JP4105936B2 - アルジネート印象材用洗浄剤組成物 - Google Patents

アルジネート印象材用洗浄剤組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科の診療において印象採得後に歯科用印象トレーに付着したアルジネート印象材を溶解除去するとともに清掃洗浄を行う洗浄剤及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
歯牙修復のための歯牙型取りには、印象材が用いられる。印象材には種々の材質のものがあるが、コストの安さや操作の簡単なことから、アルジネート印象材が多く使用されている。アルジネート印象材は、アルギン酸塩と硫酸カルシウムを水の存在下で練和するとゲル状硬化体が得られることを利用したものである。
【0003】
歯牙の型取りは、一般に歯列を模したトレーに硬化前の印象材練和物を盛り付け、口腔内の歯牙を包み込むようにトレーを歯牙に押付け、印象材硬化後に、トレーと印象材硬化体とを一体として歯牙から外して口腔外に撤去することにより行われている。歯牙の型取り後に、印象材硬化体に模型材(石膏等)を注入して歯牙の模型作成を行う。
【0004】
模型作成後のトレーは繰り返し使用する為、付着している模型作成後の印象材をトレーから剥し取る。この時、トレー表面の保持孔等に固着した印象材の一部が残存する。しかしながらこの印象材残存物は水に不溶であり、水洗のみでは容易に除去洗浄することができない。特に疎水性の成分はトレー表面に皮膜などの形で残留する可能性がある。これらの疎水性の成分がトレー表面に残留している場合、次に印象採得を行う際に印象材とトレーとの馴染性が悪くなり、口腔外撤去時の印象材とトレーとの保持性が低く、最悪の場合は剥離し印象採得ができなくなる可能性がある。
【0005】
このため一般には、印象材用洗浄剤(印象材用トレークリーナー、印象材用トレー洗浄剤等とも呼ばれることがある)と称される専用の薬剤が使用されている。この印象材用洗浄剤は一般的に粉末あるいは液体であり、水に溶解して使用され、水不溶性のアルジネート印象材を溶解することを目的としている。
【0006】
この印象材洗浄剤としては、ポリアミノカルボン酸塩、クエン酸塩、ポリリン酸塩等の水溶性キレート化合物を用いる組成物が知られている(例えば、特許文献1)
一方で、使用される印象材の具体的な組成は様々であり、基本的にはアルギン酸塩と硫酸カルシウム等のカルシウム源とが用いられるが、それ以外に含まれる成分は必ずしも一様ではない。市販の殆どの印象材組成物においては様々な添加剤が用いられている。
【0007】
これら印象材は通常、アルギン酸塩と硫酸カルシウム等のカルシウム源その他の成分を含む粉末状のものであり、使用時に水道水などの水と混合・練和してペーストとされる。
【0008】
この粉末成分と水の混合・練和に際しては、粉末の飛散による作業環境の悪化や、気泡の混入といった問題があり、近年では2つのペーストを機械的に混合するペーストタイプのアルジネート印象材が上市されている。
【0009】
このようなペーストタイプのアルジネート印象材においては、アルギン酸塩と水を含むペースト(基剤ペースト)と、硫酸カルシウム等のカルシウム源を含むペースト(硬化剤ペースト)の2つのペーストからなる。硫酸カルシウムと水を混合して保存しておくことが困難なため、通常は、硬化剤ペーストをペースト状のものとする目的で、流動パラフィン、オクタン、デカン、1−オクタノール等の難水溶性液状化合物が配合される。(例えば、特許文献2、特許文献3)
【特許文献1】
特開昭61−45000号公報
【特許文献2】
特開昭62−265210号公報
【特許文献3】
特開平6−32709号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材は、他の印象材に比べて接触角の高い金属に対する密着性が極めて低いという問題点も有す。よって接触角の大きい金属トレーを使用した際の印象材保持性は悪くなる傾向にある。しかしながら、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材は、その使用、洗浄除去後に金属トレー上に有機物(難水溶性液状化合物と推測される)の皮膜を形成しやすく、それにより接触角を大きくしてしまう。従って、一旦難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を使用すると、印象材除去後の金属トレー表面は接触角が大きくなってしまい、その後、さらに難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を再度用いても、充分な密着性が得られず、精密な印象の採得が困難であった。
【0011】
従って、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を溶解可能で、かつ洗浄後の印象材用金属トレーの表面接触角を低く保つことの可能な印象材用洗浄剤が求められていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意検討した結果、水溶性キレート化合物に、リン酸塩や珪酸塩を配合することにより、アルジネート印象材の溶解後の金属トレー表面接触角が低減可能である事を見出した。そしてこの知見を元に更に研究を進めた結果、本発明を完成した。
【0013】
即ち、本発明は、(A)カルシウムイオンと水溶性キレート化合物を形成する化合物と、(B)リン酸のアルカリ金属塩、及び珪酸のアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくともいずれか一種とを、前者(A)成分と後者(B)成分の質量比で1:2〜1:0.3の割合で含んでなることを特徴とする、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材用洗浄剤組成物である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の洗浄剤組成物において使用される第一の成分は、(A)カルシウムイオンと水溶性キレート化合物を形成する化合物である。
【0015】
当該カルシウムイオンと水溶性キレート化合物を形成する化合物としては、公知の如何なる化合物でもよく、キレート化剤(キレート試薬)として各種化合物が公知である。具体的には、エチレンジアミン四酢酸、プロパンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸等のポリアミノカルボン酸類;クエン酸、グリコール酸、グリセリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、マンデル酸、サリチル酸等のオキシカルボン酸類;ピロリン酸、トリポリリン酸等のポリリン酸類;又はこれらの酸類のアルカリ金属塩あるいはアンモニウム塩等が例示される。これらがアルカリ金属塩である場合には、当該アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等が例示される。
【0016】
なお、複数のカルボキシル基、リン酸基を有す化合物の塩を用いる場合には、全てが塩を形成している必要はなく、一分子中に遊離酸と塩とが共存している化合物でも良い。また、これら(A)の化合物は、複数の種類を併用しても良い。
【0017】
後述する水に溶解して使用する際の溶解性や入手の容易さを考慮すると、アルカリ金属塩を用いることが好ましい。またアルジネート印象材の溶解性を考慮すると、ポリアミノカルボン酸又はオキシカルボン酸の塩が好ましい。
【0018】
本発明の洗浄剤組成物において使用される第二の成分は、(B)リン酸のアルカリ金属塩、及び珪酸のアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくともいずれか一種である。
【0019】
当該(B)成分は、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材の付着した歯科用トレーを洗浄した後にも、印象材金属トレーの表面接触角を小さい値(約15〜40°)に保持するという効果を持つ。これにより印象材トレーを繰り返し使用しても、アルジネート印象材と金属トレーとの充分な保持・密着性が得られ、よって、精密な印象の採得が可能となる。他方、(B)成分が配合されていない洗浄剤組成物では、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を繰返し使用した際に金属トレーの接触角を高く(約60〜90°)してしまう。このような高い接触角を持つ金属トレーには、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材はほとんど接着せず、そのため繰り返しての、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材の使用は極めて困難である。
【0020】
当該リン酸のアルカリ金属塩としてはリン酸三ナトリウム、リン酸水素ニナトリウム、リン酸ニ水素ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸水素カリウム、リン酸ニ水素カリウム、リン酸リチウム等が例示され、珪酸のアルカリ金属塩としては、オルト珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等が例示される。これら(B)成分は、複数の種類のものを併用しても良い。
【0021】
本発明の洗浄剤組成物においては、上記(A)成分と(B)成分との比は、高い難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材の溶解性と、浸漬処理後の金属トレー表面の接触角低減効果に優れているという点で、質量比で1:2〜1:0.3とすることが必要である
【0022】
また、本発明の洗浄剤組成物には、安息香酸塩類、亜硝酸塩類、サルコシン酸塩類等の防錆剤や、その他界面活性剤、pH調整剤、着色料、香料など公知の添加剤が特に制限なく使用できる。
【0023】
本発明の洗浄剤組成物の製造方法は特に制限されず、配合される各成分を公知の方法で混合することにより調整できる。
【0024】
本発明の洗浄剤組成物は通常は水に溶解させて使用する。当該水は特に限定されず、水道水、イオン交換水、蒸留水等を使用すれば良い。
【0025】
水に溶解させる際の濃度は特に限定されるものではないが、一般には(A)成分の濃度が0.5〜40質量%となるように用いればよく、5〜30質量%となるように用いることが好ましい。水に溶解させる方法は特に制限されるものではなく、一般には、常温で、必要量の水に対し、本発明の洗浄剤組成物を所定量配合し攪拌、混合すればよい。
【0026】
本発明の洗浄剤組成物は、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材の付着した印象材用トレーの洗浄に用いられる。当該アルジネート印象材としては、難水溶性液状化合物を含む公知のアルジネート印象材であれば特に制限されず適用できる。繰り返しの使用のために表面接触角を低く保つ必要性から、該難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材の付着した印象材用金属トレーの洗浄に用いることが特に好適である。
【0027】
当該難水溶性液状化合物を含んだアルジネート印象材としては、例えば、特開昭62−265210号公報や特開平6−32709号公報に記載のアルジネート印象材が挙げられる。より具体的には、アルギン酸塩及び水、さらに必要に応じて珪藻土等の充填剤を含む基剤ペーストと、硫酸カルシウム等のカルシウム源、及び難水溶性液状化合物である流動パラフィン、オクタン、デカン、1−オクタノール等の20℃の水100gに対する溶解度が5g以下の液体、さらに必要に応じて界面活性剤等を含む硬化剤ペーストとを混合・練和して硬化させ、歯牙の型どりを行うタイプのものである。むろん上記した以外にも、このような印象材の成分として公知の各種成分が含まれていてもよい。
【0028】
このようなアルジネート印象材が付着した印象材用金属トレーを、前記したような本発明の洗浄剤組成物の水溶液に浸漬しておくことにより、付着したアルジネート印象材が溶解し、印象材用トレーの洗浄ができる。
【0029】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
【0030】
洗浄剤の性能の評価は以下の方法に従った。
【0031】
(1)印象材
使用したアルジネート印象材は、特開平6−32709号公報に記載の方法に従い、以下に示す組成の基材と硬化剤を調整し、基材と硬化剤を重量比3:1の割合で混合練和して使用した。
基材:
・アルギン酸ナトリウム;10質量部
・珪藻土;50質量部
・水;100質量部
硬化剤:
・硫酸カルシウム;100質量部
・リン酸ナトリウム;3質量部
・流動パラフィン(難水溶性液状化合物);40質量部
・界面活性剤;8質量部
・酸化亜鉛;8質量部
(2)印象材溶解性
上記の難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を、直径13mm、高さ20mmの円柱状の型に入れて硬化させ印象材硬化体を得た。当該硬化体を本洗浄剤250ml中に浸漬、5時間後に取り出し、重量変化を測定した。重量減少率が30%以上を○、15%未満の場合を×、15〜30%の場合を△とした。
(3)印象材保持性
上記の難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を練和調製後にステンレストレーに盛り付け、印象材硬化後に市販洗浄剤に15時間浸漬し、この後ステンレストレーを取り出し流水で洗浄した。この時のステンレストレー(以下、SUS1)の表面接触角は60〜90度であった。このSUS1を用いて再度上記の難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を盛り付け硬化後、本洗浄剤に15時間浸漬し、取り出し流水洗浄した。この時のステンレストレー(以下、SUS2)の疎水性の程度を確認する為、トレー表面接触角を測定し印象材保持性の指標とした。又、SUS2に印象材を盛り付けた時の保持性を確認した。評価はSUS2と印象材が確実に保持されている場合を○、保持されているが辺縁の剥離が生じているものを△、剥離する場合を×とした。
【0032】
実施例1
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム10質量部、リン酸水素ニカリウム10質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末20質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果は表1に示すが、印象材を良好に溶解し、また使用後の金属トレー表面の接触角も低く、印象材保持性が高かった。
【0033】
【表1】
Figure 0004105936
【0034】
比較例1
クエン酸ニアンモニウム20質量部、メタ珪酸ナトリウム4質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末20質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0035】
比較例2
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム5質量部、リン酸水素ニカリウム15質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末20質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0036】
実施例
エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム15質量部、オルト珪酸ナトリウム5質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0037】
実施例
トリポリリン酸カリウム10質量部、リン酸ナトリウム10質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末20質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0038】
実施例
エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム25質量部、リン酸水素ニカリウム25質量部を揺動ミキサーにて混合し、洗浄剤用組成物を粉末として得た。この粉末50質量部を水50質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0039】
比較例
エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム20質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0040】
比較例
リン酸水素ニカリウム20質量部を水80質量部に溶解し、トレー洗浄剤として(1)印象材溶解性および(2)印象材保持性を評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0041】
前記表1に示した各実施例に明らかのように、本発明の洗浄剤用組成物を水に溶解させて得たトレー洗浄剤は、優れた印象材溶解性を有し、且つトレーの印象材保持性が良好であることを示した。一方、(A)成分のみの比較例では、印象材溶解性は優れているものの、脱脂効果が見られず(表面接触角が大きく)印象材保持性は皆無であった。又、(B)成分のみの比較例では、金属トレー表面の接触角が低く印象材保持性は良好であるが、難水溶性化合物を含む印象材の溶解性は低かった。
【0042】
【発明の効果】
本発明のアルジネート印象材洗浄剤用組成物は、難水溶性液状化合物を含む印象材溶解性に優れ、またその使用後にも金属トレー表面の接触角が低い。これにより、ペースト状印象材などの難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材を繰り返し使用しても、印象材と金属トレーの密着性が低下せず、印象材洗浄用組成物として優れたものとなる。

Claims (3)

  1. (A)カルシウムイオンと水溶性キレート化合物を形成する化合物と、(B)リン酸のアルカリ金属塩、及び珪酸のアルカリ金属塩からなる群から選ばれる少なくともいずれか一種とを、前者(A)成分と後者(B)成分の質量比で1:2〜1:0.3の割合で含んでなることを特徴とする、難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材用洗浄剤組成物。
  2. さらに水を含む請求項1記載の難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材用洗浄剤組成物。
  3. 難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材が付着した印象材用金属トレーを、請求項2記載の難水溶性液状化合物を含むアルジネート印象材用洗浄剤組成物を用いて洗浄することを特徴とする、印象材用トレーの洗浄方法。
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