JP4248369B2 - 車両用内装装置 - Google Patents
車両用内装装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4248369B2 JP4248369B2 JP2003369926A JP2003369926A JP4248369B2 JP 4248369 B2 JP4248369 B2 JP 4248369B2 JP 2003369926 A JP2003369926 A JP 2003369926A JP 2003369926 A JP2003369926 A JP 2003369926A JP 4248369 B2 JP4248369 B2 JP 4248369B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knob
- outer knob
- operation unit
- device body
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
特開2002−362237号公報に開示された車両用内装装置は、図11に示すように、操作ノブ4が2個あり開操作ノブ5aと閉操作ノブ5bとにそれぞれ分かれている。開・閉操作ノブ5a、5bを押すことでドア3を開閉させる作動部4を動かしドア3を開閉することができる。ドア3を開閉させる作動部4は、ドア3の回転センタ部近傍に設けられている。操作ノブ5は、作動部4の近傍に設けられている。
特開平9−301080号公報に開示された車両用収納装置は、図12に示すように、ドア3が車両前後方向後側端部でコンソール本体2に開閉可能に取付けられているタイプ(縦開きタイプ)の車両用内装装置である。ドア3の車両前後方向前側端部にはドアロック3aがあり、ドア3が閉じているときにはドアロック3aがコンソール本体2に掛かってドア3の閉状態を維持する。ドアロック3aを解除してドア3を開けることでドア3を開ききることができる。ドア3を閉じる時はドア3を手で閉じ方向にドアロック3aがかかる位置まで回動させる。
また、上記b)の装置では、開いているドア3を閉じる時にドア3の車両後方にまで手をもっていかなければならないので、ドア3を閉じる時に体をねじる必要がある。そのため、ドア3の閉操作が困難である。
また、上記a)の装置を90°回転させて上記b)の装置に応用しようとすると、操作ノブ5が作動部4の近傍に設けられているため、操作ノブ5が車両の後方設置になる。そのため、ノブ5を操作するとき、体をねじる必要あり、ドア3の開操作または閉操作が困難である。
本発明が解決しようとする第2の問題点は、縦開きタイプの場合または両開きタイプを縦開きタイプに応用させた場合、体をねじってドア閉操作を行う必要があることである。
本発明の第2の目的は、ドア開閉させる作動部とドア開閉のための操作ノブとを離れた位置に設置でき、その結果ドアを開閉させるときに体をねじる必要がない位置に操作ノブを設置できる車両用内装装置を提供することにある。
前記内装装置本体に対して開位置と閉位置との間で回動可能なドアと、
前記ドアを開閉動させる作動部と、
前記作動部を動かして前記ドアを開閉させるノブを備えた操作部と、
を有し、
前記作動部は、ギヤ部を備え前記ドアの前記内装装置本体に対する回動と連動して回動する作動部側ギヤ部材と、該作動部側ギヤ部材のギヤ部と噛合うギヤ部を備え前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に回動可能に支持される作動部側カムと、一端部で前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に取付けられ他端部で前記作動部側カムに引っ掛けられターンオーバースプリングとして使用される作動部側カム付勢スプリングと、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に回動可能に支持されており回動したときに前記作動部側カム付勢スプリングの他端部を押す作動部側ドラムと、を備えており、
前記ノブは、前記ドアを開閉させるときに使用者が押し操作する部分であるアウターノブと、該アウターノブを押し操作したときに該アウターノブとともに該アウターノブの押し操作方向に移動するとともに該アウターノブに対し移動可能なインナーノブと、を備えており、
前記アウターノブは、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に押し操作方向に移動可能に支持されており、内側に空間を形成する箱状部を備えており、
前記インナーノブは、前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し操作方向と直交する方向に往復動可能とされたインナーノブ板状部を備えており、前記アウターノブに対し該アウターノブの押し操作方向と直交する前記方向に移動可能とされており、前記ドアが閉位置にあるとき前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し操作方向と直交する前記方向の一端部に位置し前記ドアが開位置にあるとき前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し操作方向と直交する前記方向の他端部に位置しており、
前記操作部は、さらに、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に対して回動可能な操作部側ドラムを備えており、
前記操作部側ドラムは、前記アウターノブを押し操作して前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し方向と直交する前記方向の一端部に位置する前記インナーノブを前記アウターノブの押し操作方向に移動させた後、前記アウターノブの押し操作を解除したときに、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に対して一方向に回動し、前記アウターノブを押し操作して前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し方向と直交する前記方向の他端部に位置する前記インナーノブを前記アウターノブの押し操作方向に移動させた後、前記アウターノブの押し操作を解除したときに、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に対して他方向に回動し、
前記作動部側ドラムと前記操作部側ドラムとが、前記作動部側ドラムと前記操作部側ドラムとに連結される第1、第2のケーブルを備えており前記操作部側ドラムが回転した際に前記第1のケーブルに一方向の引張力がかかるとともに前記第2のケーブルに他方向の引張力がかかるようになっているケーブルでつながれている、
車両用内装装置。
また、インナーノブがアウターノブに対し移動可能であるので、閉位置にあるドアを開けるときと開位置にあるドアを閉めるときとで、インナーノブをアウターノブに対して移動させることにより、1個のアウターノブでドアの開操作と閉操作を行うことができる。
本発明実施例の車両用内装装置10は、たとえば、車両の内装部材であるインスツルメントパネル、コンソールパネル等に取付けられる(図示例では、コンソールパネルに取付けられる場合を示している)。以下、本発明実施例では、車両用内装装置10が車両の内装部材であるコンソールパネルに取付けられる場合を例にとって説明する。
車両用内装装置10は、図1に示すように、内装装置本体20と、ドア30と、作動部40と、操作部50と、ケーブル70とを、有する。
ドア30は、内装装置本体20に対して開位置30aと閉位置30bとの間で回動可能である。ドア30が開位置30aにあるとき、収容部21は上方に開放しており、収容部21内に収容物を出し入れ可能である。ドア30が閉位置30bにあるとき、収容部21の開口は塞がれており、収容部21内に収容物を出し入れ不能である。
ベース41は、内装装置本体20のうち、ドア30の回転センタ部近傍に設けられる。
ベース41は、筒部41aと、作動部側ケーブルガイド取付け部41bと、作動部側カム付勢スプリング46の一端部を回動可能に保持するスプリング保持部41cとを、有する。
作動部側ケーブルガイド取付け部41bは、筒部41aより車両前後方向前側かつ下側に設けられている。作動部側ケーブルガイド取付け部41bには、作動部側ケーブルガイド45が取付けられる。
スプリング保持部41cは、作動部側ケーブルガイド取付け部41bより下側に設けられている。
穴部42aは、ベース41の筒部41aに嵌めこまれる。穴部42aが筒部41aにはめ込まれるので、作動部側カム42は、ベース41に回動可能に支持される。作動部側カム42の回動軸芯は、車両左右方向に延びている。
溝部42bは、作動部側カム42のうち穴部42aより車両前後方向前側に設けられている。溝42bは、穴部42aを中心とする半径方向と直交する方向に直線状に延びて設けられている。溝部42bには、作動部側カム付勢スプリング46の端部46cが引っ掛けられる。
ギヤ部42cは、作動部側カム42のうち穴部42aより車両前後方向後側に設けられている。ギヤ部42cは、穴部42aを中心とする円弧上に設けられている。
作動部側ギヤ部材43は、作動部側カム42のギヤ部42cと噛合うギヤ部43aを有する。ギヤ部43aは、ドア30の回転軸芯を中心とする円弧上に設けられている。
穴44aには、スクリュ44cが挿入される。スクリュ44cが穴44aと作動部側カム42の穴部42aを挿通しベース41の筒部41aに取付けられることにより、作動部側ドラム44と作動部側カム42は、ベース41に回動可能に支持される。
足部44bは、作動部側ドラム44の穴44aを中心とする半径方向に延びて設けられている。2本の足部44bは、穴44aを中心とする周方向に間隔を隔てて設けられている。この間隔内に作動部側カム付勢スプリング46の端部46cの先端が入り込んでいる。2本の足部44bは、互いに穴44aを中心とする円弧状に延びる連結部44fで連結されている。
一端部46bは、スクリュ46dでベース41のスプリング保持部41cに回動可能に取付けられる。
他端部46cは、作動部側カム42の溝部42bに引っ掛けられる。他端部46cの先端は、作動部側カム42の溝部42bを挿通し作動部側ドラム44の2本の足部44b間に位置する。他端部46cの先端が足部44b間に位置するので、作動部側ドラム44がケーブル70により引っ張られ回転したとき、他端部46cが足部44bにより押される。他端部46cは、溝部42b内を溝部42bの延び方向に移動可能である。
ケース51は、図3に示すように、アウターノブ53が装着される装着部51aと、装着部51aに設けられたスリット51bと、ラック部材58を保持する保持溝51cと、操作部側ギヤ部材63が取付けられるギヤ取付け用穴51dと、第1のシャフト65を支持する第1のシャフト取付け用穴51eと、第2のシャフト66を支持する第2のシャフト取付け用穴51fとを、有する。
スリット51bは、装着部51aの少なくとも一壁に形成されている(図示例では、装着部51aの対向2壁に形成されている場合を示している)。スリット51bは、上下方向に延びている。スリット51bは装着部51aの上下方向中間部から下端まで設けられている。スリット51bは下方に開放している。
保持溝51cは、装着部51aより下側に設けられている。保持溝51cは、車両前後方向に延びて設けられている。保持溝51cは、ラック部材58の車両左右方向右側端部を車両前後方向に移動(摺動)可能に支持する。
ギヤ取付け用穴51dは、保持溝51cより下側に設けられている。
第1のシャフト取付け用穴51eは、ギヤ取付け用穴51dより下側に設けられている。第1のシャフト取付け用穴51eは、第1のシャフト65の車両左右方向右側端部を支持する。
第2のシャフト取付け用穴51fは、第1のシャフト取付け用穴51eより下側に設けられている。第2のシャフト取付け用穴51fは、第2のシャフト66の車両左右方向右側端部を支持する。
カバー52は、第3のノブ55を上下方向にのみ移動可能に支持するノブ用穴52aと、ラック部材58を保持する保持溝52bと、第1のシャフト65を支持する第1のシャフト取付け用穴52cと、第2のシャフト66を支持する第2のシャフト取付け用穴52dと、操作部側カム付勢スプリング64の端部64cを回動可能に保持するスプリング保持部52eと、操作部側ケーブルガイド取付け部52fとを、有する。
保持溝52bは、車両前後方向に延びて設けられている。保持溝52bは、ラック部材58の車両左右方向左側端部を車両前後方向に移動(摺動)可能に支持する。
第1のシャフト取付け用穴52cは、ノブ用穴52aおよび保持溝52bより下側に設けられている。第1のシャフト取付け用穴52cは、第1のシャフト65の車両左右方向左側端部を支持する。
第2のシャフト取付け用穴52dは、第1のシャフト取付け用穴52cより下側に設けられている。第2のシャフト取付け用穴52dは、第2のシャフト66の車両左右方向左側端部を支持する。
スプリング保持部52eは、第2のシャフト取付け用穴52dより下側に設けられている。
操作部側ケーブルガイド取付け部52fは、カバー52の車両前後方向後側端部またはその近傍に設けられている。
アウターノブ53は、1つのみ設けられる。アウターノブ53は、図3に示すように、ケース51の装着部51aに上下方向に移動可能に装着される。アウターノブ53は、板状部53aと、板状部53aの下面から下方に突出する箱状の箱状部53bと、板状部53aの下面から下方に箱状部53bよりも下方に突出する足部53cとを、有する。
インナーノブ54は、インナーノブ板状部54aと、インナーノブ棒状部54bとを、有する。
インナーノブ棒状部54bは、インナーノブ板状部54aの下面から下方に延びて設けられている。インナーノブ棒状部54bの下端は、図4に示すように、ラック部材58を挿通し第3のノブ55の上端面に接触可能である。
爪55cは、爪55cがカバー52のノブ用穴52aの下端に引っ掛かることで、それ以上第3のノブ55がカバー52に対して上方に移動することを防止している。
アーム連結用穴55dは、第3のノブ55の下端部に設けられている。アーム連結用穴55dは、第3のノブ55を車両左右方向に貫通する穴である。アーム取付け用穴55dには、アーム59の凸部59cが回動可能に入り込む。なお、本発明実施例では、第3のノブ55にアーム連結用穴55dを設けアーム59に凸部59cを設ける場合を説明するが、第3のノブ55に凸部を設けアーム59に該凸部が入る穴を設けてもよい。
ノブ挿通用穴58aは、ラック部材58を上下方向に貫通する穴である。ノブ挿通用穴58aには、インナーノブ棒状部54bが挿通される。ノブ挿通用穴58a内でインナーノブ棒状部54bは、上下方向にのみ移動可能である。
ラック58bは、ラック部材58の下面に形成されている。ラック58bは、車両前後方向に延びて設けられている。ラック58bは、操作部側ギヤ部材63の上方ギヤ63aと噛み合う。
凸部59cは、アーム59の上端側の端部に設けられる。凸部59cは、アーム59の上端側の端部から車両左右方向の第3のノブ55側に突出して設けられている。凸部59cは、第3のノブ55のアーム連結用穴55dに入り込む。
スプリング押部59dは、アーム59の下端部である。ドア30が閉位置30bにありノブ56を操作したとき、一方のアーム59aのスプリング押部59dが操作部側カム付勢スプリング64の端部64cを押す。ドア30が開位置30aにありノブ56を操作したとき、他方のアーム59bが操作部側カム付勢スプリング64の端部64cを押す。
回転中心部61aは、車両左右方向に延びる筒状形状である。回転中心部61aに、第2のシャフト66が挿通される。回転中心部61aの外周面には、操作部側ドラム62が操作部側カム61に対して回転することを防止する突起61dが設けられている。
板部61bの構成は、2枚の板を車両左右方向に間隔を隔てて配置した構成である。2枚の板は一部でつながっている。2枚の板の間には、アーム59のスプリング押部59dが出入り可能とされている。
スプリング用溝61cは、板部61bに設けられている。スプリング用溝61cは、回転中心部61aを中心とする半径方向と直交する方向に直線状に延びて設けられている。スプリング用溝61cには、操作部側カム付勢スプリング64の端部64cが引っ掛けられる。
穴62aには、突起受け部62cが設けられている。突起受け部62cには操作部側カム61の突起61dが入り込む。突起受け部62cに突起61dが入り込むので、操作部側ドラム62は操作部側カム61に対して相対回転不能である。
ギヤ部62bは、操作部側ドラム62の外周面に設けられている。
上方ギヤ63aは、操作部側ギヤ部材63の上面に設けられている。上方ギヤ63aは、ラック部材58のラック58bと噛合う。
下方ギヤ63bは、操作部側ギヤ部材63の下面に設けられている。下方ギヤ63bは、操作部側ドラム62のギヤ部62bと噛合う。
一端部64bは、スクリュ64dでカバー52のスプリング保持部52eに回動可能に取付けられる。
他端部64cは、操作部側カム61のスプリング用溝61cに引っ掛けられる。他端部64cは、スプリング用溝61c内をスプリング用溝61cの延び方向に移動可能である。
第1のケーブル71は、作動部側ドラム44に連結され、作動部側ドラム44から作動部側ケーブルガイド45にガイドされて操作部50側に延び、操作部側ケーブルガイド67にガイドされて操作部側ドラム62に連結される。
第2のケーブル72は、操作部側ドラム62に連結され、操作部側ドラム62から操作部側ケーブルガイド67にガイドされて作動部40側に延び、作動部側ケーブルガイド45にガイドされて作動部側ドラム44に連結される。操作部側ドラム62が回転した際に、第1のケーブル71に一方向の引張力がかかるとともに第2のケーブル72に他方向の引張力がかかるようになっている。第1のケーブル71にも第2のケーブル72にも引張力がかかり、操作部側ドラム62と作動部側ドラム44の両方が、強制的に回転される。
a)ドア30が閉位置30bにあるとき
操作部50では、図5に示すように、インナーノブ54がアウターノブ53の空間S内で車両前後方向前側端部に位置する。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cは、操作部側カム61のスプリング用溝61cの一端61eに位置する。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cは、アーム59のうちの一方のアーム59aのスプリング押部59dに接触している。
b)閉位置30bにあるドア30を開位置30aに移動させるとき
操作部50のアウターノブ53を下方に押すと、アウターノブ53とともにインナーノブ54も下方に押される。アウターノブ53とインナーノブ54が下方に移動すると、インナーノブ棒状部54bの下端が2つある第3のノブ55の一方55aを下方に押す。第3のノブ55の一方55aが押されて下がると2つあるアーム59の一方59aが第1のシャフト65まわりにθを小にする方向に回転する。アーム59の一方59aが回転するので、アーム59aのスプリング押部59dが操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cを押す。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cは、アーム59aのスプリング押部59dにより押され操作部側カム61のスプリング用溝61cの一端61eから他端61f側に動く。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cがスプリング用溝61cの他端61fにいくと、操作部側カム付勢スプリング64はターンオーバースプリングなので、その力を利用して操作部側カム61を第2のシャフト66まわりに車両左右方向左側から見て反時計まわりに回そうとする。操作部側ドラム62は操作部側カム61に相対動不能に取付けられるので、操作部側ドラム62も操作部側カム付勢スプリング64により操作部側カム61と同方向に回転付勢される。操作部側ドラム62のギヤ部62bが操作部側ギヤ部材63の下方ギヤ63bと噛合っており、操作部側ギヤ部材63の上方ギヤ63aがラック部材58のラック58bと噛合っているので、操作部側ギヤ部材63が車両左右方向左側から見て時計まわりに操作部側カム付勢スプリング64により回転付勢され、ラック部材58が車両後方に移動しようとする。
インナーノブ54が上方に移動するので、アーム59aがアーム付勢スプリング60の付勢力により元の回転前の位置に戻りアーム50aと連結された第3のノブ55aが上方に元の位置まで上方に移動する。
アウターノブ53が上方に移動するので、アウターノブ53の足部53cがラック部材58の移動軌跡から外れる。そのため、操作部側カム付勢スプリング64の付勢力により、操作部側カム61と操作部側ドラム62が車両左右方向左側から見て反時計まわりに回転し(図7のB)操作部側ギヤ部材63が車両左右方向左側から見て時計まわりに回転し(図7のC)、ラック部材58が車両後方に移動する(図7のD)。
ラック部材58が車両後方に移動するとき、インナーノブ棒状部54bがラック部材58のノブ挿通用穴58aを挿通しているので、インナーノブ54とノブ付勢スプリング57がアウターノブ53に対して空間S内で車両後方に移動する。
作動部側ドラム44が回転すると、図8に示すように、作動部側ドラム44の足部44bの一方44dが作動部側カム付勢スプリング46の他端部46cを押す。作動部側付勢スプリング46の他端部46cは、作動部側ドラム44の一方の足部44dにより押され作動部側カム42の溝部42bの一端42dから他端42e側に動く。作動部側カム付勢スプリング46の他端部46cが溝部42bの他端42eにいくと、作動部側カム付勢スプリング46はターンオーバースプリングなので、その力を利用して作動部側カム42を筒部41aまわりに車両左右方向左側から見て反時計周り方向に回転付勢する。作動部側カム42は、作動部側カム付勢スプリング46の付勢力により車両左右方向左側から見て反時計まわりに回転する。作動部側カム42のギヤ部42cが作動部側ギヤ部材43のギヤ部43aと噛合っているので、作動部側カム42が車両左右方向左側から見て反時計まわりに回転したとき作動部側ギヤ部材43が車両左右方向左側から見て時計まわりに回転する。その結果、図9に示すように、ドア30が閉位置30bから開位置30aまで移動する。
操作部50では、図7に示すように、インナーノブ54がアウターノブ53の空間S内で車両前後方向後側端部に位置する。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cは、操作部側カム61のスプリング用溝61cの他端61fに位置する。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cは、アーム59のうちの他方のアーム59bのスプリング押部59dに接触している。
作動部40では、図9に示すように、作動部側カム付勢スプリング46の他端部46cが作動部側カム42の溝部42bの他端42eに位置する。作動部側カム付勢スプリング46の他端部46cは、作動部側ドラム44の足部44bのうちの他方44eに接触している。
操作部50のアウターノブ53を下方に押すと、アウターノブ53とともにインナーノブ54も下方に押される。アウターノブ53とインナーノブ54が下方に移動すると、インナーノブ棒状部54bの下端が2つある第3のノブ55の他方55bを下方に押す。第3のノブ55の他方55bが押されて下がると2つあるアーム59の他方59bが第1のシャフト65まわりにθを小にする方向に回転する。アーム59の他方59bが回転するので、アーム59bのスプリング押部59dが操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cを押す。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cは、アーム59bのスプリング押部59dにより押され操作部側カム61のスプリング用溝61cの他端61fから一端61e側に動く。操作部側カム付勢スプリング64の他端部64cがスプリング用溝61cの一端61eにいくと、操作部側カム付勢スプリング64はターンオーバースプリングなので、その力を利用して操作部側カム61を第2のシャフト66まわりに車両左右方向左側から見て時計まわりに回そうとする。操作部側ドラム62は操作部側カム61に相対動不能に取付けられるので、操作部側ドラム62も操作部側カム付勢スプリング64により操作部側カム61と同方向に回転付勢される。操作部側ドラム62のギヤ部62bが操作部側ギヤ部材63の下方ギヤ63bと噛合っており、操作部側ギヤ部材63の上方ギヤ63aがラック部材58のラック58bと噛合っているので、操作部側ギヤ部材63が車両左右方向左側から見て反時計まわりに操作部側カム付勢スプリング64により回転付勢され、ラック部材58が車両前方に移動しようとする。
インナーノブ54が上方に移動するので、アーム59bがアーム付勢スプリング60の付勢力により元の回転前の位置に戻りアーム59bと連結された第3のノブ55bが上方に元の位置まで上方に移動する。
アウターノブ53が上方に移動するので、アウターノブ53の足部53cがラック部材58の移動軌跡から外れる。そのため、操作部側カム付勢スプリング64の付勢力により、操作部側カム61と操作部側ドラム62が車両左右方向左側から見て時計まわりに回転し操作部側ギヤ部材63が車両左右方向左側から見て反時計まわりに回転し、ラック部材58が車両前方に移動する。
作動部側ドラム44が回転すると、図9に示すように、作動部側ドラム44の足部44bの他方44eが作動部側カム付勢スプリング46の他端部46cを押す。作動部側付勢スプリング46の他端部46cは、作動部側ドラム44の他方の足部44eにより押され作動部側カム42の溝部42bの他端42eから一端42d側に動く。作動部側カム付勢スプリング46の他端部46cが溝部42bの一端42dにいくと、作動部側カム付勢スプリング46はターンオーバースプリングなので、その力を利用して作動部側カム42を筒部41aまわりに車両左右方向左側から見て時計周り方向に回転付勢する。作動部側カム42は、作動部側カム付勢スプリング46の付勢力により車両左右方向左側から見て時計まわりに回転する。作動部側カム42のギヤ部42cが作動部側ギア部材43のギヤ部43aと噛合っているので、作動部側カム42が車両左右方向左側から見て時計まわりに回転したとき作動部側ギヤ部材43が車両左右方向左側から見て反時計方向に回転する。その結果、ドア30が開位置30aから閉位置30bまで移動する。
操作部50と作動部40とがケーブル70でつながれているので、操作部50を作動部40から離れた位置に設置しても、操作部50でした操作により作動部40を動かすことができる。そのため、操作部50の設置位置を体をねじる必要がない位置にすることができる。
また、閉位置30bにあるドア30を開けるときと開位置30aにあるドア30を閉めるときとで、インナーノブ54がアウターノブ53に対して空間S内で移動(往復動)する。そのため、ドアを開けるノブとドアを閉めるノブとをそれぞれ設ける必要がなく、1個のアウターノブ53でドア30の開操作と閉操作を行うことができる。
また、作動部40と操作部50とをケーブル70でつないでいるので、作動部40と操作部50をそれぞれユニット化できる。
20 内装装置本体
30 ドア
30a 開位置
30b 閉位置
40 作動部
44 作動部側ドラム
50 操作部
53 アウターノブ
54 インナーノブ
55 第3のノブ
56 ノブ
62 操作部側ドラム
70 ケーブル
Claims (1)
- 内装装置本体と
前記内装装置本体に対して開位置と閉位置との間で回動可能なドアと、
前記ドアを開閉動させる作動部と、
前記作動部を動かして前記ドアを開閉させるノブを備えた操作部と、
を有し、
前記作動部は、ギヤ部を備え前記ドアの前記内装装置本体に対する回動と連動して回動する作動部側ギヤ部材と、該作動部側ギヤ部材のギヤ部と噛合うギヤ部を備え前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に回動可能に支持される作動部側カムと、一端部で前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に取付けられ他端部で前記作動部側カムに引っ掛けられターンオーバースプリングとして使用される作動部側カム付勢スプリングと、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に回動可能に支持されており回動したときに前記作動部側カム付勢スプリングの他端部を押す作動部側ドラムと、を備えており、
前記ノブは、前記ドアを開閉させるときに使用者が押し操作する部分であるアウターノブと、該アウターノブを押し操作したときに該アウターノブとともに該アウターノブの押し操作方向に移動するとともに該アウターノブに対し移動可能なインナーノブと、を備えており、
前記アウターノブは、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に押し操作方向に移動可能に支持されており、内側に空間を形成する箱状部を備えており、
前記インナーノブは、前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し操作方向と直交する方向に往復動可能とされたインナーノブ板状部を備えており、前記アウターノブに対し該アウターノブの押し操作方向と直交する前記方向に移動可能とされており、前記ドアが閉位置にあるとき前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し操作方向と直交する前記方向の一端部に位置し前記ドアが開位置にあるとき前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し操作方向と直交する前記方向の他端部に位置しており、
前記操作部は、さらに、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に対して回動可能な操作部側ドラムを備えており、
前記操作部側ドラムは、前記アウターノブを押し操作して前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し方向と直交する前記方向の一端部に位置する前記インナーノブを前記アウターノブの押し操作方向に移動させた後、前記アウターノブの押し操作を解除したときに、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に対して一方向に回動し、前記アウターノブを押し操作して前記アウターノブの箱状部の内側の空間内で前記アウターノブの押し方向と直交する前記方向の他端部に位置する前記インナーノブを前記アウターノブの押し操作方向に移動させた後、前記アウターノブの押し操作を解除したときに、前記内装装置本体または該内装装置本体に固定される部材に対して他方向に回動し、
前記作動部側ドラムと前記操作部側ドラムとが、前記作動部側ドラムと前記操作部側ドラムとに連結される第1、第2のケーブルを備えており前記操作部側ドラムが回転した際に前記第1のケーブルに一方向の引張力がかかるとともに前記第2のケーブルに他方向の引張力がかかるようになっているケーブルでつながれている、
車両用内装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003369926A JP4248369B2 (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 車両用内装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003369926A JP4248369B2 (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 車両用内装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005132203A JP2005132203A (ja) | 2005-05-26 |
JP4248369B2 true JP4248369B2 (ja) | 2009-04-02 |
Family
ID=34647094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003369926A Expired - Fee Related JP4248369B2 (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 車両用内装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4248369B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180001169U (ko) * | 2016-10-18 | 2018-04-27 | 현대다이모스(주) | 차량용 암레스트 록킹장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5020851B2 (ja) * | 2008-02-15 | 2012-09-05 | 小島プレス工業株式会社 | 車両用収納装置のドアの開閉装置 |
KR101165960B1 (ko) | 2010-11-02 | 2012-07-18 | 주식회사 지에스씨 | 자동차용 콘솔박스 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003369926A patent/JP4248369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180001169U (ko) * | 2016-10-18 | 2018-04-27 | 현대다이모스(주) | 차량용 암레스트 록킹장치 |
KR200486940Y1 (ko) * | 2016-10-18 | 2018-07-17 | 현대다이모스(주) | 차량용 암레스트 록킹장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005132203A (ja) | 2005-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10533351B2 (en) | Interior apparatus of a vehicle | |
KR101157902B1 (ko) | 리드 개폐 장치 | |
JP3935020B2 (ja) | リッド開閉機構及び車両用収納装置 | |
JP2010036671A (ja) | 収納ボックスの開閉機構 | |
JP4661396B2 (ja) | 車両用ドアクローザ装置 | |
KR20220055238A (ko) | 차량의 센터 암레스트 | |
JP4248369B2 (ja) | 車両用内装装置 | |
JP4218225B2 (ja) | 収納部蓋体の開閉装置 | |
JP4131740B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP2009079352A (ja) | 車両用ドアハンドル装置 | |
JP4245528B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
JP6656090B2 (ja) | 車両用内装装置 | |
JP3896028B2 (ja) | 開閉ロック装置 | |
JP4503473B2 (ja) | 車両用収納部構造 | |
JP2002337614A (ja) | コンソールボックス | |
JP2021025347A (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
JP4248525B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
JP4113488B2 (ja) | 蓋装置及び収納装置 | |
US11773632B2 (en) | Vehicular door outer handle device | |
JPH0645396Y2 (ja) | 容器ホルダ装置 | |
JP3625740B2 (ja) | 車両用収納体 | |
JP4437440B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP6893773B2 (ja) | 自動車の内装ボックス | |
JPH0971172A (ja) | 車両用収納ケース | |
JP5197313B2 (ja) | 車両用収納装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081021 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090113 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4248369 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |