JP4108048B2 - カードコネクタ - Google Patents
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Description
結果、該当するカードよりも小さな形状(小さい断面形状)を持つカードが挿入操作された場合、誤挿入対策が施されていないため、小さなカードがコネクタ内部に入り込んで、コネクタ自体のコンタクトの破損を起こす恐れがあった。
前記第一挿入口と前記第二挿入口との両方を閉鎖する閉鎖姿勢と、前記両挿入口のいずれか一方のみを開状態とする選択開口姿勢との間で姿勢変更可能に構成され、
前記閉鎖姿勢に付勢されるセレクタを備えるとともに、前記閉鎖姿勢にある前記セレクタを、カードの挿入操作に伴って挿入されるカードの断面形成に対応する挿入口が開状態である前記選択開口姿勢にするセレクタ姿勢決定手段を備えたカードコネクタの本願第1特徴構成は、
前記第一挿入口及び第二挿入口がコネクタハウジングの幅方向に長手方向を備える扁平開口であり、
前記セレクタがコネクタハウジングの幅方向に伸びる上下一対の軸を備え、
前記閉鎖姿勢において前記上下一対の軸が共に位置固定されるとともに、
前記選択開口姿勢において、前記上下一対の軸における一方の軸周りに前記セレクタが揺動して、揺動側のセレクタ部位により前記挿入口の開状態が形成されることにある。
そして、カードの挿入を待っている待機状態にあっては、セレクタはその付勢構造から閉鎖姿勢をとる。従って、この状態では、シャッターとして働き、埃等の異物のコネクタ内への侵入を防止できる。
さて、カードの挿入操作が実行されると、この操作に伴って、セレクタ姿勢決定手段が、セレクタを、その閉鎖姿勢から選択開口姿勢へと姿勢変更する。この選択開口姿勢では、両挿入口のいずれか一方のみが開状態とされるため、結果的に、セレクタ姿勢決定手段を姿勢変更するだけの幅を有するカードの挿入があった場合に、これに対応して、挿入口の開状態が得られる。
そして、カードの抜き操作が実行されると、これに伴って、セレクタの閉鎖姿勢への復帰を、セレクタ自体の付勢構造により達成することができる。
従って、セレクタ姿勢決定手段の構成としては、これら両方の軸を支持する状態と、一方に軸を支持する状態とを、択一的に実現するようにするという、比較的簡単な構成で、セレクタの閉鎖姿勢と選択開口姿勢との間の姿勢変更を実現できる。
さらに、上下一対の挿入口に関しては、これら挿入口に対応して設けられるホルダにおいて姿勢変更が開始される幅を変えることで、容易にカード幅に対応させることができる。
図1に示すように、本願に係るカードコネクタ1は概略直方体形状をコネクタハウジング2を有して構成されており、その前部にカードが挿入される挿入口3を備えて構成されている。コネクタハウジン2の内部には、カードコネクタ1が装着される電子機器4(携帯電話機、電話機、PDA、カメラ等)側の各種信号処理回路および電源回路と接続された複数のコンタクト端子5が設けられ、これら複数のコンタクト端子5を、装填されたカード6の表または裏面に形成された複数のコンタクトパッド7と接触可能とする構成が採用されている。
従って、これらコンタクト7を介してカード6を、コネクタ1が取り付けられた電子機器4と電気的に接続することができる。
本実施の形態にあっては、2種のカード6a,6bの取り扱いを可能とするカードコネクタ1の例について説明する。
コネクタハウジング2は断面形状の異なるカード6a,6bを処理可能に構成されており、図1に示すように、その前部には、第一断面形状の第一カード(以下、狭幅カード6aと称する)を挿入可能な第一挿入口3aと、この第一断面形状とは異なった第二断面形状の第二カード(以下、広幅カード6bと称する)を挿入可能な第二挿入口3bとを備えている。
これら挿入口3a,3bは、個々にはコネクタハウジング2の幅方向に長手方向を備える扁平開口で、実際には連続開口として構成されており、図示する例においては、狭幅カード6aに対応する第一挿入口3aが上側に、広幅カード6bに対応する第二挿入口3bが下側に設けられている。
図3(a)、図4に示すように、カード6の挿入操作が行われていない待機状態にあっては、セレクタ8は挿入口3全体を閉鎖する閉鎖姿勢とされ、カード6の挿入操作に伴って、図5、図6、図7、図8に示すようにホルダ9が変形・ハウジング幅方向に引退することで、セレクタ8が揺動可能とされ、カード挿入側の挿入口3に、その幅に合致したカード6が挿入可能となる。
以下、各部品の構成について、順に説明する。
〔セレクタ〕
セレクタ8は、第一挿入口3aと第二挿入口3bとの両方を閉鎖する閉鎖姿勢(図3(a)、4に示す姿勢)と、両挿入口3a,3bのいずれか一方のみを開状態とする選択開口姿勢(図6、図8に示す姿勢)との間で姿勢変更可能に構成されている。
さて、このセレクタ8に対して、図2に示すように一対のトーションバネ10が備えられており、このバネ10の働きで、その閉鎖姿勢にセレクタ8が常時付勢される構成が採用されている。
前述のように、このホルダ9は、閉鎖姿勢にあるセレクタ8を、カード6の挿入操作に伴って挿入操作されるカード6の断面形成に対応する挿入口3が開状態となる選択開口姿勢とするセレクタ姿勢決定手段として構成されている。
図5(a)は、カード6の挿入操作に伴って、上側に位置する作用部91のカード当接部92が、カード幅方向端面に当接して幅方向外側に変形移動し、この移動に伴って、先端側に設けられる対応する軸支部93が、軸支持位置から非干渉位置まで位置移動した状態を示している。
即ち、適正幅のカード6が挿入される場合は、左右一対のカード当接部92がカード6に当接し、幅方向外側に移動するように構成されている。この幅よりも細いカードが挿入された場合は、当然にこの種の変形は発生せず、結果的に軸支部93はその軸支持位置を保ち、セレクタ8が回転されることはない。同時に、適正幅よりも広いカードの挿入が試みられた場合は、カードが左右一対のホルダ9に当たることで同様に挿入することができない。
以下、主に、図5、図6、図7、図8に基づいて、異なった幅のカード6の挿入操作に関して説明する。ここで、図5,6は、狭幅カード6aの挿入操作の状況を示す図であり、図7,8は、広幅カード6bの挿入操作の状況を示す図である。
さらに、図5,7は、挿入操作の開始期における図であり、要部の側断面図と平面図を示している。
一方、図6,8は、挿入操作に伴って発生する、挿入後のセレクタ8及びホルダ9の姿勢変更状態を示したものであり、要部の側断面図と平面図を示している。
この状態にあっては、図4に示すように上下挿入口3a,3bを共に閉鎖する閉鎖姿勢にあり、セレクタ8はシャッターとしての機能を果たす。この状態で、セレクタ8の軸8cは全てホルダ9による軸支された状態となっている。
図5、図6、図7、図8に示すように、カード挿入に伴って、挿入されるカード6の幅に対応した挿入口側のホルダ9によるセレクタの軸8cの軸支状態が解除され、挿入側とは異なる他の軸8cの軸支状態が維持され、軸支状態にある軸まわりのセレクタ8の揺動が発生し、適合幅を有するカード6の挿入が良好に実行される。
c 挿入完了
図6,8に示すように、セレクタ8が一方の軸8c側に揺動・引退した状態で、カード6は所定位置まで挿入され、カードコネクタ1が装着される電子機器4側の各種信号処理回路および電源回路と接続された複数のコンタクト端子5が、カード6のコンタクトパッド7と接触し、カード6が,コネクタ1が取り付けられた電子機器4と電気的に接続される。
d 取り出し
カード6が、挿入口3から取り出されることで、コネクタ1がトーションバネ10の作用により、選択開口姿勢から閉鎖姿勢に復帰する。一方、この閉鎖姿勢において、非干渉位置から軸支持姿勢に復帰する。結果、前述の待機姿勢に復帰することとなる。
2 コネクタハウジング
3 挿入口
a 第一挿入口
3b 第二挿入口
4 電子機器
5 コンタクト端子
6 カード
6a 狭幅カード
6b 広幅カード
7 コンタクトパッド
8 セレクタ
8c 軸
9 ホルダ
10 トーションバネ
90 基底部
91 作用部
92 カード当接部
93 軸支部
Claims (4)
- 第一断面形状の第一カードを挿入可能な第一挿入口と、前記第一断面形状とは異なった第二断面形状の第二カードを挿入可能な第二挿入口とを備えたコネクタハウジングを有し、
前記第一挿入口と前記第二挿入口との両方を閉鎖する閉鎖姿勢と、前記両挿入口のいずれか一方のみを開状態とする選択開口姿勢との間で姿勢変更可能に構成され、
前記閉鎖姿勢に付勢されるセレクタを備えるとともに、前記閉鎖姿勢にある前記セレクタを、カードの挿入操作に伴って挿入されるカードの断面形成に対応する挿入口が開状態である前記選択開口姿勢にするセレクタ姿勢決定手段を備えたカードコネクタであって、
前記第一挿入口及び第二挿入口がコネクタハウジングの幅方向に長手方向を備える扁平開口であり、
前記セレクタがコネクタハウジングの幅方向に伸びる上下一対の軸を備え、
前記閉鎖姿勢において前記上下一対の軸が共に位置固定されるとともに、
前記選択開口姿勢において、前記上下一対の軸における一方の軸周りに前記セレクタが揺動して、揺動側のセレクタ部位により前記挿入口の開状態が形成されるカードコネクタ。 - 前記軸を軸芯周りに回動可能な状態で支持する軸支持姿勢と、前記軸との干渉が起こらず、前記軸を自由に位置移動可能とする非干渉姿勢との間で、姿勢変更可能に構成され、前記軸支持姿勢に付勢されるとともに、
前記カードの挿入操作に伴って、前記カードの断面形状に依存して、前記軸支持姿勢から前記非干渉姿勢へと姿勢変更されるホルダを、前記上下一対の軸に対して設けて、前記セレクタ姿勢決定手段が構成されている請求項1記載のカードコネクタ。 - 前記ホルダが、
前記カードの挿入操作において、前記カードの幅方向端面に当接してコネクタハウジングの幅方向外側に位置移動するカード当接部と、
前記カード当接部の幅方向外側への位置移動に伴って、前記軸を回動可能に支持する軸支持位置から、前記軸との干渉が起こらない非干渉位置へ位置移動する軸支部を備えた請求項2記載のカードコネクタ。 - 前記上下一対の軸に対して単一のホルダを備え、上下別個の軸に対して個別の前記カード当接部と前記軸支部を有する請求項3記載のカードコネクタ。
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