成されたもので、一端に挿入穴が形成してあり、他端がベルト状となっているものである。このベルト状の他端を挿入穴に挿入し、他端を引き出すことでリングの内径が絞られ、部材を結束させる作用のあるもので、従来から一般に用いられているものである。そして、横ロープ17は綿、ポリエチレン、麻等を素材とした紐状のものあり、ユニットとなるこれらの部材を吊り下げるために用いられる。この横ロープ17の外径はフリーパイプ14の内径よりも小さく設定してあり、フリーパイプ14は横ロープ17を中心にして自由に回転することができる。
【0031】
図1で示された一つのユニットの部材を組み立てるには、紐輪13−aの先端を通し穴12に挿通し、通し穴12を通った紐輪13−aの開口に紐輪13−bの先端を挿通する。すると、吊り下げ紐13の下端に金属反射片11の上部が連結されたことになり、金属反射片11は吊り下げ紐13で吊り下げられる。次に、紐輪13−bの開口にフリーパイプ14を挿通し、紐輪13−bをフリーパイプ14の中央で固定する。次いで、横ロープ17の先端を図1中でA方向から結束バンド16、フリーパイプ14、結束バンド15の順に通し、横ロープ17をB方向に引き出す。これらのフリーパイプ14、結束バンド15、結束バンド16を横ロープ17に挿通したならば、結束バンド15、16を締め付けるこれらを横ロープ17に固定する。結束バンド15と16を締め付けることで、フリーパイプ14は横ロープ17の特定の場所で左右に移動しないように保持されることになる。この締め付けでは、フリーパイプ14の両端と結束バンド15と16の側面との間に多少の間隔を開けてあり、この遊びによりフリーパイプ14は横ロープ17の周方向には自由に回転することができるが、その長さ方向には移動できないように保持されている。
【0032】
このようにして複数の部材で組み立てられた状態が図4で示されている。図4では、鳥類飛来防止装置の一つのユニットを示しているものであり、この状態ではフリーパイプ14は横ロープ17の長さ方向には移動しないがその周方向には回転自在に保持され、フリーパイプ14の中央には吊り下げ紐13が固定されていて、吊り下げ紐13の下端に金属反射片11が吊り下げられている。このように吊り下げられることにより、金属反射片11はNSEWのそれぞれの方向に自由に揺動することができ、同時に吊り下げ紐13の弾性によりR方向に自由に旋回することができる。すると、金属反射片11は風によって水平方向に振れ、周方向に旋回でき、不連続の自由な運動を行うことになる。この金属反射片11の表面には酸化皮膜により虹のような色彩が発色されているため、太陽光により多色の不思議な金属性の色彩を反射する。しかも、金属反射片11は風によって微妙に揺れるため、虹色の光がキラキラと反射してあたかも何か他の生物が存在するかのように鳥類に錯覚させることになる。何か動いている生物がそこに存在していて、しかも他の種類の動物であるならば鳥類は接近するのを嫌がる性質を持っている。このため、金属反射片11がユラユラと動いているならば、鳥類を忌避させる効果が発生する。
【0033】
図4で組み立てられたユニットを複数用い、実際に耕作地で鳥類を忌避させ、果実がついばまれる鳥害の発生を防止する実際の使用例を示したのが図5である。この使用例では苺畑に鳥類が飛来し、苺が食い荒らされるのを防止するため、苺畑の畝に沿って複数のユニットを並べて駆除する方法を示したものである。
【0034】
まず、苺畑では直線状に土を盛って栽培畝51を配置し、栽培畝51の頂部には間隔を置いて苺52が植えられている(苺52ではなく、他の種類の植栽物であっても良い)。この栽培畝51の長さ方向の両端には、やや垂直に支柱48と49をそれぞれ立てある。この支柱48、49は、その上端から栽培畝51の上面までの距離は金属反射片11の下端から吊り下げ紐13の上端までの距離よりも長くなるように設定してある。すなわち、吊り下げた金属反射片11の下端に苺52と接触せず、苺52の上方で金属反射片11が自由に振れるように設定してある。支柱48と49の間には横ロープ17を水平となるように張り渡してあり、横ロープ17には等間隔に五つのユニットの鳥類飛来防止装置が固定してある。横ロープ17には5本のフリーパイプ14−a、14−b、14−c、14−d、14−eがそれぞれ回転自在に挿通してある。フリーパイプ14−aの中央には金属反射片11−aが、フリーパイプ14−bの中央には金属反射片11−bが、フリーパイプ14−cの中央には金属反射片11−cが、フリーパイプ14−dの中央には金属反射片11−dが、フリーパイプ14−eの中央には金属反射片11−eがそれぞれ吊り下げられていて、各金属反射片11−aから11−eはそれぞれの苺52の上方に位置するように配置されている。このような構成で、金属反射片11−aから11−eが風によって振動したり旋回する運動により、苺52の上部には何か生物が存在するように錯覚を起こさせ、鳥類が苺52に飛来することを忌避させることができる。
【0035】
さて、表面に酸化皮膜を設けたチタン片を吊り下げることにより、鳥類がチタン片を忌避して接近して来ない理由は理論的には解明されていない。しかし、経験則により酸化皮膜を施して表面を発色させた金属チタンには鳥類が接近しないことが知られている。例えば、チタン製の屋根や屋外に設置されたモニュメントには鳥類が停まらないことが昔から確認されている。この現象は、鳥類がチタンの表面を酸化させて発色させた特有の色彩を忌避するものと考えられている。その理由として、酸化皮膜により回折されて発色された表面の色は、鳥類からは何かの生物のように見える、という事実が挙げられる。鳥類は、自分とは異なる生物が存在している場所は危険であると本能的に判断し、接近しない習性を持っていると考えれるからである。また、長年の間で使用していると鳥類が学習して忌避しなくなるのではないかと思われるが、金属チタンを素材としている場合には学習効果は発生しないと判断できる。これは、設置してから十数年以上経過した金属チタン製の屋外モニュメントに鳥類が飛来したことが無い、という事実がある。鳥類はチタンの酸化皮膜による発色には学習能力が無い、と考えられる。このような経験則から、酸化させたチタンの表面から反射する独特の色彩から、鳥類は何かの生物であると本能的に判断するため、飛来を忌避することができる。また、吊り下げた金属反射片11が風によって不連続に微妙に揺れるため、鳥類への学習効果が無く、永続的に鳥類を忌避することができる。
【0036】
次に、本発明における『絡み自動解消』の機能について説明する。鳥類飛来防止装置の一つのユニットは図4で示されているが、水平方向に張った横ロープ17に垂直に吊り下げ紐13を垂れ下げてあると、長期の使用では金属反射片11が風により吹き上げられ、吊り下げ紐13が横ロープ17に巻き付くことになる。これが『絡み』の現象であり、このような状態になると吊り下げ紐13が十分に垂れ下がらず、金属反射片11の自由な揺動を妨げることになる。このような状態となった場合には、従来は人手によって吊り下げ紐13を横ロープ17から巻きほぐし、絡みを解除していたが、手数のかかるものであった。本発明では、このような『絡み』の現象が発生しても、自動的に絡みを解除することができるものである。
【0037】
図6は、本発明による『絡み自動解消』がどのように行われるかを説明したものである。図4では正常に金属反射片11が吊り下げ紐13で吊り下げられている状態であるが、この状態のときに金属反射片11が強い風によって吹き上げられると吊り下げ紐13がフリーパイプ14の回りに巻き付けられる。図6は吊り下げ紐13がフリーパイプ14に巻き付き、絡んだ状態となっている。このような状態になっても、フリーパイプ14は横ロープ17に対して自由に回転できるように保持されている。そして、金属反射片11の自重により吊り下げ紐13は下方に引っ張られているため、フリーパイプ14に一旦巻き付けられた吊り下げ紐13はフリーパイプ14を図6中でG方向に回転させるように作用する。G方向に回転すると、巻き付けた方向とは逆にフリーパイプ14が回転し、吊り下げ紐13の巻き付けを自動的に解消することになる。
【0038】
このように、フリーパイプ14が横ロープ17に対して自由に回転できることから、一旦吊り下げ紐13がフリーパイプ14に巻き付いても自動的にその絡みを解消できる。このため、鳥類飛来防止装置を使用しても、吊り下げ紐13は常時その全長を垂れ下げていて、その下端に金属反射片11を吊り下げることができるので、鳥類の飛来防止を確実に行うことができ、人手などを煩わすことが無くなる。なお、吊り下げ紐13の全長はフリーパイプ14の長さの半分以下に設定してあるため、吊り下げ紐13がフリーパイプ14に絡んだとしても、横ロープ17には絡まず、図6で示すようなG方向への作用力は必ず発生する。
【0039】
次に、図7は本発明の第二の実施の形態を示すものである。図7は、第二の実施の形態における鳥類飛来防止装置を組み立てた状態を示すものである。この実施の形態では、第一の実施の形態におけるフリーパイプ14を二分割し、二つのフリーパイプ55と56を使用している。
【0040】
この実施の形態では、金属反射片11、吊り下げ紐13、結束バンド15、16、横ロープ17は第一の実施の形態と同じであるが、フリーパイプ55と56は2つを使用していて、フリーパイプ55と56の長さは前述したフリーパイプ14の半分の長さとなるように設定してある。各フリーパイプ55と56はそれぞれポリプロピレンなどの合成樹脂で成形した、内部中空の細長い円筒形をしていて、フリーパイプ55、56の内径は横ロープ17の外径より少し大きくなるように設定してある。各部材の組み立て方は第一の実施の形態とほぼ同じであるが、吊り下げ紐13の上端はフリーパイプ55の一端に偏った位置に固定してある。すなわち、フリーパイプ56の終端に接近した方のフリーパイプ55の一端に吊り下げ紐13が固定してあることになる。そして、結束バンド15、16はフリーパイプ55、56の両端の位置で横ロープ17に締め付けてあるが、フリーパイプ55、56が横ロープ17に対して自由に回転できるように、結束バンド15、16とフリーパイプ55、56とは少し間隔を開けてある。
【0041】
この実施の形態においては、フリーパイプ55と56が一体でなく分割されているため、両者のつなぎ目では横ロープ17がV1、V2の上下方向、H1、H2の水平方向に回曲することができるため、風などにより横ロープ17を柔軟に曲げることができる。このため、金属反射片11が揺動したり回転する場合に、その応力がフリーパイプ55に伝えられても、柔軟にその応力を保持することができる。また、フリーパイプ55と56により横ロープ17の外周が被覆されていても、フリーパイプ55と56の長さが第一の実施の形態におけるフリーパイプ14の長さよりも細分化されるので、風などにより横ロープ17全体が撓むことを妨げなくなる。
【0042】
図8は、本発明の第三の実施の形態を示すものであり、第一、第二の実施の形態における金属反射片11を改良したものである。
【0043】
この実施の形態では、金属反射片11の替わりに金属反射片61を使用しているが、金属反射片61の形状そのものは金属反射片11と変わらず、細長い短冊状の平板を上下端で捻ってプロペラ状に加工してある。この金属反射片61の上部には通し穴62を開口してあるが、その下部には取付穴63を開口してある。この取付穴63には円筒形状をしたリング磁石64を密着させ、リング磁石64の中央孔と取付穴63にはボルト65を挿通し、突き抜けたボルト65にナット66をネジ込むことで、リング磁石64、ボルト65、ナット66を一体にして金属反射片61に固定している。このリング磁石64はその一端がN極であり、他端がS極となるように着磁してある。
【0044】
この構成では、金属反射片61が吊り下げ紐13により吊り下げられているが、風などにより揺動することで前述したように金属反射片61の反射光で鳥類を忌避させることができる。さらに、リング磁石64が磁性を持っていることから、取り付けた金属反射片61が揺動することで変動する磁界を発生し、鳥類の方向感覚を狂わせる作用を発生する。鳥類は方向を判別するために地磁気による磁性を検知しているといわれ、その磁界が変動すると方向を判別する器官の感覚が狂うことになる。このため、変動する磁界のある場所には近寄らない性質があるため、金属反射片61の反射光とリング磁石64の磁界の相乗効果により、鳥類を忌避させる効果を大きくすることができる。
【0045】
次に、図9は本発明の第四の実施の形態を示すものである。この実施の形態においては金属反射片11を吊り下げている吊り下げ紐13の途中には、金属やセラミック等で形成した釣鐘状をした風鈴71を取り付けてある。さらに、吊り下げ紐13には、その下部であって風鈴71の内部空間に位置した部分に金属製の打ち球72を固定してある。
【0046】
この構成では、金属反射片11が風によって振幅すると連結した吊り下げ紐13が移動し、吊り下げ紐13の動きに釣られて打ち球72が揺動して風鈴71に接触する。すると、打ち球72の衝撃によって風鈴71が鳥類の嫌う甲高い音を発生することになり、鳥類を忌避させることになる。同時に、金属反射片11の反射光による色彩による鳥類の忌避効果も発生し、音と光の相乗効果により鳥類を忌避させることができる。
【0047】
さらに、図10、図11は本発明の第五の実施の形態を示すものである。この実施の形態は、図7で示した第二の実施の形態を改良したものであり、共通する部材は図7と同じ符号を付して説明を省略している。図10は組み立てる前の状態を示したもので、各部材をそれぞれ分解して示している。カシメ金具81、82は電気工事において電線を結束するために用いられるリングスリーブと呼ばれたり、ハトメと呼ばれたりする部材に似た構造である。このカシメ金具81、82は薄肉の金属筒で形成されていて、一端開口の周囲が広げられているもので、胴体部分をペンチなどで圧接することで内径を絞ることができるものである。このカシメ金具81を図7で示した結束バンド15の代わりに配置し、カシメ金具82を図7で示した結束バンド16の代わりに配置してある。また、自在金具83は釣り具に用いられて、釣り糸を絡まないように連結するサルカンと呼ばれる部材とその構造が似ているものである。すなわち、中央には回転自在に上下の部材を連結し、上部には金属線で丸い挿通輪84が形成され、下部には金属線で丸い挿通輪85が形成されている。この構成のため、挿通輪84と85はそれぞれ周方向に自由に回転することができる。
【0048】
この図10で示された部材を用いて一つのユニットを組み立てるには、先ず紐輪13−bを挿通輪85の内部に通し、通過した紐輪13−bの環状空間に他方の紐輪13−aを挿通して縛りあげる。次いで、紐輪13−aを通し穴12に通して、通過した紐輪13−aの環状空間に挿通輪85ごと紐輪13−bを挿通して縛りあげる。こうして、金属反射片11、吊り下げ紐13、自在金具83が一体となって直列に連結するように組み立てられる。そして、横ロープ17をA方向から、カシメ金具82、フリーパイプ56、挿通輪84、フリーパイプ55、カシメ金具81の順に挿通し、B方向に引き出す。その後にカシメ金具81、82の胴体の部分をペンチなどでかしめて変形させ、カシメ金具81、82の内径を狭くすることでカシメ金具81、82を横ロープ17に食い込ませて固定する。カシメ金具81、82は真鍮などの柔らかい金属で構成してあるので、ペンチなどにより容易に変形し、その変形状態を維持することができる。このようにして組み立てられた一つのユニットが図11で示されている。この組み立てにより、カシメ金具81と82の固定でフリーパイプ55と56がそれぞれ横ロープ17の長さ方向に移動しないように規制することになるが、フリーパイプ55、56、自在金具83が横ロープ17の周方向で回転できるような自由度を持たせるように少しの隙間を明けた位置に固定してある。
【0049】
この実施の形態では、吊り下げ紐13は横ロープ17の周方向に回転自在の自在金具83に吊り下げられ、同時に自在金具83は吊り下げ紐13の周方向に回転自在に保持されている。すなわち、吊り下げ紐13と金属反射片11は横ロープ17を軸にしてX−Xの方向に振動、回転することができ、同時に、横ロープ17と直角のY−Yの方向に回転することできる。このため、強風によって金属反射片11が大きく振られても、横ロープ17を中心にして回転するだけで巻き付くことが無くなる。仮にフリーパイプ55、56に巻き付いたとしても、自在金具83とフリーパイプ55、56が横ロープ17に対して回転することができるので時間と共に巻き付いたのと反対方向に回転して自動的に巻き付きが解消される。また、自在金具83が横ロープ17に直接挿通してあるため、強い風が金属反射片11に吹きつけても強固に連結を保持することができ、金属反射片11が吹き飛ばされるのを防ぐことができる。また、フリーパイプ55、56、自在金具83を横ロープ17に保持してその位置を移動させないためには、金属製のカシメ金具81、82を用いたので、合成樹脂製の結束バンド15、16に比べて長期の使用でも変形したり緩んだりすることが無くなる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、鳥類飛来防止装置を設置した付近に鳥類が飛来するのを忌避させることができ、住宅地の建物、耕作地、養魚場などに鳥類が接近するのを防止することができる。このため、建物の屋根やベランダに鳥類の糞が付着せず、清潔に保つことができ、ゴミ集積所でゴミが荒らされる被害が無くなる。耕作地では、穀物、野菜、果物などの農作物に鳥類が近づくことを忌避し、育成した農作物の食害を防ぐことができる。さらに、養殖場や生け簀などに設置すると、鳥類により魚がついばまれることを防ぐことができる。
【0051】
この装置による鳥類の忌避は、チタンの表面に形成した酸化皮膜の発色が鳥類からは何かの生物が存在するように錯覚させるためである。この忌避効果は鳥類の本能によるものであることから、装置を永年使用しても慣れによる学習効果が発生せず、効果の永続性を維持できる。
【0052】
鳥類を忌避させるためには、この装置を横ロープに吊り下げるだけで良く、防鳥網のような大がかりな部材を屋根やゴミ集積所などに張りめぐらせる必要が無く、設置の作業が簡素になる。
【0053】
また、鳥類を忌避させるのは金属反射片による反射光であることから、超音波や威嚇音などのようにエネルギーを消費せず、長期の使用でもランニングコストが発生しないものである。
【0054】
さらに、この装置で鳥類を忌避させる主要な部材は金属チタンによる金属反射片であるため公害や人体への影響が無い。このため、化学薬品を主体とうる忌避剤と比べ、人畜に無害であり、農作物の近くで使用しても薬害が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である鳥類飛来防止装置の第一の実施の形態を部材に分解して示した分解斜視図である。
【図2】本発明である鳥類飛来防止装置の第一の実施の形態に用いる金属反射片の加工の手順を示す説明図である。
【図3】本発明である鳥類飛来防止装置の第一の実施の形態に用いる吊り下げ紐の結び目の作成手順を示す説明図である。
【図4】本発明である鳥類飛来防止装置の第一の実施の形態を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明である鳥類飛来防止装置のユニットを複数使用し、耕作地における鳥類の忌避の具体例を示す説明図である。
【図6】本発明である鳥類飛来防止装置の第一の実施の形態において、絡みを自動的に解除する動作を示す説明図である。
【図7】本発明である鳥類飛来防止装置の第二の実施の形態を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図8】本発明である鳥類飛来防止装置の第三の実施の形態における金属反射片の構成を示す分解斜視図である。
【図9】本発明である鳥類飛来防止装置の第四の実施の形態を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図10】本発明である鳥類飛来防止装置の第五の実施の形態を部材に分解して示した分解斜視図である。
【図11】本発明である鳥類飛来防止装置の第五の実施の形態を組み立てた状態を示す斜視図である。
11 金属反射片
13 吊り下げ紐
14 フリーパイプ
15、16 結束バンド
17 横ロープ
55、56 フリーパイプ
64 リング磁石
71 風鈴
81、82 カシメ金具
83 自在金具

Claims (7)

  1. やや水平に張られた横ロープと、横ロープに挿通されてその周方向に回転自在に保持された細長いフリーパイプと、フリーパイプの両端からそれぞれ少し離れた位置にあってフリーパイプが横ロープの長さ方向に移動するのを規制するために横ロープに固定された一対の結束バンドと、フリーパイプのやや中央にその上端が結束された吊り下げ紐と、吊り下げ紐の下端にその上部を連結した細長い金属反射片とから構成され、フリーパイプの長さは吊り下げ紐の長さの二倍よりも少し長くなるように設定し、金属反射片はその上下端で反転するように捩じってプロペラ状に形成したことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  2. やや水平に張られた横ロープと、横ロープに挿通されてその周方向に回転自在に保持された二本のフリーパイプと、両フリーパイプの左右端からそれぞれ少し離れた位置にあってフリーパイプが横ロープの長さ方向に移動するのを規制するために横ロープに固定された一対の結束バンドと、一方のフリーパイプの端であって、他のフリーパイプに近い位置にその上端が結束された吊り下げ紐と、吊り下げ紐の下端にその上部が連結された細長い金属反射片とから構成され、各フリーパイプの長さは吊り下げ紐の長さよりも少し長くなるように設定し、金属反射片はその上下端で反転するように捩じってプロペラ状に形成したことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  3. やや水平に張られた横ロープと、横ロープに挿通されてその周方向にそれぞれが回転自在に保持された第一のフリーパイプと自在金具と第二のフリーパイプと、第一と第二のフリーパイプの左右端からそれぞれ少し離れた位置にあって両フリーパイプが横ロープの長さ方向に移動するのを規制するために横ロープに固定された一対のカシメ金具と、自在金具にその上端が結束された吊り下げ紐と、吊り下げ紐の下端にその上部が連結された細長い金属反射片とから構成され、横ロープには第一のフリーパイプ、自在金具、第二のフリーパイプの順に挿通して配置し、各フリーパイプの長さは吊り下げ紐の長さよりも少し長くなるように設定し、金属反射片はその上下端で反転するように捩じってプロペラ状に形成したことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
  4. 前記金属反射片は、金属チタンを素材として、その表面には酸化皮膜を形成してあり、複数の色彩を発色させたことを特徴とする請求項1、2または3記載の鳥類飛来防止装置。
  5. 前記吊り下げ紐は、その長さ方向に伸縮できる弾性のある素材で形成したことを特徴とする請求項1、2または3記載の鳥類飛来防止装置。
  6. 前記吊り下げ紐には、その途中に風鈴を設けたことを特徴とする請求項1、2または3記載の鳥類飛来防止装置。
  7. 前記金属反射片には、磁性を持つ磁石を取り付けたことを特徴とする請求項1、2または3記載の鳥類飛来防止装置。
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