JP4114461B2 - 回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法 - Google Patents
回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステータコアのスロットに挿通された多数のセグメント導体を順次接合して形成されたセグメント導体接合型電機子コイルが提案されている。たとえば、本出願人が所有する下記特許文献1、2は、略U字形状を有する導体片であるセグメント導体を順次接合して形成されたセグメント導体接合型電機子コイルの製造について開示している。
【0003】
更に説明すると、これらのセグメント導体接合型電機子コイルは、セグメント導体の一対の脚部を回転子の略磁極ピッチだけ互いに離れた一対のスロットに個別に挿通して飛び出した一対の端部を周方向へ互いに反対側に曲げ、各セグメント導体の両脚部の先端を順次接合して形成されている。
【0004】
上記セグメント導体接合型電機子コイルの製造方法を以下に説明する。まず、必要本数の松葉形状の未展開セグメント導体を準備する。この未展開セグメント導体の両脚部は、互いに略隣接して直線状に同一方向へ延在している。
【0005】
次に、未展開セグメントの一対の脚部が互いに略磁極ピッチ離れた2つのスロットを挿通できるように頭部を周方向へ展開する頭部展開工程が行われる。この頭部展開工程は、たとえば上記特許文献1の第3図、第5図に示される同軸の一対の大リングと小リングとを用い、両リングの周方向同位置の一対の溝(又は孔)孔に未展開セグメント導体の両脚部を個別に挿入し、両リングを略磁極ピッチ(電気角π)相対回転して行われる。
【0006】
次に、頭部展開済みセグメントの一対の脚部をステータコアの各スロットに挿入される工程が行われる。
【0007】
次に、各脚部のうちスロットから飛び出した部分である端部を周方向へ開いて、各セグメント導体の一対の端部の先端を互いに略磁極ピッチだけ離す端部展開工程が行われる。このような端部の展開は、たとえば上記特許文献2の第4図、第5図に示される同軸の複数の孔付きリングを用い、各孔付きリングの各孔に各端部の先端を挿入し、各孔付きリングをそれぞれ周方向へたとえば半磁極ピッチ(電気角π/2)づつ回動させて行われる。
【0008】
次に、各端部の先端部のうち径方向に隣接する一対の端部づつ溶接する端部接合工程が行われる。
【0009】
上記した各工程を順次実施して形成される電機子コイルは、この明細書にてセグメント導体接合型電機子コイルと呼称される。この種のセグメント導体接合型電機子コイル及びその製造方法の種々のバリエーションは、本出願人名義の先行出願に記載されているので参照されたい。
【0010】
上記したセグメント導体接合型電機子コイルとしては、一対の脚部がスロット内にて径方向に隣接する2つの導体収容位置に個別に収容される1種類のセグメント導体により構成される2導体径方向配置型コイルと、二対の脚部がスロット内にて径方向に順次隣接する4つの導体収容位置に個別に収容される2種類のセグメント導体により構成される4導体径方向配置型コイル、三対の脚部がスロット内にて径方向に順次隣接する6つの導体収容位置に個別に収容される3種類のセグメント導体により構成される6導体径方向配置型コイルが公知となっている。
【0011】
2導体径方向配置型コイルは、未展開セグメントの第1脚部と第2脚部とを同軸の二つのリングに保持して上記した頭部展開工程、端部展開工程を行うことにより形成できることが、上記特許文献などにて既に公知となっている。
【0012】
4導体径方向配置型コイルは、径方向内側から数えて1番目、4番目のスロット導体部を有する大セグメント導体を、径方向内側から数えて2番目、3番目のスロット導体部を有する小セグメント導体に被せてセグメントセットとなし、上記した頭部展開工程及び端部展開工程を一挙に行うことが知られている。更に具体的に説明すると、径方向から数えて1番目、2番目の脚部対と、3番目、4番目の脚部対とを異なるリングに保持して頭部展開を行う。また、これら4個の脚部の先端をそれぞれ異なるリングに保持し、径方向に隣接するリングを相対的に略磁極ピッチだけ相対回動して端部展開を行うことが、上記特許文献などにて既に公知となっている。
【0013】
なお、1スロット6導体形式の巻線パターンの一例は本出願人の出願になる下記特許文献3、4に開示されているので、参照されたい。
【0014】
【特許文献1】
特許第3118837号公報
【特許文献2】
特許第3196738号公報
【特許文献3】
特願2002−171230号公報
【特許文献4】
特願2002−171242号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記したセグメント導体接合型電機子コイルにおいて、スロット内に径方向に一列に配列される脚部の個数を増大して、コイルターン数を増大する要望がある。
【0016】
後者の場合において、上記した2導体径方向配置型コイル又は4導体径方向配置型コイル又は6導体径方向配置型コイルを複数径方向に並べることが簡単である。
【0017】
たとえば、1スロットに6導体を収容するために、1個の2導体径方向配置型コイルと1個の4導体径方向配置型コイルとを径方向に隣接させるのが簡単であり、1スロットに8導体を収容するには上記4導体径方向配置型コイルを2つ径方向に隣接配置するのが簡単であり、1スロットに10導体を収容するには、2個の4導体径方向配置型コイルと1個の2導体径方向配置型コイルを径方向に配置するのが簡単であり、1スロットに12導体を収容するには、3個の4導体径方向配置型コイルを径方向に配置するのが簡単であり、1スロットに14導体を収容するには、3個の4導体径方向配置型コイルと1個の2導体径方向配置型コイルを径方向に配置するのが簡単であり、1スロットに16導体を収容するには、4個の4導体径方向配置型コイルを径方向に配置するのが簡単である。
【0018】
なお、径方向に隣接する4導体径方向配置型コイル又は2導体径方向配置型コイルは、特別のセグメント導体を用いて、これら4導体径方向配置型コイルや2導体径方向配置型コイルを直列又は並列に接続すればよい。
【0019】
つまり、1スロットに6導体以上配置するには、上記2導体径方向配置型コイルや4導体径方向配置型コイルや6導体径方向配置型コイルを複数径方向に配置するのが好適である。
【0020】
しかしながら、このように多数の脚部(導体)をスロットに配置する場合、上記した頭部展開工程や端部展開工程において、径方向に隣接するセグメント導体の脚部同士が逆方向に相対回動するため、互いにこすれあって電気絶縁性が低下する可能性があった。また、頭部展開や端部展開のために互いに相対回動する多数のリングを準備する必要があり、製造装置が複雑となるという問題が生じた。
【0021】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、展開工程が簡単でセグメント導体の電気絶縁性の低下を抑止可能なセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法を提供することをその目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の製造方法が適用される回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルは、略U字状の頭部と、前記頭部の両端から延設されて二つのスロットを個別に貫通する第1脚部及び第2脚部とを有する多数のセグメント導体をそれぞれ含む第1コイル及び第2コイルを有し、前記各セグメント導体の先端部は一対づつ順次接続され、前記第1コイル及び第2コイルは、互いに直列又は並列に接続されて同相の相電圧が印加される回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルにおいて、
前記第1コイルに属する第1のセグメント導体の前記第1脚部は、前記第2コイルに属する第2のセグメント導体の前記第1脚部の径方向内側に隣接して、共に第1の前記スロット内に収容され、前記第1のセグメント導体の前記第2脚部は、前記第1のスロットから周方向一方側へ略磁極ピッチ離れた第2の前記スロット内にて前記第1のセグメント導体の前記第1脚部よりも径方向内側に配置され、前記第2のセグメント導体の前記第2脚部は、前記第1のスロットから周方向一方側へ略磁極ピッチ離れた第3の前記スロット内にて前記第2のセグメント導体の前記第1脚部よりも径方向外側に配置されることを特徴としている。
【0023】
このようにすれば、展開工程を簡素化し、セグメント導体の電気絶縁性の低下を抑止することができる。以下、更にわかりやすく説明する。
【0024】
つまり、上記電機子コイルでは、同一相の相巻線を第1コイルと第2コイルとに分割し、これら両コイルを各スロットの異なる導体収容位置に収容する。たとえば、第1コイルを第2コイルよりも径方向内側に配置する。更に、第1コイルに属する第1セグメント導体の第1脚部と第2コイルに属する第2セグメント導体の第1脚部とを同一のスロットに収容し、これら両セグメント導体の第2脚部を第1脚部に対して周方向同一側に配置する。
【0025】
このようにすれば、第1、第2セグメント導体の両第1脚部は、頭部展開工程、端部展開工程において、互いに相対回動する必要がないので、互いに擦れ合うことがなく、この擦れ合いによる絶縁低下を低減することができる。
【0026】
また、頭部展開工程及び端部展開工程において、第1、第2セグメント導体の両第1脚部を同一のリングにて保持することができるので、必要なリング数を低減して展開装置の構造を簡素化することができる。
【0027】
上記構成を有する回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの好適な製造方法である第1発明は、周方向所定ピッチで溝又は孔を有する大リングと、前記大リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記大リングの径方向内側に配置される中リングと、前記中リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記中リングの径方向内側に配置される小リングとを準備し、展開前の前記第1、第2のセグメント導体の前記第1脚部を前記中リングの前記溝又は孔に保持し、展開前の前記第1のセグメント導体の前記第2脚部を前記小リングの前記溝又は孔に保持し、展開前の前記第2のセグメント導体の前記第2脚部を前記大リングの前記溝又は孔に保持し、前記小リング及び大リングを前記中リングに対して周方向同一側て略磁極ピッチ相対回動して前記第1、第2のセグメント導体の頭部を周方向へ展開することをその特徴としている。
【0028】
これにより、径方向に隣接する2つのコイルに個別に属する2つのセグメント導体の頭部を3つのリングで展開することができ、頭部展開装置の構造を簡素化することができる。
【0029】
上記構成を有する回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの好適な製造方法である第2発明は、前記頭部の展開後に、前記第1、第2のセグメント導体の前記脚部をステータコアの各スロットに軸方向一方側から挿通し、周方向所定ピッチで溝又は孔を有する大リングと、前記大リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記大リングの径方向内側に配置される中リングと、前記中リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記中リングの径方向内側に配置される小リングとを準備し、前記第1、第2のセグメント導体の前記第1脚部の先端を前記中リングの前記溝又は孔に保持し、前記第1のセグメント導体の前記第2脚部の先端を前記小リングの前記溝又は孔に保持し、前記第2のセグメント導体の前記第2脚部の先端を前記大リングの前記溝又は孔に保持し、前記小リング及び大リングを前記中リングに対して周方向同一側て略磁極ピッチ相対回動して前記第1、第2のセグメント導体の前記脚部のうち前記ステータコアから飛び出した部分である端部を周方向へ展開することをその特徴としている。
【0030】
これにより、径方向に隣接する2つのコイルに個別に属する2つのセグメント導体の端部を3つのリングで展開することができ、端部展開装置の構造を簡素化することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルを用いた車両用交流発電機の電機子コイルとその製造について図面を参照して説明する。
(構造)
図1はこの実施形態の車両用交流発電機の縦断面図である。図1において、1は固定子(ステータ)、2は固定子鉄心、3はステータコイル、4は回転子(ロータ)、5はハウジング、6は回転軸である。
【0032】
固定子1は、ハウジング5の周壁内周面に固定され、ロータ4が嵌着される回転軸6は一対の軸受けによりハウジング5の両端壁に回転自在に支承されて、図示しないエンジンに図示しないベルトによりプーリー結合されている。
【0033】
ロータ4の外周面近傍には、図示しない永久磁石が周方向所定ピッチで極性交互に埋設されており、全体として永久磁石型三相ブラシレスDCモータ(IPM型同期モータ)を構成している。なお、ロータ構造には、ランデルポールコア構造他、種々の形式が可能であるが、このような種々の形式の同期機自体は周知であるので説明を省略する。
【0034】
固定子1は、スロットSおよび歯部Tを有する固定子鉄心(図2参照)2と、各スロットSを軸方向に貫通する複数のセグメント導体を順次接合して構成される固定子巻線(三相星形接続されたステータコイル)3と、固定子鉄心2と各セグメント導体との間を電気絶縁するインシュレータ7とにより構成されている。
【0035】
ステータコイル3は、U字状のセグメント導体30を各スロットSへ図1において軸方向右側から左側へ挿通し、各セグメント導体の先端部を一対づつ溶接して形成された3個の相コイル(U相コイル、V相コイル、W相コイル)を接続した三相星形巻線からなるが、三相デルタ巻線としてもよい。
【0036】
各セグメント導体30は、図3に示すように、略V字状の頭部31と、頭部31の両端からそれぞれ延在する一対の脚部32とからなる。脚部32は、スロットS内に収容されているスロット導体部33と、固定子鉄心2の前端部から突出した後、略周方向へ屈曲し、径方向に隣接する他のセグメント導体30の他の端部34と溶接されて端部側コイルエンド8を構成する端部34とからなる。セグメント導体30の頭部31も固定子鉄心2の後端部から突出して頭部側コイルエンド9を構成している。
【0037】
一つのスロットSには、図2に示すように、6本のスロット導体部33が径方向へ一列に配置されている。スロット導体部33の径方向位置は径方向内側から順番に1層、2層、3層、4層、5層、6層と呼ばれるものとする。すなわち、スロット導体部331は1層に、スロット導体部332は2層に、スロット導体部333は3層に、スロット導体部334は4層に、スロット導体部335は5層に、スロット導体部336は6層に収容されている。同一セグメント導体30の一対のスロット導体部33、33は、互いに略1磁極ピッチ(電気角π)離れた一対のスロットSに挿通され、かつ、径方向において異なる位置に収容されている。
【0038】
この実施例では、図1、図4に示すように、セグメント導体30は、それぞれ略U字形状に形成された3種類のセグメント導体300〜303を有している。
【0039】
セグメント導体300は、1層のスロット導体部331と4層のスロット導体部334とを有し、大セグメントとも呼ばれる。セグメント導体301は、2層のスロット導体部332と3層のスロット導体部333とを有して、小セグメントとも呼ばれる。セグメント導体300、301は、共同して第1コイル(既述した4導体径方向配置型コイル)を構成する。セグメント導体302は、5層のスロット導体部335と6層のスロット導体部336とを有し、小セグメントとも呼ばれる。セグメント導体302は、単独で第2コイル(既述した2導体径方向配置型コイル)を構成する。
【0040】
したがって、図4において、同一のセグメント導体300に属する1層のスロット導体部331及び4層のスロット導体部334は略磁極ピッチ離れた2つのスロットに個別に属する。同様に、同一のセグメント導体301に属する2層のスロット導体部332及び3層のスロット導体部333は略磁極ピッチ離れた2つのスロットに個別に属する。同様に、同一のセグメント導体302に属する5層のスロット導体部335及び6層のスロット導体部336は略磁極ピッチ離れた2つのスロットに個別に属する。
【0041】
図5の等価回路図に示すように、セグメント導体300、301を交互に連結してなる上記4導体径方向配置型コイル400と、セグメント導体302を順次連結してなる2導体径方向配置型コイル200とは、相ごとに直列接続されてそれぞれの相の相巻線を構成する。500は、コイル接続線をなす略U字状のセグメント導体であり、その一つのスロット導体部は4導体径方向配置型コイルの最終のスロット導体部をなし、もう一つのスロット導体部は2導体径方向配置型コイルの最初のスロット導体部をなす。2導体径方向配置型コイルの最終のスロット導体部は略L字状のセグメント導体600に属しており、このセグメント導体600は中性点用渡り線を兼ねている。4導体径方向配置型コイルの最初のスロット導体部は略L字状のセグメント導体700に属しており、このセグメント導体700は各相の外部引き出し端子を兼ねている。2導体径方向配置型コイル200、4導体径方向配置型コイル400を図6に拡大図示する。
【0042】
各相の2導体径方向配置型コイル200及び4導体径方向配置型コイル400のスロット内への具体的な巻線パターンは、毎極毎相のスロット数、巻線方式(全節巻きか短節巻きか)により異なるが用途に応じて好適な巻線パターンを採用すればよく、もはや当業者においてよく知られているので、詳細な説明は省略する。
(コイル製造工程)
次に、上記した2導体径方向配置型コイル200及び4導体径方向配置型コイル400の製造方法を以下に説明する。
【0043】
1.頭部捻り工程(頭部展開工程)
頭部捻り工程を図7〜図9を参照して以下に説明する。図7、図8は、3種類のセグメント導体300〜302の頭部31を周方向に捻る前の状態すなわち頭部展開前の状態を示し、セグメント導体300〜302の第1脚部321と第2脚部322は、それぞれ頭部31の両端から一直線に延在している。
【0044】
1000〜1002は互いに相対回動自在に配置されたリングであり、同軸配置されている。リング1000の径は最小、リング1002の径は最大とされている。リング1000〜1002は、それぞれ、スロット数に等しい溝又は孔hをスロットと等ピッチに有している。
【0045】
リング1000〜1002の各溝又は孔にセグメント導体300〜302の各脚部34が収容され、セグメント導体300〜302の各頭部31はリング1000〜1002の上方に突出している。
【0046】
セグメント導体300のスロット導体部331とセグメント導体301のスロット導体部332はリング1000の溝又は孔に挿通され、セグメント導体301のスロット導体部333とセグメント導体301のスロット導体部334とセグメント導体302のスロット導体部335はリング1001の溝又は孔に挿通され、セグメント導体302のスロット導体部336はリング1002の溝又は孔に挿通されている。頭部展開前であるので、同一のセグメント導体の一対のスロット導体部33は周方向同位置に配置されている(図8参照)。
【0047】
セグメント導体300、301の頭部31の先端は、押さえリング1003から垂下する一対の挟み爪(図では周方向奥側の一個のみ図示)1004により周方向に挟持されている。セグメント導体302の頭部31の先端は、押さえリング1003から垂下する一対の挟み爪(図では周方向奥側の一個のみ図示)1005により周方向に挟持されている。
【0048】
この状態にて、押さえリング1003を回動しない状態にて、リング1000、1002をたとえば時計方向に回動させ、リング1001を反時計方向に回動させる。この実施例では、各リング1000〜1002の回動角度は半磁極ピッチに設定されるが、リング1000、1002の回動角とリング1001の回動角との和が磁極ピッチ(電気角π)となればよい。
【0049】
リング1000〜1002の上記回動により、各セグメント導体300〜302の頭部31は周方向に展開され、同一のセグメント導体の第1脚部321と第2脚部322とは1磁極ピッチ離れる。
【0050】
この頭部展開工程を行うと、各セグメント導体300〜302の頭部31の軸方向高さは縮小するので、それに合わせて押さえリング1003をリング1000〜1002に向けて降下させる。展開完了後、押さえリング1003によりセグメント導体300〜302を保持したまま、リング1000〜1002からセグメント導体300〜302を離脱させる。
【0051】
なお、この頭部展開工程において、リング1000の回動角とリング1001の回動角の合計が1磁極ピッチになれば、リング1000の回動角及びリング1001の回動角はそれぞれ自由に設定することができる。また、この頭部展開工程の変形態様として、リング1000、1002を回動させず、リング1001を1磁極ピッチ、押さえリング1003をたとえば半磁極ピッチだけ同一方向に回動させてもよく、リング1001を回動させず、リング1000、1002を1磁極ピッチ、押さえリング1003をたとえば半磁極ピッチだけ同一方向に回動させてもよい。
【0052】
上記説明した頭部展開工程によれば、2導体径方向配置型コイル200に属するセグメント導体302の第1脚部321と、4導体径方向配置型コイル400に属するとともにセグメント導体302の第1脚部321に径方向に隣接するセグメント導体300の第1脚部321とを同じリング1001にて保持し、セグメント導体302の第2脚部322をリング1001より径方向外側のリング1002に保持し、セグメント導体300の第2脚部322をリング1001より径方向内側のリング1000に保持し、これらリング1000〜1002を相対回動するので、更に要約すれば、異なるコイルに属するとともに径方向に隣接する二つのセグメント導体300、302の各脚部を同一リングにて保持しつつ頭部展開を行うので、リング数を減らすとともに、セグメント導体300の頭部31とセグメント導体302の頭部31との擦れ合いを防止することができる。
【0053】
2.セグメント導体挿入工程
次に、これらセグメント導体300〜302をを、互いの相対空間位置及び姿勢を乱すことなく、ステータコア2のスロットSに挿通し、その後で、押さえリング1003を取り外す。
【0054】
3.端部捻り工程(端部展開工程)
上記のようにスロットに挿通されたセグメント導体300〜302の端部34を捻り成形する端部展開工程を図10を参照して以下に説明する。なお、実際の捻り装置の具体的構成については、本出願人の出願になる上記特許文献3、4等の先行技術を参照されたい。
【0055】
2000〜2004は互いに相対回動自在に配置されたリングであり、同軸配置されている。リング2000〜2004は、それぞれ、スロット数に等しい溝又は孔h’をスロットと等ピッチに有している。
【0056】
リング2000〜2004の上端面に凹設された各溝又は孔h’には端部34の先端部35が収容されている。端部34は、ステータコア2から飛び出したセグメント導体300〜302の各脚部32からスロット導体部33を除いた部分である。
【0057】
341はセグメント導体300の第2脚部322に属する端部、342はセグメント導体301の第2脚部322に属する端部、343はセグメント導体301の第1脚部321に属する端部、344はセグメント導体300の第1脚部321に属する端部、345はセグメント導体302の第1脚部321に属する端部、346はセグメント導体302の第2脚部322に属する端部である。
【0058】
端部341の先端部35はリング2000に、端部342の先端部35はリング2001に、端部343の先端部35はリング2002に、端部344の先端部35と端部345の先端部35はリング2003に、端部346の先端部35はリング2004にそれぞれ保持される。
【0059】
この状態にて、径方向内側から奇数番目のリング2000、2002、2004を時計方向へ半磁極ピッチ、偶数番目のリング2001、2003を反時計方向へ半磁極ピッチ回動すれば、各脚部341〜346は、周方向へ展開される。また、脚部341の先端部35と脚部342の先端部35とは磁極ピッチ離れ、脚部343の先端部35と脚部344の先端部35とは磁極ピッチ離れ、脚部345の先端部35と脚部346の先端部35とは磁極ピッチ離れる。この端部展開完了後、リング2000〜2004を端部341〜346から離脱させる。なお、端部展開とともに、端部341〜346の軸方向高さが縮小するので、ステータコア2を降下させたり、あるいは、リング2000〜2004を上昇させたりすることが好適である。
【0060】
この端部展開工程において、偶数番目のリング2000、2002、2004、2006の回動角と奇数番目のリング2001、2003の回動角との合計が1磁極ピッチになれば、偶数番目のリングの回動角及び奇数番目のリングの回動角はそれぞれ自由に設定することができる。また、この端部展開工程の変形態様として、奇数番目のリングと偶数番目のリングの一方を回動させず、他方を1磁極ピッチ、ステータコア2を所定角度回動させてもよい。
【0061】
上記説明した端部展開工程によれば、2導体径方向配置型コイル200に属するセグメント導体302の第1脚部321(端部345)と、4導体径方向配置型コイル400に属するとともにセグメント導体302の第1脚部321(端部345)に径方向に隣接するセグメント導体300の第1脚部321(端部344)とを同じリング2003にて保持しているので、これら端部344、345との擦れ合いを防止し、またリング数を減らすことができる。
【0062】
4.接合工程
次に行う接合工程を以下に説明する。この工程は本質的に従来と同じである。
【0063】
上記した端部341〜346を展開した後、互いに径方向に隣接する端部341の先端部35と端部342の先端部35とを溶接し、互いに径方向に隣接する端部343の先端部35と端部344の先端部35とを溶接し、互いに径方向に隣接する端部345の先端部35と端部346の先端部35とを溶接する。溶接には、TIG溶接、ロー付け、抵抗溶接、電子ビーム溶接、レーザー溶接等が用いられる。
【0064】
図5で説明した異形のセグメント導体500、600、700は上記頭部展開工程、端部展開工程で展開してもよいが、予め展開したものをスロットに挿入しても良い。また、2導体径方向配置型コイル200や4導体径方向配置型コイル400内においても、毎極毎相2以上の同相スロットを隣接配置する場合には、互いに隣接するこれら同相スロットのセグメント導体同士を接続するためのスロット渡り用のU字状セグメントを採用するが、これらの詳細については、たとえば上記した特許文献3、4等を参照されたい。
(変形態様)
上記説明した実施例の変形態様を図11、図12を参照して説明する。この変形態様は、3つの4導体径方向配置型コイル401〜403を径方向に3個並べて1スロット12導体型のステータコイルを構成する場合の頭部展開工程、端部展開工程を示すものである。
【0065】
図11は、図7に示す頭部展開工程を応用したものであり、径方向内側から数えて奇数番目のリング1005、1007は時計方向へ、偶数番目のリング1006、1008は反時計方向へ回動され、奇数番目のリング1005、1007の回動角と偶数番目のリング1006、1008の回動角との合計は1磁極ピッチとされている。このようにすれば、径方向に隣接する二つのコイルに別々に属する2つのセグメント導体の頭部31同士の擦れ合いを低減し、かつリング数を低減することができる。
【0066】
図12は、図10に示す端部展開工程を応用したものであり、径方向内側から数えて奇数番目のリング2000、2002、2004、2006、2008は時計方向へ、偶数番目のリングリング2001、2003、2005、2007、2009は反時計方向へ回動され、奇数番目のリング2000、2002、2004、2006、2008の回動角と偶数番目のリング2001、2003、2005、2007、2009の回動角との合計は1磁極ピッチとされている。このようにすれば、径方向に隣接する二つのコイルに別々に属する2つのセグメント導体の端部3431同士の擦れ合いを低減し、かつリング数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の車両用交流発電機の模式軸方向断面図である。
【図2】 図1のステータコアの部分断面図である。
【図3】 図1のセグメント導体の模式軸方向断面図である。
【図4】 図1のセグメント導体の模式斜視図である。
【図5】 6つのコイルを用いた三相星形接続方式の三相電機子コイルの巻線図である。
【図6】 図1のステータコイルの軸方向にみた模式側面図である。
【図7】 頭部捻り工程を示す模式説明図である。
【図8】 頭部捻り工程(捻り前)を示す模式斜視図である。
【図9】 頭部捻り工程(捻り後)を示す模式斜視図である。
【図10】 端部捻り工程を示す模式説明図である。
【図11】 変形態様の頭部捻り工程を示す模式説明図である。
【図12】 変形態様の端部捻り工程を示す模式説明図である。
【符号の説明】
2 ステータコア
3 ステータコイル
30 セグメント導体
31 セグメント導体の頭部
32 セグメント導体の脚部
33 セグメント導体のスロット導体部
34 セグメント導体の端部
35 セグメント導体の先端部
Claims (2)
- 略 U 字状の頭部と、前記頭部の両端から延設されて二つのスロットを個別に貫通する第1脚部及び第2脚部とを有する多数のセグメント導体をそれぞれ含む第1コイル及び第2コイルを有し、前記各セグメント導体の先端部は一対づつ順次接続され、前記第1コイル及び第2コイルは、互いに直列又は並列に接続されて同相の相電圧が印加される回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法において、
前記第1コイルに属する第1のセグメント導体の前記第1脚部は、前記第2コイルに属する第2のセグメント導体の前記第1脚部の径方向内側に隣接して、共に第1の前記スロット内に収容され、
前記第1のセグメント導体の前記第2脚部は、前記第1のスロットから周方向一方側へ略磁極ピッチ離れた第2の前記スロット内にて前記第1のセグメント導体の前記第1脚部よりも径方向内側に配置されており、
前記第2のセグメント導体の前記第2脚部は、前記第1のスロットから周方向一方側へ略磁極ピッチ離れた第3の前記スロット内にて前記第2のセグメント導体の前記第1脚部よりも径方向外側に配置され、
周方向所定ピッチで溝又は孔を有する大リングと、前記大リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記大リングの径方向内側に配置される中リングと、前記中リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記中リングの径方向内側に配置される小リングとを準備し、
展開前の前記第1、第2のセグメント導体の前記第1脚部を前記中リングの前記溝又は孔に保持し、
展開前の前記第1のセグメント導体の前記第2脚部を前記小リングの前記溝又は孔に保持し、
展開前の前記第2のセグメント導体の前記第2脚部を前記大リングの前記溝又は孔に保持し、
前記小リング及び大リングを前記中リングに対して周方向同一側て略磁極ピッチ相対回動して前記第1、第2のセグメント導体の頭部を周方向へ展開することを特徴とする回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法。 - 請求項1記載の回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法において、
前記頭部の展開後に、前記第1、第2のセグメント導体の前記脚部をステータコアの各スロットに軸方向一方側から挿通し、
周方向所定ピッチで溝又は孔を有する大リングと、前記大リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記大リングの径方向内側に配置される中リングと、前記中リングの溝又は孔と等ピッチで溝又は孔を有して前記中リングの径方向内側に配置される小リングとを準備し、
前記第1、第2のセグメント導体の前記第1脚部の先端を前記中リングの前記溝又は孔に保持し、
前記第1のセグメント導体の前記第2脚部の先端を前記小リングの前記溝又は孔に保持し、
前記第2のセグメント導体の前記第2脚部の先端を前記大リングの前記溝又は孔に保持し、
前記小リング及び大リングを前記中リングに対して周方向同一側て略磁極ピッチ相対回動して前記第1、第2のセグメント導体の前記脚部のうち前記ステータコアから飛び出した部分である端部を周方向へ展開することを特徴とする回転電機のセグメント導体接合型電機子コイルの製造方法。
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