JP4104480B2 - 帯状体の掛け渡し装置及び掛け渡し方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は帯状体の掛け渡し装置及び掛け渡し方法に関し、更に詳細には帯状体を加工装置内に設けられたローラ等に掛け渡す掛け渡し装置及び掛け渡し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リードフレーム等の長尺な帯状体をめっき装置やエッチング装置等の加工装置で連続的に加工処理することが行われている。かかる加工処理においては、長尺な帯状体を巻回されたリールから引出しつつ行われる。
このリールに巻回された帯状体が引き出されて終了したとき、新しいリールと交換する交換作業を行うことが必要であるが、連続運転されている加工装置を停止することなくリールの交換作業を行うことができれば有利である。
このため、例えば下記特許文献1には、加工装置を停止させることなくリールの交換作業が可能な帯状体の継ぎ装置が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−367316号公報(特許請求の範囲、図1)
【0004】
この特許文献1には、図5に示す継ぎ装置が提案されている。この継ぎ装置には、加工装置100と帯状体102をリール104から送り出す送出装置105との間で帯状体102が掛けわたされる中間位置に、帯状体102を外周で支持し且つ鉛直方向に上下動自在に支持フレーム108に支持されるローラ106が設けられていると共に、帯状体102を支持した状態でローラ106を上位置から下位置まで移動させ、移動の間に放出される帯状体102のたるみ分を利用して帯状体102を継ぐためのローラ106の昇降手段が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す継ぎ装置によれば、加工装置100を停止させることなくリール104の交換作業を行うことができ、効率的に連続加工処理を行うことができる。
しかし、近年、加工装置100の加工速度が高速化されると、図5に示す継ぎ装置では、リール交換の際に、帯状体102を継ぐ時間を確保すべく、支持フレーム108を高くしてローラ106の上位置から下位置まで移動する間に放出される帯状体102のたるみ分を確保しなくてはならず、高速化された加工装置100では対応できなくなりつつある。
一方、リール交換の際に、加工装置100の加工速度を低速化することも考えられるが、加工装置100の加工条件を高速条件の状態で加工速度のみを低速化すると、その間の製品は不良品扱いとせざる得ない。
また、リール交換の際に、加工装置100の加工速度の低速化と併せて加工条件も低速条件に変更することは、作業が煩雑化して現実的でない。
【0006】
このため、高速化された加工装置100では、リール104に巻回された帯状体102の端末に、予め所定長さのダミー帯状体を継ぎ込み、ダミー帯状体の一端部が加工装置100の製品出口に搬送されたとき、加工装置100を一旦停止してダミー帯状体の他端部に新リール104から引き出された帯状体102の一端部を継ぎ込んだ後、加工装置100を再稼動することが行われている。
しかしながら、ダミー帯状体を用いる場合には、予め帯状体102の端末にダミー帯状体を継ぎ込むことを要し、加工装置100の停止時期も注意を要するため、リール交換作業は煩雑化する。
一方、ダミー帯状体を用いることなくリール交換を行う場合には、リール104に巻回された帯状体102を使い切ったとき、加工装置100を一旦停止した後、新しいリール104から引き出した帯状体102を加工装置100内のローラ等に掛け渡し、加工装置100を再稼動する。この一旦停止した加工装置100内のローラ等に帯状体102を掛け渡しする掛け渡し作業は、複雑な作業であるため、従来は人手で行っており、時間を要する作業である。このため、高速化された加工装置100を用いても帯状体102の加工効率は低下する。
しかし、一旦停止した加工装置100内のローラ等に帯状体102を掛け渡す掛け渡し作業を容易に且つ迅速に行うことができれば、高速化された加工装置100のリール交換作業を、ダミー帯状体を用いる場合に比較して容易に且つ迅速に行うことができる。
そこで、本発明の課題は、一旦停止状態にある加工装置内のローラ等に帯状体を容易に且つ迅速に掛け渡すことができる帯状体の掛け渡し装置及び掛け渡し方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決すべく検討を重ねた結果、加工装置100の原料供給口と製品出口との間に挿通したワイヤに固定したステー部に、新たなリール104から引き出された帯状体102の一端部を把持させた後、このステー部を加工装置の原料供給口から製品出口の方向に移動して、帯状体102を加工装置内に配設されたローラ等に掛け渡すように、ワイヤを引っ張ることによって、加工装置内のローラ等に帯状体を容易に且つ迅速に掛け渡すことができることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、帯状体を加工装置内に掛け渡す掛け渡し装置であって、前記加工装置の原料供給口と製品出口との間に挿通され、前記原料供給口の近傍の基台に一端部が固定されていると共に、前記製品出口の近傍の基台に他端部が固定されているワイヤと、
前記ワイヤの途中に固定され、前記帯状体の一端部を把持する把持部を具備するステー部と、前記帯状体の一端部を把持部で把持したステー部を加工装置の原料供給口から製品出口に移動し、前記帯状体が把持部から取り外されたステー部を製品出口から原料供給口の方向に移動するように、前記ワイヤを移動するワイヤ駆動装置とが設けられ、前記ワイヤ駆動装置には、前記加工装置の原料供給口近傍の基台に固定され、前記製品出口方向に配列された複数個の入口側固定プーリと、前記入口側固定プーリに対して接離可能に設けられた複数個の入口側移動プーリとの間に、前記ワイヤの一端部側が掛け渡されていると共に、前記加工装置の製品出口近傍の基台に固定され、前記原料供給口方向に配列された複数個の出口側固定プーリと、前記出口側固定プーリに対して接離可能に設けられた複数個の出口側移動プーリとの間に、前記ワイヤの他端部側が掛け渡されており、且つ上下動可能に設けられ、前記複数個の入口側移動プーリが装着された入口側可動台と、上下動可能に設けられ、前記複数個の出口側移動プーリが装着された出口側可動台とを備え、降下した前記入口側可動台又は出口側可動台を上昇させるモータ部と、前記モータ部の駆動力を降下した入口側可動台又は出口側可動台に伝達し、上昇した前記入口側可動台又は出口側可動台が自重で降下するように、前記モータ部との接続を切り離すクラッチ部とから構成され、前記ステー部を加工装置の原料供給口から製品出口の方向に移動する際に、前記入口側固定プーリから離れた入口側移動プーリを、前記入口側固定プーリに近接する方向に移動すると共に、前記出口側固定プーリに近接された出口側移動プーリを、前記出口側固定プーリから離れる方向に移動し、他方、前記ステー部を加工装置の製品出口から原料供給口の方向に移動する際に、前記出口側固定プーリから離れた出口側移動プーリを、前記出口側固定プーリに近接する方向に移動すると共に、前記入口側固定プーリに近接された入口側移動プーリを、前記入口側固定プーリから離れる方向に移動するように、前記入口側可動台と出口側可動台とを上下方向に駆動する駆動手段とを具備するプーリ移動手段が設けられていることを特徴とする帯状体の掛け渡し装置にある。
また、本発明は、帯状体を加工装置内に掛け渡す際に、前記加工装置内に帯状体を掛け渡す掛け渡し装置として、前述した帯状体の掛け渡し装置を用い、前記ワイヤ駆動装置を駆動して、前記加工装置の原料供給口と製品出口との間に挿通しているワイヤに固定したステー部を加工装置の原料供給口に移動した後、前記ステー部の把持部に帯状体の一端部を把持し、次いで、前記ワイヤ駆動装置を駆動して、前記ステー部を加工装置の原料供給口から製品出口の方向に移動し、前記帯状体を加工装置内に掛け渡すことを特徴とする帯状体の掛け渡し方法でもある。
【0008】
かかる本発明において、入口側可動台及び出口側可動台の各々に重りを装着することによって、そのバランスを容易に取ることができる。
【0009】
本発明によれば、一旦停止された加工装置に挿通されたワイヤを、加工装置の原料供給口から製品出口の方向に移動させることによって、ワイヤに固定されたステー部に一端部が把持された帯状体は、ステー部の移動に伴なって加工装置内のローラ等を通過する。
このため、ステー部が加工装置の製品出口に到達したとき、帯状体は加工装置内のローラ等に掛け渡すことができ、ステー部で把持された帯状体の一端部の把持を開放することによって加工装置を再稼動できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る帯状体の掛け渡し装置の一例を図1に示す。図1に示す帯状体の掛け渡し装置は、めっき装置等の加工装置(図示せず)の原料供給口近傍(リールから引き出された帯状体Bを加工装置に送り込む送込ローラ11a,11bの近傍)に配設された入口側装置10aと、加工装置の製品出口近傍(加工装置から送り出された帯状製品を引き取る引取ローラ50a,50bの近傍)に配設された出口側装置10bとから構成される。
かかる入口側装置10aと出口側装置10bとの間には、加工装置の原料供給口と製品出口との間に挿通されているワイヤ12が掛け渡されている。
この入口側装置10aの基台14aに、一端が固定されたワイヤ12は、その固定端の近傍が、基台14aに固着された固定板16aに固定され、製品出口方向に配列された複数個の入口側固定プーリ18a,18a・・と複数個の入口側移動プーリ24a,24a・・との間に掛け渡されている。
かかる入口側移動プーリ24a,24a・・は、基台14aに固定されたガイド20a,20aによってガイドされて上下動可能に設けられ、製品出口方向に延出されて形成され入口側可動台22a(以下、単に可動台22aと称することがある)、入口側固定プーリ18a,18a・・に対応して装着されており、入口側固定プーリ18a,18a・・に対して接離可能である。
この可動台22aには、その左右の各々に重り26aが取り付けられている。重り26a,26aの各々は、ネジで可動台22aに取り付けられており、可動台22aの左右のバランスを重り26a,26aの重さ調整によって容易に取ることができる。
かかる可動台22aは、基台14aに載置された駆動装置28aと固定板16aに固定されたプーリ30aとの間に掛け渡されたベルト32aを、駆動装置28aで駆動することにより上下動できる。
【0011】
入口側装置10aから加工装置を通過するワイヤ12の他端は、入口側装置10aと略同一構造に形成された出口側装置10bの基台14に固定されている。この他端近傍のワイヤ12は、基台14bに固着された固定板16bに固定され、原料供給口方向に配列された複数個の出口側固定プーリ18b,18b・・と、複数個の出口側移動プーリ24b,24b・・との間に掛け渡されている。
かかる出口側移動プーリ24b,24b・・は、基台14bに固定されたガイド20b,20bによってガイドされて上下動可能に設けられ、原料供給口方向に延出されて形成され出口側可動台22b(以下、単に可動台22bと称することがある)、出口側固定プーリ18b,18b・・に対応して装着されており、出口側固定プーリ18b,18b・・に対して接離可能である。
この可動台22bには、その左右の各々に重り26bが取り付けられている。重り26b,26bの各々は、ネジで可動台22bに取り付けられており、可動台22bの左右のバランスを重り26b,26bの重さ調整によって容易に取ることができる。
かかる可動台22bは、基台14bに載置された駆動装置28bと固定板16bに固定されたプーリ30bとの間に掛け渡されたベルト32bを、駆動装置28bで駆動することにより上下動できる。
【0012】
この様に、入口側装置10aと出口側装置10bとの間に、加工装置を通過して掛け渡されたワイヤ12は、入口側装置10aと出口側装置10bとの各々の部分側面図である図2に示す様に、互いに平行に二本設けられている。
かかる平行に設けられたワイヤ12,12には、図3(a)に示す様に、長方形のステー部34が固着されており、このステー部34の略中央部には、スリット状の開口部36が帯状体Bの把持部として形成されている。
このステー部34の開口部36には、図3(b)に示す様に、差し込まれた帯状体Bの端部を曲折して把持するため、ワイヤ12,12を所定方向に移動することによって、帯状体Bの端部もワイヤ12,12と共に移動するステー部によってワイヤ12,12の移動方向に搬送される。
また、駆動装置28a(28b)には、図2に示す様に、モータ部38とプーリ40との間にクラッチ部42が設けられており、クラッチ部42によってモータ部38とプーリ40との接続が切り離されると、プーリ40は自由回転できるため、重り26a,26a(26b,26b)が装着されている可動台22a(22b)は、その自重で降下する。
尚、図2に示す固定板16a(16b)に固定されたボルト44は、上昇する可動台22a(22b)のストッパーであり、このストッパーの先端位置はボルト44を回動することによって調整可能である。
【0013】
かかる図1〜図3に示す帯状体の掛け渡し装置を用いて帯状体Bを、加工装置内のローラ等に掛け渡す際には、図1に示す入口側装置10a及び出口側装置10bの状態は、ステー部34が加工装置の製品出口まで搬送された状態にあるため、駆動装置28aのクラッチ部42によってモータ部38とプーリ40との接続を切り離し、可動台22aを自重によって降下可能とすると共に、駆動装置28bのクラッチ部42によってモータ部38とプーリ40とを接続した後、モータ部42を駆動して可動台22bを上昇させる。
可動台22bの上昇に伴なって可動台22aが降下し、ワイヤ12,12は入口側装置10aの方向に移動し、ステー部34が加工装置の原料供給口まで搬送されたとき、モータ部42の駆動を停止する。
このとき、入口側装置10aの可動台22aに設けられた入口側移動プーリ24a,24a・・は、入口側固定プーリ18a,18a・・から離れており、出口側装置10bの出口側移動プーリ24b,24b・・は、出口側固定プーリ18b,18b・・に近接している。
【0014】
加工装置の原料供給口まで搬送されたステー部34のスリット状の開口部36に、送込ローラ11a,11bを経由した帯状体Bの端部を差し込み曲折して把持状態とした後、駆動装置28bのクラッチ部42によってモータ部38とプーリ40とを切り離し、可動台22bを自重によって降下可能とすると共に、駆動装置28aのクラッチ部42によってモータ部38とプーリ40とを接続した後、モータ部42を駆動して可動台22aを上昇させる。
可動台22aの上昇に伴なって可動台22bが降下して、ワイヤ12,12は出口側装置10bの方向に移動し、帯状体Bの端部もワイヤ12,12と共に移動するステー部34によってワイヤ12,12の移動方向に搬送され、ステー部34が加工装置の製品出口まで搬送されたとき、モータ部42の駆動を停止する。
このとき、入口側装置10aの可動台22aに設けられた入口側移動プーリ24a,24a・・は、入口側固定プーリ18a,18a・・に近接しており、出口側装置10bの出口側移動プーリ24b,24b・・は、出口側固定プーリ18b,18b・・から離れている。
この様に、ステー部34は、加工装置の原料供給口から製品出口まで搬送される際に、加工装置内のローラ等を通過するため、ステー部34が加工装置の製品出口まで搬送されたとき、ステー部34の移動に伴なって移動する帯状体Bの端部も、加工装置内のローラ等を通過する結果、帯状体Bは加工装置内のローラ等に掛け渡されている。
次いで、ステー部34から端部を取り外した帯状体Bを、引取ローラ50a,50bを経由させて引取装置に引き取り可能とした後、加工装置を駆動させることによって、帯状体Bの加工処理を行うことができる。
【0015】
図1〜図3に示す帯状体の掛け渡し装置によれば、加工装置内のローラ等への掛け渡しを自動化できる。このため、処理速度が高速化された加工装置に供給する帯状体が巻回されたリールの交換作業を行う際に、リールに巻回された帯状体Bを使い切ったとき、加工装置を一旦停止した後、新しいリールから引き出した帯状体Bを、図1〜図3に示す帯状体の掛け渡し装置を用いて加工装置内のローラ等に自動的に掛け渡すことができ、加工装置を迅速に再稼動できる。
【0016】
図1〜図3に示す帯状体の掛け渡し装置では、可動台22a,22bの昇降によってワイヤ12,12を所定方向に移動していたが、参考図である図4に示す様に、加工装置52を通過する無端状のワイヤ12,12が一対のローラ40a,40bに掛け渡されている帯状体の掛け渡し装置であっもよい。
かかる図4に示す帯状体の掛け渡し装置でも、ワイヤ12,12は平行に設けられており、その途中に図3(a)(b)に示すステー部34が固着されている。この図4に示す帯状体の掛け渡し装置の一対のローラ40a,40bは、ワイヤ12,12が無端状であるため、ワイヤ12,12が加工装置52の原料供給口から製品出口の方向に移動可能となるように所定方向のみに回転可能であってもよい。
また、ワイヤ12,12が加工装置52の原料供給口から製品出口の方向又は加工装置52の製品出口から原料供給口の方向に移動可能となるように、一対のローラ40a,40bが正逆転方向に回転可能であってもよい。
尚、加工装置としてのめっき装置やエッチング装置の原料供給口と製品出口との間に、図1〜図4に示すワイヤ12,12を挿通する場合、ワイヤ12,12にめっきが付着したり、溶解や錆びたりしないように、樹脂等によって被覆されたワイヤ12,12を用いることが好ましい。
【0017】
【発明の効果】
本発明に係る帯状体の掛け渡し装置によれば、一旦停止状態にある加工装置内のローラ等に帯状体を容易に且つ迅速に掛け渡すことができる。
このため、処理速度が高速化された加工装置に供給する帯状体が巻回されたリールの交換作業を行う際に、リールに巻回された帯状体を使い切ったとき、加工装置を一旦停止した後、新しいリールから引き出した帯状体を、一旦停止した加工装置内のローラ等に自動的に掛け渡すことができ、加工装置を迅速に再稼動できる。
その結果、処理速度が高速化された加工装置の加工効率を低下させることなくリール交換を行うことができ且つリール交換前後の不良品の発生を可及的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る帯状体の掛け渡し装置の一例を説明する部分正面図である。
【図2】 図1に示す帯状体の掛け渡し装置の部分側面図である。
【図3】 図1に示す帯状体の掛け渡し装置に用いるステー部を説明する正面図及び横断面図である。
【図4】 本発明に係る帯状体の掛け渡し装置の参考図である。
【図5】 従来の帯状体の継ぎ装置を説明する説明図である。
【符号の説明】
10a 入口側装置
10b 出口側装置
12 ワイヤ
14a,14b 基台
16a,16b 固定板
18a 入口側固定プーリ
18b 出口側固定プーリ
20a,20b ガイド
22a 入口側可動台
22b 出口側可動台
24a 入口側移動プーリ
24b 出口側移動プーリ
28a,28b 駆動装置
30a,30b プーリ
32a,32b ベルト
34 ステー部
36 開口部
40 プーリ
42 クラッチ部
42 モータ部
52 加工装置
40a,40b ローラ
50a,50b 引取ローラ

Claims (4)

  1. 帯状体を加工装置内に掛け渡す掛け渡し装置であって、
    前記加工装置の原料供給口と製品出口との間に挿通され、前記原料供給口の近傍の基台に一端部が固定されていると共に、前記製品出口の近傍の基台に他端部が固定されているワイヤと、
    前記ワイヤの途中に固定され、前記帯状体の一端部を把持する把持部を具備するステー部と、
    前記帯状体の一端部を把持部で把持したステー部を加工装置の原料供給口から製品出口に移動し、前記帯状体が把持部から取り外されたステー部を製品出口から原料供給口の方向に移動するように、前記ワイヤを移動するワイヤ駆動装置とが設けられ
    前記ワイヤ駆動装置には、前記加工装置の原料供給口近傍の基台に固定され、前記製品出口方向に配列された複数個の入口側固定プーリと、前記入口側固定プーリに対して接離可能に設けられた複数個の入口側移動プーリとの間に、前記ワイヤの一端部側が掛け渡されていると共に、
    前記加工装置の製品出口近傍の基台に固定され、前記原料供給口方向に配列された複数個の出口側固定プーリと、前記出口側固定プーリに対して接離可能に設けられた複数個の出口側移動プーリとの間に、前記ワイヤの他端部側が掛け渡されており
    且つ上下動可能に設けられ、前記複数個の入口側移動プーリが装着された入口側可動台と、上下動可能に設けられ、前記複数個の出口側移動プーリが装着された出口側可動台とを備え、
    降下した前記入口側可動台又は出口側可動台を上昇させるモータ部と、前記モータ部の駆動力を降下した入口側可動台又は出口側可動台に伝達し、上昇した前記入口側可動台又は出口側可動台が自重で降下するように、前記モータ部との接続を切り離すクラッチ部とから構成され、前記ステー部を加工装置の原料供給口から製品出口の方向に移動する際に、前記入口側固定プーリから離れた入口側移動プーリを、前記入口側固定プーリに近接する方向に移動すると共に、前記出口側固定プーリに近接された出口側移動プーリを、前記出口側固定プーリから離れる方向に移動し、他方、前記ステー部を加工装置の製品出口から原料供給口の方向に移動する際に、前記出口側固定プーリから離れた出口側移動プーリを、前記出口側固定プーリに近接する方向に移動すると共に、前記入口側固定プーリに近接された入口側移動プーリを、前記入口側固定プーリから離れる方向に移動するように、前記入口側可動台と出口側可動台とを上下方向に駆動する駆動手段とを具備するプーリ移動手段が設けられていることを特徴とする帯状体の掛け渡し装置。
  2. 入口側可動台及び出口側可動台の各々に、そのバランスを取る重りが装着されている請求項1記載の帯状体の掛け渡し装置。
  3. 帯状体を加工装置内に掛け渡す際に、
    前記加工装置内に帯状体を掛け渡す掛け渡し装置として、請求項1記載の帯状体の掛け渡し装置を用い、
    前記ワイヤ駆動装置を駆動して、前記加工装置の原料供給口と製品出口との間に挿通しているワイヤに固定したステー部を加工装置の原料供給口に移動した後、前記ステー部の把持部に帯状体の一端部を把持し、
    次いで、前記ワイヤ駆動装置を駆動して、前記ステー部を加工装置の原料供給口から製品出口の方向に移動し、前記帯状体を加工装置内に掛け渡すことを特徴とする帯状体の掛け渡し方法
  4. 入口側可動台及び出口側可動台の各々に、そのバランスを取る重りを装着する請求項3記載の帯状体の掛け渡し方法
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