JP4104945B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カメラ機能を備えた携帯機器、特に、オートリセット機能を備えた携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯機器、例えば、携帯電話機においては、基地局との通信プロトコル制御により通話チャンネルを形成し、発信側又は着信側の端末との通話を行うように構成されている。また、上述の携帯電話機において、発信時の通信プロトコル制御において文字データを送信することにより、着信側の端末における着信時の通信プロトコル制御においてその発信側より送信された文字データを受信することができるサービスが提供されている。更に、近年では、上述の携帯電話機はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子等を内蔵し、カメラモードを備えている。そして、使用者が携帯電話機のカメラモードを用いて撮影した画像データは、上述の文字データと共に第3者の端末に送信することができるサービスも提供されている。
【0003】
以下に、例えば、従来の携帯電話機を用いた場合において、撮影した画像データを文字データと共に送信する仕組みについて説明する。図7は従来の一実施の形態である携帯電話機の電気的構成を説明する概略機能ブロック図であり、図8は同携帯電話機におけるカメラモード起動時の動作制御を説明するフローチャートである。
【0004】
図7に示す如く、従来の形態での携帯電話機101は、主に、制御部31、撮像部32、画像処理部33、第1メモリ34、第2メモリ35、表示ドライバ部36、表示部37、キー操作部38、アンテナ39、無線部40及び通信制御部41を備えている。
【0005】
図8に示す如く、使用者がキー操作部38に設けられたカメラモードを起動させるキーを操作しカメラモードを起動させることを指示すると、制御部31がカメラモードの起動を認識し、カメラモードを起動させる。具体的には、制御部31はカメラモードのアプリケーションを起動させると同時に撮像部32及び画像処理部33に電源を供給する(ステップF51)。
【0006】
次に、制御部31は画像処理部33をも制御し、制御部31が画像処理部33に前回のカメラモード終了時の画像処理データである画像の撮影サイズ及び画像画質データを渡すことにより、撮像の状態が設定される(ステップF52)。
【0007】
次に、使用者が撮像部32内の、例えば、CCDイメージセンサの撮像素子等を駆動して被写体を映すことで、撮像部32からその被写体の画像データが取り込まれ(ステップF53)、第1メモリ34に入力される。そして、制御部31が第1メモリ34、表示ドライバ部36及び表示部37を制御し、表示部37に使用者が映した画像を表示させる(ステップF54)。そして、使用者が表示部37に表示された画像を確認し、その被写体を撮影するか否かの判断をし、使用者が被写体を撮影しない場合には使用者はシャッターキーを押下しない(ステップF55)。更に、使用者がカメラモードを終了する場合には(ステップF56)、使用者がキー操作部38を操作しカメラモードを終了することを指示し、制御部31がカメラモードを終了させる。一方、ステップF56において、カメラモードを終了しない場合では、使用者がキー操作部38を操作し、表示部37に画像と同時に表示されるメニューキーに対応するキーを押下する(ステップF57)。そして、使用者はこのメニュー画面に従い、カメラモードの画像サイズ、画像画質等の画像処理データを変更することを指示すると、制御部31はこの画像処理データを記憶する(ステップF58)。尚、カメラメニューには他の設定を変更するメニューもあるが、本願と関係ない事例説明はこの後も省略する。その後、制御部31は画像処理部33を制御し、改めて使用者が変更した画像処理データに基づいて連続して送り込まれる画像データを処理させる(ステップF53)。
【0008】
一方、ステップF55において、使用者が被写体を撮影する場合には、キー操作部38を操作しシャッターキーを押下し、その画像を撮影する。このとき、制御部31は画像処理部33を制御し、第1メモリ34に送っている画像データをストップすると共に、第1メモリ34は最後に送られてきた画像データを保存する。つまり、表示部37において、変動していた画像が使用者がシャッターキーを押下することにより静止することとなる。
【0009】
次に、制御部31が撮影された画像データがメール送信可能な画像サイズであると判定した場合には(ステップF60)、表示部37に添付キーを表示させる(ステップF61)。使用者は画像データをメールに添付する場合には(ステップF62)、使用者はキー操作部38を介して指示し、制御部31は添付する画像データを指定し(ステップF66)、表示部37にメール作成画面を表示させる(ステップF67)。そして、使用者は表示部37に示されたメール作成画面に従い、メール送信宛先、題名、本文に関しキー操作部38を操作し、入力する。その後、使用者がメールを送信する場合には(ステップF68)、表示部37に示された送信キーに対応するキー操作部38を操作し、撮影した画像データが添付されたメールを送信し(ステップF69)、カメラモードは終了する(ステップF70)。
【0010】
一方、使用者は画像データをメールに添付しない場合には、また、制御部31が撮影された画像データがメール送信不可能な画像サイズであると判定した場合がある(ステップF60)。このとき、使用者が撮影した画像データを保存する場合には、使用者が表示部37に画像と共に表示された保存キーに対応するキー操作部38を操作し、保存キーを押下し(ステップF63)、制御部31が第1メモリ34内に格納された画像データを読み出し、第2メモリ35へと格納させる(ステップF64)。
【0011】
次に、使用者が撮影した画像データを保存しない場合には、使用者が表示部37に画像と共に表示されるクリアーキーに対応するキーを押下すると(ステップF65)、再び使用者が被写体を撮影できるよう、撮像部32からその被写体の画像データが連続して取り込まれる(ステップF53)。一方、使用者がクリアーキーを押下しない場合には(ステップF65)、表示部37に撮影した画像が表示された状態のままである(ステップF60)。
【0012】
尚、従来の携帯電話機は上述したようである。その他、従来のディジタルカメラでは、既存画像データに対して、圧縮率の変更処理または画像サイズの変更処理または画像ファイル形式の変更処理を施すことによって、記録媒体の記録領域の空き容量を増加させている(例えば、特許文献1参照。)。また、従来の電子カメラでは、予め撮影時に画像データをプリント時のサイズに変換して記録することによって、プリント時にいちいち画像サイズ等の条件を設定して補正処理を行うこと無く、同一のプリンタで容易に短時間でプリント処理を実施することが可能となる(例えば、特許文献2参照。)。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−238173号公報(第5−10頁、第1図−第5図)
【特許文献2】
特開2001−136432号公報(第1−6頁、第1図−第2図)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来の携帯機器、例えば、携帯電話機では、各メーカーから様々な携帯電話機が提供されており、その様々な携帯電話機間での画像データの送受信が可能であった。そして、携帯電話機では各メーカ毎に画像データを表示することができる画像サイズが決められている。そのため、送信者側の携帯電話機では画像データを表示することができるが、受信者側の携帯電話機では送られた画像データが表示できないこともあり、全ての携帯電話機で表示することができる共通の画像サイズを設定する必要性があった。
【0015】
しかしながら、上述したように、従来の携帯電話機では、使用者が撮影した画像データをメールに添付して第3者に送信することを目的する場合だけでなく、使用者がメールに添付して送信せず、使用者が自ら鑑賞することを目的とし撮影する場合もあった。そして、従来の携帯電話機において、カメラモードではメールに添付して送信できる画像サイズとメールに添付して送信できない画像サイズとを有していた。そのため、使用者がメールに添付して送信できない画像サイズに設定した場合には、第3者に送信することを目的として撮影した画像データを第3者に送信することができないという問題が発生した。
【0016】
更に、従来の携帯電話機では、カメラモード起動後(ステップF51)、前回のカメラモード終了時の画像処理データに基づき画像データを処理するように設定された後(ステップF52)、カメラモードを終了する場合(ステップF56)、または撮影した画像データをメールに添付し(ステップF66)、メールを送信した後(ステップF69)、カメラモードを終了する場合(ステップF70)があった。このとき、カメラモード起動後の画像処理データは、前回のカメラモード終了時の画像処理データと同じ状態であった。そのため、使用者が前回のカメラモード使用時に設定した画像処理データがメールに添付できない画像サイズであった場合、第3者に送信することを目的として撮影した画像データがメールで送信出来ない画像データに処理され、その画像データを第3者に送信することができないという問題が発生した。
【0017】
更に、従来の携帯電話機では、メールに添付できる画像サイズにも、更に、数種類の画像サイズを有し、また、画像画質も数種類の画像画質を有し、所望の画像サイズ及び画像画質を選択することが可能であった。そのため、使用者がメールに添付することが可能な画像サイズではあるが、画像サイズが大きく、高画質の画像処理データの設定状態で撮影を行い、その画像データをメールに添付して第3者に送信した場合には、送信する画像データの容量が大きいため送信時間が最低料金設定時よりも長くかかり、且つ最低料金設定時よりも高い送信料金が課金されるという問題があった。
【0018】
本発明の携帯機器は、使用者の用途に応じて所望の画像サイズ、画像画質に設定変更された画像処理データを、例えば、カメラモード終了時に予め設定された画像処理データにリセットするオートリセット機能を有する。つまり、オートリセット機能とは、カメラモード起動後、撮像部から連続して取り込まれる画像データを少なくともメールに添付し送信することができる画像サイズに処理する画像処理データにオートリセットする機能である。そして、本発明の携帯機器は上述のオートリセット機能を設けることで、発明が解決しようとする課題を解決することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に係る携帯機器
画像を撮影できる撮影手段と
画像撮影条件を設定あるいは設定変更する撮影条件設定手段と、
携帯機器の各構成部の動作を制御する制御手段と、
予め指定した画像撮影条件を記憶する初期値記憶手段と、
前記撮影条件設定手段が設定した画像撮影条件を記憶する撮影条件記憶手段と、
前記撮影手段で撮影した画像データを記憶保存する保存記憶メモリと、
撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、
前記撮影手段が撮影した画像データをメールに添付して送信するメール送信手段とを備え、
前記撮影条件設定手段で設定された画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データと、メールに添付して送信できない画像データとを含み、
前記初期値記憶手段に記憶する前記予め指定した画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データであり、
前記制御手段は、
画像撮影条件を前記予め指定した画像撮影条件リセットするオートリセット手段と
撮影された画像データがメール送信可能な画像データであるか否かを判定する判定手段とを含み、
前記オートリセット手段は、リセットオンまたはリセットオフのいずれかを選択するリセット選択手段を含み、
前記制御手段は、さらに、
前記リセット選択手段によりリセットオンが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段により設定されている前記画像撮影条件を、前記初期値記憶手段に記憶されている前記予め指定した画像撮影条件に、前記オートリセット手段がリセットした状態で前記撮影手段を起動させ、
前記リセット選択手段によりリセットオフが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段で設定されている画像撮影条件に設定された状態で前記撮影手段を起動させ、
前記表示手段により前記表示画面に、撮影された画像を表示させ、
前記判定手段が撮影された画像データをメール送信可能な画像データであると判定した場合には、前記表示画面に該メール送信可能な画像データであることを、該撮影された画像に併せて表示させ、
前記判定手段が撮影された画像データをメール送信不可能な画像データであると判定した場合には、前記表示画面に該メール送信不可能な画像データであることを、該撮影された画像に併せて表示させ、
前記メール送信可能な画像データであることの表示に基づく操作が行なわれると、該撮影された画像データを前記メール送信手段によりメールに添付して送信させ、
前記メール送信不可能な画像データであることの表示に基づく操作が行なわれると、該撮影された画像データを前記保存記憶メモリに記憶保存させる
従って、本発明の携帯機器では、撮影手段起動後に使用者が所望の画像撮影条件に設定変更した場合でも、リセットオンを選択しておけば、再度撮影手段が起動されると、画像撮影条件予め指定された画像撮影条件に自動的にリセットされる。このため撮影手段の起動毎に、撮影した画像データをメールに添付して送信するという使用者の目的に応じ画像撮影条件の設定状態になり、使用者が撮影した画像データがメールに添付して送信できないということを回避することができる。
さらに、使用者が撮影した画像データをメールに添付して送信することなく、単に撮影 してその画像データを保存するという目的であれば、リセットオフを選択しておけば、再度撮影手段が起動されても、予め指定された画像撮影条件にリセットされることなく、使用者が設定した画像撮影条件で撮影できる。
撮影画像と共にその撮影画像がメール送信可能か否かが表示され、その表示に基づいて操作することで、容易に撮影画像をメールに添付して送信したり、保存できる。
【0022】
前述の携帯機器において好ましくは、前記画像撮影条件には、少なくとも画像サイズまたは画質の条件を含む。
前述の携帯機器において好ましくは、前記予め指定た画像撮影条件は、撮影した画像データを前記メール送信手段によりメールに添付して送信する際のメール送信料金が最低となる画像撮影条件であ。従って、使用者が撮影した画像データをメールに添付して送信した後、送信時間が最低料金の画像撮影条件設定時より長くかかり、送信料金が最低料金の画像撮影条件設定時より高く課金されることを回避することができる。
前述の携帯機器において好ましくは、携帯機器は、
前記撮影手段で撮影した画像データを一時記憶する一時記憶メモリを、さらに備え、
前記一時記憶メモリは、前記表示画面に表示する画像データを一時記憶する第1の記憶領域と、前記保存記憶メモリで記憶保存する前に一時的に記憶する第2の記録領域とを含み、
前記第1の記憶領域は、前記表示画面に表示する為に適した画像サイズの画像データを記憶し、前記第2の記憶領域は、前記撮影条件設定手段で設定されている画像サイズ及び画像画質で画像処理された画像データを記憶する。
従って、表示画面に表示する画像データは、表示画面に表示する為に適した画像サイズで記憶され、保存記憶メモリに記憶保存する画像データは、撮影条件設定手段で設定されている画像サイズ及び画像画質で記憶される。
この発明の他の局面に係る携帯機器は、
画像を撮影できる撮影手段と、
画像撮影条件を設定あるいは設定変更する撮影条件設定手段と、
携帯機器の各構成部の動作を制御する制御手段と、
予め指定した画像撮影条件を記憶する初期値記憶手段と、
前記撮影条件設定手段が設定した画像撮影条件を記憶する撮影条件記憶手段と、
前記撮影手段で撮影した画像データを一時記憶する一時記憶メモリと、
前記撮影手段で撮影した画像データを記憶保存する保存記憶メモリと、
撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、
前記撮影手段が撮影した画像データをメールに添付して送信するメール送信手段とを備え、
前記撮影条件設定手段で設定された画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データと、メールに添付して送信できない画像データとを含み、
前記初期値記憶手段に記憶する前記予め指定した画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データであり、
前記制御手段は、画像撮影条件を前記予め指定した画像撮影条件にリセットする、オートリセット手段を含み、
前記オートリセット手段は、リセットオンまたはリセットオフのいずれかを選択するリセット選択手段を含み、
前記制御手段は、さらに、
前記リセット選択手段によりリセットオンが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段により設定されている前記画像撮影条件を、前記初期値記憶手段に記憶されている前記予め指定した画像撮影条件に、前記オートリセット手段がリセットした状態で前記撮影手段を起動させ、
前記リセット選択手段によりリセットオフが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段で設定されている画像撮影条件に設定された状態で前記撮影手段を起動させ、
前記表示手段により前記表示画面に、撮影された画像を表示させ、
前記一時記憶メモリは、前記表示画面に表示する画像データを一時記憶する第1の記憶領域と、前記保存記憶メモリで記憶保存する前に一時的に記憶する第2の記録領域とを含 み、
前記第1の記憶領域は、前記表示画面に表示する為に適した画像サイズの画像データを記憶し、前記第2の記憶領域は、前記撮影条件設定手段で設定されている画像サイズ及び画像画質で画像処理された画像データを記憶する
従って、本発明の携帯機器では、撮影手段起動後に使用者が所望の画像撮影条件に設定変更した場合でも、リセットオンを選択しておけば、再度撮影手段が起動されると、画像撮影条件が予め指定された画像撮影条件に自動的にリセットされる。このため撮影手段の起動毎に、撮影した画像データをメールに添付して送信するという使用者の目的に応じた画像撮影条件の設定状態になり、使用者が撮影した画像データがメールに添付して送信できないということを回避することができる。
さらに、使用者が撮影した画像データをメールに添付して送信することなく、単に撮影してその画像データを保存するという目的であれば、リセットオフを選択しておけば、再度撮影手段が起動されても、予め指定された画像撮影条件にリセットされることなく、使用者が設定した画像撮影条件で撮影できる。
また、表示画面に表示する画像データは、表示画面に表示する為に適した画像サイズで記憶され、保存記憶メモリに記憶保存する画像データは、撮影条件設定手段で設定されている画像サイズ及び画像画質で記憶される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の携帯機器、例えば、携帯電話機における一実施の形態について、図1〜図6を参照にして詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施の形態である携帯電話機の電気的構成を説明する概略機能ブロック図であり、図2は同携帯電話機における概観図であり、図3は同携帯電話機におけるカメラモード起動時の動作制御を説明するフローチャートであり、図4は同携帯電話機における画像サイズ画面表示の移り変わりを示す説明図であり、図5は同携帯電話機における画質表示の移り変わりを示す説明図であり、図6は同携帯電話機におけるオートリセットのオン/オフ設定画面表示の移り変わりを示す説明図である。
【0025】
図1に示す如く、本実施の形態の携帯電話機100は、主に、制御部1、撮像部2、画像処理部3、第1メモリ4、第2メモリ5、表示ドライバ部6、表示部7、キー操作部8、アンテナ9、無線部10及び通信制御部11を備えている。
【0026】
制御部1は、携帯電話機100を構成する各部位の動作を制御し、例えば、画像処理部3、表示部7等を制御する。そして、本実施の形態では、制御部1はオートリセット機能における画像処理データの初期値を記憶し、オートリセット機能がオン設定されている場合には、カメラモード起動時に上述の初期値の画像処理データにより画像データを処理するように画像処理部3を制御する。撮像部2は、撮像レンズと、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と、RGBの3色のカラーフィルタとを備える。撮像部2は、被写体で反射されて撮像レンズに入射した光を、カラーフィルタを通してRGBの3色光にし、RGBの3色光をそれぞれ前記撮像素子によって電気信号に変換する。
【0027】
画像処理部3は、増幅部、A/D(アナログ/デジタル)変換部、信号処理部からなる。増幅部は、撮像部2から送られてくるRGBに対応した電気信号を増幅し、A/D変換部に送る。A/D変換部は、増幅部で増幅されたRGBに対応した電気信号(アナログ)をデジタル信号に変換して画像データを出力し、信号処理部に送る。信号処理部は、A/D変換部から送られてくる画像データに対して、画素の補間処理などの信号処理を行う。また信号処理部は、制御部1から送られてくる制御信号に基づいて、信号処理を施した画像データを第1メモリ4に送る。第1メモリ4は、表示部7に表示する画像データを一時保存する第1の記憶領域と、第2メモリ5で保存する前に一時的に保存する第2の記録領域とから成る。第1の記憶領域では表示部7へ表示する為に適した画像サイズで保存され、第2の記録領域では使用者が設定した画像サイズ及び画像画質で画像処理された画像データが保存される。そして、両領域の画像データも、例えば、連続して取り込まれる画像データの中で時間的に古い画像データは消去され、最も新しい画像データのみが一時的に記憶される。
【0028】
制御部1は、表示ドライバ部6に制御信号を送信するとともに、第1メモリ4の第1の記憶領域に記憶された画像データを、表示ドライバ部6に送る。表示ドライバ部6は、表示部7に表示しようとする画像データに従って、表示部7の各画素電極に対して駆動電圧を印加する。表示部7は、液晶ディスプレイおよびEL(Electro Luminescense)ディスプレイなどで実現され、表示ドライバ部6を介して送られてくる画像データに基づく画像を表示する。
【0029】
キー操作部8は、図2に示す如く、数字および文字を入力するためのキー及びカメラモードを起動させるカメラキー、カメラモード起動時に撮影を行うためのシャッターキー、メール作成画面を表示させるためのメールキー等のファンクションキーから構成される。また、第2メモリ5は、第1メモリ4の第2の記憶領域に記憶されている画像データを撮影後に記憶し、またアンテナ9を介して受信した各種受信データを記憶する。
【0030】
アンテナ9は、無線電波を介して基地局と無線通信を行う。無線部10は、受信時は、基地局からアンテナ9を介して受信した電波を復調し、送信時は、通信制御部11から送られてくる文字データおよび画像データなどを変調して増幅し、アンテナ9を介して基地局に送信する。通信制御部11は、無線部10が復調した文字データおよび画像データなどの受信データを所定の通信プロトコルに基づいて制御部1に送る。無線部10、通信制御部11を介して受信した相手先からの受信データは、第2メモリ5に記憶される。
【0031】
次に、上述した携帯電話機に関し、カメラモード起動時の動作制御について図3(A)、(B)に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0032】
図3(A)に示す如く、使用者がキー操作部8に設けられたカメラモードを起動させるキーを操作しカメラモードを起動させることを指示すると、制御部1がカメラモードの起動を認識し、カメラモードを起動させる。具体的には、制御部1はカメラモードのアプリケーションを起動させると同時に撮像部2及び画像処理部3に電源を供給する(ステップF1)。
【0033】
次に、制御部1は画像処理部3に制御部1内の初期値記憶部に記載されている画像処理データである画像の撮影サイズ及び画像画質データを渡すことにより、撮像の状態が設定される(ステップF2)。
【0034】
次に、使用者が撮像部2内の、例えば、CCDイメージセンサの撮像素子等を駆動して被写体を映すことで、撮像部2からその被写体の画像データが取り込まれ(ステップF3)、第1メモリ4に入力される。そして、制御部1が第1メモリ4、表示ドライバ部6及び表示部7を制御し、表示部7に使用者が映した画像を表示させる(ステップF4)。そして、使用者が表示部7に表示された画像を確認し、その被写体を撮影するか否かの判断をし、使用者が画像を撮影しない場合には使用者はシャッターキーを押下しない(ステップF5)。更に、使用者がカメラモードを終了する場合には(ステップF6)、使用者は表示部7に示されたカメラモードの終了キーに対応したキー操作部8を操作し、カメラモードを終了する。このとき、制御部1ではカメラモードの終了を認識し、オートリセット処理を実行する(ステップF7)。ここで、オートリセット処理は、図3(B)に示すサブルーチンに示したフローチャートとなっており、先ず、ステップF31へと移行する。ステップF31では、制御部1が、オートリセットがオン設定になっているか、オフ設定になっているかを判断する。そして、制御部1はオートリセットがオン設定となっていると判断した場合には、制御部1内の初期値記憶部の撮影サイズを記憶する領域に最小の画像サイズである画像サイズ(S)を記憶させる(ステップF32)。次に、制御部1は制御部1内の初期値記憶部の画像画質を記憶する領域に最小のデータサイズとなる画質である標準(NORMAL)を記憶させる(ステップF32)。その後、メインルーチンに戻り、メインルーチンではENDとなり、待ち受け画面に戻ることとなる。一方、ステップF6において、カメラモードを終了しない場合では、使用者がキー操作部8を操作し、表示部7に画像と同時に表示されるメニューキーに対応するキーを押下すると、表示部7に図4(A)又は図5(A)に示すカメラメニューが表示される(ステップF8)。そして、使用者はこのメニュー画面に従い、カメラモードの画像サイズ、画像画質等の画像処理データやオートリセットのオン/オフ設定を変更することを指示すると、制御部1は変更後の画像処理データを記憶する(ステップF9)。尚、カメラメニューには他の設定を変更するメニューもあるが、本願と関係ない事例説明はこの後も省略する。その後、制御部1は画像処理部3を制御し、改めて使用者が変更した画像処理データに基づいて連続して送り込まれる画像データ等を処理させる(ステップF3)。
【0035】
ここで、画像処理データの変更について説明する。例えば、本実施の形態では、図4(B)に示す如く、図4(A)に示すカメラメニュー一覧から3.サイズ選択を選ぶことで、画像サイズは画像サイズ(S)(120×120ドットカラー)、画像サイズ(L)(288×352ドットカラー)、待受画面(176×220ドットカラー)またはVGA画面(640×480ドットカラー)の4種類から選択することが可能となる。そして、使用者がキー操作部8を操作し、所望の画像サイズを指定することで図4(C)の画面が表示部7に示され、制御部1では指定された画像処理データの画像サイズが記憶される(ステップF9)。尚、カメラメニューには他の設定を変更するメニューもあるが、本願と関係ない事例説明はこの後も省略する。また、本実施の形態では、制御部1は画像処理部3を制御し、第1メモリ4の第2記憶領域に伝送される画像サイズをステップF9にて使用者が設定した画像サイズに設定変更する。そして、撮像部2はVGA画像まで撮影可能であり、それを画像処理部3において所望の画像サイズに間引き等の処理で縮小している。また、画像サイズ(S)及び(L)は、撮影した画像データをメールに添付して送信することが可能であり、その他の画像サイズは、撮影した画像データをメールに添付して送信することは出来ない。一方、図5(B)に示す如く、図5(A)に示すカメラメニュー一覧から4.画質選択を選ぶことで、画像画質はSUPPER FINE、FINE、NORMALの3種類から選択することが可能である。そして、使用者がキー操作部8を操作し、所望の画像画質を指定することで図5(C)の画面が表示部7に示され、制御部1では指定された画像処理データの画像画質が記憶される(ステップF9)。尚、カメラメニューには他の設定を変更するメニューもあるが、本願と関係ない事例説明はこの後も省略する。また、本実施の形態では、制御部1は画像処理部3を制御し、第1メモリ4の第2記憶領域に伝送される画質サイズをステップF9にて使用者が設定した画質サイズに設定変更する。そして、画像画質は、例えば、JPEG方式の圧縮率でランク分けされ、圧縮率が小さい方をSUPPER FINE、大きい方をNORMALとしており、画質がSUPPER FINEの場合が最もデータサイズが大きくなる。また、図6(B)に示す如く、図6(A)に示すカメラメニュー一覧から8.オートリセットを選ぶことで、オートリセットのオン/オフを選択することが可能となる。使用者がキー操作部8を操作し、オートリセットのオン/オフを選択して、決定に対応するキーを押下することにより図6(C)に示す画面が表示される。このとき、同時に、制御部1はオートリセットの設定状態を制御部1内の初期値記憶部の所定の領域に格納する。尚、本実施の形態で示すカメラメニュー一覧はその一実施の形態でありこの一覧に限定する必要はなく、画像サイズ及び画像画質においても同様に限定する必要はない。
【0036】
一方、ステップF5において、使用者が被写体を撮影する場合には、キー操作部8を操作しシャッターキーを押下し、その画像を撮影する。このとき、制御部1は画像処理部3を制御し、第1メモリ4に送っている画像データをストップすると共に、第1メモリ4は最後に送られてきた画像データを保存する。つまり、表示部7において、変動していた画像が使用者がシャッターキーを押下することにより静止することとなる。
【0037】
次に、制御部1が撮影された画像データがメール送信可能な画像サイズであると判定した場合には(ステップF11)、表示部7に添付キーを表示させる(ステップF12)。使用者は画像データをメールに添付する場合には(ステップF13)、使用者はキー操作部8を介して指示し、制御部1は添付する画像データを指定し(ステップF17)、表示部7にメール作成画面を表示させる(ステップF18)。そして、使用者は表示部7に示されたメール作成画面に従い、メール送信宛先、題名、本文に関しキー操作部8を操作し、入力する。その後、使用者がメールを送信する場合には(ステップF19)、表示部7に示された送信キーに対応するキー操作部8を操作し、撮影した画像が添付されたメールを送信し(ステップF20)、カメラモードは終了する(ステップF21)。このとき、制御部1ではカメラモードの終了を認識し、ステップF7で説明したオートリセット処理を実行する。
【0038】
一方、ステップF13において使用者は画像データをメールに添付しない場合、または、ステップF11において制御部1が撮影された画像データの画像サイズがメール送信不可能な画像サイズと判定した場合において、使用者が撮影した画像データを保存する場合には、使用者が表示部7に画像と共に表示された保存キーに対応するキー操作部8を操作し、保存キーを押下すると(ステップF14)、制御部1が第1メモリ4の第2の記憶領域内に格納された画像データを読み出し、第2メモリ5へと格納させる(ステップF15)。
【0039】
次に、使用者が撮影した画像データを保存しない場合には、使用者が表示部7に画像と共に表示されるクリアーキーを押下すると(ステップF16)、再び使用者が被写体を撮影できるよう制御部1は制御する。そして、撮像部2からその被写体の画像データが連続して取り込まれるステップF3へと移行する。一方、使用者がクリアーキーを押下しない場合には(ステップF16)、表示部7に撮影した画像が表示された状態のままである(ステップF11)。尚、本実施の形態では、ステップF20のメール送信後カメラモード終了としているが、この場合に限定する必要はなく、メール送信後ステップF3に移行し撮影を続行しても良い。
【0040】
本発明の携帯機器、例えば、携帯電話機は、少なくとも画像処理データの画像サイズ、画像画質を予め決め、制御部に記憶させカメラモード起動時にオートリセットがオン設定の場合、画像データをメールに添付して送信する時に最低料金となるように画像データを処理させるオートリセット機能を有する。図4(B)及び図5(B)を用いて上述したように、本発明の携帯電話機100では、例えば、4パターンの画像サイズ及び3パターンの画像画質を有している。そして、本実施の形態では、撮影した画像データの画像画質はメールに添付することの規制とならないが、画像サイズは画像サイズ(S)、(L)のサイズの場合のみメールに添付することができる。そこで、上述したオートリセット機能によれば、カメラモードを終了時にカメラモードにおいて使用者の使用用途に応じて設定変更した画像サイズ及び画像画質を、再び、カメラモードを起動時にメールに添付して送信することが可能な画像サイズへと画像データの設定変更処理をすることができる。このとき、画像画質も同時に設定変更、つまりオートリセットされる。そのため、使用者が撮影した画像データをメールに添付して他人に送信することを目的とする場合には、撮影毎に撮影前に予め画像サイズをメールに添付可能なサイズに設定することなく、被写体を撮影し第3者にその画像データを添付したメールを送信することができる。また、使用者が被写体を撮影後に撮影した画像データがメール送信をすることができない画像サイズであったことに気づき、シャッター機会を逃すことなく所望の画像データを第3者に送信することができる。一方、使用者の使用用途に基づいてオートリセット機能をオフ設定することで、予め使用者の意志で設定された画像サイズ及び画像画質による画像処理データを再設定するまで維持することができる。そのことで、例えば、撮影することを目的し、撮影した画像データをメールに添付して送信することを望まない使用者の場合には、所望の画像サイズ及び画像画質による画像処理データが設定された状態で撮影し続けることができる。
【0041】
更に、本発明の携帯電話機100では、撮影した画像データをメールに添付して送信する場合には、例えば、2パターンの画像サイズと3パターンの画像画質とを組み合わせた種々のパターンの画像データをメールに添付し送信することができる。そして、その種々の組み合わせにより画像データ容量が異なり、送信時間、送信料金等が異なる。そこで、上述したオートリセット機能によれば、使用者の使用用途に基づいてオートリセット機能をオン設定することで、カメラモードの再起動時の画像サイズを画像サイズ(S)及び画像画質をNORMALとした画像処理データとすることができる。つまり、カメラモードを起動時毎に、使用者が画像処理データの画像サイズ及び画像画質を再設定することなく、画像データ容量が最小となる状態で撮影を行うことできる。そのことで、使用者が撮影した画像データをメールに添付して送信する場合には、オートリセット機能により画像データ容量が最小であるため、送信時間が長くなることもなく、そのことで、高い通信料金が課金されることはない。
【0042】
尚、本実施の形態では、オートリセット機能をオン設定に設定した場合には、画像データが最小となるように、画像サイズを画像サイズ(S)及び画像画質をNORMALとした場合について説明した。しかし、オートリセット機能は本実施の形態に限定される必要はなく、使用用途に応じて種々の設計変更も可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】
上述したように、第1に、本発明の携帯機器では、カメラモードにおいて、撮影時の画像サイズを再起動毎にメール送信可能な画像サイズへとリセットするオートリセット機能を有する。そのことで、使用者がカメラモードをオン設定した場合には、カメラモードの起動毎に使用者が画像処理データの画像サイズの再設定をすることなく撮影を行うことができる。その結果、使用者が撮影した画像データをメールに添付して第3者に送信することを望む場合、メールに添付できない画像サイズで撮影し続けることはない。また、使用者が撮影後に撮影した画像データの画像サイズがメールに添付することができない画像サイズであることに気づく等の撮影機会を逃すこともく、使用者の所望の画像データをメールに添付し送信することができる。
【0044】
第2に、本発明の携帯機器では、使用者はオートリセット機能をオフ設定にした状態でカメラモードを再起動させ、撮影をすることができる。そのことで、使用者がカメラモードを利用して被写体の撮影を目的とし、撮影した画像データをメールに添付して送信しない場合には、使用者の所望の画像サイズ及び画像画質での画像処理データの設定状態により撮影し続けることができる。
【0045】
第3に、本発明の携帯機器では、使用者はオートリセット機能をオン設定にした状態でカメラモードを起動させ、撮影をすることができる。そして、オートリセット機能は、画像データ容量が最小となる状態に画像サイズ及び画像画質が設定されている。そのことで、使用者は、画像サイズ等の再設定、画像サイズ等の確認をする必要なくオートリセット機能により設定された画像サイズ及び画像画質での画像処理データの設定状態により撮影をすることができる。その結果、使用者は撮影した画像データをメールに添付し送信する際に、送信時間が長くなることがなく、高い送信料金を後日に請求されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である携帯電話機の電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図2】同携帯電話機を説明する概観図である。
【図3】同携帯電話機におけるカメラモード起動時の動作制御を説明するフローチャートである。
【図4】同携帯電話機におけるオートリセット機能を説明するフローチャートである。
【図5】同携帯電話機における画像サイズ画面表示の移り変わりを示す説明図である。
【図6】同携帯電話機における画質画面表示の移り変わりを示す説明図である。
【図7】従来の一実施の形態である携帯電話機の電気的構成を説明するためのブロック図である。
【図8】従来の携帯電話機におけるカメラモード起動時の動作制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1、31 制御部
2、32 撮像部
3、33 画像処理部
4、34 第1メモリ
5、35 第2メモリ
6、36 表示ドライバ部
7、37 表示部
8、38 キー操作部
9、39 アンテナ
10、40 無線部
11、41 通信制御部

Claims (5)

  1. 画像を撮影できる撮影手段と
    画像撮影条件を設定あるいは設定変更する撮影条件設定手段と、
    携帯機器の各構成部の動作を制御する制御手段と、
    予め指定した画像撮影条件を記憶する初期値記憶手段と、
    前記撮影条件設定手段が設定した画像撮影条件を記憶する撮影条件記憶手段と、
    前記撮影手段で撮影した画像データを記憶保存する保存記憶メモリと、
    撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、
    前記撮影手段が撮影した画像データをメールに添付して送信するメール送信手段とを備え、
    前記撮影条件設定手段で設定された画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データと、メールに添付して送信できない画像データとを含み、
    前記初期値記憶手段に記憶する前記予め指定した画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データであり、
    前記制御手段は、
    画像撮影条件を前記予め指定した画像撮影条件リセットするオートリセット手段と
    撮影された画像データがメール送信可能な画像データであるか否かを判定する判定手段とを含み、
    前記オートリセット手段は、リセットオンまたはリセットオフのいずれかを選択するリセット選択手段を含み、
    前記制御手段は、さらに、
    前記リセット選択手段によりリセットオンが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段により設定されている前記画像撮影条件を、前記初期値記憶手段に記憶されている前記予め指定した画像撮影条件に、前記オートリセット手段がリセットした状態で前記撮影手段を起動させ、
    前記リセット選択手段によりリセットオフが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段で設定されている画像撮影条件に設定された状態で前記撮影手段を起動させ、
    前記表示手段により前記表示画面に、撮影された画像を表示させ、
    前記判定手段が撮影された画像データをメール送信可能な画像データであると判定した場合には、前記表示画面に該メール送信可能な画像データであることを、該撮影された画像に併せて表示させ、
    前記判定手段が撮影された画像データをメール送信不可能な画像データであると判定した場合には、前記表示画面に該メール送信不可能な画像データであることを、該撮影された画像に併せて表示させ、
    前記メール送信可能な画像データであることの表示に基づく操作が行なわれると、該撮影された画像データを前記メール送信手段によりメールに添付して送信させ、
    前記メール送信不可能な画像データであることの表示に基づく操作が行なわれると、該撮影された画像データを前記保存記憶メモリに記憶保存させる、携帯機器。
  2. 前記画像撮影条件は、少なくとも画像サイズまたは画質の条件を含む、請求項に記載の携帯機器。
  3. 記予め指定た画像撮影条件は、撮影した画像データを前記メール送信手段によりメールに添付して送信する際のメール送信料金が最低となる画像撮影条件である請求項1または2に記載の携帯機器。
  4. 前記撮影手段で撮影した画像データを一時記憶する一時記憶メモリを、さらに備え、
    前記一時記憶メモリは、前記表示画面に表示する画像データを一時記憶する第1の記憶領域と、前記保存記憶メモリで記憶保存する前に一時的に記憶する第2の記録領域とを含 み、
    前記第1の記憶領域は、前記表示画面に表示する為に適した画像サイズの画像データを記憶し、前記第2の記憶領域は、前記撮影条件設定手段で設定されている画像サイズ及び画像画質で画像処理された画像データを記憶する、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯機器。
  5. 画像を撮影できる撮影手段と、
    画像撮影条件を設定あるいは設定変更する撮影条件設定手段と、
    携帯機器の各構成部の動作を制御する制御手段と、
    予め指定した画像撮影条件を記憶する初期値記憶手段と、
    前記撮影条件設定手段が設定した画像撮影条件を記憶する撮影条件記憶手段と、
    前記撮影手段で撮影した画像データを一時記憶する一時記憶メモリと、
    前記撮影手段で撮影した画像データを記憶保存する保存記憶メモリと、
    撮影した画像データを表示画面に表示する表示手段と、
    前記撮影手段が撮影した画像データをメールに添付して送信するメール送信手段とを備え、
    前記撮影条件設定手段で設定された画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データと、メールに添付して送信できない画像データとを含み、
    前記初期値記憶手段に記憶する前記予め指定した画像撮影条件で撮影される画像データは、前記メール送信手段がメールに添付して送信できる画像データであり、
    前記制御手段は、画像撮影条件を前記予め指定した画像撮影条件にリセットする、オートリセット手段を含み、
    前記オートリセット手段は、リセットオンまたはリセットオフのいずれかを選択するリセット選択手段を含み、
    前記制御手段は、さらに、
    前記リセット選択手段によりリセットオンが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段により設定されている前記画像撮影条件を、前記初期値記憶手段に記憶されている前記予め指定した画像撮影条件に、前記オートリセット手段がリセットした状態で前記撮影手段を起動させ、
    前記リセット選択手段によりリセットオフが選択されているときに前記撮影手段が起動されると、前記撮影条件設定手段で設定されている画像撮影条件に設定された状態で前記撮影手段を起動させ、
    前記表示手段により前記表示画面に、撮影された画像を表示させ、
    前記一時記憶メモリは、前記表示画面に表示する画像データを一時記憶する第1の記憶領域と、前記保存記憶メモリで記憶保存する前に一時的に記憶する第2の記録領域とを含み、
    前記第1の記憶領域は、前記表示画面に表示する為に適した画像サイズの画像データを記憶し、前記第2の記憶領域は、前記撮影条件設定手段で設定されている画像サイズ及び画像画質で画像処理された画像データを記憶する、携帯機器。
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