JP4102648B2 - 循環流動層炉及び循環流動層炉の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼却空間内に貯留された流動媒体に下方から空気を供給する状態で焼却を行うライザー部と、このライザー部から導かれた燃焼ガスに混入している流動媒体を捕集するサイクロン部と、このサイクロン部で捕集した流動媒体を前記ライザー部に戻す媒体循環機構とを備えると共に、この媒体循環機構が、前記サイクロン部の下部から流動媒体を自重で下方に送る流下経路を有したダウンカマーと、このダウンカマーの下端部からの流動媒体をダウンカマーの下端部より高レベルに送った後流下させるオーバーフロー経路を有するループシールと、このループシールの下方から媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給手段とを備えている循環流動層炉及び循環流動層炉の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の循環流動層炉として、炉のフリーボード部(本発明のライザー部の内部空間)における温度差、圧力差を検出し、炉の底部に導入する一次空気、外部循環する流動砂(本願発明の流動媒体)、助燃料等を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
又、炉床部圧力と炉頂部圧力との圧力差を求め、この圧力差が所定規制ゾーンに含まれる制御を行うものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002‐130641号公報 (請求項1、段落番号〔0018〕〜 〔0024〕、図1)
【特許文献2】
特開2002‐122305号公報 (請求項1、段落番号〔0012〕〜 〔0034〕、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
循環流動層炉はバーナ等の燃焼ガスにより加熱状態にあるライザー部の内部に対して汚泥等の焼却対象物を投入し、底部から空気を供給することによって、高温の流動媒体(一般的には砂が使用される)を流動させ、この高温の流動媒体と焼却対象物とを接触させることで短時間での燃焼を実現している。又、この循環流動層炉はライザー部からの燃焼ガスをサイクロン部の上部位置から上方に排出し、かつ、このサイクロン部において燃焼ガスに混入する流動媒体を旋回失速させて捕集し、このように捕集した流動媒体をダウンカマーからループシールに送り、このループシールの底部側から供給される空気により該ループシールをオーバーフローさせる形態でライザー部の下部に循環させる基本的な構成を具備している。
【0005】
循環流動層炉では、ライザー部の底部に供給される空気の圧力で吹き上げられた高温の流動媒体に焼却対象物を接触させて短時間のうちに乾燥と熱分解と燃焼とを図り焼却を実現するもので、気泡流動層炉のように流動媒体が殆ど循環しない構造のものと比較してライザー部の内部空間の全体の温度を略一定に維持して効率的な焼却を可能にしている。又、この循環流動層炉では、ライザー部全体に流動媒体が拡散しているため、その流動媒体の一部は燃焼ガスに同伴され、ライザー部から飛び出す。従って、ライザー部から燃焼ガスと伴に送られる流動媒体をサイクロン部において捕集し、ライザー部の底部に還元する作動形態を取り、焼却処理時においてライザー部の内部に存在する流動媒体の量を適正に維持する機構となっている。
【0006】
そこで、前記特許文献1と特許文献2との構成を考えるに、特許文献1は、フリーボード(本発明のライザー部)の圧力差を監視する圧力計と温度差を監視するための温度計を取り付け、これらの機器によりフリーボード内の砂濃度(懸濁密度)と温度とを監視して一次空気、二次空気、シールポット空気との3種の空気量を調整する点が記載されている。特許文献2は、フリーボードの炉頂と炉底との圧力差を所定範囲内になるよう制御することで懸濁濃度と砂循環量とが適正になるように一次空気と、二次空気とシールポット部(本発明のループシール)の流動化空気の送気量を制御する点が記載されている。しかし、フリーボードの内部の圧力に基づいて流動媒体の密度を把握するものは、この圧力を検出すること自体が容易では無く、この検出結果からフリーボード内に存在する流動媒体の量、あるいは、流動媒体の濃度を把握する場合にも、高い精度を得難く改善の余地があった。
【0007】
本発明の目的は、該循環流動層炉における流動媒体の循環量を精度高く把握して効率良く焼却を行う循環流動層炉を構成すると共に、ライザー部からサイクロン部への流動媒体の流動量を精度高く把握して効率良く焼却を行う制御方法を合理的に構成する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る循環流動層炉の特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
焼却空間内に貯留された流動媒体に下方から空気を供給する状態で焼却を行うライザー部と、このライザー部から導かれた燃焼ガスに混入している流動媒体を捕集するサイクロン部と、このサイクロン部で捕集した流動媒体を前記ライザー部に戻す媒体循環機構とを備えると共に、この媒体循環機構が、前記サイクロン部の下部から流動媒体を自重で下方に送る流下経路を有したダウンカマーと、このダウンカマーの下端部からの流動媒体をダウンカマーの下端部より高レベルに送った後流下させるオーバーフロー経路を有するループシールと、このループシールの下方から媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給手段とを備えている循環流動層炉において、前記ダウンカマーにおける流動媒体の堆積界面位置を計測する計測手段を備え、この計測手段の計測結果に基づいて前記媒体循環空気の制御を行う制御手段を備え、前記計測手段が、前記ループシールのオーバーフローレベルを基準レベルとして、この基準レベルより高い位置でダウンカマーの下部位置の圧力を計測する第1圧力センサと、前記基準レベルより高い位置でダウンカマーの上部位置の圧力を計測する第2圧力センサとを備えて構成され、前記制御手段は、前記第1圧力センサと第2圧力センサとの信号から判別した前記堆積界面位置が前記第2圧力センサの計測位置より高い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を増大させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置より低い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を減少させる又は供給を停止させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との中間位置にある場合には、第1圧力センサの信号から前記堆積界面位置を求め、このように求めた堆積界面位置に基づいて、この堆積界面位置を第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との間の制御目標位置に維持する前記媒体循環空気の空気量を設定する点にある。
【0009】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、サイクロン部で捕集された流動媒体はダウンカマーに貯留された後にループシールのオーバーフロー経路を介してライザー部に還元されるので、ライザー部からサイクロン部、このサイクロン部からライザー部に対して単位時間内に決まった量の流動媒体が循環する場合には、ダウンカマーの流下経路に貯留される流動媒体の量も一定になる。この理由からこの循環流動層炉において単位時間内に循環する流動媒体の量が変動した場合にはダウンカマーに貯留される流動媒体の量も変動するものとなり、このダウンカマーに貯留される流動媒体の量、即ち、ダウンカマーにおける流動媒体の堆積界面位置を計測し、この計測結果に基づき制御手段が循環流動層炉の制御を行うことで流動媒体の循環量を所望の値に維持することが可能となる。つまり、第1圧力センサと第2圧力センサとによって計測手段が構成され、この計測手段で判別した堆積界面位置が第2圧力センサの計測位置より高い位置にある場合には、媒体循環空気の空気量を増大させ、この計測手段で判別した堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置より低い位置にある場合には、媒体循環空気の空気量を減少させる又は供給を停止させ、この計測手段で判別した堆積界面位置が第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との中間位置にある場合には、第1圧力センサの信号から堆積界面位置を求め、このように求めた堆積界面位置に基づいて、この堆積界面位置を第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との間の制御目標位置に維持する前記媒体循環空気の空気量を設定することになる。その結果、流動媒体の循環量を精度高く把握して効率良く焼却を行える循環流動層炉が合理的に構成されたのである。
【0010】
本発明の請求項2に係る循環流動層炉の特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
請求項1記載の循環流動層炉において、前記第1圧力センサと第2圧力センサとは、前記ダウンカマーの内面に形成した圧力取り出し用の穴と連通する導管と、この導管から圧力が伝えられる位置に配置した圧力計とで構成されている点にある 。
【0011】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、第1圧力センサと第2圧力センサとは、ダウンカマーの内面に形成した圧力取り出し用の穴と連通する導管とから圧力が伝えられる圧力計により、圧力を計測する。
【0012】
本発明の請求項3に係る循環流動層炉の特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
請求項1又は2記載の循環流動層炉において、前記媒体循環空気供給手段が、前記ループシールの下方に前記媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給管を備え、この媒体循環空気供給管に供給する空気量を制御する媒体循環空気バルブが備えられ、前記制御手段は、この媒体循環空気バルブの開度を設定する点にある。
【0013】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、制御手段が媒体循環空気バルブの開度を設定することにより、媒体循環空気供給管からループシールに供給される空気量を制御し、ループシールを介してライザー部に還元する流動媒体の量を制御できるものとなった。
【0016】
本発明の請求項4に係る循環流動層炉の制御方法の特徴、作用・効果は次の通りである。
〔特徴〕
焼却空間内に貯留された流動媒体に下方から空気を供給する状態で焼却を行うライザー部と、このライザー部からの燃焼ガスに混入する流動媒体を捕集するサイクロン部と、このサイクロン部で捕集した流動媒体を前記ライザー部に戻す媒体循環機構とを備えると共に、この媒体循環機構が、前記サイクロン部の下部から流動媒体を自重で下方に送る流下経路を有したダウンカマーと、このダウンカマーの下端部からの流動媒体をダウンカマーの下端部より高レベルに送った後流下させるオーバーフロー経路を有するループシールと、このループシールの下方から媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給手段とを備えている循環流動層炉の制御方法において、前記ダウンカマーにおける流動媒体の堆積界面位置を計測手段によって計測し、この計測結果に基づき堆積界面位置を予め設定されたレベルに維持するよう前記媒体循環空気供給手段の制御を行うものであり、前記計測手段が、前記ループシールのオーバーフローレベルを基準レベルとして、この基準レベルより高い位置でダウンカマーの下部位置の圧力を計測する第1圧力センサと、前記基準レベルより高い位置でダウンカマーの上部位置の圧力を計測する第2圧力センサとを備えて構成され、前記制御では、前記第1圧力センサと第2圧力センサとの信号から判別した前記堆積界面位置が前記第2圧力センサの計測位置より高い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を増大させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置より低い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を減少させる又は供給を停止させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との中間位置にある場合には、第1圧力センサの信号から前記堆積界面位置を求め、このように求めた堆積界面位置に基づいて、この堆積界面位置を第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との間の制御目標位置に維持する前記媒体循環空気の空気量を設定する点にある。
【0017】
〔作用・効果〕
上記特徴によると、ダウンカマーにおける流動媒体の堆積界面位置を予め設定されたレベルに維持するよう媒体循環空気供給手段を制御することにより、このダウンカマーからループシールを介してライザー部に還元する流動媒体の量と、ライザー部からサイクロン部で捕集される流動媒体の量とを一致させるものとなり、炉内での流動媒体の循環量を一定値に維持できる。つまり、第1圧力センサと第2圧力センサとによって計測手段が構成され、この計測手段で判別した堆積界面位置が第2圧力センサの計測位置より高い位置にある場合には、媒体循環空気の空気量を増大させ、この計測手段で判別した堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置より低い位置にある場合には、媒体循環空気の空気量を減少させる又は供給を停止させ、この計測手段で判別した堆積界面位置が第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との中間位置にある場合には、第1圧力センサの信号から堆積界面位置を求め、このように求めた堆積界面位置に基づいて、この堆積界面位置を第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との間の制御目標位置に維持する前記媒体循環空気の空気量を設定することになる。その結果、ダウンカマーで堆積する流動媒体の堆積界面位置を維持するように媒体循環空気供給手段を制御すると云う比較的簡単な処理形態で炉内の流動媒体の循環量を一定に維持できる制御方法が合理的に構成されたのである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、珪砂で成る流動媒体Aを貯留する焼却空間が形成されたライザー部1と、このライザー部1と上部位置においてダクト2により連通し、このダクト2を介して送られる燃焼ガスに混入した流動媒体Aを捕集するサイクロン部3と、このサイクロン部3で捕集した流動媒体Aを前記ライザー部1に戻す媒体循環機構Bとを備えて循環流動層炉が構成されている。
【0019】
この循環流動層炉は、ライザー部1に貯留した流動媒体Aを該ライザー部1の底部に供給した空気で吹き上げ、かつ、サイクロン部3の側に吸引し、このサイクロン部3で捕集した後に媒体循環機構Bによってライザー部1の下部に戻すよう流動媒体Aの循環系が形成されている。又、ライザー部1における補助燃料の燃焼により流動媒体Aを加熱して高温状態に維持し、このライザー部1に投入された燃焼対象物を高温状態の流動媒体Aに接触させ、短時間のうちに乾燥、燃焼させるよう基本的な処理形態が形成されたものである。
【0020】
前記ライザー部1は縦長となる焼却空間を有した搭状に形成され、底部に一次空気を供給する一次空気供給管11を有した一次空気供給手段C1を備え、上下方向での中間位置に対して二次空気を供給するよう二次空気供給管12を有した二次空気供給手段C2を備え、又、上下方向での中間部には補助燃料を燃焼させるバーナ13を有した加熱手段Dと、ホッパー14に貯留された焼却対象物をスクリューコンベア15により炉内に投入する投入手段Eとを備えている。このライザー部1の下部には流動媒体Aを排出するようスクリューコンベア16を有した流動媒体排出機構Fを備え、このライザー部1の上下方向での中間位置にはホッパー17に貯留した流動媒体を投入するようロータリバルブ18を有した流動媒体補給機構Gを備えている。
【0021】
前記サイクロン部3は円筒状の内壁面を有し、かつ、漏斗状となる底壁部3Aを有すると共に、上壁に燃焼ガスの排出口5を形成してあり、この底壁部の下部位置に対して、この底壁部3Aからの流動媒体Aを略鉛直下方に送る流下経路を有した筒状のダウンカマー6を備えている。このサイクロン部3は、前記ダクト2から送られた燃焼ガスを該サイクロン部3の内部で旋回させることで燃焼ガスに混入する流動媒体Aを失速させて自重で落下により捕集してダウンカマー6に送り込むと同時に燃焼ガスを排出口5から上方に排出するよう機能する。
【0022】
前記媒体循環機構Bは、前記ダウンカマー6の下端部からの流動媒体Aをダウンカマー6の下端部より高レベルに送った後に流下させるオーバーフロー経路を有するループシール7と、このループシール7からの流動媒体を前記ライザー部1の下部に送り込む経路と、このループシール7の下方から媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給管8を有した媒体循環空気供給手段Hとを備えている。この媒体循環機構Bは媒体循環空気供給管8に加圧状態の媒体循環空気を供給することにより、この空気がループシール7の側に流れ、この空気の流れに伴なって流動媒体Aがオーバーフロー経路をオーバーフローする形態で送り出すよう機能するものである。尚、媒体循環空気供給管8に媒体循環空気を供給する際には図2に示すように、オーバーフローレベルLOを基準にしてダウンカマー6の内部の流動媒体Aの堆積界面位置AFが高い位置にある場合において、流動媒体Aの圧力差により媒体循環空気がオーバーフロー経路の側に流れるものとなっている。
【0023】
前記一次空気供給管11に空気を供給する経路に第1バルブV1を備え、二次空気供給管12に空気を供給する経路に第2バルブV2を備え、媒体循環空気供給管8に空気を供給する経路に媒体循環空気バルブV3を備え、これらのバルブV1、V2、V3は電気信号によって供給すべき空気量を調節自在に構成されている。前記バーナ13は、電気信号により任意量の補助燃料(燃焼用ガスや重油等)を供給自在に構成されている。前記投入手段Eは、スクリューコンベア15を駆動する投入モータ15Mの駆動速度の設定で任意の量の焼却対象物を投入自在に構成されている。前記流動媒体排出機構Fは前記スクリューコンベア16を駆動する排出モータ16Mの駆動により流動媒体Aを排出するよう構成されている。前記流動媒体補給機構Gは前記ロータリバルブ18を駆動する補給モータ18Mの駆動により流動媒体Aを焼却空間内に補給するよう構成されている。そして、流動媒体排出機構Fで排出した流動媒体Aを流動媒体補給機構Gのホッパー17に送る循環系を備えている。
【0024】
同図に示すように該循環流動層炉は、前記サイクロン部3からの排ガスを排ガス処理装置20で処理した後に排出ブロワー21で吸引排出する排ガス排出系を備え、又、供給ブロワー22で吸引した空気を排ガスの排出経路に介装した熱交換部23で加熱した後、供給管路24を介して前記一次空気供給管11、二次空気供給管12夫々に送る空気供給系を備え、更に、ブロワー19からの空気を前記媒体循環空気供給管8に送る空気供給系を備えている。
【0025】
前記ライザー部1の燃焼空間の下部に第1温度センサT1を配置し、この燃焼空間の上部に第2温度センサT2を配置し、前記一次空気供給管11に空気を送る経路に対して空気温度を検出する一次空気温度センサTaと、空気圧を検出する一次空気圧センサPaと、空気量を計測する空気量センサQaとを備えている。そして、前記ダウンカマー6に対し流動媒体Aの堆積界面位置AFを計測する計測手段Sとしてダウンカマー6の下部位置における内部圧力を計測する第1圧力センサP1(第1センサの一例)と、ダウンカマー6の上部位置における内部圧力を計測する第2圧力センサP2(第2センサの一例)とを備えている。
【0026】
前記第1圧力センサP1の圧力検出レベルL1をダウンカマー6の比較的低い位置で、かつ、前記媒体循環機構Bのオーバーフロー経路におけるオーバーフローレベルLOより高い位置に配置し、第2圧力センサP2の圧力検出レベルL2をダウンカマー6の比較的高い位置に設定してある。
【0027】
第1圧力センサP1と第2圧力センサP2とは、ダウンカマー6の内面に形成した圧力取り出し用のタップ(穴)と連通する導管(ステンレス製の圧力伝達管)と、この導管から圧力が伝えられる位置に配置した圧力計とで構成され、この圧力計に圧力を電気信号として出力するものが用いられている。
【0028】
本発明の循環流動層炉は、投入手段Eで単位時間あたり決まった量の燃焼対象物を投入する状況において、前記一次空気圧センサとPa空気量センサQaとからの検出信号、及び、排ガス排出系に設けたガスセンサ(図示せず)で検出されるCO濃度や酸素濃度を示す信号に基づいて予め設定された量の空気を一次空気供給管11に供給し、第1温度センサT1と第2温度センサT2とからの検出信号に基づいてバーナ13での補助燃料の燃焼量を制御するよう基本的な制御形態が設定されている。この制御形態は従来からの循環流動層炉と基本的に変わることは無く、本発明の循環流動層炉では、ダウンカマー6において前記第1圧力センサP1と第2圧力センサP2との上下方向での中間位置に流動媒体Aの堆積界面位置AFを維持するよう前記媒体循環空気供給管8に供給する空気量を制御すると共に、前記一次空気圧センサPaで検出される空気圧からライザー部1の底部に貯留される流動媒体Aの貯留量を求め、この貯留量を目標値に維持するよう前記流動媒体排出機構Fと流動媒体補給機構Gとの少なくとも一方を制御する点に特徴を有するものである。
【0029】
図3に示すように、マイクロプロセッサを有した制御装置30(制御手段及び流動媒体管理手段の一例)に対して第1温度センサT1、第2温度センサT2、一次空気温度センサTa、一次空気圧センサPa、空気量センサQaからの信号が入力する信号系を形成すると共に、第1圧力センサP1、第2圧力センサP2からの計測信号が入力する信号系を形成してある。又、制御装置30から前記第1バルブV1、第2バルブV2、バーナ13、排出モータ16M、補給モータ18Mに対して制御信号を出力する信号系を形成すると共に、媒体循環空気バルブV3に対して制御信号を出力する信号系を形成してある。
【0030】
前記制御装置30には、図4のフローチャートに示すように媒体循環機構Bを制御するプログラムが還元制御ルーチンとして設定されている。つまり、第1圧力センサP1と第2圧力センサP2とからの信号を入力し、この信号からダウンカマー6における堆積界面位置AFを判別する処理を行い(#101、#102ステップ)、この処理の結果、この堆積界面位置AFが圧力検出レベルL2より高い位置にあることを判別した場合には、前記媒体循環空気バルブV3を最大値まで開放して媒体循環空気供給管8に供給する空気量を最大値まで増大させ、堆積界面位置AFが圧力検出レベルL1より低い位置にあることを判別した場合には、前記媒体循環空気バルブV3を最小値まで絞り媒体循環空気供給管8に供給する空気量を最小値まで減少させ(供給を一次的に停止しても良い)、圧力検出レベルL1と圧力検出レベルL2との中間位置に堆積界面位置AFが存在することを判別した場合には、第1圧力センサP1の計測結果に基づいて圧力検出レベルL1と圧力検出レベルL2との略中間位置に堆積界面位置AFを維持するよう媒体循環空気バルブV3の開度を設定する(#103〜#107ステップ)。
【0031】
この制御方法では圧力検出レベルL1と圧力検出レベルL2との中間位置(中間レベル)に堆積界面位置AFを制御目標として、媒体循環空気バルブV3の開度を調節するよう制御形態が設定されたものであり、堆積界面位置AFが圧力検出レベルL1より下方に位置する場合や、圧力検出レベルL2より上方に位置する場合には急激な制御を行うものの、圧力検出レベルL1と圧力検出レベルL2との中間位置に堆積界面位置AFを設定する場合には、第2圧力センサP2で殆ど正圧力を検出しないので、第1圧力センサP1からの信号に基づいて堆積界面位置AFを求め、PID制御等により堆積界面位置AFを維持する制御が実行される。尚、PID制御を行う場合には、目標とする堆積界面位置AFを予め設定し、かつ、この目標とする堆積界面位置AFに対応する第1圧力センサP1の信号値を保存しておき、この堆積界面位置AFに対応する信号値と第1圧力センサP1からの信号値との偏差を求め、この偏差、この偏差の単位時間内の積分値、及び、この偏差の単位時間内の微分値に基づいて媒体循環空気バルブV3の開度を設定する処理が行われる。
【0032】
特に、本発明では、第1圧力センサP1と第2圧力センサP2とを、圧力が作用した際にONし、圧力が解除された際にOFFするスイッチで構成することも可能であり、このようにスイッチを用いた場合には、ONとOFFとの情報の処理で済むので単純な制御が可能となる。
【0033】
又、前記制御装置30には、図5のフローチャートに示すように、前記流動媒体排出機構Fと流動媒体補給機構Gとの少なくとも一方を制御するプログラムが流動媒体量管理ルーチンとして設定されている。つまり、一次空気圧センサPa(圧力センサ)から信号を入力し、この信号からライザー部1の底部に貯留されている流動媒体Aの貯留量を算出する(#201、#202ステップ)。次に、この貯留量に基づき、流動媒体Aの総量を求め、この総量が過剰であると判別した場合には、前記流動媒体排出機構Fの排出モータ16Mを作動させスクリューコンベア16によってライザー部1の底部に貯留されている流動媒体Aのうち過剰とされる量の流動媒体Aの排出を行い、これとは逆に流動媒体Aの総量が不足していると判別した場合には、流動媒体補給機構Gの補給モータ18Mを作動させロータリバルブ18によってライザー部1に対して不足とされる量の流動媒体Aの補給を行い、これ以外の場合、即ち、流動媒体Aの総量が適正である場合には、流動媒体Aの給排を行わない制御が実行される(#203〜#206ステップ)。
【0034】
この制御方法では一次空気供給管11から一次空気を供給する際に、ライザー部1の底部に貯留されている流動媒体Aの量に比例した圧力が一次空気圧センサPaで計測できることを利用して流動媒体Aの貯留量を求め、この貯留量に基づいて循環流動層炉の内部に循環する流動媒体Aの総量を求め、この総量と予め設定された適正な量との多寡を判別した後に、流動媒体Aの総量を適正に維持するための制御である。
【0035】
このように本発明の循環流動層炉、及び、循環流動層炉の制御方法では、ライザー部1から送り出された流動媒体Aをサイクロン部3で捕集した後、媒体循環機構Bでライザー部1に還元するよう流動媒体Aの循環系が形成されているので、この流動媒体Aの循環量を構成するダウンカマー6において流動媒体Aの流動量を決まった量に維持することでライザー部1において焼却対象物に接触する流動媒体Aの量を適正に維持して最適な燃焼を実現するものとなっている。そして、流動媒体Aの循環量を一定に維持する際に、適正な量の流動媒体Aが循環する場合には、ダウンカマー6において堆積界面位置AFの見かけ上の位置は変動しないので、計測手段Sを利用して、この堆積界面位置AFを決まった位置に維持するよう媒体循環空気供給管8の媒体循環空気バルブV3の開度を調節する制御を行うと云う、比較的単純な処理で最適な焼却を実現している。
【0036】
特に、この循環流動層炉では、流動媒体Aの循環量を適正に維持する制御と同時に、ライザー部1に貯留される流動媒体Aの総量を適正に維持する制御が実行されるので、流動媒体Aの循環量を適正な値に維持する制御と併せて、最適な量の流動媒体Aを焼却対象物に接触させて一層良好な焼却を実現するものとなっている。
【0037】
〔別実施の形態〕
本発明は上記実施の形態以外に、例えば、ダウンカマーにおいて堆積界面位置を計測する計測手段として、超音波を利用したものや、レーザ光を利用して距離を計測する単一の非接触型のセンサを用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】循環流動層炉の模式図
【図2】ダウンカマー及び媒体循環機構を示す概略図
【図3】制御系のブロック回路図
【図4】還元制御ルーチンのフローチャート
【図5】流動媒体量管理ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 ライザー部
3 サイクロン部
6 ダウンカマー
7 ループシール
30 制御手段・流動媒体管理手段
A 流動媒体
B 媒体循環機構
F 流動媒体排出機構
G 流動媒体補給機構
S 計測手段
H 媒体循環空気供給手段
AF 堆積界面位置
P1 第1センサ
P2 第2センサ
LO オーバーフローレベル
Claims (4)
- 焼却空間内に貯留された流動媒体に下方から空気を供給する状態で焼却を行うライザー部と、このライザー部から導かれた燃焼ガスに混入している流動媒体を捕集するサイクロン部と、このサイクロン部で捕集した流動媒体を前記ライザー部に戻す媒体循環機構とを備えると共に、
この媒体循環機構が、前記サイクロン部の下部から流動媒体を自重で下方に送る流下経路を有したダウンカマーと、このダウンカマーの下端部からの流動媒体をダウンカマーの下端部より高レベルに送った後流下させるオーバーフロー経路を有するループシールと、このループシールの下方から媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給手段とを備えている循環流動層炉であって、
前記ダウンカマーにおける流動媒体の堆積界面位置を計測する計測手段を備え、この計測手段の計測結果に基づいて前記媒体循環空気の制御を行う制御手段を備え、
前記計測手段が、前記ループシールのオーバーフローレベルを基準レベルとして、この基準レベルより高い位置でダウンカマーの下部位置の圧力を計測する第1圧力センサと、前記基準レベルより高い位置でダウンカマーの上部位置の圧力を計測する第2圧力センサとを備えて構成され、
前記制御手段は、前記第1圧力センサと第2圧力センサとの信号から判別した前記堆積界面位置が前記第2圧力センサの計測位置より高い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を増大させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置より低い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を減少させる又は供給を停止させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との中間位置にある場合には、第1圧力センサの信号から前記堆積界面位置を求め、このように求めた堆積界面位置に基づいて、この堆積界面位置を第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との間の制御目標位置に維持する前記媒体循環空気の空気量を設定する循環流動層炉。 - 前記第1圧力センサと第2圧力センサとは、前記ダウンカマーの内面に形成した圧力取り出し用の穴と連通する導管と、この導管から圧力が伝えられる位置に配置した圧力計とで構成されている請求項1記載の循環流動層炉。
- 前記媒体循環空気供給手段が、前記ループシールの下方に前記媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給管を備え、この媒体循環空気供給管に供給する空気量を制御する媒体循環空気バルブが備えられ、前記制御手段は、この媒体循環空気バルブの開度を設定する請求項1又は2記載の循環流動層炉。
- 焼却空間内に貯留された流動媒体に下方から空気を供給する状態で焼却を行うライザー部と、このライザー部からの燃焼ガスに混入する流動媒体を捕集するサイクロン部と、このサイクロン部で捕集した流動媒体を前記ライザー部に戻す媒体循環機構とを備えると共に、
この媒体循環機構が、前記サイクロン部の下部から流動媒体を自重で下方に送る流下経路を有したダウンカマーと、このダウンカマーの下端部からの流動媒体をダウンカマーの下端部より高レベルに送った後流下させるオーバーフロー経路を有するループシールと、このループシールの下方から媒体循環空気を供給する媒体循環空気供給手段とを備えている循環流動層炉の制御方法であって、
前記ダウンカマーにおける流動媒体の堆積界面位置を計測手段によって計測し、この計測結果に基づき堆積界面位置を予め設定されたレベルに維持するよう前記媒体循環空気供給手段の制御を行うものであり、
前記計測手段が、前記ループシールのオーバーフローレベルを基準レベルとして、この基準レベルより高い位置でダウンカマーの下部位置の圧力を計測する第1圧力センサと、前記基準レベルより高い位置でダウンカマーの上部位置の圧力を計測する第2圧力センサとを備えて構成され、
前記制御では、前記第1圧力センサと第2圧力センサとの信号から判別した前記堆積界面位置が前記第2圧力センサの計測位置より高い位置にある場合には、前記媒体循環空気 の空気量を増大させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置より低い位置にある場合には、前記媒体循環空気の空気量を減少させる又は供給を停止させ、前記堆積界面位置が前記第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との中間位置にある場合には、第1圧力センサの信号から前記堆積界面位置を求め、このように求めた堆積界面位置に基づいて、この堆積界面位置を第1圧力センサの計測位置と第2圧力センサの計測位置との間の制御目標位置に維持する前記媒体循環空気の空気量を設定する循環流動層炉の制御方法。
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