JP4097087B2 - 光ピックアップアクチュエータと光ピックアップと光記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップアクチュエータと光ピックアップと光記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、CD、DVD、MO、MD等に使用する光ピックアップアクチュエータとこれを備えた光ピックアップおよび光記録再生装置に係わり、特にフォーカスコイルやトラッキングコイルに対応する永久磁石における着磁パターンに関する。
光ピックアップは、回転する記録媒体(ディスク)の情報記録部からレーザスポットが外れず、かつ焦点がずれないように、対物レンズを保持するレンズホルダを弾性を有するワイヤ等によりベースに支持することによって可動に取付け、その位置制御を行なう。その位置制御のため、レンズホルダにはフォーカスコイルやトラッキングコイルを設け、一方ベースには、これらのコイルに対向させる永久磁石を設ける。そして、記録媒体からの反射光から検出されるレーザースポットのエラー信号に応じて前記フォーカスコイルやトラッキングコイルへ流す駆動電流の通電方向、通電量を制御してレンズホルダをフレミングの左手の法則によりフォーカス方向、トラッキング方向に駆動して焦点のずれやトラッキング方向のスポットの位置ずれを修正する。
フォーカスコイルやトラッキングコイルは略長円形や略四角形のスパイラル状に形成され、一方これらのコイルに対面する永久磁石には、各コイルに流す駆動電流によりレンズホルダを目的とする方向に駆動する駆動力が発生するように、所定の着磁パターンが形成される。従来の永久磁石における着磁パターンは、隣接する逆極の間のニュートラルゾーンが、四角形に形成される永久磁石の各辺に対して平行をなすように形成されている(例えば特許文献1参照)。
図9(A)は従来の永久磁石1の着磁パターンの一例を示す図、図9(B)はその着磁パターンを有する永久磁石1をフォーカスコイル2およびトラッキングコイル3に対面させた状態を、いずれも透視した状態で示す図である。この従来例では、中央にトラッキングコイル3が設けられ、両側にフォーカスコイル2が設けられている。トラッキングコイル3に流す駆動電流と永久磁石1により供給される磁束との間に矢印Tで示すトラッキング方向の駆動力を発生させるため、永久磁石1の中央には、左右のS極(またはN極)、N極(またはS極)の間のニュートラルゾーン4が、矢印Fで示す縦方向(フォーカス方向)に形成される。また、フォーカスコイル2に流す駆動電流と永久磁石1により供給される磁束との間に矢印Fで示す駆動力を発生させるため、永久磁石1の左右には、フォーカスコイル2の略中央を通す線に対応するニュートラルゾーン5が横方向(トラッキング方向)に形成され、また、縦方向にニュートラルゾーン6が形成される。
特開2002-92916号公報
図10〜図12はレンズホルダのフォーカス方向、トラッキング方向の動きにおける永久磁石1のニュートラルゾーン4〜6とフォーカスコイル2およびフォーカスコイル3との対向位置関係を示す図である。図10(A)、(B)、(C)はトラッキングコイル3に流す駆動電流をゼロとした場合について示し、そのうち(B)は、フォーカスコイル2に流す駆動電流をゼロにした場合であり、(A)はフォーカスコイル2にレンズホルダを記録媒体に近接させる方向に大きな駆動電流を流した場合であり、(C)は離間させる方向に大きな駆動電流を流した場合である。また、図10(A)、(C)の+Δf、−Δfは、それぞれフォーカスコイル2が中立位置(フォーカスコイル2の駆動電流がゼロの場合のフォーカスコイル2の相対位置)からフォーカスコイル2(レンズホルダ)がフォーカス方向の正負に大きく変位したときのフォーカス方向の変位量を示す。
また、図11(A)、(B)、(C)はトラッキングコイル3に流す正方向の駆動電流(記録媒体(ディスク)の外周側にレンズホルダを変位させる駆動電流を正の駆動電流とする。)を大きくした場合について示し、そのうち(B)は、フォーカスコイル2に流す駆動電流をゼロにした場合であり、(A)はフォーカスコイル2にレンズホルダを記録媒体に近接させる方向に大きな駆動電流を流した場合について示し、(C)は離間させる方向に大きな駆動電流を流した場合について示す。また、+Δtはトラッキングコイル3が中立位置(トラッキングコイル3の駆動電流がゼロの場合)からトラッキングコイル3(レンズホルダ)がトラッキング方向に相対的に正方向に大きく変位したときの変位量を示す。
また、図12(A)、(B)、(C)はトラッキングコイル3に流す負方向の駆動電流(記録媒体の内周側にレンズホルダを変位させる駆動電流)を大きくした場合について示し、そのうち(B)は、フォーカスコイル2に流す駆動電流をゼロにした場合であり、(A)はフォーカスコイル2にレンズホルダを記録媒体に近接させる方向に大きな駆動電流を流した場合について示し、(C)は離間させる方向に大きな駆動電流を流した場合について示す。
図11および図12に示すように、トラッキングコイル3に大きな駆動電流が流れた場合において、ニュートラルゾーン6は、左右いずれかのフォーカスコイル2のコーナー部2aないしその近傍の本来駆動力を発生させるべき部分2bに対面する。ここで、ニュートラルゾーン6(4、5についても同様)は、本来ならば線状に形成されることが望ましいのであるが、極が変わるところでは、図11(A)、図12(A)に示すように、ある幅Wをもって段階的に変化する。このため、このニュートラルゾーン6に駆動力を発生させるべきコイル部分が対面しても、本来必要とする磁力が得られず、その結果、このニュートラルゾーン6が、本来駆動力を発生させるべき部分2bに対面すると、変位に対する駆動感度(フォーカスコイル2に流す駆動電流に対す変位量)が低下すると共に、レンズホルダの位置制御を不安定にすることになる。また、このような駆動感度の低下は、光記録再生装置の小型化の要望に伴う永久磁石1やフォーカスコイル2およびトラッキングコイル3の小型化を阻害する要因になるという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、レンズホルダの位置制御における駆動感度の低下防止並びに位置制御の安定化が可能となり、小型化が図れる光ピックアップアクチュエータ、光ピックアップおよび光記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明の光ピックアップアクチュエータは、対物レンズを保持したレンズホルダと、このレンズホルダを記録媒体のフォーカス方向およびトラッキング方向に移動可能に支持するベースと、前記レンズホルダに取付けられ、略長円形または略四角形のスパイラル状に形成されたフォーカスコイルおよびトラッキングコイルと、前記フォーカスコイルおよびトラッキングコイルに対面してこれらのコイルに磁束を供給する永久磁石とを備えた光ピックアップアクチュエータであって、
前記永久磁石は、前記フォーカスコイルおよびトラッキングコイルに対面する面に、逆極がニュートラルゾーンを介して隣接した複数の着磁領域を有し、
前記フォーカスコイルおよびトラッキングコイルのうちの少なくとも一方のコイルに対面する着磁面におけるニュートラルゾーンは、その一部が、対応するコイルに生じる駆動力の方向に対して略直角をなす方向に向き、かつ該当コイルの略中心を通る線に対向する位置に形成されており、残部は、前記ニュートラルゾーンの一部の一端または両端から永久磁石の外周部にわたって、前記一部のニュートラルゾーンとの間でなす角が鈍角をなすように斜めに形成されており、前記ニュートラルゾーンの前記一部と前記残部との間の屈曲点は、該当コイルの端部付近に対面する箇所に設定されている
ことを特徴とする。
本発明の光ピックアップおよび光記録再生装置は、前記光ピックアップアクチュエータを有する
ことを特徴とする。
本発明によれば、永久磁石のニュートラルゾーンを、フォーカスコイルあるいはトラッキングコイルに対して前記のように形成したので、レンズホルダがトラッキング方向またはフォーカス方向に大きく変位した場合であっても、ニュートラルゾーンがフォーカスコイルまたはトラッキングコイルの目的とする方向の駆動力を発生させる部分に重なることを防ぐかあるいはその重なる範囲を狭くすることができ、レンズホルダの位置制御における変位量に対する駆動感度の低下を低減することができる。このため、レンズホルダの位置制御を安定化すると共に、フォーカスコイルやトラッキングコイルおよび永久磁石の小型化が可能となり、光ピックアップアクチュエータ、光ピックアップおよび光記録再生装置の小型化に寄与する。
図1は本発明の光ピックアップアクチュエータの一実施の形態を示す斜視図である。この光ピックアップアクチュエータは、光記録再生装置の回転する記録媒体(ディスク)の半径方向に位置制御される可動台(図示せず)に取付けられるものである。7は前記可動台に固定するベースである。8は前記可動台に固定するU字形のヨークである。1はヨーク8の対向面に固定される永久磁石である。9は永久磁石1、1間に装着されたレンズホルダ、10はレンズホルダ9に固定された対物レンズである。レンズホルダ9は、左右それぞれ複数本の弾性を有するワイヤ11により、永久磁石1、1間の位置に浮かせて支持される。レンズホルダ9の永久磁石1、1に対向する面には、中央にプリントコイル等でなるトラッキングコイル3が固定され、その両側にフォーカスコイル2、2が固定される。
図2(A)は前記永久磁石1の着磁パターンを示す図、図2(B)はこの着磁パターンをフォーカスコイル2とトラッキングコイル3に重ねて示す図である。いずれも永久磁石1側からコイル2、3側に向けて透視した状態で示す。図2において、図9と同じ部品、部分は同じ符号で示す。
本実施の形態においては、フォーカスコイル2に対面する永久磁石1の着磁面におけるニュートラルゾーンは、その一部5が、対応するフォーカスコイル2に生じる駆動力の方向、すなわち矢印Fで示すフォーカス方向に対して矢印Tで示す略直角をなすトラッキング方向に向き、かつフォーカスコイル2の略中心を通る線に対向する位置に形成されている。そしてこのフォーカスコイル2に対面する部分の残部6は、ニュートラルゾーンの一部5の内端から永久磁石の前記ニュートラルゾーン5に平行な外周部12にわたって、ニュートラルゾーン5との間の角度θが鈍角(θ>90度)をなすように斜めに形成されている。図2(B)に示すように、2個のフォーカスコイル2のうち、図面上、左側のフォーカスコイル2についてのニュートラルゾーンの一部5と残部6との間の屈曲点は、フォーカスコイル2の右側端部付近に対面する箇所に設定する。また、図2(B)における図面上、右側のフォーカスコイル2のニュートラルゾーンについては、その一部5と残部6との間の屈曲点は、対面するフォーカスコイル2の左側端部付近に対面する箇所に設定する。
図3〜図5は図10〜図12にそれぞれ対応して描いた本実施の形態のニュートラルゾーン4〜6とコイル2、3との対応図である。図3はトラッキングコイル3の駆動電流がゼロの場合について示す。この場合、フォーカスコイル2の駆動電流がゼロの状態((B)に示す)から、正方向(レンズホルダ9が記録媒体に近接する方向)に大きな駆動電流を流すと、(A)のようにレンズホルダ9が記録媒体に近接する方向に+Δfに示す量だけ変位する。反対に負の方向(レンズホルダ9が記録媒体から離れる方向)に大きな駆動電流を流すと、(C)のようにレンズホルダ9が記録媒体から離れる方向に−Δfに示す量だけ変位する。
一方、図4に示すように、トラッキングコイル3に正の大きな駆動電流(レンズホルダ9を記録媒体の外周側に移動させる方向の大きな駆動電流)を流した場合には、レンズホルダ9は中立位置から+Δtだけ永久磁石1に対して相対的に変位する。このようにレンズホルダ9、すなわちフォーカスコイル2が相対的に大きく変位しても、前記ニュートラルゾーン6はフォーカスコイル2の下の部分(図面における下の部分という意味であり、以下、上下左右の位置関係は図面上の上下左右を意味する。)、すなわち磁束と駆動電流との作用によりフォーカス方向の駆動力を生じる部分2bに対面しないかあるいは対面する範囲が従来例に比べて狭くなる。この対面の有無や範囲はコイルや永久磁石のサイズによって異なる。なお、図4(A)において、Wはニュートラルゾーン5、6の幅である。
このように、どの状態でもニュートラルゾーン6が駆動力を発生させる部分2bに対面しないかあるいは対面する範囲が従来例より狭くなるため、フォーカスコイル2の駆動電流の変化に対する駆動力の変化、すなわちレンズホルダ9の変位量に対する駆動感度の低下を低減させ、位置制御を安定化させることができる。これに伴ってフォーカスコイル2を従来より小型化しても、従来と同様に駆動感度を得ることが可能となり、フォーカスコイル2やその設置スペースの小型化が可能となる。
図5に示すように、トラッキングコイル3に負の大きな駆動電流(レンズホルダ9を記録媒体の内周側に移動させる方向の大きな駆動電流)を流した場合には、レンズホルダ9は中立位置から−Δtだけ永久磁石1に対して相対的に変位する。この場合もニュートラルゾーン6はフォーカスコイル2の前記駆動力発生部分2bに対面しないかあるいは対面する範囲が従来例に比べて狭くなる。すなわち磁束との作用によりフォーカス方向の駆動力を生じる部分2bに、図5(A)に示す最も対面しやすい状態でも対面しないかあるいは対面する範囲が従来例に比べて狭くなる。このため、フォーカスコイル2の駆動電流の変化に対する駆動力の変化、すなわちレンズホルダ9の変位量に対する駆動感度の低下を低減させ、位置制御を安定化させることができる。
また、ニュートラルゾーン6が斜めに形成されているため、ニュートラルゾーン6がトラッキングコイル3に対面することもなく、あるいは対面する範囲を狭くし、フォーカスコイル2とトラッキングコイル3との高低差ΔH(図2(B)参照)も小さくすることができ、これらのコイル2、3の左右の間隔ΔL(図2(B)参照)も小さく配置することができる。このため、前記駆動感度の低下の低減とも相俟って、レンズホルダ9を小型化し、ひいては光ピックアップアクチュエータ、光ピックアップの小型化さらには光記録再生装置の小型化に寄与することができる。
この実施の形態において、前記角度θはより好ましくは100〜140度、さらに好ましくは110〜130度である。前記角度θが140度を超えると、ニュートラルゾーン6が隣接するトラッキングコイル3に対面するおそれがあるから、トラッキングコイル3とフォーカスコイル2との高低差ΔHあるいは距離ΔLを大きくしなければならず、このようなフォーカスコイル2やトラッキングコイル3を取付けるレンズホルダ9の面積を拡大する必要が生じ、その結果小型化を阻害するからである。
本発明は、フォーカスコイル2とトラッキングコイル3とが前記配置をとる場合のみならず、種々のコイル配置について適用することができる。図6(A)は従来のコイル配置の他の例とそれに対するニュートラルゾーンの配置例を示し、図6(B)は図6(A)の従来配置に対して示す本発明の他の実施の形態である。図6(A)、(B)においては、フォーカスコイル20を横長の略長円形に形成し、その上半部が中立位置(フォーカスコイル20に流れる駆動電流がゼロの状態)において永久磁石1のN極(またはS極)に対面するようにし、一方、トラッキングコイル30は縦長の略長円形をなし、上方の左右に配置したものである。各トラッキングコイル30は、中央側の縦長部30a、30bがニュートラルゾーン40を挟んでN極(またはS極)に対面し、他の縦長部30c、30dがS極(またはN極)に対面する。
図6(A)の従来配置では、トラッキングコイル30の中立位置(トラッキングコイル30に流れる駆動電流がゼロの状態)において、永久磁石1のニュートラルゾーン40は、トラッキングコイル30の略中央を縦に通る線に対面し、このニュートラルゾーン40から、このニュートラルゾーン40が前記フォーカスコイル20に対面することを避けるため、トラッキングコイル30の下半部30e、30fから横方向に形成されるニュートラルゾーン41に連続する。
一方本発明の実施の形態である図6(B)の配置では、トラッキングコイル30の中央を通る線に対向するニュートラルゾーン40より、トラッキングコイル30の下半部30e、30fに対面する部分、すなわちコイル30の下方の端部付近より、斜め下方にニュートラルゾーン40に対して鈍角θをなすようにニュートラルゾーン41が形成される。
図6(A)のような従来配置によると、トラッキングコイル30(レンズホルダ9)が永久磁石1に対して相対的に下がった状態において、トラッキングコイル30(レンズホルダ9)が左または右に相対的に移動した際に、ニュートラルゾーン41がトラッキングコイル30の駆動力を発生する部分30c、30dに仮想線で示すように対面する。
一方、図6(B)に示す本発明の実施の形態の場合には、トラッキングコイル30(レンズホルダ9)が永久磁石1に対して相対的に下がった状態において、トラッキングコイル30(レンズホルダ9)が左または右に相対的に移動した際に、ニュートラルゾーン41がトラッキングコイル30の駆動力を発生する部分30c、30dに仮想線で示すように対面することがないかあるいは対面する範囲が従来例より狭くなる。また、ニュートラルゾーン41が斜めに形成されているので、ニュートラルゾーン41がフォーカスコイル20に対面することも防止できる。このため、レンズホルダ9の変位量に対する駆動感度の低下を低減させ、位置制御を安定化させることができる。また、ニュートラルゾーン41が斜めに形成されるため、左右のトラッキングコイル30、30とフォーカスコイル20との上下の高低差を小さく、かつトラッキングコイル30、30とフォーカスコイル20との間の間隔も小さくして配置することができる。
図7(A)は従来のコイル配置の他の例とそれに対するニュートラルゾーンの配置例を示し、図7(B)は図7(A)の従来配置に対して示す本発明の他の実施の形態である。図7(A)、(B)においては、フォーカスコイル21を横長の略長円形に形成し、その全部を中立位置(フォーカスコイル21に流れる駆動電流がゼロの状態)において永久磁石1の全面に対面するように構成し、上半部21aはN極(またはS極)に対面するようにし、下半部21bはS極(N極)に対面する。一方、トラッキングコイル31は縦長の略長円形をなし、上方の左右に配置したものである。各トラッキングコイル31は、中央側の縦長部31a、31bがN極(またはS極)に対面し、他の縦長部31c、31dが永久磁石1に対面しない。
図7(A)の従来配置では、トラッキングコイル31の中立位置(トラッキングコイル30に流れる駆動電流がゼロの状態)において、永久磁石1のニュートラルゾーン42は、フォーカスコイル21の略中央を横に通る線に対面し、このニュートラルゾーン42から、このニュートラルゾーン42が前記トラッキングコイル31に対面することを避けるため、フォーカスコイル21に左右の部分21c、21dの対面部より、縦方向に下向きに形成されるニュートラルゾーン43に連続する。
一方本発明の実施の形態である図7(B)では、フォーカスコイル21の中央を通る線に対向するニュートラルゾーン42の、フォーカスコイル21の左右の部分21c、21dに対面する部分、すなわち該当コイルの左右両端部付近より、斜め下方にニュートラルゾーン42と鈍角θをなすようにニュートラルゾーン43が形成される。
図7(A)のような従来配置によると、フォーカスコイル21(レンズホルダ9)が永久磁石1に対して相対的に下がった状態において、フォーカスコイル21(レンズホルダ9)が左または右に相対的に移動した際に、ニュートラルゾーン43がフォーカスコイル21の駆動力を発生する部分21c、21dに仮想線で示すように対面する。
一方、図7(B)に示す本発明の実施の形態の場合には、フォーカスコイル21(レンズホルダ9)が永久磁石1に対して相対的に下がった状態において、フォーカスコイル21(レンズホルダ9)が左または右に相対的に移動した際に、ニュートラルゾーン43がフォーカスコイル21の駆動力を発生する部分21bに仮想線で示すように対面することがないか、あるいは対面する範囲が従来例より狭くなる。このため、レンズホルダ9の変位量に対する駆動感度の低下を低減させ、位置制御を安定化させることができる。また、ニュートラルゾーン43が斜めに形成されるため、フォーカスコイル21と左右のトラッキングコイル31、31と上下の高低差を小さく、かつフォーカスコイル21とトラッキングコイル31、31との間の間隔も小さくして配置することができる。このため、前記位置制御における変位量に対する駆動感度の低下の低減とも相俟って光ピックアップアクチュエータ、光ピックアップおよび光記録再生装置の小型化に寄与する。
図8(A)は従来のコイル配置の他の例とそれに対するニュートラルゾーンの配置例を示し、図8(B)は図8(A)の従来配置に対して示す本発明の他の実施の形態である。図8(A)、(B)においては、フォーカスコイル22を横長の略長円形に形成し、その全部を中立位置(フォーカスコイル22に流れる駆動電流がゼロの状態)において永久磁石1の全面に対面するように構成し、上半部22aはニュートラルゾーン44を挟んでN極(またはS極)に対面するようにし、下半部22bはS極(N極)に対面する。一方、トラッキングコイル32は縦長の略長円形をなし、フォーカスコイル22の上方の左右に配置したものである。各トラッキングコイル32は、中央側の縦長部32a、32bがニュートラルゾーン45を挟んでN極(またはS極)に対面し、他の縦長部32c、32dがS極(またはN極)に対面する。
図8(A)の従来配置では、トラッキングコイル32の中立位置(トラッキングコイル32に流れる駆動電流がゼロの状態)において、永久磁石1のニュートラルゾーン45は、トラッキングコイル32の略中央を縦に通る線に対面し、このニュートラルゾーン45から、このニュートラルゾーン45が前記フォーカスコイル22に対面することを避けるため、トラッキングコイル32の下半部32e、32fに対面する部分から横方向にニュートラルゾーン46が連続する。
一方本発明の実施の形態である図8(B)では、フォーカスコイル22の中央を通る線に対向するニュートラルゾーン44の、フォーカスコイル22の左右の部分22c、22dに対面する部分、すなわち該当コイルの左右両端部付近より、斜め下方にニュートラルゾーン44と鈍角θをなすようにニュートラルゾーン47が形成される。また、図8(B)に示す本発明の実施の形態において、トラッキングコイル32に対するニュートラルゾーン45の設定については、図6(B)のトラッキングコイル30に対するニュートラルゾーン40の設定とほぼ同様である。
図8(A)のような従来配置によると、トラッキングコイル32(レンズホルダ9)が永久磁石1に対して相対的に下がった状態において、トラッキングコイル32(レンズホルダ9)が左または右に相対的に移動した際に、ニュートラルゾーン46がトラッキングコイル32の駆動力を発生する部分32c、32dに仮想線で示すように対面する。
一方、図8(B)に示す本発明の実施の形態の場合には、フォーカスコイル22(レンズホルダ9)が永久磁石1に対して相対的に下がった状態において、フォーカスコイル22(レンズホルダ9)が左または右に相対的に移動した際に、ニュートラルゾーン47がフォーカスコイル22の駆動力を発生する部分22bに仮想線で示すように対面することがないか、あるいは対面する範囲が従来例より狭くなる。このため、レンズホルダ9の変位量に対する駆動感度の低下を低減させ、位置制御を安定化させることができる。また、ニュートラルゾーン47が斜めに形成されるため、左右のトラッキングコイル32、32と上下の高低差を小さく、かつフォーカスコイル22とトラッキングコイル32、32との間の間隔も小さくして配置することができる。このため、前記位置制御における変位量に対する駆動感度の低下の低減とも相俟って光ピックアップアクチュエータ、光ピックアップおよび光記録再生装置の小型化に寄与する。
図13は前記光ピックアップアクチュエータを用いて構成される本発明による光記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。図13において、51は光記録媒体または光磁気記録媒体からなる記録媒体(光ディスク)であり、この記録媒体51はスピンドルモータ52により回転される。53は記録媒体51に対して前記対物レンズ10を通してレーザ光を照射して記録、再生を行う光ピックアップである。この光ピックアップ53は、記録媒体51の面ぶれ、トラックの振れに対して対物レンズ10を追従させる前記光ピックアップアクチュエータを搭載する。光ピックアップ53を構成する可動台は粗動モータ54により記録媒体51の半径方向に駆動される。光ピックアップ53によって光電変換される電気信号は信号処理系55により演算処理され、演算処理により得られたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、再生信号等が、装置全体を制御するドライブコントローラ59に入力される。56は光ピックアップ制御系であり、光ピックアップ53のレーザ光の出力、出射パルスの制御と、前記エラー信号に基づいて光ピックアップアクチュエータの動作の制御を行う。57は前記スピンドルモータ52の駆動制御系、58は粗動モータ54の駆動制御系である。60は外部との信号のやりとりを行うインターフェイスである。この光記録再生装置はキャビネットの中に組み込まれる。
図14は本発明による前記光ピックアップアクチュエータを用いる光ピックアップ53の一実施の形態を示すブロック図である。図14において、61はレーザーユニットからなる光源、62は光源61からのレーザ光を複数のビームに分割する回折素子、63は回折素子62から出たレーザ光を平行光とするコリメータレンズ、64はビームスプリッタであり、該ビームスプリッタ64は、コリメータレンズ63からの光を対物レンズ10で集光して記録媒体(光ディスク)51側に透過させ、記録媒体51から対物レンズ10を透過した反射光をディテクタ66側に反射させる。68はビームスプリッタ64からの反射光をディテクタ66上に収束させるアナモフィックレンズである。このアナモフィックレンズ68は入射側がシリンドリカル面、出射側が凹面となっている複合レンズで、前記凹面は、復路光学系の倍率を最適化すると共に、前記アナモフィックレンズ68を光軸に沿った方向に移動することで前記情報光がディテクタ66内部の受光面上で適正な大きさで集束するよう調整可能とする目的で設けている。
前記アナモフィックレンズ68のシリンドリカル面を透過する際に、前記情報光は非点収差を発生し、この非点収差はフォーカスエラーの検出に用いられる。このフォーカスエラー検知方式は非点収差法と称される。トラッキングエラー信号は、光源61から出射されたレーザ光を回折素子62に通すことにより得られた2つの副ビームの差の信号により得る方法または主ビームを含めた差の信号から得る。なお、本発明において、このトラッキングエラー信号は、プッシュプル法、ウォブリング法、ヘテロダイン法により求めるようにしてもよい。また、フォーカスエラー信号の作成方法としてはナイフエッジ法、フーコー法、臨界角法を適用することが可能である。
本発明の光ピックアップアクチュエータの一実施の形態を示す斜視図である。 (A)は本発明による永久磁石の着磁パターンの一例を示す図、(B)はその着磁パターンとコイルとの配置関係を示す図である。 図2の構成において、トラッキングコイルに流す駆動電流をゼロとした場合における、フォーカスコイルを正負の大きな駆動電流を流したときのコイルと永久磁石との相対的変位を示す図である。 図2の構成において、トラッキングコイルに流す駆動電流を正の方向に大きくした場合における、フォーカスコイルを正負の大きな駆動電流を流したときのコイルと永久磁石との相対的変位を示す図である。 図2の構成において、トラッキングコイルに流す駆動電流を負の方向に大きくした場合における、フォーカスコイルを正負の大きな駆動電流を流したときのコイルと永久磁石との相対的変位を示す図である。 (A)は従来の着磁パターンとコイルとの他の配置例を示す図、(B)は(A)に対応した本発明による配置例を示す図である。 (A)は従来の着磁パターンとコイルとの他の配置例を示す図、(B)は(A)に対応した本発明による配置例を示す図である。 (A)は従来の着磁パターンとコイルとの他の配置例を示す図、(B)は(A)に対応した本発明による配置例を示す図である。 (A)は従来の永久磁石の着磁パターンの一例を示す図、(B)はその着磁パターンとコイルとの配置関係を示す図である。 図9の構成において、トラッキングコイルに流す駆動電流をゼロとした場合における、フォーカスコイルを正負の大きな駆動電流を流したときのコイルと永久磁石との相対的変位を示す図である。 図9の構成において、トラッキングコイルに流す駆動電流を正の方向に大きくした場合における、フォーカスコイルを正負の大きな駆動電流を流したときのコイルと永久磁石との相対的変位を示す図である。 図9の構成において、トラッキングコイルに流す駆動電流を負の方向に大きくした場合における、フォーカスコイルを正負の大きな駆動電流を流したときのコイルと永久磁石との相対的変位を示す図である。 本発明の光記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。 本発明の光ピックアップの一実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
1:永久磁石、2:フォーカスコイル、3:トラッキングコイル、4〜6:ニュートラルゾーン、7:ベース、8:ワイヤ、9:レンズホルダ、10:対物レンズ、11:ワイヤ、20〜22:フォーカスコイル、30〜32:トラッキングコイル、40〜47:ニュートラルゾーン、51:記録媒体、52:スピンドルモータ、53:光ピックアップ、54:粗動モータ、55:信号処理系、56:光ピックアップ制御系、57:スピンドルモータの駆動制御系、58:粗動モータの駆動制御系、59:ドライブコントローラ、60:インターフェイス、61:光源、62:回折素子、63:コリメータレンズ、64:ビームスプリッタ、66:ディテクタ、68:アナモフィックレンズ

Claims (3)

  1. 対物レンズを保持したレンズホルダと、このレンズホルダを記録媒体のフォーカス方向およびトラッキング方向に移動可能に支持するベースと、前記レンズホルダに取付けられ、略長円形または略四角形のスパイラル状に形成されたフォーカスコイルおよびトラッキングコイルと、前記フォーカスコイルおよびトラッキングコイルに対面してこれらのコイルに磁束を供給する永久磁石とを備えた光ピックアップアクチュエータであって、
    前記永久磁石は、前記フォーカスコイルおよびトラッキングコイルに対面する面に、逆極がニュートラルゾーンを介して隣接した複数の着磁領域を有し、
    前記フォーカスコイルおよびトラッキングコイルのうちの少なくとも一方のコイルに対面する着磁面におけるニュートラルゾーンは、その一部が、対応するコイルに生じる駆動力の方向に対して略直角をなす方向に向き、かつ該当コイルの略中心を通る線に対向する位置に形成されており、残部は、前記ニュートラルゾーンの一部の一端または両端から永久磁石の外周部にわたって、前記一部のニュートラルゾーンとの間でなす角が鈍角をなすように斜めに形成されており、前記ニュートラルゾーンの前記一部と前記残部との間の屈曲点は、該当コイルの端部付近に対面する箇所に設定されている
    ことを特徴とする光ピックアップアクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータを有する
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータを有する
    ことを特徴とする光記録再生装置。
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