JP4098209B2 - スーツのズボン - Google Patents

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Description

本願発明は、スーツのズボンに関し、特に、日常生活において、車椅子の利用を余儀なくされている人々が着用して好適なビジネススーツおよびフォーマルスーツ等のスーツのズボンに関する。
図12は、本願発明の背景となる従来のビジネススーツにおける上衣の左半身(左身)を構成する生地の展開図解図である。図13は、本願発明の背景となる従来のビジネススーツにおけるズボンの左半身(左身)を構成する生地の展開図解図であって、図13(A)はそのスボンにおける前身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図であり、図13(B)はそのズボンにおける後身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図である。
従来のビジネススーツの上衣は、図12に示すように、所定の形状に裁断された前身頃1、細腹2、後身頃3、山袖4および下袖5を含む。前身頃1のラインaは、細腹2のラインbに接ぎ合わされる。細腹2のラインcは、後身頃3の一方のラインdと接ぎ合わされる。後身頃3の他方のラインeは、右後身頃と接ぎ合わされる左右後身頃縫着線となる。このラインeは、後身頃中心のふくらみをくせ取りして背中の丸みを出すための機能も有している。また、袖は、山袖4のラインf,gと下袖5のラインh,iとが接ぎ合わされることによって、筒状に形成される。前身頃1のラインjおよび後身頃3のラインkが接ぎ合わされて肩縫目部が形成され、前身頃1のラインmおよび後身頃3のラインnが筒状の袖と接ぎ合わされる。さらに、前身頃1には、胸部をふくらして、且つ、ウエストを細くするための胸ダーツ6が設けられる。
なお、上衣の右半身(右身)を構成する生地の展開図解図は、図12に示す上衣の左半身(左身)を構成する生地の展開図解図と線対称になるため、図示およびその説明を省略している。
また、本願発明の背景となる従来のビジネススーツのズボンは、図13に示すように、所定の形状に裁断された前身頃7および後身頃8を含む。前身頃7のラインpと後身頃8のラインqとが接ぎ合わされて、脇縫目(合引)が形成され、前身頃7のラインrと後身頃8のラインsとが接ぎ合わされて、内股縫目が形成される。そして、前身頃7のラインuは、前折線(フロント・クリーズ)を形成し、後身頃8のラインvは、後折り線(バック・クリーズ)を形成している。さらに、後身頃8には、ヒップのふくらみを出し、ウエストをフィットさせるための後ダーツ9a,9bが設けられる。
なお、ズボンにおける前身頃の右半身および後身頃の右半身を構成する生地の図解図は、図13に示すスボンの前身頃および後身頃の左半身と線対称になるため、図示およびその説明を省略している。後身頃8のラインtは、左身頃および右身頃の縫着線(尻縫目)を形成している。
図12および図13に示すような従来のビジネススーツは、基本的に、立位姿勢を基準としているため、立位姿勢における運動機能および着心地のよさなどについては比較的問題のないものであった。
しかしながら、たとえば車椅子での日常生活を余儀なくされているような人々、つまり、座位姿勢における運動機能性および着心地などについては、種々の問題があり、到底、満足するものではなかった。
具体的に言うと、図12に示すような従来のビジネススーツの上衣では、車椅子に着座したときに、上衣の腹部周りが立位状態よりも大きくなるため、お腹の突っ張り感が解消されない。また、車椅子をこぐときに、上衣の後身頃(背)がつっぱるため、非常にこぎ難いものであった。さらに、座位姿勢では、上衣のクリーズライン(ラペル折れ線)が浮いて、前身頃の打ち合わせが開いてしまうので、見栄えが悪く、審美性が欠如するものであった。
この場合、上衣の左右後身頃縫着線となる後身頃3のラインeのふくらみだけでは、車椅子をこぐときの運動量が不足するものであった。しかも、通常、ビジネススーツの上衣の肩には、肩パットが設けられているので、この肩パットが車椅子をこぐときの抵抗となる。
さらに、従来の上衣では、サイドベンツが設けられた場合、その深さと幅とが不充分なため、前裾が後側にとられて、だぶついてしまう。また、上衣の袖は、立位姿勢において、腕が真っ直ぐ下がるように構成されているため、車椅子に着座したときに肘が曲げ難いものであった。さらに、袖のラインoイセ込み量が少ないため、腕の運動量が不充分となり、車椅子をこぐには不向きなものであった。そして、車椅子をこぐことにより、袖口がハンドリムや車輪に擦れて汚れたり傷んだりすることが多かった。
一方、図13に示すような従来のビジネススーツのズボンでは、前股上と後股上との寸法差がほとんどないため、臀部周りの大きさが不足する。そのため、座位姿勢のときに後身頃上部のベルトが下方に引っ張られてずり下がると共に、前身頃部上部のベルトが上にせり上がる。この場合、前がだぶついて、反対に、背中が露出してしまう。
さらに、従来のビジネススーツのズボンは、立位姿勢のときの審美性を確保するように形成されているので、座位姿勢では、腰周りおよび臀部周りが立位姿勢のときよりも大きくなる。そのため、腰部および臀部が身体に密着し、腰周りおよび臀部周りがきつくなる。また、従来のズボンでは、立位姿勢において膝部分が略水平になるように形成されているため、車椅子に着座したときに膝が突っ張って曲がり難いものとなる。
さらに、従来のズボンでは、前裾が立位姿勢のときに略水平になるように形成されているため、車椅子に長時間着座していると、前裾が吊りあがってしまう。そのため、足首や踝が露出し、見栄えの悪いものとなっていた。
上記したような種々の問題点は、車椅子を利用したときの座位姿勢における運動に対して、図12および図13に示す従来のビジネススーツでは、その動きにスムーズに対応・追従することができないことに起因している。
一方、本願発明者は、車椅子での生活を余儀なくされている人々にとっての前向きで積極的な社会参加を促進するためにも、車椅子に乗った状態での着心地や運動機能性を追及したビジネススーツやフォーマルスーツの研究・開発に鋭意努力を重ねてきた。その結果、本願発明者は、上記した種々の問題点を解決し、さらなる附加価値を加えるに至った。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、車椅子に乗った状態での着心地や運動機能性に優れたスーツのズボンを提供することである。
請求項1にかかる本願発明のスーツのズボンは、車椅子を利用する人が着用するために用いられるスーツのズボンであって、後身頃と、後身頃と縫着される前身頃と、後身頃の膝の関節部分に対応する位置に配置され、立位姿勢で後身頃の膝部分を曲げるために、当該膝の関節部分に対応する部位に切れ目を入れて縫い合わせてなる膝部切替えラインを含み、膝部切替えラインは、その一端が後身頃の合引に達し、その他端が後身頃の内股縫目に達するように形成され、膝部切替えラインから上の後身頃部分は、所定の形状に裁断された複数の部位を縫い合わせてなる曲線状の接ぎラインにより複数の曲面部に仕立てることで、紙風船状の丸みをもった立体空間を確保するように形成され、複数の曲線状の接ぎラインは、膝部切替えラインからベルトまで到達するように形成され、当該ズボンの尻ぐり(後縫目)のラインを前身頃側に傾倒させ、且つ、前股上よりも後股上が長く形成されることを特徴とする、スーツのズボンである。
請求項2にかかる本願発明のスーツのズボンは、請求項1にかかる発明に従属するスーツのズボンであって、膝部切替えラインから上の後身頃部分は、複数の接ぎラインによって、少なくとも4つ以上の曲面部が形成されることを特徴としている。
請求項3にかかる本願発明のスーツのズボンは、請求項1または請求項2にかかる発明に従属するスーツのズボンであって、前身頃の裾前中心を後身頃の裾後中心よりも下方に配置することを特徴としている。
請求項4にかかる本願発明のスーツのズボンは、請求項1〜請求項3のいずれかにかかる発明に従属するスーツのズボンであって、脇ポケットおよび/または後ポケットを設けないことを特徴としている。
〔作用〕
請求項1にかかる本願発明のスーツのズボンでは、後身頃に膝部切替えラインが配設されるので、立位姿勢においては後身頃の膝部分が曲がった状態となる。そのため、車椅子に着座したときには、膝のあまりを解消することができる。さらに、膝部切替えラインから上の後身頃部分が曲線状の接ぎライン複数の曲面部に仕立てられることによって、腰周りから臀部周りにかけて、たとえて言うと紙風船状の丸みをもった立体的空間を確保することができる。そのため、車椅子に着座したときの臀部周りは、身体に密着することなく、ゆとりをもった状態で座位姿勢を維持することができる。
また、請求項1にかかる本願発明のスーツのズボンでは、膝部切替えラインの一端および他端が、それぞれ、後身頃の合引および内股縫目に到達するので、立位姿勢での膝部分の曲がりが大きくとることができる。そのため、座位姿勢における膝のあまりをより一層解消することができる。
さらに、請求項1にかかる本願発明のスーツでは、ズボンの尻ぐり(後縫目)が前身頃側に傾倒され、且つ、前股上よりも後股上が長く形成されているので、ゆったりとした座位姿勢がとれる。この場合、臀部周りに余裕ができるので、車椅子に長時間着座していても、前裾がだぶって背中がでるようなことがない。
請求項2にかかる本願発明のスーツのズボンでは、膝部切替えラインから上の後身頃部分が、複数の接ぎラインによって、少なくとも4つ以上の曲面部が形成されるので、より一層、腰周りから臀部周りにかけてのふくらみ構造を形成することができる。そのため、さらにゆとりをもった状態の座位姿勢となる。
請求項3にかかる本願発明のスーツのズボンでは、ズボンの前身頃の裾前中心を後身頃の裾後中心よりも下方に配置しているので、車椅子に着座したときに、ズボンの前裾が吊り上がらず、見栄えの良いものとなる。
請求項にかかる本願発明のスーツのズボンでは、ズボンに、脇ポケットおよび/または後ポケットを設けていないので、それらのポケットを構成した部位は、上口布,下口布,当布,フラップ,片返し等の生地の重なり部分が極力少なくなる。そのため、それらのポケットを配設した場合に比べて、脇ポケットおよび/または後ポケットの部位とその近傍における通気性が良くなると共に、それらの部位と身体との密着性も緩和される。したがって、着用者が車椅子に長時間着座していても、床ずれを防止することができる。
本願発明によれば、車椅子に乗った状態での着心地や運動機能性に優れたスーツのズボンが得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
〔実施例〕
本実施例では、特に、たとえば男子用のビジネススーツの上衣およびズボンについて説明する。先ず、上衣について、図1〜図6および図9〜図11等を参照しながら説明する。
図1は、本願発明の一実施例にかかる上衣の一例を示す図解図であって、図1(A)はその正面図解図であり、図1(B)はその背面図解図である。
本実施例にかかるビジネススーツ10は、上衣12を含む。上衣12は、前身頃14および後身頃16を含む。前身頃14は、図1(A)に示すように、左半身の前身頃14A(以下、左前身頃14Aという。)および右半身の前身頃14B(以下、右前身頃14Bという。)を有する。後身頃16は、図1(B)に示すように、左半身の後身頃16A(以下、左後身頃16Aという。)および右半身の後身頃16B(以下、右後身頃16Bという。)を有する。
上衣12の後身頃16には、その幅方向の中央に配置され、縦方向に延びる後身頃中央接ぎライン18が形成される。後身頃中央接ぎライン18は、背縫線(左右後身頃縫着線)として構成される。さらに、上衣12の後身頃16には、後身頃中央接ぎライン18および左半身の脇縫目20間に配置され、縦方向に延びる左後身頃切替えライン22が形成される。そして、後身頃中央接ぎライン18および右半身の脇縫目24間には、縦方向に延びる右後身頃切替えライン26が形成される。この場合、左半身の脇縫目20は、左細腹と左後身頃との縫着線のことを示し、右半身の脇縫目24は、右細腹と右後身頃との縫着線のことを示すものである。
左後身頃切替えライン22および右後身頃切替えライン26は、それぞれ、その一端が肩縫(肩縫目)28まで到達し、その他端が後身頃裾線30まで到達するように形成される。そして、左後身頃切替えライン22および右後身頃切替えライン26は、それぞれ、左後身頃16Aおよび右後身頃16Bをその幅方向の中間部で切替えている。また、左後身頃切替えライン22および右後身頃切替えライン26は、それぞれ、少なくともその一部が着用者の肩甲骨に略沿うように配置される。
図2は、図1(A),図1(B)の上衣12における左半身(左身)の要部を示す生地の展開図解図である。上衣12の右半身(右身)を構成する生地の展開図解図は、図2に示す左半身(左身)の生地の展開図解図と線対称になるため、図示およびその説明を省略している。
上衣12の左半身は、たとえば図2および図3に示すように、それぞれ所定の形状に裁断された左前身頃14A、左身細腹32A、左後身頃16A、左袖38Aの山袖40aおよび下袖42aを含む。左後身頃16Aは、第1の左後身頃34aおよび第2の左後身頃36bを有する。
前身頃14AのラインAは、細腹32AのラインBに接ぎ合わされる。細腹32AのラインCは、第1の左後身頃34aのラインDと接ぎ合わされる。第1の左後身頃34aのラインEは、第2の左後身頃36aのラインFと接ぎ合わされる。第2の左後身頃36aのラインGは、右後身頃16Bと接ぎ合わされて背縫線(左右後身頃縫着線)となる。
前身頃14AのラインHに、第1の左後身頃34aのラインIおよび第2の左後身頃36aのラインJとが接ぎ合わされることによって、肩縫(肩縫目)28のラインが形成される。それと共に、前身頃14AのラインKと第1の左後身頃34aのラインLとが後述の袖38Aに接ぎ合わされることによって、左半身の袖38Aと左前身頃14Aとの袖付縫目44Aが形成される。
また、上衣12の左半身の袖38Aは、たとえば図3に示すように、山袖40aのラインM,Nと、下袖42aのラインO,Pとが接ぎ合わされることによって筒状に形成される。ラインM,NとラインO,Pとの接ぎ合わせにおける縫い合わせ方法(縫い合わせ処理)の一例としては、図9(A)に示すような、たとえば割りはぎ処理が施される。
この場合、袖38AのラインQ部位のイセ込み量を多くとり、肩部位の立体的なふくらみを大きくすることによって、肩部および肘部の運動機能性が高めることができる。さらに、ラインM,NおよびラインO,Pの曲がり角度を大きくとることによって、肘部の運動機能性をより一層高めることができる。
同様の方法により、上衣12の左半身の袖38Bが形成される。
本実施例では、第1の左後身頃34aのラインEと第2の左後身頃36aのラインFとが接ぎ合わされることにより、図1(B)に示した左後身頃切替えライン22が形成される。そして、第2の左後身頃36aのラインGと右後身頃16Bとが接ぎ合わさせることにより、後身頃中央接ぎライン18が形成される。同様の方法によって、上衣12の右半身(右身)の右後身頃には、右後身頃切替えライン26により、第1の右後身頃34bおよび第2の右後身頃36bが形成される。
なお、後身頃中央接ぎライン18、左後身頃切替えライン22、右後身頃切替えライン26における縫い合わせ方法(縫い合わせ処理)の一例としては、図9(A)に示すような、たとえば割りはぎ処理が施され、縫代の端末処理には、図10(B)に示すようなたとえばパイピング処理が施される。
また、本実施例では、左前身頃14Aにマニュピレーション部46Aを有する。このマニュピレーション部46Aは、胸ダーツ部48Aを含む。胸ダーツ部48Aには、その下端部から左前身頃14AのラインAに直線状に延びる腹ダーツ部50Aが配設される。胸ダーツ部48Aおよび腹ダーツ部50Aを設けることによって、腹ぐせを大きくとって、上衣12の腹部周りにふくらみを出しゆとりを持たすことができる。同様の方法により、右前身頃14Bは、胸ダーツ部48Bおよび腹ダーツ部50Bで構成されたマニュピレーション部46Bを有する。
また、本実施例では、たとえば図2および図4(B)に示すように、上衣の左半身にサイドベンツ52Aが形成される。サイドベンツ52Aは、着用者の体形に応じて、その深さ53aを深く、且つ、その幅54aを着用者の着丈よりも広く形成し、サイドベンツの重ね部分を多くとっている。また、その裁断も曲線状を採用した。同様の構成により、右半身にもサイドベンツ52Bが形成される。そのため、本実施例では、前裾のだぶつきを防止することができる。
なお、本実施例では、サイドベンツ52A,52Bに変えて、たとえば両脇にスリット,ボックスブリーツを深く入れるようにしても良い。
さらに、本実施例では、図5および図6に示すように、上衣12の左袖38Aの裾口38aが、面ファスナ56Aによって開閉自在に係合される。この場合、袖口38aは、たとえば本開きの構造を有する。そして、面ファスナ56Aの一方のファスナ面57aは、下袖42aの釦付け部分に相当する位置に配設され、面ファスナ56Aの他方のファスナ面58aは、山袖40aの折り返し部分の穴かがりに相当する位置に配設される。一方のファスナ面57aと他方のファスナ面58aとは、対向配置される。
一方のファスナ面57aおよび他方のファスナ面58aは、それぞれ、縫着されることによって、前記した位置に取付けられる。また、山袖40aには、他方のファスナ面57aの反対側面に装飾用の釦部59aが配設される。
したがって、本実施例では、袖38A,38Bが、面ファスナ56A,56Bにより開閉自在となる袖口38a,38bを有するので、その袖口38a,38bを捲り上げて、面ファスナ56A,56Bで止めることが可能となる。そのため、着用者が車椅子のハンドリムを回すときに、袖口38a,38bが邪魔にならず、車輪に袖口38a,38bが巻き込まれることもない。また、袖口38a,38b周りがハンドリムに擦れて傷むことも防止される。
同様の配置,構成により、上衣12の右袖38Bの裾口38bにも、雄片57aおよび雌片58aを有する面ファスナ56Bが配設される。
なお、本実施例では、面ファスナ56Aおよび56Bが縫着により、前記所定の位置に配設されたが、面ファスナ56Aおよび56Bは、たとえば接着剤により所定の位置に接着して配設するようにしても良い。
さらに、本実施例では、たとえば図1(A)および図4(A)に示すように、上衣12のVゾーン60を小さめにして、上衿61,下衿(ラペル)62を有する衿元が開くのを防ぐようにしている。この場合、第1ボタン64の取付け位置を高い位置に配置することによって、Vゾーン60を小さくしている。
従来のビジネススーツを着用した場合では、座位姿勢において、クリーズライン(ラペル折れ線)が浮き、前身頃の打ち合わせが開いてしまい見栄えが悪くなるが、本実施例ではそのようなことがない。
さらに、本実施例にかかる上衣12では、肩パットが設けられていない。
次に、ズボンについて、図7〜図8および図9〜図11等を参照しながら説明する。図7は、本願発明の一実施例にかかるズボンの一例を示す図解図であって、図7(A)はその正面図解図であり、図7(B)はその左側面図解図であり、図7(C)はその背面図解図である。
本実施例にかかるビジネススーツ10は、ズボン66を含む。ズボン66は、前身頃68および後身頃70を含む。前身頃68は、図7(A)に示すように、左半身の前身頃68A(以下、左前身頃68Aという。)および右半身の前身頃68B(以下、右前身頃68Bという。)を有する。後身頃70は、図7(C)に示すように、左半身の後身頃70A(以下、左後身頃70Aという。)および右半身の後身頃70B(以下、右後身頃70Bという。)を有する。
ズボン66の左後身頃70Aには、膝の関節部分に対応する位置に配置される膝部切替えライン72Aを含む。膝部切替えライン72Aは、立位姿勢で左後身頃70Aの膝部分を曲げるためのものである。この膝部切替えライン72Aから上の左後身頃70A部分は、曲線状の接ぎライン72a,74aにより複数に区画される。この場合、膝部切替えライン72Aは、その一端が左後身頃70Aの合引76に到達し、その他端が左後身頃70Aの内股縫目78に到達するように形成される。また、接ぎライン72a,74aは、膝部切替えライン72Aから縦方向に延び、ベルト(帯)80まで到達するように形成される。
本実施例では、膝部切替えライン72Aから上の左後身頃70A部分が、たとえば2つの曲線状の接ぎライン72a,74aによって、たとえば3つの曲面部82A,84A,86Aが区画される。さらに、膝部切替えライン72Aから下には、左後身頃膝下部88Aが区画される。
同様にして、ズボン66の右後身頃70Bは、膝部切替えライン72Bおよび曲線状の接ぎライン72b,74bを有し、膝部切替えライン72Bから上の右後身頃70B部分には、図7(C)に示すように、3つの曲面部82B,84B,86Bが形成される。さらに、膝部切替えライン72Bから下には、右後身頃膝下部88Bが区画される。
図8は、図7(A),図7(B)および図7(C)のズボンの左半身(左身)を構成する生地の要部展開図解図であって、図8(A)はそのスボンにおける前身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図であり、図8(B)はそのスボンにおける後身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図であり、図8(C)は図8(B)その分解図解図である。なお、ズボンにおける前身頃の右半身および後身頃の右半身を構成する生地の展開図解図は、図に示すスボンの前身頃および後身頃の左半身と線対称になるため、図示およびその説明を省略している。
ズボン66の左半身は、図8(A),図8(B),図8(C)に示すように、所定の形状に裁断された左前身頃68Aおよび左後身頃70Aを含む。さらに、左後身頃70Aは、所定の形状に裁断された3つの曲面部82A,84A,86Aと、左後身頃膝下部88Aとを含む。
左後身頃70Aにおいて、曲面部86AのラインAと曲面部84AのラインBとが接ぎ合わされ、曲面部84AのラインCと曲面部82AのラインDとが接ぎ合わされる。また、曲面部86AのラインE,曲面部84AのラインF1と左後身頃膝下部88AのラインHとが接ぎ合わされ、曲面部84AのラインF2,曲面部82AのラインGと左後身頃膝下部88AのラインIとが接ぎ合わされる。さらに、曲面部8A,84A,8AのラインJ,K,Lとベルト(帯)のラインMとが接ぎ合わされる。そして、図8(B)に示すような左後身頃70Aが構成される。
本実施例では、左後身頃70Aにおいて、曲面部86AのラインAと曲面部84AのラインBとが接ぎ合わされることにより、図7,図8に示した曲線状の接ぎライン74aが形成され、曲面部84AのラインCと曲面部82AのラインDとが接ぎ合わされることにより、曲線状の接ぎライン72aが形成される。同様に、右後身頃70Bにおいて、曲線状の接ぎライン72b,74bが形成される。
さらに、左後身頃70AのラインNと左前身頃68AのラインOとが接ぎ合わされて、合引76(脇縫目)が形成され、後身頃70AのラインPと左前身頃68AのラインQと接ぎ合わされて、内股縫目78が形成される。そして、図7に示すように、前身頃68のライン90A,90Bは、前折線(フロント・クリーズ)を形成し、後身頃70のライン92A,92Bは、後折り線(バック・クリーズ)を形成している。左後身頃70AのラインRは、左身頃および右身頃の縫着線(尻縫目)を形成している。
なお、膝部切替えライン72A,72B、曲線状の接ぎライン72a,74a,72b,74b、膝部切替えライン72A,72B、合引76(脇縫目)および内股縫目78における縫い合わせ方法(縫い合わせ処理)の一例としては、図9(A)に示すような、たとえば割りはぎ処理、あるいは、図9(B)に示すような、たとえば片返し(片倒し)処理が施され、縫代の端末処理としては、図10(A)に示すように、たとえばオーバーロックミシンにより千鳥縫い処理が施される。
上述したように、本実施例では、うしろ膝を曲げやすくするために、うしろ膝の関節部分に、切れ目を入れて縫い合わせて、膝部切替えライン72A,72Bを配設すると共に、前折り線90A,90Bおよび後折り線92A,92Bで見たときのズボン66の前後を曲線で仕立てることで、膝のあまりを消している。
さらに、臀部周りは、曲線状の接ぎライン72a,74a,72b,74bによる立体裁断で分割された部位を紙風船の構造で曲面部82A,84A,86A〜82B,84B,86Bに仕立てることで、臀部周りにゆとりを持たせることができ、その上、立位姿勢においても何ら審美性を損なうことがない。
また、本実施例では、図7,図8に示すように、ズボン66の尻ぐり(後縫目)のラインRを傾倒させ、且つ、前股上のラインSよりも、後股上を長く形成している。そのため、臀部周りにさらにゆとりができる。この場合、ベルト(帯)80部分を曲線状にすることでも、後股上を深くしているので、より一層、ゆったりとした仕立てで、楽な座位姿勢がとれる。
さらに、ズボン66の前身頃68の裾前中心94を後身頃70の裾後中心94よりも下方に配置される。言いかえると、ズボン66の裾上げは、逆モーニングカットで、前裾を長くして、前裾が吊り上がらないようにしている。
また、本実施例では、ズボン66の脇ポケットおよび後ポケットが設けられていない。そのため、それらのポケットを配設した場合に比べて、脇ポケットおよび後ポケットの部位とその近傍における通気性が良くなると共に、それらの部位と身体との密着性も緩和される。つまり、着用者が車椅子に長時間着座していても、床ずれを防止できる。
本実施例にかかるスーツ10の上衣12では、後身頃中央接ぎライン18、左後身頃切替えライン22および右後身頃切替えライン26の位置で生地が接ぎ合わされることによって後身頃16(背)が構成されるため、後身頃16(背)全体にふくらみが構築される。そのため、このスーツ10の上衣12は、着用者が車椅子に着座したときの背中の丸みを包み込み、着心地がよいものとなる。しかも、車椅子をこいだときの肘および肩の動きに対応・追従する運動機能性に優れているため、図12,図13に示すような従来のスーツを着用した場合に比べて、背中部分の突っ張り感がなく、必要な運動量を確保できる。本実施例では、特に、左後身頃切替えライン22,右後身頃切替えライン26の一部が着用者の肩甲骨に略沿うように配置されるので、車椅子をこぐときの肘および肩の回転運動がスムーズに行われる。
また、肩パットを設けていないため、上衣の軽量化が図られると共に、車椅子をこぐときの肩の動きに対する抵抗を軽減することができる。
さらに、本実施例にかかるスーツ10のズボン66では、後身頃70に膝部切替えライン72A,72Bが設けられるので、立位姿勢においては後身頃70の膝部分が曲がった状態となる。そのため、車椅子に着座したときには、膝のあまりを解消することができる。さらに、膝部切替えライン72A,72Bから上の後身頃70部分が曲線状の接ぎライン72a,74a,72b,74bにより複数に区画されるため、腰周りから臀部周りにかけて、紙風船状の丸みをもった立体的空間を確保することができる。そのため、車椅子に着座したときの臀部周りは、身体に密着することなく、ゆとりをもった状態で座位姿勢を維持することができる。
なお、上述の実施例にかかる上衣12では、2つの左後身頃切替えライン22および右後身頃切替えライン26によって、左後身頃16Aに2つの第1の左後身頃34a,第2の左後身頃36aが形成され、右後身頃16Bにさらに2つの第1の右後身頃34b,第2の右後身頃36bが形成されたが、左後身頃切替えラインおよび右後身頃切替えラインの数は、左後身頃16A側および右後身頃16B側に、それぞれ、2つ以上形成されてもよい。
また、上述の実施例にかかるズボン66では、膝部切替えライン72A,72Bから上の後身頃70部分が4つの曲線状の接ぎライン72a,74a,72b,74bにより、6つの曲面部82A,84A,86A,82B,84B,86Bに区画されたが、曲線状の接ぎラインの数は、左後身頃70A側および右後身頃70B側に、それぞれ、3つ以上形成されてもよく、また、左後身頃70A側および右後身頃70B側に、それぞれ、1つずつ形成されても良い。
さらに、上述の実施例にかかるズボン66では、脇ポケットおよび後ポケットの双方を設けないようにしたが、いずれか一方のポケットだけを設けないようにしてもよい。
本願発明によれば、車椅子に乗った状態での着心地や運動機能性に優れたスーツのズボンが得られる。
本願発明の一実施例にかかる上衣の一例を示す図解図であって、図1(A)はその正面図解図であり、図1(B)はその背面図解図である。 図1(A),図1(B)の上衣における左半身(左身)の要部を構成する生地の展開図解図である。 図3は、図1(A)および図1(B)の上衣における左袖を示す図解図であって、図3(A)はその山袖および下袖を構成する生地の展開図解図であり、図3(B)はその右側面図解図である。 図1(A),図1(B)の上衣の要部を示す図解図であって、図4(A)はその正面図解図であり、図4(B)はその背面図解図である。 図1(A),図1(B)の上衣における他の要部(袖口部分)を示す図解図であって、図5(A)はその袖口部分を閉じた状態を示す要部図解図であり、図5(B)はその袖口部分を開いた状態を示す要部図解図である。 図5に示す袖口部分を袖内側から見たところを示し、裏地を一部破断した要部図解図である。 本願発明の一実施例にかかるズボンの一例を示す図解図であって、図7(A)はその正面図解図であり、図7(B)はその左側面図解図であり、図7(C)はその背面図解図である。 図8は、図7(A),図7(B)および図7(C)のズボンを構成する生地の要部展開図解図であって、図8(A)はそのスボンにおける前身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図であり、図8(B)はそのスボンにおける後身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図であり、図8(C)は図8(B)の分解図解図である。 本願発明の一実施例にかかる上衣およびズボンにおける布の縫代処理の一例を示す図解図であって、図9(A)は割りはぎによる縫い合わせ方法を示す要部図解図であって、図9(B)は片返しによる縫い合わせ方法を示す要部図解図である。 本願発明の一実施例にかかる上衣およびズボンにおける布の裁目処理の一例を示す図解図であって、図10(A)はオーバーロックミシンによる裁目処理を示す要部図解図であって、図10(B)はパイピングによる裁目処理を示す要部図解図である。 本願発明の一実施例にかかる上衣の肩縫い等に用いられるイセ込み処理の一例を示す要部図解図である。 本願発明の背景となる従来のビジネススーツにおける上衣の左半身(左身)を構成する生地の展開図解図である。 本願発明の背景となる従来のビジネススーツにおけるズボンの左半身(左身)を構成する生地の展開図解図であって、図13(A)はそのスボンにおける前身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図であり、図13(B)はそのズボンにおける後身頃の左半身(左身)を構成する生地の図解図である。
符号の説明
10 スーツ
12 上衣
14 上衣の前身頃
16 上衣の後身頃
18 後身頃中央接ぎライン
20,24 脇縫目
22 左後身頃切替えライン
26 右後身頃切替えライン
28 肩縫
30 後身頃裾線
38A,38B 袖
38a,38b 袖口
56A,56B 面ファスナ
66 ズボン
68 ズボンの前身頃
70 ズボン後身頃
72A,72B 膝部切替えライン
72a,72b,74a,74b 曲線状の接ぎライン
76 合引
78 内股縫目
82A,82B,84A,84B,86A,86B 曲面部
94 ズボンの前裾中心
96 ズボンの後裾中心
A〜S ライン

Claims (4)

  1. 車椅子を利用する人が着用するために用いられるスーツのズボンであって、
    後身頃、
    前記後身頃と縫着される前身頃、および
    前記後身頃の膝の関節部分に対応する位置に配置され、立位姿勢で前記後身頃の膝部分を曲げるために、当該膝の関節部分に対応する部位に切れ目を入れて縫い合わせてなる膝部切替えラインを含み、
    前記膝部切替えラインは、その一端が前記後身頃の合引に達し、その他端が前記後身頃の内股縫目に達するように形成され、
    前記膝部切替えラインから上の前記後身頃部分は、所定の形状に裁断された複数の部位を縫い合わせてなる曲線状の接ぎラインにより複数の曲面部に仕立てることで、紙風船状の丸みをもった立体空間を確保するように形成され、
    前記複数の曲線状の接ぎラインは、前記膝部切替えラインからベルトまで到達するように形成され、
    当該ズボンの尻ぐり(後縫目)のラインを前記前身頃側に傾倒させ、且つ、前股上よりも後股上が長く形成されることを特徴とする、スーツのズボン
  2. 前記膝部切替えラインから上の前記後身頃部分は、複数の接ぎラインによって、少なくとも4つ以上の曲面部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のスーツのズボン
  3. 記前身頃の裾前中心を前記後身頃の裾後中心よりも下方に配置することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のスーツのズボン
  4. 脇ポケットおよび/または後ポケットを設けないことを特徴とする、請求項1〜請求項のいずれかに記載のスーツのズボン
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