JP4098399B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラ等で撮像し乃至は他の外部機器から取り込んだ画像情報を所定の記録媒体に記録し、或いはこれから再生し、その他処理する携帯型の情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、固体撮像素子を撮像手段に用い、この固体撮像素子で撮像した画像をメモリカード等の記憶媒体(記録媒体)に記録する電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラの普及が急速に進んでいる。
【0003】
また、最近では、携帯性に優れた情報処理装置の開発も盛んに行われ、本出願人も、例えば特開平8−22343号公報で、液晶ディスプレイ部分と、キーボード部分と、撮像光学系等が内蔵された2つのヒンジからなるヒンジ部から構成され、液晶ディスプレイ部分とキーボード部分とがそれぞれヒンジ部に対して回転し、折りたたみ自在なサブノートパソコンを提案している。
【0004】
さらに、実公平7−3735公報では、撮像光学系等が内蔵された円筒状の撮影部と、撮影部の側面に固着されて各操作スイッチが配置される箱形の記録再生部と、撮影部の外周面にヒンジされた表示部から構成され、表示部が撮影部を支軸として回転し、折りたたみ自在な再生装置付カメラが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラ等の画像情報は、近年益々、大容量化する傾向にあり、これら画像情報は、電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラに付属されるPCカード等の比較的小型の記録媒体から、光磁気ディスク(MOディスク)、ZIPディスク等の大容量の記録媒体に移動して効率よく管理する必要が生じている。すなわち、このような情報処理装置では、小型の記録媒体に記録されている情報を大容量の記録媒体にコピー、移動したり、不要な情報を消去したり、或いは、情報を再生、表示したりする機能が種々求められ、携帯性と操作性に優れていることが重要である。
【0006】
携帯性については、多くの電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラはそれ自体が、液晶表示部を備えていること、また、表示モニタが多く普及していることを考慮すれば、携帯に必要な部分はさらに少なくなり、必要最小限の部分を携帯するようにして、さらなる小型、軽量化を図ることも可能となりうる。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、小型の記録媒体に記録されている情報を大容量の記録媒体にコピー、移動したり、不要な情報を消去したり、或いは、情報を再生、表示したりする種々の情報処理に係る操作を容易、且つ、手軽に行うことができ、また、情報処理の操作を行う操作部と再生表示部とが折りたためて、さらに個別に分離することもでき、携帯性と操作性に優れた情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の本発明による情報処理装置は、少なくとも記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部と、情報を再生表示する再生表示部と、上記操作部と上記再生表示部とを折りたたみ自在に連結する連結部とを備えた情報処理装置において、上記連結部は、上記操作部の筐体の一側部に回転自在に設けた操作部側支軸と、上記再生表示部の筐体の一側部に回転自在に設けた再生表示部側支軸とを構成要素とし、上記操作部側支軸と上記再生表示部側支軸とが連結分離自在に構成されたものである。
【0009】
上記請求項1記載の情報処理装置は、少なくとも記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部と、情報を再生表示する再生表示部とが連結部により折りたたみ自在であり、操作部と再生表示部とを折りたたんで小型にして携帯することができる。また、必要に応じて操作部のみ、或いは再生表示部のみを携帯する。この際、上記連結部は、上記操作部の筐体の一側部に回転自在に設けた操作部側支軸と、上記再生表示部の筐体の一側部に回転自在に設けた再生表示部側支軸とを構成要素とし、上記操作部側支軸と上記再生表示部側支軸とが連結分離自在に構成されているので、上記連結部自体で連結分離自在になっている。
【0012】
また、請求項2記載の本発明による情報処理装置は、請求項1記載の情報処理装置において、上記連結部は、上記操作部と上記再生表示部の少なくとも一方を駆動する電源の格納部を有するので、例え、上記操作部と上記再生表示部とを分離して使用する場合でも上記連結部の電源の格納部を有する側のものは、外部電源を使用しなくても所定の機能を発揮することが可能である。
【0013】
さらに、請求項3記載の本発明による情報処理装置は、請求項1又は請求項2記載の情報処理装置において、上記操作部は、上記再生表示部を折りたたんだ状態でこの再生表示部と対向する境界縁部に、上記再生表示部を開いた状態と閉じた状態で視認する、動作状態を所定に表示する表示部を備えたので、上記再生表示部を開いた状態であっても閉じた状態であっても動作状態を確認できる。また、表示部を増加して表示するのではないため、スペースが新たに必要とされることも部品を増加することもない。
【0014】
また、請求項4記載の本発明による情報処理装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の情報処理装置において、上記操作部は、少なくとも2つの記録媒体の挿入、取り出し方向をそれぞれ異方向に形成したので、スペースの制約を緩和し、二つの記録媒体に対する操作性を向上させることができる。
【0015】
さらに、請求項5記載の本発明による情報処理装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の情報処理装置において、上記操作部は、各操作スイッチを自己の筐体側面に配置したものであるので、上記操作部と上記再生表示部を折りたたんだ状態でも操作が可能になり、また、上記操作部と上記再生表示部とを折りたたむスペース的な制約も容易に回避することができる。
【0016】
また、請求項6記載の本発明による情報処理装置は、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の情報処理装置において、上記連結部と上記操作部のどちらかに、無線の通信部を設けたので、電波あるいは光(例えば、赤外線)等による無線通信に幅広く積極的に対応できる。
【0017】
さらに、請求項7記載の本発明による情報処理装置は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の情報処理装置において、上記操作部に、外部出力端子を設けたので、例えばビデオ出力等の外部出力端子を設けることで、外部モニタで画像情報の再生、表示が行える。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図3は本発明の実施の第1形態を示し、図1は情報処理装置の操作部と再生表示部を開いた状態の全体斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は制御回路の概略説明図である。
【0019】
これらの図において、符号1は情報処理装置を示し、この情報処理装置1は、情報を再生表示する再生表示部2と、記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部3と、上記操作部3と上記再生表示部2とを折りたたみ自在に連結する連結部であるヒンジ部4とから主に構成されている。
【0020】
上記再生表示部2は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;以下LCDと略称)5が筐体(再生表示部側筐体)6に配置されるとともに、このLCD5の動作、制御を行うLCD制御回路部7が再生表示部側筐体6内に固定格納されている。その他、上記LCD5に関する調節を行うための図示しないスイッチ(輝度、濃度調節スイッチ)が設けられている。
【0021】
また、上記再生表示部側筐体6には、上記ヒンジ部4を構成する再生表示部側支軸4aが、側面の長辺側に沿って上端側と下端側とで回転自在に軸支されている。
【0022】
上記操作部3は、その筐体(操作部側筐体)8内に、各種情報処理、すなわち画像情報の再生、表示、コピー、移動、消去、出力等の制御処理を実行する主制御回路部9が格納され、操作部側筐体8には、上記ヒンジ部4を構成する操作部側支軸4bが、側面の長辺側に沿って上端側と下端側とで回転自在に軸支されている。
【0023】
そして、上記操作部側筐体8は、操作部側支軸4bの辺と対向する辺には第1のスイッチ群10が配設されるとともに、折りたたんで上記再生表示部2と向かい合う面には第2のスイッチ群11が夫々配設されている。上記第1のスイッチ群10は、主に記録媒体同士で情報のコピー、移動に必要な操作を行うためのスイッチ群であり、上記第2のスイッチ群11は、主に情報の再生、表示、消去に関する必要な操作を行うためのスイッチ群である。
【0024】
また、上記操作部側筐体8の互いに対向し合う短辺には、一方の側に、主に比較的記録容量の小さいPCカード等の小型の記録媒体が差し込み、引き出し自在に適用可能な第1のドライブ12が設けられ、他方の側に、大容量のMOディスク、ZIPディスク等の記録媒体を差し込み、引き出し自在に適用可能な大容量の第2のドライブ13が設けられている。
【0025】
こうして、上記操作部3は、第1のドライブ12に差し込まれた記録媒体についての各種情報処理、すなわち画像情報の再生、表示、消去、出力等の制御処理、或いは第2のドライブ13に差し込まれた記録媒体についての各種情報処理、すなわち画像情報の再生、表示、消去、出力等の制御処理、或いは、第1のドライブ12に差し込まれた記録媒体と第2のドライブ12に差し込まれた記録媒体間での情報の移動、コピーが行えるようになっている。尚、符号14は上記第1のドライブ12の読み込み、書き込み動作中に点灯されるLEDであり、上記第2のドライブ13についても同様のLEDが必要に応じて設けられる。
【0026】
また、上記操作部3は、上記操作部側筐体8の第1のスイッチ群10を配置した側面から、折りたたんで上記再生表示部2と向かい合う、第2のスイッチ群11を配置した面にかけて、操作部3の作動状態を表示する作動表示部15が設けられている。このような形態で配設された作動表示部15によって、上記再生表示部2と上記操作部3を開いた状態は、もちろん、上記再生表示部2と上記操作部3を閉じた状態でも、上記操作部3の作動状態が視認可能になっている。
【0027】
また、上記操作部側筐体8の第1のドライブ12が設けられる側面には、外部出力端子としてビデオ出力端子16が設けられ、この端子16から上記第1のドライブ12、或いは上記第2のドライブ13に記録された情報を他の外部LCDに出力して再生表示可能になっている。
【0028】
上記ヒンジ部4は、前述した如く、上記再生表示部側筐体6に回転自在に軸支される再生表示部側支軸4aと、上記操作部側筐体8に回転自在に軸支される操作部側支軸4bの2軸を含んで構成されており、これら再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとが連結分離自在に形成される。
【0029】
上記再生表示部側支軸4aは、中空の軸部17の両端にキャップ部18、19を嵌装して形成され、上記操作部側支軸4bも同様に中空の軸部20の両端にキャップ部21、22を嵌装して形成されている。
【0030】
そして、上記軸部17の中空部分は、上記再生表示部2を駆動する電源電池23の格納部24になっており、この格納部24に格納される電源電池23は、上記キャップ部19を取り外して交換可能になっている。
【0031】
同様に、上記操作部側支軸4bの上記軸部20の中空部分は、上記操作部3を駆動する電源電池25の格納部26になっており、この格納部26に格納される電源電池25は、キャップ部22を取り外して交換可能になっている。
【0032】
上記再生表示部側支軸4aの軸部17の外周面の上端側と下端側には、上下の最短直線上に一対の穴部26,27が形成され、さらにその中間側には一対の磁石28,29が埋設されている。
【0033】
また、上記操作部側支軸4bの軸部20の外周面の上端側と下端側には、上記一対の穴部26,27と対応して、これら穴部26,27内に嵌入、抜去自在な一対の挿入ガイドピン30,31が形成され、さらに、上記一対の磁石28,29に対応する位置には、上記一対の磁石28,29と逆極性で互いに引き合う一対の磁石32,33が埋設されている。
【0034】
さらに、上記再生表示部側支軸4aの軸部17の一対の穴部26,27の略中央には、再生表示部側コネクタ34が固定され、上記操作部側支軸4bの軸部20の一対の挿入ガイドピン30,31の略中央で、上記再生表示部側コネクタ34と向かい合う位置には、操作部側コネクタ35が固定されている。上記再生表示部側コネクタ34は、上記LCD制御回路部7から可撓性を有するFPC(フレキシブルプリント配線材)36を介して導出された電気的接続手段をなし、一方、上記操作部側コネクタ35は、上記主制御回路部9と可撓性を有するFPC(フレキシブルプリント配線材)37を介して導出された電気的接続手段をなしている。
【0035】
このため、再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとは、一対の穴部26,27に、一対の挿入ガイドピン30,31をガイドしながら嵌入していくことにより、さらに一対の磁石28,29と一対の磁石32,33とが引き合って確実に連結される。また、再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとを連結していくに際し、互いの軸部17,20に固定したコネクタ34,35同士も自動的に接続されて、操作部3により再生表示部2が操作可能になる。さらに、上記再生表示部側支軸4aの外周で再生表示部2を回転させる場合、或いは上記操作部側支軸4bの外周で操作部3を回転する場合も、互いのコネクタ34,35は、それぞれの回路部7,9とFPC36,37を介して接続されており、回転させるに何ら電気的支障は生じない。また、再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとを分離する場合、一対の穴部26,27から一対の挿入ガイドピン30,31をガイドしながら抜去することで、容易に再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとの分離、再生表示部2と操作部3との電気的接続の解除が行える。この再生表示部2側と操作部3側とを分離した状態において、上記再生表示部2には上記再生表示部側支軸4aに内蔵した電源電池23から、上記操作部3には上記操作部側支軸4bに内蔵した電源電池25から独立して駆動電源が供給されるため、それ自体単体であっても、外部電源を必要とせず動作することが可能である。
【0036】
また、上記再生表示部側支軸4aのキャップ部18には、FPC36,互いのコネクタ34,35,FPC37を介して上記主制御回路部9に、無線の通信部、例えば、赤外線通信、IrDA(Infrared Data Association )の通信部であるLED38が設けられている。
【0037】
次に、上記情報処理装置1の制御回路について、図3を基に説明する。
上記主制御回路部9は、CPU41、メモリ回路42、圧縮/伸張回路43、D/A変換回路44、LED駆動回路45から主に構成される。上記再生表示部2と上記操作部3とが連結され、上記第1のドライブ12、或いは上記第2のドライブ13に記録媒体である記録メモリ(例えば、画像情報が記録されているメモリ)が挿入されて、画像情報の読み込み、再生を実行する場合、CPU41は操作命令に従って、記録メモリから必要な画像情報を圧縮/伸張回路43を介して読み込み、メモリ回路42にメモリし、この情報を必要な再生命令に応じて、D/A変換回路44でD/A変換してLCD制御回路部7に出力させて表示させる。また、無線通信指令が有る場合は、メモリ回路42からLED駆動回路45に画像情報を出力させて、IrDAの通信部であるLED38から出力させる。
【0038】
次いで、上記情報処理装置1の具体的な使用形態について説明する。
まず、再生表示部2と操作部3とが別体になっている状態から連結させて使用する場合について説明する。この状態では、再生表示部2側の再生表示部側支軸4aの一対の穴部26,27と、操作部3側の操作部側支軸4bの一対の挿入ガイドピン30,31を対向させ、上記一対の穴部26,27に、上記一対の挿入ガイドピン30,31をガイドしながら嵌入していく。すると、略同時に、再生表示部側コネクタ34と操作部側コネクタ35も自ら連結されていき、上記再生表示部側支軸4aと上記操作部側支軸4bとが近づくにつれ、再生表示部側支軸4aの一対の磁石28,29と操作部側支軸4bの一対の磁石32,33とが引き合って、より確実に再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとが連結され、再生表示部2と操作部3とが連結される。
【0039】
そして、再生表示部2を再生表示部側支軸4aを中心として必要なだけ回転し、或いは、操作部3を操作部側支軸4bを中心として必要なだけ回転する。ここで、再生表示部2と操作部3とを折りたたんで閉じた状態とした場合でも、側面の作動表示部15を視認しながら第1のスイッチ群10を操作(第1のドライブ12と第2のドライブ13に挿入した記録媒体に関しての主に記録媒体同士で情報のコピー、移動に必要な操作)して作動させることが可能である。
【0040】
また、再生表示部2に画像情報等の表示を行わせる場合、再生表示部2と操作部3の開き角度は、180度より小さい角度の任意の角度であっても(図1のような状態)、或いは、180度より大きい角度の任意の角度であっても良い。再生表示部2を使用して行う操作(主に情報の再生、表示、消去に関する必要な操作)は、主に第2のスイッチ群11で行われる。
【0041】
次に、携帯する場合について説明する。再生表示部2と操作部3とを折りたたんで閉じた状態として、再生表示部2と操作部3とを共に携帯することも、或いは再生表示部2と操作部3とを分離して必要な部分のみ携帯することも可能である。
【0042】
再生表示部2と操作部3とを分離する手順は、上述の連結する場合と逆の手順で行うことができる。すなわち、再生表示部側支軸4aの一対の穴部26,27から操作部側支軸4bの一対の挿入ガイドピン30,31をガイドしながら抜去することで、容易に再生表示部側支軸4aと操作部側支軸4bとの分離、再生表示部2と操作部3との電気的接続の解除が行える。
【0043】
このように再生表示部2側と操作部3側とを分離した状態においても、再生表示部2には再生表示部側支軸4aに内蔵した電源電池23から、操作部3には操作部側支軸4bに内蔵した電源電池25から独立して駆動電源が供給されるため、それ自体単体であっても、外部電源を必要とせず動作することが可能である。
【0044】
このため、再生表示部2側、或いは操作部3側のみ携帯し使用することが可能になり、例えば画像情報を取り込む電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラがLCDを備えている場合等で、再生表示部2側を必要としない場合は、操作部3側のみ携帯して使用することができ、携帯性により優れた装置となっている。
【0045】
また、操作部3の筐体8の第1のドライブ12が設けられている側面にビデオ出力端子16が配設されているため、再生表示部2で再生表示しながら、或いは、再生表示部2で再生表示せずに、或いは操作部3側のみ携帯して他のLCDで再生表示することが可能である。
【0046】
さらに、IrDAの通信部38を有しているため、近年、広く普及しつつある赤外線通信システムに対応することが可能で、また、通信部38もヒンジ部4に設けてあるので、上下動しずらく確実な情報の送受を行って通信することが可能である。
【0047】
このように、本発明の実施の第1形態によれば、小型の記録媒体に記録されている情報を大容量の記録媒体にコピー、移動したり、所定の不要な情報を消去したり、或いは、情報を再生、表示したりする機能を有し、従来、このような記録媒体に関する管理は、パーソナルコンピュータ等を通じて行っていたものが手軽に行えるようになる。
【0048】
また、連結部が2軸からなるヒンジ部4として構成されているため再生表示部2と操作部3を折りたたみ小型にすることができ、携帯性に優れる。さらに、再生表示部2と操作部3とを分離して、必要な側のみ携帯して使用することもできるので、より携帯性に優れ、取り扱い性が向上したものになっている。
【0049】
また、ヒンジ部4の再生表示部側支軸4aには再生表示部側を駆動する電源を、操作部側支軸4bには操作部側を駆動する電源を、それぞれ内蔵するようにしているので、再生表示部側と操作部側とを分離して単独で使用する場合でも外部電源を使用せず所定の機能を発揮できる。尚、操作部側支軸4bに再生表示部側を駆動する電源と操作部側を駆動する電源の両方を内蔵した場合、分離して使用する場合、操作部側のみが外部電源を使用せず所定の機能を発揮できる。
【0050】
さらに、表示部15は、再生表示部2を折りたたんだ状態で再生表示部2と対向する操作部3の境界縁に設けたので、再生表示部2を開いた状態であっても閉じた状態であっても動作状態を確認できる。また、表示部15を増加して表示するのではないため、スペースが新たに必要とされることも部品を増加することもない。
【0051】
また、操作部3は、2つのドライブ12,13を対向する側面に備えて、2つの記録媒体の挿入、取り出し方向をそれぞれ異方向に形成したので、スペースの制約を緩和し、二つの記録媒体に対する操作性を向上させることができる。
【0052】
さらに、再生表示部2とコネクタ34、および、操作部3とコネクタ35は共に可撓性のあるFPC36,37を介して接続されるため、再生表示部側支軸4aを中心に再生表示部2を回転しても、或いは操作部側支軸4bを中心に操作部3を回転しても無理なく円滑に回転できる。
【0053】
また、ヒンジ部4の一方の端部にIrDAの通信部38を設け、赤外線情報通信も可能であるので、急速に広まりつつある赤外線情報通信に対応することも可能で、さらに、通信部38はヒンジ部4に設けられているため、上下動することも少なく、他の機器の通信部との情報の送受を確実に行うことも可能になる。
【0054】
また、操作部3の側面に設けた外部出力端子16により、適宜、外部のLCD等に画像情報を再生表示することも可能で、外部出力端子16の位置も操作部3の短辺側側面であるため、操作性、美観を損なうことは無い。
【0055】
次に、図4および図5は本発明の参考例を示し、図4は情報処理装置の操作部と再生表示部を開いた状態の全体斜視図、図5は図4のB−B線断面図である。尚、本参考例は、操作部と再生表示部とを折りたたみ自在に連結する連結部としてのヒンジ部を、一本の軸で形成したものである。
【0056】
すなわち、これらの図において、符号50は情報処理装置を示し、この情報処理装置50は、情報を再生表示する再生表示部51と、記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部52と、上記操作部52と上記再生表示部51とを折りたたみ自在に連結するヒンジ部53とから主に構成されている。
【0057】
上記再生表示部51は、LCD54が筐体(再生表示部側筐体)55に配置されるとともに、このLCD54の動作、制御を行うLCD制御回路部56が再生表示部側筐体55内に固定格納されている。その他、上記LCD54に関する調節を行うための図示しないスイッチ(輝度、濃度調節スイッチ)が設けられている。
【0058】
また、上記再生表示部51は、その長辺側の一辺の上下に、一対の挿入ガイドピン57,58が突設され、さらにその中間側には一対の磁石59,60が埋設されている。
【0059】
また、上記再生表示部51の上記一対の磁石59,60の略中央には、上記LCD制御回路部56から導出され再生表示部側コネクタ61が固定されている。
【0060】
上記操作部52は、その筐体(操作部側筐体)62内に、各種情報処理、すなわち画像情報の再生、表示、コピー、移動、消去、出力等の制御処理を実行する主制御回路部63が固定格納され、操作部側筐体62には、上記ヒンジ部53が、側面の長辺側に沿って上端側と下端側とで回転自在に軸支されている。
【0061】
そして、上記操作部側筐体62は、ヒンジ部53の辺と対向する辺には第1のスイッチ群64が配設されるとともに、折りたたんで再生表示部51と向かい合う面には第2のスイッチ群65が夫々配設されている。上記第1のスイッチ群64は、主に記録媒体同士で情報のコピー、移動に必要な操作を行うためのスイッチ群に形成され、上記第2のスイッチ群65は、主に情報の再生、表示、消去に関する必要な操作を行うためのスイッチ群に形成されている。
【0062】
また、上記操作部側筐体62の互いに対向し合う短辺には、一方の側に、主に比較的記録容量の小さいPCカード等の小型の記録媒体が差し込み、引き出し自在な第1のドライブ66が設けられ、他方の側に、記録容量が大容量のMOディスク、ZIPディスク等の差し込み、引き出し自在な大容量の第2のドライブ67が設けられている。
【0063】
こうして、上記操作部52は、第1のドライブ66に差し込まれた記録媒体についての各種情報処理、すなわち画像情報の再生、表示、消去、出力等の制御処理、或いは第2のドライブ67に差し込まれた記録媒体についての各種情報処理、すなわち画像情報の再生、表示、消去、出力等の制御処理、或いは、第1のドライブ66に差し込まれた記録媒体と第2のドライブ67に差し込まれた記録媒体間での情報の移動、コピーが行えるようになっている。尚、符号68は上記第1のドライブ66の読み込み、書き込み動作中に点灯されるLEDであり、第2のドライブ67についても同様のLEDが必要に応じて設けられる。
【0064】
また、上記操作部52は、操作部側筐体62の第1のスイッチ群64を配置した側面から、折りたたんで再生表示部51と向かい合う、第2のスイッチ群65を配置した面にかけて、操作部52の作動状態を表示する作動表示部69が設けられており、再生表示部51と上記操作部52を開いた状態は、もちろん、再生表示部51と操作部52を閉じた状態でも、操作部52の作動状態が視認可能になっている。
【0065】
また、上記操作部側筐体62の第1のドライブ66が設けられる側面には、外部出力端子としてビデオ出力端子70が設けられ、この端子70から第1のドライブ66、或いは上記第2のドライブ67に記録された情報を他の外部LCDに出力して再生表示可能になっている。
【0066】
上記ヒンジ部53は、上述の如く操作部52に軸支される1本の軸で構成され、このヒンジ部53から再生表示部51が連結分離自在に形成されている。
【0067】
上記ヒンジ部53は、中空の軸部71の両端にキャップ部72,73を嵌装して形成され、軸部71の中空部分は、上記再生表示部51および操作部52の両方を駆動する電源電池74の格納部75になっており、この格納部75に格納される電源電池74は、上記キャップ部73を取り外して交換可能になっている。
【0068】
上記ヒンジ部53の軸部71の外周面の上端側と下端側には、上記再生表示部51の一対の挿入ガイドピン57,58と対応する位置に、一対の穴部76,77が形成されている。さらにその中間側の、上記再生表示部51の一対の磁石59,60と対応する位置には、この一対の磁石59,60と逆極性で互いに引き合う一対の磁石78,79が埋設されている。
【0069】
また、上記ヒンジ部53の軸部71の一対の穴部76,77の略中央で、上記再生表示部51の再生表示部側コネクタ61に対する位置には、操作部側コネクタ80が固定されている。この操作部側コネクタ80は、上記主制御回路部63と可撓性を有するFPC81を介して電気的に接続されている。
【0070】
このため、上記ヒンジ部53と上記再生表示部51とは、ヒンジ部53の一対の穴部76,77に、再生表示部51の一対の挿入ガイドピン57,58をガイドしながら嵌入していくことにより、さらにヒンジ部53の一対の磁石78,79と再生表示部51の一対の磁石59,60とが引き合って確実に連結される。また、上記ヒンジ部53と上記再生表示部51とを連結していくに際し、互いのコネクタ80,61同士も自ら接続されて、上記ヒンジ部53に内蔵した電源電池74からの上記再生表示部51への電源の供給が可能になるとともに、上記操作部52により上記再生表示部51が操作可能になる。さらに、上記ヒンジ部53の外周で再生表示部51、或いは操作部52を回転させる場合、操作部側コネクタ80は主制御回路部63とFPC81を介して接続されており、回転させるに何ら電気的支障は生じない。また、上記ヒンジ部53から上記再生表示部51を分離する場合、上記一対の穴部76,77から上記一対の挿入ガイドピン57,58をガイドしながら抜去することで、容易に分離でき、操作部52と再生表示部51との電気的接続の解除が行える。この再生表示部51側と操作部52側とを分離した状態において、操作部52にはヒンジ部53に内蔵した電源電池74から駆動電源が供給されるため、それ自体単体であっても、外部電源を必要とせず動作することが可能である。
【0071】
また、上記ヒンジ部53のキャップ部72には、上記FPC81を介して上記主制御回路部63に、無線の通信部、例えば赤外線通信、IrDAの通信部であるLED82が設けられている。
【0072】
尚、本参考例については、LCD制御回路部56、主制御回路部63、IrDAのLED82は、それぞれ前記実施の第1形態のLCD制御回路部7、主制御回路部9、IrDAのLED38に対応して略同様であるので詳しい説明は省略する。
【0073】
次いで、上記情報処理装置50の具体的な使用形態について説明する。
まず、再生表示部51と操作部52とが別体になっている状態から連結させて使用する場合について説明する。この状態では、操作部52側に軸支されたヒンジ部53の一対の穴部76,77と、再生表示部51の一対の挿入ガイドピン57,58を対向させ、上記一対の穴部76,77に、上記一対の挿入ガイドピン57,58をガイドしながら嵌入していく。すると、略同時に、再生表示部側コネクタ61と操作部側コネクタ80も自ら確実な位置で連結されていき、上記ヒンジ部53と上記再生表示部51とが近づくにつれ、ヒンジ部の一対の磁石78,79とが引き合って、より確実にヒンジ部53と再生表示部51とが連結される。
【0074】
そして、再生表示部51、或いは、操作部52をヒンジ部53を中心として必要なだけ回転する。ここで、再生表示部51と操作部52とを折りたたんで閉じた状態とした場合でも、側面の作動表示部69を視認しながら第1のスイッチ群64を操作(第1のドライブ66と第2のドライブ67に挿入した記録媒体に関しての主に記録媒体同士で情報のコピー、移動に必要な操作)して作動させることが可能である。
【0075】
また、再生表示部51に画像情報等の表示を行わせる場合、再生表示部51と操作部52の開き角度は、180度より小さい角度の任意の角度であっても(図4のような状態)、或いは、180度より大きい角度の任意の角度であっても良い。再生表示部51を使用して行う操作(主に情報の再生、表示、消去に関する必要な操作)は、主に第2のスイッチ群65で行われる。
【0076】
次に、携帯する場合について説明する。再生表示部51と操作部52とを折りたたんで閉じた状態として、再生表示部51と操作部52とを共に携帯することも、或いは再生表示部51と操作部52とを分離して必要な部分のみ携帯することも可能である。
【0077】
再生表示部51と操作部52とを分離する手順は、上述の連結する場合と逆の手順で行うことができる。すなわち、ヒンジ部53の一対の穴部76,77から再生表示部51の一対の挿入ガイドピン57,58をガイドしながら抜去することで、容易に再生表示部51とヒンジ部53との分離、上記再生表示部51と操作部52との電気的接続の解除が行える。
【0078】
このように再生表示部51側と操作部52側とを分離した状態においても、操作部52にはヒンジ部53に内蔵した電源電池74から駆動電源が供給されるため、それ自体単体であっても、外部電源を必要とせず動作することが可能である。
【0079】
そして、再生表示部51、或いは操作部52側のみ携帯し使用することが可能になり、例えば画像情報を取り込む電子スチルカメラ、若しくはデジタルカメラがLCDを備えている場合等で、再生表示部51を必要としない場合は、操作部52側のみ携帯して使用することができ、携帯性により優れた装置となっている。
【0080】
また、操作部52の筐体62の第1のドライブ66が設けられている側面にビデオ出力端子70が配設されているため、再生表示部51で再生表示しながら、或いは、再生表示部51で再生表示せずに、或いは操作部52側のみ携帯して他のLCDで再生表示することが可能である。
【0081】
さらに、IrDAの通信部82を有しているため、近年、広く普及しつつある赤外線通信システムに対応することが可能で、また、通信部82もヒンジ部53に設けてあるので、上下動しずらく確実な情報の送受を行って通信することが可能である。
【0082】
このように、本発明の参考例によっても、前記実施の第1形態と同様、小型の記録媒体に記録されている情報を大容量の記録媒体にコピー、移動したり、所定の不要な情報を消去したり、或いは、情報を再生、表示したりする機能を有し、従来、このような記録媒体に関する管理は、パーソナルコンピュータ等を通じて行っていたものが手軽に行えるようになる。
【0083】
また、連結部を1軸のヒンジ部53で構成しているので、部品点数も少なくシンプルで、より小型軽量として携帯性に優れたものになっている。
【0084】
さらに、前記実施の第1形態と同様、再生表示部2と操作部3とを分離して、必要な側のみ携帯して使用することもできるので、より携帯性に優れ、取り扱い性が向上したものになっている。
【0085】
また、ヒンジ部53には再生表示部51と操作部52とを駆動する電源を内蔵するようにしているので、再生表示部51と操作部52とを分離して、操作部52を携帯して使用する場合でも外部電源を使用せず所定の機能を発揮できる。
【0086】
さらに、前記実施の第1形態と同様、表示部69は、再生表示部51を折りたたんだ状態で再生表示部51と対向する操作部52の境界縁に設けたので、再生表示部51を開いた状態であっても閉じた状態であっても動作状態を確認できる。また、表示部69を増加して表示するのではないため、スペースが新たに必要とされることも部品を増加することもない。
【0087】
また、前記実施の第1形態と同様、操作部52は、2つのドライブ66,67を対向する側面に備えて、2つの記録媒体の挿入、取り出し方向をそれぞれ異方向に形成したので、スペースの制約を緩和し、二つの記録媒体に対する操作性を向上させることができる。
【0088】
さらに、操作部52とコネクタ80は共に可撓性のあるFPC81を介して接続されるため、ヒンジ部53を中心に操作部52、或いは再生表示部51を回転しても、無理なく円滑に回転できる。
【0089】
また、前記実施の第1形態と同様、ヒンジ部53の一方の端部にIrDAの通信部82を設け、赤外線情報通信も可能であるので、急速に広まりつつある赤外線情報通信に対応することも可能で、さらに、通信部82はヒンジ部53に設けられているため、上下動することも少なく、他の機器の通信部との情報の送受を確実に行うことも可能になる。
【0090】
また、操作部52の側面に設けた外部出力端子70により、適宜、外部のLCD等に画像情報を再生表示することも可能で、外部出力端子70の位置も操作部52の短辺側側面であるため、操作性、美観を損なうことは無い。
【0091】
尚、上記実施の第1形態及び参考例では、電源電池は通常の乾電池のように図示して説明しているが、このような乾電池に限るものではなく特殊な他の形態の電池であっても良い。
【0092】
また、上記参考例では、1つの軸からなるヒンジ部で、このヒンジ部が操作部側に属して、再生表示部をこのヒンジ部に対して連結分離自在とした例を説明しているが、逆にヒンジ部が再生表示部側に属して、操作部がこのヒンジ部に対して連結分離自在としても良い。但し、この場合、ヒンジ部に内蔵した電源電池からは再生表示部側に電源供給されるため、再生表示部と操作部とを分離した場合、操作部に対しては外部電源が必要になる。
【0093】
[付記]
1.少なくとも記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部と、情報を再生表示する再生表示部と、上記操作部と上記再生表示部とを折りたたみ自在に連結するヒンジ部とを備えた情報処理装置において、
上記操作部を有する側を第1の部分とし、上記再生表示部を有する側を第2の部分として、上記第1の部分と上記第2の部分とを連結分離自在に形成する一方、上記ヒンジ部の端部に外部との無線の通信部を配設したことを特徴とする情報処理装置。
【0094】
すなわち、ヒンジ部の端部は上下動も少なく、かつ、筐体の先端側で外部との送受も確実に実行できる。
【0095】
2.上記無線の通信部は、赤外線による情報通信の通信部であることを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
【0096】
すなわち、近年、広く普及してきたIrDAに対応して市場ニーズに素早く対応できるものとする。
【0097】
3.少なくとも記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部と、情報を再生表示する再生表示部と、上記操作部と上記再生表示部とを折りたたみ自在に連結するヒンジ部とを備えた情報処理装置において、
上記操作部を有する側を第1の部分とし、上記再生表示部を有する側を第2の部分として、上記第1の部分と上記第2の部分とを連結分離自在に形成する一方、上記操作部のヒンジ部と連結する以外の側面に外部出力端子を設けたことを特徴とする情報処理装置。
【0098】
すなわち、外部出力端子を設けて、第1の部分と第2の部分を分離して機能させる際に操作部は、必要に応じて外部の再生表示装置を利用することが可能になり、また、第1の部分と第2の部分を連結させたままでも、適宜他の外部の再生表示装置を利用することが可能になる。そして、外部出力端子も、ヒンジ部と連結する以外の側面に設けられているため、操作部と再生表示部とを折りたたんでも邪魔にならず、また、操作部側を下にしても邪魔にならず、さらに、操作部の再生表示部と対向される面に配したスイッチ類等を操作するにも邪魔にならず、外観も損ねることがない。
【0099】
4.少なくとも記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部と、情報を再生表示する再生表示部と、上記操作部と上記再生表示部とを折りたたみ自在に連結するヒンジ部とを備えた情報処理装置において、
上記操作部を有する側を第1の部分とし、上記再生表示部を有する側を第2の部分として、上記第1の部分と上記第2の部分とを連結分離自在に形成する一方、上記操作部と上記再生表示部の少なくとも一方の回転で曲げ力が加わる電気的接続部分は可撓性を有する部材で形成したことを特徴とする情報処理装置。
【0100】
すなわち、操作部と再生表示部の回転がスムーズに無理なく行えるようにする。
【0101】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、パーソナルコンピュータ等を利用することなく、小型の記録媒体に記録されている情報を大容量の記録媒体にコピー、移動したり、所定の不要な情報を消去したり、或いは、情報を再生、表示したりする所定の情報処理の機能を容易、且つ、手軽に行うことができ、情報処理の操作を行う操作部と再生表示部とが折りたためて、さらに個別に分離することもでき、携帯性と操作性に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による、情報処理装置の操作部と再生表示部を開いた状態の全体斜視図
【図2】同上、図1のA−A線断面図
【図3】同上、制御回路の概略説明図
【図4】 本発明の参考例による、情報処理装置の操作部と再生表示部を開いた状態の全体斜視図
【図5】同上、図4のB−B線断面図
【符号の説明】
1 情報処理装置
2 再生表示部
3 操作部
4 ヒンジ部
4a 再生表示部側支軸
4b 操作部側支軸
10 第1のスイッチ群
11 第2のスイッチ群
12 第1のドライブ
13 第2のドライブ
15 作動表示部
30 挿入ガイドピン
31 挿入ガイドピン
32 磁石
33 磁石
Claims (7)
- 少なくとも記録媒体に対する所定の情報処理を実行する操作部と、情報を再生表示する再生表示部と、上記操作部と上記再生表示部とを折りたたみ自在に連結する連結部とを備えた情報処理装置において、
上記連結部は、上記操作部の筐体の一側部に回転自在に設けた操作部側支軸と、上記再生表示部の筐体の一側部に回転自在に設けた再生表示部側支軸とを構成要素とし、上記操作部側支軸と上記再生表示部側支軸とが連結分離自在に構成されたものであることを特徴とする情報処理装置。 - 上記連結部は、上記操作部と上記再生表示部の少なくとも一方を駆動する電源の格納部を有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 上記操作部は、上記再生表示部を折りたたんだ状態でこの再生表示部と対向する境界縁部に、上記再生表示部を開いた状態と閉じた状態で視認する、動作状態を所定に表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
- 上記操作部は、少なくとも2つの記録媒体の挿入、取り出し方向をそれぞれ異方向に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 上記操作部は、各操作スイッチを自己の筐体側面に配置したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 上記連結部と上記操作部のどちらかに、無線の通信部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
- 上記操作部に、外部出力端子を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
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