JP4113488B2 - 蓋装置及び収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両のグローブボックスに用いる蓋装置及び収納装置に関する。
従来、例えば、車両の助手席の前方に位置するインストルメントパネルに収納装置であるグローブボックスを設け、このグローブボックスの開口部を蓋装置で開閉可能に覆った構成が知られている。そして、このようなグローブボックスにおいて、蓋装置にロック機構を備え、蓋体を閉じた状態では、この蓋体が不意に開かないように蓋体を保持するとともに、蓋体に設けたハンドルノブを操作することにより、ロックを解除して蓋体を開く構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この構成では、ハンドルノブと、このハンドルノブの奥側に配置されハンドルノブに押動されて回動する一対のレバーと、各レバーに接続されて両側に伸びる一対のロッドとを備えている。そして、各レバーは、前後方向を軸方向として回動可能に軸支されているとともにスプリングにより付勢され、これらレバーに接続されたロッドを両外側に突出させている。そして、これらロッドの先端部が、グローブボックスの本体側に係合し、蓋体を閉じた状態に保持する。一方、ハンドルノブは、各レバーの手前側に各レバーを覆うように位置し、両側方向を軸方向として回動可能に配置されているとともに、両側方向の中央部から押圧部が奥側に突設されている。そして、このハンドルノブの下端部を手前側に引き上げることにより、押圧部が下方に回動して各レバーを押動し、各レバーをスプリングの付勢力に抗して回動させる。すると、各レバーは両側方向の中央側に移動し、グローブボックスの本体側との係合が解除され、蓋体を開くことができるようになっている。
特開平4−60079号公報(第4頁左上欄第2行−第17行、第1図、第2図)
しかしながら、上記従来の構成では、ハンドルノブと各レバーとが前後すなわち蓋体の厚さ方向に重ねて配置されているため、このようなロック機構を設けた部分で蓋体の厚さ寸法が大きくなり、荷物を収納する容量が小さくなる問題を有している。さらに、ハンドルノブを支持する軸と各レバーを支持する軸とが直交するように配置されているため、特に、側面視で一定の断面ではなく前後に膨出する曲面状などの意匠の蓋体に上記のロック機構を設ける場合には、配置上無駄な空間が生じやすく、結果的に荷物を収納できる容量が小さくなる問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、厚さ寸法を容易に小さくでき、外観を容易に向上できるとともに、収納装置の容量を容易に大きくできる蓋装置及びこの蓋装置を用いた収納装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の蓋装置は、所定面を開閉可能に覆う蓋本体と、この蓋本体に対してカム回動軸を中心に回動可能に軸支されたカムと、このカムに接続されこのカムの回動に応じて移動する係合手段と、前記カム回動軸の延長線上から外れた位置に位置し、前記カムに接続されたハンドルノブと、前記ハンドルノブを回動可能に軸支するノブ軸とを具備し、このノブ軸は、このノブ軸の延長線と前記カム回動軸の延長線とが互いに傾斜するように配置されたものである。
そして、この構成では、係合手段により、蓋本体が開閉しないように位置決めされるとともに、ハンドルノブを操作することにより、カムが回動し、係合手段が移動して蓋本体の開閉が可能になる。ハンドルノブは、カム回動軸の延長線上から外れた位置に位置し、ハンドルノブとカムとが並んで配置されるため、カムを支持する手段のスペースがハンドブノブの領域から外れるので、蓋装置の薄型化が容易になる。さらに、ハンドルノブを回動可能に軸支するノブ軸を備えたので、蓋本体が曲面状に形成されている場合にも、ハンドルノブ及びカムなどの部品の配置の自由度が向上し、薄型化や操作性の向上が容易になる。
請求項2記載の蓋装置は、請求項1記載の蓋装置において、蓋本体は、アウタ部材と、このアウタ部材の裏面側に沿って配置されたインナ部材と、これらアウタ部材とインナ部材との間に配置された機構収納部とを備え、カムは、前記機構収納部に配置されカム回動軸によりインナ部材に回動可能に軸支されたカム本体部と、このカム本体部から前記カム回動軸の径方向に突設され係合手段に接続される係合手段接続部と、前記カム本体部から前記カム回動軸の径方向に突設されハンドルノブに接続されるノブ接続部とを備えたものである。
そして、この構成では、部品点数の削減や構成の簡略化が容易になり、製造コストが低減される
請求項記載の蓋装置は、請求項1または2記載の蓋装置において、係合手段は、一対の係合ロッドを備え、これら係合ロッドの先端部には、係合部が形成され、これら係合ロッドの基端部は、互いにカム回動軸の反対側に位置してカムに接続されたものである。
そして、この構成では、カムを回動することにより、各係合ロッドの先端部に設けた係合部を互いに反対方向に進退させ、2カ所の係合部で蓋本体が開閉しないように強固に位置決めされる。
請求項記載の収納装置は、収納部及びこの収納部を外部に連通し所定面を構成する開口部を設けた箱本体と、前記開口部を開閉可能に覆う蓋本体を備えた請求項1ないしいずれか一記載の蓋装置と、前記蓋本体を箱本体に回動可能に軸支する箱本体軸支部と、前記蓋装置の係合部が移動に応じて係脱する係合受部とを具備したものである。
そして、この構成では、請求項1ないしいずれか一記載の蓋装置を用いたため、蓋装置が薄型化され、収納部の容量が容易に大きくなる。
本発明によれば、蓋装置を容易に薄型化でき、この蓋装置を用いた収納装置の容量を容易に大きくできる。
以下、本発明の蓋装置及び収納装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、第1の実施の形態、図3及び図4は第2の実施の形態、図5は第3の実施の形態、図6は第4の実施の形態を示している。
図1及び図2において、10は収納装置としてのグローブボックスで、このグローブボックス10は、図3に示す自動車の助手席の前方に位置するインストルメントパネル12に設けられた開口13に位置して設けられている。そして、このグローブボックス10は、車体側に固定される図示しない箱本体と、この箱本体の開口部を開閉可能に覆う蓋装置20とを備えている。そして、箱本体は、内部を収納部とした箱状で、正面視すなわち乗員から見て略矩形状の開口部を備えている。また、この箱本体側には、両側部にそれぞれ箱本体軸支部及び係合受部が設けられているとともに、必要に応じて、蓋装置20の移動範囲や移動速度を規制するアーム手段などが設けられている。
そして、蓋装置20は、蓋本体21と、この蓋本体21に取り付けられたロック機構を構成するハンドルノブ22、カム機構23、及び係合手段24などを備えている。そして、蓋本体21は、リッドとも呼ばれるもので、箱本体軸支部を支点として一側である下側部が箱本体側すなわち車体側に回動可能に支持され、蓋装置20を閉じた状態で乗員側となる表面側に位置する板状をなすアウタ部材31と、このアウタ部材31の裏面側に位置するインナ部材32とを備えている。そして、アウタ部材31は、例えば合成樹脂にて一体に形成され、インストルメントパネル12の表面形状に応じ外観を考慮した曲面状をなす表板部34を備えている。また、この表板部34には、ハンドルノブ22を配置するノブ配置部35が、操作性及び蓋本体21の薄型化などを考慮した適宜の位置、本実施の形態では、運転者側からも操作性が良いとともに箱本体の奥行きがもっとも深くなる車両中央側である両側方向の一端部近傍に位置して配置されている。
また、インナ部材32も、例えば合成樹脂にて一体に形成され、蓋本体21を開いた際の意匠や収納したものの取り出しやすさなどを考慮した適宜の曲面状などをなす基板部36と、この基板部36からアウタ部材31の表板部34に向かって突設された図3に示すリブ37とを備えている。そして、これらアウタ部材31とインナ部材32とは、ねじ、係合、あるいは溶着などの方法で互いに固定されているとともに、これらアウタ部材31の表板部34とインナ部材32の基板部36とは場所により異なる適宜の間隔を介して配置され、これら表板部34と基板部36との間がロック機構を収納する機構収納部38となっている。さらに、基板部36から表板部34に向かい、すなわち、機構収納部38に位置して、円筒状をなす軸支部39が突設されている。そして、この軸支部39の中心軸が、カム回動軸Oとなっている。また、アウタ部材31には、ノブ配置部35の一側あるいは両側部に位置して、ノブ軸受部40が形成されている。
一方、ハンドルノブ22は、乗員側すなわちアウタ部材31側から操作可能に蓋本体21に取り付けられ、例えば合成樹脂にて一体に形成されたノブ本体43を備えている。そして、このノブ本体43は、表面側が表板部34の表面形状に応じて形成されるとともに乗員が下側部を手前側に引き上げるように操作可能なつまみ部44と、このつまみ部44の両側方向の一端部近傍の上側部から背面側にリブ状に突設された作用片部45と、この作用片部45より若干下側に位置してつまみ部44の裏面部に設けられた軸受部46とを備えている。そして、この軸受部46に挿入されたノブ軸Oを構成する金属製などのシャフト48をノブ軸受部40に軸支して、ハンドルノブ22が蓋本体21のノブ配置部35に回動可能に配置されている。さらに、このシャフト48に巻装などして、付勢手段であるコイルスプリング49が装着され、ハンドルノブ22を所定方向、すなわち、ノブ本体43の下側部が奥側に移動し、作用片部45が上側に向かう方向に回動するように付勢している。
また、カム機構23は、カム51、ブッシュ52、固定具であるタッピングねじ53、及びリンク機構54などを備えている。そして、カム51は、カムプレートとも呼ばれるもので、例えば合成樹脂にて一体に形成され、円板状をなすカム本体部56と、このカム本体部56から径方向に突設された単数あるいは複数、本実施の形態では2個の係合手段接続部を構成するリンク接続片57と、カム本体部56から径方向にかつ軸方向に適宜屈曲及び傾斜して突設されたノブ接続部としてのノブ接続片59とを備えている。また、カム本体部56の軸心部と、各リンク接続片57の先端部近傍とには、それぞれ円孔56a,57aが形成されている。また、ブッシュ52は、バルブノブブッシュとも呼ばれ、例えば軟質の合成樹脂にて弾性的に変形可能な円盤状に形成され、タッピングねじ53は、例えば、4×12(P0)のものを用いている。そして、カム51は、中央の円孔56aにブッシュ52を嵌め込んだ状態で、このブッシュ52を介してタッピングねじ53をインナ部材32から突設した軸支部39に螺合することにより、カム回動軸Oを中心軸として、蓋本体21の機構収納部38に適度な摺動抵抗で回動可能に支持されている。また、蓋本体21のインナ部材32には、カム51の回動範囲を規制する規制部61が基板部36から一体に突設されている。
そして、カム51の各リンク接続片57には、それぞれリンク機構54を介して、係合手段24を構成する係合ロッド63が接続されている。そして、各係合ロッド63は、ロックピンとも呼ばれるもので、例えば合成樹脂にて四角柱状の棒状に形成され、インナ部材32側に両側方向を長手方向としこの長手方向に沿って摺動可能に配置され、基端部63aがリンク機構54を介して各リンク接続片57に接続されているとともに、先端部には、蓋本体21の両側の端部から出没して箱本体の係合受部に挿脱可能に係合する係合部63bが形成されている。そして、一対のリンク機構54は、本実施の形態では、一方は、ジョイントロッド65及び屈曲した棒状のリンクピン66で構成され、リンク接続片57の円孔57aと係合ロッド63の基端部63aとを接続するもので、他方は、ジョイントロッド67及び屈曲した棒状のリンクピン68に加え、ロックベース69を介してリンク接続片57の円孔57aと係合ロッド63の基端部63aとを接続している。そして、このロックベース69は、複数の長孔69aに挿入されたピン69bにより、インナ部材32に両側方向に沿ってのみ進退可能に案内されるとともに、付勢手段としてのコイルスプリングであるスプリング体71により、所定方向に付勢されている。そして、この付勢力により、所定方向にカム51を回動させ、各係合ロッド63の先端部の係合部63bが蓋本体21の両側部からそれぞれ突出するとともに、係合部63bが内側に向かって押動された場合には、各係合ロッド63の内側への移動を許容するようになっている。
そして、インナ部材32に取り付けられたカム51のノブ接続片59は、アウタ部材31に取り付けられたハンドルノブ22の作用片部45の下側に位置して当接し、あるいは所定の間隔を介して対向している。ここで、蓋装置20の薄型化や外観などを考慮し、乗員側すなわち正面から見て、アウタ部材31側に支持されたハンドルノブ22とインナ部材32側に支持されたカム51のカム本体部56とは位置をずらして並んで設置され、すなわち互いにオフセットされ、少なくとも、カム51のカム回動軸Oの延長線上にハンドルノブ22が位置しないように配置されているとともに、アウタ部材31側に支持されたハンドルノブ22のノブ軸Oと、インナ部材32側に支持されたカム51のカム回動軸Oとは直交及び平行にはならず互いに傾斜した状態となり、ハンドルノブ22の操作時には、ハンドルノブ22の作用片部45の回転軌跡と、カム51の回転軌跡とは、非直交合わせ、すなわち互いに傾斜した状態で交差して連動するように設定されている。なお、カム51のノブ接続片59は、中間部がカム回動軸Oに対して傾斜するように屈曲して突設されており、ハンドルノブ22に力を加えていない状態では、ハンドルノブ22のノブ軸Oに対して直交する方向に突設された作用片部45に対して、このノブ接続片59の先端部が略直交するように配置されている。
そして、このように構成された蓋装置20のロック機構は、まず、グローブボックス10を閉じた状態では、スプリング体71の付勢力により、各係合ロッド63の先端部の係合部63bが蓋本体21の両側部からそれぞれ突出し、箱本体側に設けられた係合受部にそれぞれ係合して、蓋本体21で開口部を閉じた状態(ロック状態)を保持する。
そして、グローブボックス10を閉じた状態で、自動車の助手席の乗員などの操作者が、コイルスプリング49の付勢力に抗してハンドルノブ22の下側部を手前に引くと、ハンドルノブ22は、ノブ軸Oを中心軸として回転し、作用片部45がカム51のノブ接続片59を下方に押動する。すると、カム51は、スプリング体71の付勢力に抗してロックベース69を移動させるとともに、カム回動軸Oを中心として回動し、リンク機構54を介して各係合ロッド63を蓋本体21の内側に向かって後退させる。そして、ハンドルノブ22の操作に連動して各係合ロッド63が後退すると、各係合ロッド63の係合部63bと箱本体側の係合受部との係合が解除され、蓋本体21が手前に回動可能になり、グローブボックス10が開かれる。ここで、操作者がハンドルノブ22から手を離すと、スプリング体71の付勢力により各係合ロッド63は再び外側に移動し、係合部63bが蓋本体21の側方に突出する。
また、グローブボックス10を開いた状態で、蓋本体21を奥側に回動させると、側方に突出した各係合ロッド63の係合部63bが箱本体側に設けた案内部に摺接しスプリング体71の付勢力に抗して各係合ロッド63が内側に押し込まれるとともに、各係合ロッド63の係合部63bが係合受部に位置が合った状態で、スプリング体71の付勢力により各係合ロッド63が再び側方に突出し、係合部63bが係合受部に係合して、蓋本体21で開口部を閉じた状態が保持される。
このように、本実施の形態によれば、グローブボックス10におけるカム51を用いたロック機構について、グローブボックス10の箱本体の正面から見て、ハンドルノブ22と重ならない位置(同一断面位置でない位置)にカム51のカム本体部56を配置したため、すなわち、ハンドルノブ22に対してオフセットした位置にカム51を設定したため、ハンドルノブ22の取付部分を薄く構成でき、外観を容易に向上できるとともに、実用上の収納容量を容易に効率良く確保できる。すなわち、ハンドルノブ22とカム51とが前後に重ねて配置されていないため、このようなロック機構を設けた部分で蓋本体21の前後方向の寸法、すなわちリッドの厚さ寸法を小さくでき、外観を容易に向上できるとともに、実用上の荷物を収納する空間を容易に大きくできる。
さらに、ハンドルノブ22のノブ軸Oとカム51のカム回動軸Oとは直交せずに傾斜するように配置されており、言い換えれば、ハンドルノブ22の回転軌跡と、カム51の回転軌跡とは、非直交合わせ、すなわち互いに直交させずに傾斜した状態で交差して連動するように設定したため、湾曲した曲面状のアウタ部材31上で、ハンドルノブ22を、所望の位置、すなわち、蓋本体21の中央部分に限らず両側の端部近傍など中央部からオフセットした位置に自由に配置でき、例えば、運転者側からも操作性の良い車両中央側の位置に設定して、操作性を容易に向上できるとともに、グローブボックス10の蓋本体21内部の空間を有効に利用し、実用上の収納容量を効率良く確保できる位置にハンドルノブ22を設定し、例えば、蓋本体21の中央部分の厚さ寸法を小さくして、グローブボックス10の実用上の収納容量を最大限に確保できるとともに、蓋本体21の厚さ寸法を小さくし、また、外観を向上することも容易になる。すなわち、直交する構成に比べてハンドルノブ22の配置の自由度が高く、特に、側面視で一定の断面ではなく前後に膨出する曲面状などの意匠の蓋本体21にロック機構を設ける場合には、グローブボックス10の実用上の収納容量を容易に確保できる。すなわち、曲面状のインストルメントパネル12に設けるグローブボックス10に適した蓋装置20を提供できる。
また、インナ部材32に回動可能に軸支したカム51にてカム機構23を構成し、このカム51を回動させることで、このカム51に連結した係合ロッド63を進退させる構成としたため、部品点数を削減し、構成を簡略化し、組み立て作業を容易にして、製造コストを低減できるとともに、円滑な作動感を得ることができる。
さらに、このカム51は、1個のカム51のカム本体部56から互いに反対方向にリンク接続片57を突設し、これらリンク接続片57に接続した係合ロッド63を蓋本体21の両側すなわち左右に爪状に突出させ、各係合ロッド63の先端部の係合部63bをそれぞれ箱本体側すなわち車体側の係合受部に係合させたため、係合保持を確実にし、蓋本体21が不意に開かないように確実に保持できる。
なお、上記の図1及び図2に示す第1の実施の形態では、1個のカム51と1個のハンドルノブ22を用い、カム51よりも蓋本体21の端部側にハンドルノブ22を配置したが、この構成に限られず、カム51と蓋本体21とは互いに位置をずらしていれば適宜の位置に配置でき、また、複数のカムを用いることもできる。
例えば、図3及び図4に示す第2の実施の形態のように、1個のカム51と1個のハンドルノブ22を用い、ハンドルノブ22よりも蓋本体21の端部側にカム51を配置することもできる。
また、図5に示す第3の実施の形態のように、ハンドルノブ22の両側にそれぞれカム51を配置することもできる。この第3の実施の形態では、各リンク接続片57にそれぞれ係合ロッド63を直接あるいは間接的に取り付けるとともに、各カム51からそれぞれハンドルノブ22の裏面側に1個のノブ接続片59を突設している。また、ハンドルノブ22の裏面側には、両側部近傍から2個の作用片部45が突設され、それぞれノブ接続片59に当接してカム51を回動させるようになっている。
さらに、図6に示す第4の実施の形態のように、第3の実施の形態と同様に2個のカム51を用いるとともに、ハンドルノブ22の裏面に突設した1個の作用片部45により、これら2個のカム51を同時に移動させることもできる。また、この第4の実施の形態では、作用片部45は正面視略コの字状としたが、適宜の形状とすることができる。
本発明の蓋装置は、グローブボックスの他、座席の横に備えられるコンソールボックスなどの収納装置に用いることもできる。また、本発明の蓋装置は、収納装置の他、面状の部分をロック可能に覆う蓋装置として用いることができる。
本発明の蓋装置を備えた収納装置の一実施の形態を示す断面図である。 同上蓋装置の一部の斜視図である。 同上蓋装置の図1のI−I断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す一部の斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示す一部の斜視図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示す一部の斜視図である。
符号の説明
10 収納装置としてのグローブボックス
20 蓋装置
21 蓋本体
22 ハンドルノブ
24 係合手段
31 アウタ部材
32 インナ部材
38 機構収納部
51 カム
56 カム本体部
57 係合手段接続部を構成するリンク接続片
59 ノブ接続部としてのノブ接続片
63 係合手段24を構成する係合ロッド
63b 係合部
カム回動軸
ノブ軸

Claims (4)

  1. 所定面を開閉可能に覆う蓋本体と、
    この蓋本体に対してカム回動軸を中心に回動可能に軸支されたカムと、
    このカムに接続されこのカムの回動に応じて移動する係合手段と、
    前記カム回動軸の延長線上から外れた位置に位置し、前記カムに接続されたハンドルノブと、
    前記ハンドルノブを回動可能に軸支するノブ軸とを具備し、
    このノブ軸は、このノブ軸の延長線と前記カム回動軸の延長線とが互いに傾斜するように配置された
    ことを特徴とする蓋装置。
  2. 蓋本体は、アウタ部材と、このアウタ部材の裏面側に沿って配置されたインナ部材と、これらアウタ部材とインナ部材との間に配置された機構収納部とを備え、
    カムは、前記機構収納部に配置されカム回動軸によりインナ部材に回動可能に軸支されたカム本体部と、このカム本体部から前記カム回動軸の径方向に突設され係合手段に接続される係合手段接続部と、前記カム本体部から前記カム回動軸の径方向に突設されハンドルノブに接続されるノブ接続部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の蓋装置。
  3. 係合手段は、一対の係合ロッドを備え、これら係合ロッドの先端部には、係合部が形成され、これら係合ロッドの基端部は、互いにカム回動軸の反対側に位置してカムに接続された
    ことを特徴とする請求項1または2記載の蓋装置。
  4. 収納部及びこの収納部を外部に連通し所定面を構成する開口部を設けた箱本体と、
    前記開口部を開閉可能に覆う蓋本体を備えた請求項1ないしいずれか一記載の蓋装置と、
    前記蓋本体を箱本体に回動可能に軸支する箱本体軸支部と、
    前記蓋装置の係合部が移動に応じて係脱する係合受部と
    を具備したことを特徴とする収納装置。
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