JP4101152B2 - 媒体繰出し集積機構 - Google Patents
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Description
図において1は紙幣等の紙葉状の媒体Pを集積する集積部で、この集積部1には図示しない昇降用モーターとその動力を伝達する伝達機構等によって上下動するステージ2が設けられており、前記媒体Pはこのステージ2上に集積されている。
ピッカーローラ3はステージ2の上方に位置するように配置されており、また、フィードローラ4とリバースローラ5は集積部1の媒体出入口に上下に対向するように配置されている。
このフィードローラ4とリバースローラ5の外周面には、それぞれ全周面に渡るように溝が形成され、互いの溝によりフィードローラ4とリバースローラ5は僅かに噛み合い、媒体Pが通過するゲート部Gを構成している。
このときピッカーローラ3は図示しない付勢手段の付勢力を受けてフィードローラ4よりも下方の位置にあるが、前記ステージ2の上昇によりステージ2上に集積されている最上位の媒体Pがピッカーローラ3に当接してから更に一定量ステージ2が上昇することでピッカーローラ3はフィードローラ4と同等の位置まで押し上げられる。
これによりピッカーローラ3に圧接している最上位の媒体Pがフィードローラ4とリバースローラ5の噛み合い部であるゲート部G側に送られ、更にピッカーローラ3の回転により最上位の媒体Pの先端がゲート部Gに達すると、媒体Pはフィードローラ4とリバースローラ5との間に挟みこまれ、フィードローラ4の回転により媒体Pは図示しない搬送路に向けて集積部1から繰出されて行く。
このときピッカーローラ3は図示しない付勢手段の付勢力を受けてフィードローラ4よりも下方の位置に下がり、この状態でピッカーローラ3とフィードローラ4を矢印Bで示した反時計方向に回転させ、またリバースローラ5は時計方向に回転させる。
ここで図示しない搬送路により搬送されてきた媒体Pの先端がゲート部Gに達すると、媒体Pはフィードローラ4とリバースローラ5との間に挟みこまれ、フィードローラ4とリバースローラ5の回転により媒体Pは集積部1内に送り込まれ、ステージ2上に順次集積されて行く(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、媒体の集積時に、フィードローラ4とリバースローラ5の回転により集積部1内に送り込まれる媒体Pは、通常図5(b)に示したように自重により先端部が下方に緩やかに曲がるため、ピッカーローラ3がフィードローラ4よりも下方の位置にあっても、媒体Pはピッカーローラ3の下側に進入して支障なく集積できるが、媒体Pの先端が上方に反り上がるようにカールしていたり、上方への折れ癖がついていると、媒体Pの先端がピッカーローラ3に突き当たって蛇腹状等に折れ曲がり、正常な集積ができなくなったり、ジャム等を生じるという問題がある。
図1は発明の形態の構成を示す概略側面図である。
図において1は集積部、2はステージ、3はピッカーローラ、4はフィードローラ、5はリバースローラで、これらは従来のものに相当し、ステージ2の昇降や、各ローラ3〜5の回転は従来と同様に制御されるものとなっている。
6はブラケットで、一端側にピッカーローラ3の中心軸3aを支持し、多端側はフィードローラ4の中心軸4aに回転自在に取り付けられている。
このブラケット6の一端には、係合突起7と位置検出突起8が形成されている。
9はブラケット6の一端を下方に付勢する付勢手段としての圧縮バネである。
14は中央部に設けた支点15を中心に回転するように設けられたカムフォロアアームで、一端にカム13と当接するローラ16を有し、他端は軸17を介してリンク18の下端に回転自在に連結されている。
19はほぼ中央部の支点20を中心に回転するように設けられたリストアームで、このリストアーム19に軸21を介してリンク18の上端が回転自在に連結され、更に前記連結部と支点20を挟んで反対側の位置となるリストアーム19の一端にブラケット6の係合突起7と係合可能な押上ローラ22が設けられている。
次に、上述した構成の作用について説明する。
図2はピッカーローラ3の各位置を示す説明図で、同図(a)は待機時の位置、同図(b)は媒体繰出し時の位置、同図(c)は媒体集積時の位置を示している。
図2(a)に示した待機時においては、カム13の頂上部13aがリストアーム19のローラ16から離れた位置にあり、ピッカーローラ3はリストアーム19からの押上力を受けず、圧縮バネ9の付勢力によりピッカーローラ3はフィードローラ4よりも下方の位置に押し下げられている。
媒体繰出し時は、まず、図3に示したような初期処理が行われる。
この初期処理では、最初に制御部がリストアーム19の他端部19aをアーム検知センサ23が検知しているかどうかを調べる(S1)。
しかしながら、待機中に外部からの衝撃を受ける等、何らかの要因によってカム13が回転することで、カム13の頂上部13aがカムフォロアアーム14のローラ16を押し上げ、これによりリストアーム19が動いて他端部19aがアーム検知センサ23の位置に移動することがあり、そのようなときはアーム検知センサ23がリストアーム19の他端部19aを検知するので、制御部はステッピングモーター10を駆動する(S2)。
このカム13の回転により、カム13の頂上部13aがカムフォロアアーム14のローラ16から離れるに従ってカムフォロアアーム14は支点15を中心に反時計方向に回転し、このカムフォロアアーム14の動きがリンク18を介してリストアーム19の他端部19aを押上げるので、リストアーム19は支点20を中心に反時計方向に回転し、これによりリストアーム19の他端部19aはアーム検知センサ23の検知位置から外れてゆく。
これによりピッカーローラ3は待機状態となるので初期処理は終了し、続いて制御部はステージ2を上昇させる。
このとき、ピッカーローラ3を支持しているブラケット6はフィードローラ4の中心軸4aを中心に反時計方向に回転し、係合突起7はリストアーム19の押上ローラ22から離れる。
そして、ブラケット6の位置検出突起8が突起検知センサ24により検知される位置までピッカーローラ3が押上げられると、制御部によりステージ2の上昇が停止され、これによりピッカーローラ3はフィードローラ4と同等の高さの位置に停止されて図2 (b)に示す媒体繰出し時の位置となる。
これによりピッカーローラ3に圧接している最上位の媒体Pがフィードローラ4とリバースローラ5は噛み合い部であるゲート部G側に送られ、更にピッカーローラ3の回転により最上位の媒体Pの先端がゲート部Gに達すると、媒体Pはフィードローラ4とリバースローラ5との間に挟みこまれ、フィードローラ4の回転により媒体Pは図示しない搬送路に向けて集積部1から繰出されて行く。
この初期処理では、最初に制御部がステージ2を下降させた状態で、リストアーム19の他端部19aをアーム検知センサ23が検知しているかどうかを調べる(S11)。
この場合も、通常はピッカーローラ3が待機状態にあるので、リストアーム19の他端部19aはアーム検知センサ23から外れており、そのためアーム検知センサ23はリストアーム19の他端部19aを検知せず、従って制御部はまずステッピングモーター10を駆動する(S12)。
一方、前記のように待機中に外部からの衝撃を受ける等、何らかの要因によってカム13が回転することで、リストアーム19の他端部19aがアーム検知センサ23の位置に移動した場合は、アーム検知センサ23がリストアーム19の他端部19aを検知するので、制御部はステッピングモーター10を駆動する(S13)。
このカム13の回転により、カム13の頂上部13aがカムフォロアアーム14のローラ16から離れるに従って、カムフォロアアーム14は支点15を中心に反時計方向に回転する。
このときカム13は回転を続けており、この回転によりカム13の頂上部13aがカムフォロアアーム14のローラ16に近づくに従って、該ローラ16を押上げ、これによりカムフォロアアーム14は支点15を中心に時計方向に回転し、このカムフォロアアーム14の動きがリンク18を介してリストアーム19の他端部19aを引下げるので、リストアーム19は支点20を中心に時計方向に回転する。
一方、リストアーム19が時計方向に回転することで、他端部19aはアーム検知センサ23側へ移動し,この他端部19aがアーム検知センサ23の検知位置に至ると、アーム検知センサ23がリストアーム19の他端部19aを検知していない状態から検知した状態に切り替わる。
これによりピッカーローラ3はフィードローラ4と同等の高さの位置に停止されて図2 (c)に示す媒体集積の位置となり、初期処理は終了する。
続いて制御部はピッカーローラ3とフィードローラ4を矢印Bで示した反時計方向に回転させ、またリバースローラ5は時計方向に回転させる。
この状態で図示しない搬送路により搬送されてきた媒体Pの先端がゲート部Gに達すると、媒体Pはフィードローラ4とリバースローラ5との間に挟みこまれ、フィードローラ4とリバースローラ5の回転により媒体Pは集積部1内に送り込まれて、ステージ2上に集積されるが、このときピッカーローラ3はフィードローラ4と同等の高さの位置に退避しているので、媒体Pの先端が上方に反り上がるようにカールしていたり、上方への折れ癖がついていても、媒体Pの先端がピッカーローラ3に突き当たることがなく、ステージ2上あるいはステージに集積されている媒体上に正常に集積することができる。
2 ステージ
3 ピッカーローラ
4 フィードローラ
5 リバースローラ
6 ブラケット
7 係合突起
8 位置検出突起
9 圧縮バネ
10 ステッピングモーター
11 駆動ギア
12 従動ギア
13 カム
14 カムフォロアアーム
16 ローラ
18 リンク
19 リストアーム
22 押上ローラ
23 アーム検知センサ
24 突起検知センサ
Claims (2)
- 上下動可能なステージを有する集積部と、このステージの上方に配置されかつ下方に付勢されたピッカーローラと、前記集積部の繰出し集積口に配置されたフィードローラを備えた媒体繰出し集積機構において、
前記フィードローラの中心軸に回転自在に取り付けられたブラケットに前記ピッカーローラを支持すると共に、該ブラケットの一端には係合突起を形成し、
ほぼ中心部に設けた支点を中心に回転自在としたアームの一端を前記ブラケットの係合突起に係合可能とし、
かつ、前記アームの他端を検知可能なアーム検知センサを設けて、
前記フィードローラにより媒体を集積部内に送り込んで前記ステージ上に集積する際、回転するカムで前記アームを回転させて前記ブラケットを押し上げ、前記アーム検知センサが前記アームの他端部を検知してから一定量前記カムを回転させて前記ピッカーローラを前記フィードローラと同等の高さに退避させることを特徴とする媒体繰出し集積機構。 - 請求項1記載の媒体繰出し集積機構において、
前記フィードローラにより媒体を集積部内に送り込んで前記ステージ上に集積する際、 前記アーム検知センサが前記アームの他端部を検知しているか否かを判断し、
検知している場合、前記カムを回転させることにより一度前記アーム検知センサが前記アームの他端部を検知しなくなった後、再び前記アーム検知センサが前記アームの他端部を検知してから一定量前記カムを回転させることを特徴とする媒体繰出し集積機構。
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