JP4104764B2 - 印刷機のインキ壺装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機のインキ壺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、本出願人により特開平1−171861号公報が開示されている。この発明は、図9に示す様に、前面をインキ元ローラ1で左右両側面を一対のインキ堰2A、2Bで、後面及び底面を傾斜する底面プレート3でそれぞれ囲み、底面プレート3の前辺縁とインキ元ローラ1の外周面との間にインキ送出口4を開設してインキ壺5を構成している。また、底面プレート3の下側に、インキ送出口4の下面を底面プレート3の前辺縁に密接した状態で横切り、且つインキ元ローラ1の外周面に向かって、遠近及び接触する状態として多数本のインキ・キー6が台盤部7上に載置されている。また、各インキ・キー6の後方個所には、前進・後進する支点ホルダー8と同様に前進・後進するラック9とが上下配置で装備され、支点ホルダー8の前端部には欠歯歯車10を支軸13により回転自在に軸承し且つこの欠歯歯車10の歯11とラック9の歯を噛合状態とすると共に、欠歯歯車10の基端の外周に遊輪12を遊転自在として被着された偏心輪14を一体に設け、また、インキ・キー6の後端面を常に遊輪12の外周に圧接させるスプリング15をバネ受16を介して係装し、更にラック9の後端には雌ネジ17を穿設して、雌ネジ17に微調整スクリューシャフト18の前端を螺合し、また、欠歯歯車10の後端部にはバックラッシュ除去用のスプリング26を装設し、ラック9の進退移動による欠歯歯車10の回転によって変位する偏心輪14の作動と支点ホルダー8の進退移動による支点移動によってインキ・キー6の調整をなすようになっている。尚、19はインキ・キー6の上面と底面プレート3の下面との密着性を高めるマグネット、20は同マグネット19の取付部を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述した従来の印刷機のインキ壺装置では、次のような問題があった。
【0004】
第1の問題点は、各インキ・キー6は、台盤部7上を底面プレート3の下面に摺接しながら進退移動する構成であるため、インキ・キー6と底面プレート3との間には両者の摺動を許容し得るだけの隙間が存在する。そのため、この隙間からインキが侵入して、台盤部7とインキ・キー6の隙間等でインキ凝固してこびり付いたり、長孔部に収容されるスプリング15とバネ受16、歯車類等の駆動機構を汚してしまうことがあった。また、インキ・キー6の上面に装設されたマグネット19は底面プレート3との密着性を高めて、インキの侵入を防ぐ効果はある程度期待できるが、前記長孔部が前方側に位置して底面プレートの被りが少ない場合等、インキの侵入の可能性は高くなる。また、清掃後の組立の度毎に、インキ・キー6間の隙間やインキ・キー6と台盤部7との隙間にグリース等を封入すれば、侵入を押さえることは出来るが、メンテナンスが複雑になるということであった。
【0005】
第2の問題点は、インキ・キー6をインキ元ローラ1の方向と反対側に付勢する様に装設されたスプリング15である。一般に、このスプリング15は、高い予圧(例えば10kg)で装設される。理由は、インキ・キー6の後端を確実に偏心輪14に押付ける為で、前述のインキ凝固やマグネットによる摩擦抵抗の増加等をも考慮してのことであるが、当然、駆動モータの負担の増加となっている。
【0006】
第3の問題点は、微調整用スクリューシャフト18の後端部にはネジ部が存在するため、ネジ効率に起因する推力の低下等である。
【0007】
以上の問題点を解決するため、インキ・キーの後端部と偏心輪との確実な接触を可能とするスプリングが不要で、インキの侵入がなく、大幅な駆動動力の節減とメンテナンスが容易なインキ壺装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、インキ壷(5)はその前面にインキ元ローラー(1)で、左右両面が一対のインキ堰(2A、2B)でそして後面及び底面が傾斜する底面プレート(3)で囲まれており、その底面プレート(3)の下側に多数本のインキ・キー(6)が設けられ、それらのインキ・キー(6)は底面プレート(3)の前辺縁を横切っており、前記インキ元ローラー(1)の回転によりインキ元ローラー(1)とインキ・キー(6)との間のインキ送出スリット(4)からインキが連続的に流出し、またそれらのインキ・キー(6)の下側にはそれらのインキ・キー(6)の遠近および接触運動を可能に載置する台盤部(7)が設けられている印刷機のインキ壷装置において、前記台盤部(7)には前記インキ・キー(6)の後方に前進および後退する支点ホルダー(8)が設けられ、その支点ホルダー(8)に固定された支軸(13)には偏心した偏心輪(14)が回転自在に枢着され、さらに前記台盤部(7)には前進および後退するラック(9)が設けられ、前記偏心輪(14)に固着した保持板(21)に設けた欠歯歯車(10)が前記ラック(9)と噛合っており、前記インキ・キー(6)の後部に穿設された半円状の孔部が前記偏心輪(14)の外周と滑動自在に枢結され、その半円状の孔部の内径は偏心輪(14)の外周と等しく、そしてその半円状の孔部の下方に垂直部を設け、半円状の孔部の中心位置は偏心輪の中心より上方にずれており、そして前記ラック(9)の前端面にはバックラッシュ除去用のスプリング(27)が設けられている。
【0009】
また、本発明によれば、インキ壷(5)はその前面にインキ元ローラー(1)で、左右両面が一対のインキ堰(2A、2B)でそして後面及び底面が傾斜する底面プレート(3)で囲まれており、その底面プレート(3)の下側に多数本のインキ・キー(6)が設けられ、それらのインキ・キー(6)は底面プレート(3)の前辺縁を横切っており、前記インキ元ローラー(1)の回転によりインキ元ローラー(1)とインキ・キー(6)との間のインキ送出スリット(4)からインキが連続的に流出し、またそれらのインキ・キー(6)の下側にはそれらのインキ・キー(6)の遠近および接触運動を可能に載置する台盤部(7)が設けられている印刷機のインキ壷装置において、前記台盤部(7)には前記インキ・キー(6)の後方に前進および後退する支点ホルダー(8)が設けられ、その支点ホルダー(8)に固定された支軸(13)には偏心した偏心輪(14)が回転自在に枢着され、さらに前記台盤部(7)には前進および後退する移動ブッシュ(23)が設けられ、前記偏心輪(14)に固着した保持板(31)に設けた遊輪(25)は前記移動ブッシュ(23)にスプリング(28)により圧接されており、前記移動ブッシュ(23)に穿設した雌ネジ(24)には前記台盤部(7)に回転自在に支承されて微調整スクリューシャフト(18)が螺入しており、前記インキ・キー(6)の後部に穿設された半円状の孔部が前記偏心輪(14)の外周と滑動自在に枢結されており、その半円状の孔部の内径は偏心輪(14)の外周と等しく、そしてその半円状の孔部の下方に垂直部を設け、半円状の孔部の中心位置は偏心輪の中心より上方にずれている。
【0011】
本発明の実施に際し、各インキ・キーの下面に連続して穿設したグリース溝を設け、該インキ・キーの後端部にグリースの注入口と排出口を設けるのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図8を参照して、本発明の実施例について説明する。
【0013】
図1は、第1実施例を示す。図において、前面をインキ元ローラー1で、左右両側面を一対のインキ堰2A、2Bで、後面および底面を傾斜する底面プレート3で囲み且つ底面プレート3の前辺縁とインキ元ローラ1の外周面との間にインキ送出スリット4を開設したロート状のインキ壺5を構成し、また底面プレート3の下側にインキ送出スリット4の下面を底面プレート3の前辺縁に密接した状態で横切り且つインキ元ローラ1の外周面に向かって遠近および接触する状態として多数本のインキ・キー6を、またこれらインキ・キー6の下に同インキ・キー6を遠近および接触運動可能な状態で載置する台盤部7をそれぞれ設けると共に、台盤部7において、各インキ・キー6の後方個所に前進および後退する支点ホルダー8と同様に、前進および後退するラック9とを回転不能として上下配置で装備し、支点ホルダー8の前端部に欠歯歯車10を支軸13により回転自在に軸受し且つこの欠歯歯車10の歯11とラック9の歯を噛合状態とすると共に欠歯歯車10の基端部に設けられた支軸13の中心から僅かに偏心した偏心輪14と、偏心輪14の外周で滑動自在に枢結するインキ・キー6の後部に穿設された半円状の孔部とを備え、ラック9の進退移動による欠歯歯車10の回転によって変位する偏心輪14の作動と、支点ホルダー8の進退移動による支点移動によって、インキ・キー6の進退量の調整がなされる。また、ラック9の後端には雌ネジ17を穿設して、雌ネジ17に微調整スクリューシャフト18の前端を螺合し、微調整スクリューシャフト18は歯車を介して駆動モータ33に連結され駆動される。尚、ラック9の前端面にはバックラッシュ除去用のスプリング27が装設されており、また、偏心輪14と欠歯歯車10は、何れも両側の保持板21で、図示しないボルト等により挟着される。かくて、従来技術のように、駆動動力に大きく影響するインキ・キー6の後端面を常に遊輪12の外周に圧接するスプリング15は不要となり且つスプリング15を収容する長孔部も不要となるので、インキの漏れは少なくなる事が期待できる。
【0014】
次に、図2、図3および図4によりインキ・キー6と偏心輪14の係合動作について説明する。図2および図3において、支点ホルダー8に、止めボルト22で固定された支軸13には、偏心輪14が回転自在に枢着される。偏心輪14は、両側の2枚の保持板21により挟着され、図示しないボルト等により固定される。一方、インキ・キー6の後部には、偏心輪14の外周と等しい内径を持つ半円形状の孔が穿設され、偏心輪14と滑動自在に枢結される。かくて、欠歯歯車10の回転により、偏心輪14は支軸13を中心として回転し、偏心輪14の外周に滑動自在に接触するインキ・キー6に遠近運動を伝える事になる。
【0015】
次に、図4により偏心輪14の挙動について説明する。図は、偏心輪14が支軸13を中心として回転した場合の偏心輪14の軌跡を示す。図において、b及びcはそれぞれ支軸13と偏心輪14の直径を示し、dは偏心軸14と支軸13の中心間距離を示す(図では、便宜上、d=0.5bとした。)。またαは回転角、xとyはそれぞれ水平方向と上下方向の移動量を示す。これらの移動量は下記の式から計算される。
x=d×sinα
y=d−(d×cosα)
上式において、例えば、d=2mm、α=15゜とすれば、x=0.5176mm、y=0.068mmと計算される。この様に、偏心輪14の移動量(換言すればインキ・キーの移動量)の中で、水平方向移動はラック9の移動量に比例するので問題ないが、上下方向移動はインキ・キーを上方へ押し上げることになり、こじれによる異常トルクの発生と移動量の精度への影響があり問題がある。併し、インキ・キー6の半円孔の中心位置を、図3のa(例えば約1mm)上方にずらし、孔の下方にaと同じ値の垂直部を取れば、問題は解決する。
【0016】
以下に第2、第3実施例について説明する。これらの実施例は、インキ壺の全体構造については第1実施例と同じであるので、以下は、異なる部分のみについて説明する。また、符号も第1実施例のものを流用する。また、インキ・キー6と偏心輪14の係合動作については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
【0017】
先ず、第2実施例について図5により説明する。各インキ・キー6の後方個所に前進及び後退する支点ホルダー8と同様に、前進および後進する移動ブッシュ23とを回転不能として上下配置で装備し、移動ブッシュ23の後端面に穿設した雌ネジ24と、雌ネジ24に前端部を螺入し且つ台盤部7に回転自在および前後進不能に支承した微調整スクリューシャフト18と、支点ホルダー8の前端部に支軸13により回転自在に軸受し且つ遊端部に回転自在に枢設される遊輪25の後面を移動ブッシュ23の前端面にスプリング28により常に圧接する状態として設けたリンク30と、前記支軸13の中心から僅かに偏心した偏心輪14と、偏心輪14の外周で滑動自在に枢結するインキ・キー6の後部に穿設された半円形状の孔部とを備え、移動ブッシュ23の進退移動によって変位する偏心輪14の作動と支点ホルダー8の進退移動による支点移動によってインキ・キー6の進退量の調整をがなされる。尚、前記の偏心輪14は両側の保持板31によりリンク30を構成し、図示しないボルトなどにより固着される。
【0018】
次に、第3実施例について図6により説明する。これは、第1実施例のラックピニオン方式をウォーム減速方式に変えたものである。各インキ・キー6の後方個所に装備され且つ進退移動される支点ホルダー8と、支点ホルダー8の下方個所に装備され且つウォームシャフト32に回転不能及び前後進自在に軸支され進退移動されるウォーム33と、ウォーム33の後端面にウォーム33とウォームホイル34の歯を常に圧接する状態に設けたスプリング29と、支点ホルダー8の前端部に支軸13により回転自在に軸受され且つ前記ウォーム33の歯に噛合されたウォームホィル34と、ウォームホィル34に設けられた前記支軸13の中心から僅かに偏心した偏心輪14と、偏心輪14の外周で滑動自在に枢結するインキ・キー6の後部に穿設された半円形状の孔部とを備え、ウォーム33の進退移動によって変位する偏心輪14の作動と支点ホルダー8の進退移動による支点移動によってインキ・キー6の進退量の調整をがなされる。尚、前記の偏心輪14とウォームホィル33は、何れも両側の保持板35により挟着され、図示しないボルト等により固着される。かくて、従来技術に較べて、本実施例はラック9の後端部の雌ネジ17がなくなるので、ネジ効率の分だけ駆動動力は少なくなり、構造的にも簡単になることが期待される。
【0019】
次に、各インキ・キー6の底面部に穿設されたグリース溝37について、図7及び図8により説明する。図において、37は各インキ・キー6の底面部に穿設されたグリース溝、38と39は、各インキ・キー6の後端面に穿設されたグリース注入口と排出口を示す。グリースは、グリース注入器を使用して組み立て時に注入すればよい。一般に侵入したインキは、最も停滞しやすいインキ・キー6と台盤部7の隙間に溜まり、こびりつき等の現象を起こし、インキ・キー6の進退時の抵抗となる。従って、各インキ・キー6の底面にグリース溝28を穿設しグリースを注入することにより、インキの侵入の防止と、グリースの潤滑効果によるインキ・キー6の円滑な移動が期待できる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、インキ・キーの後端部と偏心輪との確実な接触を可能とするスプリングをなくし、インキ、キーと偏心輪の直結を実現することにより、従来技術の問題点であったインキの侵入と駆動動力の低減を可能にすると共に、メンテナンスが容易であるという効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】支点ホルダー、偏心輪及びインキ・キーの係合状態を示す詳細図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】偏心輪の軌跡を示す作動説明図。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す断面図。
【図7】本発明のインキ・キーのグリース溝を示す底面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】従来技術を示すインキ壺装置の断面図。
【符号の説明】
1 インキ元ローラー
2A インキ堰
2B インキ堰
3 底面プレート
4 インキ送出口
5 インキ壺
6 インキ・キー
7 台盤部
8 支点ホルダー
9 ラック
10 欠歯歯車
11 歯
12 遊輪
13 支軸
14 偏心輪
15 スプリング
16 バネ受
17 雌ネジ
18 微調整用スクリューシャフト
19 マグネット
20 取付部
21 保持板
22 止めボルト
23 移動ブッシュ
24 雌ネジ
25 遊輪
26 スプリング
27 スプリング
28 スプリング
29 スプリング
30 リンク
31 保持板
32 ウォームシャフト
33 ウォーム
34 ウォームホイル
35 保持板
36 駆動モータ
37 グリース溝
38 グリース注入口
39 グリース排出口

Claims (2)

  1. インキ壷(5)はその前面にインキ元ローラー(1)で、左右両面が一対のインキ堰(2A、2B)でそして後面及び底面が傾斜する底面プレート(3)で囲まれており、その底面プレート(3)の下側に多数本のインキ・キー(6)が設けられ、それらのインキ・キー(6)は底面プレート(3)の前辺縁を横切っており、前記インキ元ローラー(1)の回転によりインキ元ローラー(1)とインキ・キー(6)との間のインキ送出スリット(4)からインキが連続的に流出し、またそれらのインキ・キー(6)の下側にはそれらのインキ・キー(6)の遠近および接触運動を可能に載置する台盤部(7)が設けられている印刷機のインキ壷装置において、前記台盤部(7)には前記インキ・キー(6)の後方に前進および後退する支点ホルダー(8)が設けられ、その支点ホルダー(8)に固定された支軸(13)には偏心した偏心輪(14)が回転自在に枢着され、さらに前記台盤部(7)には前進および後退するラック(9)が設けられ、前記偏心輪(14)に固着した保持板(21)に設けた欠歯歯車(10)が前記ラック(9)と噛合っており、前記インキ・キー(6)の後部に穿設された半円状の孔部が前記偏心輪(14)の外周と滑動自在に枢結され、その半円状の孔部の内径は偏心輪(14)の外周と等しく、そしてその半円状の孔部の下方に垂直部を設け、半円状の孔部の中心位置は偏心輪の中心より上方にずれており、そして前記ラック(9)の前端面にはバックラッシュ除去用のスプリング(27)が設けられていることを特徴とする印刷機のインキ壷装置。
  2. インキ壷(5)はその前面にインキ元ローラー(1)で、左右両面が一対のインキ堰(2A、2B)でそして後面及び底面が傾斜する底面プレート(3)で囲まれており、その底面プレート(3)の下側に多数本のインキ・キー(6)が設けられ、それらのインキ・キー(6)は底面プレート(3)の前辺縁を横切っており、前記インキ元ローラー(1)の回転によりインキ元ローラー(1)とインキ・キー(6)との間のインキ送出スリット(4)からインキが連続的に流出し、またそれらのインキ・キー(6)の下側にはそれらのインキ・キー(6)の遠近および接触運動を可能に載置する台盤部(7)が設けられている印刷機のインキ壷装置において、前記台盤部(7)には前記インキ・キー(6)の後方に前進および後退する支点ホルダー(8)が設けられ、その支点ホルダー(8)に固定された支軸(13)には偏心した偏心輪(14)が回転自在に枢着され、さらに前記台盤部(7)には前進および後退する移動ブッシュ(23)が設けられ、前記偏心輪(14)に固着した保持板(31)に設けた遊輪(25)は前記移動ブッシュ(23)にスプリング(28)により圧接されており、前記移動ブッシュ(23)に穿設した雌ネジ(24)には前記台盤部(7)に回転自在に支承されて微調整スクリューシャフト(18)が螺入しており、前記インキ・キー(6)の後部に穿設された半円状の孔部が前記偏心輪(14)の外周と滑動自在に枢結されており、その半円状の孔部の内径は偏心輪(14)の外周と等しく、そしてその半円状の孔部の下方に垂直部を設け、半円状の孔部の中心位置は偏心輪の中心より上方にずれたことを特徴とする印刷機のインキ壷装置。
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