JP4102717B2 - 内部循環流動層ガス化炉および廃棄物処理装置 - Google Patents

内部循環流動層ガス化炉および廃棄物処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部循環流動層ガス化炉に係り、特に、各種産業から生ずる銅(Cu)、亜鉛(Zn)、鉛(Pb)、鉄(Fe)等の有価金属を含む金属滓と自動車、電機製品等から生ずる有価金属を含むシュレッダーダスト、廃プラスチック等の産業廃棄物を原料として熱分解ガスを生成し、不燃物と流動媒体とを抜き出す内部循環流動層ガス化炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、金属滓として銅滓と有価金属及びプラスチックを含有する産業廃棄物を原料として、有害物質の発生を抑制し、熱分解ガスを生成し、不燃物と流動媒体とを抜き出すガス化炉が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−302748号公報(段落番号0010、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く、従来のガス化炉では、炉底の下部に設けたシュート部において、流動層を形成する珪砂がクリンカを形成し、シュート部の目詰まりを発生させるという課題が存在する。また、このクリンカを定期的に除去するためにガス化炉を一時的に停止させ煩雑なメンテナンス作業をする必要もあった。
【0005】
本発明は、斯かる実情に鑑み、炉底の下部に設けたシュート部において、流動層を形成する珪砂によるクリンカ形成を抑制しガス化炉の運転効率を高め、且つ、長期の連続運転が可能な内部循環流動層ガス化炉を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明による内部循環流動層ガス化炉11は、例えば、図2に示すように、銅滓を実質的に含む廃棄物Aを投入し、底部12から質量速度の大きい流動化空気C2と質量速度の小さい流動化空気C1を吹き込み流動媒体の循環流を形成して廃棄物Aの一部を循環流中で熱分解ガス化しガスEと微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する内部循環流動層ガス化炉11であって、内部循環流動層ガス化炉11の底部12近傍に配置され、外部から蒸気を供給する蒸気供給部27と、内部循環流動層ガス化炉11の下部に配置され、底部12から流動媒体と不燃物を抜き出す抜出通路5と、抜出通路5の下部に配置され、流動媒体と不燃物を受容する略逆円錐形状のホッパー部6と、抜出通路5の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体を貯留して抜出通路内に自重流下した流動媒体と不燃物を所定温度に冷却する温度調整部30と、ホッパー部6の外壁面を包囲し、ホッパー部に自重流下した流動媒体と不燃物を実質的に保温する保温層32と、抜出通路5の下流の流動媒体と不燃物との混合物の温度を測定する第2の温度測定装置33と、ホッパー部6に自重流下した流動媒体と不燃物との混合物の温度を測定する第3の温度測定装置34と、第2及び第3の温度測定装置33、34の出力信号に基づき温度調整部30の冷却媒体の貯留量を可変制御する冷却媒体制御装置7bとを備える。
【0007】
このように構成することで、外部から蒸気を供給する蒸気供給部27と、抜出通路5の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体を貯留して抜出通路5内に自重流下した流動媒体と不燃物を所定温度に冷却する温度調整部30と、ホッパー部6の外壁面を包囲し、ホッパー部6に自重流下した流動媒体と不燃物を実質的に保温する保温層32とを備えるため、抜出通路5でクリンカの発生を防止すると共に、蒸気が抜出通路5で結露することを防止し、流動媒体と不燃物の閉塞を解消することができる。
また、このように構成すると、冷却媒体制御装置7bをさらに備えるため、第2及び第3の温度測定装置33、34の出力信号に基づき温度調整部30の冷却媒体の貯留量を可変制御することができる。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2にかかる発明による廃棄物処理装置は、例えば、図1、図2に示すように、請求項1に記載の内部循環流動層ガス化炉11と、ガスEとチャー及び不燃成分を旋回導入口14より導入し、1200℃から1500℃で燃焼させて灰分をスラグ化して溶融スラグGを生成する旋回溶融炉21と、旋回溶融炉21より排出される溶融スラグGを還元雰囲気下で溶融して黒銅Iを得る電気式保持炉31とを備える。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項3にかかる発明による内部循環流動層ガス化炉11は、例えば、図2に示すように、銅滓を実質的に含む廃棄物Aを投入し、底部12から質量速度の大きい流動化空気C2と質量速度の小さい流動化空気C1を吹き込み流動媒体の循環流を形成して廃棄物Aの一部を循環流中で熱分解ガス化しガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する内部循環流動層ガス化炉11であって、内部循環流動層ガス化炉11の下部に配置され、底部12から流動媒体と不燃物を抜き出す抜出通路5と、内部循環流動層ガス化炉11の底部12近傍であって抜出通路5より上方に配置され、外部から蒸気を供給する蒸気供給部27と、抜出通路5の下部に配置され、流動媒体と不燃物を受容する略逆円錐形状のホッパー部6と、抜出通路5の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体を貯留して抜出通路5内に自重流下した流動媒体と不燃物を所定温度に冷却する温度調整部30と、ホッパー部6の外壁面を包囲し、ホッパー部6に自重流下した流動媒体と不燃物を実質的に保温する保温層32とを備える。
【0010】
このように構成することで、内部循環流動層ガス化炉11の底部12近傍であって抜出通路5より上方に配置され、外部から蒸気を供給する蒸気供給部27と、抜出通路5の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体を貯留して抜出通路5内に自重流下した流動媒体と不燃物を所定温度に冷却する温度調整部30と、ホッパー部6の外壁面を包囲し、ホッパー部6に自重流下した流動媒体と不燃物を実質的に保温する保温層32とを備えるため、抜出通路5でクリンカの発生を防止すると共に、蒸気が抜出通路5で結露することを防止し、流動媒体と不燃物の閉塞を解消することができる。
【0011】
上記目的を達成するために、請求項4にかかる発明による請求項3に記載の内部循環流動層ガス化炉11は、例えば、図2に示すように、抜出通路5の下流の流動媒体と不燃物との混合物の温度を測定する第2の温度測定装置33と、ホッパー部6に自重流下した流動媒体と不燃物との混合物の温度を測定する第3の温度測定装置34と、該第2及び第3の温度測定装置33、34の出力信号に基づき温度調整部30の冷却媒体の貯留量を可変制御する冷却媒体制御装置7bとさらにを備える。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項5にかかる発明による請求項1、請求項3または請求項4に記載の内部循環流動層ガス化炉11は、例えば、図2に示すように、温度調整部30の内部に貯留した冷却媒体の液面低下を検知するレベルゲージ29を備え、該レベルゲージ29の検出信号に基づき冷却媒体を温度調整部30に補給する。
【0013】
記目的を達成するために、請求項6にかかる発明による請求項1、請求項3乃至請求項5に記載の内部循環流動層ガス化炉11は、例えば、図2に示すように、内部循環流動層ガス化炉11の底部12近傍に位置する流動媒体と不燃物との混合物の温度を測定する第1の温度測定装置28と、該第1の温度測定装置28の出力信号に基づき蒸気供給部27から供給する蒸気量を可変制御する蒸気制御装置7aとをさらに備える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1及び図2は発明を実施する形態の一例であって、図中、図と同一または類似の符号を付した部分は同一物または相当物を表わし、重複した説明は省略する。
【0015】
図1は、本発明による実施の形態である内部循環流動層ガス化炉11を用いた廃棄物処理装置の模式的な系統図である。廃棄物処理装置は、銅滓A1を貯蔵する第1の貯蔵所1と、金属を含む産業廃棄物A2等を貯蔵する別の第2の貯蔵所2と、この第1と第2の貯蔵所から供給コンベア3により搬送される銅滓A1と産業廃棄物A2等を受容する供給フィーダー4と、供給フィーダー4の下流に接続され原料Aとしての銅滓A1と産業廃棄物A2等を導入する内部循環流動層ガス化炉11と、この内部循環流動層ガス化炉11の下流に接続され内部循環流動層ガス化炉11からガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を旋回導入口14から導入する旋回溶融炉21と、内部循環流動層ガス化炉11の底部12近傍に配置され、外部から蒸気を供給する蒸気供給部27と、蒸気供給部27の下部に位置し、内部に冷却媒体を貯留して自重流下した流動媒体と不燃物を所定温度に冷却する温度調整部30と、温度調整部30の下部に位置し自重流下した流動媒体と不燃物を実質的に保温する保温層32と、を備える。
【0016】
廃棄物処理装置に用いる内部循環流動層ガス化炉11は、銅滓A1を実質的に含む廃棄物Aを投入し、底部から空気Cを送入して質量速度の大きい流動化空気C2と質量速度の小さい流動化空気C1とを炉底部12に位置する流動床の散気板を介して内部循環流動層ガス化炉11内部へ吹き込み循環流を形成して廃棄物Aの一部を循環流中で熱分解ガス化しガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する。
【0017】
廃棄物処理装置に用いる旋回溶融炉21は、内部循環流動層ガス化炉11から排出されるガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を旋回導入口14より導入すると共に、燃焼ガスを平面から見たときの軸方向に対し接線方向に導入して1次燃焼室の内部に旋回流を形成し、不燃成分をスラグ化し溶融スラグを生成する。
【0018】
また、廃棄物処理装置は、旋回溶融炉21の炉底部12の下部に位置し、旋回溶融炉21から排出される溶融スラグGを排出するスラグシュート16と、スラグシュート16から導入された溶融スラグGから銅Iを回収する還元炉31を備えている。
【0019】
上記第1の貯蔵所1には、同時に他の品位が低い鉱石、例えば含銅黄鉄鉱、黄銅鉱等の硫化鉱、酸化鉱を貯蔵することができる。銅滓としては真鍮伸銅工場、青銅工場から発生するスラグ、ダスト、削り粉さらには化学工場から発生する水酸化銅、沈殿銅がある。
【0020】
また、第1の貯蔵所1には、中和処理等により発生した汚泥を同時に貯蔵することができ、さらに、スラグを形成するためのケイ砂、石灰石と還元用のコークスを同時に貯蔵しても良い。
【0021】
ここで、図1の系統図を参照して、廃棄物処理装置の動作を説明する。廃棄物処理装置は、第1の貯蔵所1から銅滓A1等を破砕機(不図示)に掛けて細かく粉砕し、粉砕した産業廃棄物A2等と伴に供給コンベア3により上方へ搬送し、供給コンベア3の終端から銅滓A1と産業廃棄物A2等を供給フィーダー4に投入する。この場合、磁気選別機(不図示)に掛けることにより、大きな鉄屑を除去する工程を設けても良い。
【0022】
次に、供給フィーダー4から一定量の銅滓A1と産業廃棄物A2等を原料Aとして内部循環流動層ガス化炉11に投入する。ここで、汚泥Bを、銅滓A1等とは別に供給フィーダー(不図示)により内部循環流動層ガス化炉11に投入することができる。汚泥Bには、一般下水で発生する下水汚泥、し尿汚泥、排水処理から発生する中和汚泥などがある。
【0023】
ここで銅滓A1は、銅品位が50から80%含有する滓が好ましい。銅品位50%以下では変動費コストが多大となり、銅品位が80%以上では何らかの手段で固型化して銅製錬の転炉工場へ投入した方が有利となるからである。前記理由から銅品位が30から50%の範囲がさらに好ましい。また、産業廃棄物A2には、自動車、家庭電化製品等をシュレッダーで処理した有価金属とプラスチックを含むシュレッダーダスト、家庭用と工業用の廃プラスチックが含まれる。
【0024】
内部循環流動層ガス化炉11は、内部に投入された産業廃棄物A2と銅滓等A1が、内部循環流動層ガス化炉11の炉底部12の流動床に空気Cを吹き込み、分岐する質量速度の大きい流動化空気C2と質量速度の小さい流動化空気C1により内部循環流動層ガス化炉11内で循環流を形成して廃棄物としての産業廃棄物A2と銅滓等A1の一部を循環流の中で熱分解ガス化し、このガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する。
【0025】
内部循環流動層ガス化炉11は、内部温度を約450から600℃の温度に設定し、空気比を約0.3の還元性雰囲気を作り出すことにより産業廃棄物A2中の廃プラスチックの燃焼を防止しながら、廃プラスチックを熱分解しガス化する。この場合、内部循環流動層ガス化炉11内では有価金属である銅(Cu)、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)の酸化を防止し、銅滓の主体である酸化第一銅(CuO)が還元されるという効果も期待できる。
【0026】
内部循環流動層ガス化炉11内の温度が約450℃以下では、廃プラスッチクがガス化しにくく、約600℃以上では燃焼する。さらに好ましくは内部循環流動層ガス化炉11内の温度が約500から550℃が望ましい。廃プラスチックのガス化、有価金属の酸化防止に適するからである。空気Cは毎秒約0.5から2.0mの速度範囲になるように送り込む。好ましくは、約1.5m/秒の速度がよい。空気Cは、この速度範囲に設定すると銅滓粒子が内部循環流動層ガス化炉11内の流動層内で浮遊して、粒子同士が衝突することにより次第に球形化し、かつ粉砕されて細粒化する。
【0027】
内部循環流動層ガス化炉11内で細粒化されない銅滓と蒸気圧が低いCu、Fe、Al等の有価金属を含む第1の不燃物Dは炉低部12の流動床の脇からシュート部を通じて内部循環流動層ガス化炉11外に吐出され回収される。
【0028】
さらに、内部循環流動層ガス化炉11内で生成された熱分解ガスE、粉砕されたCuOを含む約100から250マイクロメータの直径の銅滓と廃プラスチックから分離した蒸気圧の高い有価金属の第2の不燃物が熱分解ガスEとともに内部循環流動層ガス化炉11の上部に設けた排出口を経由して下流の旋回溶融炉21に移送される。
【0029】
旋回溶融炉21は、熱分解ガスE等が旋回導入口14を経由して内部で旋回するように導入すると同時に、外部から空気を供給し空気比約0.9から1.3に調整して第1燃焼室の雰囲気を酸化性にし熱分解ガスEを燃焼する。この燃焼は、約1200から1500℃の温度で行う。燃焼温度が約1200℃以下では溶融スラグの流動性が悪化し、約1500℃以上では旋回溶融炉21の内壁等を損傷する場合があるからである。好ましくは、約1300から1400℃の温度範囲である。有害物質の発生を抑制し、銅滓A1等のスラグ化に適する温度に調整することができる。
【0030】
旋回溶融炉21内の燃焼温度は、廃プラスチック等の産業廃棄物A2、汚泥Bの供給量や、空気の投入量で調整することができる。
【0031】
熱分解ガスEは、旋回溶融炉21内部で燃焼して排ガスFとなり、旋回溶融炉21の下流に立設した廃液分解塔26の上部に設けた排ガス排出口22から排出する。さらに、不燃物中のZn、Pbは酸化されて飛灰Hとなり排ガスFと共に排ガス排出口22から排出される。銅滓等は高温で溶融しスラグ化しながら旋回流の中で接触し大きくなり、重力により下部に落下する。
【0032】
また、銅滓等は高温で溶融しスラグ化しながら旋回流の遠心力により旋回溶融炉21の側壁に当たり、一部は側壁に衝突して溶融付着し成長する。その他は底部へ落下する。落下した溶融スラグGは、旋回溶融炉21の炉底部に設けたスラグ回収口23に集められ、スラグシュート16を経由し外部に回収する。回収された溶融スラグGにはCuOが多く含まれる。このように、CuOの品位の低い銅滓からCuOの品位の高い溶融スラグGをスラグ回収口23から回収することができる。
【0033】
次に、旋回溶融炉21から排出された排ガスFは、廃液分解塔26を上昇し噴霧する廃液Lと接触する。さらに排ガスFは、廃液分解塔26の下流に設けた急冷塔41へ移動し噴霧される冷却水に接触して排ガスFが冷却される。この急冷塔41により排ガスFを大気中に放出できるまでの温度に冷却することができる。
【0034】
この廃液分解塔26で廃液Lを焼却処理する工程を組み合わせることができ、製錬で生ずる廃液には金属イオンや酸が含まれ、一般下水で生ずる廃液には、無機物、有機物等が残存する。これらは焼却処理することが望ましい。廃液Lを高温度に曝すことにより有機物等と酸等は分解し、無機物と金属イオン等は酸化物にして、急冷塔41の下流に設けたバグフィルター51で回収することができる。
【0035】
また、旋回溶融炉21より下方に設けた還元炉としての電気式保持炉31で生じた冷却した排ガスFは、二次燃焼炉(不図示)で燃焼して有害物質を分解し、急冷塔41で冷却水により同様に冷却する。この排ガスFを急冷するのは、排ガスFを約250から500℃の温度範囲に曝すと、ダイオキシン等の有害物質が再合成されるため、この温度範囲にある時間を少なくして有害物質の再度の生成を防止するためである。
【0036】
さらに、旋回溶融炉21から回収した溶融スラグGを電気式保持炉31内に投入し、上部から黒鉛製電極を挿入する。この電極間に電流を流し、溶融スラグGの抵抗熱で溶融する。
【0037】
電気式保持炉31には、還元用のコークスMを投入することができる。コークスMの成分である炭素Cが直接CuOを還元してCuとCOを生成する。ここで、還元剤としては、コークスM、微粉炭、LPG等を挙げることができるが、コークスMが好ましい。投入用の装置が単純で、操作が容易だからである。
【0038】
電気式保持炉31内は、約1250から1400℃の温度範囲が好ましい。これは、CuOの融点が約1230℃であり、銅の融点が約1080℃で少なくともCuOの融点以上にする必要があるためである。0.5から1.0時間精錬することにより銅品位が約70から80%の黒銅Iを得ることができる。
【0039】
また、廃スラグJは、金属をほとんど含まない、珪砂による均質なガラス質成分で構成されているため、路床等へのセメント材料として利用することができる。スラグを処理する炉としては、その他に自溶炉、反射炉、溶鉱炉等を用いることができるが、原料のスラグの成分が変動する場合があるため、原材料が変動しても同様の処理ができる電気式保持炉31が好適である。
【0040】
急冷塔41とバグフィルター51との間に設けた活性炭吹込装置52により、急冷した排ガスFをバグフィルター51に移送途中に活性炭Kを吹き込む。平均粒径が約10から20マイクロメータの活性炭Kを空気と共に、排ガス経路中に吹き込むことにより有害物質の除去処理を遂行する。
【0041】
また、急冷塔41とバグフィルター51の底部に接続した飛灰処理装置91は、急冷塔41とバグフィルター51からの飛灰を受容する。
【0042】
旋回溶融炉21の高温燃焼で、ダイオキシン等の発生は抑制されるが、常に完全に抑制することは困難である。そこで、排ガスFの排出途中に活性炭Kを吹き込むことにより有害物質を除去することができる。本実施の形態では、急冷塔41から排出された排ガスFには1ng/m以下のダイオキシンが含まれるが、活性炭Kを吹き付けることによりダイオキシン濃度を約0.1ng/m以下に低減させることができる。
【0043】
バグフィルター51の下流に設けた洗浄塔61は、ブロア移送した排ガスFを苛性ソーダ(NaOH)の水溶液でSOx、HCl等を中和した後に、さらに下流に設けたミストコットレル71へ排ガスFをブロア移送し、排ガスF中のミスト、ダストを除去してから排突81を通して外部に放出する。
【0044】
ミストコットレル71で回収したダストを含む廃液は再度旋回溶融炉21等へ投入して使用するか、又は排水処理後に放流する。ここで、排ガスFは洗浄塔61で苛性ソーダ溶液を噴霧して、SOx等を中和してからミストコットレル71で回収し、最終的に排突81から大気中に放出する。
【0045】
以上の廃棄物処理装置により、有価金属を効率良く回収することができる。
【0046】
以上の処理工程により、Cu、Zn、Pb、Alなどの有価金属を回収することができる。
【0047】
図2は、本発明による実施の形態である内部循環流動層ガス化炉11の模式的な系統図である。内部循環流動層ガス化炉11は、鉛直方向に立設した円筒の容器で構成したガス化炉の炉低部12と、この炉低部12から燃焼空気Cを吹込み流動媒体としての硅砂を旋回させる。炉低部12の縁部に流動媒体と不燃物を抜き出す複数のシュート部としての抜出通路5を設け、この抜出通路5の下部に自重流下する流動媒体と不燃物との混合物を受容する略逆円錐形状のホッパー部6と、このホッパー部6の下部に設けられた不燃物抜出経路36とを備え、不燃物抜出経路36の内部に回転自在に支持され、略水平方向に混合物を移送するスクリューコンベヤ37により不燃物抜出経路36の終端に設けられた混合物排出口38から混合物を排出するように構成されている。
【0048】
内部循環流動層ガス化炉11は、銅滓を実質的に含む廃棄物Aを側壁から投入し、炉低部12から質量速度の大きい流動化空気C2と質量速度の小さい流動化空気C1を吹き込み流動媒体の循環流を形成して廃棄物Aの一部を循環流中で熱分解ガス化しガスEとともに微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する。
【0049】
また、内部循環流動層ガス化炉11は、炉低部12近傍に配置され、外部から不活性ガスとしての蒸気Nを制御装置7の指令に基づいて供給する蒸気供給部27と、抜出通路5の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体としての水を貯留して抜出通路5内に自重流下した流動媒体と不燃物との混合物を所定温度に冷却する温度調整部30と、ホッパー部6の外壁面を包囲し、ホッパー部6に自重流下した流動媒体としての珪砂と不燃物との混合物を実質的に保温する保温層32と、を備える。
【0050】
ここで、保温層32は、グラスウールや無機繊維及びシリカ粉末を芯材にする断熱材を用いることができる。また、例えば、これら芯材を耐熱性の袋(アルミ箔)に包み込み、内部を真空にして、芯材の断熱性能に加え、より熱を伝えにくい構造とする真空断熱材を用いることもできる。
【0051】
さらに、内部循環流動層ガス化炉11は、上記温度調整部30の内部に貯留した冷却媒体としての水の液面低下を検知するレベルゲージ29と、内部循環流動層ガス化炉11の底部近傍に位置する流動媒体としての珪砂と不燃物との混合物の温度を測定する第1の温度測定装置28と、第1の温度測定装置28の出力信号に基づき蒸気供給部27から供給する蒸気量を可変制御する蒸気制御装置としての蒸気制御部7aと、抜出通路5の下流の流動媒体としての珪砂と不燃物との混合物の温度を測定する第2の温度測定装置33と、ホッパー部6に自重流下した流動媒体としての珪砂と不燃物との混合物の温度を測定する第3の温度測定装置34と、第2及び第3の温度測定装置の出力信号に基づき温度調整部30の冷却媒体としての水の貯留量を可変制御する冷却媒体制御装置としての冷却媒体制御部7bと、を備える。また、図中右側に示す抜出通路5aも同様に、炉底部12近傍に位置する混合物の温度を測定する第1の温度測定装置28aと、第1の温度測定装置28aの出力信号に基づき蒸気制御部7aにより供給制御された蒸気を供給する蒸気供給部27aと、抜出通路5aの下流の混合物の温度を測定する第2の温度測定装置33aと、ホッパー部6に自重流下した流動媒体としての珪砂と不燃物との混合物の温度を測定する第3の温度測定装置34aと、第2の温度測定装置33a及び第3の温度測定装置34aの出力信号に基づき冷却媒体制御部7bにより抜出通路5aを包囲する温度調整部30a内部の水の貯留量を可変制御するように構成する。
【0052】
図2の模式的な系統図を参照して、内部循環流動層ガス化炉11の動作を説明する。内部循環流動層ガス化炉11は、銅滓を実質的に含む廃棄物Aを側壁に設けた投入口から投入し、炉低部12から質量速度の大きい流動化空気C2と質量速度の小さい流動化空気C1を吹き込み流動媒体としての硅砂の循環流を形成して廃棄物Aの一部を循環流中で熱分解ガス化しガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を上部に設けた排出口から排出する。
【0053】
内部循環流動層ガス化炉11の炉低部12の近傍に配置された図中左側の蒸気供給部27と図中右側の蒸気供給部27aは、外部から内部循環流動層ガス化炉11の内部へ蒸気Nを供給する。
【0054】
抜出通路5は、供給された蒸気Nによりパージされるため、抜出通路5側へ流動化空気C1及び流動化空気C2の侵入が防止される。この結果、抜出通路5へ自重流下した混合物中の未燃ガスや珪砂や不燃物が空気と遮断され、クリンカの形成を防止することができ、クリンカによる抜出通路5の目詰まりを減少させることができる。
【0055】
蒸気供給部27、27aより下方に位置する抜出通路5と抜出通路5aは、各々温度調整部30、30aにより自重流下した流動媒体と不燃物との混合物を所定温度に冷却する。例えば、内部循環流動層ガス化炉11内の温度を約500℃から550℃に設定した場合、蒸気に曝され自重流下する混合物の温度を100℃以上であって、約200℃に低下させるように温度調整部30、30aの内部に冷却水を注入する。
【0056】
温度調整部は、例えば、内部循環流動層ガス化炉11の炉低部12からホッパー部6の入口近傍までに亘る長さで抜出通路5の外周を取り囲み、少なくとも底部を有する環状容器30を用いることができる。この環状容器30の下部又は開放された上部から冷却水を注入し抜出通路5内を通過する混合物の温度を低下させることができる。
【0057】
また、環状容器の上部は開放されているため、内部の冷却水は大気圧の状態で沸騰し冷却水の温度を100℃に維持することができる。抜出通路5内を通過する混合物の温度は、混合物の自重流下速度に依存するが、上述したように、100℃以上であって、約200℃に低下させ、混合物の中でパージした蒸気の結露を有効に防止することができる。
【0058】
環状容器30は、蒸気の結露による抜出通路5の目詰まりを防止させることができるので、本実施の形態による内部循環流動層ガス化炉11は、例えば、約20日以上の連続稼動を可能とすることができる。また、冷却水は環状容器30に注入しながら循環させてもよく。所定の水位に達するまで冷却水を環状容器30内に溜めてもよい。要は、抜出通路5内を通過する混合物の温度を100℃以上から内部循環流動層ガス化炉11内の温度以下の範囲に低下させ、蒸気の結露を防止すればよい。
【0059】
環状容器30に冷却水を溜める場合は、この環状容器30に接続されたレベルゲージ29により冷却水の水位を測定する。所定の水位に低下した段階で外部から環状容器30の下部又は開放された上部から冷却水を補充する。
【0060】
上記抜出通路5の下部に配置され、流動媒体と不燃物の混合物を受容する略逆円錐形状のホッパー部6は、このホッパー部6の外壁面を包囲する保温層32により、ホッパー部6に自重流下した混合物を実質的に保温する。すなわち、ホッパー部6の外壁面が外気に曝されるとホッパー部6内に自重流下し受容された混合物の温度が100℃以下に低下し、蒸気が結露してホッパー部6と不燃物抜出経路36との間に設けられた排出口35を閉塞するため、受容した混合物を100℃以上に保温するように構成している。
【0061】
不燃物抜出経路36は、内部のスクリューコンベヤ37の回転により、排出口35に溜まった混合物を蒸気と伴に略水平方向に搬送し、不燃物抜出経路36の図中右側に示す終端に設けられた混合物排出口38から混合物と蒸気を抜き出す。
【0062】
制御装置7は、内部に蒸気制御部7aと冷却媒体制御部7bと信号入出力部8とを有し、第1の温度測定装置28、28a、第2の温度測定装置33、33a、第3の温度測定装置34、34aから各々混合物の温度データを信号入出力部8を介して受信する。受信した温度データと予め記憶した設定温度に基づき蒸気及び冷却媒体の供給量を論理演算処理し、信号入出力部8を通じて不図示の蒸気制御バルブと冷却水制御バルブに制御信号を送信して蒸気と冷却水の供給量を可変制御することができる。
【0063】
蒸気制御部7aは、第1の温度測定装置28、28aを介して内部循環流動層ガス化炉11の炉低部12近傍の混合物温度を監視し蒸気の供給量を調整する。例えば、混合物温度が500℃以上のときは蒸気供給量を増加させ、混合物温度が500℃以下の場合は蒸気供給量を減少させるように制御する。
【0064】
冷却媒体制御部7bは、第2の温度測定装置33、33a、第3の温度測定装置34、34aを介して各々抜出通路5の出口混合物温度とホッパー部6内の混合物温度を監視し、混合物の温度が100℃以上に維持するように環状容器30内の冷却水の水位又は循環量を調整する。例えば、混合物温度が100℃以下に冷却されたときは、冷却水の水位又は循環量を低下させ、混合物温度が100℃以上の場合は冷却水の水位又は循環量を維持するように制御する。
【0065】
上記実施の形態では、図中左側の抜出通路5と図中右側の抜出通路5aに対して各々温度測定装置を設けたが、本発明は図示した構成に限定するものではなく、例えば、抜出通路5のみに温度測定装置を設け、混合物温度の測定データを共有することができる。
【0066】
また、第2の温度測定装置33は、抜出通路5の出口混合物温度を直接測定するように図示したセンサ端子を抜出通路5の出口に突出して設けてもよく。図示した第2の温度測定装置33aのように抜出通路5の出口外壁を介して間接的に内部の混合物温度を測定するように構成してもよい。第2の温度測定装置33は混合物の温度を直接測定するため、測定精度が高い。一方、第2の温度測定装置33aは抜出通路5の出口に突出していないため、混合物の通過を妨げることがない。
【0067】
尚、本発明の内部循環流動層ガス化炉は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1、請求項3から6に記載の内部循環流動層ガス化炉、請求項2に記載の廃棄物処理装置によれば、炉底の下部に設けたシュート部において、流動層を形成する珪砂によるクリンカ形成を抑制しガス化炉の運転効率を高め、且つ、長期の連続運転が可能な内部循環流動層ガス化炉を提供する、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である内部循環流動層ガス化炉を用いた廃棄物処理装置の模式的な系統図である。
【図2】本発明の内部循環流動層ガス化炉の模式的な系統図である。
【符号の説明】
5…抜出通路、6…ホッパー部、7…制御装置、7a…蒸気制御部、7b…冷却媒体制御部、11…内部循環流動層ガス化炉、12…炉底部、27…蒸気供給部、28…温度測定装置、29…レベルゲージ、30…温度調整部、32…保温層、33…温度測定装置、34…温度測定装置、35…排出口、36…不燃物抜出経路、37…スクリューコンベヤ、38…混合物排出口。

Claims (6)

  1. 銅滓を実質的に含む廃棄物を投入し、底部から質量速度の大きい流動化空気と質量速度の小さい流動化空気を吹き込み流動媒体の循環流を形成して前記廃棄物の一部を該循環流中で熱分解ガス化しガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する内部循環流動層ガス化炉であって;
    前記内部循環流動層ガス化炉の底部近傍に配置され、外部から蒸気を供給する蒸気供給部と;
    前記内部循環流動層ガス化炉の下部に配置され、前記底部から前記流動媒体と前記不燃物を抜き出す抜出通路と;
    前記抜出通路の下部に配置され、前記流動媒体と前記不燃物を受容する略逆円錐形状のホッパー部と;
    前記抜出通路の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体を貯留して前記抜出通路内に自重流下した前記流動媒体と前記不燃物を所定温度に冷却する温度調整部と;
    前記ホッパー部の外壁面を包囲し、ホッパー部に自重流下した前記流動媒体と前記不燃物を実質的に保温する保温層と;
    前記抜出通路の下流の前記流動媒体と前記不燃物との混合物の温度を測定する第2の温度測定装置と;
    前記ホッパー部に自重流下した前記流動媒体と前記不燃物との混合物の温度を測定する第3の温度測定装置と;
    該第2及び第3の温度測定装置の出力信号に基づき前記温度調整部の冷却媒体の貯留量を可変制御する冷却媒体制御装置とを備える;
    内部循環流動層ガス化炉。
  2. 請求項1に記載の内部循環流動層ガス化炉と;
    前記ガスとチャー及び不燃成分を旋回導入口より導入し、1200℃から1500℃で燃焼させて灰分をスラグ化して溶融スラグを生成する旋回溶融炉と;
    前記旋回溶融炉より排出される溶融スラグを還元雰囲気下で溶融して黒銅を得る電気式保持炉とを備える;
    廃棄物処理装置。
  3. 銅滓を実質的に含む廃棄物を投入し、底部から質量速度の大きい流動化空気と質量速度の小さい流動化空気を吹き込み流動媒体の循環流を形成して前記廃棄物の一部を該循環流中で熱分解ガス化しガスと微粒子化されたチャー及び不燃成分を排出する内部循環流動層ガス化炉であって;
    前記内部循環流動層ガス化炉の下部に配置され、前記底部から前記流動媒体と前記不燃物を抜き出す抜出通路と;
    前記内部循環流動層ガス化炉の底部近傍であって前記抜出通路より上方に配置され、外部から蒸気を供給する蒸気供給部と;
    前記抜出通路の下部に配置され、前記流動媒体と前記不燃物を受容する略逆円錐形状のホッパー部と;
    前記抜出通路の外壁面を包囲し、内部に冷却媒体を貯留して前記抜出通路内に自重流下した前記流動媒体と前記不燃物を所定温度に冷却する温度調整部と;
    前記ホッパー部の外壁面を包囲し、ホッパー部に自重流下した前記流動媒体と前記不燃物を実質的に保温する保温層とを備える;
    内部循環流動層ガス化炉。
  4. 前記抜出通路の下流の前記流動媒体と前記不燃物との混合物の温度を測定する第2の温度測定装置と;
    前記ホッパー部に自重流下した前記流動媒体と前記不燃物との混合物の温度を測定する第3の温度測定装置と;
    該第2及び第3の温度測定装置の出力信号に基づき前記温度調整部の冷却媒体の貯留量を可変制御する冷却媒体制御装置とをさらに備える;
    請求項3に記載の内部循環流動層ガス化炉。
  5. 前記温度調整部の内部に貯留した前記冷却媒体の液面低下を検知するレベルゲージを備え、該レベルゲージの検出信号に基づき前記冷却媒体を前記温度調整部に補給する;
    請求項1、請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の内部循環流動層ガス化炉。
  6. 前記内部循環流動層ガス化炉の底部近傍に位置する前記流動媒体と前記不燃物との混合物の温度を測定する第1の温度測定装置と、該第1の温度測定装置の出力信号に基づき前記蒸気供給部から供給する蒸気量を可変制御する蒸気制御装置とをさらに備える;
    請求項1、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の内部循環流動層ガス化炉。
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