JP4108639B2 - パークゴルフ用ボール - Google Patents

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この発明は、パークゴルフに使用するのに好適なボールに関する。
パークゴルフに使用する用具については、国際パークゴルフ協会(北海道中川郡幕別町室町53−1)によって作成された規定がある。その規定によれば、ボールは80〜95グラム、直径60プラスマイナス0.5ミリメートルの合成樹脂製のもので、反発距離が65センチメートル以下、JIS K 7125のD型による表面硬度が45〜60°でなければならない。
また、特開2002−78829号公報(特許文献1)には、パークゴルフ等に使用するボールについての発明が開示されている。この発明は、ボールの表面硬度と貯蔵弾性率とを所定の値にすると、ボールの耐摩耗性が向上すると教示している。ここでいう摩耗とは、ボールが地面を転がったときに、砂や土によりボール表面が摩耗することを意味している。このボールの表面層は粘弾性体によって形成され、その粘弾性体の一例はアイオノマー樹脂を主成分とするポリマーである。この発明ではまた、ボールを二層構造にすることができ、表面層内側のコアには種々のゴムを使用することができると教示している。
特開2002−78829号公報
スキン部分とその内側のコア部分とからなり、スキン部分がアイオノマー樹脂で形成されているゴルフボールは周知である。そのような周知のゴルフボールにおいてはまた、アイオノマー樹脂からなるボール表面が強靭で耐摩耗性に優れていることや平滑性、光の透過性に優れていることもよく知られている。しかし、ゴルフボールを打つためのクラブとは全く異なり、ヘッドの材質が木質のもに限られると規定されているパークゴルフ用クラブで打たれるパークゴルフ用のボールは、スキン部分とコア部分とをアイオノマー樹脂のみで作ってみても、またスキン部分をアイオノマー樹脂で作りコア部分をゴムで作ってみても、クラブで打ったときの手応えは硬すぎるものになったり、柔らかすぎるものになったりする。
この発明が課題とするところは、規定のクラブでボールを打ったときにほどよい手応えの得られるパークゴルフ用ボールの提供にある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
前記課題解決のために、この発明が対象とするのは、直径60mm、重さ80〜95グラムを有するパークゴルフ用ボールである。かかるボールにおいて、この発明が特徴とするところは、前記ボールの断面が1.3〜7.5mmの厚さを有しアイオノマー樹脂で形成されたスキン部分と、前記スキン部分の内側にあって少なくとも一部分が発泡した状態にある合成樹脂を含むコア部分とからなり、100kgfの圧縮荷重下での前記ボールの直径の変化量が3〜10%の範囲にあること、にある。
かかる発明において、直径の変化量Aは、圧縮前のボールの直径をDとし、100kgfの荷重を5秒間かけた後の直径をDとしたときに、A(%)=(D−D)/D×100と定義される。変化量Aが3〜10%であるときに、クラブでボールを打ったときの手応えがほどよいものになることが実験的に確かめられている。
請求項2に係るこの発明の実施態様において、前記コア部分が、前記スキン部分に接していて0.5〜5mmの厚さを有する前記合成樹脂の非発泡層と、前記非発泡層の内側を充たす前記合成樹脂の発泡層とからなる。
この態様の発明によれば、スキン部分が透明であっても、非発泡層によって発泡層を隠蔽することができるので、スキン部分とコア部分との間に設けられたマーク、装飾模様等の表示手段の視認性が発泡層の存在によって低下するということがない。
請求項3に係るこの発明の実施態様において、前記合成樹脂がエチレン酢酸ビニル樹脂である。
コア部分が発泡したエチレン酢酸ビニル樹脂を含むパークゴルフ用ボールは、それを打ったときの手応えが特に良好である。
添付の図面を参照して、この発明に係るゴルフ用ボールの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、パークゴルフ用ボール1の正面図と、その正面図のII−II線断面図である。ボール1は、国際パークゴルフ協会が規定する寸法と性能とを有するもので、図1では、フィルム2に表示手段として印刷されたマークや装飾模様の一例であるA,B,Cの三文字からなるマーク3をボール1の表面から透視できるが、そのフィルム2には無色透明なものが使用されているからフィルム2の存在が目立つことはない。ボール1の直径は60mmであり、その断面には、厚さ1.3〜7.5mmのスキン部分6と、スキン部分6の内側を充たすコア部分7とが現われている。スキン部分6は、アイオノマー樹脂、より好ましくは透明ないし半透明のアイオノマー樹脂で形成されている。コア部分7は、少なくとも一部分が発泡した状態にある合成樹脂を含むもので、好ましくはスキン部分6と接する部位に厚さ0.5〜5mmの第1コア層8を有し、第1コア層8の内側に第2コア層9を有する。コア部分7はエチレン酢酸ビニル樹脂からなるものであるが、第1コア層8ではエチレン酢酸ビニル樹脂が非発泡状態にあり、第2コア層9ではエチレン酢酸ビニル樹脂が発泡状態にある。ここでエチレン酢酸ビニル樹脂が非発泡状態にあるとは、図2の断面においてこの樹脂が発泡した状態にあることを目視によっては確認できないことを意味し、発泡状態にあるとは、目視によってその発泡状態を確認できることを意味している。マーク3が印刷されている透明なフィルム2は、スキン部分6とコア部分7との間にあり、マーク3はコア部分7における第1コア層8の色を背景にして、透明ないし半透明のスキン部分6を透して見ることができる。第1コア層8は非発泡状態にあるから、発泡しているエチレン酢酸ビニル樹脂が透けて見えてマーク3の視認性が低下するということはない。
パークゴルフ用ボールの規定重量は80〜95gであり、図1,2に示されたボール1で厚さ1.3〜7.5mmを有するスキン部分6のアイオノマー樹脂が占める重量はその比重に基づく計算から規定重量の約30%になるので、残り約70%の重量はコア部分7のエチレン酢酸ビニル樹脂の重量となる。そのエチレン酢酸ビニル樹脂は、第1コア層8の内側を発泡した状態の第2コア層9で充たすことができるように、発泡剤の量と発泡条件とが調整される。
この発明の発明者が知見したところによれば、規定重量のボールであっても、圧縮試験機によって100kgfの荷重を5秒間かけたときの直径の変化量Aによって、ボールをクラブで打ったときの手応え、換言すると手に伝わる衝撃の度合いが変化する。その変化量Aは、荷重をかける前の直径をDとし、100kgfの荷重を5秒間かけた後の直径をDとすると、A(%)=(D−D)/D×100と定義される値である。発明者の実験によれば、図1,2の構造を有するアイオノマー樹脂とエチレン酢酸ビニル樹脂とからなるボール1では、変化量Aが10%を超えるときに、5人のプレーヤー全員が柔らかすぎて反発力に欠ける手応えのものと判断し、変化量Aが3%未満であるときのボール1では、全員が硬すぎて、手に加わる衝撃が大きい手応えのものと判断した。変化量Aが3〜10%の間にあるときには、5人中の少なくとも3人のプレーヤーがボールの硬さが適度でほどよい手応えのものと判断した。
ボール1の変化量Aをこのように3〜10%の範囲に納めるには、80〜95gのボール1で、スキン部分6の厚さを1.3〜7.5mmの範囲で調整し、そのときのスキン部分6の重量とボール1の規定重量との差をコア部分7の重量とし、かつ第1コア層8の厚さを0.5〜5mmの範囲で調整することが好ましい。ボール1は、スキン部分6がアイオノマー樹脂で形成され、コア部分7が発泡したエチレン酢酸ビニル樹脂を含むことが好ましいものであるが、そのエチレン酢酸ビニル樹脂に代えて発泡したウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂を含むことも可能である。また、マーク3の視認性が特に問題にならないときには、コア部分7の全体を発泡した合成樹脂で形成することができる。
この発明によれば、クラブでボールを打ったときにほどよい衝撃が手に伝わるパークゴルフ用ボールの製造が可能になる。
ボールの正面図。 図1のII−II線断面図。
符号の説明
1 ボール
6 スキン部分
7 コア部分
8 非発泡層
9 発泡層

Claims (3)

  1. 直径60mm、重さ80〜95グラムを有するパークゴルフ用ボールであって、
    前記ボールは、断面が1.3〜7.5mmの厚さを有しアイオノマー樹脂で形成されたスキン部分と、前記スキン部分の内側にあって少なくとも一部分が発泡した状態にある合成樹脂を含むコア部分とからなり、100kgfの圧縮荷重下での前記ボールの直径の変化量が3〜10%の範囲にあることを特徴とする前記ボール。
  2. 前記コア部分は、前記スキン部分に接していて0.5〜5mmの厚さを有する前記合成樹脂の非発泡層と、前記非発泡層の内側を充たす前記合成樹脂の発泡層とからなる請求項1記載のボール。
  3. 前記合成樹脂がエチレン酢酸ビニル樹脂である請求項1または2記載のボール。
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