JP4103369B2 - 部品の実装方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品の実装方法に関する
【0002】
【従来の技術】
画像表示装置等の電子機器においては、例えば発光素子等をプラスチック等の絶縁体に埋め込んでなる電子部品が実装基板上に多数マトリクス状に実装されて表示領域を構成している。近年では、例えば0.6mm×0.3mm程度にまで電子部品の微小化が進んでおり、画像表示装置を製造する際にはこのような微小な電子部品を高密度且つ高精度にて実装基板上に実装させなければならない。
【0003】
このような微小な電子部品を実装基板上に実装する手法としては、実装機に搭載された1つ又は複数の吸着ヘッドで、1つ又は複数の電子部品を吸着するとともに実装基板上に移載する方法が一般的に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この吸着ヘッドを用いる方法では、実装基板上への実装に0.1秒〜数秒程度の時間を要するために生産性の向上が見込めない。また、上述したチップサイズより小さい電子部品の吸着が不完全となること、位置決めのために用いる画像処理装置の能力に限界がある等の理由により、位置決め精度が数μm程度に限定されてしまう等の不都合がある。
【0005】
また、複数の電子部品を実装基板上へ実装する他の手法として、タンパク質等の吸着力を利用して、電子部品を実装基板上に自己整列する技術が、特表2001−506931号公報等に開示されている。
【0006】
しかしながら、この方法は、吸着力を均一化することが困難であることや、電子部品を整列させたときの精度が粗い等の様々な問題を有しており、実用化は極めて困難である。
【0007】
また、複数の電子部品を実装基板上へ実装するさらに他の手法として、ある基板上に実装する位置関係に対応するように電子部品を予め配列しておき、接着剤層が形成された実装基板上へ一括して部品を転写する方法が挙げられる。
【0008】
この転写法においては、短時間で多数の電子部品を実装可能であるという点では有利であるものの、転写元の基板と実装基板との位置決めが不正確であった場合には、転写元の基板に配列された多数の電子部品が全てずれた状態で転写されてしまう。
【0009】
さらに、この転写法においては、位置決めが正確に行われて部品が実装されたとしても、実装された部品が接着剤層上で滑って本来の実装位置からずれてしまい、所望の実装精度が得られないことがある。
【0010】
そこで本発明はこのような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、微小な部品を実装した後に位置ずれを生じることなく、良好な実装精度を実現する部品の実装方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る部品の実装方法は、第1の基板上に接着剤層を形成し、前記接着剤層上に開口を有する樹脂層を形成し、第2の基板上に配列された部品を前記開口に対向させ、前記部品を前記第1の基板上に転写し、さらに前記樹脂層を除去するすることを特徴とする。
【0012】
以上のような部品の実装方法では、部品の実装位置を樹脂層の開口で規制するため、接着剤層が形成された第1の基板上に実装した後で部品が位置ずれを起こすことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した部品の実装方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
[第1の実施の形態]
以下、第2の基板である実装元基板上に配列された複数の部品を、第1基板である実装基板上に形成された接着剤層にアライメントしながら一括して転写実装する方法について説明する。
【0015】
まず、図1に示すような、実装基板1を用意する。この実装基板1上には、接着剤層2が形成されてなる。
【0016】
実装基板1としては、特に限定されるものではなく、任意の基板を用いることができる。
【0017】
接着剤層2は、例えば熱可塑性樹脂、紫外線硬化型樹脂等からなり、転写される部品との接着力が高いものを用いることが好ましい。
【0018】
次に、図2に示すように、接着剤層2上に、部品の実装位置を規制するためのガイド層3となる樹脂層を形成する。このとき、部品が実装される領域の接着剤層2が露出するように、ガイド層3には所定の寸法の開口3aを設けることとする。
【0019】
ガイド層3の開口3aは、後の工程における部品の実装しやすさの観点から、実装される部品との間に適度な隙間を有するような寸法であることが好ましく、実装される部品の寸法に少なくとも実装誤差を加えた寸法とされることがより好ましい。これに対して、実装誤差を考慮せずにガイド層3の開口3aを狭く設けた場合、部品が接着剤層2に実装されにくくなるおそれがある。
【0020】
また、ガイド層3の高さを実装される部品の高さ以下とすることが好ましく、これによりガイド層3が部品と接着剤層2との接触を妨げることなく部品と接着剤層2との密着性を確保できる。なお、図2に示すガイド層3は、その高さが実装される部品の高さよりも低くなるように設定している。
【0021】
ガイド層3の材料としては、例えばフォトレジスト等の樹脂を用いることができる。
【0022】
例えばガイド層3がフォトレジスト等からなる場合には、接着剤層2上にフォトレジストを一面に塗布し、露光工程、現像工程等を経て所定の形状にパターニングすることにより開口3aを設ける。
【0023】
また、ガイド層3が樹脂からなる場合、接着剤層2上に一面に樹脂を塗布し、マスクを用いてRIE(反応性イオンエッチング)等で開口3aを設ける方法、レーザー照射により開口3aを設ける方法等によりガイド層3を形成する。例えばガイド層3がポリイミドからなる場合、YAG3倍波(355nm)レーザー等のYAGレーザーや、エキシマレーザー等により開口3aを設ける。
【0024】
また、予め開口3aが設けられたフィルム状の樹脂を位置決めしながら接着剤層2に張り合わせることによって、ガイド層3を形成してもよい。
【0025】
次に、図3に示すように、部品4が配列された実装元基板5を用意し、この実装元基板5とガイド層3が形成された接着剤層2とを、ガイド層3の開口3aの中に部品4がおさまるように位置決めしながら対向させ、接着剤層2と部品4とを当接させる。
【0026】
部品4はいかなるものであってもよく、例えば樹脂中に電子素子が埋め込まれた電子部品等が挙げられる。具体的な電子素子としては、発光素子、液晶制御素子、光電変換素子、圧電素子、薄膜トランジスタ素子、薄膜ダイオード素子、抵抗素子、スイッチング素子、微小磁気素子、微小光学素子から選ばれた素子又はその部分、これらの組み合わせ等が挙げられる。
【0027】
また、実装元基板5としても特に限定されるものではなく、接着剤層2に対する部品4の付着力を考慮して、適宜最適なものを選択すればよい。実装元基板5として、例えば半導体ウエハ、ガラス基板、石英ガラス基板、サファイア基板、プラスチック基板等を用いることができる。
【0028】
なお、実装元基板5の表面には、離型層として機能する剥離層や、部品4を保持する粘着剤層が形成されていてもよい。
【0029】
次に、例えば実装元基板5の裏面から部品4に対してレーザーを照射し、レーザーアブレーションを利用して実装元基板5と部品4との密着を解除する。
【0030】
次に、接着剤層2の特性に応じて加熱、UV照射等の処理を施すことにより、接着剤層2を固着させて、部品4を接着剤層2に転写する。
【0031】
なお、実装元基板5に配列された部品4を選択的に接着剤層2に転写する場合は、必ずしも接着剤層2と転写対象となる部品4とを当接させる必要はなく、転写対象となる部品4をガイド層3の開口3aの高さまで対向させた後、レーザーアブレーションを利用して部品4と実装元基板5とを剥離し、転写対象となる部品4を開口3aの中に落下させてもよい。
【0032】
次に、図4に示すように、実装元基板5を引き剥がして実装基板1上の接着剤層2に部品4を実装する。
【0033】
次に、図5に示すように、例えば溶剤等によってガイド層3を溶解、除去する。このときの溶剤は、ガイド層3を溶解し、且つ接着剤層2を溶解しない性質のものを選択する。
【0034】
従来の接着剤を用いた部品の実装方法では、位置決めを行うことにより正確な位置で部品を接着剤層に保持させたとしても、部品保持工程後に部品が接着剤層上で滑ることによって部品4が本来実装された位置から位置ずれを起こし、所望の実装精度が得られないといった不都合が生じることがある。
【0035】
これに対して、本発明の実装方法によれば、部品4が実装される接着剤層2の周囲をガイド層3により保護して保持された部品4の実装位置を規制するため、部品保持工程後に部品4が位置ずれを起こすことがない。したがって、本発明によれば、所望の実装精度にて確実に部品4を実装することができる。
【0036】
また、本発明によれば、部品4を実装する際の位置決めに失敗した場合には、ガイド層3の開口3aの中に部品4が収まらずに、ガイド層3の開口3aの縁に乗るため、画像認識での不良判定が容易になる。
【0037】
なお、上述の説明では、実装元基板5上に配列された部品4を一括して転写する場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば実装元基板5として紫外線硬化型テープ等の電磁波硬化型テープ上に配列した状態の部品4と、接着剤層2と接触させた状態で実装元基板5の裏面側から針等で押圧することにより部品4を転写する場合にも適用できる。
【0038】
また、ガイド層3の除去は任意であり、ガイド層3を接着剤層2上に残存させたままでもよい。
【0039】
また、図1〜図5では、1つの部品4を接着剤層3に転写する様子を示したが、本発明では同時に複数の部品4を実装基板1に実装する場合に適用できる。
【0040】
次に、参考例として、上述した部品の実装方法を応用した回路基板の製造方法、画像表示装置の製造方法について説明する。
【0041】
参考例1
以下、上述したガイド層を用いた本発明の実装方法を応用して、回路基板を製造する方法について説明する。
【0042】
先ず、図6に示すような、接着剤層12が形成された実装基板11を用意する。実装基板11としては、上述の第1の実施の形態と同様のものを用いることができる。
【0043】
また、本例では、接着剤層12を構成する材料として導電性の接着剤を用いる。
【0044】
次に、図7に示すように、接着剤層12上に、部品の実装位置を規制するためのガイド層13を形成する。ガイド層13は、上述の第1の実施の形態とほぼ同様とすることができるが、本実施の形態ではその高さを部品14の高さと等しくしている。
【0045】
次に、図8に示すように、部品14が配列された実装元基板15を用意し、この実装元基板15とガイド層が形成された接着剤層12とを、ガイド層13の開口13aの中に部品14がおさまるように位置決めしながら対向させ、接着剤層12と部品14とを当接させる。
【0046】
ここで用いる実装元基板15及び部品14についても、上述の第1の実施の形態と同様とすることができる。
【0047】
次に、例えば実装元基板15の裏側から部品14に対してレーザーを照射し、レーザーアブレーションを利用して実装元基板15と部品14との密着を解除するとともに、接着剤層12の特性に応じて加熱、UV照射等の処理を施すことにより、接着剤層12を固着させて、部品14を接着剤層12に転写する。
【0048】
次に、図9に示すように、実装元基板15を引き剥がして実装基板11上の接着剤層12に部品14を実装する。
【0049】
次に、図10に示すように、ガイド層13を除去せずに残存させた状態で、接着剤層12に保持された部品14とガイド層13との隙間に樹脂を充填し、硬化させることにより埋め込み樹脂16を形成する。なお、図10においては、部品14とガイド層13との隙間にのみ樹脂を充填した状態を図示したが、本発明においては、部品14及びガイド層13を覆うように、一様に樹脂を塗布してもかまわない。
【0050】
次に、ガイド層13、部品14及び埋め込み樹脂16上に金属等の導電性薄膜を成膜し、所定の形状にパターニングすることにより、図11に示すような配線17を形成する。これにより、ガイド層13、部品14及び埋め込み樹脂16の両面に配線が施された2層配線の回路基板が得られる。
【0051】
以上のような回路基板の製造方法によれば、部品14が実装される接着剤層12の周囲をガイド層13により保護して保持された部品14の実装位置を規制するため、部品保持工程後に部品14が位置ずれを起こすことがない。したがって、本例によれば、所望の実装精度にて確実に部品14を実装することができる。
【0052】
また、本例によれば、部品14を実装する際の位置決めに失敗した場合には、ガイド層13の開口13aの中に部品14が収まらずに、ガイド層13の開口13aの縁に乗るため、画像認識での不良判定が容易になる。
【0053】
さらに、本例では、ガイド層13の高さを部品14の高さと等しくするとともにガイド層13を除去せずに層間絶縁膜として利用可能であり、製造工程を簡略化し、部品14の上面から配線17をとる場合に配線のパターニングを容易に行うことができる。そして、接着剤層12として導電性材料を用いることにより、実装精度の良好な2層配線の回路基板を得ることができる。
【0054】
また、ガイド層13が存在しない状態で所定のピッチで接着剤層12上に配列された部品14を覆って絶縁材料を塗布すると、接着剤層12と部品14とがなす凹凸形状に起因して塗料中の溶剤成分が揮発した後に各部品14の間で絶縁材料が沈み、絶縁材料の塗膜の表面性が失われるという不都合が生じる。これに対して、本例では、各部品14の間に、部品14と等しい高さを有するガイド層13が介在するため表面の高さが略均一化され、絶縁材料を塗布した際の絶縁材料の沈みがなく、表面性に優れた絶縁材料塗膜が得られる。
【0055】
このように、本例に係る回路基板の製造方法は、部品の実装位置を樹脂層の開口で規制するため、接着剤層が形成された第1の基板上に実装した後で部品が位置ずれを起こすことがない。したがって、本発明によれば、部品の実装後の位置ずれを生じることなく良好な実装精度を実現可能な回路基板の製造方法を提供できる。
【0056】
[参考例2]
以下、上述したガイド層を用いた実装方法を応用して、発光ダイオードを発光素子として用いた画像表示装置を製造する方法について説明する。
【0057】
本例では、いわゆる二段階の拡大転写法を用いて画像表示装置を製造する。先ず、この二段階の拡大転写法について詳細に説明する。
【0058】
二段階の拡大転写法では、先ず、高集積度をもって第一基板上に作製された素子を第一基板上で素子が配列された状態よりは離間した状態となるように粘着材を塗布された一時保持用部材に転写し、次いで一時保持用部材に保持された上記素子をさらに離間して第二基板上に転写するものである。なお、以下の説明では、転写を二段階としているが、素子を離間して配置する拡大度に応じて転写を二段階やそれ以上の多段階とすることもできる。また、本発明の転写方法は、拡大転写法に限定されることなく通常の転写に適用することもできる。
【0059】
図12は二段階拡大転写法の基本的な工程を示す図である。まず、図12(a)に示す第一基板20上に、例えば発光素子のような素子22を密に形成する。素子を密に形成することで、各基板当たりに生成される素子の数を多くすることができ、製品コストを下げることができる。第一基板20は例えば半導体ウエハ、ガラス基板、石英ガラス基板、サファイア基板、プラスチック基板等の種々の素子形成可能な基板であるが、各素子22は第一基板20上に直接形成したものであっても良く、他の基板上で形成されたものを配列したものであっても良い。
【0060】
次に図12(b)に示すように、第一転写工程を行う。すなわち、第一基板20から各素子22が図中破線で示す一時保持用部材21に転写され、この一時保持用部材21の上に各素子22が保持される。ここで隣接する素子22は離間され、図示のようにマトリクス状に配される。すなわち素子22はx方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写されるが、x方向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写される。このとき離間される距離は、特に限定されず、一例として後続の工程での樹脂部形成や電極パッドの形成を考慮した距離とすることができる。一時保持用部材21上に第一基板20から転写した際に第一基板20上の全部の素子が離間されて転写されるようにすることができる。この場合には、一時保持用部材21のサイズはマトリクス状に配された素子22の数(x方向、y方向にそれぞれ)に離間した距離を乗じたサイズ以上であれば良い。また、一時保持用部材21上に第一基板20上の一部の素子が離間されて転写されるようにすることも可能である。
【0061】
このような第一転写工程の後、図12(c)に示すように、一時保持用部材21上に存在する素子22は離間されていることから、各素子22毎に素子周りの樹脂の被覆と電極パッドの形成が行われる。素子周りの樹脂の被覆は電極パッドを形成し易くし、次の第二転写工程での取り扱いを容易にする等のために形成される。電極パッドの形成は、後述するように、最終的な配線が続く第二転写工程の後に行われるため、その際に配線不良が生じないように比較的大き目のサイズに形成されるものである。なお、図12(c)には電極パッドは図示していない。各素子22の周りを樹脂23で覆うことで樹脂形成チップ24が形成される。素子22は平面上、樹脂形成チップ24の略中央に位置するが、一方の辺や角側に偏った位置に存在するものであっても良い。
【0062】
次に、図12(d)に示すように、第二転写工程が行われる。この第二転写工程では一時保持用部材21上でマトリクス状に配される素子22が樹脂形成チップ24ごと更に離間するように第二基板25上に転写される。第二転写工程においても、隣接する素子22は樹脂形成チップ24ごと離間され、図示のようにマトリクス状に配される。すなわち素子22はx方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写されるが、x方向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写される。第二転写工程によって配置された素子の位置が画像表示装置等の最終製品の画素に対応する位置であるとすると、当初の素子22間のピッチの略整数倍が第二転写工程によって配置された素子22のピッチとなる。ここで第一基板20から一時保持用部材21での離間したピッチの拡大率をnとし、一時保持用部材21から第二基板25での離間したピッチの拡大率をmとすると、略整数倍の値EはE=n×mで表される。
【0063】
第二基板25上に樹脂形成チップ24ごと離間された各素子22には、配線が施される。この時、先に形成した電極パッド等を利用して接続不良を極力抑えながらの配線がなされる。この配線は例えば素子22が発光ダイオード等の発光素子の場合には、p電極、n電極への配線を含む。
【0064】
図12に示した二段階拡大転写法においては、第一転写工程後の離間したスペースを利用して電極パッドの形成等を行うことができ、そして第二転写工程後に配線が施されるが、先に形成した電極パッド等を利用して接続不良を極力抑えながらの配線がなされる。従って、画像表示装置の歩留まりを向上させることができる。また、本例の二段階拡大転写法においては、素子間の距離を離間する工程が2工程であり、このような素子間の距離を離間する複数工程の拡大転写を行うことで、実際は転写回数が減ることになる。すなわち、例えば、ここで第一基板20、20aから一時保持用部材21、21aでの離間したピッチの拡大率を2(n=2)とし、一時保持用部材21、21aから第二基板25での離間したピッチの拡大率を2(m=2)とすると、仮に一度の転写で拡大した範囲に転写しようとしたときでは、最終拡大率が2×2の4倍で、その二乗の16回の転写すなわち第一基板のアライメントを16回行う必要が生ずるが、本例の二段階拡大転写法では、アライメントの回数は第一転写工程での拡大率2の二乗の4回と第二転写工程での拡大率2の二乗の4回を単純に加えただけの計8回で済むことになる。即ち、同じ転写倍率を意図する場合においては、(n+m)=n+2nm+mであることから、必ず2nm回だけ転写回数を減らすことができることになる。従って、製造工程も回数分だけ時間や経費の節約となり、特に拡大率の大きい場合に有益となる。
【0065】
ところで、上述した二段階拡大転写法で使用される素子の一例としての発光素子の構造を図13に示す。図13(a)が素子断面図であり、図13(b)が平面図である。この発光素子はGaN系の発光ダイオード40であり、たとえばサファイア基板上に結晶成長される素子である。このようなGaN系の発光ダイオード40では、基板を透過するレーザー照射によってレーザーアブレーションが生じ、GaNの窒素が気化する現象にともなってサファイア基板とGaN系の成長層の間の界面で膜剥がれが生じ、素子分離を容易なものにできる特徴を有している。
【0066】
まず、その構造については、GaN系半導体層からなる下地成長層41上に選択成長された六角錐形状のGaN層42が形成されている。なお、下地成長層41上には図示しない絶縁膜が存在し、六角錐形状のGaN層42はその絶縁膜を開口した部分にMOCVD法等によって形成される。このGaN層42は、成長時に使用されるサファイア基板の主面をC面とした場合にS面(1−101面)で覆われたピラミッド型の成長層であり、シリコンをドープさせた領域である。このGaN層42の傾斜したS面の部分はダブルへテロ構造のクラッドとして機能する。GaN層42の傾斜したS面を覆うように活性層であるInGaN層43が形成されており、その外側にマグネシウムドープのGaN層44が形成される。このマグネシウムドープのGaN層44もクラッドとして機能する。
【0067】
このような発光ダイオード40には、p電極45とn電極46が形成されている。p電極45はマグネシウムドープのGaN層44上に形成されるNi/Pt/Au又はNi(Pd)/Pt/Au等の金属材料を蒸着して形成される。n電極46は前述の図示しない絶縁膜を開口した部分でTi/Al/Pt/Au等の金属材料を蒸着して形成される。なお、下地成長層41の裏面側からn電極取り出しを行う場合は、n電極46の形成は下地成長層41の表面側には不要となる。
【0068】
このような構造のGaN系の発光ダイオード40は、青色発光も可能な素子であって、特にレーザーアブレーションよって比較的簡単にサファイア基板から剥離することができ、レーザービームを選択的に照射することで選択的な剥離が実現される。なお、GaN系の発光ダイオードとしては、平板上や帯状に活性層が形成される構造であっても良く、上端部にC面が形成された角錐構造のものであっても良い。また、他の窒化物系発光素子や化合物半導体素子等であっても良い。
【0069】
次に、上述した二段階拡大転写法を用いた画像表示装置の製造方法について詳細に説明する。
【0070】
先ず、図14に示すような、複数の発光ダイオード40が密な状態で一主面上に形成された第一基板100を用意する。このような第一基板100を第1の一時保持用部材101に対峙させて図14に示すように選択的な転写を行う。なお、発光ダイオードとしては、上述した図14に示す発光ダイオード40を用いる。
【0071】
第1の一時保持用部材101の第一基板100に対峙する面には剥離層102と第一接着剤層103が2層になって形成されている。
【0072】
また、第1の一時保持用部材101の第一接着剤層103としては紫外線(UV)硬化型接着剤、熱硬化性接着剤、熱可塑性接着剤のいずれかからなる層を用いることができる。一例としては、第1の一時保持用部材101として石英ガラス基板を用い、剥離層102としてポリイミド膜4μmを形成後、第一接着剤層103としてのUV硬化型接着剤を約20μm厚で塗布する。
【0073】
第1の一時保持用部材101の第一接着剤層103は、硬化した領域103sと未硬化領域103yが混在するように調整され、未硬化領域103yに選択転写にかかる発光ダイオード40が位置するように位置合わせされる。硬化した領域103sと未硬化領域103yが混在するような調整は、例えばUV硬化型接着剤を露光機にて選択的に200μmピッチでUV露光し、発光ダイオード40を転写するところは未硬化でそれ以外は硬化させてある状態にすれば良い。このようなアライメントの後、転写対象位置の発光ダイオード40に対しレーザー光73を第一基板100の裏面から照射し、当該発光ダイオード40を第一基板100からレーザーアブレーションを利用して剥離する。GaN系の発光ダイオード40はサファイアとの界面で金属のGaと窒素に分解することから、比較的簡単に剥離できる。照射するレーザー光104としてはエキシマレーザー、高調波YAGレーザー等が用いられる。
【0074】
このレーザーアブレーションを利用した剥離によって、選択照射にかかる発光ダイオード40はGaN層と第一基板100の界面で分離し、反対側の第一接着剤層103にp電極部分を突き刺すようにして転写される。他のレーザー光104が照射されない領域の発光ダイオード40は、第一接着剤層103の硬化した領域103sと接触し、レーザー光104も照射されていないために第1の一時保持用部材101側に転写されることはない。なお、図14では1つの発光ダイオード40だけが選択的にレーザー照射されているが、nピッチ分だけ離間した領域においても同様に発光ダイオード40はレーザー照射されているものとする。このような選択的な転写によっては発光ダイオード40第一基板100上に配列されている時よりも離間して第1の一時保持用部材101上に配列される。
【0075】
発光ダイオード40は第1の一時保持用部材101の第一接着剤層103に保持された状態で、発光ダイオード40の裏面がn電極側(カソード電極側)になっていて、発光ダイオード40の裏面には樹脂(接着剤)がないように除去、洗浄されているため、図15に示すように電極パッド105を形成すれば、電極パッド105は発光ダイオード40の裏面と電気的に接続される。
【0076】
第一接着剤層103の洗浄の例としては酸素プラズマで接着剤用樹脂をエッチング、UVオゾン照射にて洗浄する。かつ、レーザーにてGaN系発光ダイオードをサファイア基板からなる第一基板100から剥離したときには、その剥離面にGaが析出しているため、そのGaをエッチングすることが必要であり、NaOH水溶液もしくは希硝酸で行うことになる。その後、電極パッド105をパターニングする。このときのカソード側の電極パッドは約60μm角とすることができる。電極パッド105としては透明電極(ITO、ZnO系等)もしくはTi/Al/Pt/Au等の材料を用いる。透明電極の場合は発光ダイオードの裏面を大きく覆っても発光をさえぎることがないので、パターニング精度が粗く、大きな電極形成ができ、パターニングプロセスが容易になる。
【0077】
図16は第1の一時保持用部材101から発光ダイオード40を第2の一時保持用部材106に転写して、アノード電極(p電極)側のビアホール107を形成した後、アノード側電極パッド108を形成し、樹脂からなる第一接着剤層103をダイシングした状態を示している。このダイシングの結果、素子分離溝101が形成され、発光ダイオード40は素子ごとに区分けされて樹脂形成チップ110となる。素子分離溝101はマトリクス状の各発光ダイオード40を分離するため、平面パターンとしては縦横に延長された複数の平行線からなる。素子分離溝109の底部では第2の一時保持用部材106の表面が臨む。第2の一時保持用部材106上には剥離層112が形成される。第2の一時保持用部材106は、一例としてプラスチック基板にUV粘着材が塗布してある、いわゆるダイシングシートであり、UVが照射されると粘着力が低下するものを利用できる。
【0078】
アノード側電極パッド108を形成するに際しては、第一接着剤層103の表面を酸素プラズマで発光ダイオード40の表面が露出してくるまでエッチングする。まずビアホール107の形成はエキシマレーザー、高調波YAGレーザー、炭酸ガスレーザーを用いることができる。このとき、ビアホールは約3〜7μmの径を開けることになる。アノード側電極パッド108はNi/Pt/Au等で形成する。ダイシングプロセスは通常のブレードを用いたダイシング、20μm以下の幅の狭い切り込みが必要なときには上記レーザーを用いたレーザーによる加工を行う。その切り込み幅は画像表示装置の画素内の樹脂からなる第一接着剤層103で覆われた発光ダイオード40の大きさに依存する。
【0079】
次に、転写対象となる樹脂形成チップ110aを、第2の一時保持用部材106から第二基板に転写する。具体的には、図17に示すように、第3の一時保持用部材113の主面に予め粘着材114を形成しておき、粘着材114と発光ダイオード40の上面、すなわち、樹脂形成チップ110のアノード側電極パッド108がある側とが対向するように当接させる。そして、この状態で、第2の一時保持用部材106の裏面からマスク115を用いて転写対象となる樹脂形成チップ110aに選択的にエキシマレーザー光116を照射する。これにより、例えば第2の一時保持用部材106を石英基板により形成し、剥離層112をポリイミドにより形成した場合では、ポリイミドと石英基板の界面でポリイミドのアブレーションにより剥離が発生して転写対象となる樹脂形成チップ110aは剥離可能な状態とされる。そして、第3の一時保持用部材113を第2の一時保持用部材106から剥がし取ることにより、転写対象となる樹脂形成チップ110aは第2の一時保持用部材106から第3の一時保持用部材113上に形成された粘着材114に選択的に転写される。一方で、転写対象でない樹脂形成チップ110は転写されずに第2の一時保持用部材106上に残留する。
【0080】
次に、図18に示すように、第二基板117上に予め例えば熱可塑性接着剤等からなる第二接着剤層118と、第二接着剤層118上に所定の開口を有するガイド層111を形成しておき、樹脂形成チップ110aがガイド層111の開口の内側の第二接着剤層118と対向するように位置決めを行い、第三の一時保持部材113と第二基板117とを配置する。そして、図18に示すように、第二基板117の裏面側からレーザー光119を照射し、転写する樹脂形成チップ110aに対応する部分の第二接着剤層118のみを加熱する。このレーザー光119の照射により、第二接着剤層118の樹脂形成チップ110aに対応した位置が軟化する。
【0081】
その後、第二接着剤層118を冷却硬化することにより、樹脂形成チップ110aが、第二基板117上に固着される。このとき、粘着材114の粘着力を硬化させた際の第二接着剤層118の接着力よりも小さくしておき、第3の一時保持用部材113を第二基板117から剥がすことにより樹脂形成チップ110a、すなわち発光ダイオード40が第二接着剤層118に固着され、第二基板117に転写される。
【0082】
このとき、ガイド層111を形成することにより第二接着剤層118上に保持された樹脂形成チップ110aの面方向の移動を防止するため、部品保持工程後に樹脂形成チップ110aが位置ずれを起こすことがない。したがって、所望の実装精度にて確実に樹脂形成チップ110aを実装することができる。
【0083】
また、第二基板117上にシャドウマスクとしても機能する電極層120を配設し、この電極層120を、レーザー光119を照射することにより加熱し、間接的に第二接着剤層118を加熱するようにしても良い。特に、図18に示すように、電極層120の画面側の表面すなわち当該画像表示装置を見る人がいる側の面に黒クロム層121を形成すれば、画像のコントラストを向上させることができると共に、黒クロム層121でのエネルギー吸収率を高くして、選択的に照射されるレーザー光119によって第二接着剤層118を効率的に加熱するようにすることができる。
【0084】
また、発光ダイオード40と同様にして、図19に示すように、発光ダイオード122、123を第二基板117上に形成された第二接着剤層118の所定の位置に固着させる。これにより、RGBの3色の発光ダイオード40、122、133からなる画素を形成できる。3色の発光ダイオード40、122、123は必ずしも同じ形状でなくとも良い。図19では赤色の発光ダイオード122が六角錐のGaN層を有しない構造とされ、他の発光ダイオード40、123とその形状が異なっているが、この段階では各発光ダイオード40、122、123は既に樹脂形成チップとして樹脂からなる第一接着剤層103で覆われており、素子構造の違いにもかかわらず同一の取り扱いが実現される。
【0085】
図20は、第二基板117に配列されたRGBの3色の発光ダイオード40、122、123及びガイド層111を覆うようにして絶縁層124を塗布した状態を示す図である。絶縁層124としては透明エポキシ接着剤、UV硬化型接着剤、ポリイミド等を用いることができる。
【0086】
ここで、各樹脂形成チップ110の間に樹脂形成チップ110と等しい高さを有するガイド層111が介在するため表面の高さが略均一化され、絶縁材料を塗布した際の絶縁材料の沈みがなく、表面性に優れた絶縁層124が得られる。
【0087】
図21は配線形成工程を示す図である。絶縁層124に開口部125、126、127、128、129、130を形成し、発光ダイオード40、110、111のアノード、カソードの電極パッドと第二基板117の配線用の電極層120を接続する配線131、132、133を形成した図である。このときに形成する開口部すなわちビアホールは発光ダイオード40、110、111の電極パッド126、63の面積を大きくしているのでビアホール形状は大きく、ビアホールの位置精度も各発光ダイオードに直接形成するビアホールに比べて粗い精度で形成できる。このときのビアホールは約60μm角の電極パッド126、63に対し、約φ20μmのものを形成できる。また、ビアホールの深さは配線基板と接続するもの、アノード電極と接続するもの、カソード電極と接続するものの3種類の深さがあるのでレーザーのパルス数で制御し、最適な深さを開口する。その後、保護層を配線上に形成し、画像表示装置のパネルは完成する。このときの保護層は図20の絶縁層124と同様、透明エポキシ接着剤等の材料が使用できる。この保護層は加熱硬化し配線を完全に覆う。この後、パネル端部の配線からドライバーICを接続して駆動パネルを製作することになる。
【0088】
以上のような画像表示装置の製造方法によれば、樹脂形成チップ110が実装される第二接着剤層118の周囲をガイド層111により保護して保持された樹脂形成チップ110aの実装位置を規制するため、部品保持工程後に樹脂形成チップ110aが位置ずれを起こすことがない。したがって、本発明によれば、所望の実装精度にて確実に樹脂形成チップ110aを実装することが可能であり品質の良い画像表示装置を製造できる。
【0089】
また、本例によれば、樹脂形成チップ110aを実装する際の位置決めに失敗した場合には、ガイド層111の開口の中に樹脂形成チップ110aが収まらずに、ガイド層111の開口の縁に乗るため、画像認識での不良判定が容易になる。
【0090】
さらに、本例では、ガイド層111を除去せずに層間絶縁膜として利用することにより、各樹脂形成チップ110の間に樹脂形成チップ110と等しい高さを有するガイド層111が介在するため表面の高さが略均一化され、絶縁層124の沈みがなく、表面性に優れた絶縁層124が得られる。
【0091】
なお、本例では、ガイド層111を第二接着剤層118上に残存させたまま絶縁層124を塗布して画像表示装置を製作した場合を例に挙げて説明したが、ガイド層111を第二接着剤層118から除去した後に絶縁層124を塗布して画像表示装置を製造してもかまわない。
【0092】
このように、本例に係る画像表示装置の製造方法は、部品の実装位置を樹脂層の開口で規制するため、接着剤層が形成された第1の基板上に実装した後で発光素子が埋め込まれてなる部品が位置ずれを起こすことがない。したがって、本発明によれば、発光素子が埋め込まれた部品の実装後の位置ずれを生じることなく良好な実装精度を実現可能な画像表示装置の製造方法を提供できる。
【0093】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る部品の実装方法は、部品の実装位置を樹脂層の開口で規制するため、接着剤層が形成された第1の基板上に実装した後で部品が位置ずれを起こすことがない。したがって、本発明によれば、部品の実装後の位置ずれを生じることなく良好な実装精度を実現可能な実装方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実装基板と接着剤層とを示す概略断面図である。
【図2】 接着剤層上にガイド層が形成された状態を示す概略断面図である。
【図3】 部品が配列された実装元基板とガイド層が形成された接着剤層とを当接させた状態を示す概略断面図である。
【図4】 接着剤層に部品を保持させた状態を示す概略断面図である。
【図5】 部品を実装した後、ガイド層を除去した状態を示す概略断面図である。
【図6】 実装基板と接着剤層とを示す概略断面図である。
【図7】 接着剤層上にガイド層が形成された状態を示す概略断面図である。
【図8】 部品が配列された実装元基板とガイド層が形成された接着剤層とを当接させた状態を示す概略断面図である。
【図9】 接着剤層に部品を保持させた状態を示す概略断面図である。
【図10】 ガイド層と部品との隙間に埋め込み樹脂を形成した状態を示す概略断面図である。
【図11】 ガイド層及び部品上に配線を施した回路基板を示す概略断面図である。
【図12】 素子の配列方法を示す模式図である。
【図13】 発光素子の一例を示す図であって、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図14】 第1転写工程を示す概略断面図である。
【図15】 電極パッド形成工程を示す概略断面図である。
【図16】 第2の一時保持用部材への転写後の電極パッド形成工程を示す概略断面図である。
【図17】 第2転写工程を示す概略断面図である。
【図18】 第2転写工程であり、ガイド層が形成された熱可塑性接着層と樹脂形成チップが保持された第3の一時保持用部材とを当接させた状態を示す概略断面図である。
【図19】 RGBの3色の発光ダイオードを配列した状態を示す概略断面図である。
【図20】 絶縁層の形成工程を示す概略断面図である。
【図21】 配線形成工程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 実装基板、2 接着剤層、3 ガイド層、3a 開口、4 部品、11実装基板、12 接着剤層、13 ガイド層、13a 開口、14 部品、15実装元基板、16 埋め込み樹脂、17 配線、20 第一基板、21 一時保持用部材、22 素子、23 樹脂、24 樹脂形成チップ、25 第二基板、40 発光ダイオード、100 第一基板、101 第1の一時保持用部材、102 剥離層、103 第一接着剤層、104 レーザー光、105 電極パッド、106 第2の一時保持用部材、107 ビアホール、108 アノード側電極パッド、109 素子分離溝、110 樹脂形成チップ、111 ガイド層、112 剥離層、113 第3の一時保持部材、114 粘着材、115マスク、116 エキシマレーザー光、117 第二基板、118 第二接着剤層、119 レーザー光、120 電極層、121 黒クロム層、122 発光ダイオード、124 絶縁層、125 開口部、126 電極パッド

Claims (7)

  1. 第1の基板上に接着剤層を形成し、
    前記接着剤層上に開口を有する樹脂層を形成し、
    第2の基板上に配列された部品を前記開口に対向させ、
    前記部品を前記第1の基板上に転写し、
    さらに前記樹脂層を除去する
    ことを特徴とする部品の実装方法。
  2. 前記第2の基板の裏面からレーザー照射する
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の実装方法。
  3. フォトレジストをパターニングすることにより前記樹脂層を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の実装方法。
  4. 開口が設けられたフィルム状の樹脂を前記接着剤層に張り合わせて前記樹脂層を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の実装方法。
  5. 前記部品の寸法に少なくとも実装誤差を加えた寸法となるように前記開口を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の実装方法。
  6. 前記樹脂層の高さを前記部品の高さ以下とする
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の実装方法。
  7. 前記第2の基板として電磁波硬化型のテープを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の実装方法。
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