JP3127036U - 鳥除け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】雀の稲穂食害のような鳥による農作物被害を防止するための鳥除け具として、鳥除け効果が大きく、効果の持続性に優れ、構造的に簡素で設置に要する労力及び費用が少なくて済むものを提供する。
【解決手段】下端部2bを地中に突き刺して立設する支柱2の頂部2aに、曲がった茶色系の棒状タワシ形の動物疑似穂1が取り付けられてなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、雀による稲穂の食害のような鳥による農作物被害を防止するために、田畑の中に立設して鳥が近寄りにくくする鳥除け具に関する。
稲作農家にとって雀による稲穂の食害は古来より深刻な問題であり、近年では昔ながらの案山子に代わる雀除けの手段として、防鳥網やテープを張り巡らしたり、要所に張ったロープに反射テープや反射板、鳴子、風車、目玉模様風船等の脅し具を括りつけたりする方法が多用されている。
しかるに、これら従来の雀除け手段は、いずれも広面積の稲田に講じる上で多大な労力と費用を要するが、その割りには十分な実効が得られていないのが現状である。例えば、前記の脅し具として反射光、音、模様等による威嚇効果を狙った多くの種類のものが登場しているが、雀等の鳥類にはかなりの学習能力があるため、大抵の脅し具は短期間で慣れられて排斥効果が薄れてしまうことになる。一方、最も雀除け効果が高いとされる防鳥網は、対象外の希少な野鳥が絡まって死ぬことも多く、自然環境保護の観点からは望ましくない。
更に、これら従来の雀除け手段では、畦の草刈りや肥料の散布等の農作業を行う際に非常に邪魔になり、作業に困難をきたして農家を困らせる上、稲刈りを前にして撤去するにも多大な労働を余儀なくされるという問題もあった。
本考案は、上述の情況に鑑み、雀の稲穂食害のような鳥による農作物被害を防止するための鳥除け具として、鳥除け効果が大きく、且つ効果の持続性に優れ、しかも構造的に簡素で設置及び撤去に要する労力及び費用が少なくて済み、更に農作業に支障をきたさないものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案に係る鳥除け具は、図面の参照符号を付して示せば、下端部2bを地中に突き刺して立設する支柱2の頂部2aに、曲がった茶色系の棒状タワシ形の動物疑似穂1が取り付けられてなるものとしている。
請求項2の考案は、上記請求項1の鳥除け具において、動物疑似穂1がS字形、3の字形、くの字形のいずれかに曲げられてイタチ科の動物に疑似する構成としている。
請求項3の考案は、上記請求項1又は2の鳥除け具において、動物疑似穂が全長20〜50cm、外径4〜7cmで、支柱の長さが90〜130cmである構成としている。
請求項4の考案は、上記請求項1〜3の何れかの鳥除け具において、動物疑似穂1がシュロの毛を二重の針金間に挟んで捩って束ねたものとしている。
請求項5の考案は、上記請求項1〜4の何れかの鳥除け具において、動物疑似穂1が支柱2の頂部2aに回転自在に取り付けられてなる構成としている。
請求項1の考案に係る鳥除け具によれば、支柱の下端部を稲田等の田畑の地中に突き刺し、その頂部に設けた動物疑似穂の上半部が稲等の農作物の平均背丈を越える程度に立設することにより、その動物疑似穂は遠目には鳥にとって最大の天敵であるイタチの如き鳥捕食動物が農作物の間から顔を出しているように見えるため、雀等が近辺に全く寄りつかなくなる上、その鳥除け効果が長く持続するから、鳥による農作物の食害が皆無になる。また、この鳥除け具は、構造的に極めて簡素であるために安価に制作できると共に、その支柱を田畑の地中に突き刺すだけで設置でき、しかも一つの設置で田畑の広面積にわたる鳥除け効果が得られるので使用数も非常に少なくて済み、もって設置に要する労力及び費用が従来の他の鳥除け手段に比較して格段に少なくなる。
更に、このような鳥除け具では、田畑の要所に非常にまばらに立設するだけであるため、畦の草刈りや肥料の散布等の農作業を行うのに全く邪魔にならず、しかも用済み後の撤去も支柱を引き抜くだけで簡単に行えるから、収穫前の農家の労働負担を大幅に軽減できる。
請求項2の考案によれば、動物疑似穂がS字形又はへの字形に曲げられてイタチ科の動物に疑似するから、より優れた鳥除け効果が得られる。
請求項3の考案によれば、鳥除け具の動物疑似穂及び支柱が特定寸法を有するから、特に稲田における雀除け用として好適なものが提供される。
請求項4の考案によれば、動物疑似穂の材料として一般的な亀の子タワシ製造における輪形加工前の棒状タワシを利用できるから、材料コストを大きく低減できる。
請求項5の考案によれば、支柱に回転自在に取り付けられた動物疑似穂が風によって向きを変え、その動きが動物疑似穂をなお一層に生きた鳥捕食動物らしく見せるから、更に優れた鳥除け効果が得られる。
以下、本考案に係る鳥除け具の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は鳥除け具Gの稲田への設置状態、図2は該鳥除け具Gの分解状態、図3は同鳥除け具Gの要部の拡大縦断面、図4(A)(B)は同鳥除け具Gにおける動物疑似穂1の曲げ形態、をそれぞれ示している。
図1及び図2に示すように、この鳥除け具Gは、支柱2の頂部2aに曲がった茶色系の棒状タワシ形の動物疑似穂1が取り付けられたものであり、該支柱2の下端部2bを稲田等の田畑の地面に突き刺して立設するようになっている。
この鳥除け具Gの動物疑似穂1は、剛毛11…を二重の針金12間に挟んで捩って束ね、その毛先をカットして全体が丸棒状になるように揃えて棒状タワシ形にしたものであり、図2及び図3に示すように、該針金12の捩った末端側突出部12aを鍔31付きの金属製支持筒3に挿嵌固定し、この支持筒3をパイプ状の支柱2の頂部2a側に挿入することにより、支持筒3の鍔31を介して該支柱2の頂端で支承されている。
支柱2は、パイプ材の下端部2bに、地中へ突き刺すための尖端キャップ21を嵌着している。しかして、該支柱2の内径は支持筒3の外径よりも大きく設定されており、これによって動物疑似穂1が支持筒3と一体に支柱2に対して相対回転可能になっている。
なお、動物疑似穂1の支持筒3への固定は、図3に示すように、該支持筒3の上部3aを外側からプレスして絞ることにより、挿嵌している針金12の末端側突出部12aを締着するようにしている。
このような構成の鳥除け具Gは、例えば稲田における雀除けとして用いる場合、図1に示すように、動物疑似穂1をS字形等に曲げた状態として、この動物疑似穂1の上半部が稲R…の平均背丈を越える程度の高さになるように、支柱2の下端部2bを稲田の地面に突き刺して立設する。これにより、動物疑似穂1は、遠目には雀にとって最大の天敵であるイタチの如き鳥捕食動物が稲R…の間から顔を出しているように見える上、風を受けて向きを変えることで如何にも活動的に獲物を探しているような印象を与える。
従って、この鳥除け具Gの設置により、雀は天敵を恐れて近辺に全く寄りつかなくなり、それが本物でないことは遠くから判別できないから、その雀除け効果が長く持続し、もって雀による稲穂の食害が皆無になる。なお、稲以外の種々の農作物についても、また雀以外の野鳥による食害に対しても、この鳥除け具Gを田畑の要所に設置することで、同様に優れた鳥除け効果を持続的に発揮できる。
そして、この鳥除け具Gは、構造的に極めて簡素であるために安価に制作できると共に、その支柱2を田畑の地中に突き刺すだけで設置でき、しかも一つの鳥除け具Gによって田畑の広面積にわたる鳥除け効果が得られるので使用数も非常に少なくて済み、もって設置に要する労力及び費用が従来の他の鳥除け手段に比較して格段にすくなくなる。また、このような鳥除け具は、田畑の要所に非常にまばらに立設するだけでよいから、畦の草刈りや肥料の散布等の農作業を行う際に全く邪魔にならず、しかも用済み後の撤去も支柱を引き抜くだけで簡単に行え、もって収穫前の農家の労働負担を大幅に軽減できる。
動物疑似穂1の剛毛11…としては、タワシやブラシに用いられている天然の動植物毛や合成樹脂フィラメントで茶系の色合いのものをいずれも使用できるが、材料コストとイタチ科の動物に似せるための外観から、特に植物毛であるシュロ(棕櫚)の毛が好ましい。なお、ここでいう剛毛11…の茶系の色合いとは、赤茶色(茶褐色)、焦げ茶色、薄茶色、黄褐色等を包含する。
しかして、シュロの毛を用いた最も一般的な亀の子タワシは棒状形態(棒状タワシ)から輪形に曲げて製作されるから、その曲げ加工前の棒状形態のものを動物疑似穂1用の安価な材料として好適に利用できる。図2で示す動物疑似穂1は、この亀の子タワシ製造における曲げ加工前の棒状形態のものである。
なお、亀の子タワシ製造用の棒状タワシでは、亀の子タワシにおいて外周部に巻き締めるためのシュロ紐13が剛毛11…群を分けるよう長手方向に沿って配置している。このシュロ紐13は、動物疑似穂1に用いる際に除外しても差し支えないが、その配置部が疑似させる動物形の背側にくるように動物疑似穂1を曲げておけば、図1に示すように剛毛11…群の分かれた状態が背模様に見えることに加え、その先端部13aを図示の如く動物疑似穂1の先から数cm程度に突き出させておくことにより、該先端部13aが動物の髭のように見えるから、イタチ科の動物としてよりリアルな外観が得られるという利点がある。更に、針金12のリング状先端部12bは、図1に示すように動物疑似穂1の先から突出して鼻のように見えるから、これも動物疑似穂1をイタチ科の動物らしく見せるのに役立っている。
一方、支柱2としては、材質的に特に制約はないが、金属パイプに緑色の合成樹脂チューブを被せたり緑色の塗装を施した市販の園芸用支柱(尖端キャップ21付き)を好適に用いることができる。
また、支持筒3としては、例示した金属製以外に、合成樹脂製のものも使用できると共に、鍔31を別部材として嵌着する構成も採用できる。そして、合成樹脂製の支持筒3では、動物疑似穂1の針金12の挿嵌した末端側突出部12aに対し、接着、融着、圧嵌等の固定手段を採用できる。
動物疑似穂1の曲げ形態としては、イタチ科の動物に似せる上で、図1及び図4(A)で示すようなS字形が最適であるが、図4(B)で示すように棒状タワシのやや上部で曲げたくの字形や、3の字形(図示省略)でもよい。そして、これらの曲げ形態とした動物疑似穂1は、実際の稲田への設置テストにより、いずれも非常に優れた鳥除け効果を発揮できることが実証されている。
動物疑似穂1のサイズとしては、イタチ科の動物に似せる上で、全長20〜50cm程度、外径4〜7cm程度とするのがよい。また、支柱2の長さは、鳥除け対象とする農作物の背丈と土壌の状況によって好適範囲が異なるが、一般的な稲田用では地中へ10cm程度突き刺すとして90〜130cmの範囲が好適である。
なお、本考案の鳥除け具は、実施形態のように動物疑似穂1が支柱2に対して相対回転可能な構成の他、動物疑似穂1が支柱2に直接に固着された構成も包含すると共に、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
本考案の一実施形態に係る鳥除け具の設置状態の外観図である。 同鳥除け具の分解側面図である。 同鳥除け具の動物疑似穂と支柱との連結部の拡大縦断面図である。 同動物疑似穂の曲げ形態を示し、(A)はS字形の曲げ形態の側面図、(B)はくの字形の曲げ形態の側面図である。
符号の説明
1 動物疑似穂
11 剛毛
12 針金
12a 末端側突出部
2 支柱
2a 上端部
2b 下端部
G 鳥除け具
R 稲

Claims (5)

  1. 下端部を地中に突き刺して立設する支柱の頂部に、曲がった茶色系の棒状タワシ形の動物疑似穂が取り付けられてなる鳥除け具。
  2. 動物疑似穂がS字形、3の字形、くの字形のいずれかに曲げられてイタチ科の動物に疑似する請求項1記載の鳥除け具。
  3. 動物疑似穂が全長20〜50cm、外径4〜7cmで、支柱の長さが90〜130cmである請求項1又は2に記載の鳥除け具。
  4. 動物疑似穂がシュロの毛を二重の針金間に挟んで捩って束ねたものである請求項1〜3の何れかに記載の鳥除け具。
  5. 動物疑似穂が前記支柱の頂部に回転自在に取り付けられてなる請求項1〜4の何れかに記載の鳥除け具。
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