JP4107598B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、接続対象物を電気的に接続するコネクタに関する。
従来のコネクタとしては、一対のプリント配線基板間に挟み込み一対のプリント配線基板を電気的に接続するコンタクトがある。コンタクトは、粘弾性を有するゲルを材料とした弾性部材の表面に導体部が配されている。導体部には上下に一対の接点部が形成されており、一対のプリント配線基板間にコンタクトを挟み込み、接点部をプリント配線基板の導電パターンに接続することによって一対のプリント配線基板を電気的に接続している。
また、従来の弾性部材としては、シート状の高分子組成物に電子線を照射して得られる電子線架橋層をもつシートが知られている(特許文献1を参照)。
また、従来の弾性部材としては、放射線を照射して表面のみを架橋させて表層部が内部に比べて高度に放射線架橋されている非粘着性エラストマー成形体が知られている(特許文献2を参照)。
さらに、従来の弾性部材としては、粘着剤組成物に電子線を照射して架橋させてなる難接着体接着用粘着剤が知られている(特許文献3を参照)。
特開平5−295136号公報 特開2003−292651号公報 特開平5−194916号公報
しかしながら、粘弾性を有するゲルを材料とした弾性部材は、加圧及び高温下において微量なガス、オイルなどの染み出しにより接続対象物への弾性部材の貼り付きや接触抵抗の増加が見られ、最悪の場合には弾性部材の破損につながる。
なお、特許文献1の高分子組成物のシート、特許文献2の非粘着性エラストマー成形体、及び特許文献3の難接着体接着用粘着剤においては、電子線を照射して架橋する技術であるので、コネクタとして用いる場合の構成や機能を示唆していない。
それ故に、本発明の課題は、接続対象物への弾性部材の貼り付きや接触抵抗の増加を抑えることができるコネクタを提供することにある。
本発明は、コンタクトと、該コンタクトを保持するハウジングとを含み、接続対象物と接続するコネクタにおいて、前記コンタクトは弾性部材と、該弾性部材の表面に配設した導体部とを有し、該導体部は前記接続対象物と接続する接点部を有し、前記弾性部材は粘着性を有し、前記弾性部材には電子線を照射することにより前記接点部を挟むように架橋促進層が形成されており、該架橋促進層上にはフッ素系のコーティング膜が配設されているコネクタであることを最も主要な特徴とする。
本発明のコネクタによれば、弾性部材の表面に配設した導体部を有し、少なくとも接点部の近傍で、かつ接点部と隣接する弾性部材の表面にフッ素系のコーティング膜が施されているので、加圧及び高温下における弾性部材の微量なガス、オイルなどの染み出しにより接続対象物への貼り付きや接触抵抗の増加を抑えることができる。
また、弾性部材には架橋促進層を形成し、架橋促進層上にコーティング膜を配設することによって、加圧及び高温下における弾性部材の微量なガス、オイルなどの染み出しにより接続対象物への貼り付きや接触抵抗の増加を抑えることができる。
よって、弾性部材と接続対象物とは、貼り付きや接続対象物上の導体部と接点部との間にオイルが入り込むことによる接触抵抗の増加、不安定さを減少させることができる。
本発明のコネクタは、コンタクトと、該コンタクトを保持するハウジングとを含み、接続対象物と接続するコネクタにおいて、前記コンタクトは弾性部材と、該弾性部材の表面に配設した導体部とを有し、該導体部は前記接続対象物と接続する接点部を有し、前記弾性部材は粘着性を有し、前記弾性部材には電子線を照射することにより前記接点部を挟むように架橋促進層が形成されており、該架橋促進層上にはフッ素系のコーティング膜が配設されていることにより実現した。
図1及び図2は、本発明に係るコネクタの実施例1を示している。図1及び図2を参照して、コネクタは、コンタクト11と、コンタクト11を保持しているハウジング15とを有している。
コンタクト11は、弾性部材21と、弾性部材21の表面に配設されている導体部31と、弾性部材31の表面に設けられているフッ素系のコーティング膜41とを有している。
弾性部材21は、ゲル材料によって略直方体形状に形成されている複数の基部23と、複数の基部23を第1の方向Xで間隔をもって並列に支持している支持部25とを有している。弾性部材21は、ゲルによって作られているので粘着性を有する。
支持部25は、基部23の過変形を防止し、個々のコンタクト11を一体化する役目を果たす。また、支持部25は、コンタクト11をハウジング15に取り付ける際の取り付け部分となる。
基部23は、互いに平行な一対の第1の面23a,23aと、一対の第1の面23a,23aの長手方向に平行な2辺間を接続している一対の第2の面23b,23bと、一対の第1の面23a,23aの長手方向の2辺を直交する2辺間を接続している一対の第3の面23c,23cとによって外観形状が構成されている。
第2の面23b,23bの一方の面は、平坦な長方形な面である。なお、一対の第1の面23a,23aと交わる第2及び第3の面23b,23b,23c,23cの角部は、曲面状に面取りをしておくことが望ましい。図2に示した基部23を前方から見ると略Dの字形状を呈している。
導体部31は、金属薄膜によって帯状に作られており、基部31の第2及び第3の面23b,23b,23c,23cに配設されている。一対の第3の面23c,23cに位置している導体部31のそれぞれは、接点部31a,31aとなっている。
コーティング膜41は高伸張性を有し、基部23の第2及び第3の面23b,23b,23c,23cに設けられている。なお、図2に示したコーティング膜41は、接点部31a,31aの近傍のみに配設しているが、このように接点部31a,31aと隣接する第3の面23c,23cの表面のみにコーティング膜41を配設するようにしてもよい。
コンタクト11の接点部31a,31aは、図1に示した一対の接続対象物51,61間にコンタクト11を挟むようにすることによって一対の接続対象物51,61に配設されている導体パターン(図示せず)にそれぞれ接続される。ここで、コンタクト11と接続する一対の接続対象物51,61としては、一対のプリント配線基板における組み合わせのほか、電子部品としての半導体チップとプリント配線基板との組み合わせにおいても適用できる。
コンタクト11は、粘弾性を有するゲル材料をバー状、又はシート状に形成し、硬化した後、その表面に金属薄膜の導体部31を基部23の表面に形成することによって作ることができる。
具体的には、弾性部材21は、コロイド溶液中の粒子がゼリー状に固化したものであり、シリコン系、もしくはアクリル系の部材を採用する。導体部31は、弾性率が大きい薄い板厚寸法の金属板によって作ることができる。導体部31の金属材料としては、ニッケル、ニッケル合金、モネル、ニッケルパナジウム、銅、燐青銅などを採用する。
また、導体部31は、蒸着又はメッキ等により形成することができる。なお、導体部31及びコーティング膜41の厚さは、いずれも数ミクロンの厚さにすることが可能である。
基部23には、前述したように曲面状に面取りした面取り部分を形成しておくと、接点部31a,31aを上下方向で加圧してコンタクト11を一対の接続対象物51,61間に挟み込み接続をするときに導体部31が破壊するのを防止することができる。なお、このコンタクト11は、2本以上を適当な間隔をもってハウジング15に保持して並べ、アレイ型のコネクタとして使用することも可能である。
図3は、本発明に係るコネクタの実施例2を示している。なお、図1に示したコネクタと同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図3を参照して、コンタクト11は、図1に示した一対の接続対象物51,61間に挟み、加圧し高温下で使用するとき、基部23の寸法に合った適切な加速電圧と線量の電子線を照射して、基部23の表面の架橋を促進した架橋促進層71を有する。
架橋促進層71は、導体部23の近傍でかつ弾性部材21の基部23の表面、もしくは接点部31a,31aの近傍で接点部31a,31aを挟むようにかつ接点部31a,31aと隣接する弾性部材21の基部23の表面に電子線を照射することにより弾性部材21に形成する。さらに、架橋促進層71上には、フッ素系のコーティング膜41を施すようにする。
実施例1及び実施例2によって説明したように、弾性部材21はオイル成分を含み、表面は粘着性をもつ基部23を同様な性質をもつ架橋促進層71や、基部23に追随するコーティング膜41により包み込むことによって、ゲルである基部23から微量なガスや、オイルなどの染み出しを抑えることができるため、基部23であるゲルと接続対象物51,61との貼り付きや接続対象物51,61上の基部23と接点部31a,31aとの間にガスや、オイルが入り込むことによる接触抵抗の増加、不安定さを減少させることができる。
ただし、基部23におけるゲルの弾性能力を阻害させないため、接点部31a,31aが形成されている近傍で接点部31a,31aを除く箇所で架橋促進層71やコーティング膜41を形成する。
本発明のコネクタは、折り畳み型の携帯電話のプリント回路基板と液晶表示ディバイス(LCD)との間の曲げや、駆動により曲げが生じる部位を接続するのに適する電気接続部品としての用途にも適用できる。
本発明に係るコネクタの実施例1を示す断面図である。 図1に示したコネクタの斜視図である。 本発明に係るコネクタの実施例2を示す断面図である。
符号の説明
11 コンタクト
15 ハウジング
21 弾性部材
23 基部
23a 第1の面
23b 第2の面
23c 第3の面
25 支持部
31 導体部
31a 接点部
41 コーティング膜
51,61 接続対象物
71 架橋促進層

Claims (1)

  1. コンタクトと、該コンタクトを保持するハウジングとを含み、接続対象物と接続するコネクタにおいて、前記コンタクトは弾性部材と、該弾性部材の表面に配設した導体部とを有し、該導体部は前記接続対象物と接続する接点部を有し、前記弾性部材は粘着性を有し、前記弾性部材には電子線を照射することにより前記接点部を挟むように架橋促進層が形成されており、該架橋促進層上にはフッ素系のコーティング膜が配設されていることを特徴とするコネクタ。
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