JP4096865B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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本発明は、電圧の異なる2つの電源間あるいは回路間で、外部選択信号により低圧側から高圧側、または逆に高圧側から低圧側に電力の移送を行なう昇降圧型のDC−DCコンバータのスイッチング損失を低減する技術に関する。
例えば、電気自動車やハイブリッド自動車などにおいては、走行用モータを駆動するためのインバータ回路の前段にDC−DCコンバータを設け、このDC−DCコンバータによりバッテリー電圧(低圧側回路の電圧)を昇圧してインバータ回路(高圧側回路)に供給する制御が行なわれている。また走行用モータが回生状態となったときには、逆にその回生電力(高圧側回路の電圧)をDC−DCコンバータにより降圧してバッテリー(低圧側回路)の充電に供することも行なわれている。
図15は、このような目的に使用される昇降圧型DC−DCコンバータの回路例である。図のDC−DCコンバータ1において、第1のトランジスタQ1、第2のトランジスタQ2はスイッチング用のパワーMOSトランジスタで、高圧側回路2の入出力端子N2と接地GND間に直列に接続されている。各トランジスタQ1、Q2には、フリーホィールダイオードD1、D2がそれぞれ逆並列に接続されている。低圧側回路3の入出力端子N1とトランジスタQ1、Q2の相互接続点N3との間にはエネルギー蓄積、放出用のリアクトルLが、入出力端子N1、N2と接地GNDとの間には、それぞれ平滑用コンデンサC1、C2が接続されている。
電力を移送する方向は、外部選択信号によりゲート制御回路4に指示される。低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合には、ゲート制御回路4はトランジスタQ1を常時OFFさせたまま、トランジスタQ2に移送電力指令値Prに基づいて計算したON時間だけ導通させる駆動パルスを出力する。
図2は、低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合におけるトランジスタQ2と動作とリアクトルLを流れる電流との関係を示したものである。トランジスタQ2がONした場合には、低圧側回路3からリアクトルL、トランジスタQ2を通って接地GNDに電流が流れる。リアクトルLを相互接続点N3に向けて流れるリアクトル電流ILは、図2の時間(0〜t0)間(トランジスタQ2のON期間)に示すように直線的に増加する。前記ON時間が経過した時点でトランジスタQ2をOFFさせると、リアクトルLに蓄積された電磁エネルギーはダイオードD1を通って高圧側回路2に放出される。リアクトル電流ILは時間(t0〜t1)間(トランジスタQ2のOFF期間)においては直線的に減少して時間t1にゼロとなる。
この1周期の時間t1中に低圧側回路3から出力される電力の平均値P1は、低圧側回路3の電圧をV1とすると次の式で計算される。
P1=(V12 /2・L)・t0
ゲート制御回路4は、この平均電力P1の値が移送電力指令値Prに等しくなるようにトランジスタQ2のON時間t0を制御する。従って、
t0=2・L・Pr/V12 (1)式
即ち、ゲート制御回路4は(1)式で計算したt0の時間だけトランジスタQ2をONさせた後にOFFに戻す。そして、リアクトル電流ILがゼロに戻った時点で再びt0時間だけトランジスタQ2をONさせる。このような動作の繰り返しにより低圧側回路3から高圧側回路2に移送される電力の平均値は、外部から指定された移送電力指令値Prに等しくなる。リアクトル電流ILがゼロに戻った瞬間は、ゼロクロス検出回路5により検出されゼロクロス検出信号としてゲート制御回路4に知らされる。
このように、スイッチング動作を行なうトランジスタQ2に流れる電流がゼロとなった時点にトランジスタQ2をOFFからONに切り換える制御はゼロクロス制御と呼ばれ、電流が流れている状態でOFFからONに切り換えるPWM制御に比べてスイッチング損失を低減できる利点がある。
しかし、このゼロクロス制御の場合も、時間t0においてトランジスタQ2をONからOFFへ切り換える時は、電流が流れている状態で切り換えるために切り換え期間中にスイッチング損失が発生する。このスイッチング損失は切り換え周波数に比例するため、(1)式から明らかなように移送電力指令値Prの値が小さくなるに従って増大する。このため、例えば、移送電力指令値Prが所定値以下になった場合には、切り換え周波数がそれ以上には高くならないように制御することによってスイッチング損失の増大を防止することが行なわれている(例えば、特許文献2参照)。しかし、トランジスタQ2がONからOFFに切り換わる過渡期におけるスイッチング損失そのものを減少させることができれば、なお一層、スイッチング損失を減少させることが可能となる。
特願2003−068086号 特願2003−380743号
本発明は、上述のような背景からなされたもので、電圧の異なる2つの電源間あるいは回路間で外部選択信号により低圧側から高圧側、または逆に高圧側から低圧側に電力の移送を行なう昇降圧型のDC−DCコンバータにおけるスイッチングトランジスタのスイッチング損失を低減させることを課題とする。
前記課題を達成するための請求項1に記載の発明は、電圧の異なる2つの回路間で外部選択信号により低圧側から高圧側、またはその逆方向に電力の移送を行なう昇降圧型のDC−DCコンバータ(1)であって、高圧側回路(2)の入出力端子(N2)と接地(GND)間に各々逆並列ダイオード(D1、D2)を備えて直列に接続した第1、第2のトランジスタ(Q1、Q2)と、該2つのトランジスタの相互接続点(N3)と低圧側回路(3)の入出力端子(N1)間に接続したリアクトル(L)と、相互接続点(N3)と接地(GND)間に接続したスナバコンデンサ(C3)と、リアクトルを流れる電流がゼロになった瞬間を検出してゼロクロス検出信号を出力するゼロクロス検出回路(5)と、第1、第2のトランジスタのスイッチング動作を制御するゲート制御回路(4)とを備えて構成され、該ゲート制御回路は、低圧側回路から高圧側回路に電力を移送する場合には、高圧側回路側に接続した第1のトランジスタをOFFしたまま接地側に接続した第2のトランジスタのON/OFFを制御し、高圧側回路から低圧側回路に電力を移送する場合には、第2のトランジスタをOFFしたまま第1のトランジスタのON/OFFを制御するものであって、外部から指示された移送電力指令値に従って第1または第2のトランジスタをONさせるON時間を計算し、ゼロクロス検出回路からのゼロクロス検出信号を受信する度にその直後から開始して該ON時間だけ第1または第2のトランジスタをONさせる動作を繰り返すように構成されており、ゼロクロス検出回路は、高圧側回路から低圧側回路に電力を移送する場合には、相互接続点の電圧がマイナスからプラスに転じた時にゼロクロス検出信号を出力し、低圧側回路から高圧側回路に電力を移送する場合には、リアクトルの低圧側回路側の端子電圧が前記相互接続点の電圧より高くなった時点から時間0.5・π・(L・C3) 1/2 、但しLはリアクトルのインダクタンス、C3はスナバコンデンサの静電容量、だけ遅らせた時点、または相互接続点の電圧がゼロとなる時点の何れか早い時点にゼロクロス検出信号を出力するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータである。
このような構成のDC−DCコンバータによれば、スナバコンデンサを取り付けたことにより、スイッチングする側のトランジスタがONからOFFに切り換わる過渡期において該トランジスタ両端に加わる電圧が低下するため、トランジスタのスイッチング損失が減少する効果が得られる。
また、スナバコンデンサの電圧が低い時にスイッチングする側のトランジスタがOFFからONに切り換わるため、スナバコンデンサに蓄積されたエネルギーの回収が行なわれスイッチング損失の増大を防止することができる。
本実施形態における昇降圧型DC−DCコンバータの基本回路構成を図1に示す。基本回路構成1Aは、「背景技術」の中で説明した図15中のDC−DCコンバータ1と殆ど同じ構成である。従って、図中同一又は相当部分には同一符号を付して説明を繰り返さない。基本構成で異なる点は、相互接続点N3と接地GND間にスナバコンデンサC3が追加されている点である。第1のトランジスタQ1、第2のトランジスタQ2にはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )を使用しているが、パワーMOSトランジスタを使用してもよい。トランジスタQ1、Q2にIGBTを使用する場合には、IGBT内部に構造上形成される逆接続ダイオードをダイオードD1、D2として使用することができる。
本実施形態における電力移送方向は、ゲート制御回路4に与えられる外部選択信号により決定される。低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合には、ゲート制御回路4によりトランジスタQ1をOFF状態にしたままトランジスタQ2をON/OFF動作させる。この場合ゲート制御回路4は、移送される電力が外部から指定された移送電力指令値Prに一致するようにそのON時間を計算してトランジスタQ2を制御する。
これとは反対に、高圧側回路2から低圧側回路3に電力を移送する場合には、ゲート制御回路4によりトランジスタQ2をOFF状態にしたまま、トランジスタQ1をON/OFF動作させる。この場合もゲート制御回路4は、移送される電力が外部から指定された移送電力指令値Prに一致するようにそのON時間を計算してトランジスタQ1を制御する。
電力をどちらの方向に移送する場合も、ゲート制御回路4がON/OFF動作させるトランジスタを制御するために行なう制御ロジックは同じである。従って、ここでは低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合についてその制御ロジックを説明する。
トランジスタQ1、Q2が共にOFF状態で、リアクトルLに流れるリアクトル電流ILがゼロの初期状態(時間t=0)から、図2の(1)に示すようにトランジスタQ2をt0時間だけONしたとする。トランジスタQ2のON抵抗はゼロと仮定すると、時間(0〜t0)間におけるリアクトル電流ILは次の式により計算される。
IL=(V1/L)・t
リアクトル電流ILは、図2の(2)に示すように時間(0〜t0)間においては直線的に増加する。時間t0でのリアクトル電流ILの値をI0とすると、トランジスタQ2のON時間t0は次の式で計算される。
t0=(L/V1)・I0 (2)式
時間t0においてトランジスタQ2をOFFすると、リアクトルLに蓄積された電磁エネルギーはダイオードD1を通って高圧側回路2に流れ込む。ダイオードD1の順方向電圧をゼロと仮定すると、トランジスタQ2をOFFした後にリアクトル電流ILの値がゼロになるまでの時間(t0〜t1)間におけるリアクトル電流ILは次の式で表わされる。
IL=−((V2−V1)/L)・t+(V2/L)・t0
リアクトル電流ILは図2の(2)の時間(t0〜t1)間に示すように直線的に減少してゼロとなる。
一方、時間(0〜t1)間に低圧側回路3から供給される平均電力P1は次式で計算される。
P1=(1/2)・V1・I0 (3)式
ゲート制御回路4はこの平均電力P1が移送電力指令値Prに一致するように時間t0の値を計算して制御する。従って、トランジスタQ2のON時間t0は(2)、(3)式より次のようになる。
t0=(2・L/V12 )・Pr (4)式
ゲート制御回路4は(4)式で計算されるt0の時間だけトランジスタQ2をON動作させた後にOFFに戻し、その後リアクトル電流ILの値がゼロに戻った時点で再びt0時間だけONさせるような繰り返し制御を実行する。このような制御により低圧側回路3から高圧側回路2に移送される電力の平均値P1は、外部から指定された移送電力指令値Prに一致するようになる。このような演算制御を行なうゲート制御回路4は、例えばDSP(Digital Signal Processor) を使用して構成することができる。
リアクトル電流ILがゼロになった瞬間(以下、“ゼロクロス "という。)は、ゼロクロス検出回路5により検出され、ゼロクロス検出信号としてゲート制御回路4に知らされる。ゼロクロスの検出ロジックについては後述する。
次に、本実施形態において相互接続点N3と接地GND間に追加接続したスナバコンデンサC3が、トランジスタQ2のON/OFF切り換え動作に与える影響と、それによってもたらされる効果について説明する。
最初に、トランジスタQ2がONからOFFに切り換わる図2の時間t0付近の動作にスナバコンデンサC3が与える影響について説明する。比較のために、まずスナバコンデンサC3が接続されていない従来回路の場合について説明する。図3は時間t0付近におけるリアクトル電流IL、トランジスタQ2のコレクタ電流Iq2、ダイオードD1の順方向電流Id1、相互接続点N3の電圧Vn3の波形を拡大して表わしたものである。
時間t0の直前においては、リアクトル電流IL、トランジスタQ2のコレクタ電流Iq2の値は、図3の(2)に示すように共にI0に等しい。時間t0においてゲート制御回路4は、トランジスタQ2をOFFさせるべくトランジスタQ2のベースにベース駆動信号を出力する。これによりトランジスタQ2のエミッタ−コレクタ間抵抗は急激に上昇を開始し、コレクタ電流Iq2は、図3の(2)の時間(t0〜t2)間に示すように急激に減少して時間t2にゼロとなる。この時間(t0〜t2)間は、トランジスタQ2がON状態から完全OFF状態に至るまでの過渡期であり、その間の時間がONからOFFへのスイッチング時間である。このスイッチング時間(t0〜t2)は非常に短く、例えば300ns程度である。
ところで、リアクトルLを流れる電流は、蓄積されている電磁エネルギーを放出することなしには急激に変化することができない。従って、短いスイッチング時間(t0〜t2)の間ではリアクトルILは変化せず、時間t0における電流値I0のままである。
リアクトル電流ILがI0のままでトランジスタQ2を流れるコレクタ電流Iq2が減少すると、その差電流(I0−Iq2)は、ダイオードD1を通って高圧側回路2に流れ込む。従って、ダイオードD1を順方向に流れる電流Id1は、図3の(2)の時間(t0〜t2)間に示すように急激に上昇し、スイッチング終了時間t2において電流I0に等しくなる。
ダイオードD1の順方向電圧は低いので、順方向電流が流れ始めると相互接続点N3の電圧Vn3は高圧側回路2の電圧V2に等しくなる。すなわち、トランジスタQ2のコレクタ電流Iq2が減少を開始すると同時に相互接続点N3の電圧Vn3は、それまでのゼロに近い電圧から図3の(2)に示すように高圧側回路2の電圧V2に跳ね上がる。
トランジスタQ2のエミッタ−コレクタ電圧は、相互接続点N3の電圧Vn3に等しい。トランジスタQ2がONからOFFするまでにトランジスタQ2内で消費される電力(スイッチング損失)Plossは、瞬時値Vn3・Iq2を時間t0からt2まで積分したものであり、その値は図3の(4)の斜線で示した部分の面積に等しい。
次に、スナバコンデンサC3を取り付けた本実施形態の場合について説明する。本実施形態の場合の図3に対応する波形図を図4に示す。時間t0以前における波形は図3と同じである。すなわち、スナバコンデンサC3の存在はトランジスタQ2がON状態にあるときの動作には影響を与えない。
時間t0においてトランジスタQ2がOFF動作を開始し、コレクタ電流Iq2がゼロに向けて減少を開始した状態を考える。時間t0においては、スナバコンデンサC3の電圧はその時の相互接続点N3の電圧Vn3に等しく図4の(3)に示すように殆どゼロである。リアクトル電流ILの値は、前と同様に時間(t0〜t2)間においては不変と考えてよく電流I0のままである。
従って、本実施形態の場合、リアクトル電流ILとコレクタ電流Iq2の差電流(IL−Iq2)は、電圧の高い高圧側回路2に流れるのではなく、電圧の低いスナバコンデンサC3に流れ込む。このスナバコンデンサC3への充電電流をIc3とすると、時間(t0〜t2)間においては次の関係が成り立っている。
I0=Iq2 + Ic3
スナバコンデンサC3の電圧、すなわち相互接続点N3の電圧Vn3は、電流Ic3による充電を受けて図4の(3)の時間(t0〜t2)間に示すように上昇する。スナバコンデンサC3が取り付けてない場合の相互接続点N3の電圧Vn3の変化は、図3の(3)に示すようであった。2つの図の比較から明らかなように、スナバコンデンサC3を取り付けた場合には、スイッチング期間(t0〜t2)における相互接続点N3の電圧Vn3は著しく低くなる。
トランジスタQ2のコレクタ電流Iq2は、エミッタ−コレクタ間電圧、すなわち相互接続点N3の電圧Vn3をその時のエミッタ−コレクタ間抵抗で割った値である。従って、電圧Vn3が低ければコレクタ電流Iq2の値も小さくなる。本実施形態におけるトランジスタQ2のコレクタ電流Iq2は、図4の(2)の時間(t0〜t2)間に示すように図3の(2)の場合よりも急激に減少する曲線となる。
本実施形態の場合のスイッチング損失Plossは、図4の(4)の斜線で示した部分の面積に等しい。時間(t0〜t2)間におけるトランジスタQ2のエミッタ−コレクタ間電圧Vn3及びコレクタ電流Iq2の値がスナバコンデンサC3が取り付けられていない場合よりも小さくなるため、スイッチング損失Plossは図3の(4)に比べて大きく減少する効果が得られる。
なお、時間t2においてコレクタ電流Iq2の値がゼロになると、その時のリアクトル電流ILは全てスナバコンデンサC3に流れ込む。スナバコンデンサC3は大きな電流I0による充電を受けてその電圧Vn3は急上昇し、微小時間後の時間t3に高圧側回路2の電圧V2に等しくなる。相互接続点N3の電圧Vn3の値が高圧側回路2の電圧V2に等しくなるとダイオードD1が導通し、電圧Vn3の値はV2にクランプされる。すると、スナバコンデンサC3に流れ込む電流Ic3はゼロとなる。代わって、リアクトル電流ILはダイオードD1を通って高圧側回路2に流れ込むようになり、ダイオードD1を順方向に流れる電流Id1は図4の(2)に示すように時間t3においてゼロからその時のリアクトル電流値である電流I0に跳ね上がることになる。
これまでの説明の図3、図4は、低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合であった。これとは逆に、高圧側回路2から低圧側回路3に電力を移送する場合の対応する波形は図5、図6に示すようになる。図5はスナバコンデンサC3がない場合、図6はスナバコンデンサC3を取り付けた場合の波形である。
スイッチング損失PlossはトランジスタQ1内で発生し、その値はトランジスタQ1のコレクタ電流Iq1に、トランジスタQ1のエミッタ−コレクタ間電圧、すなわち高圧側回路2の電圧V2と相互接続点N3の電圧Vn3との差(V2−Vn3)を掛けた瞬時値を、時間t0からt2まで積分した値となる。それぞれの場合のスイッチング損失Plossは、図5の(4)、図6の(4)の斜線で示した部分の面積に等しくなる。
前述した低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合と同様に、スナバコンデンサC3を取り付けた図6の(4)の場合の方が、スイッチング損失Plossが著しく小さくなる効果が得られる。これは、トランジスタQ1のエミッタ−コレクタ間電圧(V2−Vn3)、及びコレクタ電流Iq1の値がスナバコンデンサC3がない場合よりも小さな値となることの結果である。
次に、ゼロクロス検出回路5の実施形態について説明する。ゼロクロス検出回路5はリアクトル電流ILがゼロになった瞬間を検出し、ゼロクロス検出信号としてゲート制御回路4に知らせる回路である。従って、基本的にはリアクトルLに流れる電流ILを測定してその値がゼロになる瞬間を検出すればよい。
(第1の実施形態)
図7は、その最も基本的なゼロクロス検出回路5の実施形態の一例である。リアクトルLに直列に微小抵抗値の抵抗R1を接続し、その両端にリアクトル電流ILに比例した電圧を取り出す。取り出した電圧を誤差増幅器A1で増幅した後、整流回路RE1にて整流しリアクトル電流ILに比例した正の電圧を取り出す。取り出した電圧を微小なプラスの基準電圧ΔVとコンパレータCO1で比較して、リアクトル電流ILの値が所定の微小な値以下になったことを検出する。検出された信号はゼロクロス検出信号としてゲート制御回路4に送られる。ゲート制御回路4は送られた信号の立ち上がりをゼロクロスの瞬間と判断し、次のサイクルを開始する。
次に、ゼロクロス検出回路5の他の実施形態について説明する。最初に、その実施形態の回路によってゼロクロスの瞬間を検出できることの理解の助けのために、リアクトル電流ILの値がゼロになる瞬間、即ち、図2の時間t1の近傍におけるDC−DCコンバータ1の動作を、その主要信号の波形を参照しながら説明する。図8は、低圧側回路3から高圧側回路2に電力の移送を行なっている場合において、ダイオードD2が存在せず、トランジスタQ2もOFFのままと仮定したときの時間t1付近における主要信号波形を拡大して示したものである。
リアクトル電流ILがゼロになる時間t1直前においては、相互接続点N3の電圧Vn3は、図8の(2)に示すように高圧側回路2の電圧V2に等しくなっている。また、リアクトルLの両端の電圧VLは、低圧側回路3の入出力端子N1側を正方向とすると図8の(3)に示すように(−V2+V1)となっている。
ダイオードD2が存在せずトランジスタQ2もOFFのままであると時間t1以降においては、時間t1における状態を初期条件とするリアクトルLとスナバコンデンサC3との直列接続による振動動作が開始される。リアクトル電流IL及び相互接続点N3の電圧Vn3は次の式で表わされる。
IL=−(V2−V1)・(L/C3)-1/2・sin((L・C3)-1/2・t)
Vn3=V1+(V2−V1)・cos((L・C3)-1/2・t)
VL=−(V2−V1)・cos((L・C3)-1/2・t)
これらの式中のtは、時間t1からの経過時間である。
即ち、電流、電圧ともに角周波数(L・C3)-1/2の正弦波振動を呈する。相互接続点N3の電圧Vn3は、低圧側回路2の電圧V1を中心とする正弦波振動となり、その最低電圧は(2・V1−V2)となる。
ここで、再び図1の実際のDC−DCコンバータ1に戻る。そして、上述したような動作のどの地点でトランジスタQ2をONさせるか、即ち、どの地点から次のサイクルを開始させるのが最適かを考察する。
まず、普通にリアクトル電流ILがゼロとなる時間t1からトランジスタQ2をONさせる場合を考える。時間t1においては、相互接続点N3の電圧Vn3は、高圧側回路2の電圧V2に等しくなっている。即ち、スナバコンデンサC3は高い電圧V2に充電されている。従って、この時間t1時点からトランジスタQ2をONさせると、スナバコンデンサC3に蓄積されていた電荷は、トランジスタQ2を通って接地GNDに流れる。スナバコンデンサC3に蓄積されていた電荷は、低圧側回路2から供給されたものである。この電荷が接地GNDに流れることは、エネルギー損失の発生を意味する。損失となるエネルギーは、トランジスタQ2内で熱に変わりスイッチング損失の増大をもたらす。
このことから、時間t1においてスナバコンデンサC3に蓄積されているエネルギーを損失とさせないためには、相互接続点N3の電圧Vn3ができる限り低い時にトランジスタQ2をONさせることが有利であることが分かる。その時間は、図8から明らかなように電圧Vn3の値が最低値(2・V1−V2)となる時間t6である。その場合、リアクトル電流ILは、時間(t1〜t6)間においてはマイナスとなり、電流はリアクトルLの中を低圧側回路3に向かって流れる。即ち、スナバコンデンサC3に蓄積されていた電圧(2・V2−2・V1)に相当するエネルギーは、低圧側回路3に回収(回生)される。そして、残りの電圧(2・V1−V2)に相当するエネルギーがトランジスタQ2内で熱となりスイッチング損失となる。
しかし、ここでもう一つ考慮しなければならない点は、ダイオードD2の存在である。相互接続点N3の電圧Vn3がマイナスになろうとするとダイオードD2が導通し、電圧Vn3は0Vにクランプされそれ以上の低下が阻止される。従って、電圧Vn3の最低電圧(2・V1−V2)の値が正か負かによって、トランジスタQ2をONさせる最適な時間が異なってくる。以下、それを実施例に分けて説明する。
(第2の実施形態)
相互接続点N3の電圧Vn3の最低電圧(2・V1−V2)が0V以上の場合について説明する。この場合の時間1付近における電圧、電流波形を図9の(1)、(2)に拡大して示す。時間t1においてスナバコンデンサC3に蓄積されていたエネルギーを有効に回収するためには、電圧Vn3が最低となる時間t6においてトランジスタQ2のON動作を開始させるのが一番有利であることは明らかである。そのための問題は、時間t6の検出方法である。時間t6付近においては、相互接続点N3の電圧Vn3の変化率は小さいこと、及び電圧V2も一定とは限らないため、電圧Vn3の値から時間t6を正確に検出することには困難が伴う。
これに対してリアクトルLの両端の電圧VLは、電圧Vn3が低圧側回路3の電圧V1に等しくなる時間t5においてゼロとなり、その時間t5付近で変化率が最大となる。従って、時間t5を正確に検出することは比較的容易である。このことから、リアクトルLの電圧VLが0Vとなる時間t5を検出し、その時間t5を基に時間t6の瞬間を決定するようにすれば、時間t6の瞬間を正確に検出できることになる。ここで、時間(t5〜t6)間の時間差は、正弦波振動の1/4周期であり0.5・π・(L・C3)1/2 で計算される一定値である。
図10に、この考えに従ったゼロクロス検出回路51を示す。リアクトルLの両端の電圧をコンパレータCO2で比較し、低圧側回路2側がプラスとなった瞬間に立ち上がる信号をその出力に発生させる。その出力信号を遅延回路DL1で時間0.5・π・(L・C3)1/2 だけ遅延させる。その信号を低圧側回路3から高圧側回路2に電力を移送する場合のゼロクロス信号としてゲート制御回路4に送る。このゼロクロス信号を受けて、ゲート制御回路4はトランジスタQ2をONさせる信号を出力し、トランジスタQ2は、図9の(3)に示すように時間t6からON動作を開始する。リアクトル電流ILは図9の(1)の時間t6以降に示すように再び増加を開始し、次の電力移送サイクルが始まる。
このようにして検出した時間t6のタイミングで次のサイクルを開始することにより、リアクトル電流ILがゼロになる時間t1の時にスナバコンデンサC3に蓄積されていたエネルギーはその殆どが有効に回収され、スイッチング損失の増加が防止される。
(第3の実施形態)
次に、相互接続点N3の電圧Vn3の最低電圧(2・V1−V2)の値が0V以下となる場合について説明する。この場合の時間1付近の電圧、電流波形を図11の(1)、(2)に拡大して示す。リアクトル電流ILがゼロとなる時間t1に高圧側回路2の電圧V2に等しかった相互接続点N3の電圧Vn3は、その後、cosカーブを描いて減少する。
電圧Vn3の電圧は、最低電圧(2・V1−V2)に達する時間t6以前の時間t7においてその電圧はゼロとなる。時間t7以降、電圧Vn3がマイナスになろうとするとダイオードD2が導通して電流を相互接続点N3に向けて供給するために、電圧Vn3は0Vにクランプされる。電圧Vn3が0Vにクランプされた状態では、リアクトルLの両端電圧VLは図11の(2)に示すように低圧側回路3の電圧V1に等しい一定値となる。
相互接続点N3の電圧Vn3がこのように変化する場合には、図11の(3)に示すように電圧Vn3がゼロとなる時間t7においてトランジスタQ2をONさせれば、時間t1においてスナバコンデンサC3に蓄積されていたエネルギーは全て有効に回収されることになる。
時間t7の瞬間は、電圧Vn3の値を微小なプラスの電圧ΔV1と比較することで容易に検出できる。但し、ここで考慮しておかなければならないのは、相互接続点N3の電圧Vn3の最低電圧(2・V1−V2)の値が0Vより僅かに小さい値の場合のことである。最低電圧(2・V1−V2)は必ずマイナスであるとの前提に立ち、相互接続点N3の電圧Vn3がマイナスになる瞬間にゼロクロス検出信号が出力されるように設計しておいたとすると、電圧V2、電圧V1が変動して電圧(2・V1−V2)がマイナスにならなかった場合にはゼロクロス検出信号が出力されない。すると回路の動作が停止してしまうことになる。
そのような事態を避けるには、相互接続点N3の電圧Vn3が0Vとなったことの検出信号と、前記第2の実施形態で説明したリアクトルLの低圧側回路2側端子の電圧が相互接続点N3側端子電圧よりプラスとなった瞬間から時間0.5・π・(L・C3)1/2 だけ遅延させた信号の何れか、早い方の信号でゼロクロス検出信号を出力するように設計しておけばよい。この考えに従ったゼロクロス検出回路52の回路例を図12に示す。電圧Vn3が0Vとなる時間t7は、電圧Vn3が微小なプラス電圧ΔV1以下になることをコンパレータCO3にて比較して検出するようにしている。そして、その信号と第2の実施形態と同じ回路による検出信号とをOR接続することによって、何れか早い方の信号でゼロクロス検出信号が出力されるようにしている。
このようなゼロクロス検出回路52で出力されるゼロクロス検出信号の立ち上がりで次のサイクルを開始すれば、リアクトル電流ILがゼロになる時間t1にスナバコンデンサC3に蓄積されていたエネルギーは殆ど100%有効に回収されることになる。
(第4の実施形態)
前記第2、第3の実施形態は、低圧側回路3から高圧側回路2に向けて電力を移送する場合におけるトランジスタQ2をONするタイミングに関するものであった。これに対して本実施形態は、高圧側回路2から低圧側回路3に向けて電力を移送する場合におけるトランジスタQ1をOFFからONに切り換えるタイミングに関するものである。
この場合における図2の時間t1付近におけるリアクトル電流IL、相互接続点N3の電圧Vn3の波形を図13に拡大して示す。時間t1以前のトランジスタQ1がOFF状態においては、接地GNDからダイオードD2、リアクトルLを通って低圧側回路3にリアクトル電流ILが流れている。電圧Vn3はダイオードD2により0V(実際にはダイオードD2の順方向電圧降下分だけマイナスの電圧)にクランプされている。
リアクトル電流ILがゼロになる時間t1においては、相互接続点N3の電圧Vn3は0Vであり、スナバコンデンサC3には電荷は蓄積されていない。従って、トランジスタQ1は時間t1においてON動作を開始させればよい。時間t1の検出は、リアクトル電流ILの値がゼロになることで検出してもよいが、電流の大きさの検出は電圧の大きさの検出よりも若干面倒であるため、電圧で検出できればそれに越したことはない。
ここで、相互接続点N3の電圧Vn3の変化を考えると、時間t1でトランジスタQ1をONしなかった場合には、電圧Vn3はリアクトルLとスナバコンデンサC3との直列接続による振動により上昇する。その変化は次の式で表わされる。
Vn3=V1−V1・cos((L・C3)-1/2・t)
式中のtは、時間t1からの経過時間である。
従って、電圧Vn3の値がプラスの微小値ΔV2以上になった瞬間を検出することで時間t1を検出することができる。この考えに従い時間t1でゼロクロス検出信号を出力するゼロクロス検出回路53の回路例を図14に示す。電圧Vn3をコンパレータCO4にて微小なプラスの電圧ΔV2と比較し、ΔV2以上となった時にゼロクロス検出信号を出力する。時間t1付近での電圧Vn3の変化率は小さいため検出タイミングが少し遅れる心配があるが、遅れたとしてもその間にスナバコンデンサC3に蓄積され電荷は、トランジスタQ1がONした以降に低圧側回路3に回収されるのでスイッチング損失の増大にはつながらない。
本発明に係る昇降圧型DC−DCコンバータの基本回路構成である。 ゼロクロス制御によるトランジスタQ2のON/OFFタイミングとリアクトル電流ILの波形の関係を示す図である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ2がONからOFFに移行する時の従来回路による電力損失の発生を説明する図である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ2がONからOFFに移行する時の発明回路による電力損失の発生を説明する図である。 高圧側回路から低圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ1がONからOFFに移行する時の従来回路による電力損失の発生を説明する図である。 高圧側回路から低圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ1がONからOFFに移行する時の発明回路による電力損失の発生を説明する図である。 第1の実施形態に係るゼロクロス検出回路の例である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合においてリアクトル電流がゼロになった後もトランジスタQ2をONさせなかった場合の発明回路の電圧、電流波形である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ2がOFFからONに移行する時の第2の実施形態による場合の電圧、電流波形である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合における第2の実施形態によるゼロクロス検出回路例である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ2がOFFからONに移行する時の第3の実施形態による場合の電圧、電流波形である。 低圧側回路から高圧側回路に電力移送する場合における第3の実施形態によるゼロクロス検出回路例である。 高圧側回路から低圧側回路に電力移送する場合においてトランジスタQ1がOFFからONに移行する時の第4の実施形態による場合の電圧、電流波形である。 高圧側回路から低圧側回路に電力移送する場合における第4の実施形態によるゼロクロス検出回路例である。 従来の昇降圧型DC−DCコンバータの基本回路構成例である。
符号の説明
図面中、1AはDC−DCコンバータ、2は高圧側回路、3は低圧側回路、4はゲート制御回路、5、51、52、53はゼロクロス検出回路、C3はスナバコンデンサ、D1、D2はダイオード、GNDは接地、Lはリアクトル、Q1は第1のトランジスタ、Q2は第2のトランジスタ、N1は低圧側回路の入出力端子、N2は高圧側回路の入出力端子、N3は相互接続点を示す。

Claims (1)

  1. 電圧の異なる2つの回路間で外部選択信号により低圧側から高圧側、またはその逆方向に電力の移送を行なう昇降圧型のDC−DCコンバータ(1)であって、高圧側回路(2)の入出力端子(N2)と接地(GND)間に各々逆並列ダイオード(D1、D2)を備えて直列に接続した第1、第2のトランジスタ(Q1、Q2)と、
    該2つのトランジスタの相互接続点(N3)と低圧側回路(3)の入出力端子(N1)間に接続したリアクトル(L)と、
    前記相互接続点(N3)と接地(GND)間に接続したスナバコンデンサ(C3)と、
    前記リアクトルを流れる電流がゼロになった瞬間を検出してゼロクロス検出信号を出力するゼロクロス検出回路(5)と、
    前記第1、第2のトランジスタのスイッチング動作を制御するゲート制御回路(4)とを備えて構成され、
    該ゲート制御回路は、前記低圧側回路から高圧側回路に電力を移送する場合には、高圧側回路側に接続した前記第1のトランジスタをOFFしたまま接地側に接続した前記第2のトランジスタのON/OFFを制御し、高圧側回路から低圧側回路に電力を移送する場合には、第2のトランジスタをOFFしたまま第1のトランジスタのON/OFFを制御するものであって、外部から指示された移送電力指令値に従って第1または第2のトランジスタをONさせるON時間を計算し、前記ゼロクロス検出回路からの前記ゼロクロス検出信号を受信する度にその直後から開始して該ON時間だけ第1または第2のトランジスタをONさせる動作を繰り返すように構成されており、
    前記ゼロクロス検出回路は、前記高圧側回路から低圧側回路に電力を移送する場合には、前記相互接続点の電圧がマイナスからプラスに転じた時に前記ゼロクロス検出信号を出力し、前記低圧側回路から高圧側回路に電力を移送する場合には、前記リアクトルの低圧側回路側の端子電圧が前記相互接続点の電圧より高くなった時点から時間0.5・π・(L・C3) 1/2 、但しLは前記リアクトルのインダクタンス、C3は前記スナバコンデンサの静電容量、だけ遅らせた時点、または前記相互接続点の電圧がゼロとなる時点の何れか早い時点にゼロクロス検出信号を出力するようにしたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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