JP4109126B2 - スロットマシンのリール支持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、それぞれ周面に複数の図柄が描かれ、スロットマシンの筐体内に回転可能に設けられた複数個のリールを支持するスロットマシンのリール支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スロットマシンでは、前面が開口した箱状の筐体に、その前面全体を覆う大きさの前面パネルの一側がヒンジにより回転自在に支持され、この前面パネル正面上半部には透明板により塞がれた窓が形成され、それぞれ周面に複数の図柄が描かれた左、中、右の3個の円筒状のリール(回胴)が支持手段により窓の後側に回転自在に支持され、各リールそれぞれの図柄のうち3個の図柄が窓越しに見えるように配設されている。
【0003】
これら各リールはその中心がナット等によりステッピングモータの回転軸にそれぞれ連結され、ステッピングモータの回転によりリールが回転駆動される。そして、ステッピングモータは、中央制御装置によって、前面パネルに設けられたスタートレバーの操作により回転を開始し、前面パネルの窓付近に、各リールに対応して設けられたストップスイッチのオンにより停止するように制御される。尚、有効ラインとされる入賞ラインに停止した各リールの図柄の組み合わせによりゲームが進行する。このとき、これら各リールは支持機構により回転可能ではあるが前後左右や上下には移動できないように支持されるのが一般的である。
【0004】
ところが、各リールが単に回転して窓内に図柄が表示されるだけであるため、遊技者に対してゲームの演出表現に欠けるという印象を与えることから、従来、各リールを左右方向に往復移動させるように構成し、多様な図柄表示を行えるようにすることが考えられている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−314371号公報(段落[0038]〜[0042])
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のリール移動装置は、各リールをその整列方向である左右方向に往復移動させてこれまでにない多様なシンボル表示を実現しようとするものであるため、各リールの移動量を大きくする必要があり、その結果、駆動装置が非常に大がかりになって筐体内部に駆動装置の大きな設置スペースを確保しなければならず、その他の部品や部材のスペースが逆に制限されてしまうおそれがあるという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、簡単な構成により多様なゲームの演出表現を実現できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、それぞれ周面に複数の図柄が描かれ、スロットマシンの筐体内に回転可能に設けられた複数個のリールを支持するスロットマシンのリール支持装置において、前記各リールそれぞれを回転自在かつ移動自在に支持する複数個のリール支持手段と、前記筐体に取り付けられ前記各リール支持手段をユニットとして保持するユニット保持手段と、前記各リール支持手段それぞれを前記ユニット保持手段に対して個別に前後方向に移動させる複数個のリール移動手段と、前記ユニット保持手段を前記筐体に対して前後方向に移動させるユニット移動手段とを備え、前記各リール支持手段それぞれは、ほぼ平板状のリールスタンドと、該リールスタンドの上下端に一体形成された前記リールスタンドよりも幅広のレール体とを有し、前記ユニット保持手段は、前記レール体に対して、前記レール体の幅相当の間隔をあけて設けられ前記レール体を前後方向にガイドする一対のガイドを有し、前記各リール移動手段それぞれは、上下の前記レール体それぞれの側面に形成された平歯車と、上下方向の軸体と、前記軸体の上下端に固着され上下の前記平歯車それぞれに噛合する歯車と、前記軸体を回転させるモータとを有することを特徴としている(請求項1)。
【0009】
このような構成によれば、各リール移動手段それぞれのモータにより軸体が回転し軸体の上下端の歯車が回転してレール体が前後方向に移動し、各リールが各リール支持手段ごとユニット保持手段に対して個別に前後方向に移動されるため、各リールの前後方向への個別移動により多様なゲームの演出表現を実現することができる。
【0010】
また、前記各リール移動手段それぞれによる前記各リール支持手段の前後方向への移動において、各々の前記リール支持手段が、前、後方向それぞれへの最大移動位置に移動したことを検知するリール移動量検出センサを備えるとよい(請求項2)。こうすれば、リール移動量検出センサにより、各リール支持手段それぞれの前、後方向の最大移動位置への移動を検知できる。
【0011】
また、前記ユニット移動手段による前記ユニット保持手段の前後方向への移動において、前記ユニット保持手段の前、後方向それぞれへの最大移動位置に移動したことを検知するユニット移動量検出センサを備えるとよい ( 請求項3 ) 。こうすれば、ユニット移動量検出センサにより、ユニット保持手段の前、後方向の最大移動位置への移動を検知できる。
【0012】
また、前記各リール移動手段それぞれによる前記各リール支持手段の後方への移動を規制する規制手段を備えるとよい(請求項4)。こうすれば、規制手段により各リール支持手段の後方への過剰な移動を規制できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明を一実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。但し、図1はスロットマシンの正面図、図2ないし図4はそれぞれリール支持装置の正面図、平面図及び右側面図である。
【0023】
本実施形態におけるスロットマシンは、例えば図1に示すように構成されている。即ち、図1に示すように、スロットマシン1では、筐体3の前面開口が前面パネル5により開閉自在に閉塞され、この前面パネル5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。このとき、前面パネル5の左端部がヒンジにより筐体3に回転自在に支持されて、筐体3の前面全体が前面パネル5により覆われて閉塞される。
【0024】
そして、図1に示すように、この正面板9には3個のリール窓11が並設され、各リール窓11の内側には左、中、右の各リールが回転可能に配置され、右端のリール窓11の横には、ゲームの演出用画面を表示する液晶ディスプレイ13が配設されており、各リール窓11からは、各リールの図柄が各々3個ずつ見えるように設定されている。
【0025】
更に、図1に示すように、操作板7には、クレジットされているメダルの枚数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ15、各リールの回転を開始させるためのスタートレバー17、第1ないし第3ストップスイッチ19,21,23、及び、メダル投入口25や貯留メダルを払い出すための精算スイッチ27が設けられている。
【0026】
また、図1に示すように、正面板9には入賞ラインが描かれると共に、入賞ライン中の有効ラインを表示する有効表示ランプ31、ボーナスゲームの状態などを表示する種々の演出表示ランプ33、クレジットメダルの枚数を表示するメダル枚数表示器35が正面板9に配設され、操作板7の下方にはメダル払出口37や、この払出口37から払い出されるメダルを受けるメダル受け39が設けられると共に、このメダル受け39の左方に隣接して灰皿41が設けられている。
【0027】
ところで、前面パネル5のリール窓11の裏面側にはリール支持装置43が配設されており、このリール支持装置43は次のように構成されている。すなわち、図2〜4に示すように、リール支持手段を構成するほぼ平板状の3個のリールスタンド45L,45M,45Rが並設され、左、中、右の各リール47L,47M,47Rがリールスタンド45L,45M,45Rにそれぞれ回転自在に支持されている。尚、各リール47L,47M,47Rは、放射状に延びる複数の梁と、これらの梁の先端に固着された短い円筒体とにより構成され、樹脂成型により形成される。
【0028】
そして、各リールスタンド45L,45M,45Rにはステッピングモータ(図示せず)がそれぞれ支持され、各リール47L,47M,47Rの中心がナット等によりステッピングモータの回転軸にそれぞれ連結され、各ステッピングモータの回転により各リール47L,47M,47Rが回転駆動されるようになっている。これら各ステッピングモータは、図示しないメインCPUからの制御信号により回転制御が行われる。
【0029】
更に、図2〜4に示すように、前面が開口して成るユニット保持手段としての箱状の枠体49が設けられ、各リール47L,47M,47R及びステッピングモータをそれぞれ支持する平板状のリールスタンド45L,45M,45Rが枠体49の内側に配設され、各リールスタンド45L,45M,45Rがユニットとして枠体49の内側に保持されている。
【0030】
このとき、リールスタンド45Lの上下端にはリールスタンド45Lよりも幅広のレール体51Lu,51Ldが一体的に形成され、これと同様に他のリールスタンド45M,45Rの上下端にもリールスタンド45M,45Rよりも幅広のレール体51Mu,51Md及び51Ru,51Rdが一体的に形成されている。
【0031】
そして、図2〜4に示すように、枠体49の天壁及び底壁それぞれの内面側の左端部に相対向して一対ずつの断面L字状の前後方向のガイド53Lu1,53Lu2及び53Ld1,53Ld2が、リールスタンド45Lの幅相当の間隔をあけて固着され、これらガイド53Lu1,53Lu2及び53Ld1,53Ld2に、リールスタンド45Lのレール体51Lu,51Ldがガイドされるようにしてリールスタンド45Lが枠体49の内側に立設状態で保持されている。
【0032】
また、枠体49の天壁及び底壁それぞれの内面側中央のやや左寄りの位置に相対向して一対ずつ断面L字状の前後方向のガイド53Mu1,53Mu2及び53Md1,53Md2が、リールスタンド45Mの幅相当の間隔をあけて固着されると共に、枠体49の天壁及び底壁それぞれの内面側中央のやや右寄りの位置に相対向して一対ずつ断面L字状の前後方向のガイド53Ru1,53Ru2及び53Rd1,53Rd2が、リールスタンド45Rの幅相当の間隔をあけて固着されている。そして、これらガイド53Mu1,53Mu2及び53Md1,53Md2に、リールスタンド45Mのレール体51Mu,51Mdがガイドされるようにしてリールスタンド45Mが枠体49の内側に立設状態で保持され、同様にリールスタンド45Rが枠体49の内側に立設状態で保持されている。こうして、各リールスタンド45L,45M,45Rが枠体49により連結される。
【0033】
更に、枠体49の左右壁面の外側下端部には前後方向のレール55L,55Rが固着され、筐体3の内部には、筐体3に対して枠体49を前後方向に移動自在に取り付けるための取付手段としてのベース部材57が固定され、このベース部材57の左側内面の前後に鉛直面を回転面とする上下ローラ59が一対ずつ取り付けられ、上下ローラ59間にレール55Lが上下から挟持されるように配設されて上下ローラ59がレール55Lの上下面を転動し、これと同様に、ベース部材57の右側内面の前後に鉛直面を回転面とする上下ローラ61が一対ずつ取り付けられ、上下ローラ61間にレール55Rが上下から挟持されるように配設されて上下ローラ61がレール55Rの上下面を転動する。
【0034】
また、図2〜4に示すように、ベース部材57の左側外面の前後に水平面を回転面とするローラ63が取り付けられ、これら両ローラ63がレール55Lの左側面を転動し、ベース部材57の右側外面の前後に水平面を回転面とするローラ65が取り付けられ、これら両ローラ65がレール55Rの右側面を転動し、このようにして枠体49がベース部材57に対して前後方向に移動自在に取り付けられ、各リール47L,47M,47Rがユニットとして枠体49ごと一体的に前後方向に移動可能にリール窓11の裏面側に配設される。
【0035】
ところで、各リール47L,47M,47Rそれぞれの内側前寄りの位置には、各リール47L,47M,47Rそれぞれを内側から照明するバックライト(図示せず)が配設され、このバックライトにより、リール窓11に覗く各リール47L,47M,47Rの図柄のうち、少なくとも3個分の図柄が背後から明瞭に照明されるようになっている。
【0036】
また、ベース部材57の底面上のほぼ中央後部にはモータ67が取り付けられ、このモータ67の前方に伸びる回転軸には雄ねじ69が装着され、枠体49の底壁下面のほぼ中央部に固定されたガイド体71に形成された雌ねじ73に雄ねじ69が螺合しており、モータ67の回転に伴う雄ねじ69の回転によりベース部材57に対してガイド体71及び枠体49が一体となって前後方向に移動する。ここで、モータ67、雄ねじ69、ガイド体71及び雌ねじ73により、枠体49を筐体3に対して前後方向に移動させるユニット移動手段が構成されている。
【0037】
このとき、ベース部材57のモータ67の前方にフォトインタラプタから成るユニット移動量検出センサ75が装着され、ガイド体71の下面に固着された遮蔽板77がセンサ75の発光器、受光器間に介在されるようにセンサ75が配設され、枠体49の前、後方向それぞれへの最大移動位置に対応して遮蔽板77に前、後透孔が透設され、これら前、後透孔を透過する発光器からの光が受光器により検出されることにより、枠体49が予め定められた前、後方向それぞれへの最大移動位置に移動したことが検知されるようになっている。
【0038】
また、図2〜4に示すように、枠体49の底壁下面の各リール47L,47M,47Rの後方位置には、モータ79L,79M,79Rがそれぞれ取り付けられ、これら各モータ79L,79M,79Rの回転軸にはウォームギヤ81L,81M,81Rがそれぞれ取り付けられている。
【0039】
そして、これらウォームギヤ81L,81M,81Rの後方には、枠体49の天壁及び底壁間に跨る軸体83L,83M,83Rが回転自在に取り付けられ、これら軸体83L,83M,83Rの下端が枠体49の底壁の下方に導出され、この導出された軸体83L,83M,83Rの下端にそれぞれ装着された歯車85L,85M,85Rが各ウォームギヤ81L,81M,81Rにそれぞれ噛合し、各モータ79L,79M,79Rの回転が、各ウォームギヤ81L,81M,81R及び各歯車85L,85M,85Rをそれぞれ介して各軸体83L,83M,83Rにそれぞれ伝達されるようになっている。
【0040】
更に、リールスタンド45Lの上下のレール体51Lu,51Ldの後端部右側面には、平歯車87Lがそれぞれ形成され、これと同様に、リールスタンド45M及び45Rの上下のレール体51Mu,51Md及び51Ru,51Rdの後端部右側面にも、平歯車87M,87Rがそれぞれ形成されている。
【0041】
そして、図2〜4に示すように、各軸体83L,83M,83Rの上下端にそれぞれ歯車89L,89M,89Rがそれぞれ固着され、上下の歯車89Lがリールスタンド45Lの上下の平歯車87Lにそれぞれ噛合し、同様に、上下の両歯車89Mがリールスタンド45Mの上下の平歯車87Mにそれぞれ噛合すると共に、上下の両歯車89Rがリールスタンド45Rの上下の平歯車87Rにそれぞれ噛合し、こうして各リール47L,47M,47Rを支持するリールスタンド45L,45M,45Rが、枠体49に対して前後方向に移動可能に支持されている。
【0042】
ここで、各モータ79L,79M,79R、各ウォームギヤ81L,81M,81R、各軸体83L,83M,83R、各歯車85L,85M,85R、各平歯車87L,87M,87R、並びに、各歯車89L,89M,89Rにより、各リール47L,47M,47Rそれぞれを枠体49に対して個別に前後方向に移動させるリール移動手段が構成されている。
【0043】
そして、枠体49の移動用のモータ67、及び、各リール47L,47M,47Rの移動用のモータ79L,79M,79Rは、上記したメインCPUとの間で通信を行ってゲームの状況に応じた演出制御を司るサブCPU(図示せず)からの制御信号により駆動され、特に各モータ79L,79M,79Rは個別に制御可能であり、枠体49の移動用のモータ67の制御による枠体49全体、つまり各リール47L,47M,47Rのユニットとしての一体的な移動や、各リール47L,47M,47Rの移動用のモータ79L,79M,79Rの個別制御による各リール47L,47M,47Rの個別の移動によって、ゲームの状況に応じた多様な演出が実現される。尚、基本的には、各リール47L,47M,47Rの回転停止後に各モータ67,79L,79M,79Rが駆動されて演出が実行される。
【0044】
ところで、各リールスタンド45L,45M,45Rの下側のレール体51Ld,51Md,51Rdのほぼ中央左側には、フォトインタラプタから成るリール移動量検出センサ91L,91M,91Rがそれぞれ配設され、このとき各レール体51Ld,51Md,51Rdがセンサ91L,91M,91Rの発光器、受光器間にそれぞれ介在されるようにセンサ91L,91M,91Rが配設され、各リール47L,47M,47Rの前、後方向それぞれへの最大移動位置に対応してレール体51Ld,51Md,51Rdそれぞれに前、後透孔が透設され、センサ91L,91M,91Rの発光器からの光が前、後透孔を透過して受光器により検出されることにより、各リール47L,47M,47Rが予め定められた前、後方向それぞれへの最大移動位置に移動したことが検知されるようになっている。
【0045】
また、図2〜4に示すように、上側のレール体51Lu,51Mu,51Ruの前端はそれぞれ上方にほぼ直角に屈曲され、下側のレール体51Ld,51Md,51Rdの前端はそれぞれ下方にほぼ直角に屈曲されており、これら屈曲部分の後側にはほぼ円錐状の突起93が一体形成されると共に、枠体49の各突起93に対応する箇所には、円錐状の突起93が嵌挿する凹部95が形成され、更に各リールスタンド45L,45M,45Rの後側の上下端にも円錐状の突起97が一体形成されると共に、枠体49の各突起97に対応する箇所にも、円錐状の突起93が嵌挿する凹部99が形成され、突起93,97の凹部95,99への嵌挿により、各リールスタンド45L,45M,45Rの後方への過剰な移動が規制されている。
【0046】
そして、例えばメインCPUの制御により、ステッピングモータの駆動が停止されて各リール47L,47M,47Rの回転が停止した後、そのときのゲームの状況に応じて、サブCPUの制御信号によりモータ67或いはモータ79L,79M,79Rが制御され、例えばリーチ目であることを報知するための演出として、枠体49全体が前後方向に移動されたり、或いは、各リール47L,47M,47Rが個別に前後方向に移動されたり、枠体49全体が前後方向に移動されつつ、各リール47L,47M,47Rが個別に前後方向に移動される。
【0047】
従って、上記した実施形態によれば、枠体49全体が筐体3に対して前後方向に移動され、各リール47L,47M,47Rが筐体3に対して個別に前後方向に移動されるため、簡単な構成により多様なゲームの演出表現を実現することができる。
【0048】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0049】
例えば、上記した実施形態では、枠体49全体を前後方向に移動させる機能と、各リール47L,47M,47Rつまり各リールスタンド45L,45M,45Rを個別に前後方向に移動させる機能の両方を備えている場合について説明したが、枠体49全体を前後方向に移動させる機能、或いは、各リール47L,47M,47Rを個別に前後方向に移動させる機能のいずれか一方のみを備える構成であってもよいのは勿論である。
【0050】
更に、上記した実施形態では、モータ67により枠体49全体の前後方向への移動を実現し、各モータ79L,79M,79Rにより各リール47L,47M,47Rの個別の前後方向への移動を実現するようにしているが、各モータ79L,79M,79Rを同期的に駆動制御することにより、各リール47L,47M,47Rをユニットとして一体的に前後方向に移動させるようにしてもよいのは言うまでもない。この場合、モータ67を省略できることから部品点数を減らして構成の簡素化及びコストの低減、スペースの削減を図ることができるという利点がある。
【0051】
また、上記した実施形態では、枠体49全体、各リール47L,47M,47Rを筐体3に対して前後方向に移動させるように構成した例について説明したが、前後方向のみならず、筐体3に対して左右方向及び上下方向に、予め定められた移動範囲内で移動させるようにしても構わない。
【0052】
このとき、枠体49全体、各リール47L,47M,47Rの前後、左右、上下へ移動させる場合に、移動方向をどのように組み合わせてもよい。具体的には、枠体49全体を前後方向に移動させ、各リール47L,47M,47Rを個別に左右方向に移動させるように制御してもよく、左リール47Lは前後方向に、中リール47Mは左右方向に,右リール47Rは上下方向にそれぞれ移動させるように制御してもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、リール移動手段により、各リールが各リール支持手段ごとユニット保持手段に対して個別に前後方向に移動されるため、各リールの個別移動により多様なゲームの演出表現を実現することが可能になる。
【0054】
また、請求項2に記載の発明によれば、リール移動量検出センサにより、各リール支持手段それぞれの前、後方向の最大移動位置への移動を検知することが可能になる。
【0055】
また、請求項3に記載の発明によれば、ユニット移動量検出センサにより、ユニット保持手段の前、後方向の最大移動位置への移動を検知することが可能になる。
【0056】
また、請求項4に記載の発明によれば、規制手段により各リール支持手段の後方への過剰な移動を規制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態におけるスロットマシン全体の正面図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるリール支持装置の正面図である。
【図3】この発明の一実施形態におけるリール支持装置の平面図である。
【図4】この発明の一実施形態におけるリール支持装置の右側面図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
3 筐体
5 前面パネル
43 リール支持装置
45L,45M,45R リールスタンド(リール支持手段)
47L,47M,47R リール
49 枠体(ユニット保持手段)
57 ベース部材(取付手段)
67 モータ(ユニット移動手段)
69 雄ねじ(ユニット移動手段)
71 ガイド体(ユニット移動手段)
73 雌ねじ(ユニット移動手段)
79L,79M,79R モータ(リール移動手段)
81L,81M,81R ウォームギヤ(リール移動手段)
83L,83M,83R 軸体(リール移動手段)
85L,85M,85R 歯車(リール移動手段)
87L,87M,87R 平歯車(リール移動手段)
89L,89M,89R 歯車(リール移動手段)
Claims (4)
- それぞれ周面に複数の図柄が描かれ、スロットマシンの筐体内に回転可能に設けられた複数個のリールを支持するスロットマシンのリール支持装置において、
前記各リールそれぞれを回転自在かつ移動自在に支持する複数個のリール支持手段と、
前記筐体に取り付けられ前記各リール支持手段をユニットとして保持するユニット保持手段と、
前記各リール支持手段それぞれを前記ユニット保持手段に対して個別に前後方向に移動させる複数個のリール移動手段と、
前記ユニット保持手段を前記筐体に対して前後方向に移動させるユニット移動手段と
を備え、
前記各リール支持手段それぞれは、
ほぼ平板状のリールスタンドと、該リールスタンドの上下端に一体形成された前記リールスタンドよりも幅広のレール体とを有し、
前記ユニット保持手段は、
前記レール体に対して、前記レール体の幅相当の間隔をあけて設けられ前記レール体を前後方向にガイドする一対のガイドを有し、
前記各リール移動手段それぞれは、
上下の前記レール体それぞれの側面に形成された平歯車と、上下方向の軸体と、前記軸体の上下端に固着され上下の前記平歯車それぞれに噛合する歯車と、前記軸体を回転させるモータとを有する
ことを特徴とするスロットマシンのリール支持装置。 - 前記各リール移動手段それぞれによる前記各リール支持手段の前後方向への移動において、各々の前記リール支持手段が、前、後方向それぞれへの最大移動位置に移動したことを検知するリール移動量検出センサを備えることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシンのリール支持装置。
- 前記ユニット移動手段による前記ユニット保持手段の前後方向への移動において、前記ユニット保持手段の前、後方向それぞれへの最大移動位置に移動したことを検知するユニット移動量検出センサを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスロットマシンのリール支持装置。
- 前記各リール移動手段それぞれによる前記各リール支持手段の後方への移動を規制する規制手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスロットマシンのリール支持装置。
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