JP4100397B2 - カートリッジ - Google Patents
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Description
レーザ光源1からの放射光は、レンズ2などの適当な光学系を介してプローブ3へ入射された後、該プローブ3中を導波し鋭く尖ったその先端部へと達し、該先端部近傍にエバネッセント場(近接場)を形成する。このプローブ3を、透明基板4上にフォトクロミック材料等を含む記録層5を形成した記録媒体に対して光の波長程度以下の距離にまで近づけると、プローブ3から記録層へのエネルギー伝搬が発生する。このとき、記録層5においてフォトクロミック反応が生じ、該記録層5の光透過率が変化する。このようにして記録層5の光透過率を選択的に変化させることで情報の記録を行う。
(a)近接場光メモリの記録媒体の防塵効果を高め、記録再生の信頼性を向上させること、(b)カートリッジ内に納められた近接場光プローブへの集光性能を向上させることによって、記録媒体に照射される近接場光強度を上げて良好な記録再生動作を実現すること、(c)近接場光プローブ自体が収差補正の効果をある程度有する場合において、微小開口への集光性能を向上させて記録媒体に照射される近接場光強度を上げ、良好な記録再生動作を実現すること、(d)記録・再生装置に挿入された記録媒体の記録方式を判別することによって、誤動作を防止し、装置の信頼性を向上させること、
図1は、CDやDVDなどの記録媒体(光ディスク)18に対する記録再生を行う場合の構成図であり、光ピックアップユニット10によって、記録媒体18に光を選択的に照射して情報を記録し、記録媒体18からの反射光を検出して情報を読取る。光ピックアップユニット10の典型的な構成例は、例えば同図に示すように、半導体レーザ11、偏光ビームスプリッタ12、コリメータレンズ13、1/4波長板14、対物レンズ15、シリンドリカルレンズ16、フォトディテクタ(実施例は分割フォトダイオード17の場合)から構成され、半導体レーザ11からのレーザ光を偏光ビームスプリッタ12で分割してコリメータレンズ13、1/4波長板14を介して対物レンズ15で集光して記録媒体18に照射する。また、記録媒体18からの反射光強度を対物レンズ15、1/4波長板14、コリメータ13、偏光ビームスプリッタ12、シリンドリカルレンズ16を介して分割ダイオード17で検出して記録媒体18に記録された情報を読取る。
図3は、円錐状の開口が設けられた部材からなる近接場光プローブ19の例である。ここで、径の小さい側の開口は光の波長より小さい微小開口31を有する。好ましくは開口部の円錐面には光が減衰しないように金属膜32が設けられている。図4は、ガラスなどの透明材料33の片面に光の波長より小さい微小開口34を有する遮光膜34を設けた近接場光プローブ19の例である。図5は、先端を先鋭化した光ファイバ36を光の波長以下の微小開口39を有する支持体37で支持し、光ファイバの先端から微小開口39を通して近接場光を照射できるように構成された近接場光プローブ19の例である。好ましくは光ファイバ36の先鋭化した部分に当接する支持体37の部分には図3と同様に金属膜38を設けておく。図6は、半球レンズ40の平面部分に光の波長より小さい微小開口42を有する遮光膜41を設けた近接場光プローブ19の例である。
フォーカシング動作は、同図(A)に示すように、分割フォトダイオード17の前に配置されたシリンドリカルレンズ172によって生じるビーム171の非点収差を利用して、分割されたフォトダイオード(分割された4つのフォトダイオードを便宜的に番号a,b,c,dを付与する)で検出された信号において、K=(a+c)−(b+d)の絶対値が最小になるように対物レンズと近接場光プローブの距離を制御することにより行われる。同図(A)は、上記Kの値は大きい状態、同図(C)は上記Kが小さいときの状態、同図(B)が上記Kが最小の状態を示している。
近接場光プローブの中心と対物レンズの集光点の位置合わせは、図8においてL=(a+b)−(c+d)またはM=(a+d)−(b+c)の絶対値が最小となるように対物レンズを制御する。ビーム173が分割された4つのフォトダイオードa,b,c,dの中心になる同図(B)の状態が上記L,Mの絶対値が最小になる状態である。
近接場光メモリでは、近接場光プローブと記録媒体を光の波長以下の距離まで近接させるため、記録媒体に塵やホコリなどが付着していると記録や再生に障害が生じることがある。そこで、図18に示すように、少なくとも近接場光メモリ用の記録媒体71はカートリッジ70に収納された状態で記録・再生装置に出し入れするようにし、また、近接場光プローブ56も同一のカートリッジ70に収納し、記録・再生装置から取り出した場合にも外界の塵やホコリが中に入らないようにした。
本実施例では、以上のようにカートリッジ70を防塵することで、信頼性の高い近接場光による記録再生を実現することができる。当然ながら、従来方式の記録媒体の場合には、光ピックアップユニット70を従来方式と同様に駆動することで記録再生を行うことができる。
前述したように、光ピックアップユニット70の対物レンズをそのまま使用したのでは、収差が生じて十分集光されず、近接場光の生成効率が低下してしまう。そこで、図20に示す実施例では、記録媒体を納めたカートリッジの透過窓を光が透過するときの光学的距離と従来の記録媒体の基板で生じる光学的距離が等しくなるように透明窓を構成しておくことによって、近接場光プローブへの集光度を向上させるようにしている。
近接場光プローブとして光ファイバを利用したものを用いた場合には、前述したように収差の補正とNA(開口数)の最適化を行う必要がある。そこで、図21の示す実施例では、透明窓73で収差補正を行い、光ピックアップユニット70内のアパーチャ65でNA(開口数)の最適化を行ない光ファイバと対物レンズの光結合効率を向上させるようにしている。収差の問題を解決する別の実施例として、図22では、近接場光プローブ56としてそれ自体である程度収差を補正できるもの(図15参照)を用い、透明窓73と近接場光プローブ56の両方を光が通過したときに収差が補正されて集光されるようにした。
上述したように、近接場光メモリ用の記録媒体をカートリッジに納めた場合、カートリッジで記録再生装置に挿入される場合と記録媒体であるディスクだけで挿入される場合(従来の記録媒体)の両方を取り扱うようにするのは構成が複雑になり得策ではない。従来の記録媒体の場合も、同じようにカートリッジに納めた方が装置側として取り扱いが便利でありコストも低減される。このように、記録再生装置に挿入される記録媒体の全て同形のカートリッジに納める場合、挿入された記録媒体の記録方式がどの方式であるが判別する必要がある。そこで図23に示す実施例では、記録方式を判別するために、従来のフレキシブルディスクにおける書き込み禁止用のノッチと同様なスライド式のタブをカートリッジに設けておき、これを検出することで記録装置が挿入された記録媒体の記録方式を自動的に判別できるようにしている。判別タブの検出手段としては、例えば、図24に示すように判別タブの位置によって固定端76を軸に回動する部材によりスイッチ77がオン/オフされることで、記録方式の判別を電気信号に変換して得ることができる。
Claims (2)
- アームホルダーに固定されたアームに固定された近接場光プローブを内部に含むとともに、透明窓を有するカートリッジであって、前記アームホルダーは光ピックアップユニットを搭載する移動ステージに設けられた脱着ユニットに脱着可能とすることで、光ピックアップユニットの対物レンズからの光が前記透明窓を透過して該カートリッジ内に照射された場合に、常に該近接場光プローブの微小開口近傍で回折限界まで集光されるように構成されていることを特徴とするカートリッジ。
- 内部に納められている記録媒体の記録方式を判別するための指標が設けられていることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004376815A JP4100397B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004376815A JP4100397B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | カートリッジ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10357600A Division JP2000182271A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | 記録・再生装置および該装置に用いられるカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4100397B2 true JP4100397B2 (ja) | 2008-06-11 |
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ID=34651060
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JP (1) | JP4100397B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06253805A (ja) * | 1993-03-02 | 1994-09-13 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 蜜柑果粒等の夾雑物除去装置 |
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2004
- 2004-12-27 JP JP2004376815A patent/JP4100397B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06253805A (ja) * | 1993-03-02 | 1994-09-13 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 蜜柑果粒等の夾雑物除去装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005129229A (ja) | 2005-05-19 |
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