JP4114436B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車等の電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
電動パワーステアリング装置には、例えば、ステアリングコラムに操舵補助用の電動モータを取り付けるようにし、電動モータの前方でステアリングコラムを取付ブラケットにより車体に支持するものがある。このような電動パワーステアリング装置では、衝撃吸収時に、ステアリングコラムが、車体に固定された取付ブラケットから離脱して、車体に対して移動し、ステアリングコラムとともに電動モータも同方向に移動するものがある。
【0003】
しかしながら、電動モータの移動の前方には、取付ブラケットが固定されていて、この取付ブラケットが電動モータの移動の邪魔になるので、衝撃吸収ストローク量を長く確保するのが困難であった。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、取付ブラケットが電動モータの移動方向の前方に配置される場合に、衝撃吸収ストローク量を長く確保できる電動パワーステアリング装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明は、衝突時に車体に対して所定方向に移動するステアリングコラムと、ステアリングコラムの側部に取り付けられる電動モータと、ステアリングコラムを挟んで電動モータ側およびその反対側に配置される第1および第2の取付ブラケットとを備え、第1の取付ブラケットは、電動モータよりも上記所定方向側に配置され、第1および第2の取付ブラケットは、ステアリングコラムを支持する支軸を挿通させる支持孔を有し、第1および第2の取付ブラケットはそれぞれを車体に取り付けるための取付部材を挿通させる取付孔をそれぞれ有し、第1の取付ブラケットの取付孔が衝突時に上記取付部材を離脱可能に上記所定方向の反対方向に開放し、衝突時に、第1の取付ブラケットがステアリングコラムに同行移動し、第2の取付ブラケットがステアリングコラムの相対移動を許容するように、上記第2の取付ブラケットの支持孔が、衝突時に支軸を離脱可能に上記所定方向に開放されていることを特徴とする。
【0005】
この発明によれば、衝突時に、第1の取付ブラケットが、ステアリングコラムおよび電動モータとともに移動するので、電動モータの移動に邪魔にならずに済む。その結果、第1の取付ブラケットが電動モータの移動方向の前方に配置される場合に、衝撃吸収ストローク量を長く確保できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、上記第1の取付ブラケットの取付孔に対応する取付部材はねじを含み、衝突時にステアリングコラムが受ける衝撃力が、第1の取付ブラケットを介して上記ねじの緩み方向に働くように、上記ねじの緩み方向が設定されることを特徴とする。この発明によれば、衝突時の衝撃力により、ねじが緩み易くなるので、第1の取付ブラケットが車体から離脱し易くなる。
【0006】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置において、上記電動モータを制御するコントローラのケースが、ステアリングコラムに設けられる取付座に離脱可能に取り付けられることを特徴とする。この発明によれば、例えば、衝突時に運転者の足がコントローラのケースに接触するとしても、コントローラのケースが取付座から外れ、運転者の移動が妨げられない。従って、運転者が衝撃吸収ストローク量を有効活用するのに好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。図1Aは、本発明の一実施形態の通常時の電動パワーステアリング装置の概略構成を示す側面図であり、図1Bには衝突時の状態を示す。
本電動パワーステアリング装置1は、図1Aに示すように、車輪(図示せず)を操向するためにステアリングホイール2の動きを伝達するステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3を内部に通して回転自在に支持するステアリングコラム4とを有する。ステアリングシャフト3の一方の端部5にステアリングホイール2が連結され、他方の端部6に図示しない中間軸等を介して車輪を操向するための舵取り機構が連結される。
【0008】
本電動パワーステアリング装置1は、操舵操作に伴い生じる操舵抵抗に見合った操舵補助力を得るために、以下の各部、すなわち、ステアリングシャフト3に設けられて操舵トルクを検知するためのトルクセンサ8と、このトルクセンサ8からの出力信号、車速信号等に基づいて操舵補助力を発生させる電動モータ9と、この電動モータ9の回転軸の回転を減速してステアリングシャフト3に伝達するための例えばウォームギヤ機構を含む減速機11と、減速機11およびトルクセンサ8を収容しつつステアリングシャフト3を取り囲む減速機ハウジング12と、電動モータ9を制御するコントローラ13とを有する。ステアリングホイール2の動きが、トルクセンサ8により検知され、コントローラ13により制御される電動モータ9および減速機11による操舵補助力とともに、ステアリングシャフト3を介して舵取り機構に伝達され、車輪が操舵される。
【0009】
また、本電動パワーステアリング装置1では、図1Bに示すように、衝突時に運転者がステアリングホイール2にぶつかるときの衝撃エネルギを吸収するために、ステアリングコラム4が、衝突時に車体に対して所定方向(矢印M1参照)に、例えば、ステアリングシャフト3の軸方向に概ね平行な方向に沿って車体前方へ向けて移動できるように構成されている。
図1Aに戻って説明する。ステアリングコラム4は、ステアリングホイール2寄りに配置される長尺の円筒形状のコラムチューブ15と、ステアリングホイール2と反対側となるコラムチューブ15の端部に固定される上述の減速機ハウジング12と、この減速機ハウジング12にねじ止めにより固定されるロアコラムブラケット16と、コラムチューブ15の長手方向の中間部に固定されるアッパコラムブラケット17とを有している。
【0010】
アッパコラムブラケット17は、アッパ支軸18を介して、アッパ取付ブラケット19により支持される。アッパ取付ブラケット19は、固定ボルト21により車体22に固定される連結部材20を介して車体22に支持される。連結部材20は、いわゆるカプセル構造からなり、車体22とアッパ取付ブラケット19とを連結し衝撃吸収時に破断される樹脂製連結部材を含む。この樹脂製連結部材を衝突時に破断させて、車体22からアッパ取付ブラケット19が離脱することを許容することができる。
【0011】
ロアコラムブラケット16は、ロア支軸24、第1および第2の取付ブラケット25,26、および固定ボルト27,28により車体22に支持される。すなわち、第1および第2の取付ブラケット25,26が固定ボルト27,28により車体22に支持される。第1および第2の取付ブラケット25,26は、ロア支軸24を介して、ステアリングコラム4の一部であるロアコラムブラケット16を支持する。
【0012】
図2および図3Aを参照する。
電動モータ9は、ステアリングコラム4の側部、例えば、車体の前方から見て左側(運転席側から見ると右側となる)となる減速機ハウジング12の側部35に取り付けられる。電動モータ9は、車体の幅方向に概ね沿うように延びて、左側の外側方へ突出している。電動モータ9は、より詳しくは、前方から見てやや左下がりの傾斜状に取り付けられ、固定ボルト27から逃げている。なお、左右方向については車体前方から見た状態を基に説明し、必要に応じて、前方から見たときの左方を示す矢印Lと、右方を示す矢印Rとを図示した。
【0013】
第1および第2の取付ブラケット25,26は、左右方向に並び、ステアリングコラム4の要素であるロアコラムブラケット16を挟んで電動モータ9側およびその反対側に配置される。第1および第2の取付ブラケット25,26は、それぞれ別体に形成されている。第1および第2の取付ブラケット25,26とロアコラムブラケット16とは、ロア支軸24をその軸方向に位置規制状態で挿通させて、通常時にはロア支軸24により互いに連結され、衝突時には互いに分離して相対移動できる。例えば、第1の取付ブラケット25およびロアコラムブラケット16が、第2の取付ブラケット26から分離する。
【0014】
第1の取付ブラケット25は、電動モータ9よりも上述の所定方向M1側となる前方に配置され(図3A参照)、ステアリングシャフト3の軸方向から見たときに、電動モータ9の少なくとも一部と重なり合って配置される(図2参照)。第2の取付ブラケット26は、ステアリングコラム4とぶつからないように、ステアリングシャフト3の軸方向から見たときに、ステアリングコラム4、例えば、減速機ハウジング12と重なりあわないように配置される(図2参照)。
【0015】
ロアコラムブラケット16は、一対の側板32と、一対の側板32の端縁同士を接続する接続部33とを有する。接続部33が減速機ハウジング12に固定される。側板32には支持孔34が形成され、支持孔34にロア支軸24が左右方向に延びて挿通している。
第1の取付ブラケット25は、ロアコラムブラケット16の一方の側板32に沿う側板部40と、側板部40の上端からステアリングコラム4から遠ざかる向きの側方に延設される取付部41とを有する。
【0016】
第2の取付ブラケット26は、ロアコラムブラケット16の他方の側板32に沿う側板部42と、側板部42の上端からステアリングコラム4から遠ざかる向きの側方に延設される取付部43とを有する。
第1および第2の取付ブラケット25,26の側板部40,42は、ロア支軸24を挿通させる支持孔44,45をそれぞれ有する。第2の取付ブラケット26の支持孔45は、衝突時にロア支軸24を離脱可能に上述の所定方向M1例えば前方に向けて開放し、末広がり状にロア支軸24の直径よりも大きな幅で形成されている(図1B参照)。なお、第1の取付ブラケット25の支持孔44およびロアコラムブラケット16の支持孔34は、ロア支軸24をその径方向に離脱不能に挿通させる。
【0017】
第1および第2の取付ブラケット25,26の取付部41,43は、取付孔46,47をそれぞれ有する。取付孔46,47は、取付部41,43を車体22に取り付けるための取付部材としての固定ボルト27,28を挿通させる。固定ボルト27,28は、車体22に形成される雌ねじに下方から上向きにねじ込まれることにより、締め付けられ固定される。
第1の取付ブラケット25の取付孔46は、衝突時に固定ボルト27を離脱可能に上記所定方向M1の反対方向、例えば、後方へ向けて開放する。一方、第2の取付ブラケット26の取付孔47は、固定ボルト28をこれの径方向に離脱不能に挿通させる(図3A参照)。
【0018】
衝突前の通常時には、図1Aに示すように、ステアリングコラム4は、車体22に、連結部材20、第1の取付ブラケット25、第2の取付ブラケット26等により、所定の保持力で保持されている。
衝突時に、図1Bに示すように、衝撃力(矢印F1参照)が所定の保持力を上回ってステアリングコラム4に作用すると、連結部材20の樹脂製連結部材が破断し、アッパ取付ブラケット19が車体22から離脱する。また、第1の取付ブラケット25が車体22および固定ボルト27から離脱するとともに、ロア支軸24が第2の取付ブラケット26から離脱する。このようにして、ステアリングコラム4は、ロア支軸24および第1の取付ブラケット25とともに車体に対して上述の所定方向M1へ移動する。
【0019】
このように、衝突時に、第1の取付ブラケット25がステアリングコラム4に同行移動すると共に、第2の取付ブラケット26がステアリングコラム4の相対移動を許容するようにした。これにより、衝突時に、第1の取付ブラケット25が、ステアリングコラム4および電動モータ9の移動に邪魔にならずに済む。その結果、第1の取付ブラケット25が電動モータ9の移動方向の前方に配置される場合に、ステアリングコラム4の移動量を自在に設定できる結果、衝撃吸収ストローク量を所望量で長く確保できる。
【0020】
本実施形態では、図3Bに示すように、第1の取付ブラケット25の取付孔46に対応する取付部材がねじ、例えば、上述の固定ボルト27を含む場合とされる。この場合に、ねじとしての固定ボルト27は以下のように設定されるのが好ましい。すなわち、衝突時にステアリングコラム4が受ける衝撃力(矢印F1参照)が、第1の取付ブラケット25を介して固定ボルト27に作用し、この作用する衝撃力が固定ボルト27の緩み方向(矢印U参照)に働くように、固定ボルト27の緩み方向が設定され、例えば、固定ボルト27は右ねじとされる。
【0021】
要は、電動モータ9が車体前方から見て左側の側部35に取り付けられ、且つ固定ボルト27が第1の取付ブラケット25の取付孔46を通して下方から上向きにねじ込まれる場合には、固定ボルト27は右ねじに設定されればよい。
上述のように固定ボルト27等のねじのねじ山の巻き方向を設定することにより、衝突時の衝撃力F1により、固定ボルト27が緩み易くなるので、第1の取付ブラケット25が車体から離脱し易くなる。
【0022】
例えば、図3Bに示すように、衝突時に、ステアリングコラム4が移動するのに伴い、第1の取付ブラケット25が所定方向M1例えば前方へ移動しつつ固定ボルト27の中心軸線の回りに回動し、これとともに、固定ボルト27が連れ回りする。これにより、図3Cに示すように、固定ボルト27が緩み、第1の取付ブラケット25が離脱し易くなる。
また、本実施形態では、図2に示すように、第2の取付ブラケット26の取付部43とロア支軸24の軸線50との距離L2は、第1の取付ブラケット25の取付部41とロア支軸24の軸線50との距離L1よりも短く(L2<L1)される。これにより、第2の取付ブラケット26を小型化できる。しかも、第2の取付ブラケット26がロア支軸24を支持する剛性を高めることができ、ステアリングコラム4の離脱時にこじりを生じ難くできる。
【0023】
また、本実施形態では、図3Aに示すように、第1の取付ブラケット25の取付孔46には、これを斜め側後方へ開放する末広がり状の溝が形成される。これにより、第1の取付ブラケット25の取付部41が固定ボルト27の回りに回動する場合に、固定ボルト27を離脱させ易くできる。また、末広がり状の溝の両側の一対の縁部51,52のうちで、ステアリングコラム4側の縁部52を開放端となる後端側でステアリングコラム4から遠ざかるように傾斜させることにより、固定ボルト27と離脱時に干渉しない溝部分を小さくでき、十分なボルト座面広さを確保できるという利点がある。
【0024】
また、本実施形態では、上述のコントローラ13は、図4Aに示す様に、電動モータ9と電気的に接続されて電動モータ9を制御する回路基板60と、この回路基板60を収容するケース61とを有する。ケース61の少なくとも一部が、衝突時の運転者の移動を妨げないようにすることを目的として、ステアリングコラム4に設けられた取付座62に離脱可能に取り付けられるのが好ましい。
取付座62は、例えば、減速機ハウジング12の例えば下部に配置され、下面に雌ねじ孔を有する。ケース61の両側部には、取付部63が左右方向の両側に向けて延設され、取付部63は固定ボルト64を挿通させる挿通孔65を有する。この挿通孔65は運転者側となる後方へ向けて開放され、取付座62の雌ねじ孔にねじ込まれた固定ボルト64を後方へ通すことができる。
【0025】
これにより、例えば、仮に衝突時に運転者の足がコントローラ13のケース61に接触するとしても、図4Bに示すように、このときの力(矢印F2参照)によりケース61が容易に前方へ移動し、取付座62から外れて場合によっては離脱し(矢印M3参照)、運転者の移動が妨げられずに済む。従って、運転者が衝撃吸収ストローク量を有効に活用するのに好ましい。
なお、本発明の実施形態は、上述の構成に限定されず、例えば、以下のような変形例を考えることもできる。なお、以下の変形例の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、上述の実施形態の構成と同様の構成については説明を省略して同じ符号を付しておく。
【0026】
電動モータ9、第1および第2の取付ブラケット25,26等を、上述の実施形態と左右を逆に配置する構成も考えられる。すなわち、電動モータ9が、車体前方から見て右側となるステアリングコラム4の側部に取り付けられ、且つ固定ボルト27が第1の取付ブラケット25の取付孔46を通して下方から上向きにねじ込まれる場合には、固定ボルト27は左ねじに設定されるのが好ましく、これにより、衝突時に固定ボルト27を緩み易くできる。
【0027】
また、参考例として、ロア支軸24が第2の取付ブラケット26から離脱可能な構成に代えて、第2の取付ブラケット26自身が車体22から離脱可能な構成を採用してもよい。このように第2の取付ブラケット26を車体から離脱可能とする構成としては、いわゆるカプセル構造を用いてもよい。例えば、取付部材として、第2の取付ブラケット26と車体22とを連結し衝撃吸収時に破断される樹脂製連結部材(図示せず)を用い、この樹脂製連結部材を衝突時に破断させて、第2の取付ブラケット26を車体22から離脱させるようにしてもよい。
【0028】
これと同様に、第1の取付ブラケット25に、上述の樹脂製連結部材を含むカプセル構造を適用してもよい。また、コントローラ13のケース61を上述の樹脂製連結部材を含むカプセル構造を用いて取付座62に連結してもよい。
また、電動モータ9がアッパ取付ブラケット19よりもステアリングホイール2側に配置される場合には、このアッパ取付ブラケット19に上述の第1および第2の取付ブラケット25,26と同様の構成を適用してもよい。その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電動パワーステアリング装置の概略構成の側面図であり、衝突前の通常時の状態を1Aに示し、衝突時の状態を1Bに示す。
【図2】図1Aに示すII方向から見た電動パワーステアリング装置の矢視図。
【図3】図1Aに示す III方向から見た電動パワーステアリング装置の衝撃吸収時の動作を示す一部断面図であり、衝突前の状態を3Aに、衝撃吸収開始後の状態を3Bに、3Bの状態からさらに衝撃吸収が進行した状態を3Cに示す。
【図4】図1Aに示すIV方向から見たコントローラおよびその周辺部分の矢視図であり、4Aに離脱前の状態を示し、4Bに離脱後の状態を示す。
【符号の説明】
1 電動パワーステアリング装置
4 ステアリングコラム
9 電動モータ
13 コントローラ
22 車体
24 ロア支軸
25 第1の取付ブラケット
26 第2の取付ブラケット
27 固定ボルト(第1の取付ブラケットに対応する取付部材、ねじ)
28 固定ボルト(第2の取付ブラケットに対応する取付部材)
35 減速機ハウジングの側部(ステアリングコラムの側部)
44 第1の取付ブラケットの支持孔
45 第2の取付ブラケットの支持孔
46 第1の取付ブラケットの取付孔
47 第2の取付ブラケットの取付孔
61 ケース
62 取付座
F1 衝突時にステアリングコラムが受ける衝撃力
M1 所定方向
U ねじの緩み方向

Claims (3)

  1. 衝突時に車体に対して所定方向に移動するステアリングコラムと、
    ステアリングコラムの側部に取り付けられる電動モータと、
    ステアリングコラムを挟んで電動モータ側およびその反対側に配置される第1および第2の取付ブラケットとを備え、
    第1の取付ブラケットは、電動モータよりも上記所定方向側に配置され、
    第1および第2の取付ブラケットは、ステアリングコラムを支持する支軸を挿通させる支持孔を有し、
    第1および第2の取付ブラケットはそれぞれを車体に取り付けるための取付部材を挿通させる取付孔をそれぞれ有し、
    第1の取付ブラケットの取付孔が衝突時に上記取付部材を離脱可能に上記所定方向の反対方向に開放し、
    衝突時に、第1の取付ブラケットがステアリングコラムに同行移動し、
    第2の取付ブラケットがステアリングコラムの相対移動を許容するように、上記第2の取付ブラケットの支持孔が、衝突時に支軸を離脱可能に上記所定方向に開放されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において
    記第1の取付ブラケットの取付孔に対応する取付部材はねじを含み、
    衝突時にステアリングコラムが受ける衝撃力が、第1の取付ブラケットを介して上記ねじの緩み方向に働くように、上記ねじの緩み方向が設定されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    上記電動モータを制御するコントローラのケースが、ステアリングコラムに設けられる取付座に離脱可能に取り付けられることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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