JP4106348B2 - 捕獲檻 - Google Patents

捕獲檻 Download PDF

Info

Publication number
JP4106348B2
JP4106348B2 JP2004082293A JP2004082293A JP4106348B2 JP 4106348 B2 JP4106348 B2 JP 4106348B2 JP 2004082293 A JP2004082293 A JP 2004082293A JP 2004082293 A JP2004082293 A JP 2004082293A JP 4106348 B2 JP4106348 B2 JP 4106348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
link
movable body
wire
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004082293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005261381A (ja
Inventor
栄次 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004082293A priority Critical patent/JP4106348B2/ja
Publication of JP2005261381A publication Critical patent/JP2005261381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4106348B2 publication Critical patent/JP4106348B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

本発明は、猪、鹿、熊などの比較的大型の動物を捕獲するための捕獲檻に関する。
この種の捕獲用檻として、左右の各端部に開口を有し、地上に設置される角筒形の檻本体と上記檻本体の左右の開口上に垂直に立って支持され、垂直に降下して左右の開口を同時に塞ぐ左右一対のシャッターを備えた捕獲檻を出願人は提案した。(特許文献1参照)
この捕獲檻は、前後の各端部にそれぞれ開口を有する檻本体と、この檻本体の各開口を開閉するべく上下方向に沿って移動可能に配設した一対のシャッタと、これらシャッタに連結し、引張操作した場合に該シャッタを開放移動させる開放操作部材と、前記檻本体の底部に配設し、通常状態において上昇位置に占位する一方、荷重が加わった場合に下降位置に変位する可動体と、前記可動体に連係し、該可動体が上昇位置にある場合に前記開放操作部材を引張操作した状態にロック可能となる一方、前記可動体が下降位置に変位した場合に前記開放操作部材のロック状態を解除するトグル型のロック手段とを備えた構成である。
上記の捕獲檻は、開口部を動物が歩行する獣道等の中に位置させて仕掛け、左右の開口から檻の中に踏み込んだ動物の重量で檻の底板が下向きに動くと、前後の開口の上で垂直に立っているシャッターの降下を阻止していた開放操作部材のロック状態が解除され、シャッターが降下して左右の開口を同時に塞ぎ、檻本体の内部に動物を捕獲するものである。
この捕獲檻は、開放操作部材を介してシャッタをロックするための手段としてトグル型のものを適用しているため、可動体にごく僅かな荷重が作用した場合でもロック状態が解除され、比較的小型で軽量の鳥獣をも確実に捕獲することが可能になる。
実用新案登録第3073014号公報
ところで、猪、熊などの比較的大型で危険な動物が出現した場合には、安全上、猿や狸、カラスなどの比較的小型で軽量の鳥獣の捕獲は見合わせて、猪、熊などの比較的大型で危険な動物の捕獲が最優先となる。しかしながら、捕獲すべき動物は、種類、年齢等の条件により、その大きさが様々であり、しかも動物は日数の経過とともに成長するため、どうしても、捕獲檻の仕掛けが作動する感度を再調整する必要が生じるが、上述した捕獲檻の場合、捕獲檻の仕掛けが作動する感度の調整がうまくできない。
また、猿や狸、さらにはカラスなどの比較的小型で軽量の鳥獣を捕獲してしまう誤動作が発生することもある。このような誤動作の後に再度仕掛けても、動物の警戒心が高まる結果、捕獲檻に近寄ることさえなくなる虞れがあるため捕獲檻の改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みて提案されたもので、解決しようとする課題は捕獲しようとする動物の大きさ(重量)に応じて捕獲檻の仕掛けが作動する感度の調整が容易にできる捕獲檻を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、前後の各端部にそれぞれ開口を有する檻本体と、この檻本体の各開口を開閉するべく上下方向に沿って移動可能に配設した一対のシャッタと、これらシャッタに連結し、引張操作した場合に該シャッタを開放移動させるワイヤと、一端を前記ワイヤに引掛けて係合し、前記ワイヤに沿って移動可能に取付けられ他端にリングが設けられている操作ワイヤと、動物が歩行する底板であって前記檻本体の底部において一端に設けた軸により水平軸回りに回転可能に配設され、上昇位置と下降位置に変位する可動体と、前記可動体の前記一端に対する他端部に設けられ前記可動体を上昇位置に付勢するコイルスプリングと、前記檻本体の前記可動体の先端に近接する側壁に固定され所定辺に一定間隔で複数の溝が設けられ各溝の間に前記コイルスプリングのフックが引掛けられる係止部が複数形成されて前記コイルスプリングの付勢力の強さを複数段階に設定できるコイルスプリングの保持金具と、上端部には長手方向に沿って間隔を空けて複数の孔が設けられていて前記可動体の前記一端に対する他端部において前記上端部を直立させて下端部が固定される高さ調整金具と、前記側壁に固定され断面がL字状を成すロック本体と、該ロック本体の底面に固定される第1リンクと、該第1リンクの外方側下端部に第1軸を介して支承させるとともに延長部分の先端部に前記操作ワイヤのリングを挿通させるストッパ軸を備えた第2リンクと、前記第1リンクの内方側下端部に第2軸を介して支承させた第3リンクと、前記第2リンクおよび前記第3リンクの間を連結するように第3軸および第4軸を介して支承させるとともに延長部分に高さ調整金具の孔と共に連結ピンが挿通されて前記可動体を水平に維持する上昇位置に揺動可能に支承される第4リンクと、からなり、前記操作ワイヤの他端のリングを前記ストッパ軸の先端部に挿通させて前記第1軸と前記第3軸とを互いに鉛直方向に沿って配置させた場合に、前記ストッパ軸の先端部がロック本体の底面に当接して前記可動体を水平に維持する上昇位置に設定して前記操作ワイヤの他端を引張操作した状態にロックする一方、前記可動体が下降位置に変位した場合に前記操作ワイヤのロック状態を解除するトグル型のロック手段と、を備えた捕獲檻である。
捕獲しようとする動物の大きさ(重量)に応じて捕獲檻の仕掛けが作動する感度の調整が容易にできるものである。
以下、本発明に係る捕獲檻の一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る捕獲檻1の要部を概念的に示すもので、(a)はロック手段がロックした状態を示す側面図、(b)はロック手段がロックを解除した状態を示す側面図である。また、図2は捕獲檻1の外観を示すもので、(a)はロック手段がロックして檻本体の開口が開成した状態を示す側面図、(b)はロック手段がロックを解除して檻本体の開口が閉成した状態を示す側面図である。また、図3(a)はストッパ手段がシャッタの移動域から退避した状態を示す概念側面図、図3(b)はストッパ手段がシャットの移動域に突出した状態を示す概念側面図である。また、図4は捕獲檻へロック手段を取付けた状態を示す分解斜視図である。
図1〜図4に例示する本発明に係る捕獲檻の一実施形態の捕獲檻1は、左右の側壁11,12、上壁13および底壁14を有し、かつ前後にそれぞれ開口15,16を有した角筒形の檻本体10を備えている。各壁は、断面L字状のアングル材等の太い金属角材から成る外枠17と、外枠17の内部に金属棒18aを縦横に溶接することによって構成した格子18とを備えたものである。これらの壁は、外枠17同志をネジ等の連結手段によって組み上げることにより角筒形に構成してあり、不使用時は分解して収納することができる。
この檻本体10には、前後の各開口部にそれぞれガイド手段20を設けてあるとともに、各ガイド手段20にシャッタ30を配設してある。
ガイド手段20は、上下方向に沿って延在した左右一対のスライドガイド部材21と、これらスライドガイド部材21の上端部間を連結する連結部材22とを備えた門型を成すもので、連結部材22の中央部に第1滑車23を備えている。
スライドガイド部材21は、横断面がコの字状を成し、かつ檻本体10の高さの2倍より大きな長さを有した太い金属材であり、互いにコの字の開口を対向させた状態で設けてある。連結部材22は、壁の外枠17と同様に太い金属角材によって構成してある。
シャッタ30は、檻本体10の壁と同様に外枠31と格子32とを備えたものであり、当該檻本体10の開口15,16を閉塞できる大きさに構成してある。
各シャッタ30は、左右両縁部がスライドガイド部材21のコの字状を成す部分に嵌合しており、該スライドガイド部材21をガイドとして上下方向に移動することが可能である。これらシャッタ30には、それぞれの上縁中央部に引張操作した場合にシャッタ30,30を開放移動させるワイヤ40を接続してある。ワイヤ40は、連結部材22の第1滑車23を巻回した後に互いに連結してある。
操作ワイヤ41はその両端にリング41a,41bが設けられている。リング41bはフック金具42の基端部のスロット42aに挿通されて、操作ワイヤ41の一端にフック金具42を保持している。このフック金具42の先端には爪部43aと、爪部43aの入り口部を開閉するストッパ43bが設けられており、フック金具42の爪部43aをワイヤ40の途中部に引掛けて係合し、操作ワイヤ41の一端のフック金具42をワイヤ40に沿って移動可能に取付けることができる。
また、図3に示すように、これらガイド手段20と各シャッタ30との間には、それぞれストッパ手段としてストッパ部材50を設けてある。ストッパ部材50は、ストッパ爪部51と重錘部52とを一体に構成し、さらにストッパ爪部51よりも上方となる部位に支持軸53を設けたもので、ストッパ爪部51がシャッタ30の移動域に出没する態様で、支持軸53を介してスライドガイド部材21に揺動可能に支承させてある。また、ガイド手段20の底部の左右には、金属板を直角に曲げたL字状のシャッタ受け55を設けている。
また、上記檻本体10には、その内部の中央に可動体60を設けてある。可動体60は、金属、あるいは木材によって平板状に成形したもので、その一端に設けた軸61により、檻本体10の底部において水平軸回りに回転可能に支承させてある。図2に示すように、この可動体60の他端部には、可動体60を上昇位置に付勢する付勢手段としてのコイルスプリング62と、一対の高さ調整金具63,63を設けてある。コイルスプリング62は、檻本体10の側壁11との間に介在しており、図1(a)に示すように、通常状態においてその弾性力により上記可動体60を水平となった上昇位置に維持するものである。高さ調整金具63,63は、短冊状の板材を途中から略直角に折り曲げたL字状をなし、それぞれの高さ調整金具63,63は、下端部を左右に開いて上端部を背中合わせに直立させて並置して可動体60に固定してある。各上端部には長手方向に沿って、間隔を空けて複数の孔63a,63a,・が設けられている。
さらに、上記檻本体10には、可動体60の先端に近接する側壁11にロック本体71と四節リンク72とから成るロック手段70及びコイルスプリングの保持金具80を設けてある。ロック本体71は、断面がL字状を成す太い金属角材であり、金属板材71aとともに上述した側壁11の中央部の格子18の金属棒18aを挟んだ状態で、ネジ71bによって金属板材71aを締め付けて金属棒18aに固定してある。
四節リンク72は、ロック本体71の底面に固定した第1リンク72aと、この第1リンク72aの外方側下端部に第1軸72bを介して支承させた第2リンク72cと、第1リンク72aの内方側下端部に第2軸72dを介して支承させた第3リンク72eと、これら第2リンク72cおよび第3リンク72eの間を連結するように第3軸72fおよび第4軸72gを介して支承させた第4リンク72hとを備えており、これらのリンクによってトグル機構を構成している。すなわち、図2(a)からも明らかなように、この四節リンク72は、第1軸72bと第3軸72fとを互いに鉛直方向に沿って配置させた場合に、第2軸72dと第4軸72gとを結ぶ線の延長線がこれら第1軸72bと第3軸72fとの間を通過するようになっている。この状態においては第2リンク72cに、所謂セルフロックが作用しており、当該第2リンク72cを第1軸72bの軸心回りに揺動させることができない。このセルフロック状態は、第4リンク72hを第3軸72fの軸心回りに僅かに下方に揺動させれば、第3リンク72eが第2軸72dの軸心回りに下方へ揺動することで容易に解除され、以降、第2リンク72cが第1軸72bの軸心回りに大きく下方へ揺動するようになる。
この四節リンク72には、第2リンク72cおよび第4リンク72hにそれぞれ延長部分72j,72kを設けてある。第2リンク72cの延長部分(以下、第2リンク延長部分72jという)は、上述したセルフロック状態において当該第2リンク72cから水平方向に沿って檻本体10の外側に延在する部分であり、その先端部にストッパ軸73を備えている。ストッパ軸73は、その先端部に平板状の補助ストッパ73aを径方向に設けている。ストッパ軸73は、セルフロック状態において上方向に斜めに延在するように設けてあり、その先端部がロック本体71の底面に当接している。第4リンク72hの延長部分(以下、第4リンク延長部分72kという)は、上述したセルフロック状態において当該第4リンク72hから水平方向に沿って檻本体10の内側に延在する部分であり、その先端部には孔72lが設けられ、第4リンク延長部分72kは、上述した高さ調整金具63,63の孔63a,63aと共に連結ピン63bが挿通され、可動体60が水平を維持する上昇位置の高さとなるように調整可能な状態で揺動可能に支承させてある。
したがって、獣道等の中に位置させて捕獲檻を仕掛ける際に、高さ調整金具63,63の孔63a,63aへの連結ピン63bの挿し込み位置を変更することで、動物が歩行する底板(可動体60)の位置あわせが容易にできる。
コイルスプリングの保持金具80は、上述した側壁11の中央部に溶接によって固定してあり、側壁11に取付けられる辺80aと対向する辺80bには、一定間隔で複数の溝80cが設けられ、各溝の間にコイルスプリング62のフックが引掛けられる係止部81,81・・が複数形成されている。
コイルスプリングの保持金具80は、可動体60を上昇位置に付勢するコイルスプリング62の付勢力の強さを複数段階に設定して、可動体60に加わった荷重の大きさがコイルスプリング62の付勢力を超える場合に、可動体60を下降位置に変位するように設定するためのものである。
また、コイルスプリング62はその弾性力により可動体60を水平となった上昇位置に維持するものであるが、側壁11に設けたロック本体71と四節リンク72により、可動体60は、水平状態よりは上昇位置とならないように支承させておけば、コイルスプリング62を保持金具80の複数の係止部81のいずれに引掛けるかによって、捕獲しようとする動物の大きさ(重量)に応じて捕獲檻の仕掛けとなる底板(可動体60)が作動する感度の調整が容易にできる。
上記のように構成した捕獲檻1によって猪や熊などの比較的大型で危険な動物を捕獲する場合には、檻本体10を獣道などに配置した後、それぞれのシャッタ30を上動させることによって檻本体10の開口15,16を開成し、フック金具42の爪部43aをワイヤ40の途中部に引掛けて係止し、操作ワイヤ41をワイヤ40に沿って移動可能に取付ける。さらに図1(a)に示すように、操作ワイヤ41のリング41aをストッパ軸73に挿通させて四節リンク72をセルフロック状態にする。この状態においては、ストッパ軸73によって操作ワイヤ41の上部への移動が阻止されるため、ワイヤ40、操作ワイヤ41によってシャッタ30が吊下げられた状態となり、檻本体10の開口15,16が開成した状態を保持する。また、ストッパ部材50は、ストッパ爪部51がシャッタ30に当接することにより、自重に抗して上方に傾動するようになる。
上述した操作の間、上記捕獲檻1によれば、操作者が触れるなどして檻本体10に振動や衝撃が加わった場合にも、四節リンク72がセルフロック状態にあるため、不用意にワイヤ40のリング41がストッパ軸73から抜けることがなく、作業を容易に行うことができる。
次いで、檻本体10の内部、好ましくは中央部分に捕獲対象となる動物が好む餌を入れて待機する。この場合、可動体60やロック手段70、さらには檻本体10、シャッタ30、ワイヤ40、操作ワイヤ41を草木によってカムフラージュすることが好ましい。また、操作ワイヤ41はフック金具42の爪部43aをワイヤ40の途中部に引掛けて係止して取付けられるので、ロック手段70に予めておき、後からワイヤ40に容易に取付けることができるので、カムフラージュの際に、ワイヤ40から取り外しても再度の取付けは容易である。
上述した状態から暫時時間が経過すると、餌の匂いにつられて動物が捕獲檻1に接近し、やがて警戒しながら檻本体10に侵入しようとする。
この状態においても、上記捕獲檻1によれば、四節リンク72のセルフロックにより、比較的小型で軽量の鳥獣が侵入して不用意に操作ワイヤ41のリング41aがストッパ軸73から抜けることがないため、軽量の鳥獣を捕獲してしまう誤動作が防止され、当該檻本体10の開口15,16が継続して開成された状態に保持されるようになる。
やがて猪、熊などの比較的大型で危険な動物が餌を食するべく檻本体10の中央部まで侵入すると、図1(b)に示すように、可動体60に脚を載せた時点で当該可動体60が動物の荷重によりコイルスプリング62の弾性力に抗して下動し、さらに高さ調整金具63を介して四節リンク72の第4リンク72hが第3軸72fの軸心回りに下方に揺動することになり、四節リンク72のセルフロックが直ちに解除されて第2リンク72cが第1軸72bの軸心回りに下方へ揺動するようになる。
この場合、可動体60の下動がごく僅かであっても、セルフロックが解除された以降、第2リンク72cおよび第4リンク72hがそれぞれの自重により、下方に向けて大きく揺動するようになる。この結果、操作ワイヤ41のリング41aがストッパ軸73から確実に抜け出ることになるため、シャッタ30が自重によって急速に下方に落下し、檻本体10の両開口15,16が同時に閉塞されることになり、侵入した大型で危険な動物を内部に閉じ込めることができる。
さらに、シャッタ30が下動すると、図3(b)に示すように、ストッパ部材50が自重によって下方に傾動し、それぞれのストッパ爪部51がシャッタ30の移動域に突出するようになるため、最早シャッタ30を操作してもこれを上動させることが不可能となる。しかもガイド手段20の底部の左右に設けたL字形状のシャッタ受け55は、シャッタ30の外方向への移動を強固に規制し、捕獲された動物(例えばイノシシの類)が突撃した衝撃でシャッタ30が外れるのを防いでいる。従って、閉じ込めた動物が激しく暴れて檻本体10が転倒したとしてもこれを逃す虞れがない。
以上説明したように、本発明によれば、開放操作部材を介してシャッタをロックするための手段としてトグル型のものを適用しているが、コイルスプリングの付勢力の強さを複数段階に設定できるようにして、その状態でのコイルスプリングの弾性力に抗して可動体が移動しない限り、当該トグル型ロック手段のセルフロックによってロックが解除されることはなく、例えば比較的小型で軽量の鳥獣が侵入した場合にも誤動作する虞れがない。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の設計変更が可能であり、前記実施例に限定されないことはいうまでもない。
本発明に係る捕獲檻1の要部を概念的に示すもので、(a)はロック手段がロックした状態を示す側面図、(b)はロック手段がロックを解除した状態を示す側面図である。 捕獲檻1の外観を示すもので、(a)はロック手段がロックして檻本体の開口が開成した状態を示す側面図、(b)はロック手段がロックを解除して檻本体の開口が閉成した状態を示す側面図である。 (a)はストッパ手段がシャッタの移動域から退避した状態を示す概念側面図、(b)はストッパ手段がシャットの移動域に突出した状態を示す概念側面図である。 捕獲檻へロック手段を取付けた状態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 捕獲檻
10 檻本体
11,12 側壁
13 上壁
14 底壁
15,16 開口
17 外枠
18 格子
18a 金属棒
20 ガイド手段
21 スライドガイド部材
22 連結部材
23 第1滑車
30 シャッタ
31 外枠
32 格子
40 ワイヤ
41 操作ワイヤ
41a,41b リング
42 フック金具
42a スロット
43a 爪部
43b ストッパ
50 ストッパ部材
51 ストッパ爪部
52 重錘部
53 支持軸
55 シャッタ受け
60 可動体
61 軸
62 コイルスプリング
63 高さ調整金具
63a 孔
63b 連結ピン
70 ロック手段
71 ロック本体
71a 金属板材
72 四節リンク
72a 第1リンク
72b 第1軸
72c 第2リンク
72d 第2軸
72e 第3リンク
72f 第3軸
72g 第4軸
72h 第4リンク
72j 第2リンク延長部分
72k 第4リンク延長部分
73 ストッパ軸
73a 補助ストッパ
80 コイルスプリングの保持金具
80a,80b 辺
80c 溝
81 係止部

Claims (1)

  1. 前後の各端部にそれぞれ開口を有する檻本体と、
    この檻本体の各開口を開閉するべく上下方向に沿って移動可能に配設した一対のシャッタと、
    これらシャッタに連結し、引張操作した場合に該シャッタを開放移動させるワイヤと、
    一端を前記ワイヤに引掛けて係合し、前記ワイヤに沿って移動可能に取付けられ他端にリングが設けられている操作ワイヤと、
    動物が歩行する底板であって前記檻本体の底部において一端に設けた軸により水平軸回りに回転可能に配設され、上昇位置と下降位置に変位する可動体と、
    前記可動体の前記一端に対する他端部に設けられ前記可動体を上昇位置に付勢するコイルスプリングと、
    前記檻本体の前記可動体の先端に近接する側壁に固定され所定辺に一定間隔で複数の溝が設けられ各溝の間に前記コイルスプリングのフックが引掛けられる係止部が複数形成されて前記コイルスプリングの付勢力の強さを複数段階に設定できるコイルスプリングの保持金具と、
    上端部には長手方向に沿って間隔を空けて複数の孔が設けられていて前記可動体の前記一端に対する他端部において前記上端部を直立させて下端部が固定される高さ調整金具と、
    前記側壁に固定され断面がL字状を成すロック本体と、該ロック本体の底面に固定される第1リンクと、該第1リンクの外方側下端部に第1軸を介して支承させるとともに延長部分の先端部に前記操作ワイヤのリングを挿通させるストッパ軸を備えた第2リンクと、前記第1リンクの内方側下端部に第2軸を介して支承させた第3リンクと、前記第2リンクおよび前記第3リンクの間を連結するように第3軸および第4軸を介して支承させるとともに延長部分に高さ調整金具の孔と共に連結ピンが挿通されて前記可動体を水平に維持する上昇位置に揺動可能に支承される第4リンクと、からなり、前記操作ワイヤの他端のリングを前記ストッパ軸の先端部に挿通させて前記第1軸と前記第3軸とを互いに鉛直方向に沿って配置させた場合に、前記ストッパ軸の先端部がロック本体の底面に当接して前記可動体を水平に維持する上昇位置に設定して前記操作ワイヤの他端を引張操作した状態にロックする一方、前記可動体が下降位置に変位した場合に前記操作ワイヤのロック状態を解除するトグル型のロック手段と、を備えた捕獲檻。
JP2004082293A 2004-03-22 2004-03-22 捕獲檻 Expired - Lifetime JP4106348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082293A JP4106348B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 捕獲檻

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082293A JP4106348B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 捕獲檻

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005261381A JP2005261381A (ja) 2005-09-29
JP4106348B2 true JP4106348B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=35086539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004082293A Expired - Lifetime JP4106348B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 捕獲檻

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4106348B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8884571B2 (en) 2012-01-25 2014-11-11 Fanuc Corporation Motor control apparatus which limits torque command according to input current or power

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE535544C2 (sv) * 2009-10-12 2012-09-18 Goeran Hansson Levandefångstfälla för djur såsom vildsvin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8884571B2 (en) 2012-01-25 2014-11-11 Fanuc Corporation Motor control apparatus which limits torque command according to input current or power

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005261381A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101049146B1 (ko) 동물 포획장치
US9060505B2 (en) Cage trap with easy set and release mechanism
US20020011019A1 (en) Animal trap for small animals
KR101071875B1 (ko) 동물 포획장의 개폐문 개폐장치
US8887435B2 (en) Wall-less trap systems and methods
JP4106348B2 (ja) 捕獲檻
JP2007049904A (ja) 動物捕獲檻
JP2001275545A (ja) 動物捕獲用罠及び動物捕獲罠用のシャッター閉鎖装置
KR102392823B1 (ko) 야생동물 포획장치
KR101842060B1 (ko) 동물포획을 위한 낙하 포획장치
KR102132159B1 (ko) 유해 동물 포획장치
JP6399392B2 (ja) 取付座付括り罠
JP2007167024A (ja) 猪捕獲檻
JP3179233U (ja) 野生動物捕獲檻
JP2002272351A (ja) 動物捕獲装置
KR101071871B1 (ko) 동물 포획트랩의 개폐문 개폐장치
JP6490120B2 (ja) 動物捕獲装置
JP3050966U (ja) 野生動物捕獲器
KR20200065235A (ko) 유해 동물 포획장치
JP2002272352A (ja) 動物捕獲装置
CN101731197A (zh) 具有偏心设定机构的双门笼式诱捕器
JP3142819U (ja) 有害獣捕獲用檻
JP3073014U (ja) 捕獲檻
JP2010268699A (ja) 獣捕獲用箱罠
JP2005087072A (ja) 動物捕獲用檻

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4106348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250