JP2002272352A - 動物捕獲装置 - Google Patents

動物捕獲装置

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JP2002272352A
JP2002272352A JP2001082984A JP2001082984A JP2002272352A JP 2002272352 A JP2002272352 A JP 2002272352A JP 2001082984 A JP2001082984 A JP 2001082984A JP 2001082984 A JP2001082984 A JP 2001082984A JP 2002272352 A JP2002272352 A JP 2002272352A
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animal
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cage
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hooking
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Takeshi Minami
猛 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構造にして、動物を確実に捕獲でき
ると共に、製作コストが安く、故障も少ない動物捕獲装
置を提供する。 【解決手段】 箱形捕獲用ケージ1の入口6に落下式扉
2を設け、このケージ1の上部に縦軸周りに回動する回
動主軸3を軸着し、回動主軸3には、回動主軸3の回動
に伴って、ケージ1の入口6が開放するように所定高さ
引き上げられた扉2に対し進退移動し、常時は前進位置
にあって扉2を開放位置に支持し、後退時に扉2を落下
させて入口6を閉鎖する扉支持ロッド4を、クランク5
を介して連動連結すると共に、回動主軸3の下部には、
ケージ1内に侵入した動物Aが引っ掛かってその引掛力
により回動主軸3を回動して、前進位置にある扉支持ロ
ッド4を後退させる動物引掛手段7を連動連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、イノシシやシカ等の野生の動物
を捕獲する動物捕獲装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より種々の動物捕獲装
置が提案されているが、従来の装置は構造が複雑で、製
作費が高くつく上に、セットに手間がかかり、故障も多
かった。本発明は、単純な構造にして、セットが容易
で、動物を確実に捕獲できると共に、製作コストが安
く、故障も少ない動物捕獲装置を提供することを目的と
する。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の動
物捕獲装置は、箱形捕獲用ケージ1の入口6に落下式扉
2を設け、このケージ1の上部に縦軸周りに回動する回
動主軸3を軸着し、この回動主軸3には、回動主軸3の
回動に伴って、ケージ1の入口6が開放するように所定
高さ引き上げられた扉2に対し進退移動し、常時は前進
位置にあって扉2を開放位置に支持し、後退時に扉2を
落下させて入口6を閉鎖する扉支持ロッド4を、クラン
ク5を介して連動連結すると共に、この回動主軸3の下
部には、ケージ1内に侵入した動物Aが引っ掛かってそ
の引掛力により回動主軸3を回動して、前進位置にある
扉支持ロッド4を後退させる動物引掛手段7を連動連結
してなることを特徴とする。
【0004】請求項2は、請求項1に記載の動物捕獲装
置において、前記動物引掛手段7は、回動主軸3の下端
部に同軸一体に垂下連結された連結軸体19と、この連
結軸体19の下端部に、ケージ1内に侵入した動物Aが
引っ掛かるように水平方向に突設された引掛棒20と、
からなることを特徴とする。
【0005】請求項3は、請求項1に記載の動物捕獲装
置において、前記動物引掛手段7は、回動主軸3の下端
部に水平に一体に突設された水平旋回棒23と、一端部
26が水平旋回棒23の先端部に、他端部25がケージ
1側に夫々止着されると共に、中間部がケージ1側に設
けたシーブ27,28に掛装されていて、ケージ1内に
侵入した動物Aが引っ掛かってその引掛力により水平旋
回棒23を旋回させる動物引掛用索体24と、からなる
ことを特徴とする。
【0006】請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載
の動物捕獲装置において、扉2が所定高さ引き上げられ
て扉支持ロッド4が前進した位置でこのロッド4の先端
部4aを上下両側から挟むように支持する上下一対の溝
車21,31の上側溝車21を扉2側に、下側溝車31
をケージ1側に夫々取り付けてなることを特徴とする。
【0007】請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載
の動物捕獲装置において、箱形捕獲用ケージ1の上面を
閉鎖構造とし、このケージ上面の所要部に、このケージ
上面の所要部に、常時は自重によって閉鎖していると共
に、非常時に自重に抗して開放可能な非常脱出用扉30
を設けてなることを特徴とする。
【0008】請求項7は、請求項1〜5の何れかに記載
の動物捕獲装置において、前記ケージ1の対向する2箇
所に入口6,6を設け、両入口6,6に夫々落下式扉
2,2を設けると共に、回動主軸3を挟んでその両側対
向位置に扉支持ロッド4,4を夫々クランク5,5を介
して連動連結してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る動物捕獲装置
の一実施形態を示す。この動物捕獲装置は、箱形の捕獲
用ケージ1を有し、このケージ1の前面側と後面側の入
口6,6に夫々落下式扉2が設けられている。このケー
ジ1の上部に縦軸周りに回動する回動主軸3が軸着さ
れ、この回動主軸3には、回動主軸3の回動に伴って、
ケージ1の入口6,6が開放するように夫々所定高さ引
き上げられた扉2,2に対し夫々進退移動し、常時は前
進位置にあって扉2,2を夫々開放位置に支持し、後退
時に扉2,2を落下させて入口6,6を夫々閉鎖する両
側一対の扉支持ロッド4,4を、クランク5,5を介し
て連動連結すると共に、回動主軸3の下部には、ケージ
1内に侵入した動物Aが引っ掛かってその引掛力により
回動主軸3を回動して、前進位置にある扉支持ロッド
4,4を夫々後退させる動物引掛手段7を連動連結して
なるものである。
【0010】上記構造の動物捕獲装置について更に詳し
く説明すれば、捕獲用ケージ1は、図1に示すように、
このケージ1の本体を成す箱形骨組8の左右両側面部と
上面部に夫々鉄棒からなる縦横の格子部材a,bで面格
子9,9,10を形成することによって、ケージ1の左
右両側面及び上面を閉鎖構造にすると共に、前後両面を
夫々開放して入口6,6としたもので、各入口6に落下
式扉2が設けられる。落下式扉2は、周枠11内に鉄棒
からなる縦横の格子部材a,bによって面格子12を形
成したもので、入口6の左右両側に配設されたガイド枠
13,13によって昇降案内されるようになっている。
両ガイド枠13,13の上端部は上枠29によってつな
がれている。この実施形態では、ケージ1の底面部を開
放状態としているが、このケージ1の底面部も、左右側
面や上面と同様に縦横の格子部材a,bによる面格子構
造としてもよい。
【0011】図1〜図4に示すように、回動主軸3は、
ケージ1の上部に横架された台板14の中央部に軸受1
5を介して縦軸周りに回動可能に取り付けてあって、こ
の回動主軸3の直径方向両側面部に両側一対のクランク
5,5が突設され、両クランク5,5に両扉支持ロッド
4,4の夫々基端部がピン16,16によって枢着され
ている。この場合、各扉支持ロッド4の基端部には図4
に示すように雄ねじ部4bが設けてあって、この雄ねじ
部4bがL字形取付金具17の垂直片部17aに挿通さ
れ、ナット18,18で締結固定され(図4参照)、こ
の取付金具17の水平片部17bがピン16によってク
ランク5に枢着され、これによって回動主軸3からの扉
支持ロッド4の突出長さを調整できるようになってい
る。
【0012】動物引掛手段7は、回動主軸3の下端部に
同軸一体に垂下連結された連結軸体19と、この連結軸
体19の下端部に、ケージ1内に侵入した動物Aが引っ
掛かるように水平方向に突設された両側一対の引掛棒2
0,20とからなるもので、両引掛棒20,20は、回
動主軸3の両扉支持ロッド4,4に対し90度位相をず
らして突設されている。連結軸体19の下端部は、ケー
ジ1の下面に沿って箱形骨組8に左右方向に横架された
下枠34に回動自在に軸支されている。即ち、図3に示
すように、連結軸体19の下端部には小径の支軸部19
aが同軸一体に形成されていて、この支軸部19aが、
下枠34に設けられた嵌合孔部34aに回動自在に嵌合
されている。
【0013】また図1〜図4から分かるように、各扉2
が所定高さ引き上げられて各扉支持ロッド4が前進した
位置でこのロッド4の先端部4aを上下両側から挟むよ
うに支持する上下一対の溝車21,22の上側溝車21
が扉2側に、下側溝車31がケージ1側に夫々取り付け
られ、これらの溝車21,31は夫々扉支持ロッド4が
係合する溝21a,31aを有する。各扉2側の溝車2
1は、図1及び図4に示すように、面格子12の一部を
切除して縦格子部材a,a間に横架された支軸22によ
って軸支されている。また、ケージ1側の各溝車31
は、図2〜図4に示すように、箱形骨組8の上面側前後
各端部に設けたブラケット33に支軸32を取り付ける
ことによって軸支されたもので、各扉支持ロッド4の先
端部4a側を常時支持している。
【0014】回動主軸3から突出する各扉支持ロッド4
は、図2及び図4の実線図示のように、扉2に対し直交
方向に延びて最大限突出した前進位置で、ロッド先端部
4aが所定高さ引き上げられた扉2内に突入し、この前
進位置で扉支持ロッド4の先端部4aに扉2側の上側溝
車21を跨嵌状態に乗せることによって、ケージ1側の
下側溝車31とともに、扉支持ロッド4の先端部4aを
上下両側から挟むように支持し、扉2を開放位置(入口
6が開放した位置)に支持することができる。こうして
扉2を開放位置に支持した状態から、回動主軸3を一方
向(又はその反対方向)に回動させると、図4の仮想線
で示すように各クランク5を介し扉支持ロッド4が後退
移動し、その先端部4aが扉2内から退出して各扉2側
の上側溝車21が各扉支持ロッド4の先端部4aから離
脱し、それにより各扉2が自重で落下して入口6を閉鎖
するようになっている。
【0015】上記のように構成される動物捕獲装置の使
用にあたっては、図1及び図2に示すように、ケージ1
の前後各入口6が開放するように各扉2を所定高さまで
引き上げ、各扉支持ロッド4を一旦後退させた状態から
前進させて扉2内に突入し、扉2に設けてある溝車21
を各扉支持ロッド4の先端部4aに跨嵌させた状態に乗
せ、ケージ1側の下側溝車31と共に扉支持ロッド4の
先端部4aを上下両側から挟持するように各扉2を開放
位置に支持させるようにすればよい。この時、動物引掛
手段7の両引掛棒20,20は、図1及び図4の実線図
示のように、ケージ1の前後方向と直交する左右方向に
突出した位置にある。尚、こうして動物捕獲装置を仕掛
ける(セットする)際には、ケージ1内の中央部に動物
Aが好む肉等の餌を吊り下げておく。
【0016】しかして、動物Aがケージ1に近づいて、
図1及び図2に示すように前面側入口6からケージ1内
に侵入し、この動物Aが動物引掛手段7の何れかの引掛
棒20に引っ掛かって、その引掛棒20を押すと、図3
及び図4に示すように、連結軸体19が回動し、同時に
回動主軸3が回動して、夫々最大限突出した前進位置に
ある両扉支持ロッド4,4が後退移動し、ロッド先端部
4a,4aが夫々扉2内から退出して、扉2,2の溝車
21,21がロッド先端部4a,4aから夫々離脱し、
これにより両扉2,2が夫々落下して前後両入口6,6
を閉鎖して、動物Aを捕獲することができる。
【0017】この場合、動物引掛手段7は左右一対の引
掛棒20,20を有するが、両引掛棒20,20のうち
左右何れの引掛棒20を動物Aが押しても、両方の扉支
持ロッド4,4が後退移動して、両扉2,2を同時に落
下させることができる。
【0018】また、この動物捕獲装置では、扉2が所定
高さ引き上げられて扉支持ロッド4が前進した位置でこ
のロッド4の先端部4aを上下両側から挟むように支持
する上下一対の溝車21,31の上側溝車21を扉2側
に、下側溝車31をケージ1側に夫々取り付けて(下側
溝車31はロッド4の先端部4aを常時支持する)、扉
2側の上側溝車21を扉支持ロッド4の先端部4aに跨
嵌させた状態に乗せて扉2を開放位置に支持するように
しているため、この動物捕獲装置を仕掛ける際の各扉2
に対する扉支持ロッド4の位置決めが容易となり、また
回動主軸3の回動によって各扉支持ロッド4が後退移動
する時に、扉2側の上側溝車21が扉支持ロッド4の後
退移動を的確に案内するから、扉支持ロッド4を迅速容
易に後退させて扉2を的確に落下させることができ、更
にケージ1の下側溝車31は、扉支持ロッド4の先端部
4aに係る扉2の荷重を支持し、扉支持ロッド4の変形
を阻止することができる。
【0019】上記のようにして動物Aを捕獲した後、こ
の動物捕獲装置を再び使用する時は、ケージ1の各入口
6が開放するように各扉2を所定高さまで引き上げ、各
扉支持ロッド4を後退位置から前進させて扉2内に突入
し、各扉2に設けてある上側の溝車31を各扉支持ロッ
ド4の先端部4aに乗せて、各扉2を開放位置に支持さ
せればよいから、装置の仕掛け(セット)を簡単容易に
行うことができる。
【0020】図5は本発明に係る動物捕獲装置の他の実
施形態を示すもので、動物引掛手段7が図1〜図4に示
す動物捕獲装置とは異なった形態のものである。即ち、
ここに示す動物捕獲装置の動物引掛手段7は、図6から
も分かるように、回動主軸3を挟んでその前後両側に対
称位置に配置されたもので、回動主軸3の下端部に水平
に一体に突設された左右両側一対の水平旋回棒23,2
3と、夫々の一端部26,26が水平旋回棒23,23
の先端部に、夫々の他端部25,25がケージ1の所要
箇所に夫々止着されると共に、夫々の中間部がケージ1
側に設けたシーブ27,28に掛装されていて、ケージ
1内に侵入した動物Aが引っ掛かってその引掛力により
水平旋回棒23を旋回させる動物引掛用索体24,24
と、からなる。動物引掛手段7以外の構成については、
図1〜図4に示す動物捕獲装置と同じであるから、図5
及び図6に図示するが、その説明は省略する。
【0021】両水平旋回棒23,23は、図5から分か
るように、ケージ1の上面側面格子10の下面に沿った
位置にあって、各水平旋回棒23の先端部には、一端部
25がケージ1の左右各側面側面格子9の下部に止着さ
れた各動物引掛用索体24の他端部26が止着されてい
る。また図5から分かるように、一方の動物引掛用索体
24の端部25は、右側面側面格子9の前端部下方に止
着され、他方の動物引掛用索体24の端部25は左側面
側面格子9の後端部下方に止着されている。シーブ27
は、左右各側面側面格子9の、索体24の止着部25と
水平方向に対向するに取り付けられ、またシーブ28
は、左側面側面格子9の、前記各水平旋回棒23に近い
位置でそれと同じ高さ位置に取り付けられている。尚、
動物引掛用索体24の止着部25とシーブ27との間に
水平に延びる索体部分が実質的な動物引掛部24aを形
成し、この動物引掛部24aは、ケージ1内の前後各入
口6に近い位置にあって、ケージ1内に侵入した動物A
は、この動物引掛部24aに引っ掛かるようになる。
【0022】また図5に示すように、ケージ1の上面側
面格子10の一部に非常脱出用の扉30が設けてある。
例えば、子供が開放した入口6からケージ1の中に入っ
て遊んでいるうちに、誤って動物引掛手段7が作動し、
扉2,2が落下して入口6,6が閉鎖すると、扉2が可
なり重いため、子供の力では開けることができず、ケー
ジ1内に閉じ込められてしまうことがある。従って、こ
のような場合、子供でも開放できて脱出できる程度の自
重の非常脱出扉30を設けたものである。この非常脱出
扉30は、何ら施錠装置を装備することなく、常時はそ
の自重でのみ非常脱出口30aを閉鎖すると共に、非常
時にその自重に抗して該脱出口30aを開放するように
なっているため、子供でも容易に非常脱出扉30を開動
させて、該脱出口30aから脱出することができる。ま
た、この非常脱出扉30は、ケージ1の上面側に設けて
あるから、捕獲された動物Aがこの扉30を開けること
はできず、従って逃げ出すことができない。
【0023】この動物捕獲装置の使用にあたっては、図
5に示すように、ケージ1の前後各入口6が開放するよ
うに各扉2を所定高さまで引き上げ、各扉支持ロッド4
の先端部4aを扉2内に突入して、このロッド先端部4
aに扉2側の上側溝車21を跨嵌させた状態に乗せ、ケ
ージ1側の下側溝車31と共に扉支持ロッド4の先端部
4aを上下両側から挟持するように各扉2を開放位置に
支持させる。この時、動物引掛手段7の両水平旋回棒2
3,23は左右方向に突出しており、両動物引掛用索体
24,24の動物引掛部24a,24aは緊張状態とな
っている。
【0024】しかして、動物Aがケージ1に近づいて、
例えば図5に示すように前面側入口6からケージ1内に
侵入し、この動物Aが図6の矢印(動物Aを示す)で示
すように一方の動物引掛手段7の動物引掛用索体24の
動物引掛部24aに引っ掛かって、この動物引掛部24
aを内方へ押してゆくと、図6の仮想線で示すように、
一方の水平旋回棒23が引っ張られて旋回すると同時
に、他方の水平旋回棒23も旋回し、これにより回動主
軸3が回動して、夫々最大限突出した前進位置にある両
扉支持ロッド4,4が後退移動し、ロッド先端部4a,
4aが扉2,2内から退出して、溝車21,21がロッ
ド先端部4a,4aから夫々離脱し、これにより両扉
2,2が同時落下して前後両入口6,6を閉鎖し、動物
Aを捕獲することになる。
【0025】動物Aがケージ1内に後面側入口6から侵
入して、もう一方の動物引掛手段7の動物引掛用索体2
4の動物引掛部24aに引っ掛かった場合、あるいは2
匹の動物Aが前後両入口6,6から同時にケージ1内に
侵入して、両方の動物引掛用索体24,24の動物引掛
部24a24aに引っ掛かった場合も、上記と同様に前
進位置にある両扉支持ロッド4,4が後退移動して、扉
2,2の溝車21,21がロッド先端部4a,4aから
夫々離脱し、両扉2,2が同時に落下して前後両入口
6,6を閉鎖するようになる。
【0026】以上説明したように、この動物捕獲装置
は、単純な構造にして、セットが容易に行えるから、装
置の製作コストが安くつく上に、故障が少なく、長期に
亘り、何回も繰り返し使用することができる。また、落
下式扉2によって動物Aを捕獲するため、動物Aを殺傷
することなく生け捕ることができる。
【0027】また、この動物捕獲装置は、ケージ1の上
部に回動主軸3を軸着し、この回動主軸3の回動に伴っ
て、ケージ1の入口が開放するように所定高さ引き上げ
た扉2に対し進退移動し、常時は前進位置にあって扉2
を開放位置に支持し、後退時に扉2を落下させて入口6
を閉鎖する扉支持ロッド4を、クランク5を介して連動
連結すると共に、この回動主軸3の下部に、動物Aが引
っ掛かってその引掛力により回動主軸3を回動して、前
進位置にある扉支持ロッド4を後退させるようにしたも
ので、ケージ1内に侵入した動物Aが動物引掛手段7に
引っ掛かって、回動主軸3を回動すれば、直ちに扉2が
落下して、動物Aを確実に捕獲することができる。
【0028】図1〜図4に示す動物捕獲装置では、動物
引掛手段7が、回動主軸3の下端部に同軸一体に垂下連
結された連結軸体19と、この連結軸体19の下端部
に、動物Aが引っ掛かるように水平方向に突設された引
掛棒20と、からなるもので、動物Aを容易且つ確実に
引っ掛かけることができると共に、動物引掛手段7の構
造がきわめて簡素で、製作が容易となり、耐用性も優れ
ている。
【0029】また、図5に示す動物捕獲装置では、動物
引掛手段7が、回動主軸3の下端部に水平に一体に突設
された水平旋回棒23と、一端部26が水平旋回棒23
の先端部に、他端部25がケージ1の所要箇所に夫々止
着されると共に、中間部がケージ1の所要箇所に設けた
シーブ27,28に掛装されていて、ケージ1内に侵入
した動物Aが引っ掛かってその引掛力により水平旋回棒
23を旋回させる動物引掛用索体24と、からなるもの
で、この動物引掛用索体24は、棒体等と違い、細くて
目立たないため、動物Aに怪しまれ難く、動物Aをケー
ジ1内に誘い易くなる。
【0030】また、上述した何れの動物捕獲装置は、ケ
ージ1の対向する前後2箇所に入口6,6を設けて、両
入口6,6に夫々落下式扉2を設け、そして回動主軸3
を挟んでその両側対向位置に扉支持ロッド4,4を夫々
クランク5,5を介して連動連結した構造であって、動
物Aの侵入する入口6が2箇所になるから、ケージ1内
に動物Aを侵入させ易く、捕獲し易くなる。尚、このよ
うに構成される装置にあっては、動物Aがケージ1内に
前面側入口6から侵入しても、また後面側入口6から侵
入しても、片方の動物引掛手段7を作動させることによ
って、両方の扉2,2を落下させて両方の入口6,6を
同時に閉鎖することができる。
【0031】また、以上説明した実施形態の動物捕獲装
置では、落下式扉2に、この扉2が所定高さ引き上げら
れて扉支持ロッド4が前進した位置でこのロッド4が係
合する溝21aを備えたガイドローラー21を取り付け
ているが、このガイドローラー21を省略して、扉支持
ロッド4の先端部4aで扉2の所要部を直接支持するよ
うにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明の動物捕獲装置によ
れば、ケージ内に侵入した動物が動物引掛手段に引っ掛
かって、回動主軸を回動することによって、直ちに扉が
落下して、動物を確実に捕獲することができる。また、
この動物捕獲装置は、構造が単純にして、セットが容易
に行えるから、装置の製作コストが安くつく上に、故障
が少なく、長期に亘り、何回も繰り返し使用することが
できる。また、落下式扉により動物を捕獲するため、動
物を殺傷することなく生け捕ることができる。
【0033】請求項2に係る発明の動物捕獲装置によれ
ば、動物引掛手段が、回動主軸の下端部に同軸一体に垂
下連結された連結軸体と、この連結軸体の下端部に、動
物が引っ掛かるように水平に突設された引掛棒とからな
るため、動物を容易且つ確実に引っ掛かけることができ
ると共に、動物引掛手段の構造がきわめて簡素で、製作
が容易となり、耐用性も優れている。
【0034】請求項3に係る発明の動物捕獲装置によれ
ば、動物引掛手段が、回動主軸の下端部に水平に一体に
突設された水平旋回棒と、一端部が水平旋回棒の先端部
に、他端部がケージ側に止着されると共に、中間部がケ
ージ側に設けたシーブに掛装されていて、動物が引っ掛
かってその引掛力により水平旋回棒を旋回させる動物引
掛用索体と、からなるもので、この動物引掛用索体は、
棒体等に比べ、細くて目立たないため、動物に怪しまれ
難く、動物をケージ内に誘い易くなる。
【0035】請求項4に係る発明の動物捕獲装置によれ
ば、扉が所定高さ引き上げられて扉支持ロッドが前進し
た位置でこのロッドの先端部を上下両側から挟むように
支持する上下一対の溝車の上側溝車を扉側に、下側溝車
をケージ側に夫々取り付けているから、この動物捕獲装
置をセットする際の扉に対する扉支持ロッドの位置決め
が容易となり、また回動主軸の回動によって扉支持ロッ
ドが後退移動する時に、扉側の上側溝車が扉支持ロッド
の後退移動を的確に案内するため、扉支持ロッドを迅速
容易に後退させて扉を的確に落下させることができる。
また、ケージの下側溝車は、扉支持ロッドの先端部にか
かる扉の荷重を支持し、扉支持ロッドの変形を阻止する
ことができる。
【0036】請求項5に係る発明の動物捕獲装置によれ
ば、箱形捕獲用ケージの上面を閉鎖構造とし、このケー
ジ上面の所要部に、常時は自重によって閉鎖していると
共に、非常時に自重に抗して開放可能な非常脱出用扉を
設けているから、子供がケージ内に入って遊んでいるう
ちに、動物引掛手段が作動して、扉が落下閉鎖し、子供
の力では扉を持ち上げられず、開けることができないよ
うな時に、この非常脱出用扉を開けることによって脱出
することができる。特に、この非常脱出扉は、何ら施錠
装置を装備することなく、常時はその自重でのみ非常脱
出口を閉鎖すると共に、非常時にその自重に抗して該脱
出口を開放するようになっているため、子供でも容易に
非常脱出扉を開動させて、該脱出口から脱出することが
できる。そしてこの扉は、ケージの上面側に設けている
から、捕獲された動物はこの扉を開けれず、逃げること
ができない。
【0037】請求項6に係る発明の動物捕獲装置によれ
ば、ケージの対向する2箇所に入口を設け、両入口に夫
々落下式扉を設けると共に、回動主軸を挟んでその両側
対向位置に扉支持ロッドを夫々クランクを介して連動連
結した構造であって、動物の侵入する入口が2箇所にな
るから、ケージ内に動物を侵入させ易く、捕獲し易くな
る。また、この装置によれば、動物がケージ内に一方の
入口から侵入しても、他方の入口から侵入しても、何れ
か一方の動物引掛手段を作動させることによって、両方
の扉を落下させて両方の入口を同時に閉鎖することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る動物捕獲装置の一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】 動物が動物捕獲装置のケージ内に侵入して動
物引掛手段を作動させる寸前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】 動物引掛手段の作動によって扉が落下し、入
口が閉じて動物を捕獲した状態を示す縦断面図である。
【図4】 図1に示す動物捕獲装置の動物引掛手段の詳
細平面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態による動物捕獲装置の
斜視図である。
【図6】 図5に示す動物捕獲装置の動物引掛手段の詳
細平面図である。
【符号の説明】
1 捕獲用ケージ 2 扉 3 回動主軸 4 扉支持ロッド 5 クランク 6 ケージの入口 7 動物引掛手段 19 連結軸体 20 引掛棒 21 扉側の溝車 21a 溝 30 非常脱出用扉 30a 非常脱出口 31 ケージ側の溝車

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形捕獲用ケージの入口に落下式扉を設
    け、このケージの上部に縦軸周りに回動する回動主軸を
    軸着し、この回動主軸には、回動主軸の回動に伴って、
    ケージの入口が開放するように所定高さ引き上げられた
    扉に対し進退移動し、常時は前進位置にあって扉を開放
    位置に支持し、後退時に扉を落下させて入口を閉鎖する
    扉支持ロッドを、クランクを介して連動連結すると共
    に、この回動主軸の下部には、ケージ内に侵入した動物
    が引っ掛かってその引掛力により回動主軸を回動して、
    前進位置にある扉支持ロッドを後退させる動物引掛手段
    を連動連結してなる動物捕獲装置。
  2. 【請求項2】 前記動物引掛手段は、回動主軸の下端部
    に同軸一体に垂下連結された連結軸体と、この連結軸体
    の下端部に、ケージ内に侵入した動物が引っ掛かるよう
    に水平方向に突設された引掛棒と、からなる請求項1に
    記載の動物捕獲装置。
  3. 【請求項3】 前記動物引掛手段は、回動主軸の下端部
    に水平に一体に突設された水平旋回棒と、一端部が水平
    旋回棒の先端部に、他端部がケージ側に夫々止着される
    と共に、中間部がケージ側に設けたシーブに掛装されて
    いて、ケージ内に侵入した動物が引っ掛かってその引掛
    力により水平旋回棒を旋回させる動物引掛用索体と、か
    らなる請求項1に記載の動物捕獲装置。
  4. 【請求項4】 扉が所定高さ引き上げられて扉支持ロッ
    ドが前進した位置でこのロッドの先端部を上下両側から
    挟むように支持する上下一対の溝車の上側溝車を扉側
    に、下側溝車をケージ側に夫々取り付けてなる請求項1
    〜3の何れかに記載の動物捕獲装置。
  5. 【請求項5】 箱形捕獲用ケージの上面を閉鎖構造と
    し、このケージ上面の所要部に、常時は自重によって閉
    鎖していると共に、非常時に自重に抗して開放可能な非
    常脱出用扉を設けてなる請求項1〜4の何れかに記載の
    動物捕獲装置。
  6. 【請求項6】 前記ケージの対向する2箇所に入口を設
    け、両入口に夫々落下式扉を設けると共に、回動主軸を
    挟んでその両側対向位置に扉支持ロッドを夫々クランク
    を介して連動連結してなる請求項1〜5の何れかに記載
    の動物捕獲装置。
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